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天狗屋敷の殺人 (新潮文庫nex(ネックス)) [ 大神 晃 ]*あらすじ*「一緒に母親の実家に来て」包丁を持ちながら、僕のヤンデレ彼女・翠はそう言った。脅されながら車で向かったのは、七年前に当主が失踪したという「天狗屋敷」。その当主の残した遺言状をきっかけに、次々と事件が発生する。部外者である僕は自宅に帰ろうとするも、翠は千枚通しを持って僕の車の前に立っていた―。*感 想(割とネタバレ?があるので文字を小さくしています)*横溝正史のオマージュ作品ということで重い雰囲気を想像していましたが、文章自体はライトで読みやすく、トータルでコミカル(後半はシリアス寄りですが)な雰囲気でした。◆上記の他にも「意外だった」と思う点が多くあって(特にキャラクターが)新鮮でした。まずは主人公の古賀鳴海が、自他ともに認めるイケメンのナルシストだった点です。特に序盤は、隙あらば自分の容姿を褒めていたりしたのが可笑しかったです。物語としては探偵役の助手の立ち位置でした。次は探偵役となる樋山忍です。樋山は主人公のバイト先の上司なんですが、多くのミステリーだとそういう立場の人は脇役になったり逆に助手になったりするものですが、この物語では探偵役だったので意外&驚きでした。しかも容姿や言動がヤンキーなので、余計「あんたが本当に探偵役??」感がすごかったです。他にも、事情があって小鹿のような足取りになったときは情けない姿をさらしていたり、トリック解明時に大はしゃぎしていたりと振り幅が大きなキャラクターでおもしろかったです。最後にクレイジーヤンデレ彼女の翠です。当初はこのクレイジー翠が探偵役で主人公が助手だと思っていましたが、あくまで「天狗屋敷の関係者」として登場していただけで、後半からもうほぼ出番なしでした。そして彼女のクレイジーさにはちゃんと理由があって、最後にそれにきちんと決着をつけたのが意外でした。正気?になった翠はさぞ良い娘になっただろうと思います。◆事件としては、犯人や動機は察せられるけどトリックが分からないタイプ?でした。特に最後の殺人トリックは、一回読んだだけでは理解が難しいほどダイナミックで、被害者視点からだと 一瞬で何事⁉と驚いた直後に死亡した形なので、すごく恐ろしいトリックでした。犯人は潔かったので無駄な反論は無く、解決編はトリック解明以外はあっさりめでした。◆先述の通り、作中はコミカルな雰囲気なので笑いの意味としての「おもしろい」が多かったように思います。時折挟まる主人公のぼやきや、クレイジー翠の存在が主人公を天狗屋敷に留まらせるためのある種のクローズドサークル化に一役買っていたりなど、ところどころクスッとしました。ですが、このコミカル感・主人公の軽薄感・クレイジー翠の所業・樋山の無礼さなどなどのノリが合う合わないで好みが分かれる作品だと思います。個人的には大丈夫だったので、続編もぜひ読んでみたいです。▼ちなみに続編はコチラ蜘蛛屋敷の殺人 (新潮文庫nex(ネックス)) [ 大神 晃 ]楽天で購入
2026.07.29
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猫怪々 (集英社文庫(日本)) [ 加門 七海 ]*あらすじ*ある雨上がりの日、路地裏でうずくまる仔猫を保護した著者。その仔猫は数多の病気を抱えており、著者は懸命に助かる道を模索する。そして段々と、仔猫は病気だけでなくおかしな怪現象まで抱えていることに気づく。著者は仔猫のため、呪術に手を染めお経を唱える使い魔のような飼い主になっていくのであった。*感 想*表紙が可愛くて、あらすじをきちんと読まずに購入していました。なので【猫怪々】というタイトルから勝手に猫にまつわる怪談話かと思っていたら、『育猫日記~オカルトを添えて~』といった感じのエッセイでした。(著者がともに暮らすことになった仔猫「のの」が持ってきた(?)怪現象についてつらつらと書かれているので、猫にまつわる怪談話といえばそうっちゃそうなんですが)◆内容はあらすじの通り、病気と怪現象諸々背負った「のの」が平穏無事に暮らせるように、著者があれこれと奮闘したエッセイです。著者については作品を読んだことはありますが、著者自身についてはよく知らなかったので、のののこと以外に著者に備わっている能力やこれまで体験した怪現象などを知ることができました。ホラー作家なので霊能者と知り合いなのは不思議とは思いませんでしたが、サイキッカーやヒーラーといった、ゲームの中でしか見かけないような人々とも知り合いなのは驚きました(というより、そういった人々が現実にいるほうに驚いたというか)「あなたの知らない世界」を覗いたような感覚で、なんだかおもしろかったです。病気が良くなるようにと、以前気功師から教わっていた気功をののにずっと施していたことも書かれていました。「気功を受け続けている人は、自分自身でも気功治療ができるようになる(要約)」とあったので、それはちょっと良いなと思いました。(私は万年肩こりと腰痛持ちなので、自分で治療できるのならば費用もかからなくて良いですよね…)そのあと「(気功を受け続けているののは)そのうち立派な気功猫になるかもしれない」と続いていて、それも可愛くて良いなと思いました。ちなみに、遠くの人から「気」を送ってもらう「遠隔気功」なるものもあるとか。不思議でおもしろい世界です。◆ののの病気やののを狙う怪異に対して、お経を唱えたり気功を施したり強力な呪術を使ったりなど著者はしていましたが、アプローチが独特なだけで我が子(猫)を守りたい想いは他の飼い主と変わらない、というのがよく伝わってきたエッセイでした。私はこれまで人間以外の動物と暮らしてきたことは無いにも関わらずそう感じたので、動物(特に猫)と暮らしてきたことのある人にとっては「わかる!わかるぞ!」と共感できるエッセイだと思います(オカルトが大丈夫であれば)オカルトでも眉唾ものでも、何かに対して選択肢が多くあるのっていいね、とも思いました。
2026.07.27
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夢詣 (角川ホラー文庫) [ 雨宮 酔 ]*あらすじ*その呪いは感染する―。精神科医の紙森千里のもとに「呪いの夢を見た」と訴える女性が訪れる。なんでもそれは、舟に乗って洞窟の中に入り、毎晩夢を見るたびに奥へ奥へと進んでいくという。全てを諦めていた女性はこれ以上の診察を拒み、数日後に原因不明の死を遂げてしまった。後日、紙森は再びそのような夢を見るという患者を診察するが、その患者もまた原因不明の死を迎え、そしてとうとう紙森自身も「呪いの夢」を見始めてしまうのだった。一方「見たら死ぬ夢」を見て死亡したライターの後を継いだ伊東壮太は、そのライターのノートに「鍵は夢詣」と書かれているのを発見し、とある孤島で行われている奇妙な祭祀の存在を知るがー。*感 想(ネタバレがあるので文字を小さくしています)*読み終えた直後の感想は「えらいこっちゃ!」でした。超バッドエンドでした。たぶん今後、日本どころか世界が滅んじゃうんだろうなぁと思わせるエンドでした。◆精神科医の紙森と看護師の関根は、患者たちの「呪いの夢を見た」という訴えを聞くものの、立場上「呪い」を認められず、個人的には呪いかもしれないと思いつつも現実的な手段(薬など)で、悪夢に苦しむ患者たちに対処しなければならない姿が歯痒かったです。そしてこんなにも頑張って対処したのに患者たちは死に、加えて自分たちもその夢を見てしまうのはなんとも理不尽でした。でもこの理不尽さがジャパニーズホラーですね。紙森も自らの死のカウントダウンに抗うために、患者が来院するまでに関わっていた施設などに赴き、夢についての調査を始めます。◆伊東たちもライターの職を活かして、あちこち取材という名の調査を行い、「見たら死ぬ夢」の真相の思しきものや呪いを解く方法『夢詣』の情報などを得ていきます。その後、その調査の痕跡をきっかけに本来ならば出会うことのなかった紙森たちと合流。呪いの解除の儀式『夢詣』に挑みます。が…。呪いが感染してしまうのは呪われた人たちによる、神様って素晴らしいよ!みたいな「善意」からくる余計な情報のせいでした。伊東は最後によく耐えたと思います。でももう生まれちゃったので、最終的には生き残っていたほうがもっと酷い目に遭いそうな感じがします。◆神様に目を付けられるとやはりろくな事ないよね、という物語でした。以前何かで、西洋ホラーは「神に見放される恐怖」で、日本ホラーは「神に見つかる恐怖」の違いがあるというのを見たことがあります。この物語はまさに後者でした。ちょっと調べてみると、この【夢詣】は「クトゥルフ神話」の要素が入っているそうです。「クトゥルフ神話」は聞いたことはありますが、詳細は知らないため、その知識があればより【夢詣】の恐怖を味わえたのかもしれません。【夢詣】 王道ジャパニーズホラーでした。
2026.07.22
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草紙屋薬楽堂ふしぎ始末 【電子書籍】[ 平谷美樹 ]*あらすじ*時は文政。戯作者を目指す鉢野金魚(はちのきんとと)は、自身の作品を持ち込んだ本屋・薬楽堂にて、店の小僧が「庭で亡魂を見た」という話を聞く。戯作のネタになると踏んだ金魚は店の者たちを巻き込み、怪異の真相解明に乗り出すのであった。そしてこのことを皮切りに、様々な怪異事件に首を突っ込む金魚だったが、肝心の自身の本が出版される日は来るのだろうかー。*感 想(ほんのりネタバレがあるので文字を小さくしています)*シリーズものです。戯作者(作家)見習いが主人公のため、自然と江戸時代の出版や戯作者たちの事情などの説明が入るのですが、当時のその業界について何も知らなかったので勉強になりました。本として完成するまでの工程は、名前や役割が少し違うだけで、現代とさほど変わっていないというのは驚きでした。幕府批判の本などが出版されないように検閲があったとはいえ、現代よりも非常に華やかそうな出版文化だったんだなぁと読みながら思いました。現代のほうが色んなジャンルを出版できるのにそう思ったのは、やはり昨今の出版業界の厳しさからでしょうか😢(実家に戻る前に通っていた本屋さんが閉店するそうで、さらに余計に😢)◆物語は全四話になっており、どの話もテンポよく進んでいきます。殺人事件はありません。金魚の推理(作中では「推当」)が常に冴えわたっており、行動力も抜群ですぐに証拠も集まり、怪異の解明や犯人確保もすぐに行われるのでサクッと事件が解決します。どれも事件の発端は怪異のような「ふしぎ」ではあるものの、結局は「人間の仕業だった」で決着がつく事件でした。なので「あれは霊だったんだろうか…?」のような「ふしぎ」はありません。◆金魚を始め仲間となるキャラクターたちはみな「江戸っ子」であるため、口調が悪かったりポンポン言い合いをしていますが、根っからの悪人はいないので「まぁ江戸っ子だしな」と思えばそういった部分は気にならないかなと思います。作中のキャラクターたちの会話や行動のテンポのよさも、江戸っ子ならではのさっぱりとしたチャキチャキ気質のおかげでスムーズにいっていたのかなとも思います。最終章付近から金魚の過去が明かされていきますが、相棒?となっている本能寺無念というキャラクターの過去は匂わせ程度でこの巻では明かされず。そしてなんとなくですが、金魚と「いい感じ」になっていなくもない感があるので、無念の過去も金魚との仲も続編でどう展開されていくのか気になりますね。この【草紙屋薬楽堂ふしぎ始末】は全六巻で完結です。
2026.07.20
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薬喰 (角川文庫) [ 清水 朔 ]*あらすじ*今もなお残る「神隠し伝説」を追って、ある田舎へと訪れた作家・籠目周(かごめあまね)は、到着早々に地元の小学生が行方不明となっていることを知る。その件を気にかけながらも、予定通り神隠し取材のために伝説の舞台となる山へと入った籠目だったが、そこで包丁片手に血まみれになっている男と、切り株の上に置かれていた小さな手首を発見してしまう。状況から「こいつが犯人」と思ったこの男こそ、のちに不本意ながらも共にこの事件を解決していくこととなる名探偵・祝秋成(いわいあきなり)だった。*感 想(割とネタバレがあるので文字を小さくしています)*最初は「薬喰?」と思っていましたが、作中でその説明がされたときに事件の動機を察して「あっ…😫」となりました。比較的早めに犯人にも気づいたんですが、それはそれでその人物のふとした仕草などが目について「やっぱり犯人お前だろー!」と、どんどん外堀が埋まっていくような緊張感がありました。◆主人公の籠目周は、作中にもあるんですが「直感は良く律儀な人間だが、頭が固く融通が利かない」という長身のイケメン。早い段階で犯人像は感覚的に捉えていたものの、推理力があるわけでもないので助手のような立ち位置でした。不本意ながら相棒?となった祝秋成は「驚異的な味覚と推理力を持ち、三度の飯と謎が好き」な、信楽焼のタヌキに似ているずんぐりむっくりとした男。探偵役なだけあって 鋭い洞察力や幅広い教養を持ち、口は悪いながらも食べ方は優雅で嘘は苦手というキャラ立ち完璧な人物でした。本当にいいキャラしていたと思います。スマートな探偵役は多く見てきましたが、ふとっちょな探偵役は初めてだったので新鮮でした。籠目と祝の初対面は最悪かつ相性も最悪だったので、終盤近くまでは言い合いなりしていましたが、最後にはお互い認めるところは認めていたので、なんだかんだでいいコンビだったかなぁと思います。でも活躍の度合いは祝のほうが強くて、バディ感・コンビ感は薄めです。片方は縦に大きくもう片方は横に大きいので、凸凹コンビというよりかは縦横コンビなように思います。◆作中は主軸のバラバラ殺人事件のほかに、《過去に籠目自身が体験した神隠し》《祝の祖父が体験した神隠し》の謎もあり、それぞれ全て解明されていきます。特に祝の祖父の神隠しの真相は面白かったです。《白御使の験(しろみさきのしるし)》とはそういうことか~~!と驚きました。なせそれを神隠しとしたのかの理由も、作者がいつこの「薬喰」を書き始めたのか分かりませんが、発売されたのは2022年のコロナがまだ流行っている頃だったので、それを経てだいぶ落ち着いた今に読んでいるからこそより納得できる内容でした。◆バラバラ殺人事件自体は、被害者の子どもたちがただただ可哀想でした。本当の「神隠し」に遭っていたほうがまだマシだったんじゃないかとさえ思います。犯人の動機も背景は理解できても、自分勝手過ぎるので同情はできませんでした。ですが犯人がポロっとミスをして、これまでの話との矛盾が発生したのを自分で気づけたときはとても気持ち良かったので、そこはありがとうと思いました。事件は苦みの残る感じで幕を閉じましたが、祝のキャラクター性は好みだったので続編が出たらぜひ読みたいです。食へのうんちくも増した、民俗学×食文化ミステリーでした。
