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安来の「足立美術館」を出て、特急「やくも」に乗って、倉敷にやって来ました。 倉敷での滞在時間は3時間しかないので、まず、「大原美術館」へ直行します。 「大原美術館」は11年前(!)の9月のはじめに来て以来、2度めです。(・・・今調べたんですけど、前回はそんな前だったのか。。。(^-^;)) 倉敷駅からはわかりやすい道で、遠くもない(徒歩10分)ので、迷わず着きました。2時半過ぎです。 日本で最初の私立の西洋近代美術館で、建物も重厚な感じです。 チケットブースに行って、足立美術館の「2年間パスポート」を見せます。今年の7月から相互提携をしていて、どちらかの「パスポート」を持っていれば、それぞれ入館料が団体料金になります。私は今回は本館と分館だけ見たいと思っていたので、200円引きの800円でチケットが買えました。・・・足立美術館のパスポートは、完全に元が取れました!(笑) ただ、この美術館、コイン・ロッカーがなく、「無料手荷物預かり所」を利用することになります。こまめに出し入れができません。それと、フロアープランもありません。さらに、展示作品には一切の説明がありません。・・・このあたり、改善の余地があると思います。 入って最初の部屋は、ほとんど知らない西洋人画家の作品でした。私が名前も知らないんだから、作品を知っているという人は少ないだろうなぁ・・・、と‘豪語’しておきます。(^-^;) 通路のようなところに出ます。ブールデルの彫刻、コールダーのモビール・・・。「来たぁ~!」という感じで、軽く興奮してきました! 2階へ行きます。部屋を覗いて、軽くめまいが・・・。(^-^;) コロー、クールベ、シスレー、モネ、ピサロ、ルノワール、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、シャヴァンヌ、セガンティーニ、シニャック・・・。知らない絵でも見ただけで画家の名前が判別できるほどの作品が並んでいます。1人の画家に着いては作品は1~2点で、美術史か何かの本を見ているような感じですが、よくこれだけそろえられたなぁ・・・、と思いました。それでも、知らない画家も2人いました。でも、正直言って、このあたりの画家は好きなほうではありません。。。(^-^;) 部屋を出て、途中にぽつんと小部屋がありました。そこは、この美術館の最大の目玉、エル・グレコの『受胎告知』専用のスペースでした。 この作品に限らず、すべての作品が、むき出しではありませんが、ガラスのケースに入れられることなく展示してあるのは、この美術館の特徴です。足立美術館はその点正反対で、重厚なガラスケースの奥の方に絵が掛けてあるので、細かい筆遣いはほとんどわかりません。 特に好きというわけではありませんが、絵に近づいたり下がったりして、しばらく見入りました。多くの「受胎告知」は大天使ガブリエルが左側、聖母マリアは右側に描いてありますが、この絵は逆です。また、縦長なためか、多くの絵が「静」を感じさせるのに、この絵は「動」的な感じがしました。 奥の部屋に進むと、そこはピカソの部屋でした。1951年の「ピカソ展」のチケットの半券までが仰々しく展示されていて、今、私があちらこちらの美術展を見て、‘一応’置いてある半券もいずれは価値が出るのだろうかと、‘冗談’で思いました。(笑) 部屋を出て、階段を降りると、ジャコメッティの彫刻がありました。ただ、女の人をモデルにしたもので、ジャコッメッティの典型的な彫刻は男ばかりだと思っていたので、意外でした。 続く部屋は、ルソー、グリス、ブラック、ヴラマンク、ルオー、マチス、モディリアーニ、ユトリロ、フジタ、カンディンスキー、デ・キリコ、ミロ、フォートリエ、フォンタナ、ポロック、ジャスパー・ジョーンズらの作品が展示してありました。このあたりもほとんど外さずに画家の名前はわかりました。 ルオーの作品は、1920年代のものと1950年代のものが並んでいて、前者はまだ特徴的な絵の具の厚塗りがそれほどでもないことがわかりました。デ・キリコの『ヘクトールとアンドロマケ』は何作かある同タイトルのうちの1つでしょうか。ポロックの作品は、見て、「‘カット・アウト’して作ってあるのかな? 何ていうタイトルだろう・・・?」と思ってプレートを見てみると、『カット・アウト』でした。(笑) これで本館が終わったので、分館に行きます。こちらは日本人画家の作品が展示してあります。 1階の左半分は、青木繁、坂本繁二郎、岸田劉生、安井曽太郎、梅原龍三郎ら、蒼々たる顔ぶれでした。このあたりはまた、私の興味の対象外なのですが(^-^;)、そんな中、1つだけ気を惹く絵がありました。関根正二の『信仰の悲しみ』という作品です。これも、美術の入門書などではよく見かける絵ですが、実物を見るまで感じるものはありませんでした。額に入れられただけの絵を間近で見て、その‘悲しみ’、‘つらさ’が伝わってくるようで、なぜか絵の前で非常にしんみりとしてしまいました。家に帰ってから調べてみると、2003年に「重要文化財」に指定されたということです。・・・私の気になった絵は、なぜか‘前後して’「重要文化財」になるなぁ。。。(^-^;) 右側の部屋は時代が下がります。須田国太郎、国吉康雄らの作品の中に、古賀春江の作品も1つありました。福岡で『現実線を切る主智的表情』を見て、気になっている画家なのですが、38歳で夭折している画家なので、おそらく作品は多くないだろうと思います。・・・どこかでまとめて作品が見られないかぁ。。。 地下は現代の作品です。菅井汲、河原温、草間弥生らの作品のほかは、名前も聞いたことのないアーチストの作品でした。中には1973年生まれという作家もいて、そういう年代の生まれでも、早ければこうやって美術館に作品が所蔵されるんだなぁ・・・と思いました。