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今年の流行語といへば、「アキバ系」「電車男」「キターーーーー!!」「萌えっ!」などなど、そのテの言葉がいくつか名を連ねそうですにゃ。「電車男」ブームに乗って、今まで世の中で後ろ指さされ続けてきたこのテの人たちが、今年に入って、ようやく市民権を獲得したということなのでしょうか。個人的には「へんなの」とは思いますが、まあいいかな、てな感じ。これもまた時代風潮のひとつかなあ、とも思っております。これとは別に、今年に限らずここ最近、それ以前に増してよく使われてる言葉で、ちと気になるのがあるのね。「妄想」↑です。以前はたいして使う言葉じゃなかったのに、最近とみに一般的にあちこちで使われてる。たとえば、若いビジネスマンの世間話なんかで、A : 「ゆうべ、営業会議で、C課長に殴られる夢を見たよ」B : 「おまえ、それは妄想だよ」A : 「そーだよな、アハハ」とか。あるいは、バラエティ系トーク番組なんかで、人気のアイドルが、アイドルA : 「わたし、好きなタイプの人に遭うとぉ、まだ初対面なのに、その晩とかにぃ、デートして話す会話の内容とか、一緒にドライブする所とか、次々頭に思い浮かべて楽しんじゃうんですよー」司会者B : 「ふーん、Aちゃんは妄想壁があるんだー」とか。「妄想」が使われる背景って、よくはわからないんだけど、おそらく人々が、現実の日常生活に閉塞感というか、辟易している部分があって、そこで得たストレスを消化するために、想像を膨らませることを正当化してる、というところがあるんじゃないかなあ、と思ったりします。想像することに関しては、各自自由だからね。流行だから別にいいかなあ、とも思うんだけど、「妄想」って、そもそもいい意味の言葉じゃない。たまたま広辞苑でこないだ調べたところ、「みだりな想像」とあった。つまり「よからぬ想像」ってこと。なんとなく、露悪的というか自虐的な感じもする。お笑いの世界やブラックユーモアで、自分の欠点や失敗を笑いのネタにしたりするのがあるけど、それの影響かな。そういえば、「自虐」とか「M」なんていうのも、似たニュアンスで最近流行ってる言葉のような。。。とはいえ、私も最近ときどき「妄想」って使ったりしたことがあります。つかっちゃった後で、「あっうっかり使っちゃった」と思うんだけど。本来、個人的にはあんまり使いたくない言葉だという観念がある。だから使わないようにしようと思っていたんだけど。「妄想」って、もう一つ、病的な精神状態の意味をもつ言葉でもある。現実と想像の区別がつかなくて、恐ろしい想像に一人ひどく脅えたりとか、現実にはありえない対人関係を想像で作り上げて、そのつもりで生活していたりとか。だから、いるはずのない幽霊に脅えて会社を休んじゃったり、思いを寄せる相手をストーカーしちゃったりといった、問題行動をしたりする。その「妄想」している人にとっては、本当に幽霊がいて自分を襲ってくるから、会社を休んででも除霊しなくてはいけないと思う。または、好きな男性が、本当は自分のことを好きなのに、照れてそれを云えずにいるに違いないから、自分のほうからアタックしなきゃいけないと思う。現実は全然違うということを、きちんと確かめるという発想はない。そういうのと、前のビジネスマンとかアイドルが云ってる「妄想」とは違うのに、彼らがそれと全く同じ言葉で「妄想」とか発音してるのを聞くと、ちょっと胸がザワザワしたりします。自分で云っちゃったときも同様ね。「自虐」「M」もしかり。べつにいいじゃんそんなのただの言葉なんだしさあ、ブラックユーモアも好きなわけだしい、とも思うんだけど、「ことだま」侮りがたし。せめてTPOに応じた使い分けってのも、自分自身も含めて、もう少しやわらかい云い方を考えたほうがいいような。「想像」という云い方でいいだろ、というシーンもしばしば見かけます。蛇足になりますが、「阪神タイガースはまだ負けてへんでェ~!! はじめの4戦ごときでロッテに負けたなんてゆうなあ~~~!! このあと5戦やって逆転優勝じゃあ!!! ろぉ~~っこ~お~おろ~しにぃ~♪」とタイガース酒場でクダを巻くのは、「妄想」にあらず。ただの熱狂的な阪神ファンの慟哭です。好きなだけ泣かせてあげましょう(笑)。涙を含んで育ったアオダモを削ったバットが、来年以降、引き続き火を噴くわけやね。