2026.07.15
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怪談のテープ起こし (集英社文庫(日本)) [ 三津田 信三 ]*あらすじ*三津田が編集者だった頃、自殺の実況テープを集めて記事にしようとしていたライターがいた。だが彼は、そのテープを文字に起こした後 消息を絶ってしまう。その後三津田は、かつて自身で録音していた怪異の体験者のテープを元に短編の執筆を始めるが、それは自身で直接聴くのでは無く、自身の担当者が数ある音源からネタとなりそうなものを厳選する、という形で進められていた。そんな中、それらを聴き続けていた担当者の身に、次第に不可解な出来事が起こり始める。*感 想(短編一話目のネタバレがあるので文字を小さくしています)*こちらの本は、ホラー短編の合間に担当者たちとのやりとり(幕間)を挟みながら、自身と担当者が体験した不可解な出来事を綴っていくという流れで進んでいきます。ホラー作家といえばで名が挙げられるほど有名な方のようで、恥ずかしながら今知った&初読みでした。作者の来歴や文体などの前情報も予備知識も無いまま読んだので、序章や幕間は当然作者の語りでも短編内で今語り手となっているのは作者自身なのか物語の人物なのか分からなくて、戸惑いながら読みました(特に短編一話目)ですが三話目以降には慣れてきて、短編が始まる前の作者の語りを「世にも奇妙な物語」におけるタモリさんみたいな感じで読んでいました。◆ホラー短編は①死人のテープ起こし②留守番の夜③集まった四人④屍と寝るな⑤黄雨女⑥すれちがうものの六話が収録されていました。この中でも一話目の「死人のテープ起こし」が怖いなと思いました。自殺者本人が、自分が自殺する瞬間までをカセットテープに録音し、それを上記のあらすじにあるライターが文字起こしした原稿を、作者が読むという話。それぞれ三人の自殺者の様子を読むことになりますが、全員一人でいたはずなのに死ぬ間際または死んだ後に《誰か》いたような痕跡があって怖かったです。特に一人目の自殺後、窓を閉めるような音が微かに聞こえた、というのにはゾッとしました。文字だけでもゾッとするのに、音声で聞いたらもっとヤバいんだろうなと思います。するはずの無い音がするのって相当の恐怖ですよね。これは怪異に限ったものでは無いですが。◆終章に現れた謎の言葉は、もちろん私には解明できませんでした🥹「ねがう」とは書いていても、水中で喋っていると考えると「願う」の「ねがう」では無いんだろうなぁということだけ🥹作者はこれについて「決して解かないように」と言っているので、お言葉に甘えようと思います。
2026.07.13
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すみれ屋敷の罪人 (宝島社文庫 このミス大賞) [ 降田天 ]*あらすじ*戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二体の白骨死体。しかし、そこに住んでいた一家は東京大空襲で全員死んだはずだった。身元を探るべく、当時使えていた女中や使用人に話を聞くも二転三転する証言の数々。そして新たにもう一体の死体が発見される。果たしてこれらは誰なのか。この一家に何があったのか。散らばった真実を紡いだ先には、哀しくも美しい秘密が眠っていた。*感 想(ネタバレがあるので文字を小さくしています)*現代(2001)で発見された遺体をきっかけに、過去にそこで本当は何があったのかを関係者の証言から解明していくミステリーでした。もう切ないッ…!切ないッ…!!😭◆遺体の身元捜査のため、刑事の西ノ森が屋敷と関係のある3人の証言者に接触をします。まず一人目の証言者(栗田信子)の語っていた内容が、美しいすみれ屋敷で働いていた頃の穏やかな記憶だったので、証言者全員のセピア色の記憶を繋ぎ合わせて真相を見つけるものだと思っていました。しかし信子の証言中、西ノ森の指摘によって信子の記憶違いが判明し、物語が一気に不穏になりました。本当は信子はどんな人物だったのか、信子から見た他の人物は本当にそのような人物だったのかなど、今まで信じてきた前提がガラリと変わったため、何を信じるべきか分からなくなりました😵💫最初の証言者からこうだったので、次の証言者の話を鵜呑みにせず疑いの眼差しで読んでいましたが、早い段階で遺体の正体と思しきもの、さらに西ノ森が刑事では無いことなどが判明し、矛盾を見つけるよりも驚きが勝ってそれどころじゃ無くなりました。西ノ森の柔和な感じはそういう親しみやすい系の刑事なんだなと思っていましたが、これまでの二人の証言者への言動や振る舞いを考えると、確かに刑事っぽくは無かったです。例のごとく気づきませんでしたが...🥹途中新たに追加された証言者の話も注意深く読んでいたつもりですが、所詮「つもり」でした。これまでの証言者の嘘は見抜けないし、各証言に真実の欠片が散らばっていたのにも全然気づきませんでした😂全体的に、嘘や真実の散らし方や馴染ませ方が違和感なく丁度いい感じだったんだなと思います。二部構成になっており、証言集めまでが第一部でした。◆第二部は、誰が西ノ森を使ってこれまでの証言を欲していたのか、遺体の正体、そして「すみれ屋敷の罪人」とは、というすべての真相が明かされます。もうここからは驚きと「切ねぇ切ねぇ😭」の連続でした。真相は、悪意など無く大切な人を守るための嘘と嘘で編み上げられた、深く互いを想い合う愛ゆえに起こったことでした😭たとえそれが騙し合いであったとしても、愛がそこにはありましたー…︙すべてを知る人物が、一度は悲壮な決意をするものの前向きにこの真相を、この秘密を弔おうとしていたので、切ないですがハッピーエンド寄りだと思います。「すみれ屋敷の罪人」 タイトルそのものの物語でした😭
2026.07.08
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ある修道士の自罪 (角川ホラー文庫) [ 祇光 瞭咲 ]*あらすじ*聖バシリオ精神病棟で慰問活動を行っていた修道士が、相次いで怪死を遂げた。慰問役として新たにその地へ赴くことになった若き修道士ペテロは、前任者トマゾの残した日誌を手渡される。そこに記されていたのは、トマゾを襲った恐ろしい出来事と、徐々に彼が壊れていく姿だった。ペテロは日誌を手掛かりに、前任者たちを死に追いやった悍ましい真実へと迫っていくが―。*感 想*新刊であるため、核心には触れずに...前任者のトマゾが残した日誌を通じて、少しずつ彼がどんな体験をしたのかを追っていくという構成で、読者もペテロと同じく限られた情報の中で真相を探る形になるため、没入感がありました。作中で起こる出来事は、現代の感覚で見ればストレスなどの精神的要因で説明がつきそうなものの、時代背景(悪魔憑きといった宗教的な解釈などが現実味を持つ時代)においては、それだけで片付けられない不可解さがあって不気味でした。(舞台となった時代は作中で明らかになっていませんが、現代よりかなり昔といった雰囲気です)そういったことを含め「どこを現実とするか」の境界が曖昧なまま物語は進むため、トマゾとともにじわじわとした不安を重ねつつ、ペテロとともに色々と自分の解釈や想像を巡らせて真相に迫る感じのホラーだったかなと思います。各章に扉絵があるのですが、トマゾの異変に合わせて変化していて、視覚的にも不安を煽られるような雰囲気でよかったです。読み終わってから表紙を見ると「あぁ~なるほど」と思いました。◆こちらは「カクヨム」という小説投稿サイトに、『Memento Furor -聖バシリオ精神病棟慰問日誌-』というタイトルで投稿された作品です。今現在もそのサイトで最後まで読むことは可能ですが、この『ある修道士の自罪』は、それに加筆修正したものだそうです。扉絵も書籍版のみのようです。※タイトルをこの記事からコピペして検索エンジンから検索すると『-』がマイナス検索として発動してしまい、検索結果にこの作品が表示されないため、検索エンジンから探すときは『Memento Furor 聖バシリオ精神病棟慰問日誌-』と『聖』の前の『-』を抜くと検索結果に出てきます。私だけの現象ではないと思いますが...😥私だけの現象だったら私の近くにも狂気がいるのかもしれません
2026.07.06
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▼これまでの記事はコチラ・日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から一か月・日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から二か月・日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から三か月ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー前回は停滞期を脱出し、今回再び停滞期に陥ることに怯えた一ケ月でしたが...結果は、停滞期になることなく 1.3kg の減量に成功しました。前回から・ウエスト ➡ ー2.5cm・ヒップ ➡ +0.5cm😭😭・二の腕 ➡ — 1 cmでした。お尻が増えてしまいました😭🥊💥今回なぜ減量はしたのにさほど喜んでいないのかというと、今回はあまり「Fit Boxing 北斗の拳」をちゃんとやっていなかったんです。今回は疲れた日や頭痛の日が多くて、そんな日はストレッチのみのエクササイズ。その他通常日は、暑さのせいでハードモードでやりたくなくて、軽めのコースを主にやっていました。(ラオウ叱ってくれないかな)なので今回の平均消費カロリーは200kcalまでいってないと思います。(目標は350kcal)それでも減っているというのは、これまでエクササイズをやりすぎていたということでしょうか🤔それとも食生活が影響しているのでしょうか。🍞🍴食生活はこれまでと変わらず、減塩パンや全粒粉パンなどなどでした。チートデイと銘打ってモリモリ食べた日は無く、十日に一回ほどドンレミーのなにかしらを食べていました。(最近ドンレミーの存在に気づいたんですが、おいしいですね😋)食生活による減量の可能性を強いてあげると、家の畑でポパイの腕みたいなドデカズッキーニが毎日のように採れていて、それを毎日食べて消費していました。ズッキーニって水分量すごいので、それで満腹感が得られていたんでしょうか。でも食べ残したりとかはしていないんですよね。自分の体重履歴を見ると、ズッキーニを食べ始めたころ(二週間ほど前)から体重が少しずつ減っているような気がするので、もしかしたらズッキーニってダイエットに良いのかもしれないですね。ズッキーニが要因であれば🥒(←これはキュウリ)◆といった具合に、少々疑問の残る一か月でした。まぁ痩せたしラッキー☆と思っていればよいのですかね😂これから暑さも本格的になってきて、よりFit Boxingをやりたくなくなってくるでしょうが、無理してやって汗かいて熱中症になるのも嫌なので、自分の体調と気温に気を付けながら今月のダイエットを頑張ろうと思います。目標体重まで残り ー2.7kg😭😭
2026.07.04
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鯖猫長屋ふしぎ草紙 (PHP文芸文庫) [ 田牧大和 ]*あらすじ*江戸の根津宮永町に『鯖猫長屋』と呼ばれる長屋があった。そこを仕切っているのは、なんと『サバ』という猫。長屋一の威張りん坊である。その日も子分という名の飼い主・拾楽に飯の催促をしていると、家の斜め向かいに謎の美女が越してきた。身持ちは固いがなんだか訳ありの彼女をきっかけに、鯖猫長屋では次々と事件が発生するのであった。*感 想(ふんわりネタバレがあるので文字を小さくしています)*賢いサバが猫独自の目線で人間を観察し、長屋に持ち込まれる謎をこっそり解決していく話…だと思ったら、飼い主である拾楽を駆り立てアシストし「拾楽に」謎を解決させるというものでした。◆主役の一人(一匹)のサバは、表紙の愛くるしさとは裏腹に「鯖猫長屋」と名がつけられるほど長屋を仕切っているカリスマ猫で、野良猫や野良犬が長屋に来て悪さをしないよう常に睨みを利かせ、サバが歩けば人間が脇に避ける、騒ぐ住人を一目で黙らせるなど妙に迫力のある猫です🐱長屋の住人たちはこれまでサバに助けられたこともあってか、サバに悪い感情を抱かず、むしろ「サバの大将」と呼んで大変慕っていました。そしてサバは不穏な気配を察知することに長けており、長屋で起きる事件の謎に勘づいては拾楽に解決するようにと促し、収束へと導いていきます。威張りん坊でもかわいい😼◆もう一人の主役・飼い主の拾楽ですが、サバに噛みつかれ爪をたてられご飯を作らされなど子分のような扱い(サバは子分だと思っている)を受けており、長屋の住人達からも「草臥れた朴念仁、冴えない、野暮で晩熟」などなどの評価をもらっているひょろりとした男です。最初は「しまりのない主役だな」と思っていましたが、読み進めるごとに「こいつは食えない奴だぞ」となり、最後には とある約束を果たそうとする「義の漢だ」と次々と印象が変わっていきました。好きな感じのやれやれ系主人公です。◆全7話構成で、1話ごとに違う事件が起きては解決し 話は進んでいきますが、物語の根底にある本筋の謎は地続きになっており、最終話で全てが解き明かされます。最終話は、人情ものってこうだよね!という展開があって好きでした。謎は解決されるし、長屋の住人たちは噂好きのお節介が多いですが嫌な奴はいなく(途中の一人除いて)それもあって爽やかな読後感でした。すっきりとしたよい人情ミステリーだったと思います。現在『鯖猫長屋ふしぎ草紙』は11巻まで発売されています。今はただただ猫を撫でたいです🐱👋
