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<謎のどでかチラシ>先月某日、新聞に混じってなにやらでっかいポスターみたいなチラシが折り込まれているのを発見した。なんだか少し分厚い紙を使ってるみたいなので妙に記憶に残ってしまって、その夜、おもむろにチラシを広げてみると、赤いビキニを着たやたらスタイルのよい、割合キレイな女性の特大写真が載っていて、その脇に、あたかもお相撲さんみたいな体形の女性が、同じ赤いビキニを着て、海辺でアイスクリームをニヤけた顔でほおばってる写真のカットが載っている。ダイエット商品の広告であった。で、このスタイルのいい女性とおすもうさん女性が同一人物だといいたいようなのであった。よくみると、なるほど互いの面影はある。よーするに、「私はたった3ヶ月でこんなにきれいに痩せました」ということ。写真を見る限り「お前は貴乃花親方か!」と云いたくなるような痩せ方ではあった。化け方という云い方のほうが適切かもしれない。商品は、毎晩寝るだけで痩せる(!)という驚異の枕で、強力なトルマリンを埋め込んである。それで、そのトルマリンから出る「なんとか線」だかなんだか、よくわかんないものが脳に安眠を促して不眠を解消する。それと同時に、体内に余分に蓄積された脂肪を燃焼する、なんとかホルモンの分泌を促進するため、短期間でこんなに痩せるという理屈。どっかの国のドクター・ナントカという博士が開発したもので、世界中で何百万人もの人が愛用しているという。そんなにすばらしい効果があって、世界中で愛用されているのなら、すでにもっと話題になっていてもいいはずなのだが、なんでこんなポッと出なのだ? 「知られざる世界の神秘」ってヤツか?だが、自らの体形・体重を長年気に病んで、「『目方で男が売れるなら』ってフーテンの寅さんはいうけど、女は目方では売れないのよっ(泣)」と嘆いている大デブさん(♀)や、「いやー、接待で夜遅くまで飲みすぎとか、日ごろ脂っこい酒のつまみの食べすぎで、とうとう中年太りがはじまっちゃって、生活習慣病も心配だー」という小デブさん(♂)らにとっては、今の自分にこの上ない幸せを運んでくれる、魅惑の商品にも見えなくもない。事実彼らにはこのチラシの文言がそう見えることだろう。通販の方式で、チラシから切り取れるハガキ、または電話・FAXでも申し込めるようになっていた。そんなにいい商品ならばインターネット通販もやればいいのにと思うのだが、ホームページはないらしく、URLは書いてないのだった。余談だが、販売元の実態が見えないからなんとも云えないけれど、えてして、インチキ商品に限って、こういう販売ツールの乏しさの言い訳として、「ウチは本当にいい商品を提供したいので、テレビやインターネットは使わないし、認可も受けずに販売しているのです。広告経費や申請費用に費やす時間も費用も、よい商品づくりに当てたいからです」などと云ったりする。だけど実際は、中身が怪しいか薄っぺらいため、申請しても却下されてしまうからであり、会社も元手がないから各種メディアに乗っける予算さえ立てられない、ということの裏返しだったりするのである。個人的には、こういう裏事情を満更知らないわけじゃないだけに、スジは通せるものなら通したほうがいいのになあと、つくづく思う。値段は、1万5千円強で、枕にしては高いが、ダイエット商品としては、チラシでうたってる効果が本当であるのなら、恐ろしく安い。そして、その費用対効果は恐ろしく高い。他のダイエット商品の存在がかすむほどだ。ただしチラシが本当なら。もしうのみにした場合、不眠のときはいいよなあ、ぐっすり眠れて痩せるんなら一石二鳥だしな、などと我輩は思った。限りなくインチキくさいのだが、面白いチラシなので、すぐ捨てちゃうのももったいないかなと思って、とりあえずとっておいたわけアルネ。<怒りの掲示板>けど、こういうオモロイ商品のことは、あとあとになってからも気になってしまう性分なのである。自分もまたかつては別の「あやしい商品」を扱っていた経歴があるためか。ホームページで関連の話はないかと、“Google”で、この商品名を入れて検索ボタンをクリックしたら、約50件ヒットした。残念ながら、会社のホームページはやはり存在しないらしい。トップで、この枕についての議論を延々している掲示板がヒットしたので、覗いてみた。「ダイエット日記」とかなんとかいうサイトの中の掲示板で、「2ちゃんねる」とは違うらしい。掲示板の上では、この枕の販売元の会社に対する話題が、約200件にもわたり連綿と書き込まれていた。「2ちゃんねる」と同じような構成である。ダイエット版の「2ちゃんねる」みたいなものか。内容のほとんどが、罵詈雑言、誹謗中傷の嵐。まさに怒りの爆弾一斉炸裂! といった感じである。なぜこんなにもいっぱい書き込めるのか、と思ったが、匿名ということもあるし、また書かずにおれるか!といった心の中のほとばしりがあったのだろうね(笑)。* * * * * * * * * * * * * * * *以下、怒りの書き込みの数々からいくつか(一言一句は違うけど、こんな内容だったと思う)。「さっそく買ってからもう数ヶ月経つけど、全く痩せません」「この写真は合成写真だ。プロが見れば光や影の加減がおかしいとすぐわかる」「トルマリンがゴロゴロ動いて落ち着かず、かえって眠れません」「父と母が私の分と合わせて3つも発注してしまいましたが、3週間経つのにまだ届かない」「こんなチラシに惑わされて買っちゃった自分が情けない。また明日から頑張ろう」「質問しようと思って電話してみたが全然つながらない、どうなってるのか」「このチラシには返品手続きのことは一言も書いてない。怪しい商品だということはひと目でわかりました」「痩せたくて悩んでいる人の気持ちを逆手に取った、悪質な商売。許せない!」「あの写真の彼氏の車は、先月から発売されてる新車種。半年前の写真になぜ映ってるのか? ツッコミどころばかり見つかり、怒りをとおり越して笑える」 「あんな太った女とつきあう男がいること自体怪しい」などなど。* * * * * * * * * * * * * * * *以下、書き込みを読んだ我輩の独り言。「自分のことを棚に上げてよくもまあ・・・」てな感じ。けど、自分のことを棚に上げられるから、自己管理をせず太っちゃったのだろう。合成写真は痩せたほう? 太ってるほう? プロじゃないからわからなーい(笑)。それにそんな「だまされた」ってほどだまされてないだろうに(爆)。何十万、何百万と損したのなら別だけど、一万ナンボでしょう。これまでもそれ以上のお金をドブに捨ててきたんでしょうに・・・。(これ以上書くと、集団フライングボディアタックを食らって圧死するからこのへんでやめとこう・汗)最後のコメントは、一緒に書き込んでるおデブさん同士からは、反感を買う気がするので心配だけど・・・。* * * * * * * * * * * * * * * *・・・などと思いはしたけど、まあ、全体の感想としては、感動した(笑)。なんか、農民一揆とか、黒澤監督の「七人の侍」を見たあとのような感じ。この枕を買っちゃった人の復讐的な自作自演なら話は別だけど、掲示板上に、これだけ多数の人が、ひとつのテーマに対して、同じ方向を向いて200近くも書き込む人がいるというのがすごいと思った。署名活動のような、発起人の意図が絡んでるわけでもなし、任意でこういう結果になるのははじめて見た。ただ、掲示板の最後のほうで、「いい商品なので私も買いたいと思いました。連絡先ご存知の方教えてください」「○○さんへ 電話は×××-△△△-□□□□、FAXは末尾が□□■■です」「ありがとうございます。早速電話してみます」などというのがあった。これは販売会社の回し者のはかない抵抗かもしれないね(笑)。けど、この人たちは、「楽して痩せたい」という一心で買っちゃったとか、買おうと思っちゃったぶん腹が立っちゃったわけだから、冷静に考えると、自分に腹を立てているということでもあるんだろうね。これまで数々のダイエットの本を読んで試した人ならば、こんなのありえない! とひと目で見破るはずではあるまいか。そういう見識さえ盲目にし、邪心を覚醒させてしまうほどの魅力だったのか。「寝るだけで 楽して痩せる ダイエット」という、甘い5・7・5の誘い文句(^^)。<デブころがしに明日はない?>この謎の販売会社は、結局どれほど儲けたんだろうか。