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1.面倒な極軸合わせ作業 本日のお題は、北極星が見えない場所での極軸合わせに関するものです。情報源は、またまた天リフの動画からです。山口さん、感謝します。 我が家の庭は、北極星が見えないロケーションです。ある日、正確に極軸合わせをしようと奮起し、近くの店舗の駐車場に近征?したらば、若いにーちゃんのような警官の職質に合い、嫌な思いをしました。それ以来、天体撮影の際には極軸合わせをせず、赤道儀の高度は緯度の目盛に合わせ、方向はコンパスの方位計を使って北に向けて運用しています。北極星が見えない場所での極軸合わせの方法としてドリフト法があるのは知っていましたが、方法論が面倒そうなので実行したことはありません。我が家には、ポタ赤を含めて5台の赤道儀がありますが、極軸合わせをしないでオートガイドを実行した時のガイド精度は凡そ次の表のとおりです。 赤道儀のオートガイド精度(極軸合わせ無し) AZ-GTiのポタ赤とGP系の2つの赤道儀は、ガイド精度が2秒を切っており、600㎜程度の撮影には使用できます。劣等生は、EQM35 Proで、特にDECの大きなうねりには閉口しています。粗大ごみとして処分を考えていました。その矢先、ASiairのバージョンアップによりAll-Sky Polar Alignの試験運用が出来るということなので、早速北極星が見えない場所での極軸合わせを実行し、合わせてオートガイドの試験も行ってみました。 今回の記事を動画にもまとめています。下の写真をクリックすると動画へ入ることができます。 All-Sky Polar Alignの実行と効果【写真クリックで動画へ】 2.All-Sky Polar Alignの実行 今回のASiairのバージョンアップは、ASiair Pro、Plusだけではなく、第一世代のASiairでも行われていました。ASiairユーザーには嬉しい話です。 All-Sky Polar Alignの実行に使用した機材 ASiairのバージョンは1.9 視界が開けている方向へ鏡筒を向けます。 視界が開けている方向へ望遠鏡を向ける。 All-Sky Polar Alignの設定に行きます。まだ試験運転の段階です。 メニューのExperimental Featureを選択 All-Sky Polar AlignをONにする。 いよいよ極軸合わせの作業に入ります。 メインカメラのメニューの中のPAを選択 極軸合わせ開始ボタンをクリックすると、まず現在位置のPlate solvingを行います。 All-Sky Polar Alignの開始ボタンをクリック Plate solvingを終えると、赤経軸の1回目の回転が自動で開始されます。回転角は18度でした。 1回目の赤経軸の回転 1回目のRAの回転が終了すると、またPlate solvingが開始され、それが終わると2回目の赤経軸の回転が開始されます。2回目も回転角は18度でした。これらの回転とPlate solvingは、まだ試験運用なのでASiairのバージョンにより大きく異なるようです。 2回目の赤経軸の回転 2回目の回転を終えると、またPlate solvingが始まり、その後計算が実行されるようです。計算を終えると、下の写真のように高度と方向の調整画面になります。 赤道儀の高度と方向の調整画面 高度と方向を調整して、ターゲットを真ん中に持ってゆきます。合格点のFair以上になるとニコニコマークになります。今回は、FairでFinishにしました。 ニコニコマークのFairで完了 3.極軸合わせ、有り無しのオートガイド比較 EQM35 Pro赤道儀のAll-Sky Polar Alignの極軸合わせの前後でのオートガイドの比較をおこなってみました。 極軸合わせ無しでのEQM35 Proのオートガイドの様子 All-Sky Polar Alignでの極軸合わせ後のオートガイドの様子が下の写真です。 All-Sky Polar Align実行後のオートガイドの様子 All-Sky Polar Align実行前が4~6秒のガイド精度で、実行後が0.5~1.5秒の精度になっていました。廃棄処分がほぼ確定していたEQM35 Proが生き返りました。 4.まとめ ・北極星の見えないロケーションで極軸合わせが確実に可能であるというAll-Sky Polar Alignを実施してみたところ比較的簡単に実行できた。・この機能は、第一世代のASiairでも実行できる。・実際に極軸が合っているか否かは確かめてはいないが、赤緯ガイドが大きく荒れるEQM35 Pro赤道儀のオートガイドが著しく改善された。・INDIのパクリと揶揄されることもあるASiairであるが、このAll-Sky Polar Align機能はINDIでは不可能な機能であり、汚名挽回といったところである。
April 14, 2022
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最近気になっていることがあります。Vixen社の赤道儀の開発コンセプトです。SkyWatcher社やCelestron社などに約10周回遅れで新発売になったワイヤレスユニットですが、スマホで導入できて何の役に立つのでしょうか。今や20万円以上もする赤道儀を購入して、Plate solvingも出来ないようでは話にもなりません。ワイヤレスユニットにはUSB端子が付いていない。シリアル接続が不可能なのです。開発責任者は天体撮影の実態をご存知なのでしょうか。 本題です。以前から10㎝クラスの屈折鏡筒が欲しいと思っていました。現在使っている屈折鏡筒はVixen SD81SII、Askar FRA400とそれぞれの対応レデューサー。あとは、長焦点です。予算は50万円以下です。 最終候補として次の3本が残りました。 タカハシ FC-100DF タカハシ TSA-120そして、最近発売された Askar107PHQ Askar FRA600 は、焦点距離が SD81SII と被るので除外しました。 次に購入したい屈折鏡筒候補 SD81SIIとAskar FRA400は、購入済 真っ先に候補に挙がったのがFC-100DFでした。タカハシ鏡筒を持っていなかったので、うわさのキレッキレの解像度を体験したいという願望も込めて。重量は申し分なし。ただ焦点距離がもう少し欲しいところです。 FC-100DF(シュミットのWebより引用) 次の候補は、同じくタカハシの TSA-120 です。重量が6.7㎏と重いですが、許容範囲かなと思っています。焦点距離も900mmと適当です。MAK127やEdge HD800の間を埋めてくれそうです。FC-100DFと比較した場合、大きく違うところは集光力です。TSA-120 の集光力は、293倍。一方の FC-100DF は、204倍、と TSA-120 の 2/3 というところが気になります。 TSA-120 (スターベースのWebより引用) そして、3番目の候補は新発売の Askar107PHQ です。取り回しの良さについては FRA400 で体験済みです。ケースまで標準で付いています。焦点距離がもう少しあったらな、と思います。 選定するに当たってネットで丁寧に調べました。特に参考になったのは、Samさんの星ぞLoveログと、ざくた さんのブログです。SamさんよりTSA-120 の長所を十分に知ることができました。下の写真は、ざくた さんのブログからの引用ですが、外観からの TSA-120 と FC-100D との比較ができます。 TSA-120 と FC-100D との比較(ざくた さんのブログより引用) 上から2番目が TS-120、3番目が FC-100Dです。フードが動かせる TS-120の方が収納時にはコンパクトになることが良くわかります。 もう一か月くらい考え続けていますが、ほぼ MoreBlue の鏡筒バンドが付いた TS-120に決めました。明日は、スターベース東京に行って実物を見てこようかと思っていた矢先、再び店頭販売が中止になってしまいました。
April 7, 2022
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