2026.07.01
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准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき (角川文庫) [ 澤村 御影 ]*あらすじ*「あの夜」がきっかけで、嘘を聞き分ける耳を持ってしまった大学生の深町尚哉。この春から受講した民俗学で出会ったのは、容姿は良いのに怪異のこととなると常識を失うという准教授・高槻彰良だった。怪異との遭遇を夢見る彼に気に入られ、助手として行動するようになった尚哉は、高槻もまた「あの夜」のような奇怪な体験をしていたことを知る。自分の身に起きたこと、高槻に起こったこと。あれは説明のつく現実だったのか、それとも本物の怪異だったのか。全てを解明すべく、彼らは前へと進むのだった。*感 想(ネタバレがあるので文字を小さくしています)*※先に言うと、シリーズものなので尚哉と高槻の怪異の真相はこの巻では解明されません。◆すーごく読みやすかったです。スラスラと読めました。作中で尚哉が高槻の講義を「とても聴きやすく興味の持てる内容だった(要約)」と言っていたのですが、小説の文章自体もそれに通ずるかのような書き方に感じられたので、読んでいるこちらの頭にもすんなり物語が入ってきたんだろうなと思います。◆印象的だったのはやはり、尚哉の「嘘を聞き分ける耳」の能力を、文章の文字を物理的に「歪ませる」ことで表した視覚的演出です。こんな感じに。最初それを見たときは非常に驚きました。エラーページかと思いました。でももう慣れました。なぜ歪んだのかという説明はすぐにはされず、数ページ進んだ先で尚哉の能力が明かされるのですが、そこに至るまで何がどうしてそうなったか分からず少し怖かったです。(あらすじに能力のこと書いてあるのに察せなかったなんとも固い頭😂)物語が進むと尚哉の前で二人の人間が、心では憎みあっているのに、表向きは嘘に嘘を重ねて友情を固めるというシーンがあるんですが、そこでは文字の歪みが連続して発生しており、読んでいて「うへー😨」となりました。(前の章でも連続して歪んでいるシーンはあるんですが、こっちのほうがげんなりしました。)でもここで尚哉の苦しみやしんどさの一つがきちんと理解できた気がします。◆どの事件も、怪異かと思いきや実はやっぱり人間の仕業だった!というものでした。「シンプルに怪異」系も好きですが「犯人は怪異じゃなく人間系(ヒトコワでは無く)」もより好みなので、楽しく読めました。これまでの小説で、物語の内容が怖いと思うことはあっても、こうして視覚的に怖い思いをさせられるのは初めてだったので、それも面白かったです。もっとやって。人間が犯人の事件だったとはいえ、尚哉と高槻の身に起こったことは怪異では?としか考えられないので、シリーズを追って真相を知りたいと思います(読んでも記事にはしないと思います)現在『准教授・高槻彰良の推察』は本編12巻・番外編3巻まで発売されています。
2026.06.29
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ミステリなカフェ 午後3時の謎解きアンソロジー (双葉文庫) [ 大崎梢 ]*内 容*カフェで語られる、5つの謎を収録したアンソロジーです。【収録作品】『雪の糸』... 大崎梢『エンジェル・ムーン』... 加納朋子『猫の世話をするだけの簡単なお仕事』... 坂井希久子『春の十字架』... 東川篤哉『バレンタインの夜会』... 望月麻衣*感 想(1話目のネタバレがあるので文字を小さくしています)*表紙の可愛さと、ミステリー&カフェの文言に惹かれて手に取りました。収録作品はすべて書き下ろしではないそうなので、読む人によっては読んだことのある話が載っているかもしれません。私は作家さん全員初めて読む先生だったので、新鮮でした。カフェ自体が主役というよりも、外部で起きた謎をカフェの中で解くという話が多かったです。◆その中でも私は1話目の『雪の糸』という話が印象に残りました。『雪の糸』はザックリ言うと、彼女が彼氏についた「1時間誤魔化す」といった嘘が、巡り巡って一人の人間の人生を破滅から救っていた、というもの。嘘から生じたその時間のズレによって、あんな風にこんな風にと事態が組み合わさっていって、良い方向へと落ち着いた感じです。小さなことが最終的には大きな結果へとなったので、こういうのをバタフライエフェクトと言うのでしょうか。意味は知っていましたが、実際にどんなものなのかを物語の中で体験できたと思います。(もしかしたら気づかずに今まで普通に体験していたかもしれませんが)◆こういったアンソロジーは、好みが分かれる部分も含めて、読んだことのない作家さんの入り口として読むのにちょうどいいものだな、と思いました。これまでの読書経験でアンソロジーを手に取ったことが無いと今さら気づいたので、アンソロジーの魅力も知れて良かったです。
2026.06.24
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サーベル警視庁 (ハルキ文庫) [ 今野敏 ]*あらすじ*時は明治38年。警視庁第一部第一課に「不忍池で死体が浮かんだ」との一報が入る。巡査の岡崎孝夫は現場へと駆けつけるが、そこにあったのは鋭い刃物で心臓を一突きにされた大学講師の死体だった。その数時間後、同様の手口で陸軍大佐が殺害される。繰り返される事件を追い続ける岡崎だが、その真相は激動の明治という時代が生み出した歪みそのものだった。*感 想(ネタバレがあるので文字を小さくしています)*警察小説といえばの今野敏先生が描く、明治時代の警察小説ということで興味を持ちました。いきなり事件の真相から言うと、当時の情勢による派閥争いが発展し、それぞれの派閥の上にいる人物から直接指示がないにも関わらず、側近などが忖度した末に発生した殺人事件でした。自分の与り知らぬところで勝手にご機嫌伺いをされて、結果 取り返しのつかない面倒事になるのは現代にも通ずるところでもありますし、権力者も大変だなぁと庶民は思いました。明治の文化は好きですが、やはり派閥や世界情勢が混ざってくると私の脳みそは途端に固くなるので、脳みそも私に忖度してすんなり理解させてほしいものです。◆主人公の岡崎孝夫は米沢の出身。几帳面で真面目な性格ではありますが、周囲の登場人物たちの特徴が強めだったので、彼自身はいたって「普通」という印象でした。ですが、固くなっているの私の頭にはこれくらいの普通さがちょうど良かったです。(私の中では『大逆転裁判』の『成歩堂龍ノ介』のイメージで読んでいました)本当に普通だったので岡崎に対して他に言うことは無いのですが、岡崎の知り合いの「西小路臨三郎」という伯爵家の孫で探偵で物書きである個性ガッチリかつ有能なキャラクターがいたので、彼がメインの話があれば今後読んでみたいです。他に「藤田五郎」という個性ガッチリキャラどころではない歴史上の人物も登場しますが、違和感なく物語に溶け込んでいました(主人公を差し置いて一番輝いていました)◆終盤の、藤田五郎による日本剣術(サーベル使用)VS西洋剣術(レイピア使用)のシーンは文章だけでも格好良かったので、そこは映像で観てみたいと思いました。文章で追っているうちは自分の頭の中でゆっくりと情景を浮かべながら読めますが、作中ではすごいスピードで戦っていると思うとやはり映像で観てみたいです。...と思ってYouTubeで検索してみたらなんと「レイピアVS日本刀」の動画があって観たんですが、模擬刀かつスピードゆっくりとはいえ迫力があったので、作中の命懸けバトルは何てったって映像で見てみたいです。◆明治の弁護士(代言人)事情はだいたい知っていましたが、明治の警察事情はほぼ知らなかったので新鮮でした。当時の警察幹部は薩長出身者が多くを占めており、組織は薩長を中心にしてまわっていたそうです。「生まれがあそこだから」「偉い人の知り合いだから」というだけで、何か成し遂げたわけでもないのに優遇されたり出世していく理不尽さは現代でもありますが、当時はもっと露骨で、そこから外れた人たちの苦労はとんでもなかっただろうなと思います。いつの時代もきちんと実力を見てほしいですね。不条理な世でも自分の仕事を全うする警察官たちの物語でした。続編として『帝都争乱 サーベル警視庁(2)』が発売されています(※西小路メインでは無いようです)帝都争乱 サーベル警視庁(2) (ハルキ文庫) [ 今野 敏 ]楽天で購入■実家にあった本でした☺
2026.06.22
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【中古】 美しい元素 / 学研教育出版 / 学研プラス [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】*内 容&感 想*水兵リーベ...でおなじみ、あの周期表にある元素たちを、美しい写真を中心に一種類ずつ性質などを簡潔に説明し、コラムを挟みながら「元素とは」を学んでいく本でした。写真が豊富にあるので、パラパラと眺めるだけでも楽しめると思います。学生時代に習ったことなんて何一つ覚えていないので、この元素は現代ではこのように使われている、あの元素はこうだから危険などの説明は「なるほど」と感心しながら読みました。◆「ヘリウム」のページでは、「(ヘリウムは)あまりにも軽すぎて宇宙空間に飛び去ってしまった」という文が、ヘリウムが「あれ~↑😇🪽」という感じで飛んで行ってしまうのを想像して、なんだかクスッとしました。(本文はいたって真面目です)ヘリウムガスを吸うとなぜ声が高くなるのかの説明もあって面白かったです。◆コラムの中には「人体は小宇宙・人体は小さな地球」というページが興味深かったです。そう言われるのは、・人体の中には、地球上に存在する主な元素のほとんどが含まれている・人体は、海水の元素の組み合わせや割合と似ているからだとか。地球にある素材で人間ができているなら、組み合わせが似ている地球にも地球なりの心みたいなのが存在しているのでしょうかね。コラムは他にも、人体に有害な毒性元素の解説や、化学の発展に貢献した人々の紹介など様々あります。◆単体だと危ない元素も他の元素と結合すると生活に欠かせないものになる、というのは化学の面白いところなんだろうなと思いました。私が読んだのは2013年発行のものですが、現在は新装版が発売されています。美しい元素 オールカラー (学研の図鑑) [ 大嶋 建一 ]楽天で購入■実家にあった本でした☺(2013年版のほう)
2026.06.17
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妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫) [ 榎田 ユウリ ]*あらすじ*『妖人』― 突如として発見された妖怪の遺伝子を持つ存在。彼らが絡む事件を捜査する部署、通称〈Y対〉に配属された新人刑事・脇坂は、相棒の鱗田に連れられ ある場所へと訪れる。そこにいたのは、人間と妖人を識別できる能力を持つ青年・洗足伊織だった。ほどなくして女子大生殺人事件が発生。世間では「妖人〈油取り〉の仕業だ」という噂が流れ始める。脇坂は捜査本部より先んじて伊織に意見を求めに行くが、彼から返ってきたのは「〈油取り〉なんて妖人はいない」という言葉だった。*感 想*シリーズ最初の巻なのもあってか、この巻は事件の謎解きよりも「妖人」という存在の説明や、そういった人物を含む独自の世界観、そして今後レギュラーとなるであろう登場人物たちの紹介を中心に進んでいく内容でした。設定や人物像の描写が細やかなので、物語序盤から登場人物それぞれのキャラがバチバチに立っていました。事件自体はシンプルで分かりやすい展開であるぶん、キャラクターにフォーカスを多く当てている印象です。そのためホラーやミステリーが好きな人より、キャラクター小説が好きな人向けかなと思います。角川ホラー文庫の作品ですが、個人的にホラー要素は無かったように思います。(自分がホラー慣れしているからなのかもしれませんが...)強いてあげれば、結局人間のこういうところが怖いよねーという描写でしょうか。【妖琦庵夜話】は全10巻で完結となります。
2026.06.15
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裂神 【電子書籍】[ 加門七海 ]*あらすじ*始まりは、謎の面をつけて踊っていた学生が学内で急死したことだった。その面がSNSで公開されたあと、鹿角南は友人・和歌子の祖父の遺品に同じような面があったことを知る。南と和歌子は、死亡した学生の知人・村上と奈良崎とともに面の正体を探るため、その発祥の地と思われる場所へと赴くが...*感 想*新刊であるため、ネタバレにならない程度の感想です!(なので短いです)物語の象徴であるお面が、カバーイラストのとおり「目も鼻もなく、目の部分だけ縦に裂けている」だけ、なのが不気味でした。ですが、なぜそのようなお面なのかというのはサラっとですが作中で語られておりその成り立ちは理にかなっていて面白いと思いました。単に怖いだけでなく、その形になった背景に納得感があるからこそよりお面の存在感が引き立っていたと思います。もちろん作中色々と怖い瞬間はあるのですが、ここでは触れずに...じっとりとした民俗学ホラーでした。◆調べてみると、こちら「鹿角南シリーズ」というシリーズの第3弾だそうです。知らずに読みましたが、これまでのシリーズを読んでいなくても特に違和感なく楽しめました。ちなみにこの「鹿角南シリーズ」第1弾の「祝山」の映画が、今週の金曜日(6月12日)に公開されるそうです!