全く知る由もないし、今どうしているのかすら知らないが、こういう人たちのことだから、今頃、儲けた金でちゃんとした会社を作ろうなどとは、夢にも思っていないことは確かだろう。そしてそのまま、夏のニューカレドニアにでも逃避行しているのか。はたまた、遊びの資金がなくなったら、新橋あたりのウインズにサングラス姿でこっそり馬券を買いにきたりするのだろうか。事情は全く知らないし、すげーどうでもいいんだけど、想像だけで楽しんじゃおう。できることなら、このまま表舞台には現れないままでいて欲しいものだ。チラシに載ってた、短期間枕で寝ていただけでスッキリ痩せたというニセダイエットのモデルさん(元ホステスまたは風俗嬢とみた)も、できれば儲けた金で整形でもして、南国のサトウキビ農家かタコとり漁師の嫁にでもなって、そこに骨をうずめるつもりで地道に暮らし続けて欲しい。苦界から脱出できたのだ。その、今という瞬間の、この上ない幸せを大切にするのだ(←って勝手に決めつけるなよ)。それで、ルックスがいいからといって、二度とモデルとして世の中に出てこようなど思わないほうがいいだろう。せいぜい、地方の観光ポスターなどに、小さく載る程度が限度である。自分で人の道を踏み外しておいて、再び表舞台に立とうなんて虫のいい発想は、好きなだけ食っちゃ寝して痩せようなどと虫のいいことを考える人の、山のような注文ハガキを見てる貴方たちなら、よもや彼らと同じ轍を踏もうとは思わないことだろうけどね(笑)。だが、そういう裏事情などつゆ知らず、なぜか捨てずに家においてあったチラシを見て、いまだに枕を欲している人がいたりなんかすると、そこからまた新しい物語がはじまったりするかもしれないのだ(←はじまらねえよ)。
June 28, 2005
Pitch pitch,chop chop,run run run!といふわけで、巷は野球だサッカーだテニスだバレーだ格闘技だ世界陸上だ!気合だー気合だー気合だー! オイーオイーオイー!さあ!さあ!さあ!(←いわずもがなだが愛ちゃんですな)オゥ!オゥ!オゥ!(←同じくシャラポワですな)セット!ハット!ハット!(←どっかのアメフトチームのクオーターバックですな)といった具合に、猫も杓子もスポーツたけなわなわけではありますが。。。 身体が生活リズムを崩し、スポーツどころではなかったりする昨今。にわかに訪れた真夏の酷暑に身体が対応できず、早くも夏バテ状態。以前、石ちゃんや松村くんなどがテレビで、「6月は我々デブたちにとっては夏バテの時期でして・・・」なんて云ってるのを聞いて笑ったけど、今もまだやっぱり6月なんであるね。湿度が高いと、身体から大気へ水分が放出されにくくて、有酸素運動などによる代謝の効率が下がったり、気候の変化に体温調節もままならず、熱中症にもかかりやすいらしいという。夏の暑さというのは、訪れた当初よりも夏真っ盛りの8月のほうが身体が順応しており、逆に夏がはじまったばかりの今頃というのは身体がついていけずに逆にバテやすい。ましてまだ6月なのにこの暑さだろ。ふざけんなよ・・・。晴耕雨読という言葉もある。自分の身体、自分の本当の意欲が、一番大事。日本代表なんぞが頑張ってるからって、それに合わせて自分まで無理をする必要なんてない。自分が頑張れる範囲でいいのだ。気持ちをリラックスさせて、マイペースを取り戻そう、とは思うのだが。こういうときは、ハゲた話で盛り上がろう(笑)。ダラけ気分を絞りきって、明日から気を引き締めようという作戦だが、ダラけ気分をさらに助長する危険性もある、諸刃の刃でもあるね。宝塚記念、予想はいいところまで行ってたのだが、スイープトウショウまでは頭が及ばなかったね。まいったまいった。やはり、秋の大学院受験を控え、予想に集中できなかった。雑念をはらって今度こそ真面目に勉強せねば。安田記念で好走した牝馬の宝塚激走というのは、1993年に2着に入線したイクノディクタスを彷彿とさせるレースであった。あまつさえ勝ってしまうのだから只者ではない。秋のエリザベス女王杯での、ラインクラフトやシーザリオとの直接対決が楽しみである。あるいは適性から考えると、秋の天皇賞やマイルCSという路線も考えられるか。思い起こせば1993年も、当事の現役最強馬・メジロマックイーンとの一騎打ちが予想された逃げ馬・メジロパーマーが、直線入り口で鞍上の手元が怪しくなり、そのままあっけなく馬群に沈んだ。前日の「日刊競馬」は、メジロマックイーンの馬柱に「◎◎◎◎◎◎◎」、メジロパーマーに「○○○○○○○」と記載し、柏木集保はコラムで「堅い決着」等と書いたものだった。もしかして昨日のレースもそうだったのか。そういうときの予想はうのみにしてはイカン、というのを、このとき学んだ記憶があるというのに、そういうときに的中する方法、というのは全然学んでなかったのであるね(笑)。でももういいや! てな感じですにゃ。ということで、これっきり、当分競馬は見ないことにしたし、後は秋が深まるまで。秋は気分よく、余裕の気分で観戦できたら嬉しいのだが・・・。
June 27, 2005
スポーツ界では熾烈を極めた名勝負が目白押しでありますが、こういう名勝負もあったのだ。<皮がうまいのは鮭だけじゃなかった>昨日は「皮がうまい魚選手権」だった。審査員の一人として山本益弘が参加していたぐらいなので、侮れない。鮭の皮とホッケの皮の対決からはじまって、アジ、スズキ、カマス、イサキ、サバといった強豪(?)が、バトルロイヤル形式で次々と目まぐるしく入れ替り立ち替り王座については消えていき、最後はマダイがグジをおさえて優勝した。やはり魚の王様だけのことはあるね。皮も一番うまいわけだから。「タモリ倶楽部」はかれこれ15年以上、飛び飛びに見ているが、安っぽく見えて実は充実した内容なので気に入っている。たぶん予算が下りないんだろうけど、このチープ感を逆に楽しめるところが凄い。カネかけなくたって、十分面白い番組ができる、というのがわかるよ。「笑っていいとも」だけで、タモリの実力は量れないということを証明してくれる。今回も、目の付けどころが他のコメディアンとは一味違うところを見せてくれ、なかなか堪能した。蛇足だが、臨時司会の伊集院光が、おかずが魚の皮だけなのに、ご飯を何杯もおかわりしている姿が印象的であった。<しりとり竜王戦>この大会は、もう10回を数えるという。かれこれ3回ほど優勝しているという板尾名人は「永世竜王」になっている。時の経つのは速い。今回は純粋にお笑い芸人のみの本格的な大会になったが、のっけから波乱の連続であった。優勝候補の有野名人と渡辺名人が、予選落ちしてしまったのだ。さらに、今回も大本命と目された板尾名人も、準決勝で姿を消した。結局、優勝の栄冠は、千原兄弟の弟の頭上に輝いた。しりとり竜王戦のしりとりは、フツーのしりとりと違って難しいのだ。面白さというのも要求されるのだが、面白さのモノサシが、審査員とか視聴者によっても違うわけだしね。内容を改めて筆舌にしたためて、その面白さを伝えるのも難しいほどなのだ。藤崎奈々子が意外にも実力者だったりする。これも謎である。<せんきょ>今回の都議会議員選挙はなかなか面白そうである。そんなに面白いもんでもないかもしれないけど、「絶対に負けられない戦いが・・・」などと、各党の党首が、全然そうでもなさそうな表情で、言葉だけ息巻いてる。共産党議員が、どだいできもしない大口を叩くのを聞いてると、悪いけど笑える。黒い笑いであるね。それが今回の選挙では、よりいっそうエスカレートしているね。今の都政、ひいては国政が堕落しきっていることを反映しているのだろうか。だけど、減税やって、その先何やるの? というツッコミどころだらけなところが楽しいのであるね。ツッコんで、選挙で叩き落すことによって共産党議員が惨敗する、そのことで都民はガス抜きをするのだ(そーでもないか)。最近は、石原慎太郎へのネガティブキャンペーンに花が咲いているけど、耳を貸す人間がいなさそうな雰囲気が、ペーソスが漂ってて結構いい味出している。だけど、慎太郎支持派のおばちゃんたちには馬の耳に念仏なのであろう。問題は、おばちゃんたちの支持が、慎太郎からマツケン、ヨンさま、イ・ビョンホンなどにシフトしていることであろう。だから、投票率が下がることが予想されるね。<夏のグランプリ>投票といへば宝塚。わかんないから、ダメモトで横山典にラストチャンスを与えたいと思う。今回ダメなら、僕の中で大穴騎手の仲間入りをさせちゃおうっと。今まで、ガマンにガマンを重ねて応援してきたのが、すべて水の泡になる。デサーモは、12年前のジャパンカップで大本命のコタシャーンに跨りながら、ゴール地点を100m間違えてレース中に立ち上がって以来、評価を下げたまま未だに根に持っている(笑)。お前ごときに、ペリエの真似ごとなど逆立ちしてもできまい。ゼンノロブロイを負けさせて、藤沢に三行半をつきつけられてしまうのだ。
