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EL35という真空管を紹介します。随分前に入手しました。EL5をオクタルベースにしたものと云われていますが...測定したところ大きく異なる結果となりました。製造時期が異なるため1本目と2本目のトップの造りが微妙に異なります。因みにどちらもメッシュプレートです。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=1.35A三極管接続Ep=250VEg1=-19.6VIp+Ig2=49.82mAIg2=5.38mArp=1546Ωgm=5178μSμ=8.0V/V五極管接続Ep=250VEg2=195VEg1=-9.8VIp+Ig2=49.77mAIg2=5.52mArp=22601Ωgm=4842μSμ=109.4V/V【1本目】Eh=6.3V, Ih=1.35A三極管接続Ep=250VEg1=-20.0VIp+Ig2=50.11mAIg2=4.93mArp=1566Ωgm=4826μSμ=7.6V/V五極管接続Ep=250VEg2=195VEg1=-10.0VIp+Ig2=50.23mAIg2=4.98mArp=21640Ωgm=4645μSμ=100.5V/V測定結果から、EL5とは似て非なる性格の真空管であることがわかりました。全く違うほどではないので、バイアス抵抗の微調整のみでいけそうです。
Mar 31, 2025
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4689という真空管を紹介します。管全体がカーボンスートとゲッターで覆われていますので、ヒーターを点灯しても殆どわかりません。このゲッターの感じがVALVOというよりPHILIPS的ですね。箱はこんな感じです。規格はFrankさんの資料室の「4689」規格表が参考になります。EL5に比べて高電圧に対応したようです。ただし、プレート損失は変わりません。これは、AB級プッシュプル動作で出力を確保する為ではないかと予想されます。規格表によれば28Wも出るそうで。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=1.35A三極管接続Ep=250VEg1=-14.4VIp+Ig2=49.78mAIg2=4.97mArp=1433Ωgm=7472μSμ=10.7V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-7.7VIp+Ig2=49.71mAIg2=4.81mArp=24366Ωgm=7656μSμ=186.5V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=1.34A三極管接続Ep=250VEg1=-14.7VIp+Ig2=50.47mAIg2=5.34mArp=1329Ωgm=7496μSμ=10.5V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.0VIp+Ig2=50.16mAIg2=4.93mArp=24779Ωgm=7966μSμ=197.4V/V【3本目】Eh=6.3V, Ih=1.33A三極管接続Ep=250VEg1=-14.9VIp+Ig2=50.09mAIg2=5.31mArp=1412Ωgm=7579μSμ=11.0V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.0VIp+Ig2=50.16mAIg2=4.93mArp=24779Ωgm=7966μSμ=197.4V/V【4本目】Eh=6.3V, Ih=1.33A三極管接続Ep=250VEg1=-15.2VIp+Ig2=50.46mAIg2=5.22mArp=1357Ωgm=7654μSμ=10.4V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.3VIp+Ig2=50.16mAIg2=5.01mArp=24978Ωgm=7730μSμ=193.1V/V測定結果から、EL5と同等であることがわかりました。普通にA級で使うならEL5と変わらないです。
Mar 30, 2025
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EL5という真空管を紹介します。ebayで買ったのかヤフオクで買ったのか記憶にないですが、どちらかです。いつの間にか買っていた。それが真空管というものです。トップしか見えません。ヒーターを点灯するとメッシュプレートであることがわかります。規格はFrankさんの資料室の「EL5」規格表が参考になります。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=6.3V, Ih=1.38A三極管接続Ep=250VEg1=-14.7VIp+Ig2=50.03mAIg2=4.83mArp=1391Ωgm=7724μSμ=10.7V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.0VIp+Ig2=49.71mAIg2=4.89mArp=27547Ωgm=7971μSμ=219.6V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=1.38A三極管接続Ep=250VEg1=-14.7VIp+Ig2=50.03mAIg2=4.83mArp=1391Ωgm=7724μSμ=10.7V/V五極管接続Ep=250VEg2=180VEg1=-8.0VIp+Ig2=49.71mAIg2=4.89mArp=27547Ωgm=7971μSμ=219.6V/V直線性も良く、申し分ありません。EL3系のように感度が高く、EL3系よりもプレート損失が大きく、より扱いやすい真空管だと思います。