美術館にとっても、そういった若い作家の作品を購入することはかなりの冒険なのではないでしょうか。 ここまでやや急ぎ気味で見て、2時間。はやり広いです。あとは駆け足で「工芸館」と「東洋館」を見ました。焼き物と中国の仏像はもういいです・・・。ただ、「甲骨文字」の‘実物’は初めて見たので、刻まれている文字が現在のどの感じになったのかは少し興味を持って見てみました。 本館と分館の間はちょっとした日本庭園になっています。しかも、ここは中に入れます! それと、大変小ぶりですが、工芸館の前にモネの「睡蓮の池」があって、ちょうど今、花期でした。ただ、睡蓮は朝咲いて、昼過ぎにしぼむので、適当な時刻は過ぎていましたが、一応‘記念撮影’。。。 4時半になりました。閉館まではあと30分ありますが、たいていこういうところは、閉館時刻までいられません。いにくい雰囲気が強く漂います。案の定、職員がばたばたし始めたので、こちらも落ち着かない気持ちで「ミュージアム・ショップ」へ行って、品定めをしました。 分野別になっていてうちにない所蔵作品集と名品図録、それに、美術館紹介のDVDを買いました。足立美術館でも作品集や香合、また、お茶などを買っているので、‘自分用’の土産がいっぱいになりました!(笑) あとは、駅まで遠回りして、「美観地区」と呼ばれるところを散歩しました。 南端の「高砂橋」のところで折り返して、倉敷駅に向かいました。食事をする時間が取れなかったので、電車に乗って帰って来て、コンビニの弁当で済ませました。 今月は3度も‘美術館・博物館巡り’の旅行をしました。‘物’もいっぱい増えました。。。(^-^;)これで、以前から「最低限行きたい!」と思っていた美術館はほぼ制覇しました! ・・・あとは、「名都美術館」(名古屋)、「三岸好太郎美術館」(札幌)、「長崎県美術館」(長崎)だな。。。(^-^;)
2007年08月31日
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「足立美術館」の目の前の旅館に1泊し、きょうもまたまずは「足立美術館」に行きます。 夜中の3時ごろから土砂降りで、叩きつけるような雨の音で目が覚め、その後はうとうと程度しかできませんでした・・・。結局、3時半頃に目が覚めたまま再び寝付くことはできず、5時半過ぎに布団から出ました。 眠い・・・。疲れが取れていない・・・。外はうっすら明るくなっています。‘ぼ~っ’としたまま、どうしようか考えて、前回と同じく「朝風呂」に入ることにしました。こういうとき、やはり温泉で24時間入れるところはいいですね。 まず、露天風呂を見てみました。‘庭’と‘外風呂’が雨に濡れています。ここの湯は少し温度が低めです。 続いて、‘大浴場’です。ここはおそらく水温が42℃ぐらいあると思います。熱くて、3分ぐらいで茹で上がってしまいます。。。のんびりと過ごしましたが、あいかわらず誰にもかち合いませんでした。 そうこうするうちに朝食の時間になったので、食堂に行きました。これまた朝食としてはすごい品数で、大満足でした。 あとは荷物を片付けて、清算をして、目の前の「足立美術館」に開館直後に行きました。雨も小降りになっていて、一安心。それでも、美術館までの数十秒、今月初めて傘をさしました。。。 この美術館の展示について少し説明すると、展示はすべて自前の所蔵作品でします。他のところから借りないのです。一方で、所蔵作品を1度に展示しきれるわけではなく、まったくの年中無休で、3か月ごとにテーマを決めて展示替えをします。つまり、1年に4回訪れる‘価値’があるわけです。 きのうまでは夏の展示ということでしたが、今日から3か月は秋の展示に変わっています。その展示の変わる最終日と初日を狙って、今回の旅行に来たわけです。 普通の美術館は展示替えのときは数日閉館します。足立美術館はどうやっているのか、「興味半分・不思議半分」だったので、入るときに思い切って受付の人に聞いてみました。(^-^;) 「職員が夜、残って入れ替えをします。徹夜にはなりません」という返事でした。 ・・・私など、自分の家の版画1枚掛け替えるのに、‘下手したら’30分ぐらいかかるので(^-^;)、たくさんの展示物を、それもうちの版画なんかよりはずっと大きくて重いものを一晩でできるのがあいかわらず不思議でした。 慣れたもので、建物に入って、自分の家の中を歩くように、コイン・ロッカーに荷物を入れ、チケット・ブースに行って「2年間パスポート」を提示してスタンプを押してもらってチケットを受け取り、自動改札機にチケットを入れて、入館完了です。(笑)きょうはこのあと、‘大移動’があるので、ミュージアム・ショップは寄りません。 早速、最初の通路にある工芸の展示から見ることにしました。 ・・・。 きのうと何1つ替わっていません・・・。 工芸品はそんなに所蔵物がないから展示替えがないのか、あるいは、展示替えはするけれどもメインの絵画の展示替えとは別の時期にするのかはわかりませんでした。ということで、ここは素通り。時間の節約ができました。(笑) 庭園も当たり前のことながら、雨に濡れているだけで何も変わっていません。しかし、まさに‘霧にかすむ山々’といった感じでした。 同じ位置の右の方向です。きのう、敷地の外で見た滝が木々の間に小さく見えています。 ここまではきのうと変わっていないので、楽しみのメインの建物に行きました。 まずは「小展示室」です。ここは「月の明かり、日の明かり」というテーマで展示をしていました。 約半分は横山大観の作品で、ほかに菱田春草、橋本関雪は知っている画家ですが、奥田元宋、川村曼舟といった知らない画家の作品もありました。・・・まだまだ名前さえも知らない画家の多いこと。。。(^-^;) 横山大観の『月出皎兮(つきいでてこうたり)』では、金泥や銀泥ではなく、「プラチナ泥」が使われていました。金属としては金より高いはずですが、単に色のきれいさとしては金のほうが圧倒的ですね。