June 25, 2005
ジーコ監督を見てると、世間は彼をどう評価していいものやらわからなくなってるだろうね。とくにこの頃は。といふのも、キリンカップで2連敗していた頃、日本が対外試合で負けるたび、「ジーコやめろーやめちまえー、頼むからやめてくれえー」と叫ぶ流浪の刺客、鬼之首取蔵といふ名の浪人がいたけど、たぶん内心、あの当時(といってもついこの前だけど)、この「取蔵さん」と似たような感想を抱いてた人も、大勢いたことだろうからね。鬼之首取蔵一味の舌の根も乾かぬうちに、ジーコさんたちは快進撃をはじめて、結局のところ、世界ではじめにW杯代表を決めてしまうし。それで今回コンフェデでこの活躍だろう。どうなってることやら・・・。取蔵一味の残党たちは、それでもなおあきらめることなく、「でもジーコがサッカーやって勝ったわけじゃないもん・・・(ウジウジ×100)」と、なんとか打開策を考え食い下がろうとすることだろう。拙者は取蔵どのに申し上げたいね。思ふに、引っ込みがつかないから無理やり暴れているように見えるが、そなたたちのかような空しき抵抗は、「白虎隊」とか「田原坂」などを連想させ、哀れな悲劇の主人公っぽいですにゃ。そろそろ潮時というか、首を取る相手の変え時なのではあるまいか(笑)。夕べのブラジル代表とかサポーターは、負けたわけじゃないが、負けに等しい、悪夢から覚めたばかりの気分になってるかもしれない。終了間際、時間稼ぎのためにボールを抱え込んで、苦しそうな顔でうずくまるロナウジーニョなんて、初めて見た。「ジーコにやられた」とか思ってる人もブラジルサイドにはけっこういるかもね。本当にそうなのかどうかは知らないけど。かくして「大和魂に乗り移ったジーコ監督の執念の采配」の噂が、来年の開幕までに、南米中を震撼させるのであるね。何を書いてるのかわからなくなってきたので、ジーコの話はここまで。W杯予選突破を決めてから直後のコンフェデ杯とあって、選手たちには正直キツい日程かと思っていた。事実キツかったことだろう。ただ、他の国々にとっても条件は同じだったとは思うが。予選の北朝鮮戦のあと、さらにモチベーションを保ち続けるのは、普通の精神力だとすごく難しいことだったと思う。今回の監督はトルシエのような仕切り屋じゃないしね。じゃあなんでこんなに頑張れたのだ? と理由を考えたんだが、僕は、これはやはり中田英の存在を、かなり重要視してしまうね。アジア最終予選の後半の復活は、英なしには語れないわけだしね。それでも、予選を勝ち抜いたあとのインタビューで彼は、「今の戦力で本戦を勝ち抜けるとはとても思えない」と、ストレートにさらりと云ってのけた。お前そういうことは、もうちょっと慎重にしゃべれ、とも感じたのだが、同じことは他のメンバーにも、すでにぶっちゃけていたに違いない。たとえば、喜んでビールかなんか飲んで歓談するメンバーの中で、ボソッと、「お前ら、これしきで浮かれてるようじゃ、全然ダメだわ」なーんて、水をさすような嫌味を云ったりしてね。それで、シーンと静まり返る代表合宿のミーティングルームが目に浮かぶね。コンフェデ初戦のメキシコ戦後のインタビューで、監督も他のメンバーも前向きなコメントを口にする中、ただ一人チームの精神的弱さを嘆いてたし。こういうのが、ほどよく選手たちのハートに「反骨」という形で自発的に火をつけたのではあるまいか。これがトルシエ監督だったら、「オマエタチ、気合入レロ!気合入ラナイ奴ニポンへ帰レシルブプレ!」みたいな鬼軍曹みたいななことを云うだろうが、そういうのとは全く違う形で。「このやろ、好き勝手云いやがって、よーし、コンフェデで一つでも多く勝って英のヤツに俺たちの実力を認めさせてやろうじゃねえか!」と思ったのかもしれない。実態は全く知らないから全て想像だけど(笑)。以前はチームになかなか溶け込めない彼特有の「毒」が、今回は上手い具合に潤滑油になっていたのかもしれないな、と、勝手にそんなふうに感じた。まあ、まだそれでも、現時点で予選を勝ち抜ける保障はないんだろうけど。コンフェデも、結果だけ見れば「予選敗退」なわけだしね。こういう勝負の世界ってのは、ともすればプロセスを軽視するからねえ。欧州チャンピオンのギリシャに勝って、世界ランク1位のブラジルに2-2引分けというのは、「単なる1プロセスにすぎない」というには、あまりに勿体なさすぎるほどの、朝青龍もディープインパクトもかすむぐらいの快挙なんだけどねえ。大黒はここのところずっと結果を出し続けていて、大舞台に臆せず動けるハートの強さには、さすが「遅れて来たスーパーサブ」と脱帽せざるを得ないが、夕べのブラジル戦は、なんといっても中村俊輔でしょうね。前半のミドルシュートは凄すぎて、寝ぼけ眼がいっぺんに覚めてしまった。相手がブラジルだろうが俺たちがマジになれば勝てるんだぞ! と、彼の左足が叫んでいるようだった。終了間際の同点ゴールを呼んだフリーキックも秀逸だったし。「報道ステーション」ではこの俊輔のシュートを「レインボー」バージョンで再生するだろうけど、あまりに鋭すぎて「レインボー」は似つかわしくない。さしずめ「イナヅマ」ってなところか。テレビのビジュアル的には、「イナヅマ」はちと面白くないかな(笑)。「レインボー」で思い出すのが、初めてW杯出場を決めたフランス大会なのだが、日本が出場を決めた直後に、若乃花が横綱になったんだよね。今回はとっくに引退・廃業のあと、別のことで大騒ぎになってる元・若乃花こと花田勝しゃん。時間の経過は本当に早い。
June 23, 2005
<枕>今朝の朝日新聞に、臨床心理士が国家資格になるらしいという話が、トップ記事で出ていた。もう一つ、別の心理関係の資格も国家資格になる。喜ばしいことだとは思う。けど同時に少しだけ複雑な気分でもありますね。今までの、国家資格でないがゆえに、長らく苦労した臨床心理士の方たちも数多くいただろうに。わざわざ時間かけて、大学院まで出てさ。また同時に、臨床心理士の資格を取らずともカウンセラーとして活動している人もいる中で、臨床心理士などとの差別化も図られるだろうしね。僕が以前通って卒業した学校みたいにね。そこに通う人たちなんか、結構、将来への希望をもって勉強やってるんだよ。なのにね。まあ、さらに臨床心理士まで目指す人なんて、そんなにいないと思うし。願わくば、国家資格化した新しい仕組み構築の段階で、今まで臨床心理士じゃないけどカウンセラーとして活動していた人が、「臨床心理士じゃないからダメ」などということで理不尽に切られてしまう、ということだけは避けてほしい。そのことはさておき。けふは、フシギな生き物ならびに人々に、まとめて遭遇してしまい、いささかびっくりしており申す。今宵、真面目に勉強などしようかと思ったが、なんか集中できないし、明日は野球の試合があるし、ワールドユースの試合もあるから、中断しちゃおかに。<玄関先にフクロウがいた!>午後、地元の知り合いの家におじゃました。ちょっと、大した用事はなかったのだけど、茶を飲みつつ談笑し、帰宅途中。高速道路の脇に、正面玄関前に大きなオリのようなカゴを2つ置いてる家を発見。巨大な犬でも飼ってるのかと思いきや!オリの中にいたのは、まん丸顔のフクロウであった。もうひとつのオリにはタカがいた。ふくろうにびっくりしてしまったため、タカは影が薄い印象であったね。ふくろうって、飼ってもよかったのか!?近寄ってよく観察しようかと思ったけど、こちらは知らないお宅なので遠慮した。・・・なんて書くと、「ウチの近所にもいるよ」なんて人の書き込みがあるかもしれないね、案外。ただ、僕は動物園でしかフクロウなんて見たことがなかったので、ちょっとびっくりだった。<サンダルばきのサザエさん>家に戻ってから、日課のジョギングに出かけた。毎日のジョギングコースは、近くの周回1kmの運動公園を2周半したあと、2つ先の駅まで行って戻ってくる、という、長からず短からず、という感じの道のり。なんだか日中蒸し暑かったせいか、調子がイマイチ。その、2つ先の駅を折り返したところで、後ろのほうから「カンカンカンカン」という音がしたので振り返った。