Mar 29, 2025
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AL4という真空管を紹介します。印字が薄れていますが....この感じは...PHILIPSだと思います..。規格は、Frankさんの資料室の「AL4」規格表が参考になります。EL3Nの4V管とも云われていますが、どうでしょう。etracerで特性を測定しましょう。ヒーター点灯。太いカソードに火が入ります。【1本目】三極管接続Ep=240VEg1=-5.7VIp+Ig2=29.90mAIg2=3.18mArp=2278Ωgm=10098μSμ=23.0V/V五極菅接続(EL3Nと書いてありますがAL4です)Ep=240VEg2=195VEg1=-3.5VIp=29.86mAIg2=3.34mArp=68440Ωgm=9900μSμ=677.6V/V【2本目】三極管接続Ep=240VEg1=-5.8VIp+Ig2=30.46mAIg2=3.14mArp=2219Ωgm=10272μSμ=22.8V/V五極菅接続(EL3Nと書いてありますがAL4です)Ep=240VEg2=195VEg1=-3.6VIp=30.20mAIg2=3.30mArp=121460Ωgm=10260μSμ=1246.1V/V測定結果から、EL3N同等といえる電気特性です。美しいIp特性を見ると心が癒やされますね。
Mar 26, 2025
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GU-50という真空管を紹介します。これはもう、安価に出回りすぎていて今更語ることのない真空管なのですが、私の手元にもあるので実測してみようと思います。題して、 GU-50を完全解明する。(by創〇の館)この球はビーム管ではなく五極菅です。かつてのソビエトがTelefunkenのLS-50をコピーして製造されたと言われています。ロシアの型番ГУ-50、中国はFU-50のようです。規格はThe Valve Museumの「GU-50」規格表が参考になります。ピン配置は真空管を下から見てガイドから 1:カソード 2:コントロールグリッド(G1) 3:スクリーングリッド(G2) 4:ヒーター 5:サプレッサーグリッド(G3) 6:プレート 7:シールド 8:ヒーターとなっています。この球はG3(サプレッサーグリッド)のピンが独立していますので、G3をG2に繋げた三極管接続が可能です。これは、スタジオアートワークス「新しい接続方」でも言及されています。かなり低rpの動作になるそう。G2~G3全てをG1(コントロールグリッド)に接続したハイμモードも可能です。今回は「GU-50完全解明する。(by創〇の館)」と題しておりますので、すべてのモードを試験しています。(「創〇の館」とは、実在しない「創〇の館先生という概念」です。(笑))etracerで様々な接続の特性を測定しましょう。【1本目】Eh=12.6V, Ih=0.68A三極管接続Ep=350VEg1=-51.2VIp+Ig2=70.42mAIg2=2.07mArp=1091Ωgm=4451μSμ=4.9V/V三極管接続(G2+G3)Ep=350VEg1=-60.1VIp+Ig2+Ig3=70.09mAIg2+Ig3=14.41mArp=1001Ωgm=4451μSμ=4.9V/V三極管接続ハイμモード(G2とG3をG1に接続)Ep=350VEg1=+12VIp=68.78mAIg1+Ig2+Ig3=17.30mArp=32908Ωgm=7689μSμ=253.0V/V五極菅接続Ep=350VEg1=-17.7VIp=70.20mAIg2=1.67mArp=36328Ωgm=5703μSμ=207.2V/V【2本目】Eh=12.6V, Ih=0.68A三極管接続Ep=350VEg1=-50.9VIp+Ig2=70.21mAIg2=2.05mArp=1075Ωgm=4565μSμ=4.9V/V三極管接続(G2+G3)Ep=350VEg1=-59.9VIp+Ig2+Ig3=70.06mAIg2+Ig3=14.99mArp=988Ωgm=4286μSμ=4.2V/V三極管接続ハイμモード(G2とG3をG1に接続)Ep=350VEg1=+12VIp=67.78mAIg1+Ig2+Ig3=16.49mArp=39292Ωgm=7452μSμ=292.8V/V五極菅接続Ep=350VEg1=-17.6VIp=70.26mAIg2=1.61mArp=37406Ωgm=5846μSμ=218.7V/V5kΩの負荷で4Wは出ます。余裕でですね。G3をG2に接続した三極管接続では100Ωくらいrpが低くなります。その代わりG3+G2電流は結構流れます。ただし合計5Wは超えませんのでギリギリセーフかな。ハイμモードはコントロールグリッドをプラス領域で使うため、オーディオでは実用的ではないと考えます。
Mar 25, 2025
