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脳ミソがトロトロトロって少し出ちゃった。 車寅次郎 必殺仕置人 第13話「悪いやつほどよく見える」岩木藩の藩士・多田兵助は江戸屋敷の家老・榊原主膳の娘・冴を拉致して相生屋に立て篭もる。そのことで町中大騒ぎ。騒ぎが大きくなればなるほど多田の思い通り。榊原は騒動の鎮圧と娘の救出を北町奉行所に協力を依頼。与力の原田はその役目に主水を抜擢する。報酬は五十両。主水が剣の達人であることを見越してだけでなく、詰め腹を切らせるつもりだ。藩の揉め事を奉行所が解決できるはずがない。主水はそのことを十分理解していた。そこで原田の鼻を明かすため鉄と錠に多田殺しを依頼する。その頃、半次は瓦版のネタにするため多田と接触していた。一方、鉄と錠も相生屋に潜入するが半次と鉢合わせ。冴は多田に止めるよう懇願する。多田は「二年前この俺を蔑むように見降ろして汚らわしいと罵った御身分御高きお嬢様のお言葉とは思えませんね」と言い放つが、冴に覚えがない。「覚えてはいないだろうさ俺のことなど。今朝まで人を見降ろし続けてきたお前だ」と恨み節全開。半次によると世間で言われているような色恋絡みではなかった。岩木藩では飢饉が続き、年貢が高くなる一方。そのため百姓が直訴する事態へ。その数は二十人以上に上る。しかも藩邸で処分。生きて帰った者はいない。身分の低い家柄の出身だった多田には百姓の苦しさが痛いほど分かる。そこで上役を通して何度も訴えたが、下っ端侍の言うことが通るはずがない。原因は榊原が藩主を老中に就任させるためにばら撒く金が必要だったことにある。そこで考えたのが今回の騒動であり、騒ぎが大きくなればなるほど思うつぼ。榊原もいつまでも黙っているわけにはいかない。のこのこ出てきた時に騒動の原因が追求されるに違いない。「主水の野郎全然話が違うじゃねえか」としょんぼり解散する鉄と錠。今夜も榊原の許へ名主たちが直訴するが全員ぶっ殺し。真相を知った主水はイライラ。錠は榊原の仕置を提案。榊原が死ねば娘は解放、多田の目的も達成される。しかし多田は死を選ぶだろう。その頃、多田は冴に二年前のことを話す。実は冴に恋心を抱いていた。ある日、冴から呼び出され舞い踊る気持ちで約束の場へ飛んで行ったが、そこにいたのは冴の郎党だった。郎党に袋叩きにされながらも何故冴がこんなことをするのか分からなかった。「私はそれほど大それた気持ちでしたのではありません!」「ふざけるな!郎党から確かにお前の言いつけを聞かせてもらったぜ。下郎には見られるだけでも汚らわしいとな」。そのため今回の件を決意した時、ためらいなく冴を選んだ。「百姓の作った米で生きながらえながら百姓を虫けらのように殺す榊原主膳の娘をな」。そのやり取りを立ち聞きしていた錠は多田に「つまらない奴を相手に死のうなどと考えないでくれ、な?」と呼びかける。そんなこんなで鉄と錠は榊原らを仕留め、主水は多田に榊原が死んだことを伝える。意外な展開ではあるが、これで多田の目的は達成された。「これで終わりました」。翌朝、多田は自害して果てる。その姿を蔑むように見る冴。錠は多田の死に憤る。「侍じゃなくったって生きられるじゃねえか」。同じ侍の主水も「まったくだ。バカな死に方しやがったぜ」と嘆く。お・わ・り
2020年10月30日
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貧しいねキミらは。 車寅次郎 必殺仕置人 第12話「女ひとりの地獄旅」とある山奥で陶器職人たちが皆殺しにされ火を放たれる。「これで李一族は全滅」。指揮していた畠山藩主・畠山弾正(秋山左之介)大喜び。半次はある夜鷹に惚れていた。おしだがいつか所帯を持ちたいと思い、仕置人から足を洗う宣言までする。その資金として畠山藩でしか作られていない百両もする陶器を入手していたが、ほぼ価値のない偽物だった。悔し紛れに畠山藩の屋敷のあたりをぶらぶらしていると夜鷹の姿があった。さらに畠山藩の侍たちが夜鷹を追いかけ出したため、錠の家へ逃がす。畠山弾正はあらゆる手段を使って老中職を狙っていた。ゆくゆくは戦国の世にすることをもくろむ過激な思想の持ち主。しかし鎖国を破って外国人を匿い、陶器を作らせ大儲けしていたことが幕府に知れればお家断絶、藩主切腹。それを防ぐにはあの夜鷹を始末しなければならない。そこで藩邸に出入りしている主水に声がかかる。主水は鉄たちに半次と錠が武闘派軍団の畠山藩に目をつけられていると情報垂れ流し。一方、夜鷹を見つければ三十両与えると言われている。しかしなぜ夜鷹に執着しているのか、夜鷹が何者なのか分からない。半次も名前すら知らない。夜鷹はひょんなことで異国の言葉を発し、李麗花という名の外国人だったことが分かる。麗花の一族は難破し、日本に打ち上げられた。そこは畠山藩だった。一族が陶器の高い技術を持っていることを知ると優遇し、一族もその恩に報いるために陶器を作り続けたが、ある日畠山藩の侍たちに斬り殺される。花を摘みに出かけて難を逃れた麗花は、やっとの思いで江戸へ出てきたが、日本語が話せないため身を売るしかなかった。おしのふりをしたのも素性を隠すためだった。半次は麗花の陶器を骨董屋へ売りつけ二百両を手にする。その金で鉄たちに仕置を依頼する。鉄と主水は相手が悪いと乗り気ではない。琉球生まれの錠は麗花に同情。そこで知恵者の主水がナイスアイディア。畠山藩と隣の松平藩は敵対していた。畠山弾正はもうすぐ国許へ帰るが、松平藩の領内を通るため混乱が起きる。「起きねえ時は俺が必ず起こす」。その一言で鉄も参戦決定。そんなこんなで大名行列出発。あとをつける鉄たち。江戸に残った主水は畠山藩と松平藩の屋敷を訪れ「そりゃもう大変な意気込みですよ」と両者を煽りまくる。その結果、道中で両者激突。そのどさくさに紛れて鉄と錠は駕籠を襲撃するが、弾正は密かに抜け出し別のルートで移動していた。先回りして待ち構えていると弾正の一行が向かってくる。再び鉄と錠が襲撃。弾正を追い詰めると全身の骨を外して半殺し。「麗花さん、お父つあんとおじいさんの恨みを晴らすんだ」。鉄と錠に抱えられた弾正を麗花が構えた刀に突き刺す。しかし麗花も畠山藩の侍に襲われ、半次の腕の中で息を引き取る。その頃、主水はまんじゅうを食いながら弾正急逝を耳にする。「あいつら上手くやりやがったな。半次の奴ホントに麗花と一緒になるのか?うらやましいなあ」。麗花は荼毘にされ半次しょんぼり。鉄に仕置人を辞めるのかと聞かれ「やる」と力なく答える。お・わ・り
2020年10月29日
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俺は相対的に不真面目か? 車寅次郎必殺仕置人 第11話「流刑のかげに仕掛あり」目明し・鬼の岩蔵こと鬼岩(今井健二・愛称イマケン・釣りが趣味)は栄屋殺しの下手人として高田屋を捕まえるが、鬼岩によるでっち上げだった。高田屋は最後まで否定したまま処刑される。鬼岩は奉行すら一目も二目も置く存在。銭湯で朝風呂に浸かっていた主水も後から入ってきた鬼岩に思わず敬語。鬼岩は主水のケツをぴしゃりと叩く。「それはそうと中村さん、仕置人て知ってなさるかい?」。今度は仕置人に目をつけていた。有明屋をスポンサーにすると小判をばら撒いて情報収集。主水は鉄たちを招集、事の次第を説明するが二百両の仕事を控えていた。しかし鬼岩に目をつけられると白であろと黒であろうと捕まった奴は全て死罪。結局良い手立ては思い浮かばず。その夜、有明屋の番頭は観音長屋を一軒一軒回っていた。おきんに頼まれ、有明屋の番頭を尾行していたおしまに気が付いたのだ。鉄は有明屋を襲撃するが失敗。翌朝、仕置人が捕まったとの一報を聞いた主水は慌てるが、捕まったのはおしまだった。