少しかすんだ月を表すのに使用していました。ちなみに、この作品は初公開だそうです。 続く「大展示室」が楽しみで、1泊までして、2日連続でやって来たのです。わくわくしながら足を踏み入れます。きょうからは「競演-文展の画家たち-」というテーマで展示しています。 部屋の入口でどうしても我慢できず、ざ~っと部屋を見回しました。入口近くに川合玉堂の知っている作品が見えました。あとは「知ってる!」という作品は少ないように思いました。 その川合玉堂は、きのうと同じ『春雨』がありました。もう一度見回すと、すべての作品を入れ替えたわけではなく、何点かはきのうと同じ場所に同じ作品が展示してあるのがわかりました。・・・この美術館のめぼしい作品をひととおり見ようと思ったら、「1年に4回ずつ、2年=合計8回」ぐらい来ないといけないと思います。「2年間パスポート」はそういう観点から考案されたのかもしれません。 川合玉堂は5点あり、やや破格の扱いでした。 伊藤深水の代表作『夢多き頃』は女子高生の群像を描いたものですが、1人だけ後ろ向きで顔が見えないのが娘の朝丘雪路だそうです。 上村松園は『楠公婦人』の1点のみ。この絵も5月の大丸ミュージアムで見ています。それほど複雑な絵ではないように見えますが、「末代までも間違いを発見されない完全な」絵を目指したとのことで、完成までに実に3年の月日を費やしたそうです。・・・うちに飾るのにちょうどいい大きさ。。。(←独り言(^-^;)) 宇田荻邨の『栂尾乃冬(とがのおのふゆ)』という作品は、絵全体を見たときに、一面に描かれている木の葉の緑が鮮やかでなく、「あせたような緑だなぁ・・・」と思ったのですが、解説を読むと、「これから間もなく紅葉が始まる季節を暗示している」と。私はまだ解説を見ないと、日本画で気付かなければいけない基本的なことに気付けない段階です。。。 ほかには、竹内栖鳳(・・・『爐邊』はもうありませんでした)、橋本関雪、菊池契月、鏑木清方、寺島紫明、小野竹喬らの作品がありました。新たに心を打つ作品は、残念ながらありませんでした。 きょうも大小の展示室で1時間半弱でした。 次は、「横山大観室」です。現在、ここでは、毎年秋にしか展示されない大作の『紅葉』が見られます。屏風仕立てで、2つに分かれたとても迫力のある作品です。全体を眺めるためにはかなり後ろに下がらないといけないのですが、十分その位置が取れました。水の青と、楓の赤、そして、散らしてある金箔がどれも大変鮮やかで、この絵だけは(^-^;)何度も近づいたり、離れたりして鑑賞しました。 最後は陶芸館ですが、ここは1階も2階もきのうとほとんど入れ替わっておらず、数点が替わっていただけでした。 これで全部見終わりました。2時間ちょっとでした。 美術館の中にいる間は雨がずっと降っていましたが、コイン・ロッカーで荷物をいじっている間に、やみました!‘・・・すっかり「曇り男」になったな。。。(^-^;)’ 駅へ行くバスは11時50分です。40分あるので、ちょうどいいと思い、大変早い昼食を美術館前のそば屋で食べることにしました。(・・・きょうも美術館の中のレストランはパス。。。 カレーは食べたいんですけどねぇ。。。(笑)) ところが、残念ながら、そばはいまいちおいしくありませんでした。きのうの和食レストランが妥当だなぁ~。 バスの時間が近づいてきたので、バス乗り場に行きます。この一角、どこからどこへでも2分あれば行けるほどまとまっているので、私のような者でも焦りはほとんどありません。(^-^;) ただ、このバスが安来駅に着くのは12時10分。乗る予定の特急電車は12時15分発です。何かの事情でバスが遅れたら、次は2時間後まで電車がありません。こういうときに限って、バスは2分遅れて出発しました。乗っている間、胃の中のそばはどうなるんだろうと思うほど、神経は頭に集中して、バスと運転手に「信号に引っかかるな!」と念力を送り続けました。(笑) 祈りが通じたのか、不思議なぐらい信号には引っかからず、予定どおりに駅に着きました。切符を持って、駅の改札まで走って行きます。 「次の『やくも16号』はどのホームに来ますか?」「この改札の前のホームです」 すべてがコンパクトにできています。(笑)ほどなく白とグリーンのボディーの特急電車がホームに入って来ました。特急「やくも」は「振り子電車」で、多くの人が酔うと言います。ひどい人は降りたあと2時間ぐらい立つこともできないと、前に出雲で乗ったタクシーの運転手が話していました。ちなみに、その運転手も「二度と乗りたくない」と言っていました。(笑) 指定の席に座って、乗り心地を味わいます。確かに、曲がるときに‘カクン!’という感じがしますが、別に‘普通’です。天王寺から和歌山のほうへ行く特急『オーシャンアロー』と同じじゃないのかな・・・?(あと、乗ったことがないのですが、名古屋から松本のほうへ行く特急とかも。) 来るときに乗った『スーパーはくと』に比べると、‘電車’なので静かです。『スーパーはくと』はディーゼルでエンジンの音がうるさく、空調機器が床下にあるので、床からは常にかなりの音が聞こえています。でも、『やくも』は窓の下にヒーター(?)があって、大変邪魔です。 今月はいろいろな電車に乗りましたが、トータルで考えて、「スーパーはくと」がいちばんのお気に入りです。今度、「足立美術館」に行くのは、来年の2月29日の予定なので(^-^;)、そのときも行きは「スーパーはくと」を利用したいと思います。(笑) 電車に乗っている間に再び雨が降り始めましたが、私が降りる手前あたりでやみました! 電車は遅れることなく「倉敷」に着き、今回の最終目的地「大原美術館」へ少し急ぎました。
2007年08月31日