October 27, 2005
<こてんぱ~ん♪>阪神、やられすぎだなー。ロッテがプレーオフではずみをつけてるというのは聞いてたけど、まさかここまで大差で負け続けるとは思わなんだ。関西から千葉まで駆けつけた阪神ファンは、さぞかし腹を立てて帰ったことだろう。悪いけど、今の阪神の試合運びは、僕らの野球チームとよく似てる。ブランクのせいで、野球勘が取り戻せていない感じとか。ただ、プレーオフ後というアドバンテージを差し引いても、今年のロッテはマジで強い。西岡と今江なんて、恥ずかしながら今年に入るまで知らなかった。なんというポテンシャルの高さであろうか。シーズン中、彼らは巨人戦なんかより、よほど質の高い試合をやってたのではないか。巨人戦を見慣れた視聴者は、損をしてるよな。テレビに映る試合で活躍できないからって、彼らは腐らずに牙を磨いておったのだ。ファンの温かい応援のおかげというのも大きいね。両チームとも、長い低迷の時期を乗り越えて、リーグ制覇を果たして臨んできていると思うけど、阪神は、不振にあえぐ中でも安定したファン層を維持し続けてきているのに対し、ロッテは、もともとが不人気球団で、閑古鳥の鳴く川崎から千葉へ移って、地道にファンを集めて人気を温め、ようやくここまできたという点で大きく違う。ノムさん、星野さんのネームバリューをも活用して大型補強に積極的に取り組んだ阪神に対して、「なにくそ!」というハングリー精神はロッテのほうが上回っているのかもしれない。今年はシリーズ経験という点で阪神が有利かと思っていたが、今年に賭ける意地とかパワーという点で、ロッテの死に物狂いの底力が阪神を圧倒している。だからロッテの優位は、いまだゆるがないような気がする。まさかここまでその差がはっきり出るとは思わなかったけど。それにしても、両軍の応援はすさまじいものかあるね。テレビを通じて、どちらかを応援はするけど(今年はどっちかといえば阪神)、はっきり云って、阪神の応援団にもロッテの応援団にも、個人的には入りたくないね。勝手に盛り上がってて欲しい(笑)。数的に圧倒的に優位な集団というのには、昔からどうも共感できない性格なのだ。<さんか~ん♪>ディープインパクトは、これまでの2冠と違って、かなり苦しんだようだネ。横山典弘は、2着に入ったアドマイヤジャパンに、非常にうまく乗って、あとちょっとのところまで王者を追い詰めたんだけど、最後は能力の差で、ディープに軍配が上がった、といった感じ。すべてにおいて、他の馬とこいつは、身体の造りが違いすぎるからね。なんとなく、ダンスインザダークが菊花賞を勝ったときも、こんな展開であった。あのときも、鞍上は武豊だったですにゃ。引退した岡部騎手騎乗のロイヤルタッチという馬を、ゴール板の直前で内側からスルスルッと抜き、杉本清アナが「ヤッタヤッタ、タケユタカ~♪」と叫んでいたのが耳に残っている。武クンは、中央の指定するG1レース50勝めだそうだ。これもまた当分抜く者はいないような、不世出の大記録けど、その初めてのG1制覇は、スーパークリークに跨った菊花賞だったんだよなあ(話題が古すぎる)。ケガさえなければ、このまま来年の凱旋門賞も、圧勝しちまいそうな予感がする。来年、トリノ五輪とかW杯サッカーで日本の成績がイマイチだったとしても、ガッカリするスポーツファンの鬱憤を、ディープが晴らしてくれるかも。「メロちゃんや ヒデの悔しさ まくる秋」みたいな感じ(?)。<てんらく~♪>J2、我がモンテディオ山形は引き分けをはさんで連敗中。これで6位まで転落。