なんだか、ブラウスにジーパン姿の若い主婦のようなふぜいの女の人が、必死の形相で走っておった。「カンカンカンカン」は、彼女が履いてるサンダルの音。底が木か何かの、堅い材質らしい。さらにその若奥さんの後ろから、お買い物用の自転車に乗ったオババがブツクサいいながら、なぜかこの若奥さんをあおってるのだ。しばらく「カンカンカンカン」というサンダルの音は続いたけど、僕はラストスパートでこの迷コンビを引き離した。やがて家が近づいたので、僕は走るのをやめてゆっくり歩き始めた。すると、また「カンカンカンカン」という音が! 僕は耳を疑った。しばらくして、さっきの若奥さんが軽快なピッチで僕を追い抜き、そのまま走って行った。ママチャリオババを引き連れて。このコンビは2駅間よりさらに長い直線を、おうちにいる格好のまま走り続けたようなのだった。いったいなんだったのさ!?<家の前を通過する集団>さらに、晩御飯の買い物に出かけようとすると、我が家の前の通りを、凄い数の人たちが通り過ぎていくのだった。年齢層もバラバラ。若いアベックから、親子連れ、中年女性3人組、老夫婦まで。競輪のG1レースの日でもこんなには人通りはできないぞ。なんだなんだ!? とギョッとした。通りに面したクリーニング屋さんに「何あれ?」と聞いたけど、「さあ」という返事。なんかそういうのが多い今日この頃なんだけど、まあいいや、と思った。なにかの宗教の集まりだったら、近寄るのは怖い、と思ったからだ。
June 18, 2005
<勝負!>日曜日は、今年の第3戦めである。前回は、終盤につきはなされ悔しい思いをした。今回は同じチームを相手に雪辱を期する。ちなみに無観客試合である(当たり前だ)。練習や実戦から遠ざかって、やや心細いのは事実だが、それは相手チームとて同じこと。チームの劇団ひとり、もとい一人一人が自分の役割をしっかりと意識し、1対1の勝負で簡単に抜かれることなく、あきらめずに最後まで食らいつく! という「強い気持ち」で試合に臨めば、おのずと道は開けてくるに違いない!!(↑どこかで聞いたようなセリフだが気にしないのだ)今回は「仮想・欽ちゃんの仮装大賞!」をイメージして試合に臨むわけであるが(?)、前回の対戦で、相手チームとは思っていたほど力の差がないことが証明された。これは、これからの我々にとって、実に心強い材料である。「絶対に負けられない戦いが、そこにはあるでもなければないでもない!」「元気、勇気、モンキッキー!」「おかわり、お湯割り、スイカ割り!」「飛びつけ、行きつけ、飲み屋のツケ!」などが、我がチームの今年のスローガンである(そうだっけ?)。かくて、プレッシャーに押しつぶされることなく、ホメラレモセズ、クニモサレズ、サウイフ初勝利ヲ、私タチハアゲタイのである。梅雨入り間もない今、天候が不順なのがやや不安だが、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノアツサニモマケズ、我々はこれから、己が身に降りかかる幾多の艱難辛苦にも、ニッコリ笑顔で立ち向かうのである。というわけで、何の試合なのかとか、対戦チームというのはどこか、などということが、さっぱりわからない! という方へ。そのへんのことはどうぞあまり気にかけないでくださいまし(なんで?)。<直観像?>にょほほ。最近は、交通手段として巣鴨で乗り換える機会が多いのだが、この間、この駅を降りたら、改札を出たところに「エピソード3」のポスターが貼ってあったので、しばし眺めておった。しばらくして、予定していた行き先に向かうため、再び行き交う人波に身を投じ、反対方向の、こちらに向かって進んでくる人たちの顔を見てたら、元モーニング娘。の保田圭そっくりの人がいた。本物か、もしくは見間違いかと思って、あわてて二度見したら、やっぱり見間違いだった(笑)。どうもこれは、その前にじっと見ていた「エピソード3」のポスターにでかでかと描かれていた人物の顔が脳裏にすっかり焼きついた直後に、焦点が定まらない段階で目線を移したために、その顔のイメージが、実際の人の顔に映し出されたのではないかと思われる。よくわからないけど、もしそうなら、この現象は「直観像」というものらしい。いわずもがなであるが、そのポスターの人物とは、ヨーダであった(爆)。<最後通告>しつこくて申し訳ないけど貴乃花の話。マスコミもいい加減にして欲しいという私の願いも空しく、貴乃花本人が進んでテレビに出て、喋りまくっている姿は、すごく不気味だ。現役時代、すこぶる無口だった男を、あれほど饒舌にしているものは何ぞや?なんか見ていてエキセントリックというか、気持ち悪い。何やら、邪悪なものが貴乃花にとり憑いて喋らせているかのようだ。だから云わないこっちゃないじゃないか。なくなった二子山親方にとり憑いてた怨霊かなんかが息子に乗り移って、マスコミが刺激したせいで暴れだしてるんじゃないのか?私はそっち方面に詳しくないから適当なことを云ってるけど、もし本当にそうであるなら、今回はマスコミの大失敗である。すみやかに撤収して、世間の視線をべつの方向に向けてやれ。花田家はお前たちのおもちゃじゃないんだぞ(怒)。
June 17, 2005
近頃、政府刊行物の出版について、不正があかるみになって、ちょっとした物議をかもしている。いわゆる「白書」とか「青書」というたぐいの、財務省印刷局だの「ぎょうせい」なんかが出してるような本だ。いってみれば「お堅い本」なわけだけれど、種類によっては、ホームページやプレスリリースとして無料で配布しているような資料をつぎはぎして本の形にして出してるだけのお粗末なものもあるようである。「なんとか統計一覧」とか「かんとか施策要覧」とかいったタイトルの奴であるね。なんか、それを「編集」した役人さんというのが、架空の編集組織みたいなのをでっちあげ、一般の本でいうところの、編集代みたいな経費を上乗せして原稿(というよりそのまんま)出版社に回し、浮いたお金を自分たちのフトコロに納めてたとかなんとかで、それを発見したマスコミが、「これはダメじゃん役人の裏収入じゃん」と云って、鬼の首でもとったからように騒いでる、という話。気持ちはわからなくもないけどね。仕組みを整理すれば、騒がなくてもいいような気もする。というか、マスコミは騒ぐのが仕事なのだろう。このことはあとで書く。昔、さる用事で、某省にとある話を聞きに行ったことがあるんだけど、そのとき「詳しいことはここに書いてアルデンテ。これを君にやるから、読んで勉強してミソ煮込みうどん」などと云われて、白い表紙の、けっこう頁数のある分厚い冊子をもらったことがある。役人さんたちは、それを「しろぱん」と呼んでいた。アルプスの少女ハイジが、ペーターのおばあさんにあげようと、ドイツから持ち帰った「白パン」とは違うらしい。省庁の内部で作って、外部にも配布できるようにと製本した資料のようだ。案の定、ありきたりの統計と堅い文章が並んだ、面白くない冊子だった。「わからないことがあれば電話で教えるからいつでも連絡ください」というから何十回も電話してやったが、教えてもらえるのは書いてあることの読み下しの説明ばかりで、内容を掘り下げた説明というのは、その人の権限ではもらえないのであった。ところが、別の折に、大手町にある「政府刊行物センター」という、財務省の印刷局だの「ぎょうせい」だのが作る本を専門に販売している書店に行って、置いてある本を見て回っていたら、前にもらった「しろぱん」と全く同じタイトルの本が置いてあったのね。厚さも同じぐらい。「もしや」と思って手にとってみたら、まさしく中身がすっかり同じであった。値段は3000円弱ぐらい。びっくりしたことはびっくりしたんだけど、そのとき僕が感覚的に思ったのは、「こんなに高い本をただでもらえてラッキー♪」といったことだった(笑)。会社のカネで買う本だったわけだから、本来そういう損得勘定もあるわけだけど、そういうの抜きで、そう感じたわけである。別にそんな本ばかりしょっちゅう買うわけでもあるまいし、会社の仕事の中で、何かの調べごとで買う程度の本だからね。そんな本。新聞社とかテレビ局が大騒ぎならぬ「中騒ぎ」しているのはそんなことかあ、と思った。たぶんこれらのマスコミは、これまでもこういう本を、山ほど実費で買わされてきたことだろうからね。支社とかそういうところの分も含めて。結局のところ、自分の身を切って痛いということを世間にアピールするだけという、いささかこっちは片腹痛くもならないような話である。問題は問題なんだろうけどね。政府が中途半端にせず、正式に流通ルートに乗っけて、カネで売ればいいだけのような話でもある。編集した役人さんの「編集プロダクション」も明るみに出してあげればいい。消費者だって、必要でためになるのなら買うわけだし、なんかそのへん、NHKっぽいというかなんというか・・・。中途半端にするから、「不正」とか「裏収入」と云われちゃうんだから。引き合いに出して悪いけど、郵政民営化に伴って、似たようなことはやっぱり起きるような気もする。ちなみに、これらの「本」に載ってる内容というのは、今や省庁のホームページからもある程度は見れるんで、この手の本はみんな買わなくなりつつあるのが現状ではあるから、省庁側が今後どうするかも課題ではあるね。つらつらこんなに長ったらしく書いたけど、実はこんな話はどーでもいいのだ。明日以降、「こんな本が好きだ」「こんな本が読みたい」「面白かった本」とか、そういうようなテーマの日記を何回か書きたいと思いますゆえ、今回はその手始めといったところですかね。つまらん話でごめりんこでございます。m(_ _)m
