活き活きPC&園芸三昧
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1.経 緯 「一眼レフでライブスタック」記事シリーズは完了しましたが、その後一眼レフカメラを使う上で重要な知見が入りましたので報告を兼ねての記事です。 きっかけは、EOS6D用の光害カットフィルターを物色していた時、フルサイズ用のクリップフィルターが見つかり注文しました。オプトロンのCLSフィルターです。装着方法は、シュミット社がWebにアップしてあったので、そのマニュアルに従って装着することになりました。 オプトロンのフルサイズ用クリップフィルター 装着は、ミラーアップ設定をして、1回シャッターを切りミラーアップをしたままフィルターを装着するだけ。そこでシャッターを切ると、ミラーが落ちてフィルターをはさむという簡単な装着方法。フィルター側から見れば、ミラーがフィルターを固定する形になるわけです。 EOS6Dの前面 EOS6Dのミラーアップの状態 ミラーが落ちかかり、クリップミラーをはさんだ状態が下の写真です。 EOS6Dにクリップフィルターを装着 ここで大事なことがあります。ミラーが落ちかかっているのをクリップミラーが邪魔している形になったままでカメラを運用して良いものかが問題になると思います。 専門家に聞きました。1)シュミット社の見解 EOS6Dは、ミラーアップの設定をすればシャッターを切り終わった後もミラーが落ちる方向に働かないので、クリップミラーを挟み込んでも運用に問題はない、との見解であった。私は、何度もミラーアップ設定後のミラーの動き精査しています。明らかにシャッター後にミラーが落ちるのです。自然落下ではなく落ちるようにメカが働いているのです。その事を何度もシュミット社にただしたのですが、先方の見解は変わりませんでした。2)天体改造を行っている専門家の見解 EOS_D系の幕とミラーは各モーターで駆動(KISS系は兼用)し強いトルクが加わり、強制的にミラーを上げる(支える)と一応その状態で撮影はできますがカム・歯車・モーターに負荷が掛かります。この状態で6Dの機構が耐えるかは未知数です。KISS系でミラーの引っ掛かりが原因でABS製カムが破損し修理を依頼されたことがありますので『破損』覚悟も必要と思われます。 専門家の見解が、私の疑問に対する直接的な回答になってはいませんが、少なくとも EOS 6D のミラーが落ちる時のトルクは、ミラーを上げる時のトルクに比べて小さいこと。一方、幕とミラー駆動が兼用モーターで行われているEOS Kiss X5 の方はミラーが落ちる時のトルクは大きいように思われます。これらのことを含めて総合的に判断すると、EOS 6Dはミラーアップを固定することはOK、EOS Kiss系は、ノーであるような気がします。 2.ミラーアップでの ASiair Pro ライブスタック 一眼レフカメラを使うライブスタックの過去のブログを調べてみると、SharpCapは、ミラーアップ状態ではカメラを認識しないとの記載がありました。しかし、ASiair ProではミラーアップのEOS 6D および EOS Kiss X5 を認識しました。後述しますが SharpCapもASCOM DSLR Driverで認識しました。 ミラーアップ設定後にASiair Proで運用する際には、ライブビュー撮影にしないとシャッタが下りるまでに3~5秒くらいのラグタイムが生じます。後述のSharpCapでも同様です。このラグタイムでカメラ側は何をしているかは不明です。 EOS 6D のミラーアップ設定 ミラーアップ設定後、ASiairあるいはASiairProに接続し、認識させた写真が下の写真です。 ミラーアップ設定EOS 6D を ASiair Pro で設定した画面 下の写真は、焦点距離200mmの望遠レンズとEOS 6D カメラでライブスタックしている写真です。ミラーアップの状態では、ライブ撮影モードにしないとライブスタックのみならず撮影がうまくゆきません。 ASiair Proでの EOS 6D によるライブスタック画像 3.SharpCapによる EOS 6D でのライブスタック 下の写真が、ミラーアップ設定 EOS 6D を使ってSharpCapを立ち上げた写真です。ミラーアップの状態でもASCOM DSLR Driverで認識されています。 SharpCapで認識されたミラーアップEOS 6D 実際のライブスタックには間に合いませんでしたが、室内で壁絵に向かってライブスタックを実行したのが下の写真です。 ミラーアップEOS 6D のSharpCapでのライブスタック 4.おわりに 今回、ASiairにしてもSharpCapにしても一眼レフカメラをミラーアップの状態でライブスタックが可能であることがわかりました。いずれもライブビュー撮影が必須です。これで、一眼レフをミラーの上げ下げを気にすることなしに使用できると、ホットしたのですが・・・・ 新たに次の問題が出てきました。1)中古の一眼レフのダークは無茶苦茶ノイズが出現することがある。古い一眼レフのCMOS撮像素子の履歴と劣化が原因と思われます。一眼レフのCMOSは安いが、場合によっては劣化がかなり進んでいる場合がある。見極めをどうすれば良いのかが課題となる。購入する際は、最低限ダークフレームを確認することが肝要です。 EOS 6Dに出現した見苦しいダークノイズ(ISO 6400,180秒露光)2)ライブビュー撮影が必須となるため、カメラの電池の持ちがかなり悪い。ASiair ProとEOS 6D のライブスタックの途中で電池がヘタってしまいました。途中で電池が切れると最悪です。3) 今後一眼カメラを使うとすればミラーレス一眼カメラとなる。ASiairに対応できるのは、Canonに限ればAPS-C機であればEOS M6 MarkII、フルサイズ機であればEOS RやEOS RPなどがある。CMOSカメラは、ノイズ対策技術が進歩しておりアンプグローノイズが出現しないものが普通になりつつある。こうしたことを考えると一眼レフカメラにこだわりを持つこと自体が化石人的な考え方なのかも知れない。
February 10, 2022
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