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(【1】の続きです。) 続いて、「横山大観展示室」です。私は横山大観はいまいちなので、今回、ここはさっと見ました。 前回来たときは20数点展示してありましたが、あれは特別だったそうで、今回は13点。 そこへ‘例’の2人が・・・。 「ねえねえ、先生! あの絵、見て~! きゃ~っ、きれい~!」 ・・・「先生」?夫婦じゃないのか?教師と学生???・・・わけがわからなくなりました。それにしても、泣いたり笑ったり、ろくに絵も見ずに数時間美術館の中にいるわけですね。。。 横山大観は京都市美術工芸学校の予備科教員になったときも、授業は竹内栖鳳に任せて、自分は京都の名物・風物を写生して回った、という解説には笑ってしまいましたが、今、そんなことができる学校はないでしょうねぇ・・・。 15分で横山大観展示室を出て、最後は陶芸展示室です。ここはさらに興味がありません。。。時間があるので、さっと見るつもりで行きました。 1階は河井寛次郎、2階は北大路魯山人の作品です。私にはこの2人の作品の違いがわからないまま(^-^;)、見て回りました。魯山人の金泥を使って描いた籠と花入れの軸装の絵があって、それはなかなかいいと思いました。 この部屋も併せて15分で出て、鑑賞はひととおり終わりました。4時半です。はじめの無駄な時間を含めて、2時間45分かかりました。 あとは、ミュージアム・ショップです!はじめに目をつけておいた、前回購入しなかった図録と、同じく前回購入しなかったほうの香合、絵葉書(『爐邊』)をお買い上げ!「2年間パスポート」を提示して、10%引きになりました。 美術館を出たのは4時45分だったので、施設内にちょうど3時間いたことになります。 あとは、道路を挟んで向かいにある土産物屋に行きました。 饅頭とか佃煮は要らないし・・・、と思いながら見ていくと、『白折』(お茶)を見つけました。「ああ、そうだった! ここって、『白折』の産地だった!」と思って、何種類か並んでいる袋を1個ずつチェックしていって、見つけました! “抹茶入り・茎茶『白折』”! ‘抹茶入り’で‘茎茶’は6年ぶりです!・・・ああ、これでまた感動の味わいが楽しめる。。。茶香炉で焚いても大変香ばしいはずです。 その近くには、畳でできた花瓶敷きがありました。高級な花入れにはセットで付いているのを知っているのですが、単品では見かけませんでした。 この2点を買って、前回と同じ、歩いて1分もかからない旅館へ行きます。 偶然にも部屋まで前回と同じで、完全に閉まらないふすまや、アナログ・ブラウン管のテレビも確認してから、今回は夏ということでまだ明るいので、近くを散歩してみることにしました。 歩いて数分のところに結構大きい川が流れているので、そこまでてくてくと。。。川の手前には公園も整備してあり、また川原も芝生が植えてあって、ベンチも置いてあるのですが、人気(ひとけ)がまったくなく、荒れかけていました。 土手を少し歩いて行くと、人の気配が・・・。女の人が犬を連れて散歩していました。犬は柴犬の成犬のようで、うれしそうに川原を走り回っていました。 「・・・かわいい。。。 ‘よしよし’したい。。。」(^-^;) 遠目にしばらく犬をじーっと見ていたら、犬が気づいて、一瞬止まったあと、私のほうへ駆け出してきました。思わずしゃがんで手を出そうとしたら、飼い主の女の人が犬の名前を叫びました。それを聞いて、引き返していくワンちゃん。。。_| ̄|○ まあ、賢い犬ということですね。。。 土手を降りて、公園の中も1周して、30分足らずで旅館に戻りました。 意外なものを発見しました。美術館から見えている小山から流れる滝(3月19日の日記の3枚めの画像参照)は、公道を挟んで外にあったのです。庭師の人が崖に上って、枝の選定をしていました。 また、美術館の入口はシャッターが下りて、きょうで終わった夏の展示の垂れ幕を、明日からの秋の展示のものに取り替えようとしていました。 旅館に戻ると夕食の用意ができていたので、すぐに夕食。今回は宿泊料金をけちってワンランク落としたので、食事は食堂ででした。量も少なめで、ごはんを3杯も食べました。 あとはすることもないし、早めに大浴場に入って、また別の露天風呂にも行きました。今回は風呂では誰にも会いませんでした。 前回とこれも同じく10時半に就寝。うちにいたらありえないことです。。。
2007年08月30日
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今年の3月19日に続いて、今年2度めの「足立美術館」へ行きます。そのときとまったく同じ行程で行きました。朝早いディーゼル特急「スーパーはくと1号」に乗って鳥取まで行き、快速に乗り換えて米子、さらに普通に乗り換えて次が美術館の最寄り駅「安来(やすぎ)」です。 前回から半年も経っていないので、慣れた調子で「はい、次はこれ!」という感じで行動できるのが安心です。(笑) ただ、姫路あたりから土砂降り・・・。「雨男」の‘本領発揮’か・・・、とあきらめムードに・・・。 ところが、米子あたりで雨がやみました!最近は「曇り男」ぐらいになってきたようです。(笑) 安来駅からは専用の無料シャトルバスで、ここまで前回とまったく同じ行程で同じ時刻に着きました。前回はここですぐに美術館に入りましたが、今回はちゃんと‘学習’してあります。 中に入ると、食事はカレーとスパゲティーだけ。スパゲティーの味は知りませんが、値段はどちらも1365円で、味は‘激マズ’。(笑) そこで今回は、美術館横の旅館兼レストランになっているところに入って、「焼き魚定食」を食べました。魚の名前は“のどぐろ”だと言っていましたが、私は知らない魚でした。まあ、ありふれた食感で、味もよく、値段も850円と‘普通’。 腹ごしらえもできて、1時20分。いよいよ入ります。 チケット売り場の前に立って、ポケットから‘格好よく’(笑)「2年間パスポート」を差し出す私。(^-^;)そうなんです、前回来たときに思い切って「2年間パスポート」を購入したんです。