June 16, 2005
去年の秋、山形に物凄く簡単なひとり旅をしたんだけど、そこでちょっとした心残りがあったのにゃ。むかし山形に住んでいた頃、地元には「あじまん」というものがあった。これは、いわゆる「今川焼」なんだけど、なぜか今川焼と呼ばずに「あじまん」というブランド名で呼ばれてて、デパートとかスーパーの店先などで、屋台で売っていた(ような気がする。詳細は記憶がおぼつかない)。地元には「あじまん本舗」というのがあって、そこで大々的にこのあじまんを作り売りしていたのであるね。物凄くおいしいと思ったわけでもなく、とりわけ大好きというわけでもなかったのだが、僕たちは比較的頻繁に、このあじまんを食べた。まあ、わかりやすくいえば、中華まんのような感覚ですかね。「あじまん本舗」のテレビCMもあったし(!)、今川焼が好きな街だなあ、と思っていた。「山形銘菓」では決してないんだけど、地元で人気の「大衆食」、「やまがたの味」って感じじゃないけど「地元の味」という感じかな(わかりにくいか)。なんであじまんがあれほど売れていたのか、よくわからん。わからんけど、もしかすると特徴的なあんこに人気があったのかな。山形、秋田には、枝豆の緑のあんこをまぶした「神田もち」というのがある。秋田では「ずんだもち」、山形では「じんだんもち」と読むのにゃ。この「じんだん」のあんこが中に入ったあじまんは、人気があったような記憶がおぼろげにあるかなー、でもそーでもないかな。よくわからないな。とまあ、つまりその程度のものだったのであるが、懐かしい味ではあるのだ。格別目立った存在じゃないけど、いなくなると寂しい、ふと会いたくなる幼馴染の友達みたいな感じ。そういうものこそが、俺に云わせりゃ大衆食の王道なのだ(大げさすぎ)。「んなこたぁあるめえ。山形の大衆食といったらそばと玉こんにゃくでしょ」という人がいるかもしれないが、それこそ、んなこたぁないない、わかってねえやつあ引っ込んでろこのすっとこどっこいめ、ってな話である(笑)。そばはわかるけど、串に刺して売ってる玉こんにゃくというのは、観光客向けの食いモンで、地元の人はほとんど食べません。だいいち玉こんにゃくなど大して美味くもないもん。この旅でも、「山寺」に登る山道で売ってるのを1本食ったが、煮込み足りないせいか、アクの味が口に残って、歩きづかれが倍増したもの。こんにゃく売りのおばちゃんごめんなさい。でも悪いけど、生煮えのこんにゃく出してちゃあ客は集まりませんわ(笑)。というわけで、あじまんの話に戻る。山形から東京へ戻る帰り際にふと、あじまんのことを思い出したのだ。そういえば見かけてない。というより、市街地をあまり見ていなかったし。帰りの新幹線にすぐに乗るのをやめて、しばし街中を「あじまん探し」に散策してみることにしました。はたから見たらつまらんことだけど。ないんだよなーこれが。どこ探しても売ってない。探し方が悪かったのか。「スーパーヤマザワ」とか「ジャスコ」の食料品売り場をチラリと覗いてみたけど、そういうのぼりを立ててる店は、見当たらなかったのねん。あるいは見落としたのかもしれないし、どうなのかわからないが。それで不思議に思って、コンビニの店員さんに聞いてみた。本来、こういうところにこそ売ってるようなものなのだ!だが、若い店員さんには、あわててしゃべる僕の意図がよく伝わらず、「このおやずなにわげわがらねこどさしゃべってんだず?」(このおじさん、何を意味不明なこと云ってるのかしら?)という顔をされてしまった。やや失望感を抱きつつ、「?」という頭のまま、結局よくわからないまま新幹線に乗ることにした。山形の旅そのものは、いいおもひでにはなったのだが、なんとなく、あじまんのことだけが、頭にひっかかったままだったのである。また、今となっては昔の友達の連絡先もわからず、つーか山形では友達少なかったし、特に仲良かった友達は粗暴な男だったため、こんなことをわざわざ聞くためだけのために、その後の行方を探し出して電話した挙句、「おめー久々に声聞いたと思えば、何そったら馬鹿なこと聞いてんだっこの!」などと受話器ごしに怒鳴られるのも気分悪い(笑)。あじまんは消えてしまったのか?あるいは、今でもどこかでひっそりと(ひっそりじゃなくてもいいけど)息づいているのだろうか?「探偵ナイトスクープ」に調査依頼してみようか、でも関西の番組だし、こんなことのために、果して山形まで来てくれるもんかなあ・・・??・・・と、嘆きながらもかすかな希望を抱きつつ、ない知恵を懸命に(?)絞ってウンウン唸っていたところ、こういうHPを発見した。「あじまん本舗」のホームページなんだよはじめからインターネットで検索すればよかったじゃねーかよ(爆)。あじまんそのものは消えてないんだけど、ずいぶん縮小してしまった模様。またかつての「山形の大衆食の王者」の風格はなく(はじめからなかったというウワサあり)、かわりに秋田、新潟方面にも進出している様子。新製品「豆乳クリームあんのあじまん」「アイスあじまん」を開発したらしい(笑)。そのかわり「じんだん」が消えたらしい(泣)。ひとまずホッと胸をなでおろした(?)けど、実際山形市内の店頭で売ってるのを見たわけじゃないのが、少し残念(どこらへんで売ってるのかは未だ不明)。でもまだ、あじまんが元気でやってるのがわかったから、少し嬉しかった(^^)。頑張れ、あじまん! 次行くときは食べに行くからな。それまで倒産するなよ。・・・と僕は、とりあえず未だ行方しれずの旧友の写真に話しかけるように、この「あじまん本舗」のHPに語りかけたとさ(←暗いぞお前)。おしマイケル♪
June 15, 2005
そういえば、日記の数が700を突破しちゃってるね。よくもまあ飽きもせず、というか、飽きてきたところではあるんだけど(笑)、別にこれでお金がもらえるわけじゃなし、それでも地道に700件(^^)。清原が未だに500号で喜んでいるのを尻目に見つつ、こっちはベーブ・ルースを射程圏内に捕えたね(ってホームランじゃないから自慢にはならんか)。まあ、強いて例えればハルウララみたいなもんですかね(笑)。楽天ちゃん、俺っちはこれまで、ライブドアのブログにも、アキバ系萌え萌えサイトにも、はたまた変態出会い系サイトにさえも行かずに(なにが「さえも」なのかは不明)、プロ野球改革の話や、東北楽天ゴールデンイーグルス設立案が生まれるよりずっと前から、楽天一筋300年にわたってこんだけ日記書いてるんだから、賞品とかお金とかはもう今さら何もいらないので、表彰だけしてくれよぉ(←ムリな云いがかりか・爆)。地道に続ける、というのが、基本的には飽きっぽい自分の性格的には不得意だと思ってたんだけど、ものによっては、案外長らく続いてしまうこともあるんだよね。この日記もそうだったということか?スポーツも、輝かしい栄光とはほど遠いんだけど、ジョギングとか腕立て伏せなどといった負荷の軽いトレーニングは、間のブランクはさておき、かなり長い間、すでに10何年かはやり続けているね。それで運動量が豊富とは決していえないけど。その成果というのは滅多に発揮されないんだけど、ごくたまに、長時間の過酷な肉体労働のあと「トレーニングやってたおかげで死ななかったのかも」と思ったりとか、無謀にもチャレンジした、日本のどこかで開催された「なんとかマラソン」で余裕で完走してしまったりとか、その程度の恩恵を受けたことはある。