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けっこう厚い本だったけど、一気読みしてしまった。都内のアパレルで店長をしていた都は、父から重度の更年期障害の母の看病をするために地元(牛久)に戻ってきて欲しいと言われ、ちょうど恋愛や仕事に行き詰っていたこともあり、仕事を辞め実家に戻る。アウトレットモールのアパレルで時間契約で働くことになった都は、同じアウトレットモールの回転寿司で働いていた貫一と付き合うことになるが…自転しながら公転する [ 山本 文緒 ]仕事、恋愛、結婚、家族との関係、親世代の老後など、刺さることがたくさんあった。ニャン君のホテルでの反応には笑えたが(別に一回り違ってもいいじゃん!)それでプロローグを勘違いしていたことにようやく気が付いた。正論ばっかり言うという自覚のある、そよかのスピンオフ作品も読んでみたい。
2020.12.27
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農業に関わる方々を取材して書かれた短編8編。初っ端の「夜明けのレタス」にうるっときた女神のサラダ [ 瀧羽麻子 ]次の「茄子と珈琲」も主人公の良さを理解してくれる人たちにほっとできる。勝手に若い二人の未来も思い描いてしまう。「本部長の馬鈴薯」も良かったな。本部長の家での様子が頭に浮かぶ。「アスパラガスの花束」は、全寮制の農業大学校のお話。「レモンの嫁入り」は都会育ちの主人公が農家の嫁になるという設定で、最後が泣ける。「月夜のチーズ」は離婚して小学生の子どもを連れ実家に戻り酪農を手伝うが、別れた夫が子どもを引き取りたいと言い出す。子どもの出した答えは。最後の2編は連作。「オリーブの木の下で」「トマトの約束」なんといってもトマトがおいしそうだ
2020.12.18
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理系の知識欲を刺激する1冊。知らない世界に興味をそそられる。装丁もきれい八月の銀の雪 [ 伊与原 新 ]短編が5つ。表題作である「八月の銀の雪」と「玻璃(はり)を拾う」が良かった。「八月の銀の雪」はベトナムからの留学生と就活でうまくいかない主人公の交流を描いている。主人公の友人を名乗る清田のキャラの描き方が、脇役とはいえ印象に残る。「玻璃を拾う」は、思わず涙する場面も。川べりで玻璃を拾う二人の様子が目に浮かんだ。川面のきらきら光りと一緒に。最後の「十万年の西風」は考えさせられるテーマなのだが、会話の量が多すぎて、少しついていけなかった。もう少し、知識より物語に軸足があると良かったように思う。「月まで三キロ」が良かったので、これも同じような本だろうと思って期待して読みました。期待を裏切らない内容でした。次も楽しみ。月まで三キロ [ 伊与原 新 ]【おまけ】「玻璃を拾う」を読んだら、これを読みたくなって図書館へ珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界 (たくさんのふしぎ傑作集) [ 奥修 ]きれいで神秘的。顕微鏡をのぞいてみたい。それは無理でも、ポストカードがあったら欲しいな。
2020.12.14
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免許を返納した面々がママチャリカップに挑む。最初の方は、エンターテインメント小説かと思っていたけど、読み進めると、いろんな人生の物語が描かれていた。Team383 / 中澤日菜子 【本】ありえない設定だけど、それが小説だからね。こんなふうに、歳をとってから気の置けない友達ができたらいいよね。
2020.12.03
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