帰って来たかえるのへや

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2006.11.23
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アキラがまたも行方不明になっていたのだ。
朝8時半頃姿を見たのを最後に
ずっと行方がわからず、
あまり遠出をする子ではないので
11時頃からはもう生きた心地がしなかった。
周辺を呼びながら、道路に落ちていないか探しながら
歩いたが、声も姿もない。
じっと待っていられず、食事作りもようできず、

不安に耐えかねまたも喫茶店で食わせてもらう。
今日もオットは東北に出張中で、今週来週ほとんどいない見込み。

帰宅して、もしやもうアキラも帰っているのではと期待していたが、
やはりおらず、また近所一周回ると、今度は猫の声が?
アキラの声のような気もするが、
首輪の鈴の音がしないし姿は見えない。
どうもあるお宅の中にいるような気がする。

変わり者で有名な男性一人暮らしで、
よく独り言を叫びながらお家のペンキ塗りなどされている。
極端な清潔好きで、自宅だけでは物足らず
周辺にも除草剤を撒き、

町内付き合いもしていない人なので勇気が要ったが、
自信がないながら声をかけてみたが留守である。
祭日でも仕事のある人だったか?
こういう人は猫なんか当然嫌いな気がするが、
この家の周辺で案外猫を見るのだ。

大きな塊をくわえて帰って来た事がある。
半分乾いた古くなったカステラかと思われるその塊は
猫が齧りとって来た形ではない。
そしてたとえば子供などが与えるにしては
チョイスが変だと思い、まさか彼が?と疑っていたのだ。

その後も何度も時間を置いて呼んでみるが
猫の声はどこからかするが事態は変わらない。
さしあたって男性の帰宅を、
またはアキラの勝手な帰宅を待つしか手はない。

Kaeruはあまり先持って考え、
あれこれ不安を持つ人間ではないのだが
今回ばかりは車に対する危険を筆頭に、
猫に自由を与えた結果の毒物摂取等あれこれ起こりうる不安に
どうにもいたたまれなくなった。
もう猫はあの子しかいないのに。
あの子まで一気に失ってしまうなら、
もう猫は飼えなくなってしまうかもしれない。
心臓がつぶれそうだった。

........だが、猫とも犬とも人とも必ず別れは来る。
それは今日であっても有り得ない事ではない。
別れのショックを握りしめ、またはいつか来るその日を待って
恐怖と不安に取り憑かれながら暮らすか、
その相手に出会え、今共にいる、またはいた嬉しさを
満喫するのと、どちらを選び取って生きて行くのか。
わたしは今その選択を迫られているのではないか。

かみさまはきっと全体にとって一番良いように計ってくれる。
たとえ一時泣きの涙で別れても、魂自体は永遠で、
触れあったその瞬間も永遠だと。
.....などと信仰の薄い者?らしからぬ事を考えたが
(散々ギフトを受け取っているのにね)
そう考える事はかなり不安を鎮めてくれたよ。



(ヒマラヤスギの松ぼっくり)。

結果として夕方薄暗くなってから
そのお宅を覗き込むとついにアキラの姿が!
そして表口も裏口もカギがかかっていたのに
思いがけずその部屋の窓はカギをかけ忘れていてくれました...(^ ^;。

窓を開けても飛び出して来る感じではないのです。
悠々歩いて来るアキラをはっしと捕まえ略奪した。
アキラは自宅に戻ってもご飯を食ったらまた出たいと訴える。
あああ、今日はお外遊びができなかったものね...。
さっぱり不安に思ってくれた様子のないアキラである。
用心深いと思っていたのに、餌につられてあっというまに
他所の子になってしまいそうだ。
何のために膀胱炎予防の特別食を与えているのか。





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最終更新日  2006.11.23 22:38:36
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