2026.06.10
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陰陽師の解剖図鑑 [ 川合 章子 ]*内 容&感 想*陰陽道の始まり・陰陽師の役割・陰陽五行説・レジェンド安倍晴明・陰陽師の終焉などなどなどなど...陰陽師とは一体何者なのか を豊富なイラストと図解で紐解いていく本でした。陰陽師といったら、式神を用いて怪異とバトル!というイメージが強いですが、実際のところはどうだったのかがよく分かります。◆陰陽師たちの主な仕事は ・星を観測してこれから起こる変事の予測 ・暦を作成して日々の吉凶などを管理 ・祓や祭祀を執り行う ・貴族たちからの要請でたびたび占いに行くなどなどたくさんのことを抱え、大変忙しい日々を送っていたようです。彼らが行う占いや最先端の科学知識が、当時の政治や人々の暮らしをどれほど深く支えていたのか、また頼られていたのかもよく伝わりました。ファンタジーのなかの陰陽師も格好いいですが、膨大な業務を抱え、国や人々の期待を背負い、プレッシャーと戦いながら結果を出してきた彼らは、想像以上の苦労人だったのだろうとしみじみ思いますし、格好いいとも思います。◆陰陽師が行っていた占いや風習はいまだに残っており、冠婚葬祭の決行日や厄年といった吉凶など、遠い昔の彼らの考え方に現代でも我々は従っているのをみると、陰陽師という姿形は無くなってもその影響力は今もなお絶大であるのだな、とひしひしと感じました。■実家にあった本でした☺ おそらく大河ドラマの「光る君へ」に影響受けたんだと思います😄
2026.06.08
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前々記事:日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から一か月前記事 :日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から二か月------------------------------------------前記事(5月4日)では停滞期に陥ってほとんど痩せず、あれこれと対策を練ってから一か月...まず結果として...なんと!今回!停滞期を脱出して、1.4kg の減量に成功しました!!😭 ウエストのほか、別の部分も測りました!・ウエスト ➡ —2cm・ヒップ ➡ —2cm・二の腕 ➡ —0.5cmでした!全て一人で測ったので、正しく測れたのか不安ですが...🥊💥前記事内での停滞期への対策は「Fit Boxing 北斗の拳」において、 ・デイリーメニューのコースを「ハードモード(平均消費320kcalほど)」にする ・ジャブやストレートの際に、拳を内側に少し捻る感じで打つ(二の腕に効果)でした。デイリーメニューはコース関係なく毎日エクササイズメニューが変わり、消費カロリーもそれに伴って変わるのですが、ハードモードにしてから毎度350kcalを超えるエクササイズが続いたので、350kcalに届くくらいの運動量にしました。ですが毎日キツい運動をすると、筋肉や関節の疲労が回復しないらしいので、週1回はストレッチのみという休息日を設けました。二の腕に効果があるという、拳を内側に少し捻る感じで打つやつですがやっているときは何も思わなかったのですが、翌日二の腕が若干の筋肉痛になっていました。二の腕は― 0.5cmという数字で見ると効果あったのか?とは思うのですが、実際に自分の腕を見ると、なんとなく力こぶができているような腕が硬くなっているような気がします。振ると相変わらず振袖肉はそよぎますが…🍞🍴食事においては前記事と変わらず、 ・食べるパンは減塩パンや全粒粉パン ・おやつは蒟蒻畑そしてこれはこうして本格的にダイエットをする前からやっていたことですが、白米を食べるときは100g以下にして、お味噌汁はお椀の三分の一ほどにしていました。食事においても毎日制限(というほどでもないですが私の場合)していると、身体が「飢餓状態だ!」と勘違いして、脂肪をためこんでしまうらしいので、月に2回ほど食べたいものを食べる、いわゆる「チートデイ」を設けました。おかげ?で友人の誕生日会で、ピザやケーキを食べられました😭カロリーっておいしい😭😭😭でもチートデイの実施日を見誤ると普通に太る日になるみたいなので気を付けなければ😵💫◆...という一ケ月でした。まず結果は出たのでこの対策は成功だった、としておこうと思います。ですがまた新たな停滞期を迎えるのではないかと怯えています😵💫目標体重まであと ―4kg なので停滞されると非常に困ります😭三か月経ってまだ4kgも痩せないといけないなんて、初期の私はどんだけ太っていたんだとつくづく思います😭 まだまだ頑張ります
2026.06.04
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Missing 神隠しの物語(1) (メディアワークス文庫) [ 甲田 学人 ]*あらすじ*「恋愛感情など完全に錯覚だ」そう言っていた空目恭一が、ある日あまりにも不可解な行動に出る。突然、小柄な少女を「彼女だ」と紹介してまわり、そのまま忽然と姿を消したのだ。彼を慕う仲間が調査に乗り出すも、彼を連れ去った闇はもうすでに、自分たちを、この世界を、脅かしていた。*感 想(ふんわりネタバレがあるので文字を小さくしています)*全体的に文が硬かったのですが、それによって登場人物たちの抱えている過去の重さや願いの強さが現れているように思いました。加えて、怪異のエグさや生々しさも強固になっていたと思います。さらに加えて、私の頭も硬いのできちんと内容を理解できたのか不安に思います。◆本作において、「神隠し」というものは人が突然いなくなる「現象(または解釈)」を指すのではなく、「神隠し」という《異界から来た存在(異存在)》によって人がいなくなるといったものでした(多分)この《異存在》がどういった手段で主人公側の世界に干渉・侵略してくるのか、という異界の仕組みについては なるほどなぁと思いました。悪意を持って侵略してくる訳ではなく、異存在は《そういうモノ》だから仕方がないのがどこかやるせなく、自然災害みたいだなという印象です。悪意は無くても人間に被害が発生しているので、異存在側のルールと人間側のルールが嚙み合わない恐怖がそこにある感じでした。◆「Missing」は全13巻で完結です。中高生向けだと思います。
2026.06.03
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身から出た闇 (角川ホラー文庫) [ 原 浩 ]*あらすじ*これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのか分かりません。※このあらすじは、原浩氏の強硬な主張により、挿入されたものです。編集部の意図とは相違があります。本作は、あなたが望んでいる作品です。(KADOKAWAオフィシャルサイトから引用)*感 想(ふんわりネタバレがあるので文字を小さくしています)*今回の「身から出た闇」は、あらすじを見たとき今まで自分が見てきたあらすじのなかで「どういうこと??」感が強かったのと、読み終わったら確かにそう(何がとは言えませんが)としか言えないと思ったので、あらすじをオフィシャルサイトから引用しました。◆本編はあらすじにもある通り、作者である原浩氏が自身の編集者から「ホラーの書き下ろしをやらないか」という提案を受けるところから始まります。本書に掲載されている数話のホラー短編の合間合間に、原氏と編集者との打ち合わせ(短編の感想など)の様子も挟まれていきますが、その編集者の様子がどんどん...という流れでした。◆ホラー短編にはそれぞれタイトルがありますが、内容は ①SNSに関する話 ②橋に潜むモノの話 ③人の死が分かる人の話 ④エレベーターの呪いの話(途中、編集者とのやりとり有り) ⑤自分の死神についての話でした。(⑤のタイトルは「828の1」といって、こちらは【潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー】という本にも掲載されている話だそうです)私はこのなかだと、③の話が好みでした。話が二転三転するサスペンス要素と、「《ソレ》に気づいてしまったらおしまい」というホラー要素がいい感じに融合していました。◆原氏はホラー短編自体は「全て創作」と言っているのですが、編集者とのやりとりについては何も言っていないので、これは本当に起きたことなのかどうか判断つかなくて不気味です。こういうのをモキュメンタリーホラーというのでしょうか?モキュメンタリーホラーだとして、そういう系は映像作品でしか観たことが無かったので、こうして文章で読むのというのは新鮮でした。原氏?編集者?編集部?の思惑にしっかり嵌ってしまったな、と思う本でした。でも確かにこれは私が望んだことでした。
2026.06.01
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本記事は【代言人 真田慎之介】 六道慧 に関する、私のちょっっっとした話です。————————————————————————————————————————————昨日の記事では、さも初めて読んだかのように感想を書いていましたが再読です。内容自体は、真田慎之介という名前以外覚えていなかったので初見の気分で読めました。が、購入した経緯は覚えていて、表紙が気になってあらすじを読んだら「おっ!」ときた感じです。というのも当時の自分は(現在もですが)、主人公が弁護士である『逆転裁判』シリーズが好きで、その弁護士の前身の話であるということで、かなり興味を持ちました。加えて、明治のミステリーなんて雰囲気最高では!?という気持ちもあり…😌逆転裁判123 成歩堂セレクション 通常版 Nintendo Switch版楽天で購入このシリーズは本っ当に面白いです。(当時の私は3DSでプレイしていました。)————————————————————————————————————————————そして【代言人 真田慎之介】を読み終えた1年後?あたりに、『大逆転裁判』という明治が舞台の新たなシリーズが発売されて、その当時は狂喜乱舞とはこういうことだと言わんばかりに喜んだのを、昨日のことかのように覚えています😌大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟ー Switch版楽天で購入『逆転裁判』の主人公の先祖が主人公なのですが、『逆転裁判』をプレイしていなくても楽しめます。こちらも本っ当に面白いです。ちなみに『大逆転裁判』では「代言人」ではなく「弁護士」と呼ばれているので、【代言人 真田慎之介】の明治20年からは未来となっています。(「弁護士」呼びになるのは数年後に制定された「弁護士法」からだとかなんとか)————————————————————————————————————————————『逆転裁判』『大逆転裁判』は、それぞれナンバリングを進めていくと解明される謎が多いので「あの時のあれはこういうことかっ!」という驚きが好きな方は、ぜひ各シリーズの全ナンバリングタイトルをプレイしてみてください☺️以上、私のちょっっっとした話でした😌‶
2026.05.28
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代言人 真田慎之介 【電子書籍】[ 六道慧 ]*あらすじ*文明開化が日常となりつつある、明治20年。望月隼人は「代言人」—現代の弁護士の前身—となるべく熊本から上京する。だが師匠となる"特別"代言人の真田慎之介はとんでもない変わり者であった。初めての大都会に、クセのある依頼、そして真田の一挙一動に振り回されながらも隼人は生粋の素直さで見習いとしても人間としても大きく成長していく。-------------------------------------(⚠️序盤から終盤近くまで、あの黒光りする虫やその表現がよく出てきます⚠️)(⚠️文字でも苦手な方はお気を付けください⚠️でも本編は面白いんです)-------------------------------------*感 想*あらすじにもある通り、主人公の隼人は大変素直な青年でした。見たこと感じたことを率直に述べたり(その前に真田に表情を読み取られますが)、良くない偏見を指摘されればすぐさま謝罪をし、認識を改めたりなど、とても好感の持てるキャラクターでした。あまりの素直さに何度も感心し、自分も見習わなければと思いました。(思っただけなので実行はしないと思います...😂)そのおかげ(?)なのか、本編のテンポも良く スラスラと読めました。◆師匠の真田は特別代言人というだけあって、裁判や事件に関しては有能ですが私生活は誰かがいないと乱れっぱなし、小さなことでもヘソを曲げる、追い詰めると泣く(30歳超えているのに)、というキャラクターでした。不利と思われる依頼を別の角度から調査・分析をし、裁判では凛とした佇まいで勝利を手にするという代言人としては立派なのに、それ以外はあんな有り様なのが隼人とはまた違った親しみやすさで良かったです。完璧すぎないというのが。◆依頼自体は、チュートリアル的なものもあれば、どういう着地になるかわからないものもあって面白かったです。本編はサラっとした感じで書いていましたが、電子機器なんて全くない時代に、証拠集めや裏付け調査なんて本当に大変なことだったんだろうなと思いました。◆あとがきにもあったんですが、全体を通して明治の「へぇ~」が詰まっていたと思います。明治になってからの政策や法律はもちろん、当時の飲食物や風俗など初めて知ったことや、ふんわりとしか知らなかった部分を「へぇ~」と思いながら楽しんで読めました。当時の人々は大変だったと思いますが、やはり明治の雰囲気はワクワクします。■実家にあった本でした☺