ライバル・甲府の背中が遠ざかると同時に、仙台、札幌にも抜かれた。どうも最後の最後でいつも失速して、ギリギリチャンスを逃してしまうんだよなあ。入れ替え戦出場、果たしてなるのか?京都はJ2の中では破格の強さで昇格決定。勝ち点から見てもわかるとおり、他チームとの力の差が大きい。去年の、川崎フロンターレもそうだった。だから、入れ替え戦に出てくるJ1・16位のチームとJ2・3位のチームの力の差は結構大きいし(だから入れ替え戦はJ1下位チームの残留となるだろう)、すでに落ちてくることが決定しているチームにしても、ユースとかですでに強い選手を育てて抱え込んでたりするから、来年は、そうそう簡単には歯が立たないだろう。ただ、昨シーズンさほど力の差を感じなかった大宮アルディージャは、案の定、降格ラインがケツまで迫る大ピンチ。リスのアルディーくんの大きな尻尾は、いかにもつかみやすそうだ。
October 24, 2005
NHKの「日本の、これから」という番組。毎回、「ケッ」などと思いつつ、ついつい見てしまう。今回は「現代の若者」といったことがテーマだった。フリーターの話とか、好きな仕事、納得できる仕事を見つけられずにやめてしまう人の話、ニートの話など、いろんな若者が登場し、主張したり、オッサンたちに叱責されたり反論したりしていた。日本シリーズが、不思議な締めくくりで早々に終ってしまったので、「裏番組」としてもなかなかよかった。中には悲壮な話題などもあったのだが、重い展開にならずに終ったので、後味は悪くなかったように思う。良くも悪くも、ゲストの泉谷しげるが、フォーク唄ってた時代と比べて丸くなってて、主張したい若者と、それをはねつけたいオヤジたちの間に入ってまとめていた。感じたこと。オッサン側の、ビジネス界において成功した人の、理路整然とした話がなんだか薄っぺらくて、若者側の、口の利き方も知らないような喋り方をする、フリーターの兄ちゃん姉ちゃんの話のほうが胸を打つ話だったというのが面白かった。ようは、彼らは現在、社会的にイニシアティブをとれずにいるとはいえ、自分の考えを彼らなりにしっかりと胸に抱いている、ということなんだろうなあ。もう少しそういう、末端の立場にいる若者の声というのが響いてくるような世の中というのが、あるいはもっと住み心地のいい世の中なのかも。聞いたこともないような面白い商売をやってる人も紹介された。自分で絵葉書を書いて街頭で売ってる女の人だとか、いろんな声色を使い分けて漫画を読んで聞かせることで、小銭もらって生活する人とか。でも生活はカツカツだという(だろうな)。「本当にやりたいこと」と「安定した生活を確保するための生業」というのを両立するのは、本当に難しい。その両立にたどりつくために、皆悪戦苦闘したり悩んだりして、あげくあきらめざるを得なかったりする人も多いと思う。だけど、若者にとっては、今が人生終着駅なわけではないわけだから、問題と思うのならば、また打開策や目標を云うことができるのならば、それに向かって前進したりあがいたりしていければ、それでいいのだと思う。そこからまた新たな問題も出てくるかもしれないし、光が見えてくるのかもしれない。今、ここにある問題というのは、今後まだまだ続く人生の中の、一つの過程なのだから。そう受け止め、不要なプレッシャーから自分を解放しようではないか。いちおう、まだ若者に含まれる一人だと思い込んで抗っている自分を励ます気持ちも込めて、エールを交換しよう。
October 23, 2005