仕事も、今はブランク作っちゃってるけど、周りが転職繰り返す中で、ブツクサと文句は云いながらもなかなか辞めず、おしなべてどこへ行っても、どういうわけか、会社内の誰より勤続年数だけは長かった。「石の上にも3年」という言葉は、結構職場での自分にとっては座右の銘だったかもしれない。ただこれも、変わり身がヘタクソであったりとか、引きとめられるとそれを振り切れない押しの弱さなども関係あるわけで、褒められたことじゃあ決してない。居続けたのが、牢屋の中とか自衛隊とかじゃなかったことが、せめてもの幸運であった(幸運か?)。また、それだけ通いつめたのが数ある選択肢の中で、ソープとかキャバクラじゃなくて自分の会社だったので(当たり前?)、財産を食い詰めることもなく生きてこられたものの、これとて選択を一歩間違えば、欲望と誘惑と狂気の罠にまんまとはまって、今頃は不幸のズンドコに陥っていたかもしれない。ガツンと大きく賭けに出られないというか、ちまちまやってたほうが楽だしね。楽なほうに逃げつづけちゃって、ここまで来ちゃってる気がするよ。・・・と、そうはいいつつも、今の自分が志そうとしていることというのは、今までの経歴やらなにやら、かなぐり捨てて挑むものでもあるから、こんな自分にとってはけっこうな大冒険ではあるのね。準備段階では、この日記のごとくちんたらやってられるわけだけど、いざ実際に仕事になると、幾多の新たな困難も降りかかってくるだろうし、ちんたらやってるわけにはいくめえ。こんなふうに、ちんたら日記なんぞ書いてるヒマもなくなるかもしれん。それを乗り越えるだけの、身体と心のパワーが欲しい、と願う今日この頃。とりあえず、向こうしばらくは皆さんどうぞよろしくぅーー(泣)、てな感じ。
June 14, 2005
昨日は天気も薄曇りで、ギラギラの太陽もあまり照りつけてなかったので、外を走るにも、肉体的負担はさほど大きくなかった。んくんくんく・・・、ぷはぁー。約1時間のランニングを終えた俺は、目の前の自販機で買ったウーロン茶を、ひと息で飲んで、息をついた。「すいません」前方から声がした。見ると、ゴミ集積所の前にたたずんでいた小男が、立ち上がって俺に話しかけているのだ。薄汚れたアロハシャツを着た、ひょろひょろした男だった。眼つきがなんだかアブない感じだった。「んぁ?」と俺は云った。「すいません、タバコないですか?」な、なんだコイツは・・・!? 俺は一瞬ぎょっとしてそいつを見たけど、平静を装うことにした。「タバコ? ないよタバコなんか」「すいません、タバコ1本くれませんか?」男は俺の話も聞かず詰め寄ってきた。なんだというのだ。「ねえって云ってるだろ!?」俺は少々声を荒げた。「ないの? あるでしょホントは、くださいよう」「ないよ、ホラ見ろよ」俺は自分のポケットを裏返して、男に示して見せた。「ホラ邪魔だからそこどけよ」男は俺に身体を密着させるような動きをした。ナイフかなんかで刺されるんじゃなかろうか!? 俺は一瞬緊張した。「ねえすいません、タバコを買いたいのでお金貸してくれませんかね?」男の要求は、今度は金をせびる話になってきた。「やだよなんで貸さなきゃならないんだよ? どけよ」「貸すのがダメならくれるというのでもいいんですけどね」「ふざけるなよ! お前頭おかしいんじゃないの!?」俺は、早く家に戻ってシャワーを浴びたかった。無視して男を振り切ろうとした。「タバコ買う金返してくださいよう!!」立ち去ろうとする俺の背中に向かって、男が急に大声で怒鳴った。通りすがりの人が何人か、何事かと振り返って、男と俺のほうを見た。こいつ・・・。「お前、人聞きの悪いこと云うんじゃないよ! なに考えてるんだ」俺は男の襟をつかんだ。絵的には、まるっきり俺がカツアゲでもしてるみたいだ。こいつは、これが狙いだったのか。「お金、返してください! タバコ買うお金!」男は口角泡を飛ばして「オカネ、オカネ」と連呼した。俺は数秒間、動きを止めた。このままこいつのミゾオチを突くか、締め落とすか、降参して、こいつがタバコを買うカネをやるか、真剣に迷っていたのだ。
June 12, 2005
夕方の、ニュースとワイドショーが混ざったみたいな番組(なんというか、芸能スキャンダルだとか、そういうのばっかり取り上げてるヤツね)をチラ見したのだが、いまだに花田家の話題ばかりなのが鼻につく。新聞の週刊誌の広告に載ってるタイトルもそればっかり。やり場のない怒りというか危機感というか、妙な不快感を覚える。はじめのうちは、名大関・元貴ノ花の死に際して、その惜別ということで意味はあったと思うのだが。喪中もへったくれもないのである。「有名人だから仕方ない」なんて理屈は通用しないよ。マスコミが、少しの間だけでも彼らをほっといてやれれば、平穏に過ごせるのに、喪中の間だけでもそっとしとくことさえも、マスコミはできないわけだからね。あいた口がふさがらない。けど、問題はそれだけじゃない。マスコミが報じるのは、遺産か何かをめぐる兄弟の争いだとか、互いの家族間の人間関係などが主な話で、確かに話は限りなくいっぱいある。だけど、こんな話をいつまでもいつまでも掘り下げて、それを毎日のように目にする視聴者は、気持ちいいのだろうか。テレビ電波を伝わって流れてくる花田家の情報が、視聴者に花田家への悪意というか、兄、弟またはどっちかそれぞれの家族に対する憎悪感情みたいなもんを植えつけてるだけのような気がしてしまう。事実、それ以外のものは何も生まない不毛なことだと思う。こういう話題というのは、一見その場では、ひとんちの悪口で楽しい話になるかもしれないけど、僕にはこういう話は、後味があまりにも悪くて吐き気がする。梅雨時のじめじめとしめった空気にマッチして、ジュクジュクとしたいやーな思いが、服に作っちゃった醤油のしみみたいに、いつまでも消えることなく、あとで気持ちの中にジワッと広がっていくような感じだ。こういうニュースソース見て楽しんでる人だとか、ひいてはこういう話をスクープして、お手柄顔して喜んでるマスコミを見て思うのだが。はっきりいって、選ぶ題材が悪すぎると思う。そんな業の深いエリアに足を踏み入れちゃいかん。それならば、ナベツネやホリエモンを肴にして、馬鹿みたくギャーギャー騒いでるほうが、まだ平和な気分になれる。これに限っては「真実を知る権利」なんて、我々素人にはないのだ。というか、タレントのスキャンダルかなんかと、花田家の内輪揉めを一緒くたにして見ること(たぶんそんなノリなんだろう)自体が、言語道断なのである。心霊写真をテレビで報じることとか、オウムの犯罪を暴くこととか、イラクの戦闘区域を取材するのと同じぐらい、危険なにほひがするのであるね。川口浩探検隊だって、謎の獣人を捕まえずに死んでしまったわけだけど、結果的にはそれがよかったのだ(適切なたとえになっていないみたいだけど・爆)。相撲部屋というのは、普通のサラリーマン家庭なんかとは全く異質な世界であり、タレントの一家はもとより、他のスポーツ選手の一家などとも違う。だから、そういう家の中のゴシップ話みたいなのというのは、そんなに単純明快に「こいつが悪い」とか云って片づく問題じゃないと思うのだ。逆に、真相を求めて深入りすることによって、危険をこうむるのは、はたで見てるこっち側の人間なのだ。そのへん、わかりやすいようでわかにくいところが落とし穴でもあるのだが。現役時代の花田一家が、しょっちゅう相撲以外のことで、マスコミにも顔を出していたせいで、一般人と同じような、親しみの感覚でとらえられやすいが、誤解もいいとこである。深入りの見返りに取り殺されるアホなマスコミ関係の犠牲者が、どうか現れないことを祈りたい。近頃の歌舞伎役者の家でもスキャンダルが次から次へと起こるけど、それも同じようなものだね。我々素人は近寄るべきことではないと思う。表面的なことだけサラッと伝えてもらって、あとは、周りの人はほっとくのがベターだということに、ボチボチ気づいて欲しいのだが。それでも、もっと詳しく知りたければ、自分が弟子入りでもなんでもして関係者になってからにすればいい。どうやって関係者になるのか知らないけど(笑)。
June 10, 2005
