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1.経 緯 以前より惑星を観望ないし撮影している際、対象がピリピリ踊るように動くことが気になっていました。今回は、その対策を徹底的に実行するとともに考察してみました。 CMOSカメラによる直焦点の場合、木星ないし土星が踊るように振動してピントが合わせずらいという経験は皆さん持っていらっしゃると思います。この撮影対象の振動の対策としてCMOSカメラの代わりにデジカメを使ってみたことがあります。あきらかに振動はなくなっていました。それならばと言うので、コリメート撮影や拡大撮影を行ってみて、直焦点撮影と比較しながら改善点を探すことにしました。【追記】 今回の記事を動画にまとめました。下の写真をクリックすると動画へ入ることができます。 バローレンズとビデオカメラを使う新しい惑星撮影法【写真クリックで動画へ】 【以上、追記】【追記2 2022/4/3】 上記のYouTubeの視聴者より、CMOSカメラの振動を抑えるにはカメラに重りを付ければ良いのではというコメントをいただきました。早速、ビデオカメラと同じくらいの重り(400g)を取り付けて試験を行ってみました。 400gの重りをCMOSカメラに取り付けると振動が抑えられるか【写真クリックで動画へ】 結果は、重りを付けた効果は確認できませんでした。少なくとも、小さな振動が消えることはありませんでした。 【以上、追記2】 2.直焦点撮影の場合 撮影法を検討するに際しての比較対象として直焦点撮影を行います。共通の条件として、鏡筒は焦点距離1,500mmのMAK127を使用。まず、カメラはCMOSカメラのASi224MCを使い、ASiCapを使って動画を撮ります。撮影対象は、約500m遠くにあるマンションの壁のレンガです。 結果は、下の写真の通りです。 MAK127とASi224MCによる直焦点撮影 3.拡大撮影の場合 次に20mmアイピースと富士フィルムのX-E2の一眼カメラを使っての拡大撮影を行ってみました。 結果は、下の写真のとおり、暗めではあるが鮮明の動画が得られました。 20mmアイピースーX-E2カメラでの拡大撮影 4.コリメート撮影の場合 次に20mmのアイピースを使い、カメラとしてLumix TZ30のコンデジ、Sony HDR-CX430Vのビデオカメラを使ったコリメート撮影を実行してみました。 結果は、まともな動画は得られませんした。映像そのものは得られますが、拡大率が極度に高く、かなり薄弱な映像しかえられませんでした。 5.新しいコリメート撮影 MAK127鏡筒で解像する場所にコンデジやビデオカメラを置いて撮影したら、どのような動画が撮れるのかをテストしてみました。 結果は、これらの2つの方法は、合焦することはありませんでした。 次に試しに、コンデジまたはビデオカメラの前に2倍のバローレンズを入れてみました。結果は、両者ともに良好な動画が得られました。 2倍のバローレンズとコンデジ(Lumix TZ30)によるコリメート撮影 2倍のバローレンズとビデオカメラ(Sony HDR-CX430V)によるコリメート撮影 3倍のバローレンズでも良好な動画が得られました。しかし、不思議なことに光路長が35mmくらい短くなりました。 6.カメラと鏡筒との接合方法 コンデジやビデオカメラで良好な映像や画像が得られても、カメラの固定が簡単でしっかりしていないと操作が煩雑になり実行しがたい。カメラを固定する方法としては、カメラのフィルターネジを使う方法が簡単で確実である。コンデジの場合は、拡大することによりレンズが繰り出す方式が多く、直接カメラを固定する方法は難しく、架台を使う方法が一般的である。 ビデオカメラの場合は、下の表のように多くの機種がフィルターを取り付けるネジが切ってある。このネジを利用してステップアップあるいはステップダウンリングを介して簡単に固定することが可能となる。 下の表をクリックすると、各社のビデオカメラの機種とフィルター径のサイトに行きます。 ビデオカメラのフィルター径一覧 今回のSony HDR-CX430Vのフィルター径は46mmであり、2倍のバローレンズにはM42のネジがあるので、46mm→42mmのステップダウンリングを介してバローレンズに接合できました。 ビデオカメラとステップダウンリングとバローレンズ バローレンズと接合したビデオカメラ 7.まとめ 1)バローレンズとビデオカメラあるいはコンデジとの組み合わせでコリメート撮影ができることがわかった。ピリピリと踊るような振動も無く惑星や月の撮影に好適に利用できそうである。2)ビデオカメラを使う場合は、そのフィルターネジとステップダウンあるいはステップアップリングを介して簡単かつ強固にバローレンズとの接合が可能である。3) コンデジ、ビデオカメラともにオートフォーカスが使えて便利である。