<男を上げた川崎と大道>いやー、ラジオでこんなに熱くなったのは久しぶりだ。昭和63年(だったかな?)の、近鉄とロッテの最終戦ダブルヘッダー以来、といいたいところだけど、ホントはおととし、TBSラジオでやった「宮川まさるのパカパカ90分」の年間ベスト1の発表を聞いたとき以来だね(笑)。福岡ソフトバンクホークス、まさに剣が峰で踏ん張って、9回裏で4点差を追いついて、1番バッター・川崎宗矩のサヨナラ安打で勝利。それまで、前の回(8回)まで、自慢の打線が完全に封じ込まれていたもんだから、さすがにソフトバンクもあきらめムードだったので、奇跡の勝利といっていい。これが高校野球のPL学園だったりすると、もうちょっと逆転の可能性がありそうな雰囲気が漂うんだけど、プロの試合となると中継ぎ、抑えの役割分担もきっちりしてるので、そうは簡単には逆転なんてできないだけに、まさしく奇跡といってよいと思う。ロッテにしてみれば、追いつかれた時点で、すでに大変なガッカリ感が漂っていた感じだな。この様子だと、明日もソフトバンクが勝って、最終戦までもつれるのかな。だが、この試合のMVPは、9回裏1死1塁で内野安打を打った大道だと思うね。一塁ベースに足からすべりこんで、解説者に「あれは危ない」とか云われてたけど、結果的に彼の全力疾走が、ロッテ・小林のエラーを誘って、リリーフの小林を完全に浮き足立たせてしまった。最後はロッテが勝つと信じているけど、地元福岡でのプレーオフを盛り上げた功績は大きい。つーか、プレーオフがなければソフトバンクは3連覇のはずなのに、これ負けちゃうと、2年連続してレギュラーシーズン1位なのに優勝できないことになる。<男を下げてるエモヤン>江本孟紀著「読売巨人軍をダメにしたジャイアンツバカ」なる本を読んでみた。内容はタイトルの通りで、巨人に対するボロクソ批判本。はじめのうちは、「そうだそうだ、もっとどんどん云ってやれ」と思って読み進んでいたんだけど、だんだん不快になってきたので、読むのをストップした。たぶん、云いたいことの趣旨は、共感を覚えるアンチG派の人は多いと思う。だけど、いかんせんこれは「悪口の文章」なのだ。よほど筆力にたけた人の、理詰めな文章でないと、読者に気分よく読ませることは不可能なんだろうなあ、と思った。書いてる本人が感情移入しちゃうため、理性が失われてくるし。こんな文を200頁も書いてる姿を想像させるだけで、男を下げるよ。日記やブログならばともかく、お金をもらって読ませる出版物だしね。エモヤンの書いてる話のひとつ。清原をはじめ巨人の選手たちが筋トレばかりやって、走りこみや投げ込みのような基本練習が不足したせいで、ケガが絶えず、結果チームに貢献できていない、というところまではわかる。だけど、そこからなぜ「筋トレは野球選手にとって有害である」という結論になるのだろうか。以下、「試合中に水を飲むのは投手にとってよくない」「アイシングは身体に悪い」「ストレッチのせいで9回持たない投手が増えた」などなど、似たような話がえんえんと続く。あるいは「やりすぎはよくない」というニュアンスを伝えたかったのかなあとも思えるのだけれど、言葉が足らなすぎる。あまりに非科学的で、論理的に矛盾を感じる点が多すぎるし、思いつきや思い込みで書いてるとしか思えないのだ。まるで、週刊金曜日が一昔前に出した「買ってはいけない」に載ってた話のようだ(これもヒドい本だった)。しかも堂々と威張って書いてるのであるネ。エモヤンは、「ベンチがアホやから野球がでけへん」発言をはじめ、背が高かったせいか、人を見下しているというか、威張りくさってるなあ。しかも支持者が多いのかどうか知らないけど、増長してるしなあ。アメリカ独立リーグの監督になるとか云ってたけど、エモヤンの下でやる選手たちは彼の非科学的練習によって納得いかない結果となりそうに思える。こんな、チームプレーも満足にできないことが理由で引退したワガママGMに、誰がついていきたいかなあ。・・・って、あまりこちらもダラダラ書いてると、人間性を疑われるので、これぐらいでやめときます。
October 15, 2005