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昨年、真空管ショップで7984という真空管を購入したので紹介します。たしか4本で1万円くらいでした。データシートやネットにあがっている実測データを見る感じでは特性は然程良好ではなく、そこまで欲しくはなかったのですが...謎球好きの私としては、よくわからないけど、とりあえず買っておくということで。いや、だって...謎球は自分で実測したくなりますよね?...ですよね?結論から言うと、「まぁ悪くない買い物」でした。測定してみると実用性十分であることがわかりました。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「7984」規格表が参考になります。車載用無線機の送信管だったようで、ヒーター電圧は13.5V±1.5Vになっています。それゆえエミッションにはゆとりがあり、多分12.6Vでも余裕でしょう。7984は一般向けではなかったせいか、使用例などがありません。自作オーディオアンプとしての作例はありとな世界「7984変則ULプッシュプルアンプ」があるようですが、かなり複雑な回路です。そしてこの構造は!そう、この真空管の一番の魅力は「ある角度から見ると赤熱したカソードが見えること」です。こういうのはカッコイイですよね。etracerで特性を測定しましょう。Epは200Vあたりで。五極菅接続はEg2を75Vにしました。これくらいで十分過ぎる程にプレート電流が流れます。元々の設計はB級やC級などで使う送信機用ですが、私たちが使う場合はA級動作が前提です。【1本目】三極管接続Ep=200VEg=-32.0VIp+Ig2=41.83mAIg2=3.76mArp=850Ωgm=5615μSμ=4.8V/V五極菅接続Ep=200VEg2=75VEg=-8.0VIp=42.19mAIg2=0.75mArp=22168Ωgm=8322μSμ=184.5V/V【2本目】三極管接続Ep=200VEg=-33.3VIp+Ig2=42.00mAIg2=3.56mArp=845Ωgm=5465μSμ=4.6V/V五極菅接続Ep=200VEg2=75VEg=-8.3VIp=42.43mAIg2=0.68mArp=24556Ωgm=8140μSμ=199.9V/V【3本目】三極管接続Ep=200VEg=-33.4VIp+Ig2=42.15mAIg2=3.26mArp=852Ωgm=5358μSμ=4.6V/V五極菅接続Ep=200VEg2=75VEg=-8.4VIp=41.81mAIg2=0.67mArp=25000Ωgm=8118μSμ=202.9V/V【4本目】三極管接続Ep=200VEg=-33.8VIp+Ig2=42.24mAIg2=3.63mArp=835Ωgm=5417μSμ=4.5V/V五極菅接続Ep=200VEg2=75VEg=-8.6VIp=41.99mAIg2=0.72mArp=21707Ωgm=7886μSμ=171.2V/V大体のペアが組めそうです。三極管接続ではrpも低いのでNFBを少なめにできそうですね。五極菅接続時のスクリーングリッドはオーディオのA級で使うなら75V程度の低い電圧で十分です。これでフルパワーを出せます。直線性は良くないのでプッシュプルが無難でしょうか。三極管接続5k負荷なら230V42mAで2.4W(5.5%)三極管接続3.5kΩなら200V42mAで2.4W(7.6%)五極菅接続5k負荷なら230V75V42mAで2.4W(10%)五極菅接続3.5k負荷なら200V75V42mAで2.4W(8%)意外と手軽に使えそうな印象です。12ピンのコンパクトロンなのでオクタルに比べると配線が細かく大変ですが。
Mar 24, 2025
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PA1(P.A.1)という真空管を紹介します。管面には特許番号も書かれています。特徴的なのは斜めに置かれた電極。そして私が興味を惹かれたのは電極構造。グリッドを包み込むような形のプレート。この造りはPA1の一番の魅力かと思います。箱はこんな感じ。良い状態です。STCはStandard Telephones and Cablesの頭文字です。STC社は1883年に米国ウェスタン・エレクトリック社の系列として誕生した(International Western Electric Co.)経緯があるため、STCという名前だけで値段が上がる傾向にあります。私個人はこういうのは「ただの神格化でしょう?」「それって盲信ですよね?」と思っています。Standard Telephones and Cablesという名は1925年にITTに買収されてからのようです。STCの真空管にITTの印字があるものも見受けられますね。1987年にノーザンテレコム(ノーテルネットワークス)に買収されましたが、そのノーテルも2009年に経営破綻、2016年に資産全てが消滅しました。この真空管の規格は、The Valve Museumの「P.A.1」規格表が参考になります。ハイgmで低い電圧で動作しrpも低くかつバイアスも浅くて扱いやすい印象ですが、規格表を見る限り、直線性はよくありません。(悪い言い方をすれば「ただ珍しいだけ」です)etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Eh=4.0V, Ih=0.98AEp=170VEg=-6.9VIp=42.34mArp=1383Ωgm=10136μSμ=14.0V/VEh=3.8V, Ih=0.96AEp=170VEg=-6.8VIp=42.31mArp=1400Ωgm=10109μSμ=14.2V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=0.99AEp=170VEg=-7.2VIp=42.02mArp=1354Ωgm=9820μSμ=13.3V/VEh=3.8V, Ih=0.97AEp=170VEg=-7.1VIp=42.37mArp=1353Ωgm=9870μSμ=13.4V/V170Vの42mAで3.5kΩ負荷で0.6Wそこそこです。(歪率5.5%)高電圧低電流領域はIpカーブが明らかに寝てきます。測定結果から、規格表どおり直線性の悪い球であることが明確になりました。「コレクターズアイテムですね。最新のオーディオ用途には向きません。」と言い切りたいところですが、注目すべきは感度の高さです。gmがとても高いですね。非常に浅いバイアスで動作します。つまり、小さなスイングでフルパワーが出せますので「ちょっとシングルアンプをつくりたい」という需要には合っていると思われます。rpも低いので、NFBを掛けなくてもある程度の性能は出ると思います。
