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さてさて、森のアドベンチャー。まずは私たち3人がお手本がてらトライしよう、ということになったのでした。もちろん初級の、幼い子でも臆病さんでもOKっというGreenのEasyコースへ出た。「メェは絶対に行かないからねっ! 後で後悔しても知らないからねっ」と、不安げな娘に、「メェもやりたくなったら、次は一緒に行こうねっ!」と笑顔で応え、家族3人巨大な木によじ登る。スタッフから、もしまんいち子どもがFlying Fox(綱滑り)で途中で止まってしまって、宙ぶらりんになってしまった場合、親が後から押して渡り切る必要があるから、子どもを真ん中に行くようにと言われ、ダディ、ムゥ、私の順で、命綱をロープにつなぎ、登ってゆく。大木に足場は作られているのだが、木登りなどとは殆ど無縁の身、もたもたとよじ登り、木と木の間にかけられた板をロープにつかまりながら、よたよたと進んでゆく。途中大きな木のところに足場が組んであって、ほっ、狭く不安定ながらも、そこでちょっと一息ついた。そうしてまた次なる板渡りや綱渡り―。実は、私は木を登って、板をちょこちょこっと歩いたら、それで終わりなのだろうと高をくくっていたのだが、一向に降りられる気配がない。未だなの、コースの終わりは、どこ???綱にひしっとしがみつきながら、グラグラ頼りない足場から足場へ、足をかけたとき、クラリ、目眩がした。ヤバっ! ここで瞬間ハッとした。朝っぱらからこんなハードなアスレティック、思えば私がこなせるワケがない!だいたい超朝型とか言ったって、やることといったら瞑想、メールチェックにPCで新聞読んで、読書や執筆と、座りっぱなしである。思えばここ数年、運動と呼べるような動きといえば、ゆったり公園で犬の散歩か、ウェイトリフティング系なら、犬か、グズる息子を抱き上げるくらいのものである。そんな私に綱渡りエクササイズなど…思わず足元に目を落とせば、ああ、またもや、クラッ。地上4メートルとか言っていたな。命綱をつけているとはいえ、足を滑らせ宙ぶらりんになりたくはなし…。それにしても、終わりはどこだっ!?ふっと前を見やれば、ダディンばかりか、幼いムゥまでよたよたながらも、かなり先を歩いているではないかっ!?「待って~! そこの足場で私を待っていて~~~!」と思わず声を張り上げる。「待てと言われても、 ここじゃあ、あんまり立って待ってるところがないんだけど…。 わかった、とにかく待つ」と、ダディンの当惑声。「ダイジョーブだよ、ママ。 ムゥ、恐いけど、ここでママを待つよー!」と、幼い息子の悲痛な決意。「どうして待ってなんてそんなこと、英語で言っちゃうの! せめて日本語で言えばいいじゃない! 下の子どもたちがみんな恐がっちゃったじゃないの! ママのバカ~~~」と下からメェの声。見下ろせば、そこには娘が一人ぽつりと、今にも泣き出しそうな顔で立っている。明らかに、下で、より恐がってしまったのは娘であった。マズイ! メェを安心させるためにやったのに、これでは激しく逆効果ではないかっ!母親としての自覚を取り戻し、「ママは大丈夫だよ~、 ゆっくりのんびり楽しんでるだけで~、 ただみんなと一緒に進みたいな~と思っただけ~」、などと答えるものの、実情は、一刻も早くこんなとこからは出たい、降りたいと熱望していることは、たぶん引き攣った笑顔と不自然に明るく装った声音で明らかだったろう。それでも、もたもた進むうち、いつしか後が詰まってきた。安全上、私たちの身体はセーフガードでしっかとコースに張り巡らされた一本のロープに繋がれているため、追い抜かしたりできないようになっている。後では、たぶん7歳くらいの男の子、「気にしないでいいよ、ボクは待てるからね。 ボクも初めてのときは恐かったけど、2回目だから平気なの」と、忍耐強く励ましてくれる。 ボクよ、かたじけない、ありがとう。そのときダディンが、「次はフライング・フォックスだけど、イケルかな? ロックの仕方、覚えてる?」え…、なんとなく曖昧にインプットされた記憶を手繰り寄せてはみるものの…真っ白―「どうなっちゃうの? ムゥたち、助かるの…?」