そこに日付のスタンプを押してもらい、チケットを受け取り、ゲートの左手にあるコイン・ロッカーに荷物を入れます。前回、コイン・ロッカーの数が少なすぎると思うと書きましたが、裏側にもありました。(^-^;) ゲートを入ってすぐのところにミュージアム・ショップがあるのですが、本来はここは最後に来るべきだとは思います。でも、きょうは時間的に余裕があるので、‘ちらっと’覗いて見ることにしました。 ・・・日本画のグッズの山。。。それだけで早くも‘うるうる・・・’。 実物の絵をまだ見ていないのに、なぜか体が振るえます。。。(^-^;)買うつもりもないのに、10分ほど見て回りました。買う予定のものがちゃんとあることを確認して・・・。 「さあ、行くぞ!」と思ったとき、すごい喧騒が・・・。中学生の団体が入ってきたのです・・・。_| ̄|○それも男子校らしく、私服の男の生徒ばかり。ミュージアム・ショップの入り口に立って、全員が入り終わるまで待ちましたが、いつまで経っても終わりません・・・。ようやく全員が入った後も、「おお! すごい庭~!」とか言いながら、ちっとも進みません。(帰ってから調べたんですが、普通の入館料は2200円もするのに、中学生の団体はたったの200円。しかも、教師引率の場合は、「入館無料」なんです。) 結局、無駄に15分待って、ようやく工芸の展示から見ました。 蒔絵のいろいろな箱がありました。蒔絵にも‘程度’があって、「平蒔絵」→「研出(とぎだし)蒔絵」→「高蒔絵」と大きく分けて3種類あるとのことでした。技術と手間が違うんですね。 ・・・そこへ30台半ばの夫婦と思われる男女が来ました。軽く喧嘩腰で話しています。。。ちょっとうるさい・・・。 工芸品は通路に沿って細長く展示してあって、そこが終わるといったん外に出ます。 今度は和風の建物があって、その窓から外を見ると、‘天然’の絵画や衝立(ついたて)、掛軸に見えるという趣向です。 ・・・そこへさっきの夫婦らしき2人が。。。さっきより声が荒くなっています。すると、女の人が「びえ~っ!」と声を上げて泣き始めました。・・・勘弁してよぉ。。。_| ̄|○ 通路を歩いて行って、再び建物の中に入ります。ここは現代の挿絵画家の展示で、興味はありません。・・・これ、やめて、普通の絵画を展示したほうがいいと思うんだけどなぁ。。。 そこをさらに奥へ行くと、いよいよメインの建物です。展示は2階だけです。 まず、小展示室があり、今回は「日本画の中の子供たち」というテーマの展示です。ここは適当に見て(^-^;)、次の大展示室が気になって落ち着きません。 いよいよ大展示室です。ここでは「あなたが選ぶ“この1点”」というテーマで、人気のある所蔵作品を36点展示し、見たあとでいちばんよかったと思う作品に「1票」を投じるという趣向です。 部屋に入って、ざっと見回すと、今年の3月30日に「大丸ミュージアム・心斎橋」で見た「横山大観と近代日本画の名品展」で展示してあったものと同じものが多いように思いました。これは「がっかり」ではなくて、「おおっ!」という感じです。大丸での展覧会は、信じられないくらいの逸品ぞろいで、「足立美術館に行っても一度にこれだけも見られないぞ」という内容だったからです。前回の記憶があるうちに再び見ると、印象もはっきりするはずです。 最初は竹内栖鳳から始まります。その2番めにあった絵が、大丸での展覧会で初めて知って、とても印象に残った絵、『爐邊(ろべ)』でした。(3月30日の日記には簡体字で「炉辺」と書きました。) 竹内栖鳳 『爐邊』 解説パネルを見るまでもなく、絵を一瞥しただけでこみ上げてくる熱い感動・・・。(以下、私が学芸員になったつもりで解説を・・・。(^-^;)) 奥の犬は体を洗い終わって濡れた状態で爐(ろ)に当たっている。爐は描かれていないが、手前に火箸があることでわかる。炭のかけらも転がっている。 一方、手前の犬はまだ体を洗ってもらっていない。「早く洗ってほしいな」という感じではなく、「僕もあんなふうにびちゃびちゃにされるの・・・?」という子犬らしい不安げな様子がなんともかわいい。描かれていないものからもいろいろなことを読み取り、感じ取ることが要求される日本画。爐は描かれていないものの、画面のすぐ外にあることは間違いなく、その爐で暖を取る2匹の子犬。冬のありふれた、それでいて平和なひと時を描いた作品である。 ここに描かれた犬を見ていると、周りを見て、「本物の犬がいないかなぁ? いたら、‘よしよし’したいなぁ・・・」と思いました。目に涙を浮かべたまま、‘じ~っと’穴が開くほど絵に見入っていました。 そのとき、またさっきの2人が来ました。「絵を見てるどころではないなぁ。適当に見て出るか」という声が聞こえて、私を追い越して行きました。‘・・・お願いです、さっさと行ってください’と祈りました。(笑) 川合玉堂の『春雨』。この絵も大丸で見ています。私はこの絵よりも、同じ風景で秋を描いた『彩雨』のほうが好きです。・・・春の絵はどうも苦手。。。 横山大観の『冬之夕(ふゆのゆうべ)』という絵は『浅春』『夏之夜』『晩秋』との「四季花鳥シリーズ」の1点ですが、それぞれの季節で1日のうちいちばんいい時間帯だと思って描いてあるのが、『枕草子』の各時間と同じものもあるし、違うものもあって、当然のことながら人によって「いい」と感じるものは異なるんだな、と思いました。・・・ちなみに、私は「春は夕方」「夏は昼下がり」「秋は昼前」「冬は朝」が好きです。(^-^;)誰も聞いていませんよね、こんなこと。。。 おそらく足立美術館の所蔵品の中ではいちばん年代が新しい作品と思われる平山郁夫の『祇園精舎』は、人物の顔はぼかしてあるだけだと思ったのですが、ひとりひとりちゃんと描いてあったのには少し驚きました。 上村松園の『娘深雪』。松園の絵はいろいろなところで何度も見ており、3回見たことがあるものも珍しくないのですが、この絵は初めてです。ただ、松園の絵の中では好きな部類ではありません。個人的にはもう少しあとの‘脂の乗った’頃の作品が好きです。その意味では隣に展示してあった『牡丹雪』は好きな作品です。ただ、この絵も3月に大丸でじっくりと見ているので、初対面の感激はありませんでした。大胆に空白が取ってあり、そこに降る雪の粒の重量感が何とも言えない作品です。 ほかにも、伊藤深水や榊原紫峰、川端龍子、橋本関雪、村上華岳らの作品がありました。これらも半分以上は3月に大丸ミュージアムで見たものでした。 土田麦僊と安田靫彦の作品がなかったのはちょっと残念でしたが、思ったより大作ぞろいで、満足できました。 出口に「投票箱」があったので、迷わず、竹内栖鳳の『爐邊』に1票を投じました。 小展示室と大展示室で1時間10分。だいたい予定どおりの時間で見終わりました。 (続く)