今週の「週刊文春」、小池百合子大臣の生い立ちの記事はすごく面白い。本人というより、小池さんのお父さんの破天荒な話が面白いんですけどね。タイゾー、ノムさんらの話を押しのけ、今週のピカイチオススメ記事です。それはともかくとして。今の野党の議員さんって、「アンチ○○ファン」に似ているな。あるいは、ツッパリ中学・高校生にも似ているな。結局のところ、自ら動いて何かやるわけでもないもんな。文句云ってることが生きてる証であり、パワーの源であり、自身のみが認めうる存在意義なわけだもんな。でも国民から見れば、与党も野党もどっちも同じ「政治家」なんだからな。野党が叫ぶ非難の勢いは、非難のターゲットである与党が何かするたびに高まるが、高まるだけにとどまってしまう。つまり、そこから何か建設的なものが生まれることはほとんどない。野党はその理由を、すぐ与党のせいにして非難を重ねることによって、さらに後ろ向きでマイナスのエネルギーの出力にばかり時間を費やそうとする。だから結局のところ、現野党は国政に関して建設的な物事を、いまだに何一つとして生み出せていない(ように見える)。そのへんが、野党が国民の支持を得られず、ひいては政権を確立できない最大の理由でもあると思う。それをよそに、与党は「郵政民営化」を旗印に「改革」をうたう選挙をやって国民に大いにウケた。本来野党が「改革」を打ち出すべきなのに、なんだか妙な後味の選挙だなあと感じた。今、すごく問題だなあと思う点というのが、国の打ち出す政策が殆ど、与党と野党が、はじめの草案から策定の段階まで完全に対立し、孤立しているということ。あるいは、昔からそうだったのかもしれないけど、現在に至ってその欠点が如実に浮き彫りになっているように感じる。顕著な例が郵政民営化法案と年金改革案である。「郵政民営化」ということ自体に対して、賛成の考えをもつ野党議員だっていた筈だ(と思う)のに、「自民党の(コイズミ首相の)考えたことだから」という理由によって、党の偉い人たちが「オカダさんの顔をつぶすな、民営化に賛成のヤツはクビだ」などと圧力をかけるものだから、仕方なく反対せざるを得なかった、という人も少なからずいたんじゃないだろうか。年金改革についても、与党と野党第一党の案は、ノッケから別々に考えられているから、対立したまま時間の経過とともに与党案が推進されていき、野党はそれを指をくわえて見ながら、ときどきイチャモンをつけているだけで、何も手を貸そうともしない。もしある程度現与党による年金改革が進んだ時点で、現野党に政権交代したとしたら、その党のやり方で、過去の積み重ねを無視して、また一からやり方を変更するとでもいうのか。そんな政党間の勝手な事情に、国民はつきあえるわけがないじゃないか。与野党の立場とか気持ちはわからなくもないけど、それでは全然ダメじゃん。現行のやり方で、このまま与党案の先行を甘んじて許し続ける限り、現野党に「改革」なんて永遠にできるワケがない。「与党の考えたことなんかに協力できない。全部与党で勝手にやれば?俺たちは全部それに賛成しないから」などとそっぽを向き続けるつもりならば、政治家なんか辞めたほうがいい。存在自体が公約違反なんじゃないかとさえ思う。そうはいっても、たぶん草案の段階から野党が口をはさむことというのは、現行のシステムでは、とても難しいことなんだろうなあとは想像できる。たぶん過去からの因習とか、いろんな複雑な事情があって、すごく大変なんだろうとは思う。だけど、いつまでも現行のタテワリ体質を引きずったまま、何事も与党と野党が独自に別々に決めて、相容れないまま形を固め、そこでようやくぶつけ合う方式のままだと、良い案など永遠に出ないのではないかと思っちゃう。「政党間をまたいでのプロジェクト方式による政策」みたいなものが、国会の場でできるのならば理想的だが、できないのならばやり方を改めるべき。すなわち、国会審議以前から歩み寄る体制がもっと必要ではないか。そうして歩み寄った結果成立した年金改革制度や税金の制度ならば、現状よりももっと、国民が納得できる内容の制度になるのではないだろうか。