と、怯えるムゥ。「ふぇ~~~ん、だからメェが忠告したのに~~~ もうメェがスタッフを探して、助けを呼んできてあげようかっ!?」と、下から娘。そのときダディンが非常用の降り口を発見した。すかさず、私も声を張り上げる。「頼む、メェ、誰かスタッフ、呼んできてちょうだい!」娘は突かれたように駆けだして、緑の木々―。子どもたちの歓声がのどかに揺れる森林で、この一角だけサバイバル・ドラマ(?)が繰り広げられていたのだった。結局、スタッフにロックを非常用EXITの綱に付け替えてもらい、無事、コースの外へ脱出した私たち。ほっ。もちろんメェが、その後、コースに出ようなどという気になるハズもなく、2時間セッション、残された1時間を、私たちは森林をぶらついて過ごしたのだった。時おり、空中で歓声を上げる人たちを見上げつつ。それでもいつしか子どもたちは、森に棲む幻のポケモンを探す、とかいうゲームを始め、楽しそうに歓声を上げていた。その後、続々と私たちのグループの面々も戻ってくる。アウトドア系苦手のITダディンは、初級コースでお茶を濁し、他のダディンたちや子どもたち、そうして6歳児を連れつつも2回目になるデビリンたちはBlueの中級コースを回ってきたとのこと。そうしてなんと、クリちゃんとビッキーは超上級コース、Black Diamondまで進んだ!とのこと。クリちゃんは顔に掠り傷を、ビッキーは腕に擦り傷をつくっての完登である。ハレ~!!!いやぁ、すごい、彼女たちの笑顔が眩しかったっス。その後は予定通り、公園に移って、10歳キッズたちのバースデーパーティーを。公園の有料BBQコンロでBBQして、持ち寄りサラダやオードブルでBBQランチ。なのに、肝心のソース、トマトケチャップ、忘れちゃいました。そうなの、ソース担当は私デス。。。ペジ系の私はそれでも良しとできたけど、ソースなしの肉はかなり辛かったんではないか、、、とお察しいたします。ごめんよ、みんな!!!食後は、デビリンとクリちゃんが焼いてきてくれたカップケーキにキャンドルを灯して、Happy Birthday!10歳の合同バースデーパーティー―お陰さまで今年も思い出深い一日にはなりました。写真は、「TREE ADVENTURE」のパンフレットから。そうなの、慌てて出たため私はカメラも忘れてしまったのでした。。。
2012.02.20
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今年も、長女メェのマザーズグループからのママ友ファミリーと一緒に、子どもたちの10歳の誕生日を合同でお祝いした。その昔、子どもたちが1歳になった誕生日を皆で共にお祝いして以来、毎年、恒例となっているイベントである。そう、十年ひと昔というけれど、思い返せば、二、三時間おきに起き出しては泣き出してしまうベイビー我が子ゆえに、日々ゾンビ化してゆく、あの慢性的睡眠不足をグチりつつ、共に母乳をあげていたあのときから、既に十年もの月日が流れたわけで。感慨……去年は、アウトドア派デビちゃんの提案で、ロック・クライムに挑戦したのだが、今年は、やはりアウトドア派クリちゃんの提案で、TREES ADVENTURE―森の冒険(?)なるアトラクションに挑戦することになった。皆さんは、TREES ADVENTURE―森の冒険って、ご存知でした?なんでも新種の、地球にやさしい、エコ・アドベンチャーなんだそうで。ビクトリア州では、ダンディノン山に。樹齢百五十年のオーク木をはじめ、緑豊かな木々を活かしてつくられた、森林アドベンチャーである。というわけで、興味のある方はこちらをご覧ください。http://www.treesadventure.com.au/ウェブ上で写真を見れば、よくわからないながらも、自然派アスレティック感覚が伝わってきて、子どもたちが大はしゃぎしてくれそうな感じではある。初級から上級まで、4コースが用意されているとかで、幼稚園児とか、(私のような)トロイ母親でもともかくは楽しめそう。ちなみに初級のGreen(Easy)コース(私たちは絶対これね)は、地上4メートルほどを。