Mar 23, 2025
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AC042という真空管を紹介します。Mullardの2V管です。私は特にMullardとか全然好きでは無い(むしろブランドに興味が無い)のですが、こういう珍しい球は好きです。2V管というと、Cossorの2PやMAZDAのPA.20が有名ですが、これもその部類になるのでしょうか...。お、謎板発見。(笑)以前紹介したTD24という真空管と同様の謎板がグリッドに付いています。規格は、The Valve Museumが参考になります。見た感じは...使いやすそうな印象ですが、どうでしょうか。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=2.0V, If=1.79AEp=250VEg=-29.5VIp=38.27mArp=1405Ωgm=4191μSμ=5.7V/V【2本目】Ef=2.0V, If=1.78AEp=250VEg=-31.2VIp=38.49mArp=1253Ωgm=4387μSμ=5.5V/V250Vで38mA流し5kΩ負荷で1.6Wくらいです。今回の測定から、Cossorの2Pに対して、・rpは同じくらい・gmは低いMAZDAのPA.20に対して、・rpは低い・gmは高いという結果になりました。若干の違いはあるものの、みんなちがって、みんないい。どれに換えても、バイアス抵抗を少し切替えるだけでほぼ同じように使えると思われます。
Mar 22, 2025
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スピーカー遍歴が多い人も居ると思いますが、私は50年で4台ですので結構。最初のものはAurexのSS-370でした。もう50年前です。当時、父が東芝系の商社に勤めていたので、相当安く買えたそうです。当時は居間に置いていましたが中学の頃に私の部屋へ移動しました。そして20代になって購入したのは丸尾再音の渋紙スピーカーです。スピーカーボックスは秋葉原ヒノオーディオのAXIOM-80用のものです。今も大切に保管しています。また使いたい気持もありますが...。30代頃でしょうか、MANGERユニットを購入。とりあえず今までのボックスに収めました。独特の癖のあるユニットで、音楽によって相性がありました。これも保管してあります。気に入らないわけではないので、ちょっと手放せないです。そして4年ほど前から使っているのはEMS社のLB12MK2です。 これもヒノのボックスに入れています。バッフルは別に作りました。30cmで高能率。低音も十分です。励磁型ですが、近代的な設計と近代的なコーン紙によって造られた近代的なスピーカーであることが私が購入したきっかけです。いわゆる「ビンテージの励磁型の音」が好きな人には合わないと思います。
Mar 20, 2025
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DARIOのTD24という真空管を紹介します。DARIOはフランスRadiotechnique社のブランド名です。PHILIPSは1931年にRadiotechnique社を買収したとのことですから、造り的にはPHILIPS系のはずです。オークションでの売主の説明では造りはAD1だが特性はPX4とのこと。ただ、良く見るとPHILIPSのAD1とは異なる造りです。PHILIPSのAD1は四極管を内部で三極管接続していますが、この球は純粋な三極管です。そして、電極上部を見ると謎板(笑)が付いています。下部も謎板(笑)が付いていますね。これはPP3/250でも見られる板です。グリッドとの静電容量のバランスをとるためなのかもしれません。(放熱にも寄与するとは思いますが)規格は、Radio Valve Data: 1926-1946を見た感じでは類似しているものの、gmやrpが異なるようす。さっそくetracerで特性を測定しましょう。【1本目】Ef=4.0V, If=0.92AEp=250VEg=28.1VIp=37.87mArp=1413Ωgm=4044μSμ=5.7V/VEf=3.8V, If=0.87AEp=250VEg=27.8VIp=37.37mArp=1492Ωgm=3896μSμ=5.8V/V【2本目】Ef=4.0V, If=0.92AEp=250VEg=29.3VIp=37.79mArp=1260Ωgm=4537μSμ=5.7V/VEf=3.8V, If=0.88AEp=250VEg=29.1VIp=37.91mArp=1285Ωgm=4496μSμ=5.8V/V綺麗なカーブです。直線性もよいですし、英国製PX4のような高圧カットオフ側の浮きもありません。さすがPHILIPSと言いたくなる電気特性です。PX4としてはrpが高い印象ですね。3.5kΩではなく5kΩが最適負荷のように感じます。rpだけで語るならPP3/250が近い気もします。型番からも測定結果からも「鬼っ子」な真空管ですが、みんなちがって、みんないい。
Mar 19, 2025