いろんな政策や法案の草案を創出する仕組みがよくわからないんだけど、仮にもし国会の席でそれができないのならば、たとえば与党主催の懇談会だとか首相の諮問機関みたいなものを、野党の懇談会などともリンクし、主催者を与野党で持ち回りにすることによって、皆で草案から作っていくような形に段階的に変えていくとか、何か、はじめから互いに絡める仕組みを考えて欲しい。この方法が妥当なのかどうかはわからないので、機会があればもっと勉強してみようと思うけど、やり方はどうあれ、今日の、いろんな意味で切迫し、困窮する世の中にあっては、政府が与党も野党も一体となって、一つ一つのの課題を協力し合い、迅速かつ柔軟に解決していく姿を、個人的には見たいし、国民も見たいんじゃないかと思うけれどどうか。それには与党の体質を改める必要も当然あるだろうけど、たとえば「コイズミチルドレン」の中からそんなことをしようと思う人が、果たして出てくるだろうか。もし少しでも体質改善を図りたい人がいるのなら、そういう与党議員を味方にして、野党のほうから与党にはたらきかけるべきなんじゃないのかな。もし野党にそういう発想があって、実行しようという意欲があるのであれば、これこそが「構造改革」だと思うし、政治家が、これをきっかけに少しずつでも信用を取り戻す結果にも結びつくだろうと、個人的には思うんだけどなー。
October 6, 2005
昨日のドラフト会議の席での、辻内くんたちの指名球団勘違い事件は、日曜日の朝、ほぼ間違いなく「喝!」の対象になることだろうね。サラリと流したいと思っても、関口宏が「これはいけないですよねえ親分」とかなんとか云って、必ずあおるだろうと思われます。あなたはクラスメイトのワルさをすぐ先生にチクる生活委員ですか。私に云わせりゃ、指名される高校生にとってみれば、ぜんっぜん大した問題じゃない。というか指名に対し感謝の心を持ち、不満など云うべきではないでしょう。もちろん、プロ野球組織側に意識改善をして欲しいとは思うけど。また、指名したあとになってから「あれはやっぱ取り消しね・・・」とかなんとか、球団側が云いだすような話だったら、それは問題だと思うけど。---------------------------------------------------久しぶりにCMの話です。近頃気になるCMを並べてみました。フィギュアスケートの安藤美姫ちゃんのCMは、改めて書くまでもなく目尻を下げて見てしまうので、それ以外のものということで。<妄想>大した話じゃないけど。綾瀬はるかがポカリスエットのCM、長沢まさみがカルピスウォーターのCMに出てるのは、意図的にそうしてるのだろうか?このところ、ポカリとカルピスウォーターが同じ飲み物に思えてしまっていたのは、同じような雰囲気を持ってる彼女たちのせいである。見てないからよくしらないけど、2人は「セカチュー」の映画とドラマのそれぞれヒロインだったりと、やはり似た路線を歩いている。それはともかく、どちらも「娘に欲しい」タイプ。彼女とか妹じゃなくて娘かよ!? というツッコミに対して。はいそうです娘に欲しいです(爆)。実際2人は仲良しなのかドロドロしてるのか知らないけど、両方ともいてくれたら、美人姉妹を娘に持つ池中源太一家のような、ケンカしながらもやがては強い絆で結ばれていき、楽しい家庭になることは間違いない。妄想は以上!<他人の空似>CMタレントとして、友人、あるいは知ってる人とよく似た人が登場するのでドキッとすることが、ときどきある。最近のものでは、「石丸電気」のCMに出てくる家族のお父さん役の人が、昔働いていた会社の上司に似ている。また、「むさしの村」のCMで、ジェットコースターに揺られる子供連れのお父さん役の人は、地元草野球チームでサード守ってる人にそっくり。いずれも本人に真相は確かめてないんだけど(別人なのは間違いないけど)、考えてみるとお父さん役の人が多いな(笑)。<その他気になるCM(ランダム)>・ ライオンのハンドソープ「キレイキレイ」のCMの、実写の人々の中に 混じってる、アニメのおかあさんの動きが気持ち悪い。 一緒に登場する子役の男の子(実写)も、中途半端に演技派なので、 気持ち悪さをさらに引き立てている感じ。