2026.05.27
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ぼぎわんが、来る(1) (角川ホラー文庫) [ 澤村伊智 ]*あらすじ*ある夏、小学生だった田原秀樹は祖父母宅で不審な訪問者と遭遇する。訪問者は祖父の名を呼び、すでに亡くなっている伯父の名を呼び、そして「ちがつり」と謎の言葉を発して姿を消す。時が経ち、秀樹は妻と娘と暮らしていたが 再びあの訪問者が忍び寄る。周囲で不可解な出来事が続くなか、秀樹は家族を守るために比嘉という霊能者と知り合うも、異変は止まらない。『あなたに近づこうとしているモノは、極めて凶悪です』「ぼぎわん」とは一体なんなのか。*感 想(ふんわりネタバレがあるので文字を小さくしています)*映画「来る」の原作小説です。そうとは知らずに手に取りました。(映画のタイトルは知っていました)自分のなかでの怖さのピークは、序盤の謎の訪問者でした。語り手の田原秀樹は当時小学生で、夏休みのとある午後、祖父母の家にいたところに謎の訪問者が現れます。訪問者から尋ねられる不自然な問いと不気味な様相に、秀樹は恐怖に慄きながらも祖父の一喝で我に返る、という流れでした。私も夏休みは、田舎の一軒家特有の無駄に広い畳部屋にポツンと一人でいることがほとんどでしたが、セミの声は聞こえているのに妙に静けさを感じたり、まだ明るいのに何故か暗いと感じたり…といったことがたまにあったので、それを思い出して余計に怖かったです。(雰囲気で言うと、絵本の「いるの いないの」みたいな感じです)さすがに不気味な訪問者はいませんでしたが。いま考えても、夜に来る怪異も怖いですが夏の昼という明るい時間帯に来る怪異も別の怖さを感じます。冬のどんよりした昼は怖くないのに、夏の晴れた昼のほうは怖いと思うのが自分でも不思議です。◆成長した秀樹に色々と諸々と言いたいことは多々ありますが、それは置いておいて。◆後半は「ぼぎわん」の正体とおぼしき考察と、霊能者VS「ぼぎわん」が展開されていました。個人的に、怪談寄りな話に急なバトルが加わるとホラーよりエンタメ(?)を感じてちょっとしょんぼりするのですが、最初の章からそういう展開になりそうな雰囲気や人物の登場はあったので覚悟というほど大げさなものではないですが、予測はできたため「やっぱりー😫」とはならずに読めました。最終的に一応の解決はされたのでビターエンドといったところでしょうか。◆「ぼぎわん」はどんどん知恵をつけて狡猾になっていき、呪うターゲットを騙すためにターゲットの知り合いになりすましたりするのですが、小説という文章となると、その知り合い本人が話しているのか「ぼぎわん」が話しているのか判別できなくて不気味でした。短期間で本当にどんどん成長してくので、こういうタイプの怪異って対策しても次回には突破してくる可能性が高いので、現実には存在して欲しくない厄介な怪異ですね。映画のほうは原作と随分違う展開になっているそうなので気になるのですが、文章でも不快だった秀樹の振る舞いを、映像で観なければならないと思うと足踏みをしてしまいます。逆に映像だとそんなに気にならなくなっているのでしょうか。この「ぼぎわんが、来る」から始まった「比嘉姉妹シリーズ」は現在も次々と続編が発売されています。
2026.05.25
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アウトバーン 組織犯罪対策課八神瑛子 (幻冬舎文庫) [ 深町秋生 ]*あらすじ*暴力・不正・汚職...なんでもありの悪徳刑事・八神瑛子は、世間で話題の女子大生刺殺事件を独自のルートで調べ始める。派手な調査の末、警察組織からも裏社会の人間からも狙われてしまう八神。刑事のままで、命があるままでこの事件を解決することができるのか。*感 想*こちら「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ一作目となります。主人公・八神の悪徳の数々と裏社会の描写が多いので、バイオレンス小説寄りの警察小説かなという印象です。◆八神は以前は普通の刑事でしたが、過去のとある出来事により変わってしまいました。その「とある出来事」は本編にありますが、そのことに関して他の登場人物たちが勝手に八神の感情を決めつけていたり、八神も具体的な感情を出していないので、こちらも この主人公は一体何をどう思って最終的に何をしたいのか理解が難しかったです。表情もほぼ変えることも無く、自分が誰かを殴っていようが逆に命を脅かされようが淡々としていたので、暴力表現より八神のほうが得体が知れなくて少し不気味に思いました。◆事件自体は複雑なものではなかったので、シリーズ最初ということでまずは八神はこうやって捜査をしていく人物だ、と紹介を受けた感じでした。続編で徐々に八神の真の心に触れていくのでしょうか。この「アウトバーン」を含め、現在はシリーズ5作品まで発売されています。■実家にあった本でした☺
2026.05.20
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なまなりさん (角川ホラー文庫) [ 中山 市朗 ]*あらすじ*そもそもの始まりは、双子の姉妹がとある女性を執拗な嫌がらせで自殺に追い込んだことだった。そして姉妹は呪われる。プロデューサーの伊東は、この一連の出来事を映画にしようと画策していたが、次々と不幸に見舞われ最後には全てを失ってしまう。「『なまなりさん』あれは触れちゃいけないものだったのです。」これは彼が体験した怪異の記録である。*感 想(割とネタバレがあるので文字を小さくしています)*まず「なまなり(生成)」というのは、女性が鬼へと変わる途中の段階で、能面の「般若」になる一つ前の状態を指すそうです。本編では、生霊・怨霊のことをそう呼んでいました。般若の面は知っていても なまなりの面は知らなかったので調べたんですが、めっちゃ怖かったです。般若はもう鬼のような顔ですが、なまなりはまだ人間の顔を保っているような鬼の顔に見えたので、それがなんだか生々しくて怖かったです。ちなみに般若の次は「本成(ほんなり)」または「真蛇(しんじゃ)」と言うそうです。これはもうガッチリ鬼でしっかり怖いです。◆本編は 一人の女性を死に追い込んだ姉妹が、その女性の呪いにより家族ごと報いを受ける話でした。その姉妹は「最低」の一言に尽きる人間性だったので、呪われて当然かつ自業自得なのですが、勧善懲悪といえるようなスッキリ感は無かったです。姉妹のせいで死んだ女性は、姉妹に呪いをかけることに成功しても彼女自身は救われておらず、さらなる事態を呼び込んでしまうので、その救いのなさと やりきれなさがスッキリ感の無い要因の一つかなと思いました。◆後日談によると、これらはなんと実話で脚色もほぼしていないそうです。(さすがに名前や容姿は変えているようですが)でも実話となると姉妹の犯罪レベルの嫌がらせに対して「証拠が無いから」という理由だけで警察に相談するなどの対処を一切しなかったのは少し気になりました。怪談話にあれこれと突っ込むのは野暮だと思いますが、実話と強調されるとかえって細部が気になってしまうのが自分でも不思議です。創作ならそんなこと全然気にしないんですが。全てのことに理由をつけると創作っぽくなるので、疑問に思うであろうこともあえて事実としてそのままにしているということでしょうか。◆文章自体は語り口調だったので読みやすかったです。「なまなりさん」に関わった人たちは、作中の人物たちはもちろん、この本を書いた作者の周りでも奇妙な出来事が多々起きたらしいです。この話を読んだ私、この話の記事を書いた私には何が起こるんでしょうか。取り急ぎ宝くじ当たってほしいです。■実家にあった本でした☺
2026.05.18
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【スコーン大好き!いちばん愛される英国菓子 15人のとっておきレシピ】【紅茶とマドレーヌ】の記事を今週書きましたが、この二冊の本は紅茶好きの知人からもらったものでした。実は本の他にももらったものがあって、それが紅茶店のティーバッグでした。(ティー「バッグ」が正式名称なんですね。ティー「パック」は和製英語というのは初めて知りました)紅茶自体は飲んだことありますが、ティーバッグのものは初めてです。まず頂いたものがコチラ▼▼ フォートナム&メイソン(アールグレイクラシック) ミロワール(アールグレイ) カレルチャペック(アールグレイ)の3つです。紅茶初心者なので、どのブランドがどれほど有名なのかは分かっていませんでしたが、やっぱりさすが、ティーバッグのパッケージはオシャレだなと思いました。特にフォートナム&メイソンは色が可愛いのと、包装に光沢があって素敵だなと思いました🥰すべてアールグレイなのは知人曰く「紅茶の中でも分かりやすい味だから」ということだそうで。包装からティーバッグを取り出すと、とても良い香りが☺️気温が高いときには水出しで、気温が低いときはお湯を注いで飲みました。初めて飲んだときの感想は「飲める!😆」でした。過去に紅茶(何味かも分からない)を飲んだときは苦くて仕方なく、飲めるか不安だったのでこのような感想に笑ですが飲み進めていくうちに、美味しさが分かってきました😋スッといくような爽やかさがいいですね。これはお湯より水出しで飲んだときに強く感じました。美味しいです😋同じアールグレイといえども、それぞれを飲み比べてみると確かに何かが違うのですが、初心者の私の舌と語彙力では上手く表現できそうにないです😂アールグレイの味は覚えたのと、これらのブランドは美味しいということも覚えたので、他の味の紅茶も飲んでみたいです。\公式店 新規オープン!/フォートナム&メイソン アールグレイクラシック 25TB 1箱(25袋) ティーバッグ 紅茶 高級 英国王室御用達 Fortnum&Mason ギフト プレゼント 女性 お祝い 内祝い 結婚祝い 誕生日 香典返し お返し 贈り物 おしゃれ 手土産 アフタヌーンティー楽天で購入ミロワール紅茶 ティーバッグ アールグレイ 8袋入 キャピタルコーヒー CAPITAL楽天で購入【カレルチャペック公式】 アールグレイ ティーバッグ (20枚) │ 個包装 アールグレイ フレーバーティー 紅茶 春 プチギフト おすすめ ティーバッグ 紅茶専門店 │カレルチャペック デイリーシリーズ アールグレイ楽天で購入いつかはこのブランドのお店そのものにも行ってみたいです☺️ブランドによって紙の箱ではなく缶に入っているティーバッグもあるようですが、紅茶の缶もすごくオシャレで可愛いですよね~🥰
2026.05.16
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紅茶とマドレーヌ (ハルキ文庫 のー1-1) [ 野村 美月 ]*あらすじ*及川姫乃はタワマンで悠々自適に暮らす専業主婦だった。ところがある日突然、夫が多額の借金を残して不倫相手と逃げてしまう。高校入学を控える娘のために、姫乃は新たな住まいと仕事探しに奔走するが上手くいかない。気落ちするなか、学生時代の思い出のマドレーヌを作ったことをきっかけにティーハウスを開くことを決意する。周囲の反対を押し切って開店する姫乃とティーハウスの行く末はいかに。*感 想*主人公含め登場する人物たちそれぞれに困難が降りかかるも、それに対し姫乃のティールームを通して元気をもらいながら立ち向かうというお話でした。物語の流れは最初こそ絶望ですが、それを乗り越えた後は経営難に陥るといったハラハラするような展開は無いので、さくっとゆったりとした話を読みたいときに良い本かと思います。姫乃はおっとり系の世間知らずのお姫様という人物でしたが、読み進めると機転が利くうえに気配り上手でなんとも頼りになる人物でした。友人たちに何かあっても「姫乃が上手くやってくれるだろう」と思って私は安心して焼き菓子や紅茶の想像に勤しんでいました笑🍴マドレーヌを始めとする焼き菓子、パイといった軽食、そして紅茶。どれも描写が美味しそうで、読み進めるたびお腹が空きました🤤何かしらをおともにして読んだほうがいいです。寝る前に読むのはやめたほうがいいかもしれないですね。🍴表紙や各章の扉絵がフレークシールみたいで可愛かったです。本の帯も色が綺麗で可愛いです。(モニターにもよりますが、ターコイズ系かミントブルーっぽい色です)▼▼場面が変わるときのマークが「マドレーヌ」だったのもこだわりを感じました☺️本当に食べ物の描写が美味しそうだったので、挿絵があれば~~と思いました。(あったらあったでもっとお腹空いてしまいますが)🍴こちらの本、実家に戻る前に紅茶好きの知人からもらった本のひとつなのですが私は小説はミステリーやホラーを主に読むため、このようなジャンルはまず読みません。なのでどういう展開になるんだ?と手探りで読み進めていくのも新鮮でした。たまには誰も死なないものもいいですね。物騒な締めになりましたが、紅茶好きの知人からもらった本のもうひとつはコチラ!▼【スコーン大好き!いちばん愛される英国菓子 15人のとっておきレシピ】