おしまは仕置人のことは知らないが、次におきんが狙われるのは時間の問題。主水と鉄はおしまを見殺しにするしかないと結論づける。ただし鉄はおしまのことはさて置き、二百両の仕事をどう片付けるか考える。そこで主水は一か八かの作戦を提案する。そんな中、おきんはおしまを助け出そうとして鬼岩に捕まり、拷問にかけられる。さらに主水の作戦どおり半次に栄屋殺しの真相を書いた瓦版を作らせ、わざと鬼岩に捕まえさせる。半次は二日経てば全て話して良いとおきんに告げる。あとのことは主水たちが上手く片付けてくれると言う。瓦版を見た鬼岩は有明屋がバラしたに違いないとイライラ。栄屋殺しの真犯人は有明屋であり、それをネタに有明屋を強請っていた。一方、鉄と錠は有明屋に蹴りをつけるため梅の湯へ来るよう告げる。有明屋は仕置人に殺されるぐらいなら自首した方がましだとパニック状態。そして二日が経ち、おきんは仕置人の存在を白状する。その頃、鉄と錠は梅の湯へ。鬼岩も有明屋に代わって梅の湯へ向かっていた。「念仏の鉄、棺桶の錠、それに中村主水。まとめてお縄にしてやるぜ」。梅の湯を捕り方が囲んでいる。鬼岩は殺る気まんまん。しかし鉄たちは最初から鬼岩を狙っていた。二百両の仕事とは高田屋から依頼された鬼岩殺しだった。「お前さんが一人になる時は雪隠か風呂かお縄にする時だけと聞いたんでね」。鉄と錠も殺る気まんまんで死闘開始。鬼岩はメチャクチャ強い。「良いも悪いもありゃしねえ!所詮この世は強い者が勝つんだ!最後の最後まで逆らいやがれ!」。しかし鉄に全身の骨をばきばきに折られる。そこに現れた主水を見て「そうかお前えだな…この場所を選んだのは」と言って鬼岩絶命。表を囲んでいた捕り方は主水が奉行に根回しして撤退していた。奉行に傷がつかないよう鬼岩殺しは罪を問わない、有明屋は密かに八丈島へ島流し。主水は助けた手間賃として鉄と錠からそれぞれ十五両をせしめる。お・わ・り
2020年10月28日
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俺はそんなに歓迎される人物かよ。 車寅次郎 必殺仕置人 第10話「ぬの地ぬす人ぬれば色」将軍の側室・お美代の方(ソガ隊員の婚約者)は川で洗われている友禅が欲しくなった。しかし職人は娘のおゆきの嫁入りのために作ったものなので売ることはできないと丁重に断る。そこで御広敷番の板倉(地獄竜の用心棒ランカーク)が強引に奪って購入。職人とおゆきの許嫁をおゆきの目の前で斬り捨てる。おゆきは奉行所に訴えるが相手にされない。主水は胸騒ぎを感じた。直訴すればするほどおゆきは消されるに違いない。既に命を狙っている奴がいるかもしれない。事実、お美代の方はおゆきを不憫に思い、側近を通じて奥女中として大奥に上がることを勧めていた。その目的は口封じでは?相手がヤバすぎるが大奥には興味津津の鉄。そんなこんなでおゆきは大奥に上がることを決意する。身寄りのない女が生きていくためには仕方がない。しかしあまりにも危険すぎる。そこでおきんはお付きの女中としておゆきと一緒に大奥へ。早速おゆきは城内で板倉と目を合わす。そしてお美代の方と再会。お美代の方は手に入れた友禅を着るために手に入れたのではないと話す。「いずれ分かることじゃ。いずれの」と嫌み攻撃。しくしく泣くおゆきをおきんは慰める。「あたしがきっと守ってあげるから!」。おゆきは店を処分して作ったお金をおきんに預ける。その頃、鉄たちは大奥潜入の作戦会議を開いていた。御用商人以外、大奥に男は入れない。主水の調べによると下男になれば男でも住み込み可能。しかも主水は下男の親分に顔が利く。そこで一番下男づらしている半次が下男として大奥に堂々と潜入。その後、おゆきはお美代の方から糠袋で廊下を磨くよう言われる。差し出された雑巾は友禅だった。ショックを受けるおゆき。さらに余った友禅で糠袋を作るように言われる。何故そこまで求めるのか?「わらわはその友禅を始めからこのように使おうと思うたから求めたのだ。側室たるものが下賤な友禅を身につけとうて求めたのではないことをとくと教えてしんぜようと思ってな」。友禅で廊下を磨くことなんてできない。おゆきはおきんの制止を振り切って城から出ようとするが偶然将軍と鉢合わせ。なんと将軍から気に入られてしまう。それを知ったお美代の方はおゆきと板倉を無理やり結婚させようとする。しかも明日。絶望したおゆきは首を吊って自害する。おきんは一人で仕置を決意、半次を通じておゆきから預かった金を主水に渡す。女には女の方法がある。女が一番堪える方法。おきんはお美代の方の寝室に忍び込むとお美代の方の髪の毛を剃刀でばっさばさに切り落とす。翌朝、お美代の方は法事のため根津の寺へ。そんなこんなでおきんが捕まる。そこへ寺の僧侶に扮した鉄が現れる。「酷く喚き声が聞こえましたもので…」。鉄に斬りかかる板倉を錠が仕留める。異変を察知した大奥の御庭番たちを主水が十手で次々と倒す。その間に鉄はお美代の方の父親を仕留めると「これが大奥の女かあ~」とお美代の方の背骨を外す。「もったいねえ。ありゃ使い物にならねえな」と酷いことを言ってへらへらする主水。騒動は賊の仕業として片付ける。お・わ・り
2020年10月27日
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学問が無いってのは悔しいよ。どうしようもないもんな。 車寅次郎 必殺仕置人 第9話「利用する奴される奴」鉄は吉原で女郎お順の目の前で浪人を仕置きする。「今見たことは忘れてもらいますぜ」と口止めしたものの。。。一ヶ月後とある岡場所でお順と再会する。お順は儲け口を求めて今の岡場所に移っていた。もちろん鉄の仕置きを公言するつもりはない。鉄はお順に佐渡金山時代に骨外しをマスターしたことを話す。毎日のように山崩れで人足は事故に遭うが医者は来ない。そこで見よう見真似で覚えたと言う。鉄の右腕は人殺しだけでなく人助けもしている。そんなこんなですっかりお順にお熱。しかしお順には情夫の清造(津川雅彦)がいた。しかも稼ぎを清造に貢いでいた。清造は母親の形見の簪をお順に渡す。「お前エに似合うぜ」「清さん・・・」。二人のラブラブぶりに鉄はショックでやけ酒。数日後、町で清造を見かける。しかもチャらい。足抜けしようとした女郎を下手な芝居でコントロール。清造の手下が女郎を制裁、清造が「俺のためにすまねえなあ~泣くんじゃねえ~痛かったろう?勘弁しておくれ~」と飴と鞭でいつまでも働かせるドリフ風錬金術。そして新たな女郎候補をスカウト。「お前エ妹にソックリだ。これは妹の形見の簪なんだ。似合いそうだゼ」と簪作戦。女はコロッとその気になってちょろいね。その様子を鉄は見ていた。半次の調べでは似たような女が14、5人もいる。しかも全員岡場所に売り飛ばしている。「ふーん。お順て女は貧乏くじを引いたんだな」と鉄はもう関心なし。おきんと半次はビジネスにしようとそのことをお順に教える。お順は信じようとしなかったが、気になって清造の家を訪ねるとおようという年季の明けた女郎がいた。しかも清造はおようを銚子に売ろうとしていた。「嫌なら俺の前に二度と姿を見せるな。あばよ」「チクショーあたしを騙したんだね!」。清造は逆上したおようを首吊り偽装殺人。ショックを受けたお順は鉄に清造の仕置きを頼む。仕置料は三両だけだが、お順が体を売って作った金だ。しかし「昔はあんな人じゃなかったんですよ…」とこの期に及んで未練たっぷり。「だって人に優しくされたこと無かったんだもの…」。まあそれが男の手だよ。「でもあの頃の清さんはあんな人じゃなかった」。DV女のお順は清造に鉄が殺しに来ると密告する。「その話誰から聞いたんだ?誰が殺し屋を頼んだんだ?お前エだな!」とブチ切れるが「俺が好きなのはお前だけだヨ」と甘い言葉を囁きながら井戸へポイしてお順転落。「あばよ」。そんなこんなで鉄と錠が清造たちの前に現れる。「殺しはしねえ。生かしておくんだ。ただな男として使い物にならなくしてやろうってな」「ほお~そんな器用な芸当できるのかね?」「できるさ」。清造すかさず「皆さんお願いしまーす」と助っ人のやくざを呼ぶがあっさり殺られ、鉄の右腕が清造の金玉と喉の骨を潰す。「あいや~!」と清造絶命。鉄は井戸の中でお順を見つける。「やっぱり助けに来てくれたんだね…清さん」。翌日、鉄たちはお順を簪と一緒に手厚く葬る。お・わ・り