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PhilipsのPC1.5/100という真空管を紹介します。がっしりした構造の送信管です。シールドで電極の中が殆ど見えません。下側も同様です。規格は、Frankさんの資料室の「PHILIPS PC1.5/100」規格表が参考になります。また、Friends of Valves 自作真空管アンプ「Philips PC1.5/100の特性」が参考になりそうです。フィラメント電圧10V、フィラメント電流2Aの送信管です。最大プレート損失85W最大スクリーングリッド損失25W最大コントロールグリッド損失5Wです。プラスにも振れるタイプのやつですね。今回試験した感じではマイナス領域で十分使えることがわかったのと、etracerで特性がプラス側バイアスを使うときはスクリーングリッドの電源を使う関係でプラス領域を測定をしませんでした。サプレッサーグリッドはベースのケース側に出ているので工夫が必要ですね。譲って頂いた状態では、ベースの側面にリードがハンダ付けされていました。etracerで特性を測定しましょう。スクリーングリッド電流が流れやすい設計のようですので、三極管接続では低い電圧域のみ測定します。【1本目】五極菅接続Ep=450VEg2=240VEg1=33.7VIp=90.00mAIg2=24.79mArp=74762Ωgm=2413μSμ=180.4V/V三極管接続Ep=320VEg1=74.0VIp+Ig2=90.15mAIg2=20.07mArp=905Ωgm=2658μSμ=2.4V/V【2本目】五極菅接続Ep=450VEg2=240VEg1=35.9VIp=90.26mAIg2=25.95mArp=196474Ωgm=2325μSμ=452.6V/V三極管接続Ep=320VEg1=78.6VIp+Ig2=90.06mAIg2=20.47mArp=915Ωgm=2575μSμ=2.4V/Vゴリッゴリにスクリーングリッドが効きますし、スクリーングリッド電流がバンバン流れます。それゆえに三極管接続は低い電圧領域しか使用できません。逆に出力を求めなければ250~350Vで十分で、2~3Wは十分出ます。五極菅接続でも450V時にスクリーングリッドで11Wは食います。もちろん最大スクリーングリッド損失25Wの半分以下ですが。五極菅接続では5kΩ負荷で10W、三極管接続ではrpが相当低くなりますので3.5kΩ負荷が良いかと思います。三極管接続ではバイアスが深すぎて使いにくい印象ですね。
Mar 18, 2025
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EL11という真空管を紹介します。SIEMENSとRSDです。RSDは商社なので、製造はどこでしょう。TUNGSRAMかどこかだとは思いますが、不明です。ベースは一寸特種(Y8A)ですが、電気的にはEL3Nと同等だそうです。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「PHILIPS EL11」規格表が参考になります。また、Patric Sokoll氏の「EL11について」も参考になります。Junichiさんのyoutubeチャンネル「ヨーロッパ EL11の紹介」も興味深いです。SEMENSを上から見るとこんな感じ。RSDを上から見るとこんな感じ。etracerで特性を測定しましょう。アダプタは随分前にebayで購入したEL12のアダプタです。【SIEMENS 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.1VIp+Ig2=30.14mAIg2=3.28mArp=2218Ωgm=10542μSμ=23.4V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=3.9VIp+Ig2=30.11mAIg2=3.48mArp=72270Ωgm=10031μSμ=724.9V/V【SIEMENS 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.0VIp+Ig2=29.64mAIg2=2.97mArp=2193Ωgm=10820μSμ=23.7V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=3.8VIp+Ig2=30.32mAIg2=3.20mArp=63872Ωgm=10328μSμ=659.6V/V【RSD 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.3VIp+Ig2=30.18mAIg2=3.19mArp=2660Ωgm=8682μSμ=23.1V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.0VIp+Ig2=30.61mAIg2=3.37mArp=62611Ωgm=8241μSμ=516.0V/V【RSD 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.7VIp+Ig2=30.30mAIg2=3.28mArp=2435Ωgm=9472μSμ=23.1V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.5VIp+Ig2=29.88mAIg2=3.36mArp=58379Ωgm=9134μSμ=533.3V/V測定結果から、EL3Nと同等であることがわかりました。
Mar 17, 2025