2007年08月30日
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先週までの晴天続きが信じられないほど、今週明けからときどき雨もぱらつくどんよりした天気が続いています。 先週末の土日(25日~26日)はプチ旅行で暑さと寝不足のせいでそのあとへばってしまって(^-^;)、また、週明けから天気がよくないこともあって、屋外、室内ともにプールに行く気になれず、きょうになりました。今ごろ‘夏ばて(?)気味’で頭がぼ~っとしていて調子はいまいちなんですが、一度、体をひんやりさせたらましになるかもしれないと思って、ひさしぶりにスポーツ・クラブのプールに行って泳いで来ました。 すごい人・・・。_| ̄|○ 8月末って、屋外も室内もプールってこんな時期に混んでいたっけ・・・? でも、水はひんやりしているし、何よりも屋外プールよりは透明度が高く、その意味では泳ぎやすかったです。でも、深いプールに慣れてしまうと、水中で掻いた腕が底に着きそうな感覚がしますよね・・・。(^-^;) 明日、あさってとまたプチ旅行だし、無理をすると、体が火照って寝付けなくなるので、軽めにしました。 ---きょうのメニュー紹介(^-^;)--- 「アップ(トータル):600M」「クロール・コンビ:1500M」「イージー:50M×4」「クロール・コンビ:800M」「イージー:50M×4」「ダウン:200M」 ・・・トータル:3600M これ、前回の屋外プールでの内容と完全に同じです。 時間をかけないでまずまずの距離を泳ぐにはこれがいいです。ひさしく短距離のメニューをやっていないので、泳力は落ちているだろうなぁ・・・。 それにしても、先週の段階では、今週もう1回屋外プールに行こうと思っていたのに、行けずに終わることになってしまいました。_| ̄|○ あさって旅行から帰ってくる31日は8月最後の日、屋外プールも最終営業日です・・・。ちょっと残念です。。。
2007年08月29日
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今回の福岡旅行の最後の目的地は「九州国立博物館」です。 今月4日に「東京国立博物館」を訪れて、「(美術館だけでなく)博物館というのも楽しめるところだな」と思って以来、15日に「奈良国立博物館」、18日に「京都国立博物館」と立て続けに行って、勢いづいていて(^-^;)、なおかつ時間のあるうちにと思ってやって来ました。 「九州国立博物館」は上記3つに次いで、国内4番めの国立博物館として、2005年10月に開館したばかりです。 入口は1か所ですが、駅からそこまで行く道は2つあって、私は太宰府天満宮のほうから行ったので、‘有名な(?)’巨大エスカレーターを登って入りました。・・・これって、鳴門の「大塚国際美術館」とちょっと似ていますが、長さでは負けていると思います。(笑) エスカレーターに続いてムービング・ウォークがあり、その奥に大きい建物があります。正面はこの横になります。 建物は立派ですが、東京の「国立新美術館」にちょっと似ているし、表面的な設備は個性的な感じがしません。(開館は「国立新美術館」のほうがあとなので、本来、そちらがこちらに似ているというのが妥当だと思います。)現代的な建物は1つだけで見たときは目を引きますが、続けて見ると、どれも‘似たり寄ったり’になるんでしょうか。 まず、平常展示から見ることにしました。4階に上がります。 入ってすぐはどこも同じで、縄文・弥生時代の土器や農具、そのあと銅鐸などが続きます。展示品に添えてあるプレートを見て、ほとんどが九州国立博物館の所蔵ではないことに気が付きました。ほとんどが借り物です。 仏像もわずかで、博物館というよりは何かの‘学習館’、よく言って‘体験館’という感じでした。 何を見ても、どこかの博物館で同じようなものは見てしまっているし、前日には福岡市博物館にも行っているので、目新しいものはありませんでした。 ツアー客も結構来ているようで、とにかく人が多く、また、‘こういう所’に慣れていない感じの人の割合が高く、疲れてきました。。。それでも、広さが相当あるので、ひととおりの展示を最低限見て、2時間弱かかりました。 続いて、特別展の「日本のやきもの」のほうに行きました。 焼き物には特に興味はないのですが、せっかくここまで来たんだから、と思って‘適当に’見ようと思いました。 ところが、中は気分が悪くなるぐらいの人・・・。展覧会最終日の日曜だということを忘れていました。_| ̄|○ 入って最初のプレートに焼き物の基本の基本が書いてありました。 ・磁器:岩石から作る。触るとつるつる。弾くと音は‘チンチン!’ 落とすと割れる。・陶器:山土から作る。触るとざらざら。弾くと音は‘コンコン!’ 落とすと割れる。 ・・・これ、わかっているんですが、実は未だに区別が正確にできないんですよね。。。(^-^;)「磁器を陶器と間違える」ことはないにしても、「陶器を磁器と間違える」ことは往々にしてあります。。。「落とすと割れる」ということだけしか共通点はないのに・・・。