上級のBlack Diamondコースともなると、地上最高15メートルとなって、100メートルのFlying Fox(綱滑り?)もあるそうで、恐っ…セッションは2時間だということで、11時くらいから森林アドヘンチャーして、その後、湖が美しい公園に移ってBBQパーティーでもしよう、という話になった。が、思いのほか人気で予約がとれず、結局、朝一セッションに。ダンディノン山までの道程を考えると、かなり早スタートになってしまう。超朝型の私は大丈夫だけど、超夜型のダディンと、日曜朝寝坊を信条とするメェが果たして起きられるだろうか?と、やや不安ながら、当日―持ち寄りサラダを作ったりと、BBQの用意にあたふたしつつも、子どもたちを急かし、無事なんとか予定通りに出発することができた。で、途中ガソリンスタンドに寄って、ガソリンと、ついでにカフェラッテでも買ってこようと車を降りかけ、ハタと気づく。えっ、スリッパ!?慌てたせいで、なんと私はスリッパのまま出てしまったではないかっ!?ひぃ~~~、こ…れで木登りは、どう考えても、無理だゾ、自分…。結局、家族のヒンシュクを買いつつ(皆を急かしまくったぶん皆の視線が痛かった…)Uターン。開始に激しく遅れてしまったのだった。。。あたふたと現地に着き、まずは手続きと装備を。万一事故があっても訴えたりしません、と誓う権利放棄書にサインして(ちなみに、これにサインしないと、やらせてもらえないのよ。だが実際にそういうことが起きたら、皆、結局は訴えるのだそうだけど…)、ロック・クライムを彷彿とさせるセーフガードを着用して、しっかとヘルメットを被って、準備万端、いざ出陣!緑の木々がひろがる森林、そのあちこちに、ロープや板が張り巡らされて、子どもたちの歓声が響き渡っている。頭上を見上げれば、木々の隙間からロープ伝いに猿のように滑ってゆく人たち、板伝いに歩いてゆく人たちの姿が。樹齢百年はありそうな大木に、板が組まれて、そこを子供や大人たちが、色鮮やかな芋虫か、御伽話に出てくる小人たちのように、はい登ってゆく様は、雄大にして、ファンタジーで、どこかツリーハウスを彷彿とさせる。思わずうっとりと眺めたくなるような、長閑に美しい風景が広がっていた。ガイド役のスタッフに連れられて、まずは練習用エリアに。ちょうど私たちのグループの面々が練習を終えて、本格的コースへと乗り出すところだった。興奮のあまり、キャアキャア熱い子どもたち。後から行くね!と送り出し、私たちもスタッフの指導を受けた。スタッフがセーフガードのロックの仕方とか、ロープへ身体のくくりつけ方とか、Flying Foxの滑り方とかを指導してくれたのだけれども、、、いかんせん、メェが一向にこちらに来ない!2、3メートル離れた向こうから、「絶対にやらない! こんなバカげたこと、絶対にやらないからね~~~~!!!」と、顔を真っ赤にし、手足をバタつかせ叫んでいるではないか!ウソでしょ、なぜ!?もしかして、恐いのかっ、メェ?察したダディンもメェに聞こえるように、「うわっ、すっごいな、このロック。 絶対落ちないようにデザインされている! これなら安心だ!」などとわざとらしく声を張り上げるも(実際、クライマーが誤って施錠し忘れたりすることがないようにと設計された、このドイツ製ロックは、ここの売りであるらしい)、メェ、聞く耳、持たず。「絶対はあり得ないって、ママ、言ってるじゃない! もしものことがあったら、どーするのっ!? こんなことのために命かけるのっ!? そんなのバカだよ、愚かだよーーーっ!!」と、日本語で喚いている。それでもいちおーは英語圏のスタッフと周囲に気を遣ってはいるらしい。が、激しくネガティヴな発言であることは一目瞭然である。だって地面を転がり始めちゃったし…。十歳にもなって、なぜっ!?お姉ちゃんの尋常でない恐がりぶりを見て、次第に自分も怯え出した、5歳児ムゥ…。マズイ…空気ではあった。だがこのまま後ろ向きに止めてしまっていいワケがない。せっかく10歳のバースデー・イベントなのに。とにかく励まして、少しでもやらせて、やったね! ほぉら、やればできるじゃないの!とシマジロー式で褒めるが、親としてのツトメ、本道ではないのかっ!?などと葛藤するも、年の割に空気を読み妥協案を出す、という技に長けたムゥが、親の心境と姉の心境を察したらしく、悲痛な面持ちで訴えてきた。「ムゥはやるよ。 ムゥはやることにするよ。 ムゥがやるんだから、メェはやらなくてもいいよね。 ね、ね、お願いだから、メェは許してあげて」そう健気にも交渉してきた。だか、基本的にレジャーなハズの、森林アドベンチャー。そんなに辛いのかっ、うちの子たちよ。ともかくも、まずは私たち3人がお手本がてらトライしよう、ということになったのでした。が―文字数の関係で続き、アップできなかったので、翌日の日記へ続きます。