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6M6Gという真空管を紹介します。VISSAUXのトップ側マイカは十字。無名のほうは一文字。規格はFrankさんの資料室の「6M6G」規格表が参考になります。基本的にはEL33と同じです。ピンあさいもEL33同様つまり6F6のピンアサイン同様です。6F6のアンプと同居出来るかは何ともいえませんが、バイアス抵抗でうまくいけるかもしれませんね。etracerで特性を測定しましょう。【VISSAUX 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.5VIp+Ig2=30.64mAIg2=3.75mArp=2567Ωgm=8510μSμ=21.8V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.0VIp+Ig2=30.02mAIg2=4.06mArp=135165Ωgm=8095μSμ=1094.2V/V【VISSAUX 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=8.1VIp+Ig2=30.17mAIg2=4.13mArp=2277Ωgm=8397μSμ=19.1V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=5.3VIp+Ig2=30.16mAIg2=4.12mArp=40053Ωgm=7859μSμ=314.8V/V【不明 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=7.6VIp+Ig2=30.47mAIg2=3.78mArp=2128Ωgm=9289μSμ=19.8V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=5.0VIp+Ig2=30.68mAIg2=3.99mArp=38763Ωgm=9036μSμ=350.3V/V【不明 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.4VIp+Ig2=29.61mAIg2=3.58mArp=2697Ωgm=8145μSμ=22.0V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.9VIp+Ig2=29.81mAIg2=3.96mArp=125373Ωgm=7676μSμ=962.2V/Vちょっとバラつきますが、それが中古であるせいなのか製造上の問題かは不明です。自己バイアスにすればバラツキも収束します。測定の結果、EL33と同様の電気特性であることがあわかりました。
Mar 16, 2025
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EL33という真空管を紹介します。手持ちはフランスRT(オランダPHILIPS社製造?)とMullardのメッシュプレートす。この球はEL3Nをオクタルベースにしてピンアサインを6F6などと同じにしたもので、とても使いやすい仕様です。RTは上側からしか電極が見えません。RTのロゴ6AG6という型名。そしてオランダといえばフィリップス。6AG6という型名は確かに存在していて、Frankさんの資料室の「6AG6」規格表が参考になります。太いカソード、いいですね。Mullardはメッシュプレートです!!下側はゲッターとカーボンスートの間から薄らと見えます。メッシュプレートであることが確認できます。規格は、Frankさんの資料室の「EL33」規格表が参考になります。なので、電気特性は、以前紹介したEL3Nと同様になるはずです。さっそくetracerで特性を測定しましょう。【RT 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.4VIp+Ig2=30.36mAIg2=3.20mArp=2398Ωgm=9014μSμ=21.6V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.1VIp+Ig2=29.73mAIg2=3.25mArp=60807Ωgm=8522μSμ=518.2V/V【RT 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.1VIp+Ig2=29.78mAIg2=3.19mArp=2537Ωgm=8812μSμ=22.4V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=3.8VIp+Ig2=29.62mAIg2=3.33mArp=61682Ωgm=8259μSμ=509.5V/V【Mullard 1本目】三極管接続Ep=240VEg1=5.8VIp+Ig2=29.98mAIg2=3.25mArp=2613Ωgm=9510μSμ=24.8V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=3.7VIp+Ig2=29.99mAIg2=3.37mArp=53195Ωgm=8737μSμ=484.8V/V【Mullard 2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.7VIp+Ig2=30.30mAIg2=3.53mArp=2452Ωgm=9142μSμ=22.4V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.4VIp+Ig2=29.94mAIg2=3.74mArp=45145Ωgm=8854μSμ=399.7V/VMullardはPHILIPS系とは異なる印象です。同じ規格の真空管でもメーカーで比べると電極の造りの微妙な違いが出てくるのでしょうか。このあたりは興味深いですね。
Mar 15, 2025