彼には神木龍之介くんのソツ のない演技を見習いなさいと云いたい。・ 「東京三菱キャッシュワン」のCMで、「決めたことをきちんきちんとやれ ると、おとなになったような気がしませんか?」と云う乙葉ちゃんの問い かけに対して、なぜか反抗的な気分になって、「しません!」と独り言を 云ってしまう自分がいる。 たしかに、計画的にきちんきちんとできるタイプではないからなあ。自分 の弱点を、あんな小娘に指摘されたのが癪だと思ってしまうからか。 でも、そんな自分のダメなところ、さほど嫌いではない。・ 「WindowsXP」のCMで、「いま、本を書いてます。ピーマンがきらいな ゾウさんとカエルさんのお話。わたしの作る本には絵とか写真をいっぱい のせるの。だって、知らない字が出てきて、おにいちゃんが読めなかっ たらかわいそうでしょ」と得意げに話す、小学1年生ぐらいの女の子。 一見ほほえましい話だが、この子があとで、漢字が苦手なおにいちゃん から、理不尽にボコボコぶたれて泣いている光景が目に浮かぶようでも ある(笑)。 言葉や知識を身につけるのも大事だが、人をヤーな気分に する言葉や態度とは何かを学ぶことも、人生にはまた大切なのだ。・ やずやの「にんにく卵黄」のCMは、なんらかの物語仕立てになっている。 設定はよくわからないが、親元(?)を離れ、田舎のおじいちゃんの家に 暮らし、畑を手伝う女の子が主人公の、なにやら悲しい物語らしい。 今やってるCMでは、そのおじいちゃんとの別れのシーンが流れる。 なぜお別れなのかは想像するしかないのだが、バス停で孫娘を、笑いも せずに見送るおじいちゃんの顔が、キリッとしていてなかなかいい。 「日本版アルムおじいさん」という感じ。・ 「プロミス」のCMで、手作りカレーを作る井上和香。カッコつけてにんじん の皮をむいてるけど、スーパーで売ってるにんじんの多くは、すでに機械 で皮をむいてあるので、改めてむいちゃうのはもったいないぞ。 その他のCMでも、和香ちゃんはボケまくっている。ツッコミがいのある人 (誰でもいいというものではない)に、わざわざツッコミどころを作って向か ってこられると、こちらとしてはツッコむことしかできず、そうしてどんどん 気分良くなっていく。もはや釈迦の掌で弄ばれる孫悟空状態である。 ある意味「ワカパイ最強」かもしれない。・ 「サッポロ一番」のCMで、石塚が「サッポロ一番は、ごはんでぇ~す」と 強調しているのだが、ごはんじゃなければなんだというのだろうか(爆)。 あるいは、石ちゃんにとってはデザート!? それはともかく、サッポロ一番より美味い即席ラーメンというのはなかなか 世の中にはないね。日清も明星も、個人的にはイマイチ劣って感じる。 ロングセラーの秘訣は、結局のところやはり味なんだなあと思っちゃう。 好みは人それぞれだとは思うけどね。・ 「サラリとした梅酒」のCMソングは、今もなお同じ歌を使用しているな。 大阪のほうでは、「無意識に口ずさんでいる鼻歌」のベスト1がこの歌だ ということに、「探偵ナイトスクープ」の調査結果ではなっていた。 一介のCMソングが、あまたのヒットソングをしのいで鼻歌界(?)の頂点 に立っているというところが、痛快というかなんというか・・・。 CMでも、あまりこれ以外の歌を使わないで欲しいような気もする。・ テレビ埼玉で「マルキン自転車」のCMを発見した。 マルキン自転車! 懐かしい!! その昔「大正テレビ寄席」という番組 が日曜日のお昼にやっていて、その中の「マキシン(牧伸二)のバーゲン セール」というコーナーに登場して以来、超久しぶりに聞いた商標名だ。 思えば自転車のCMというのも、昭和50年代以来、殆ど目にしなくなって いるような気がする。マ~ルキ~ンじてんしゃほいのほいのほい♪だいたい、こんなとこですかね。けっこういろいろ気になるCMがありますね。皆さんはどんなCMが気になりますか?