2020年10月26日
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何でも百円。 車寅次郎 必殺仕置人 第8話「力をかわす露の草」若年寄・内藤直忠(柳生博)の奥方・ぬい(安田道代)は、ちょっとした不注意で「みすず」を見失った腰元みつにブチ切れ。用心棒の雲右衛門(ビップ大臣)によるモーレツな制裁を受けて半殺し。そして次の「みすず」の世話係に指名された志乃は超ショック。「みすず」とは子どもに恵まれないぬいにとってわが子同然に可愛がっていた飼い犬だった。そして志乃も「みすず」を見失ってしまう。恐怖のあまり志乃は首を括るが、たまたま通りかかった鉄に助けられる。そんなこんなで「みすず」を探すため、主水を始め同心たちが一斉に駆り出される。もちろん主水は「ばかばかしくってやってらんねー」とサボる。その後、鉄から志乃を匿っている話を聞いて超ヤベー。ぬいは将軍家から寵愛を受けているお牧の方の妹でこの世に怖い物は一つもない。犬一匹のために若い腰元を何人も片輪にしている。そんなところへ志乃を返すわけにはいかないと言う鉄に主水納得。そんなこんなで「みすず」と志乃を探すため、ぬいは雲右衛門を従えて観音長屋へ。志乃の父親・佐助に迫るが知るはずがない。勝手なことすんじゃねーと自助の鏡・観音長屋の住民たちブチ切れ。しかし2メートルもあるビップ大臣ではなく雲右衛門の怪力にたじたじ。錠も執拗に何発もキックを食らわすがびくともせず半殺しの目に遭う。おきんはへそくりの十五両で仕置きを依頼するが鉄と主水は乗り気ではない。「俺たちはな感情で仕事はしないんだ。情に流されちゃ俺たちは潰れる」と鉄の言うことは正論です。ここはひとつ待つことに。侍が相手だと同心は役に立たない。初期の主水は下戸なので暇さえあればまんじゅうばっかり食っている。内藤はフリーダムなぬいを注意するが、今の要職に就けたのはぬいの力であるため頭が上がらない。その頃、志乃は佐助の許に戻っていた。しかも「みすず」は五日前に死んでいたことが分かり、せめて亡骸だけでも連れて帰ろうと考えていた。そんなばか正直な二人を鉄は逃がすが、佐助は殺され、志乃は行方不明。鉄も雲右衛門によって半殺し&拉致されるが、自ら骨を外して脱出する。志乃は片輪にされたみつの許で匿われていた。鉄はみつの父親から百両で仕置を引き請ける。被害者多すぎて数えきれない。屋敷に潜入した鉄と錠は二人がかりで雲右衛門を襲うが全然平気。鉄の骨外しも効かないが、鍛えようのない喉の骨を砕く。その隙に錠はぬいの首に手槍を突き刺す。主水が内藤たちを引きつけている間に鉄と錠は退散。その後、内藤はぬいの病死届を出す。お・わ・り
2020年10月25日
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こっちに学問があったらなあ。 車寅次郎 必殺仕置人 第7話「閉じたまなこに深い淵」ある夜、清原検校が新内流しの女・お糸(市川森一夫人)に襲われる。「人違いだ!」。そこへ主水が駆け付けお糸を取り押さえる。翌朝、奉行から昨夜の件を直々に誉められるが、処分は検校に任せお糸を引き渡すよう申しつけられる。「実は逃げられました」。それを聞いて奉行は今日中に女を捕えるよう、さもなければ十手を取り上げると主水に迫る。奉行は現在の要職に着くため清原検校から運動資金として三千両以上もの借金をしていた。お糸は錠と鉄に匿われていたが、状況が変わったため主水はお糸を連れ出そうとする。主水が同心でいるからこそ自分たちの商売が成り立っている。鉄は反対する錠とおきんを差し置いて主水にお糸を渡すが、そもそも何故清原検校を襲ったのか?お糸の家は名古屋で薬問屋を営んでいた。父親が亡くなった後、盲目の兄のために店をたたみ、検校の位を得るため母親と三人で京都へ向かっていた。しかしお供の弁蔵が裏切り、おめくらの家元に納める八百両を強奪、母親と兄を刺殺する。その後、難を逃れたお糸は弁蔵を追って江戸へ。奪った八百両と推薦状で弁蔵が検校になったと思い込んでいたが、清原検校は生まれながらにして見えない目をしていた。お糸は人違いを認め、主水に連れられ清原検校の屋敷へ向かう。その前におきんに三両渡し、母親と兄の供養を頼む。どうもすっきりしない。主水は屋敷の表札を十手で叩き割り、鉄たちは清原検校がにせめくらか探ることに。まず鉄が座頭に扮して屋敷に潜入、室内で飼っている鯉を発見する。その物音に気付いた清原検校に顔を近づけ、すかさず肩の骨を外すが、清原検校は外された骨を元に戻す怪物ぶりを発揮。続いて半次が清原検校が三年前に主を殺害したこと、主に代わって検校に就いたことを瓦版に書いて配りまくる。さらにおきんが清原検校に接近、借金を申し出る。女好きの清原検校は十両を貸す。結局清原検校がにせめくらか分からない。イライラMAXの錠は屋敷へ出向き、お糸用の棺桶を持ってきたとかまをかけるが仏は無いと言われる。お糸はまだ生きている。その頃、屋敷内ではお糸の処刑が行われようとしていたが「人違いだった」と詫びるお糸の一言で清原検校は気が変わる。そして蔵に閉じ込めたお糸に夜這いをかけようとするが、悪の相棒・政五郎(春日光一)に止められる。「正体がばれたらやっかいなことになる!」「いいじゃねえか。頼むよ~。あの女は「人違い」だと勘違いしている」。そんな中、鉄、錠、半次はお糸を救出する。鉄の仕業と気付いた清原検校は政五郎を観音長屋へ寄こし、匿われていたお糸を滅多刺しにする。この二人『シルバー仮面』の最終回で淡いラブロマンスを披露したのですが。清原検校の正体は弁蔵であり、鯉の鱗をコンタクトレンズのように使ってにせめくらを演じていた。そしてお糸は母親と兄の恨みを晴らしてほしいと言い残して息を引き取る。鉄、錠、半次は返済の肩代わりに拉致されたおきんを助けるために清原検校の屋敷へ。錠は琉球空手で下っ端たちをぼこぼこにして政五郎を刺殺。鉄は清原検校の目を潰し、お糸の撥で喉を切り裂く。翌朝、おきんは主水に仕置料を渡す。「俺は何もしちゃいねえんだぞ」。お・わ・り
2020年10月24日