<ワンパク総理>前の日記に書いた、6月から国家公務員と政治家がノーネクタイの第1ボタン開けていいという話。「クール・ビズ」というんだそうで。どうもモノを知らず申し訳ない。これをいい出したのは小泉総理なんだそうですね。それを知って、腹の中で「ウヒョヒョ」と微笑んでしまった。「ずっこけ3人組」のような、漫画の世界なんだけど、小学校の生徒会長に立候補した、勉強嫌いのワンパク小僧のような子が、公約で、「オレが生徒会長になったら、晴れの日は全部体育の授業にして、夏休みは3ヶ月にします!」とか、そういう、生徒にはウケがいいんだけど、どだいできないようなことを掲げて、先生にしかられるシーンみたいなのがよくあるでしょ。結局その子は当選しないんだけどね。なんとなくそういうのを思い出してしまったのね。いろいろ問題点もいっぱいある総理大臣けど、とりあえずそれはおいといて、この「クール・ビズ」に関しては、ワンパク小僧がそのまま大人になって総理大臣になったみたいな、面白い人だなあ、と思った。<打倒!ウォーキングおばちゃん>最近、毎日のジョギングは約7km、ゆっくりゆっくり走って約1時間強、といった感じである。もっと早く走ればいいのに、とも思うのだが、実際のところ、一度身体を壊して入院し、激しい運動はドクターストップがかかっているわが身としては、これが精一杯。とはいえ、のろい。のろすぎるので、放し飼いのワン公も追いかけてこない。平和でいいことだが、こんなことでいいのだろうか、とも思うが、いいんです!この前、公園を走っていたら、後ろからハアハアいってる人に追い抜かれた。見たら、ウォーキングやってるおばちゃんだった。走ってて、歩いてる人に抜かれるとはなんということか!おばちゃんは、のろのろ走る私をおいてハアハアいいながら、どんどん差を広げていってしまった。ウォーカーとしては、かなり速い人だとは思う。でも、走ってるのを追い抜くというのはただごとではない。抜くほうも抜かれるほうも、である(笑)。だが、こんな私に先日盗塁をゆるしたフ○スタの沼ちんにも、大いに問題がある(爆)。当面の、夏までの目標は、このおばちゃんを差し返す! ということに決めた。ジーコジャパンは、北朝鮮を破ることを目標としているが、私はおばちゃんを破るのである。この前は大東文化を打倒することを掲げていたのに、大分様子が変わってしまったのだが致し方ない。で、勝算大のジーコジャパンはすでに意気高らかであるが、張り切りすぎた私は息が上がるのである(笑)。<サインミスですな・・・>安田記念は、前哨戦の京王杯スプリングカップを勝っているアサクサデンエンが、見事に勝利。だが、馬券は買えなかったのである(泣)。以前は、この京王杯を制した馬が安田記念で連勝というケースも多かったのだが、近頃はなかなかそうもいかず、今回で久しぶりとなりました。香港の強い馬が出てくるという話であったが、評判どおりなかなか強かった。所詮は海外の馬だから、地の利で日本馬が有利だろうと思っていたので、3着4着というのは立派ではないでしょうか。金曜日にサッカーの試合があったから、ハットトリック中心に買った人もいるんじゃないかと思うんだけど、甘い甘い(笑)。日本は1-0で勝ったから、ハットトリックはなかったのであるね。勝ったアサクサデンエンの鞍上には藤田伸二が跨っていた。それと前後して、ジュビロ磐田の藤田俊哉がグランパスに移籍することになったでしょうが。実はそっちのほうがサインだったのねん。知らないけど。でもそんなのわかるわけがない(笑)。
June 6, 2005
<馬鹿丸出し>謎の金属片は、事故ったクルマのキレッぱしがガードレールのつなぎ目に刺さったものだったのね。昨日はボケたことを書いて失礼しました。つーか、新聞とかニュース報道がいかにも「原因不明」とか云うもんだからさあ。それに、どこでどういう状態で金属片があるものなのか、というのもわかりにくい説明だったからねえ。まーいいや。それにしても、危ないモンがずいぶんほったらかしになってたんだねえ。まあ、ここでこういうものがほったらかしになってることに気づいたのもひとつの進歩です。<取り上げ方が違うじゃん>日本、バーレーンに勝ちましたけど、結構余裕で見ていられた人も多いんじゃないかな、と思いました。前半で得点が入ったし、後半はバーレーンの選手がバテバテになってたしね。小野と高原がケガしちゃってたのは気がかりだったけど、あとはほぼベストメンバー。DFに中澤がいるだけで、随分安心感があった感じだったね。追加点が取れそうな感じで取れなかったことに対して、いつもだと解説者たちはもっと皆、辛らつなコメントを口にするところを、「とにかく勝ち点3を取ったのはえらい」と、同じことを○○のひとつ覚えのように云っていたのが面白かった。やはり、キリンカップで2連敗しといたのがいいクスリになったのかも(笑)。選手へのインタビューは、皆手放しで喜ばずに、寡黙で慎重な感じの選手が多かった。記者やアナウンサーに、空気を読めてない人が多いなという感想を持った。中田英がキレるんじゃないかと、試合そのものよりそういうことのほうを心配してしまいましたね(笑)。小笠原は今回大活躍だね。まあきっちり勝ったんだから、素直に喜びましょう(^^)。<取り上げ方が違うじゃん 2>政府広報だと思うけど、うつ病のCMがありますね。木村多江が「1ヶ月経っても気分がふさいだままなら、がまんしないでください」と、うつの人に云うCM。ゆっくりだけど、うつに対する理解は進んでいるんだろうか?この話題、50回ぐらいここでやってるような気がするけど、相変わらず、取り扱いが難しいテーマではあるね。乱暴な云い方だけど、うつの人をうまく使いこなしている職場というのは殆どないんじゃないだろうか。もともと、経営者の脳裏にもなかった話であるからなあ。自分がうつにかかったとき、会社の人はやはり困惑したことだろうと思う。だから、今となっては会社ばかりを一方的には責められない。サボりだと思ってたのが「病気だ」と云われても信じられないだろうし。難しいことだろうけど、こういう場合もあるのをわかっとく、というのがとりあえず大事なことなんだと思う。わかっとけば「精神科の医者に見てもらえ」という指示も出せるだろうから。そういう意味で、今は昔より、社会が一歩前進していると云えるのかもね。うつ病にかかった人も、治るまで時間がかかるのだから、社会が理解を示すまでの時間も、同様にかかるのだ。<情報かく乱戦法>謎の金属片もそうだけど、このところよくわからないニュースが多くて、なんだか内容を正確に理解しないまま、なんとなく聞き流しちゃってるのが多い。レッサーパンダの風太くんはまあわかったけど、その二匹目のドジョウなのかどうかは知らないが、「ウチのも立った」と名乗りをあげてる動物園が相次いでるらしいし。レッサーパンダというのは、そもそも直立できる動物なんじゃないか、と思ったりするけど、そうこうしてたら、昨日は某番組でキリンが立ってたし(笑)。このほかにも、ピアノマンの話だとか、日本兵が今頃フィリピンにいるだとか、ウォーターゲート事件の摘発に一役買った諜報員「ディープスロート」氏の正体が今さらわかったとか。まあ、タイトルを読む分には面白いんだけど、内容がよくわからないのと、だからといって、掘り下げなくてもいいや、と思っちゃうような話題が多いね。掘り下げなくていい話題に混乱して、掘り下げなくてはいけない話題を見おとすのは避けなくてはいけないかもー。<ノーネクタイ?>どうもこのところムシ暑いですね。昨日なんか、梅雨を通り越して夏に突入するかのような暑さだったしね。ジャケットを着て出たことを後悔したけど手遅れだったよ。ムシ暑いといへば、今年の衣替えで、国家公務員とか大臣たちはネクタイしてないらしいね。サラリーマンを辞めてから、スートやネクタイをしてなかったので、あんまり気にしてなかったのだが、こんなことがニュースになってるのを見て、国会でも小泉さんあたりが第一ボタン外しちゃってるし。どういう風の吹き回し?愛・地球博なんかも関係あるのだろうか。それともホリエモンの真似してんのか。よくわかんないからいい加減なことばっかり云ってるけど、官公庁の考えそうなことではあるね。それでもって、役所の中はクーラー使わないとかね。事情はよく知らないけど、環境を考えた施策は大いに結構。だけど、役所と政治家だけやるのはダメだよ一般の会社も強制的にノータイやらせてくれなきゃ、電力削減やら何やら、役所だけやっても意味ないじゃん。それと、役所ってのはサービスするところなんだから、生活者はお客さんなんだから、冷房使わせないというアイディアは、できればやらないで欲しいね。どういうふうにやってるのか知らないから、全然見当違いのこと云ってたらゴミんなさい。m(_ _)m どうもこういう話が多くて申し訳ない。