2026.05.13
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スコーン大好き! いちばん愛される英国菓子 15人のとっておきレシピ [ 小関 由美 ]*内 容&感 想*スコーンの歴史、美味しいスコーンを提供するティールーム店主のインタビュー、そしてそのレシピを紹介している本でした。🍴スコーンの歴史では、スコーンがどういう経緯で誕生したのか、そもそも「スコーン」という名前の由来は何なのか、なぜ今も人気なのか、などそういったことが説明されていました。スコーンといえばイギリスを思い浮かべますが、スコーンの発祥地はイギリスではなくスコットランドだった、など「へぇ~😳」と思う発見が多々あって面白かったです。🍴店主へのインタビューでは、15人の方が登場しました。ティールームを開くきっかけや、スコーン作りのこだわり、英国菓子への想いなど様々なお話があって興味深かったです。合間合間に、それぞれのティールームの内装とスコーン、そのティールームおすすめの英国菓子の写真があってどれも素敵でした。焼き菓子の写真なんて溜め息と涙が出ます(あまりにも美味しそうで)そのスコーンを始めとしたおすすめ菓子のレシピも載っているのですが、これはある程度菓子作りの経験がある人向けかなと思います。超超初心者の私は材料だけで「ハハッ…」となりました。最後には著者である小関さんのスコーンと焼き菓子のレシピも載っています。(こちらも私にとっては「ハハッ…」でした😂)🍴紹介されたティールームのなかに、私が行ったことのあるお店が登場していました。私が行ったとき、それぞれの味のスコーンが山盛りで置いてあったと記憶しているので、今思えばスコーンを売りにしていたからかと納得しました。予約をしたほうが確実と言われているお店なようで、それを知らずにふらっと入ってすぐに席に着けたうえに、スコーンも食べられた私はかなりラッキーだったみたいです。なのに当時はただ「うま~☺️」としか思っていなかったのは、いま考えると非常にもったいないことだったんだと実感しました😭😭😭いつ行けるか分かりませんが、次に行ったときはさらによく味わって食べたいです。🍴今回の本、実家に戻る前に紅茶好きの知人からもらった本のひとつなのですが、こういったレシピ本、特にお菓子のレシピ本なんて滅多にというか買うことが無いので、新鮮で楽しく読めました。レシピの再現は難しそうですが、スコーンの奥深さは知れた気がします。今はただただ、お腹が空きました......紅茶好きの知人からもらったもうひとつはコチラ!▼【紅茶とマドレーヌ】 野村美月
2026.05.11
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予告に惹かれて観に行ってきました🐏🎥*簡単なあらすじ*▼▼—————————————————————————————————————————羊飼いのジョージは、たくさんの羊たちと幸せに暮らしていた。彼らに、自分の好きなミステリー小説を読み聞かせるのも日課だった。羊たちが人間の言葉も物語も理解しているとは知らずに。ところがある朝、ジョージは遺体となって発見される。人間は「殺人では無い」と言い張りまともに調べもしない。ジョージの死に疑問を持った羊たちは、彼が読み聞かせてくれたミステリーの基本を手掛かりに、犯人特定へと動き出す!——————————————————————————————————————————といった内容です。公開したてなので、事件の核心に迫らない程度の感想を。◆まずは羊たちがモフモフで可愛かったです🐏もちろん本物ではなくCGですが、CGとは思えないようなモフモフ具合でした。子羊たちも登場し、まだ彼らはモフモフ度は低いですがそれはそれで可愛かったです。たくさんいるのに羊たち一匹一匹にちゃんと名前があったり、みんなの性格の把握などジョージの彼らに対する愛情はかなり深かったことがところどころで窺い知れました。そのジョージの愛が羊たちに伝わっていたからこその、このストーリーですね。◆一番面白いのはやはり、羊同士で会話していることでしょうか。それが予告で流れていて「なんだこりゃ!」と思ったのが観るきっかけでした。それぞれ毛の色も違えば性格も違っていて、みんな個性的であるのも面白かったですし、捜査中なのに、抗えない羊としての性(さが)が出てくるのも面白かったです。◆こんなにクスッとくる場面があったのに、全体としてはコメディでは無くちゃんとミステリーしていたのが意外でした。それとジョージの死で、羊たちが「死」とは?と考える場面もあったので、この映画は割と大人向けなのかもしれません。ジョージによって本当の「死」を知るまで、羊たちが信じていた「終わり方」があるのですが、それはちょっと切なくもあり素敵な考え方だと思いました。(人間だと「お星さまになる」みたいな)◆犯人、私は当てられませんでした笑羊たちのほうがよっぽど賢いようです😂ラストの描写も含めて、トータルでこの「ひつじ探偵団」は良いストーリだったと思います。時間が合わなくて吹き替えで観たんですが、字幕でも観たいですね。あと羊を撫でたいです。過去に羊を撫でた時もっと撫でれば良かったと一瞬思いましたが、私が撫でたのは多分ヤギです。——————————————————————————————————————————以上が「ひつじ探偵団」の感想です🐏最寄りの映画館がイオンシネマなので、観たい映画がやっていたらそこへ行くのですがとうとう6月19日(金)から料金が値上げするそうで😭😭😭ワタシアタープラス会員じゃない場合、一般は2000円となるそうです。今度観たい映画がまさに6月19日公開なので、あぁ!💥という感じです。でも行かなければ映画館自体無くなってしまいそうな田舎なので、面白ければハッピー、そうじゃなければ何かのネタにと前向きな気分でいようと思います☺️
2026.05.09
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憑物 鬼龍光一シリーズ(2) (角川文庫) [ 今野 敏 ]*あらすじ*警視庁生活安全部の富野輝彦は、渋谷のクラブで客と従業員 のべ15人が殺し合いをしたとみられる現場へ呼び出されていた。そこにあったのは無惨な遺体の数々と、マドラーで描かれた六芒星だった。そして再び発生した殺し合い。— これはただの抗争などでは無い ―そう感じた富野は、鬼龍という祓い屋の男に協力を求める。この事件の犯人は「人間」か、それとも得体の知れない「ナニカ」なのか。*感 想(割とネタバレがあるので文字を小さくしています)*作者の今野敏さんは、自分の中では硬派な警察小説を書かれている先生だとずっと思っていたので、「こういう(オカルト系)のも書くんだ!?」と驚きました。作中において、人間はそこらへんにいる悪いモノに取り憑かれておかしくなるのではなく、自身から出る妬み嫉妬などの陰の気が凝り固まることによっておかしくなり、生きながら「亡者・外道」というモノに変容し、罪を犯してしまうということでした。それを過去に目の当たりにした主人公の富野は、今回の事件はその「亡者」ではと疑いを持ち、知り合いの祓い屋・鬼龍らに意見を求めます。警察官として信じがたくとも、彼らの言うことは筋が通っており、そのことを念頭に置きながら富野は捜査を、鬼龍らは鬼龍らのやり方で調査を進めていきます。その過程において様々な亡者と対峙しますが、その祓い方・戦い方はまさに約束されし陰陽師系バトルでした。(指2本かざして呪を唱えてワーッとなるアレです。)完全に陰の気に取り込まれてしまった亡者は祓ったとしても精神に異常をきたし、廃人同然となります。亡者といえど、周りから見れば現実世界で犯罪を犯した人間。逮捕はできても廃人となってしまった以上、心神喪失うんぬんでまともに裁かれることはないようです。鬼龍からすれば、廃人となることで償いはされているようですが...被害者視点や遺族の描写は無かったので「廃人で償いです」と言われても、「そうなんだ」で終われましたが、もしそういう描写があったら納得はできなかったと思います。この「憑物」ですが、これがシリーズ最初かと思いきや続編でした。ですがところどころ登場人物などの簡単な説明があるので、前作を読んでいなくても特に戸惑うこともなく読めました。■実家にあった本でした☺
2026.05.06
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4月4日の日記!《Fit Boxing 北斗の拳》から一か月からは一か月後となります。あれから減ったり増えたりです😭😭😭😭0~1㎏ の間をウロウロしています😭😭いわゆる「停滞期」に入ってしまったんでしょうか。そしてこの愚か者は、上記の記事で「ウエスト測っておけばよかった」と書いたくせにそれをすっかり忘れていました。気持ち、くびれは発掘されたような気はするんですが...あと膝小僧の上の太ももが硬くなったような気もします。🥊💥この一か月は、インストラクターをラオウにして毎日300kcalを消費するようにエクササイズをしていました。(ラオウ、意外と褒めてくれるので楽しいです)そのkcal数まで届くように・デイリーメニュー(おすすめモード・平均250kcalほど消費)・エクササイズの追加・バトルをこなしていました。ダウンロードコンテンツも購入し、余裕があれば 百裂拳を何回できるかのチャレンジもしていました。自分の最高は132回でした。肩を負傷しました。🍞🍴食生活は、体重よりニキビのほうが気になっていたので朝食の食パンを、普通のタイプから減塩パンや全粒粉パンに替えていました。前回の記事で、食事制限はキツいから無理と書きましたがこのくらいであれば続けられそうです。でもこういうパンって高いんですよね😵体重にはさほど影響は無かったですが、ニキビの出現頻度は減った気がします。おやつは食べないほうがよいのでしょうが、私の胃は空腹を超えると胃痛を起こしてしまい、何かを食べたり飲んだりしてもしばらく痛むので、空腹を感じ始めたら蒟蒻畑を食べていました。◆...という一か月でした。まずは停滞期の脱出ですね😭エクササイズで筋肉痛を起こすことも無くなってきたのでデイリーメニューのコースを「ハードモード(平均320kcalほど消費)」にして、毎日の消費カロリーを300kcal以上にする、という変化を与えればいけるでしょうか?ジャブやストレートの際に、拳を内側に少し捻る感じで打つと二の腕に効果があるらしいので、それもやってみようと思います。あとウエスト測らないと😫◆とりあえず食生活は今までのとおりにして、運動は「Fit Boxing 北斗の拳」だけでどこまで行けるのか自分自身興味があるので、他に何かを取り入れたりせずに、また一か月やっていこうと思います。二の腕だけでも夏までに...!と思っていましたが、いけるのでしょうか。世間ってまだサマーじゃないですよね?😭
2026.05.04
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古本屋探偵登場 古本屋探偵の事件簿 (創元推理文庫) [ 紀田 順一郎 ]*あらすじ*「本の探偵 何でも見つけます」それは客の探求書を探し出すという主旨で出した広告だったが、古書店主・須藤のもとへ来たのは「本を盗んだ犯人を見つけてくれ」という依頼だった。古本を巡る人間の業が事件を呼ぶ、「殺意の収集」「書鬼」「無用の人」の3編を収録。(古本屋探偵の事件簿 分冊版)*感 想*本の探偵とあったので、客が探している古本にまつわる謎を解いていく話だと思ったら、古本に取り憑いた妖怪(狂気的マニア)たちの謎を解いていく話でした。あの本を手に入れるためなら!という異常な執念と業を持った登場人物だらけだったので、本のためにそんなことまでするの!???と驚く点が多々ありました。登場するマニアたちはその古本を読みたいから欲しいのではなく、貴重だから手元に置いておきたい、という理由が主だと感じたので正直共感はしませんでしたが、それが返って彼らの狂気度を上げていたと思います。本の最後にある作者の対談では、これらのマニアたちには実在した人をモデルとしていると書かれてあったので、さらに驚きです。「古本」「古本屋」という言葉の響きは魅力的ですが、裏では売るほうも買うほうも凄まじいモノがあるんだなぁと思いました。(モデルとした人がいなければ まぁフィクションだしなと思って終われたんですが(._.))でもいま自分の手元にある本に大きな価値がついたとして、その本を読み返したり、知人や寄付などして大勢の人に読ませてあげたりするより、ただ手元に置いておくという選択を私はきっと取ってしまうので、結局自分にも業はあるんだな...人のこと言えないね...と思いました。
2026.04.29