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EBL1という真空管を紹介します。この球はEL3Nに検波用2極菅を2ユニット足したようなものだそう。なので、ヒーターはEL3Nの0.9Aに対して1.18Aとなっています。(検波用電極用に0.28Aほど余計に食っている)規格はFrankさんの資料室の「EBL1」規格表が参考になります。この球はトップがコントロールグリッドですので注意してください。etracerで特性を測定しましょう。【1本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.1VIp+Ig2=30.57mAIg2=3.01mArp=2420Ωgm=10978μSμ=26.6V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.0VIp+Ig2=29.91mAIg2=2.97mArp=53435Ωgm=10301μSμ=550.5V/V【2本目】三極管接続Ep=240VEg1=6.0VIp+Ig2=30.70mAIg2=3.12mArp=2390Ωgm=10865μSμ=26.0V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=4.1VIp+Ig2=30.10mAIg2=3.10mArp=48295Ωgm=10521μSμ=508.1/V特性の良く揃った2本です。こぢんまりとしたアンプに仕上げて小音量で音楽を楽しむのに最適ですね。
Mar 12, 2025
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PHILIPSのEL3Nという真空管を紹介します。随分前にEbayで購入しました。あの頃は真空管がまだ沢山ありました。見ての通り、上はゲッターで胴体内側はグラファイト系の塗料、下部は赤い塗料となっており、内部はほぼ見えません。「中身の構造を観て楽しむ真空管ではない」ということです。ではこの球の魅力は何か....それを探ってゆきたいと思います。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベースの「EL3N規格」を参照してください。6.3V0.9Aのヒーターに対して、プレート損失も9Wしかありません。因みにヒーターの灯りはゲッターを通してうっすら見えます。etracerで三結特性を見ましょう。【1本目】三極管接続Ep=240VEg1=-6.3VIp+Ig2=30.39mAIg2=2.88mArp=2399Ωgm=9873μSμ=23.7V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=-4.3VIp=30.15mAIg2=2.92mArp=51334Ωgm=9541μSμ=489.8V/V【2本目】三極管接続Ep=240VEg1=-6.3VIp+Ig2=30.13mAIg2=2.81mArp=2464Ωgm=9539μSμ=23.5V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=-4.2VIp=30.58mAIg2=2.93mArp=50710Ωgm=9183μSμ=465.7V/V【3本目】三極管接続Ep=240VEg1=-6.3VIp+Ig2=30.03mAIg2=2.82mArp=2495Ωgm=9214μSμ=23.0V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=-4.1VIp=30.24mAIg2=2.92mArp=54953Ωgm=7874μSμ=482.7V/V【4本目】三極管接続Ep=240VEg1=-6.6VIp+Ig2=30.68mAIg2=2.86mArp=2375Ωgm=9587μSμ=22.8V/V五極菅接続Ep=240VEg2=195VEg1=-4.4VIp=30.46mAIg2=2.97mArp=55313Ωgm=9124μSμ=504.7V/V三極管接続は240Vに-6.4Vで30mAの7kΩで最大0.78W。五極菅接続は240Vの195Vに-4.2Vで30mAの7kΩで最大1.9W。驚くほど高感度です。そして直線性が良いですね。綺麗なカーブを描きます。
Mar 11, 2025
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RENS1823dという真空管を紹介します。オークションを通じて著名なコレクターから譲っていただきました。入札の半数が大御所コレクターだった印象で、誰に渡っても海外流出は免れたかもしれません。海外の富裕層コレクターは、いわゆる銘球以外は興味が無いのかもしれません。謎球ばかりを嬉々として収集している人はごく一部です。ピン配置はB5ベースの三極傍熱管の配置と同様で、スクリーングリッドがサイドに出ています。美しい電極構造です。ヒーターは20Vの0.18A。セラミックのスリーブを介してカソードを暖めます。それゆえスロースタートです。プレート損失は規格は250V24mAらしいので6W程度でしょうか。トップの印字。Ipカーブなどのデータシートは見当たりません。せいぜい真空管(Electron tube) 規格表データベース「RENS1823d」くらいです。RENS1374d(4V管)に対して20V管という立ち位置のようです。三極管接続時はRE304に非常によく似た特性となるそうです。etracerで特性を測定しましょう。三極管接続ではヒーター20Vと2V下げた18Vで測定します。