October 4, 2005
なんだかなあ・・・。例のマイアヒ~♪の「のまネコ」の騒動は、エイベックス社員への殺人予告状が会社宛に送られる話にまでエスカレートしているらしいけど。 ∧ ∧( ゜д゜) ←コレは「のまネコ」ではなく「びっくりおじさん」です。「びっくりしたなあもう」と云っております。ちなみに失敗作です(爆)。どうかこのまま何事もないことを信じ願うばかりだね。あまり物騒な話にしないでもらいたい。たかが絵文字のネコのこと位でなにを憤ってるのだ。こんどは犬とかクマとかの、代わりのものを流行らせればいいだけのことではないか(よく知らないけど)。とはいっても実際に、この騒動のことに関する街頭インタビューがTVに映っていたけど、「許しがたいですねえ」などとボソボソ抗議している人たちの「怒りの声」は、一様にか細くて、彼らの風体も温和そうで、とても人を後ろから襲って、刃物で刺したりする人のようには見えなかった。「電車男」に登場してくる、BBSの住人たちといった感じ。「2ちゃんねる」なんかだと、毒を吐く人たちが大勢出てくるから、そこで皆であーだこーだ書き込んでいるうちに、過激な話が盛り上がっちゃったんだろうか。よくわからないけど、ヴァーチャル集団独特の「集団心理」みたいなものが負の方向に向いちゃって、その余勢を買った挙句の暴挙なのかもしれない。「ネット版リスキーシフト」といったところだろうか。だがそのオチとして殺人予告の脅迫状を送るなんていうのは、勝手に「のまネコ」を商標登録したエイベックス同様に、というかそれ以上にネチケットを欠いた、短絡的な行いに見える。それとも、もし本当に殺したいと思ってるのならば、その程度の欲求不満で殺意を抱くなんて、空腹時に母乳が与えられないという理由で怒って、母親に殺意を抱く赤ちゃん並の、感情制御能力の低い話だと思っちゃう。ともあれ、ネコの絵文字が使えなくなったというだけの理由で、殺すなんて軽々しく書くんじゃねえよ。
October 3, 2005
ちょうど8年前のちょうど今の時期、私はバリ島にいた。フランスW杯サッカーの最終予選の真っ只中で、帰りの飛行機で見たニュースで、日本がカザフスタンと引き分けたシーンを見た記憶があるので、そうかあれから8年も経ったんだなあ、と思った。テロに襲われたのはクタという、バリ島の中の浅草みたいな感じの街。なんとなく街が恋しいときなんかに行くと、胡散臭い商売人が観光客に群がってくるので、そういう喧騒とか、抜き差しならない雰囲気が懐かしかったりするところです。それだけに、テロに巻き込まれる観光客とか、罪なき商売人も多かったことだろう。前回の無差別テロも確かクタだった。全く関係ない民間人を巻き混んで暴れようとする、こういうテロ行為は許しがたい。クーデターと違って、テロには国際社会に対するマナーのようなものがないようだね。といいつつ、阪神タイガース優勝の大騒ぎに便乗して大暴れする輩や、無関係の人たちの車を空気銃で撃つ奴らも、動機こそ違え、もたらす可能性のある最悪の結果というのは同じなのだ。そゆことやろうって思う人は、そのへんを自覚してからどうするか考えたほうがいいかもネ。と思ったけど、頭がイカレてるから、そんなこと考えられないか。そーだよね、云ってもしょうがないかもね、残念だけど(T T)。
October 2, 2005
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