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ママの狙撃銃 新装版 [ 荻原 浩 ]*あらすじ*祖父から色々教わった。銃の扱い、射撃に格闘技…。それを日常に溶け込ませながら 主婦・福田曜子は、夫と二人の子どもと幸せに暮らしていた。そんな彼女にかかってきた一本の電話。それは祖父の「古い友人」からだった。ーもう一度、仕事をしてみないかー祖父の職業は暗殺者だった。*感 想(わりとネタバレがあるので文字を小さくしています)*主人公・曜子はかつて、祖父のために銃を取り「仕事」を行いました。もう人なんて撃ちたくないと思っているのに、家族のために再び銃を取ります。「仕事」をしたくない、でも家族が危ない、でもこのままでいいのか。逡巡しながらも、自問自答の果てに辿り着いた答えとは。…という感じで、シリアスなお話でした。タイトルや表紙から、読み始めるまでコメディかと思っていました。ネギの中に銃身を、レンコンの穴に弾丸を…という「仕事」の準備中はクスッとくる場面はあったんですが。暗殺者と言えば淡々としているイメージでしたが、曜子はただ「そういう仕事」ができそうな能力を持っているだけの、人の心を持つ普通の人間でした。(前の「仕事」を行ったことで普通の人間では無くなりましたが)でも作戦実行中はトラブルがありながらも、冷静に対処し機転もきかせていたので、曜子は「暗殺者として有能である」ということがこちらにも伝わり、普通の人間でいたいために様々な葛藤をしている彼女が、なんだか哀れに思えました。シリアスなのでバッドエンドだろうと思いきや、ビターエンド?だったので後味は悪くなくて良かったです。■実家にあった本でした☺
2026.04.27
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本屋さんの匂いを嗅ぎたくなって、久しぶりに本屋さんに行ってきました。自宅から通いやすい、唯一の本屋さんです。実家から離れるときは数軒あった本屋さんも今はもうこの一軒だけです。あとは車で30分以上かけないと行けない距離にあります。何かあるかなー?と ふらっと寄るにはちょっと遠いですね🥲(でもそこは田舎にしては珍しく、大規模な本屋さんなのでかなり前の本でも置いてあるんですよね)そしてこの唯一の本屋さんは未来屋書店です。元から小規模のほうでしたがさらに小規模へ😭何かフェアをやっているか見たら、特別企画「作家100」というものが開かれていました。後ほど調べたら、こちらはイオンの株式会社化100年を記念し、「読み継がれること」をテーマに開催されたそうです。ちなみに今日までだそうです(ギリギリ!)前々から、読みたいと思っていた本があって、「でも最近でたものじゃないし大きいほうの本屋行かないとな」と思っていたら、なんと!この「作家100」で選ばれた本の中にその本がありました!!!!!😭😭カズダンスしそうになりました。やり方わかりませんが🕺💃ありがとうイオン。ありがとう未来屋。おめでとう100年。実家にあった本も積んでいる本もぼちぼち読み終えてきました。私一人が一冊買っても...とは思いますが 小さくても本屋さんは残り続けてほしいですし、こうして思いがけない出会いもあるので、本屋さんに行く機会はこれまでより増えそうです☺️あと定期的にあの本まみれ空間の匂いを嗅ぎたいです。
2026.04.25
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【中古】鉱物レシピ 結晶づくりと遊びかた/グラフィック社/さとうかよこ(大型本)*内 容&感 想*鉱物についての基本知識・雑学・作り方・それを使った雑貨づくりの手順を紹介している本でした。鉱物に少し興味を持っている人向けかと思います。画像だと分かりにくいですが、表紙のタイトル部分は箔押し?になっており、手に取ってみたくなるような綺麗さです。本屋さんの陳列棚っぽく 表紙を見せるように本棚に置いておきたいと思いました。ページのデザインは トーンが暗めで落ちついていて、そのためか鉱物の写真も綺麗でとても映えていました。物理が大の苦手な私は、鉱物の説明をふわっとしか理解できていないのですが、図鑑のようにしっかりと説明しているのではなく、分かりやすく簡潔に書かれているので、すんなり理解できる人のほうが多いと思います😂それでも本自体の雰囲気がとても良いので、パラパラと眺めるだけでも楽しめました。著者である さとうかよこさんは、他にも多数の鉱物に関する本や鉱物に見立てたお菓子のレシピの本などを出版されています。どの表紙もとても綺麗です✨以下 一部 ▼鉱物のレシピ 鉱物図鑑と結晶づくり [ さとう かよこ ]楽天で購入鉱物のお菓子 琥珀糖と洋菓子と鉱物ドリンクのレシピ [ さとうかよこ ]楽天で購入■実家にあった本でした☺
2026.04.22
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舫鬼九郎【電子書籍】[ 高橋克彦 ]*あらすじ*寛永20年冬。橋のたもとから、背中の皮が剥がされた女の首なし死体が見つかった。現場から立ち去る男を不審に思った長兵衛は、そのあとを追う。それが「舫鬼九郎」という剣士との生涯の出会いと、凄まじい陰謀の渦へと飲み込まれていくとは知らずに。*感 想*主人公一派、敵か味方か分からない者、そして悪代官のような悪とそれに従う忍者たち。まるで平成中期?あたりまで民放でやっていた時代劇を見ているようでした。主人公一派のパートが終わった次のパートで、敵対勢力の頭領とその手下たちが夜にコソコソと作戦会議をしているのを見て「(時代劇と言えば)そうだよコレコレ!」と思いました。主人公たちの作戦も敵対勢力の作戦も、読者側にはだいたい描写されていましたが、どちらも互いの作戦に感づいたりしていて どちらがどのように裏をかき、または かかられるのか、想像がつかずドキドキでした。もちろん戦闘シーンも多々ありますが、その戦いっぷりがすごかったです。主人公は普通とは異なる特殊な刀を用い 特殊な刀捌きをすることと、相手も角手や手甲鉤といった独特の武器で戦うこと、さらにそれぞれの心理描写と戦闘シーンの書きこみが細かいことも相まって、この数々の剣戟シーンは見応えがありました。あとがきで作者が「色々と詰めこんでいて、読者に楽しんでもらうことしか頭にない(意訳)」ということが書いてあったのですが、まさにそれを感じることができた物語でした。■実家にあった本でした☺
2026.04.20
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バチカン奇跡調査官 黒の学院【電子書籍】[ 藤木 稟 ]*あらすじ*バチカン所属の奇跡調査官である 天才変人科学者・平賀と古文暗号解読の専門家・ロベルトは、とある修道院から申請された「奇跡」の調査のため現地へと飛ぶ。途中 男性の遺体を発見するが、それはいま向かっている修道院の神父のものだった。◆ジェームズは、修道院が経営する全寮制学院の巡回警備をしていた。その日も普段と変わらぬ夜だったが 礼拝堂の様子がどうもおかしい。中に入ると、なんと人が宙に浮いていた!自分が見たのは幽霊か幻覚か。それとも「奇跡」だったのか。*感 想(ふんわりネタバレ?があるので文字を小さくしています)*正直、何度も頭がプシューとなりました笑宗教用語が多くてなかなか頭に入りませんでした。宗教に関する基礎的なこと(成り立ちや聖具・教え・人物など)を知っていれば、スムーズに読み進められると思います。本編に関して、まずは主役の二人の神父から。まず平賀ですが、あらすじにもある通り変人と評される人物です。変人の中でも色々と分類はありますが、彼は相棒の杉下右京に近いタイプの変人でした。(好奇心を駆り立てられると一直線という感じが)動揺する事態があっても落ち着いているので、ハラハラする場面でも彼が冷静でいるとこちらも安心できました。そしてロベルト。平賀の良き理解者でありましたが、古文暗号解読の専門家としては今作はあまり活躍していませんでした。この「黒の学院」は「バチカン奇跡調査官」シリーズ最初の巻なので、まずは読者の代弁者としていてもらったということでしょうか。彼は彼で神父らしからぬ危ない考えを持っていて、面白そうな人物ではありそうなんですが...次に事件のほうは、殺人と謎の現象が連続して起こりますが 最後にすべてを解明するのではなく、ひとつひとつ適度にされていったので、オーバーヒート中の頭でも爆発することなく読み進められました。その解明も科学を根拠としているため、そう言われればそうだね、という納得感が強かったのも良い冷却だったと思います。ですがそもそもの事件の動機が、かつて世界に大きな影響を及ぼした実在の人物 に関してだったので、ここでとうとう頭が爆発しました🤯最終的に私の頭は壊れましたが、ストーリーの上澄み部分は理解して楽しめたと思います。平賀とロベルト、本編で何度も己の信仰心を試されますが、苦悩しながらもそれに立ち向かう姿はかっこよかったです。バチカン奇跡調査官、現在は26巻まで刊行されており 6月には27巻が発売予定だそうです🙂■実家にあった本でした☺
2026.04.15
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刺青殺人事件 (光文社文庫 たー4-46) [ 高木 彬光 ]*あらすじ*「私はまもなく殺される」大蛇丸の刺青を背負った女、野村絹枝は怯えていた。そして彼女は密室と化した浴室で、胴体のない遺体で発見される。彼女を知る元軍医・松下研三はこの謎に挑むも、次々と発生する新たな事件に翻弄されていく。やがて自らの限界を悟った研三は、旧知の仲である天才・神津恭介に助けを求めるのだった。*感 想*探偵役の登場まで、主役のひとり松下研三をはじめほとんどの登場人物に視点があり、話が進むごとに視点が切り替わっていく構成でした。その中に犯人のものも混ざっており、そこで「ん?」と感じればトリックはともかく犯人の目星は早い段階でつけられられるようになっていたと思います。私は「ん?」と思っただけで終わりました笑全ての事件が発生してしまったあと、研三は事件解決の糸口を見出すために、これまでの経緯をまとめた覚え書を作成します。するとそのあと作者から「あらゆる資料は提供された。洞察力があれば事件も犯人も即時に見やぶれるはずだ(要約)」と急に挑戦状をたたきつけられました。私は「え!」と思っただけで終わりました笑私は無力です。そして次の章(終盤)に来てようやく探偵役の神津恭介が登場します。その章から神津がポンポンと密室トリックの解明や事件の全容、そして犯人を指摘していくので、まさに先ほどの挑戦に対する答え合わせという感じでした。神津の言う、心理の密室の話は面白かったです。だから犯人はわざわざ密室を作ったのか、と納得できました。(知らなかったのですが、日本家屋は浴室以外で密室を作ることは非常に難しいようです。 サザエさんちを想像すると確かに難しそうですよね)神津はクセのないタイプの探偵かつシュッとした容姿であるのも相まって、この解決章は爽やかな風が吹いている感じでサラっと読めました。今回の本、去年の秋ごろ書店にて 光文社創業80周年のフェア本のひとつとして並んでいました。帯の「時代を超えて読み継がれる1冊」という言葉に興味をひかれたのと、探偵ものであることから手に取りました。本を開いてすぐにある作者の簡単なプロフィールで、この作品が1940年代に発表されたものと知りました。かなり前なので、昔の言い回しなどで読みづらいかなと思いきやそうでもなかったです。これも恥ずかしながら知らなかったのですが神津恭介は、金田一耕助や明智小五郎と並んで日本三大名探偵と呼ばれているそうです。今作は神津恭介の初登場作であり、このあともシリーズが続いていきます。こうして、昔の作品やシリーズ原点に触れるきっかけを作ってくれる出版社のフェアってありがたいですよね。次は夏の文庫フェアでしょうか。でも秋に購入したものをやっといま読んだので、夏に購入したものは冬に読むのかもしれません笑読みたくて購入したはずなのに積み本にしてしまうのって毎度不思議に思います。(自分のことなのに😅)
2026.04.13
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ダ・ヴィンチ 2026年5月号【電子書籍】[ ダ・ヴィンチ編集部 ]伊藤潤二さんのイラストが表紙だったので、ホラー特集だと思って購入しました。まぁ違ったわけですが今号は、伊藤潤二さんが画業40年・QuisKnockが活動10周年ということで、それぞれのこれまでの歩みを振り返る特集が組まれていました。本記事、伊藤潤二さんのほうをメインに...(短いですが...)特集記事では、今までの作品も紹介されていました。伊藤潤二さんの作品自体は読んだことがないですが、代表作の「富江」の紹介ページに「何度殺されても蘇る」とあったので非常に気になりました。(昔好きだった「あなたの隣に誰かいる」というドラマもそういうのだったので...)もう一つ気になったのは、太宰治の「人間失格」を独自解釈で漫画化した「人間失格」です。原作のほうの人間失格は小説も映画も観たのですが、終始「…?」だったので こちらを読めば私の頭は理解してくれそうだと思いました笑伊藤潤二さんのインタビューもあり、その中で「幽霊などに出会いたいのに出てこないから自分のマンガの中に出すことにした(要約)」という言葉に何かハッとしたというか何というか、何かしらのプラスの感情が働きました。(さっそく感情類語辞典を使えということでしょうか笑)無いのなら自分で作ればいいと思って、それをちゃんと形にできている人って本当にすごいですよね。そういう人や自分の世界を突き詰めている人の言葉って、作品を知らずとも刺さるものがありますね。ダ・ヴィンチ、特集内容によって買ったりなのですが、好きなコーナーは「本棚探偵」と「あの町の本棚」です。「本棚探偵」は、クリエイターの本棚を紹介しているコーナーです。クリエイターの本棚って見る機会ないので興味深いですし、その本棚を写真ではなくイラストで描き起こされているのがまた良いです。「あの町の本棚」は、その土地で働く人々がおすすめする本や、その土地と本に関する話などを紹介するコーナーです。今回は熊本県でした。このページの色合い(茶系)が好きで、行ったことのない場所なのになんだか懐かしさを覚えます。先ほど書いたとおり、ダ・ヴィンチはたまにしか買わないので好きなコーナーであるのに見逃している回が多くありますが、それでも焦りを感じさせないゆったりとした雰囲気のコーナーなのも、好きな理由なのかもしれません😊