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性格はどっちかって言うと明朗な方だからね。 車寅次郎 必殺仕置人 第6話「塀に書かれた恨み文字」鉄の馴染みの女郎おしまの父親と妹が遥々川越から出てきた。江戸で髪結いの修業に努めていると信じ込んでひと安心。その帰り道、辻斬りにあって命を落とす。辻斬りの正体は守山藩主・松平忠則(中尾彬)。取り巻き三人を従えて夜な夜な刀の試し切り。その一人・斎藤(鬼堂誠之介)だけバカ殿の悪行についていけない。主水は見回り中、現場に遭遇。守山藩の屋敷へ姿を消すところまで突きとめるが、大名屋敷に乗り込むことはご法度。上役へ報告したとしても揉み消されるのが落ち。鉄も同意。十二万石の大名を相手にできることとできないことがある。一方、奉行所も本気で下手人を捕まえるつもりはない。主水は辻斬りで父親を殺された幼い姉弟から石を投げつけられる。「おばあちゃんから聞きました。今のお奉行所はお金か何か差し上げないと願い事を聞いてもらえないって。でも家にはお金がないんです」。二人はなけなしの金を出そうとするが同心に追い払われる。そこで主水は辻斬りの一件を上司に報告するが、やはり取り合ってもらえず。その後、鉄から小六に渡してほしいと金を受け取る。江戸中の闇に顔が利く小六なら相手が守山藩でも何とかしてくれると思い、おしまが年季を10年延ばして作った金だ。そんなこんなで今夜もバカ殿の辻斬りナイト。江戸家老の北上帯刀(舟本守道弁護士)はバカ殿のバカを憂いていた。翌朝、屋敷の塀に辻斬りの犯人は守山藩の侍と書かれた瓦版がびっしり。瓦版をばら撒きまくる半次とおきん。鉄と錠も町中に貼りまくり。北上の不安が的中した。さすがに老中も事態を看過できず、辻斬りの犯人を町奉行所へ差し出すようバカ殿に言い渡す。そこでバカ殿は斎藤を身代わりに指名。斎藤は嫌々自首、牢へ送られるが張本人でないことは小六にはお見通し。どう見ても替え玉。早速主水は小六と接触、斎藤から真犯人を聞き出すよう依頼する。そんなこんなで斎藤は真相を激白。バカ殿が辻斬り以外で屋敷を出る機会は吉原行きと聞いて鉄、錠、半次は吉原でバカ殿を拉致。主水はバカ殿をしれっと牢屋へぶち込むと囚人たちに「この新入りに牢内の作法を親切に教えてやれ」と指示。優しい囚人たちに生ケツを板でバシバシ叩かれてバカ殿悶絶。さらにふんどし一丁で便所磨きの強制奉仕活動。一方、斎藤は釈放、屋敷に戻って報告するが自分だけ戻ってきたことを責められる。守山藩にとって事態は深刻だ。翌朝、バカ殿はぼろぼろになって戻るが屋敷の門は閉じられる。「あけてくれ~」と叫ぶバカ殿に北上は冷たく言い放つ。「御主君忠則様は本朝俄に急死なされた。よって御養子忠宗様が御世継ぎのこと、既に幕閣にて認められておる。その亡き殿の御名前を騙るなど大凡きちがいだろう。早々に立ち去れ!」。バカ殿ショック。あけてー。「黙れ!夜な夜な罪なき百姓町人を切り殺し、辻斬りのかどにて御咎めを受ける主君などこの守山藩に断じておらぬ!」。バカ殿絶望。さらに北上は取り巻き三人に切腹を申しつける。それを聞いた鉄はスッキリしない。「あんな奴らに侍らしく切腹されてたまるか」。その夜、取り巻き二人は逆ギレ、斎藤をぶっ殺し屋敷内で大暴れしようとするが、鉄と錠に仕置きされる。お・わ・り
2020年10月24日
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俺なんかわかってること書いても覚えられない。 車寅次郎 必殺仕置人 第5話「仏の首にナワかけろ」鉄は佐渡金山で人足仲間だった安蔵(山田吾一)と再会する。鉄にとって安蔵は命の恩人。安蔵改めいも安は茶店の主人・徳次郎から土地を借りて焼き芋屋を開いていた。しかし黒達磨組の大八親分は快く思っていなかった。そこで主水が間に入ってとりあえず丸く収める。納得できない大八親分は徳次郎にいも安を追っ払うよう交渉するが、徳次郎はいも安と二年間土地を貸す証文を取り交わしていた。その夜、大雨の中いも安は焼き芋屋の幟を移動、勝手に店の土地を拡張していた。それを見た徳次郎はびっくり。「どうしてこんなことを?始めはずっと向こうだったじゃないか!?」「へ?そ-でしたかね?」。さらに徳次郎から何気に証文を受け取ると雨水でビシャビシャの地面にポイ&グリグリ。「証文は無くなりましたよ-」と言いながら清々しい笑顔で徳次郎ぶっ殺し。翌朝、徳次郎の娘・お春(藤田弓子)と白々しく心配。鉄に徳次郎探しを依頼する。その一方で、亡くなった近所の下駄屋の女将さんのために葬式を手配するなど忙しい。主水はいも安の身辺を調べていた。いも安が佐渡送りになった罪状の一つに道ですれ違った小娘の簪が急に欲しくなり、いきなり奪ってしまったというのがあった。さらに手口が一風変わっていた。「その娘を堀割に突き落とし、溺れかけたところを助け上げ通行人には人助けと見せかけて簪を奪っている。鉄、この辺どう思う?」。鉄はちょろまかした金をふんどしに挟んでいた。いも安が鉄を助けた目的は金だったのでは?その夜、またしても大雨の中いも安は土地を拡張。そのことを咎めた徳次郎の妻を絞殺、翌朝首吊り自殺に見せかける。世間では大八親分が徳次郎を拉致&殺したと噂が流れている。いも安はお春にそのことを言い含める。「黒達磨の親分はお春ちゃんを狙ってるんだよお~この家も土地も自分のものにしようと思ってね~はあはあ~お春ちゃん自分ひとりでこの家を守り通せるかい!?はあはあ~一緒に守ろう~夫婦になって!」。サイコパスいも安スパーク!さらに大八親分に言い寄って「あっしもあいつらに酷い目に会ってるんですよ-」と鉄たちの殺しを依頼する。いも安は店とお春をまるごとゲットしたことを律儀に鉄へ報告。鉄たちは下駄屋の女将さんの墓を掘り起こす。棺桶に入っていたのは徳次郎だった。鉄はケチないも安が自分の商売をほったらかしにして他人の葬式を手伝うことに疑問を抱いていた。そんなこんなでいも安を呼び出す。目の前には木に括りつけられた縄が五本。「兄貴アレはなんだ?助けてくれよう~。佐渡で生きながらえたのは誰におかげだ~?」。五本のうち一本は本物。当たれば枝が跳ね上がって首吊り。主水たちが見守る中、鉄といも安の首吊りロシアンルーレット開始。交互に縄を切ってセーフ。いも安の順番。残り三本。どれを切ろうか悩んでいると鉄が全部ぶち切り、いも安びょーんと飛び上がって死亡。そこへ大八親分たち黒達磨組が殴り込み。イライラしていた鉄は一人残らず骨を外しまくり。主水は大八親分に「災難だったなあ。元気でな」と声をかける。首が後ろに向いたままの大八親分半泣き。その後、鉄は仕置料からいくらかをお春に渡す。お・わ・り
2020年10月22日
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女にはね、たしなみが必要なんだよ。 車寅次郎 必殺仕置人 第4話「人間のクズやお払い」巨匠・三隅研次が藤田まことの芝居を「あんた下手やなあ~」と酷評した記念すべき一作。恐怖のイケイケやくざ・聖天の政五郎(黒沢年男)はライバルやくざをぶっ殺しまくって勢力を広げつつあった。かつて政五郎の身内だった弥七(林隆三)はかたぎ暮らし。もうすぐ年季が明ける女郎のお仲と良い仲だが煮え切らない。そんなこんなで牢の中の天神の小六も狙われる。政五郎の目的は小六に替わって江戸の暗黒街を仕切ることだった。ある日、大物やくざが続々と江戸に集結して政五郎対策会議を開く。そこへ偽物の役人に扮した政五郎の取り巻きが乱入、油断したところを滅多斬り。政五郎は偶然現場を見た子どもまでも斬り殺す。お仲に会いに来た息子のたー坊だった。政五郎の仕業と嗅ぎつけた半次は三百両強請り取ることを計画。鉄、錠、おきんはその話に乗るが、弥七の話を聞いて取り止める。弥七はかつて手裏剣の喜太郎と呼ばれるやくざだった。喜太郎はやくざ稼業に嫌気がさし足を洗おうとしたが、政五郎に右腕を斬り落とされる。「俺がお前に敵わないのは手裏剣だけだ。離れていくお前から手裏剣を取り上げておかねえと安心できねえの当たり前だろ」。政五郎だけでなく取り巻き連中も政五郎に取って代わろうと虎視眈々としている。「小づかい稼ぎのつもりで向かってみろ。一捻りで潰されるぜ」。おきんは弥七がお仲と所帯を持とうとしなかった理由を理解すると早くお仲の許へ行ってやるよう声をかける。しかし弥七は政五郎を呼び出して金を強請り取ろうとする。左手を使って手裏剣で挑むが、政五郎に滅多斬りにされる。一方、牢内で政五郎の刺客に襲われた小六も重い腰を上げ、明日の夜明けに殴り込みを決める。その情報を主水から聞いた鉄たちは急いで政五郎の仕置きに取り掛かる。「おいお前たち正気か?仕置きの相手はそんじょそこいらのガキじゃねえんだぜ?天神の小六だって散々考えたぐらいの相手なんだ」とビビる主水とは対照的に鉄たちはやる気満々。頼み人はお仲、仕置料はお仲が里子に出したたー坊を引き取り、弥七と所帯を持つことを楽しみに三年間貯めた十五両。しかしどうやって政五郎を仕置きするか?そこで知恵者の主水が作戦を考案。おきんは政五郎一家へ手紙を届ける。そこには小六が夜明けに襲撃してくると書いてあった。さらに知らせたいことがあると告げて寺へ呼び出す。政五郎は取り巻き連中を連れて寺へ向かう。その途中で主水とバッタリ。主水は「一両で俺に守らせろよ~」と白々しく用心棒を買って出る。そんなこんなで寺で待っていた鉄に右腕の骨をばきばきに外される。よろよろになった政五郎を見て取り巻き連中ニヤリ。政五郎を滅多斬りにする。しかし主水と錠に殺られて全滅。その様子を見届けるお仲。翌朝、小六を先頭にやくざ軍団が政五郎一家へ向かう。小六は政五郎が仕置きされたことを知らない。すかさず橋の下に隠れる鉄たち。やくざ軍団の足音は止まらない。「天神の小六ってのは大した奴だ。一声かけりゃこれだけの人数が・・・」。それなのに一人三両は安かったかなあ。お・わ・り