2012.02.19
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2012年も早2月に入り、子どもたちの方は長かった夏休みも終わって、新学年が始まりました。一方、私の方はといえば、メルボルンに戻って以来、口内トラブルが、続々と、明るみに……。初めは、上の歯が1本、ちょっとぐらついてきたなぁ~根元、治療しないとマズイかな~くらいに思っていたのですが…。歯の定期検診に行ったところ―さし歯の専門医、かつ上の子メェのペアレント仲間ドクター・エバ(ちょい仮名)が言うことには、「あ、これ、腐ってますよ! さし歯で、腐り具合が酷いので、抜かなくちゃならないでしょうね」「え、その歯って、さし歯だったんですかっ!?」「え、ご存じなかったんですかっ!? それにそこ、ブリッジで3本繋がってますからね。 その歯が抜けたら、 3本一緒に歯冠、スパーッと落ちちゃいますから、気をつけてくださいね。 そうなったらもう後はインプラントにするしかないでしょうねぇ。 もしかすると2本、入れる必要があるかもしれませんね」え、えーっ! さし歯のブリッジィ~!?グラ歯の隣の歯って、なかったんですかぁ~~!?そんな話は、初耳だ…。いったい、いつの間に、どこで、どの歯医者さんのもとで!?私の歯史―思えば、13歳のとき前歯が1本虫歯になったのをきっかけに、歯並びが悪いし歯の質も悪いから、ついでに他も治療しましょう、と今となっては説得力に欠ける理由で、並び4本さし歯にされて以来、歯科医とのご縁は絶えないのでした。そうしてオーストラリアに移住してからは、どの歯医者に行ってもその治療過多ぶりで驚かれ、レントゲン写真を前に、治療ミスを指摘されてしまうのでした。移住後すぐにこちらで撮ったレントゲン写真など、上顎の骨に、折れたドリルの先がはっきりくっきりと写っていたりして…。どうやらその歯を治療した歯科医は、根の治療に使用したドリルの先が折れてしまったのを気づかずに、もしくは気づいたものの、取り出すのが面倒だったのか、なんとそのまま、歯冠を被せてしまったのでした!(号泣)。そうして年月を経て顎骨は腐り、遂には初のインプラント治療へと歯史は流れていったのではありました。そうして、一昨年、2度目のインプラント問題を足掛け2年の歳月をかけて、ようやっと解決した安堵も束の間に、今、新たなるインプラント問題、再燃。日々15分間の歯磨きも空しく。今度はサイド歯3本だって(涙)。けれど、腑に落ちない歯科医療経験を積んできた暗~い過去から私の患者としてのポリシーは固まっているのでした。 必ずセカンド・オピニオンを仰ぎ、 基本は、最小限の治療を!と。なので、件のグラ歯が、いかに化膿していようとも、食べ物を噛めず、ただそこにあるだけ、というようなお飾り的存在であろうとも、抜けるまでは使い続けよう、決して歯科医から勧められるままに抜いたりはすまい!そう決意したのですが。。。一方、口内では別の問題も明るみに出ようとしておりました。3年前に奥歯を1本抜いて以来、顎の関節がおかしくなっていたのですが、歯の治療が終われば自然に収まるだろうと、歯科医たちからは言われていたのが、酷くなる一方で。勧められ、口内専門医に行ったところ、ドクター・トレバ(同じくちょい仮名)が3Dレントゲン写真を前に説明してくれたところでは―「顎の関節が、骨関節炎にかかっていますね。 とりわけ左顎の関節の方が酷いです。 関節の骨が、ほら、鳥の頭の形に変形してしまっているでしょう」え、えーっ、顎も関節炎になるんですか…。