【1本目】三極管接続 Eh=20V, Ih=0.17AEp=240VEg1=-31.3VIp+Ig2=18.10mAIg2=4.21mArp=3269Ωgm=1588μSμ=5.2V/V三極管接続 Eh=20V, Ih=0.15AEp=240VEg1-30.4VIp+Ig2=18.09mAIg2=4.24mArp=3392Ωgm=1526μSμ=5.2V/V五極菅接続 Eh=20V, Ih=0.17AEp=240VEg2=180VEg1=-17.4VIp+Ig2=17.99mAIg2=4.72mArp=113227Ωgm=1565μSμ=177.2V/V【2本目】三極管接続 Eh=20V, Ih=0.17AEp=240VEg1=-30.3VIp+Ig2=17.97mAIg2=4.65mArp=3342Ωgm=1546μSμ=5.2V/V三極管接続 Eh=20V, Ih=0.15AEp=240VEg1-29.3VIp+Ig2=17.98mAIg2=4.64mArp=3365Ωgm=1493μSμ=5.3V/V五極菅接続 Eh=20V, Ih=0.17AEp=240VEg2=180VEg1=-16.0VIp+Ig2=18.02mAIg2=5.50mArp=94707Ωgm=1490μSμ=141.1V/Vヒーターを18Vに下げても十分なエミッションが確保出来ていることがわかります。それにしても三極管接続のIp特性は美しいカーブを描きますね。見た感じ、スクリーングリッド電流は比較的流れやすい印象ですので、スクリーングリッド損失を控えめにするには動作範囲内で電圧を抑えめにすることかなと私個人は思っています。180Vも掛ければフルパワーが出ます。五極菅接続のほうがスクリーングリッド電流が多く見えてしまいますが、三極管接続ではプレート電流+スクリーングリッド電流ですので、合計値を18mAにすると実際はプレート電流13.4mA時のスクリーングリッド電流4.6mAです。三極管接続でプレート電流を18mAにした場合(多分合計で25mA以上)はもっとスクリーングリッド電流が流れ、スクリーングリッド電流の多く流れるRENS1823dでは多分損失オーバーになりそうです。スクリーングリッドに無理をかけないよう気をつける必要がありあそうですね。比較的感度の高い真空管で、三極管接続240V-30V20mA10kΩ時0.7W、五極管接続240V180V-16V20mA10kΩ時1.2Wといったところ。1本目の五極菅接続は少し段付が出ていますが三極管接続では現象が現れないので、特に問題はなさそうです。とても扱いやすい真空管かと思います。なによりも電極の美しさが魅力の球だと思います。
Mar 8, 2025
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CV1503(KT33C)という真空管を紹介します。いつ、そして何故こんな球を買ったのか記憶にありません。気がついたら棚に置いてありました。随分前に勢いで買ってしまったのでしょう。記憶にないくらいですから少額で落札したと思います。カーボンスートに身を纏っているので中が見えません。トップをみると、2つのビーム電極から渡されているS字型のリボンにカソード電極からの配線が繋がれているのがわかります。なるほど下側にはカソード電極が繋がっていません。ビーム電極と上で繋がっています。ステム周り配線が狭いからでしょうか。そしてヒーターは4つ折りM型でセンタータップが出ています。(後述しますがここが留意点です)規格に関しては、The Valve Museumの「KT33C」規格表とThe Valve Museumの「CV1503」規格表が参考になります。ピン配置は....6L6等と似通っていますが、1番ピンがヒーターのセンタータップです。このピン対する配線は慎重にしなければなりません。センタータップを使えば13Vでもヒーターを灯せます。12.6VでもOKでしょう。ヒーターは26V0.3Aですから6.3V換算で1.23Aです。6V6の倍くらい大食いです。そのくせプレート損失は13Wしかありません。低電圧大電流で使う球は大体こういう傾向で、きっと「カソードにとっての能力というものが電力というより電流」ということになるのでしょうね...。私は素人なので詳しいことはわかりませんが、なんとなくそう思えます。定格プレート電圧200V。規格表のIpカーブはスクリーングリッド電圧175Vです。このあたりで探っていきましょう。アンプの製作記事も幾つか見つかり、MOHの部屋「KT33Cプッシュプルアンプ製作 」や宰府の梅だより「KT33Cプッシュプルアンプの記事(7件)」が参考になります。【1本目】Eh=26.0V, Ih=0.32A三極管接続Ep=200VEg1=14.8VIp+Ig2=50.30mAIg2=6.84mArp=919Ωgm=10097μSμ=9.3V/V五極菅接続Ep=200VEg=120VEg1=6.2VIp+Ig2=50.56mAIg2=6.61mArp=31124Ωgm=10805μSμ=336.3V/V【2本目】Eh=26.0V, Ih=0.30A三極管接続Ep=200VEg1=14.6VIp+Ig2=49.79mAIg2=7.05mArp=904Ωgm=10436μSμ=9.4V/V五極菅接続Ep=200VEg=120VEg1=6.1VIp+Ig2=50.71mAIg2=6.94mArp=33353Ωgm=11497μSμ=383.4V/Vとても感度の高い球で、三極管接続でrp900Ωなのに-14.5Vのバイアスで動作します。三極管接続での直線性はそれほど悪くない印象です。因みに26V管の26E6WGは全く規格が違います(感度もバイアスも違う)ので、差し替えはできません。三極管接続で1.7W(4.8%)、五極菅接続で2.8W(6.73%)。1.7Wまでなら三極管接続が有理と思われます。3.5kΩのトランスが使えるというのは汎用性が高いと思いますが...この球に高額を投じれるか?といえば....うーん、どうでしょうね。
Mar 2, 2025
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