2020年10月18日
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どっちかっていえば性格的に明るい方だからな、俺。 車寅次郎 必殺仕置人 第3話「はみだし者に情なし」同心・島本と目明しの六蔵がマーシーのように女湯を覗き見。女湯で物色した女を襲う六蔵を鉄が仕置きする。その様子を乞食の亀吉(常田富士男)が覗き見。与力・高坂は主水ら同心に六蔵殺しの下手人の捕縛を命じる。早速亀吉が捕まり拷問。何も見ていないと訴える亀吉に島本は蝋燭で目を潰す。その夜、高坂と島本は蝋燭問屋の三國屋主催のSMクラブに参加。彼らは変態友達。変態度MAXのあまり女を絞殺するが毎回やってるような感じ。そんなこんなで亀吉は鉄のことを自白。奉行所を出発する島本と捕り方たちを見て主水は慌てて観音長屋へ先回り。鉄と錠を捕えるが、高坂から手を引くように言われる。どうにも腑に落ちない。そんなこんなで鉄と錠は拷問にかけられる。島本は変態なので鉄の頭に煙草の灰を落としたり、錠の鼻の穴にあつあつのキセルを突っ込んだりとやりたい放題。天神の小六はぼろぼろで入牢した鉄と錠を介抱、主水が自分たちを売ったと激昂する錠に何か企みがあってのことと推測する。鉄も他の同心に捕まるよりはましだったと考える。小六と主水は亀吉と接触、事の次第を聞く。「この金は二十年貰い貯めた金なんじゃ。水呑み百姓が江戸で食い詰めて乞食しながら・・・。それでもいつかは田舎に帰って田んぼを買って百姓に戻ること、それだけの願いで貯め抜いた金なんじゃ。でももう叶わねえよ」と涙ながらに島本殺しを依頼する。翌日、主水はおかまの熊さんから向島の変態クラブで島本と三國屋を見かけたと聞く。三國屋は殺された六蔵に代わって、医師・道安(山本さん)を通じて貧乏人の中からSMクラブで使えそうな女をゲットしていた。主水は島本に三國屋との関係をちらつかせる。島本から報告を受けた高坂は鉄と錠を解き放した後、消すよう指示。牢を出た鉄と錠は襲撃されるがぼこぼこにして返り討ち。島本だけ拉致すると執拗にキセル攻撃で仕返し。主水も加わって猛烈に鉄拳制裁、バックに紀州藩家老・小笠原頼母がいることを自白させる。その頃、山本さんこと道安の催眠術で生き人形(のふり)にさせられたおきんは箱に入れられ小笠原邸へ。今夜の変態ショーは生き人形同士の交わり。頼母うきうき。しかし箱から出てきたのはおかまの熊さんだった。頼母おえ~。そんなこんなで頼母、高坂、三國屋を拉致監禁、素っ裸にして目隠し。「いいか奉行所は北町と南町だけじゃねえぞ。ここにもあるんだ。地獄の奉行所がよ!」と大見えを切る主水。金を出すと言う三國屋に対して「金ならある。ここに乞食が貯めた十三両の金がな!これだけは覚えとけ。乞食が二十年汗水たらして稼いだ金でお前たちに仕置きをしてくれと頼んでいるんだ!」。そこへおきんが亀吉を連れてくる。「本当の仕置きはこれからだ」。亀吉に蝋燭を持たせ島本の両眼を潰す。「おい次」。翌朝お面と金色のふんどしをしたおっさん四人がふらふら歩いている。その様子に町中にこにこ。ふんどしには葵の御紋が記されている。これは高貴な方の座興では?ととぼける鉄に「なるほど。そうかもしれねえな」と納得する主水。四人は町中の親切な連中に誘導されて川へ転落。その傍で乞食を続ける盲目の亀吉。錠は仕置き料から一両与える。お・わ・り
2020年10月18日
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人はあきらめが肝心だよ。 車寅次郎必殺仕置人 第2話「牢屋でのこす血のねがい」近江屋が死体で発見される。主水は死体に付いていた髪の毛を拝借。その髪の毛を触っただけで鉄は若い女のものだと判別する。江戸ではここしばらく豪商が立て続けに謎の死を遂げ、一方で豆の値段が高騰。生き残っているのは山城屋と越後屋のみ。ある日、主水は上司の与力・高坂に呼び出され山城屋の警護を命ぜられる。山城屋は雑穀を買い占め恨みを買っている。しかし奉行所としては未然に次の殺人を防がなければならない。そこで日頃目立たないことでは随一の主水に白羽の矢が立った。と尤もなことを言いながら高坂は山城屋から賄賂を受け取っていたりする。主水は鉄と錠に声をかけて山城屋へ。山城屋は浪人たち(ゾル大佐)も用心棒に雇っていた。自分には向いていないと早々に錠が離脱。鉄は仕事を放棄して屋敷を通りがかったおしんと寝んごろに。おしんの髪の毛は近江屋の死体に付いていたものと同じだった。「どうして俺を誘った?」。近江屋を始め一連の事件の張本人はおしんに違いない。おしんは簪で鉄を殺そうとするが「ことと次第によっちゃあその仕事俺が引き受けてもいいんだぜ」。その頃、山城屋は豆を買い占めるため用心棒と主水たちを連れて八王子へ。金に物を言わせて青田狩りしまくり。その夜おしんは山城屋と接触を図る。混浴風呂に誘い簪で刺し殺そうとするが失敗。浪人たちがおしんを斬ろうとする。捕まえることが優先と主水が止めるが、浪人たちの慰み物にされる。山城屋と奉行所から雇われの身である主水は何もできない。その後、おしんは奉行所に捕えられる。「まったく蛆虫みてえな連中ばっかりリだ!」と主水たち役人を批判する錠に主水は「そうさ。だからお前たちが必要なんじゃねえか。俺はあの女と会ってきたんだ。磔と決まった次の日にな」と事の真相を話す。おしんの父・弓屋は豆を買い占めようとする山城屋の申し出に反対した。そのため抜け荷の濡れ衣を着せられ、弓屋、母親、姉は次々と自殺し、養子に行っていたおしんだけ生き残った。おしんは顔を知られていないことを幸いに松前屋、近江屋を殺したが、越後屋だけは何者かに殺されていた。いずれにせよ山城屋だけ生き残った。このままでは死んでも死にきれない。おしんは引き回しのうえ磔となる。主水はおしんから鉄に十両預かっていた。数日後、山城屋主催で桜を見る会が開かれる。招待されていた主水は山城屋にカマをかける。松前屋、近江屋と違って越後屋だけばっさり斬り殺された。相当腕の立つ侍の仕業ですな。そんなこんなで鉄と錠が下っ端の侍を仕留め山城屋に見栄を切る。「おしんの恨みを晴らすぞ」。にやにや笑いながら用心棒を斬る主水。山城屋は背骨を外され拉致監禁。三日間飲まず食わず。目の前に差し出された茶碗一杯の飯と交換に、越後屋殺しと豆の解放を認めさせる。その後、豆の値は暴落、罪状が知れ渡り、おしんと同じく引き回しのうえ磔となる。しかし与力の高坂はしれっとしている。「次は奴を仕置にかけなきゃならねえな」。お・わ・り
2020年10月11日