でもって、鳥頭「Bird Head」骨って…放っておくと、将来、痛みが悪化して、痛み止めの常用が必要になるそうで。あと、口がちょこっとしか開かなくなってしまうとか、食べ物が流動食くらいしか食べられなくなってしまうとか、様々に咀嚼の問題も出てくるであろう、とのことで。「やはり、あの奥歯のトラブルが問題だったんですねっ」と、うろたえる私に、「いや、これは歯は関係ありませんよ。 あなた、歯を食いしばる癖がありますよね? 睡眠中に歯ぎしりもしていますよね? まずはご自分の顎骨にかけている多大なストレスを緩めてください。 そうして手術が必要になる前に、直ちに治療を始めましょう」え、えーっ、私ってば、歯を食いしばる癖、あったんですかっ!?そうだったのか、かなりゆるりとやってきたつもりだったけど、実情は歯を食いしばってきたんだ…。だが、はて、果たして、何をそんなに歯を食いしばらなきゃならないことがあったんだろーか?「だって、ダメなの~! ダメだから、やらないんだよ~!」5歳にもなって、すぐ涙声になってしまう息子の意味不明な主張を前にして、キレないように歯を食いしばって、順を追って説明しようとしてきた、とか?床一面に広がった、いたずら犬チャールスの粗相を「おしっこはお~庭、おしっこはお~庭!」と真言のごとく唱えながら、歯を食いしばって拭いてきた、とか?あ、唱えながら歯は食いしばれない、か。―と、ここでハタと気がつきました。歯を食いしばるという態度は、いずれにしても、笑顔からは程遠く…。中道からも程遠く…。ついこの間のブログにも、 今年のモットーは中道―ほどほどにです~などと書いたばかりではなかったのか!?「ほどほど」で、「歯を食いしばれる」わけもなく―。中道の思想は、いったい???空性は?タントラ行は?日々の瞑想は?チベット仏教哲学は、いったい、どこに?それで、顎の骨関節、「鳥頭」状態!?デスかぁ……ダライ・ラマ法王からもイニシエーション授かってきたのに、身になっていないゾ、自分…。と、かように、自らの生きる姿勢について、根本から考えさせられる診断ではありました。そうこうする間に、件のグラ歯のレントゲン写真もできてきました。そこに写し出された現実―、グラ歯は派手に化膿しており、しかも、すぐ左のお隣はインプラントにした例の前歯4本なのでした。「すっごく悲惨に、切迫した状態ですね。 このまま、お隣のインプラントまで化膿してしまったら、落ちますよ。 そうするとインプラントを支柱に作ったブリッジは崩れて、 歯冠、4本まとめて落ちちゃうかもしれませんよ」4本まとめて落ちちゃう、ということは―もし、件の腐ったグラ歯を放っておけば、それを支柱に作られたブリッジ歯3本が崩れ、かつ、もしも万一グラ歯の感染がお隣のインプラントまでもを浸食してしまったら、それを支柱に作られたブリッジ前歯4本も崩れ―。ブリッジ前歯4本+件のグラ歯ブリッジ3本で…、嘘でしょ、並び7本総崩れ、ですか…。ひぇーーーっ、三位一体!?と怯えていたら、実情は七位一体のリスク!?だったんですかぁ~~~!?ドクター・エバによれば、既存インプラントを守るため、グラ歯は即刻、近日中に抜歯が必要で、化膿した顎骨をまずは治癒させなければならない、とのことで。はや事態は、「治療は最小限に留め、可能な限り自分の歯を」などと言えるような悠長な状態ではなくなっていたのでした。ここで、仏教徒として、いくら空性を瞑想してみたところで、並び7本は、辛いゾ、私……。とにかく笑顔を心がけつつ、朝の瞑想時には般若心経を唱えつつ、空性を心に思いながら、ゆるりと治療を受けてゆきますわ。写真は、ひろさちや氏著『般若心経入門―生きる智慧を学ぶ』です。私たち人間の価値判断は、手前勝手に伸び縮みする「ゴム紐の物差し」であり、プラスティックの物差し=「ほとけさまの物差し」は決してもてない。ならば「ゴム紐の物差し」をうまく使いましょうと、般若心経をわかりやすく解説しながら、こだわりを捨て、のびのびと、がんばらない生き方を提唱しておられます。この間、日本に帰ったときに読んだのですが、お勧めデスよ。
2012.02.12
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