March 27, 2022
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一昨年末アメリカの天文ショップに発注したAskar fra400でしたが、在庫なしで入荷を待っている時に為替事情が急転。親切な天文ショップは、キャンセルしてもいいですよとのメール。それに従いキャンセル。その後、思わぬ小遣いが入りレデューサーと一緒に国内天文ショップに発注。 Askar fra400がやって来ました。 Askar fra400とASi2600MC Pro 一度使って見ての第一印象は、その取り回しの良さに感心しました。つまり、開発コンセプトがユーザー目線に立って、しっかりと練り込まれていること。 1)回転機構 Askar fra400の回転機構 2)フルサイズカメラへの接合(2インチ、M48) カメラとの接合は、2系統準備されていた。ひとつは、2インチスリーブで、そこからM48へアダプターでもってゆける。フルサイズへも簡単に対応できる。M48からのEOS、ニコンへのアダプターも使用可能。2インチスリーブを使えば、2インチ(M48)フィルターがネジ込める。 2インチ、M48 でのカメラへの接合 3)M42によるカメラの接合 もう一つのカメラへの接合は、下の写真のようにラッパのようなアダプターが標準で付いている。右端は、M42ネジになっており、2インチ(M48)フィルターがネジ込めるようになっている。一眼カメラとCMOSカメラの両方ともフィルターワークに迷うことなく対応できる。 M42でのカメラへの接合(M48のフィルターが装着可) 4)鏡筒バンドに6カ所、各々3個のM6のネジ穴が切ってある。 鏡筒バンドには下の写真ように、取っ手を含めて6カ所に各々3個づつM6のネジ穴が切ってあり、ファインダー台座をはじめ多くの物が取り付けられるようになっている。これは、便利である。 鏡筒バンドに3個づつ、計18カ所のM6ネジ穴 ファーストライトは、定番のM42、馬頭星雲、バラ星雲をライブスタックで撮ってみました。写りは、特に他の鏡筒とそんなに変わりはありませんでしたが、とにかく取り回しの良さに感心しました。【追記】 ファーストライトの様子を動画にまとめました。 下の写真をクリックすると動画に行きます。 ファーストライトの一部始終【写真クリックで動画へ飛びます】 【以上、追記】 M42 鏡筒:Askar fra400 (f=400mm)、ガイド鏡:30mmΦガイド鏡(f=120mm)、カメラ:ASi294MC Pro(Gain 320)、赤道儀:Althiba3ベルトドライブ化GP2、ガイドカメラ:ASi120MM Mini、オートガイド:ASiair Pro内アプリ、フィルター:48mm Kenko Astoro LPR Type2、ライブスタック:ASiair Pro内のASiLive、露光時間:30sec、スタック回数:20回、ダーク, バイアスあり、フラットなし 馬頭星雲 鏡筒:Askar fra400 (f=400mm)、ガイド鏡:30mmΦガイド鏡(f=120mm)、カメラ:ASi294MC Pro(Gain 320)、赤道儀:Althiba3ベルトドライブ化GP2、ガイドカメラ:ASi120MM Mini、オートガイド:ASiair Pro内アプリ、フィルター:48mm Kenko Astoro LPR Type2、ライブスタック:ASiair Pro内のASiLive、露光時間:60sec、スタック回数:60回、ダーク, バイアスあり、フラットなし バラ星雲 鏡筒:Askar fra400 (f=400mm)、ガイド鏡:30mmΦガイド鏡(f=120mm)、カメラ:ASi294MC Pro(Gain 320)、赤道儀:Althiba3ベルトドライブ化GP2、ガイドカメラ:ASi120MM Mini、オートガイド:ASiair Pro内アプリ、フィルター:48mm Kenko Astoro LPR Type2、ライブスタック:ASiair Pro内のASiLive、露光時間:90sec、スタック回数:30回、ダーク, バイアスあり、フラットなし
March 5, 2022
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