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外国の女なんて買うな! 車寅次郎必殺仕置人 第1話「いのちを売ってさらし首」御存知必殺シリーズ第2弾。中村主水初登場。ただし主役ではなく三番手。「のさばる悪をなんとする/天の裁きは待ってはおれぬ/この世の正義も当てにはならぬ/闇に裁いて仕置する/南無阿弥陀仏」(ナレーション:芥川隆行)。超大物盗賊・闇の御前が斬首、さらし首になる。ある日、棺桶の錠(沖雅也)はやくざに追われていたお咲を助ける。お咲は小塚原のさらし首は自分の父親だと言う。そこへ暴力友達の念仏の鉄(山崎努)、おひろめの半次(津坂まさあき)、鉄砲玉のおきん(野川由美子)がずかずかやって来る。錠がさる大名のお姫様を匿っていると聞いてやって来たが、お咲は郡山で百姓をしてきたが山津波に遭い、五日前に父親の松造(大滝秀治)と江戸に着いたばかりだと話す。さらに松造が神隠しに遭い行方知れずになっていたが、先日のさらし首が松造そっくりと聞いて見に行ったところ父親本人だったという。その後、小塚原のさらし首が無くなっていた。さらし首の正体が知れたので慌てて首を隠したに違いない。北町奉行所の同心・中村主水(藤田まこと)は三ヵ月ぶりに江戸へ戻った浜田屋(大滝秀治)に呼びつけられ、上司の的場へと饅頭の包みを渡される。饅頭の下には小判がぎっしり。もちろんネコババ。その後、鉄から闇の御前が生きていること、闇の御前の身代わりに松造が斬首されたことを聞かされる。さらに恨みを晴らしてくれれば三十両の報酬を払うとお咲が言っているという。「鉄、俺は怖えんだ。もしその話が本当だとしたら俺は一体どうなるんだ。正しいことなんかありゃしねえ。きれいなことなんかこの世の中にありゃしねえと思いながら、心のどこかでそれを信じて今まで十手を握ってきたんだ。佐渡は良かったなあ。あそこには俺たち役人とお前たち島送りの金掘り人足と、言ってみりゃきっちりけじめのついた善と悪の二通りしかなかった。世の中それが本当なんだ。俺は江戸に出てきたことを悔やんでるんだ」とぼやく主水。しかし作戦の参加を決意。伝馬町牢屋敷の牢名主・天神の小六(高松英郎)に協力を要請、娑婆に連れ出す。小六は以前から闇の御前に憤慨していた。そのため牢屋入りを楽しみにしていたが、侍用の牢でVIP待遇、しかし処刑の当日泣くのわめくの漏らす垂れるの無様な最期だったという。そんなこんなで浜田屋の姿を見て闇の御前と確信。さらに浜田屋の屋敷に北町奉行・牧野備中守(スガカン)が出入りするところを目撃する。牧野は金蔓のため闇の御前=浜田屋を助け、商人になった闇の御前も牧野に見返りを求めていた。「どうにもこうにも我慢できねえ。何をうだうだしてんだ!ばらしゃいいんだばらしゃ!」「それだけじゃ足りねえよ」「じゃ細切れにして肥溜にぶちこむとか」「まだまだ」「病持ちの夜鷹抱かせて鼻っかけにするとか」「まだまだ」「それじゃ・・・あ~体中ぞくぞくしてきやがった。生きてるってのも満更じゃねえな。あの外道どもどうしてくれようか」「まだまだ」「ばかやろうまだ何も言ってねえや」「いきるないきるな。男三十過ぎて良い恰好しようなんざ落ち目になった証拠よ」。恐ろしい錠、鉄、主水のほのぼのトーク。そんなこんなで作戦開始。まず牧野を拉致。鉄は声が出ないよう牧野の背骨を外す(※レントゲン撮影)。そして主水は的場を、錠は浜田屋を呼び出す。浜田屋と的場は互いに招かれたと思っている。主水と錠はお咲を連れてくる。浜田屋と的場の目の前で下っ端を斬る主水。「的場さん死んで下さい。浜田屋さんあんたもだ。あの娘はあんたの身代わりになって死んだ百姓松造の娘だ」。主水が逃げる浜田屋を斬り、錠は的場の首に手槍を突き刺す。その一部始終をぶるぶる震えながら見とどけるお咲。翌朝、心中の男女が見つかる。実は女は観音長屋の連中に探させた死にたてほやほやの死体。男は牧野。生き残った者は御定法で三日間晒すことと定められている。そこでボランティア精神旺盛な連中は自主的に牧野を晒し者にして石を投げつけまくる。主水は見て見ぬふり。これぞ自助・共助・公助。錠はお咲に石を渡すが受け取らない。「これで気が済んだんだな?」。錠の胸で泣きじゃくるお咲。その後、牧野は切腹となる。報酬の三十両の分け前をにこにこで計算する鉄。しかし報酬の話は錠の嘘だった。激昂する鉄を抑える主水。そこへ半次が三十両を持ってくる。お咲が身を売って金を作ったのだ。数日後、主水たちが錠の取り分を持ってくるが受け取ろうとしない。「俺たちはな、これからもずっと今度みたいな仕置をしていくことに決めた」「これは先の長い汚ねえ仕事だ。向こうがワルなら俺たちはその上を行くワルにならなきゃいけねえ。俺たちゃワルよ、ワルで無頼よ、な鉄。磔にされてもしようがねえぐれえだ。だが悪い奴を御上が目こぼしするとなりゃそいつらを俺たちがやらなきゃいけねえ。つまり俺たちみたいなろくでなししかできねえ仕事なんだ」「お前みたいに世のため人のためみたいな綺麗ごと言ってたらすぐへたばっちまうんだよ。俺たちと一緒にやる気があるんならこの金受け取れ。やる気がねえならどっか消えちまえ」。取り分の四両を受け取る錠。お・わ・り
2020年10月11日
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許可!そういうものはもっていない。 車寅次郎 快傑ライオン丸 第54話「ライオン丸 最後の死闘」錠之介は獅子丸の腕の中で息を引き取る。怒りに燃える獅子丸にガンドドロのショットガンが何発もぶっ放されるが、錠之介のマントが獅子丸を覆う。獅子丸はライオン丸に変身、錠之介のマントに守られながらガンドドロを突き刺す。三人は錠之介の墓を建てる。ゴースンを倒したら錠之介も飛騨に連れて帰ろう。都はもうすぐ。町を破壊しながら進撃するゴースンに獅子丸は立ち向かうが、あえなく敗退。熱にうなされ、過去に倒した怪人たちが悪夢の中に現れる。沙織と小助は獅子丸を残してゴースンを倒そうとする。火薬玉を仕掛けて吹き飛ばせたと思ったもののゴースンはびくともしない。それどころか小助は負傷し、二人とも命からがらで退却する始末。意識を取り戻した小助は早速リベンジしようとする。「おいら死ぬことなんかへっちゃらだい!ゴースンを倒して死ねるならね」。その一言を聞いて獅子丸は衝撃を受ける。翌朝、滝に打たれ、座禅を組んで考える。「お師匠様どうしたら勝てるのか、そればかり考えていた獅子丸をお笑い下さい。ゆうべ小助に教えられました」。そして決心する。「死のう。ゴースンを倒すために。私は死のう」。空に果心居士の姿が浮かぶ。菜の花を持って沙織と小助の許に戻る獅子丸。菜の花は飛騨の山奥にいっぱい咲いていた花だ。「へ~獅子丸兄ちゃんでもそんなこと思い出すんだね」。一面の菜の花畑ににこにこの果心居士、獅子丸、沙織、小助。翌朝、獅子丸は一人で出発する。町を破壊しまくるゴースン。獅子丸はライオン丸に変身、ゴースンの口の中に飛び込む。「ゴースン!土に還れ!」。刀を突き刺すとゴースンは苦しみ、全身にひびが入る。「さらば」。大爆発するゴースン。その光景を目の当たりにする沙織と小助。泣きながら空を見上げるとヒカリ丸が羽ばたいている。「獅子丸さんは空へ帰って行ったのよ」「お師匠様のところへ行ったんだね」。恐るべき悪の化身・大魔王ゴースンを完全に葬り、獅子丸はヒカリ丸と一緒に大空へ帰っていく。沙織と小助は飛騨に帰った。その胸にいつまでも獅子丸は生きていた。お・わ・り切ない最後ですな。『快傑ライオン丸』ってこんなに面白かったっけ?『スペクトルマン』の後番組だけにはちゃめちゃぶりを覚悟してましたが、破綻はほとんどなし、それどころかハードさを増す一方。獅子丸は内面を見せず、考えているのは打倒ゴースンのみ。そのストイックさがなんとも。しかし時は移って2011年。獅子丸はチャラいダメホスト、沙織はキャバクラ嬢、小助は女子高生として新宿ネオ歌舞伎町に笑撃的な復活を遂げるのでした。