(笑) 特別な興味がある展覧会でもない上に、ものすごい人と、自分自身の疲れのせいで、はじめの少しを見ただけで、「ああ・・・、もういい・・・」という気持ちになりました。特に、青磁と白磁は興味が持てません・・・。むしろ、最後のコーナーにあった現代の焼き物のほうが、傷もなく、ピカピカできれいでした。(・・・当たり前(^-^;) ←そういうものがほしくなるタイプ) 人があまりたかっていない展示物の前では一応じっくり見ましたが、伝統的な焼き物にはあいかわらず興味を感じないまま、40分で会場を出てしまいました。・・・ちょっともったいない。。。 というわけで、企画展と平常展を併せて3時間半で終わりました。最近のペースで見ていたら、5時間ぐらいかかっただろうと思います。 「九州国立博物館」は、誤解を恐れずに言うと、“地味な表紙で、内容を基礎文法からじっくり積み上げていくぶ厚い語学のテキスト”と違い、“表紙を派手にして人目を引きつけ、ぶ厚さをおさえて、内容も硬い文法は最小限にして会話や読み物を中心とした‘今風’の語学のテキスト”のようなものだと感じました。 1回しか訪れるつもりがなくて、その1回でとりあえず最低限のものをひととおり見たいと思うなら、「九州国立博物館」はぴったりだと思います。逆に言うと、1回来てじっくり見てしまったら、もう1回来たい(あるいは、来ざるを得ない)という感覚を持たせにくいということになります。実際に、ウェブサイトを見ても、他の3つの博物館は常設展示を年に数回替える旨書いてありますが、「九州国立博物館」は平常展の別名が「海の道、アジアの路」と謳われていて、当面このままのようです。平常展の展示物までがほとんど借り物であるあたりに苦しさを感じます。他の博物館はその逆で、所蔵品が多すぎて数回の展示替えでは展示しきれなくて苦労しているのと対照的です。 家に帰ってからWikipediaなどで調べてみると、九州国立博物館は設立の位置づけがはじめから「歴史系博物館」で、「東京」「奈良」「京都」の3つが「美術系博物館」であるのと根本的に異なっていました。すべてを立て続けに見てみて、ここだけ毛色が違うと感じたのはそのせいだったんだと思いました。 有料ゾーンを見終わって、あとはミュージアム・ショップへ行ったのですが、とても‘しょぼく’、何もほしくなるようなものはありませんでした。所蔵作品がほとんどないため、「所蔵品図録」もここはなく、自前の出版物がほとんどありません。 企画展の焼き物の図録は買うほどではないし、何も買わずに出てしまいました。。。 美術館1つと博物館2つ、神社1つを訪れて、買ったのは市立博物館の特別展の図録1冊・・・。展覧会は立派だったとは思うのですが、‘自分用の土産’を買うのが好きな私がこれでは、やはり何か‘不完全燃焼’気味です・・・。 建物の中は全部見てしまって、結果的に時間に余裕ができたので、建物の回りに何か展示物でもないのかとエントランスの外に出てみました。案内係の若い女の職員がいたので聞いてみると、「何もありませんけど、1周することはできます」とつっけんどんな返事。当然それを信じて小道の見えるほうへ行ってみましたが、建物の反対側まで通じる「散歩道」はまったく手入れされず、植え込みの植物は荒れ放題。しかも、小道は建物の反対側で終わっていて、あとは車しか通れない職員用の駐車場へ入る道のみです。・・・いい加減な職員だ!しばらくベンチに座って休憩して、しかたなく元来た道を戻りました。 帰りの新幹線まではかなり時間があったのですが、のんびりと太宰府駅まで歩いて行くことにしました。 途中に観光案内所があったので、時間つぶしに入りました。申し訳程度に土産物を売っています。ふと見ると、こんなものがありました。 一瞬、「香合」かと思ったのですが(^-^;)、スチールの缶に印刷した紙を張った入れ物に入れたお茶でした。でも、「八女茶」と書いてあるし(・・・「八女茶」は好きなんです)、うちにある香合とだいたい同じ大きさなので流用できる(^-^;)と思って、画像の2つを買いました。 ようやくわずかな自分用の土産ができて、そのあと、博多駅まで行って、予定の「のぞみ」に乗って帰って来ました。「のぞみ」は3分遅れて、その後の乗り換えの電車が次々と目の前でドアが閉まって、帰りが思っていたより遅くなったのが悲しかったです。。。(・・・どうして私が乗る新幹線は遅れるんだろう。。。) 今回の福岡旅行、美術館・博物館でよかったと思う順に並べると、 「福岡市美術館」常設展 > 「福岡市博物館」『鑑真和上展』 > 「九州国立博物館」平常展 > 「福岡市博物館」常設展 > 「九州国立博物館」『日本のやきもの』 になります。・・・いつもたいてい期待が大きいとダメで、期待していなかった展覧会のほうがよかったりしますよね。。。 ・・・博物館巡り、私の中で‘出尽くし感’が出てきました。。。(^-^;)
2007年08月26日
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きょうはまず、太宰府市にある太宰府天満宮に行きました。 太宰府天満宮は菅原道真を祭神として祀る神社として有名だと思います。・・・私も中学のときの修学旅行で来たような気がしますが、記憶が定かはでありません。。。(^-^;) 初詣でに参拝する人の数は全国トップ10に入るほどの人出があるんですね。 西鉄の太宰府線の終点駅が「太宰府」で、そこから歩いてすぐです。電車の本数もまあまああるし、便利です。3月に行った出雲大社は、電車は1時間に1本程度だし、駅から神社まではちょっと距離があることと比べると、訪れやすいですね。 駅前の参道から天満宮の入口の鳥居を見たところです。 そこから入って、右手の菖蒲池のほうに進みました。今はまったくの季節外れ・・・。 本殿のある回廊の前では子どもたちの相撲大会をやっていて、日曜日ということもあって、すごい人・・・。暑さもあいかわらずで、掻く汗も相当だったと思います。 