June 4, 2005
<ブラックダダーンの仕業?>「謎の金属片、全国2000箇所」の事件って、不気味すぎるね。原因が解明できていないところが気持ち悪い。「偶然か?」とか云ってたけど、偶然なわけないだろう。でも、誰かがやったのだとしたら、誰がやったというのだろうかというのも想像しにくい。単独犯の仕業だとしたら、物凄い時間と労力が必要だろうからね。なんでそんなに長い間、誰にも見つからないの? とも思っちゃう。雪に白鷺、闇夜に烏。誰の目にも触れないところで暗躍する何者かがいるのだろうか。勝手で無責任な想像をするのが大好きな僕は、某世界三大宗教の原理主義者によるテロ行為の一種だとか、反日感情を抱き続ける某国籍の人たちによる全国一斉の犯行だとか、某ム真理教の仕業だとか、いろいろ差別的なことも考えちゃうけど、全部違うだろうから無視してください。<背水の陣>今夜というか明日に早朝までにかけては運命のバーレーン戦。なんとなくこれまでの試合と比べて、世間の気勢が上がってないのが気になる。ファンの深層心理に「余裕で勝って当たり前だったのに」というガッカリ感があるのかな。だがファンはこういう苦しいときこそしっかり応援して、勝敗を見届けるべきだとも思う。試合が日本時間の真夜中だけど、スポーツバーは夜通し営業するのかな。なんともご苦労なことである。好きでやってるんだからまあいいのかも知れないけど、僕にはできません。今日ぐらいテンション低いと、勝ったときの喜びは多分格別かもしれないが、スポーツバーの売り上げ自体は低いかもしれないね。いつぞやの秋の天皇賞のときの武豊とスペシャルウィークみたいな感じ。<チャンチャラおかしい>巨人が弱くて、アンチ巨人&ヤクルトファンの僕は個人的にとても楽しいけど、日本全国の巨人ファンはがっかりムードだろう。史上最悪監督の堀内はいい加減クビにすべきだろうね。シーズン途中の6月一杯でクビでもいいぐらいだ。優勝したのに辞めさせられた原に申し訳ないと思え。まあ、巨人が弱いのは個人的にはいいことだけどね。こんなチームを球界の盟主に祭り上げてるような歪んだプロ野球のあり方は、見ていてふがいなさすぎる。プロ野球改革の結末が巨人が弱くなって終わり、でいいとは思えないからだ。体質を改善して、かつ強くなって欲しいのである。清原への死球が多いことが話題になってて、頭部への死球の影響で打てなくなったとか云ってるけど、たとえ危険球だといったって、よけられずに当たっちゃう本人が一番悪いと思う。というか、商品である自分の身体を大切にできないという時点でプロ失格。好きな選手であったので、ことあるたびに贔屓目に見てきたけど、もはや限界だ。巨人ファンの間でも清原の求心力は地に落ちただろう。そんなことないと云う人は、日テレと報知新聞に踊らされてるだけだ。基本的に、デビュー当時からエリートコースを進んできた男だから、いくら必死に取り組んでるからといって、どん底から本当に必死で這い上がってきた者に比べれば甘い。そんなにやる気があるというなら、初年度から酒を減らして真面目に走りこんでおけばよかったのだ。パンクラスみたいなトレーニングやってどうするのだ。横浜とのシーズン最終戦で、佐々木と対決させてやって、2人とも引退の花道を飾るか楽天に行く、てことでいいんじゃないの?<ミンダナオ島の老兵じゃなくて>よく知らなかったけど、角田がK-1で勝ったらしいね。パンチ一発で相手をリングに沈めたというから、こないだの曙戦みたいなグズグズした試合ではなかったみたいだし、相手もそれなりの相手だったみたい。何者かは知らないけど。あとは、間に休養たくさん入れて、無理しない程度にやっとけば、しばらくの間は現役続けていけるかもしれないね。無理しすぎると、アンディ・フグとか貴ノ花みたいになっちゃうからね。あと20年は草野球を続けたいと思う自分にとって、朗報ではあった。その気があれば、彼ほどとはいわないまでも、何歳になっても身体はそこそこ動くのだ。
June 3, 2005
洗濯物を取り込んでいたら、ベランダから部屋の中へ、アリのような虫が行列を作ってゾロゾロ潜入しようとしていたので、あわてて窓を閉めた。ゲゲッ、いつの間に・・・。ウチは4階なのに、アリのごとき羽もないちっぽけな虫が上がってくるというのも、考えてみたら凄い。わざわざ地面から上がってきたのだろうか。それとも・・・?ちっぽけな虫にとって、その一生というのは人間の何千、何万分の1程度の筈だから(よく知らないけど)、1日でここまで上がってきたとしても、アリんこにとってみれば、その1日というのは、我々にとっての10年分ぐらいに相当するんじゃないだろうか(知らないけど)。1日で上りきれずに何日もかかるかもしれないし。途中で息絶えてしまう無念のアリもいるかもしれない。マンション上るだけの、植村直己さんより過酷な登山人生。というか虫生。それで、力尽きたお父さんアリは、自分の息子アリに、「父さんの果たせなかったマンションの4階踏破の夢を、お前が実現して・・・くれアリ、頼ん・・・だぞアリ(ポックリ)」などと遺言を遺し、志半ばにして、寂しく死んでいったのかもしれない。これに対して、息子アリは、「わかったアリ。父さん天国で見てろアリ。俺はあの4階でアリんこ山部屋を作って、必ず横綱に育てるアリ。喧嘩中のマサル兄貴とも仲直りして、いつの日かオフクロも呼び戻して、ケイコや子どもたちと仲よく暮らすアリー(号泣)」と、2階の換気扇あたりで、父の死を看取りつつも、涙ながらに己の決意をその亡骸に誓っていたのかもしれない。だけど、お父さんアリが加入していた「アリコのがっちり入院保険」は、死亡したアリには適用しないので、経済的にも困窮を極めた息子アリのコージは、「そんなのアリ?」などと不平不満を一切口にすることなく、その後の人生の修羅場、アリ地獄のような生活を余儀なく強いられながらも、今日まで生きてきたのである。そんな、茨の道を歩みつづけ、苦労した挙句にようやく目の前の視界に入ってきた安住の地を、この手にたぐり寄せ、今まさに幸せをつかもうとしているアリんこたちの生き様を、トクさんは涙なしには語れないのであった。近頃めっきり涙もろくなった私は、このはかないアリんこどもを、嗚咽しながらも一匹残らず踏み潰してしまった(爆)。だってアリに住まわれたら困るもん。それとも、このマンションのどこかの階に、あるいはマンションの中腹あたりに、アリのベースキャンプみたいなところがあって、そこから遠征してエサをせしめようというハラだったのか。それとも、もしシロアリだったらやだなあ(ブルブル)。我が家は確か鉄筋コンクリートだと思ったのだが。そうではなくて、完全に家の外からきたアウェイのアリだったら、我々は決して負ける気はしない。敵のFWがアリ・ダエイだとしても、今度はかつて知ったる国立競技場。堂々と迎え撃てばよいだけのこと。なんの臆するところのあろうや(?)。だけど、もしマンション内にベースキャンプがあるのだとすれば、そこに生まれ育ったアリにとっては、ここはホームといっても過言ではない。だから決して、アウェイの洗礼を受けることに対する不安もないわけだ。中田英や中村、高原、小野、稲本らがヨーロッパで向こうのチームと試合するのと同様に。さらにさっき、流しの三角コーナーに、モゾモゾと這い回るヤツがいるので、よくよく見たらウジムシであった(ギャー)。あわてて流しをタワシで100回ぐらいこすって、ウジムシどもの巣窟になってる三角コーナー付近のヌルヌルをこそげ落として水で流した。というわけでけふは、けなげに生きる虫たちの生態系を、ジョージ・ブッシュのように、いとも簡単に2つばかり破壊した。あとで、マイケル・ムーア監督のような体型のアブラゼミたちによるネガティブ・キャンペーンにも似たおしっこ引っかけ攻撃とか、スズメバチによるテポドン攻撃とか、蚊柱による反日デモとか、コクゾウムシによる我が家の米の拉致事件などといった害をこうむるかもしれない。現代人の奢り高ぶった、自分さえよければそれでいいという、虫の命を命とも思わないような、残虐非道な姿勢に対する「自然界からの警鐘」「大地の怒り」とも云うべき、虫たちの報復のときが訪れる可能性は、決して0パーセントとは云えないのである。さあ今こそ自戒の念をこめ、声を大にして歌うのだ。「アリ-・マイラブ・ソ・スウィー♪」て、なんだそりゃ?
June 2, 2005
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