2020年10月10日
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また夢か。 車寅次郎 快傑ライオン丸 第53話「悲しきタイガージョーの最期!」ゴースン八人衆の墓に一人ずつ花を手向ける最後の使者・怪人ガンドドロ。ガンドドロはゴースン八人衆の復讐を誓うのはいいけど、前回登場したゴンラッドはどうでもいいのか?やはり話数調整の追加撮影だったか。沙織と小助はガンドドロを尾行するが姿を消されてしまう。ゴースンがこの近くに潜んでいるに違いない。都も目と鼻の先。しかし獅子丸にはゴースンを倒す秘策はなかった。翌朝四人はドクロ忍者たちに襲撃される。バイトも総動員してかやたら数が多い。必死で応戦する中、小助が斬られてしまうが血は出ていない。いつの間にかドクロ忍者に扮装した錠之介による峰打ちだった。焦る錠之介を心配する獅子丸。獅子丸の心配をよそに錠之介はガンドドロのアジトへ潜入に成功。目の前にそびえ立つゴースン城。ゴースンは城ごと都に近づいていたのだ。目立つ。そんなこんなで錠之介はゴースンに見破られ、ガンドドロたちとバトル。ガンドドロが放つショットガンの弾が何発も錠之介に命中する。錠之介はタイガージョーに変身。ガンドドロは剣の腕も立つ。そこへ獅子丸が駆け付け、ライオン丸に変身。ライオン飛行返しとタイガー隼斬りのダブル攻撃にガンドドロは一旦退却。ゴースンとの最終決戦を前に腹ごしらえすることになるが、錠之介は「ちょっとその辺の様子を見てくる」と言って小屋を後にする。獅子丸は止めようとしなかった。ゴースン城に辿りついた錠之介の前に巨大な姿を現すゴースン。錠之介はタイガージョーに変身して立ち向かうが、ゴースンの攻撃で失明してしまう。それでも尚も挑む。既に満身創痍のタイガージョーにガンドドロが銃口を向ける。ガンドドロに捕まった沙織と小助はヒカル丸を呼び、獅子丸に危機を告げる。沙織と小助の目の前でガンドドロはタイガージョーに一発ずつ弾を撃ち込む。「死にたくない・・・ゴースンを倒すまでは死ぬもんか」。しかし「いい根性してるぜ。今度は手だ!それ右手いくぞ!」とじわじわと追い詰める。爆走する獅子丸を乗せたヒカリ丸。「しぶとい奴め。とどめは額にくれてやるわ!」ガンドドロの弾がタイガージョーの額を撃ち抜く。次回感動の最終回。
2020年10月07日
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真実を捻じ曲げる訳にはいかないでしょう。 車寅次郎 快傑ライオン丸 第52話「早打ち六連発! 怪人ゴンラッド」またしても何の解説も無く怪人ゴンラッドと戦う獅子丸。次回作『風雲ライオン丸』のパイロットか西部劇テイスト満々。ライフルをぶっ放すゴンラッドに対抗してライオン丸に変身。しかしゴンラッドは弾を切らし撤収。難を逃れたライオン丸の前に錠之介、沙織、小助が駆け付ける。獅子丸はゴンラッドから密かに果たし状を受け、単身戦いに挑んでいた。そのことを咎める小助に獅子丸は素直に詫びる。翌日、小助と錠之介はどちらが多く魚と鳥を仕留めるか競争する。本当の兄弟のように仲の良い二人を見て獅子丸と沙織もほのぼの。しかし獅子丸はゴンラッドが気になっていた。そんなこんなでゴンラッドはドクロ忍者たちを従えて獅子丸&錠之介の襲撃に向かう。それに備えて獅子丸たちは獅子丸と沙織、錠之介と小助の二手に分かれて移動を開始。もう梅の花が咲く季節になりました。それぞれでバトルを展開、小助がドクロ忍者に捕まってしまう。獅子丸たちは生き残ったドクロ忍者の後を追って小助を助け出すが、そこにはゴンラッドとドクロ忍者軍団が待ち構えていた。四人はドクロ忍者軍団を斬りまくるがライフルで追い詰められ、小助が火薬で明けた横穴に避難。しかし穴をふさがれ閉じ込められてしまう。四人は『大脱走』のチャールズ・ブロンソンのように穴を掘りまくる。さらに火薬で爆破し出口を確保。光が射してニコニコの四人。ところがゴンラッドとドクロ忍者たちがお出迎え。「待っていたぜ。かわいそうな羊ども。貴様らの命このウィンチェスターがもらった。がははは」。当時の日本に羊はいたのか?獅子丸と錠之介はダブル変身。「ライオン丸見参!」「タイガージョー推参!」。二人はライオン飛行返しとタイガー隼斬りのダブル攻撃でゴンラッドを倒す。錠之介は「力を合わせることが偉大なことかよく分かった」と獅子丸に語りかける。四人はゴースンとの最後の戦いに挑む。それにしてもゴースン八人衆を倒したのにまだ怪人がいるのかよ?話数調整で急遽追加撮影されたのか?つ・づ・く
2020年10月06日
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君らもハンマーを捨て、ペンを取れ! 車寅次郎 快傑ライオン丸 第51話「最後の八人衆 怪人アブタ―」演出、脚本共に絶好調の『快傑ライオン丸』もいよいよ終盤。いきなり怪人アブタ―と錠之介のバトル。何故この展開に至ったのか説明なし。でも何となく分かる。錠之介はタイガージョーに変身して戦いに挑むが、アブタ―の爪ミサイル攻撃を受けて重傷を負う。その頃、獅子丸たちは休憩中。魚を焼いて腹ごしらえ。小助は「錠之介はたった一人でさびしくないのかな?おいらたちみたいに一緒に話し合ったり助けあったりできないから」と錠之介の身を案じる。獅子丸は水を汲みに行った先で意識を失ったまま倒れていた錠之介を発見。その間に沙織と小助がアブタ―とドクロ忍者たちに襲撃される。そこへ獅子丸が駆け付けバトンタッチ。沙織と小助は錠之介をヒカル丸に乗せて脱出。獅子丸はライオン丸に変身してアブタ―と戦うが、錠之介と同様に傷を負ってしまう。日没寸前の荒野を負傷したライオン丸がよろよろと歩く。こういうかっこいい画をピープロが撮ってしまうか。沙織たちが避難している洞窟に獅子丸もたどり着く。意識を取り戻した錠之介に「俺もあの怪人にやられたよ」と笑顔で傷を負った手を見せる。そんなこんなでアブタ―たちが襲撃、獅子丸たちは洞窟を後にする。決定打のないままアブタ―に挑もうとする獅子丸に錠之介はアブタ―の剣の使い方から左右のどちらかの目が見えないかもしれないとアドバイスする。そしてライオン丸は再びアブタ―と対決、右目が見えないことを確信するとライオン飛行返しで勝利する。こうして錠之介は獅子丸たちと四人で旅をすることになった。固い友情で結ばれた獅子丸と錠之介、二人の間に言葉はいらない。つ・づ・く
2020年10月05日
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考えることが不潔だよ! 車寅次郎 快傑ライオン丸 第50話「ライオン丸を吊るせ!!怪人ジュウカク」初期のようなエピソード。じいさんと孫娘が筍を掘ってますよ。通りがかった小助も掘りまくり。しかし筍大爆発。筍は怪人ジュウカクの角だった。ジュウカクと獅子丸たちのバトル。ライオン丸に変身してとりあえず撃退。その夜、獅子丸たちはじいさんのお家に泊めてもらう。ついでに筍ごはんもごちそうになりいい旅ゆめ気分。なぜこんな山奥に住んでいるのか。小助の不躾な質問に孫娘泣いちゃう。もとは山里に住んでいたがゴースンに踏み潰され、孫娘の両親や妹、弟も亡くなっていたのだ。そんなことを聞いた罰があたったのか、小助は突然高熱に襲われる。ジュウカクの角に毒が塗られていたのだ。じいさんと孫娘は天神山に毒消しの実があるとアドバイス。早速獅子丸を連れて天神山へ向かう。そんなこんなで毒消しの実をゲットするが、じいさんがジュウカクに捕まり、ついでに獅子丸もあっさり捕まってしまう。孫娘によって毒消しの実が届き、小助の熱は引く。獅子丸のピンチを知った沙織は天神山へ向かおうとするが、小助も行動を共にしようとする。そんなこんなで獅子丸の縛り首が決定。これまで多くの仲間が獅子丸によって倒された。ただでは殺さない。山道を急ぐ沙織たちを見かけた錠之介は只事ではないと察知する。「さて獅子丸言い残すことはないかね?」といよいよハンギング。その瞬間、沙織の手裏剣で紐が切られ、ヒカル丸が獅子丸を受け止める。奪われた金砂地の太刀は小助が釣り竿で奪い返す。さらに小助を襲うドクロ忍者を錠之介が仕留める。獅子丸はライオン丸に変身、ジュウカクを打ち倒す。小助は孫娘から母親の形見のお守りを受け取る。ほわんとした気持ち。夕焼けの中旅立つ獅子丸たち。つ・づ・く
