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夕刻、公園のブランコに中学生と思しき少年が二人、立ちこぎをしていた。「おお~、これこれ。この風を切る感じ」とチェックのシャツの子が思わず声を上げる。もうひとりの少年もご機嫌な感じで高く高くこぎ上げる。それを見ていた同級生らしい女子ふたりが「ガキみたい~」と冷やかした。それに答えてチェックの彼が高らかに言った。「俺のガラスのハートの八割はずっと園児のままさ」それを聞いたおつかい帰りのおばさんは心の中で呟く。「あたしのガラスのハートの八割はずっと乙女のままよ」そして、苦笑する。
2010.01.30
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ときどきわたしは薄っぺらい。なんというか、ご期待にこたえようとすればするほど薄っぺらい。なにかしらより良い答えを出さんといかんと思うと頭の動きがぎこちなくなってもうすこしじっくり思案すればいい場面で思いつきなことを言ってしまう。どこかで聞いたようなありきたりな言葉を選んでしまう。いかんいかん、すまんすまん。と、前回の日記を反省する。だれかの抱えごとをすっきり解決してみせるなんて手腕をわたしが持ち合わせているはずもなくカッコつけて気のきいたことを言おうとすればするほど言葉が薄っぺらくなってしまう。それはいかんのだ。そうだ。余計なことなどなあんにもいわなくてもよかったのだと反省する。身のうちの抱えごとそのひと自身がそれをそとへ引っ張り出すこと。それが大事なはじめの一歩。その重さ、せつなさ、かなしさ、つらさ、くるしさ、やりきれなさをないことにする魔法なんてどこにもなくてわたしのできるのはその抱えごとを受け止めるだけだ。受け止めてもうまく返せないんだよ。でも、笑いながら泣きながら怒りながらわたしは受け止めるよ。いつだって。で、一瞬だけでもいっしょに抱えられたらいいなって思うよ。それだけだよ。
2010.01.24
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頑張りだけではなんともならんことが世の中には山ほどあってそれでもどうしても頑張らねばならん立場もあってどんなに長い時間頑張ってもなにも好転しないときその頑張りのむなしさは自分の柔らかな部分を削り取っていくんだ。なんでこんなことに、と悔いても自分が選んだ道筋を後戻りはできないんだ。何のために、と思案すればするほどむなしさが浸食するほころびが大きくなるみたいだ。明るい笑顔が強張っていくのを感じるのはツライ。案じるばかりで何の足しにもならない。う~ん、とね。YAZAWAが言ってた。ライブの前、眠れない自分に向かって言い聞かせる言葉がある、と。「今夜、眠れないのは俺だけじゃない」その言葉が眠れない自分をくるんでくれる。それは自分を楽にするためのテクニックだ。逃げ出さずそこにいるための。そうだ。「生きていればいろいろあるさ」そんないささか大きすぎる言葉の風呂敷で後悔もむなしさもみんなみんなくるんでみよう。あれこれはみ出そうになっても押しこんでぎゅっと縛る。いつの間にかしぼんでしまった笑袋をひらいてみる。縮こまった笑いをつまみあげてその縮み具合をつぶさに眺める。その縮み具合をけろけろ笑ってみる。人生、いろいろ、えろえろ、とろとろ、ぎろぎろちろちろ、れろれろ、けろけろ・・・なんのこっちゃ。
2010.01.21
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寒い日が続くと顔の筋肉が強張って、話しづらくなる。一生懸命話すと、筋肉がつかれて、あとで、頭が痛くなる。言葉はこころから生まれる。けど声は身体が作るものだ。身体のコンディションで言葉が滞る。こころのどこかで霧散する。なんだか切ない。
2010.01.18
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年賀状の返信を出しそびれているうちに日が過ぎてああ、どうしましょ、と思っています。ああ、つぐみさん、rikaさん、美穂さん、谷さん、ほんとうに、ごめんなさい。こんな文さんですが、今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
2010.01.07
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