2026.04.11
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感情類語辞典[増補改訂版] [ アンジェラ・アッカーマン ]*内 容 & 感 想* 人間の感情によって起こされる動作や反応を様々な角度から見て、それを細かく箇条書きで記した本でした。 本書は書き手(作家など)向けとして書かれており、感情説明のほかに、キャラクターの感情をどのような表現で書くべきか・どのような動かし方をしていくべきかなど、創作活動へのヒントとなることも多く載っていました。 書き手向けとはいえ1つの感情に対して本当にこと細かく書かれているので、小説の読み手であるこちら側も、作中のキャラクターたちがどんな感情からこういう振る舞いや行動に至ったのかなどの想像がしやすくなり、そのキャラクターたちへの理解を深めることにも繋がるのではと思いました。 加えて、いま自分が抱えているこの感情(良くも悪くも)はいったい何だろう?という自己理解への手助けにもなりそうです。 「類語辞典」というよりは「反応集」のほうが近いのかなと思いました。 こちら「フィルムアート社」から発売されているのですが「類語辞典シリーズ」として本記事の他に「場面設定類語辞典」「対立・葛藤類語辞典」など色々な類語辞典も発売されています。 どれも興味をそそられますね😳■実家にあった本でした☺
2026.04.08
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黒い家 (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]*あらすじ* 生命保険会社で働く若槻慎二は、顧客の家で子供の首吊り死体を発見する。 一見 自殺に見えるが、若槻は顧客の異様な態度から他殺を疑い、調査を始める。 次々と出てくる疑惑、嫌がらせ、そして死体。 若槻の凄惨な悪夢はそこから、いや もっと前からすでに始まっていたのだった。*感 想(ほぼネタバレがあるので文字を小さくしています)* 物語は「誰か」の死因が記されている書類の確認から始まります。 主人公の若槻も、朝一番から取り組むにはあまり気分のいいものではないと言っています。 (自分もそう思います) この後から次第に若槻はとんでもない事件へと巻き込まれますが、本当にとんでもなかったです。 犯人が「悪意」というものを持っていればこの本はホラーではなく、サスペンスなど他のジャンルだったのかなと思います。 犯人は悪意などの感情は無く、ただただ自分を不愉快にさせるものを(世間一般がする、嫌いな虫を叩き潰す感じで)殺害していく、ただただ全てを自分の思い通りにしたい、という奴でした。 自分の子供さえただの道具でしかなく、その道具をどう使えば自分を満たせるか、そしてそのためには自分はどう振舞ったらいいのかを理解しているという狡猾さもありました。 強烈な身勝手といえばいいんでしょうか。 でもそれは はたから見ればなので、犯人本人にとっては「普通」のことをしている、というのがこれまでの行動から 思い知らされてとても恐ろしかったです。我々とは認識が大きくズレ過ぎていて... 終盤から若槻は、犯人と命がけの追いかけっこをするなど怖い場面もありましたが、読み終わっても我々の常識が通用しないほどの異常な執着を持った犯人のほうが、やっぱり怖いと思いました。 いつ自分も出会ってしまうのかと。 こちらは30年近く前に書かれたものですが、最後のあたりで若槻が 当時の日本社会や人間の精神などについて暗い方向で語っていますが、それは今現在(2026)の日本でもそう変わっていないというのも怖いと思いました。 人間を人間じゃなくするのも人間。やっぱりヒトコワ系は精神をえぐられますね🥲■実家にあった本でした☺
2026.04.06
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実家に戻ってから、運動というものを全くしていませんでした。動画内やゲーム内での暗転で、画面に一瞬現れる丸い顔。ドレッシングを振るたび感じる振袖肉の躍動。光一筋さえ通さぬ密着した双璧の太もも。少なくとも戻る前はこうでは無かった(はず)なので、これはマズいとダイエットを決心しました。糖質カットなどの食事制限はキツいというか意志が弱くてすぐ食べてしまうので、運動をメインにすることにしました。(食ったら動け精神で)ちょうどSwitch2を手に入れたときだったので、エクササイズ系のゲームで励もうと探した結果、この「Fit Boxing 北斗の拳 〜お前はもう痩せている〜」を選びました。※SwitchのロゴですがSwitch2でも遊べます。▼パッケージ版【中古】Fit Boxing 北斗の拳〜お前はもう痩せている〜ソフト:ニンテンドーSwitchソフト/スポーツ・ゲーム楽天で購入▼ダウンロード版[Switch] Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~ (ダウンロード版) ※6,400ポイントまでご利用可オリジナルは「Fit Boxing」というゲームで、コラボタイトルとして発売されたのがこの「Fit Boxing 北斗の拳 〜お前はもう痩せている〜」と もうひとつ「Fit Boxing feat. 初音ミク -ミクといっしょにエクササイズ-」です。ゲーム内容は基本的に、インストラクターとリズムに合わせて、画面に表示されたアクション(ジャブやフックなど)を繰り出していくというものです。北斗の拳のインストラクターは、最初はケンシロウでした。あとから他のインストラクターを解放できるようになっていきます。もちろんラオウもインストラクターとしています笑最初は軽いストレッチでさえも息切れしていました。そこからジャブ・ストレートだけのエクササイズで速攻筋肉痛が発生し、翌日からしばらくはずっと痛み、ボロ切れの状態でした。それでもサボらず一か月続けた結果...今日までで、2.1Kg 減りました!!!元がデブいと最初は減りやすいというアレでしょうか。でも嬉しいです。その日のエクササイズによる消費カロリーも表示されるのですが、おすすめされたメニューをこなした結果、今日は206キロカロリーでした。体重が減っていたことに満足した私はおやつに、現在ファミマで期間限定で発売されている「ワッフルコーン ジャンボシュークリーム」(アイス)を食べました。そのカロリーは246キロカロリーでした。追加でエクササイズしました。でもアイスはしっかり甘くて美味しかったです。意志よわダイエット、頑張ります。ふわっとしか知らなかったので、北斗の拳読み始めたんですが面白いですね!今月から再アニメ化したものが放送されるみたいで楽しみです!!
2026.04.04
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この記事は【徹底図解 古事記・日本書紀】 榎本 秋 の余談となります。 こちらの本、最後のほうに付録として本書より少し補足された人物紹介があるのですが、そこに「タジマモリ」というお菓子の神様が存在しているということを初めて知りました。 ここからは自分で調べたことですが、お菓子といっても我々が普段食べているようなお菓子ではなく、昔は果物・果実のことを「果子(かし)」と呼んでいたそうです。 タジマモリは、第11代 垂仁天皇の命により「トキジクノカグノコノミ(非時香菓)」と呼ばれる、いわゆる不老不死の果実を探し出す旅に出、長年の苦労の末に見つけ出して持ち帰ってきました。 その果実は現在でいう「橘」(みかんに近いもの)だそうで、当時 橘は果実の中でも最上のものとされており、それを持ち帰ってきたタジマモリを崇め敬ったことから「お菓子の神様」といわれるようになったそうです。 そのタジマモリを祀っている神社はいくつか点在しており、有名なところは兵庫県豊岡市にある「中嶋神社」という神社となるようです。 こちらでは、タジマモリの命日に近い4月の第3日曜日には「菓子祭」という、全国の菓子業者さんや地元住民の方々も集まる催しものがあるそうです。 調べてみたら、今年(2026)は4月19日(日)に開催されるみたいです! あともう少しですね! 詳細は中嶋神社の公式サイトにてご確認ください☺ お菓子のお祭りだなんて すごく楽しそうですね。以上、余談でした。
2026.04.01
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【中古】 徹底図解古事記・日本書紀 / 榎本 秋 / 新星出版社 [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】*内 容 & 感 想* 古事記・日本書紀の超入門書です。 昔の難しい文を現代語訳にして注釈つきで解説...ではなく、古事記・日本書紀にある重要なエピソードを分かりやすい文にし、それを図解で説明していくというものでした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそもそものところ 「古事記」とは…本書によると、神話的・物語的な部分に重点を置いており、天皇家の権威を示すもの 「日本書紀」とは…「外国へのアピールが目的の日本の正史」(本書から引用)で、学術的な要素を多く含んでいるもの だそうです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー イザナギとイザナミがこうしてああして日本列島が生まれて...アマテラスが何だかすごい神様で...ヤマトタケルという猛者がいて...?というふんわり知識だったものが、どんどん補完されていって こういう流れで「日本」が出来上がっていったんだなぁと理解できました。そして その様々な神様たちが関連する現存の神社や、その土地のいわれなどの説明もあり、めぐりめぐって日本のことを再発見できたような気がして面白かったです。大人も子どもも楽しく読めるのではないかと思います😊■実家にあった本でした☺
2026.04.01
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ゆめつげ (角川文庫) [ 畠中 恵 ]*あらすじ* — とある夫婦の一人息子を探してほしい ― 「夢告(ゆめつげ)」と呼ばれる占いを得意とする神官・弓月(ゆづき)の元へ そんな依頼が舞い込んだのは、新しい時代が訪れようとしている幕末のことであった。 だが肝心の弓月の占いは、答えは出てくるものの当たらないと評判のしろもの。 おまけに本人ものんびり屋で 自分の占いは使い物にならないと笑うありさま。 そんな調子のなか渋々占うと、それをきっかけに弓月は思いがけない物騒な事態へと巻き込まれていく。*感 想(ふんわりネタバレがあるので文字を小さくしています)* 「夢告(ゆめつげ)」というのは すなわち「夢告(むこく)」と呼ばれ、夢の中で神様や仏様が教えなどを授けたり、あるいは告げたりするといった啓示のひとつだそうです。 主人公・弓月の場合は、あらゆる可能性をみるという 予知夢に近いものとなっています。 その能力を買われ、弓月はとある神社にて本格的に人捜しを始めます...が、気づかぬうちにその神社敷地内がクローズドサークルのような状態になっていきます。 弓月が「もしや自分たちはここから出られないのでは?」と気づいてから、闇夜に紛れて 神社の各入り口をこっそり確認してまわるというその一部始終は、息をのむような緊張感がありました。 舞台は幕末ということで、人捜しの依頼が来るまでは開国してものんびりとした日々を送っていた神官の弓月ですが、新しい世が来てしまえばその「神官」というものが、「神道」というものが、どのような扱いを受けるのかを作中で とある人物から聞かされます。 実際の当時の人々にとっても、自分の仕事や身分・習慣などという当たり前が根幹から変えられてしまうという衝撃は 凄まじいものだったと思います。 弓月も動揺しますが、それでも未来に希望を持っているように見えました。 それは夢告で何かを見たからなのかなんなのか。 そんな特殊な能力を持ちながらも、決して驕らず(当たってこなかったからというのもありますが)、満身創痍になってでも 人を助けるために占いを続ける弓月は、もう頼りないのんびり屋ではなく 一人のヒーローでした。 「ゆめつげ」 面白かったです。■実家にあった本でした☺
2026.03.30
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