2020年10月04日
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俺こう見えてもおしゃべりなんだよ。 車寅次郎 快傑ライオン丸 第49話「恐るべき屠殺人 怪人ジャムラ」怪人ジャムラはゴースン八人衆の中で一番の強さを誇っていたが、凶暴で傲慢なところからゴースンの怒りを買い、三年の間岩の中に閉じ込められていた。しかし獅子丸と錠之介追討のため封印が解かれる。でも確か八人衆が勢ぞろいした時には居たような気がしますがね。毎度毎度ドクロ忍者たちに襲われる獅子丸たち。いつまでこんな毎日が続くのか。ドクロ忍者のボス・ドクロ頭は錠之介を発見、ジャムラに討ち取るよう進言するが、ジャムラは三年分の飯を食うことに必死。そんなこんなで食後に錠之介と対決。ジャムラはむちゃくちゃ強い。タイガージョー絶体絶命。「けっ、これでお終いか?張り合いのない奴。何がタイガーだ。こいつは爪のない哀れな野良猫よ。やめた。おい野良猫、一度だけ見逃してやるぜ。がははは」。錠之介のプライドはずたずた。獅子丸に八つ当たり。やけくそになって勝負をつけようとする。しかしこれはジャムラの作戦でもあった。激闘を繰り広げるタイガージョーとライオン丸。いい加減ヤバい感じ。小助は斬り合いを止めるため、爆弾を投げつける。そのどさくさに乗じて沙織が捕まってしまう久しぶりのパターン。そのため戦いは中止。錠之介は涙を流しながら悔しがる。「獅子丸、気をつけろ。今度の奴は強い。俺は敗れただけではない。俺は敵に情けを受けた。奴は俺のことを野良猫だと嘲った・・・!」。肩を震わせて泣く錠之介。獅子丸と小助は自分の負けを素直に吐露した錠之介を立派な男だとリスペクト。そんなこんなで沙織奪還のため、獅子丸と小助はジャムラと対決する。獅子丸はライオン丸に変身、ジャムラと戦うがドクロ頭とドクロ忍者たちもなだれ込む。しかし「余計なことすんな!」とジャムラはドクロ頭とドクロ忍者たちを全員滅多斬り。そてライオン丸絶対絶命。そこへ錠之介が助太刀。その間にライオン丸はピンチを脱出。久しぶりのライオン飛行返しでジャムラを倒す。ライオン丸の勝利と沙織の無事を見届けると錠之介は一人旅を続ける。つ・づ・く
2020年10月04日
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趣味は旅行でございます。 車寅次郎 快傑ライオン丸 第48話「傷だらけの殺し屋 怪人マフィアン」今回もシュールな映像とハードなお話。ゴースン八人衆の一人だが、めちゃくちゃ病弱な怪人マフィアン。ゴースンの命令を受けて獅子丸打倒に燃えるが、娘の加代に止められる。加代は幼い頃からマフィアンに育てられてきたため、親同然のマフィアンの身を案じていた。そこで自ら獅子丸を倒そうとする。躊躇する獅子丸に代わって沙織が対戦。五分と五分。このままではどちらかが死んでしまう。沙織を獅子丸が止め、マフィアンは加代を止める。マフィアンは獅子丸に礼を言うと改めて勝負を申し入れる。病弱なマフィアンを見て獅子丸は戦いを取りやめるが、はずみでマフィアンの右腕を斬り落としてしまう。その返り血を小助が右手で受けてしまう。即座に詫びる獅子丸に「これでいいのだ・・・もう一度立ち合わねばならないだろう。いずれ」と言い残すマフィアンと加代。悔しがる加代にマフィアンは「これでいいのだ」とほくそ笑む。その夜、小助は高熱に侵される。さらに右手がマフィアンのそれと化し、獅子丸の首を絞める。獅子丸と沙織はためらいながらも怪人化した小助を身動きできないよう紐で縛りつける。獅子丸は小助を助けるため、マフィアンとの勝負に挑もうとする。一方、加代はマフィアンの右腕を斬り落とした獅子丸が許せず、打倒獅子丸に燃えていた。女とは戦えないと言う獅子丸に「病人となら戦えると言うの!?」と核心を突く。沙織は獅子丸に語りかける。「私には分かったわ、今度の敵が一番強敵だったことが。ゴースンは私たちの一番弱いところを突いてきたのよ。女や病人とは戦えないわ」。加代と戦う獅子丸。「じゃ獅子丸さんは小助ちゃんの腕を斬った方が良いっていの?」。獅子丸は小助のため病人とはいえマフィアンを倒すことを決意する。病弱だがマフィアンは強い。しかしライオン丸に左腕を斬り落とされて息を引き取る。すかさず加代はライオン丸に立ち向かうが敵うはずがない。「もう止めるんだ。私はあなたたちに何の憎しみもない。だがゴースンを倒すためには私は何でもやる!加代さん、あなただけは生きてほしい」。加代は自分の身体を刀で突き刺して自害する。つ・づ・く
2020年10月04日
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朝っからパンなんて食えるか! 車寅次郎 快傑ライオン丸 第47話「地獄の棺桶 怪人ジェンマ」映像懲りすぎで見応えありまくり。冒頭ちょっとした諍いで侍同士が斬り合い。そこへ棺桶を引きずりながら馬に乗った怪人ジェンマ登場。斬り合いに勝った侍が棺桶を譲れと言い寄って来るが「先約済み」と射殺。ジェンマの狙いは獅子丸抹殺。ドクロ忍者たちと大乱闘を繰り広げるジェンマ。そこへ獅子丸たちが助太刀。ジェンマは獅子丸に力を合わせてゴースンを倒そうと協力を求める。固い握手を交わす二人に疑心暗鬼の沙織と小助。そんなこんなで協力してドクロ忍者たちと戦っているところに錠之介が現れる。ジェンマの胡散臭さに錠之介はタイガージョーに変身、勝負しようとするが獅子丸に止められる。「今日のところは大人しく刀を引こう。だが断っておくがきっと後悔するぞ」と忠告して立ち去る。そんなこんなで獅子丸たち三人を張り付けるための十字架を発見。ドクロ忍者たちが襲撃、さらにジェンマも登場。「うるさい連中だ。さっさと片付けちまおうぜ!」と言いながら拳銃は小助を狙う。拳銃の弾で着物を剥ぎ取られ小助フルチン状態。「何すんだよ~ジェンマ!」。すべて獅子丸たちを罠に仕掛けるための芝居だった。「単純に人を信用する奴は早死にするそうだぜ。ここらが潮時だ」。十字架の前に立たされる獅子丸、沙織、小助(フルチン状態)。「獅子丸、悔しいか?がははは。お前には特別に棺桶まで用意してあるんだ。どうだ俺の心遣いは?」。そんなこんなで獅子丸とジェンマは風が吹き荒れる荒野で一対一で対決。金砂地の太刀と拳銃を地面に置き、どちらが先に武器を手に取るか。獅子丸はライオンバックルで金砂地の太刀を遠隔操作、僅かな隙をついてジェンマより先に金砂地の太刀を手にしてライオン丸に変身。すかさずジェンマも拳銃を手に取るとライオン丸を狙い撃ち。激闘の末、ジェンマに金砂地の太刀が突き刺さる。ジェンマは自分を棺桶に入れてほしいと頼むが、蓋を閉じるライオン丸を離そうとしない。道連れに自爆するつもりだ。大爆発する棺桶。しかしライオン丸は危機を逃れる。ジェンマは拳銃を欲しがっていた小助のために一丁遺していたが「こんなものいらねえや」と小助はポイする。つ・づ・く
2020年10月04日
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