そのまま本殿に行きました。 いつもと同じように、心ばかりの賽銭を賽銭箱に入れ、願い事はしっかりたくさんしておきました。(笑) ここでは「2礼2拍1礼(=2拝2拍1拝)」と書いてあったので、そのとおりにしましたが、出雲大社の「1拝4拍2拝」とはまったく異なりますね。 そのあとは裏手の茂みのほうにまわって、しばし涼みました。裏山のようなところに小道があって登れるようになっていましたが、足元が悪い(ぬかるんでいた)ので、パスしました。茂みの中に小さく「誠の滝」が見えています。 続いて、「宝物殿」があるので、入りました。300円。 入ってすぐのことろにビデオ・コーナーがありますが、これを見ないとほかにたいしたものはありません・・・。 合子(ごうす)というものを今までの展示でも何度か見ていて、それが香合より2回りほど大きいもので、何をするためのものか調べていなかったんですが、「碁石を入れるもの」だということがわかりました。 最後の部屋は布施伸介という現代画家が描いた菅原道真の生涯とでもいうような絵の展覧会になっていました。・・・あまり好きな画風ではありませんでした。 宝物殿を出た段階で11時45分。ちょっと早いですが、菖蒲池の横にあったうどん屋まで戻り、昼食にしました。 このあとは「九州国立博物館」に行きます。
2007年08月26日
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「福岡市美術館」の次は、今回の福岡旅行の最大の目的である「鑑真和上展」を見に、「福岡市博物館」に行きます。 これは、奈良の唐招提寺の国宝「金堂」の大修理を記念して開かれるもので、本来1年に数日しか一般公開されない国宝「鑑真和上坐像」をはじめ国宝26点、重要文化財69点が展示されています。先月までの私だったら、興味はありませんでした。(^-^;)それが、今月4日に「東京国立博物館」で禅に関する展示を見て、そして、15日に「奈良国立博物館」で仏像に関して初心者でもわかりやすい展示を見て、‘熱しやい’性格の症状が現れて(^-^;)、今回の福岡旅行のきっかけの1つになりました。 地下鉄の「西新(にしじん)」駅が最寄り駅なのですが、これまた駅からは結構遠いんです。「絶対に体重が減ってる!」と思うほど汗をかきながら猛暑の中を歩き、これまた迷うことなく博物館に着きました。 建物を正面から見て、軽く絶句・・・。‘市立’とは思えない立派さです。 エントランスの両脇には、ブールデルの巨大な彫刻が左右2体ずつ立っています。・・・これだけでもちょっとした驚き。。。左端に1体だけ写っています。 中に入ると、ホールも無駄なほどの広さがあります。(笑)コインロッカーのある場所もすぐにわかって、展示スペースのある2階へ行きます。チケットは幸い「福岡市美術館」のミュージアム・ショップ(というか、書店が入っている様子)で前売り券の残りがあったので、それを卒なくゲットしておいて、200円安く入れました。 土曜日(しかも、8月最後の)ということがあるにせよ、仏教系の展覧会でこんなに人が来るのかと思うほどの混雑ぶりに、半分驚き、半分げっそり・・・。 でも、‘人が多くて、冷房がある’のと、‘人が少なくて、冷房がない’のとでは、やはり前者のほうがずっといいですねぇ。。。寺の「宝物館」の類いで冷房のないところは、結局落ち着いて鑑賞することができず、出たあとで「何を見たんだろう・・・」という程度の印象になってしまいます。 当然のことながら、鑑真についての説明がいろいろあり、肖像画や書状、関係するものなどの展示があるのですが、鑑真本人に特別な興味があるわけではないので、のめり込むような感じにはなりませんでした。 生涯を描いた絵巻では、鑑真の生涯を通じての苦労がよく描かれていて、「今の時代にこれほどの苦行に耐えられる人が(宗教関係に限らず)果たしているだろうか・・・」と思い、見ていました。 最後のほうに唐招提寺の鑑真和上像の展示がしてある部屋が再現してあったのですが、その部屋の手前に仏像が数体。寺の中にいるような雰囲気になってきます。「五大尊」も並んでいたのですが、ここでもまた見ながら「五大尊って、‘明王’? それとも、‘天’?」と考えてしまいました。‘基本’どおりの様子を呈していない像は、初心者の私には区別がつきません。こういうことも、‘理解’だけではなく、‘暗記’していくことも大切ですね・・・。 続いて、「授戒会(じゅかいえ)」の際の祭壇を再現した、寺で行われる行事の雰囲気をかもし出す展示があって、法要の道具など、今まで関心を持ったこともなかったので、丁寧な解説パネルと‘にらめっこ’しながら、ゆっくりと見ました。 本尊の前には「三具足(みつぐそく)」、つまり、「香・灯・華(げ)」を配置する・・・、‘なるほど、「香炉」「燭台」「花瓶(けびょう)」が一致するのか。。。’ 一通り展示を見るのに1時間20分かかりました。最近ではむしろ短めなぐらいかな。。。 火曜日(21日)に「円仁展」を見て、きょう(土曜)「鑑真展」を見て、仏教美術どっぷりです。。。(^-^;) 4時50分です。。。普通ならもうすぐ閉館の時刻(17時30分)ですが、8月中は開館が2時間延長されています。どうしようか考えて、このあと常設展にどれだけ時間がかかるかわからないので、「コーヒー・ブレイク」にすることにしました。1人で美術館・博物館で、食事以外でカフェに入るのは初めてです。 ‘大事を取って’(^-^;)、「ケーキ・セット」にしました。・・・790円って、ちょっと高い。。。 20分の‘休憩’のあと、「常設展示」を見に行きました。この博物館では、企画展とまったく別に料金が要ります。(・・・珍しいですよね?)‘ダメ元’で、地下鉄1日乗車券を提示したら、美術館と同様に50円引いてくれました。・・・何でも見せてみるものです。(笑) 150円払って、中に入ります。ゾーンは「総合展示」と「部門別展示」の2つに別れていて、入口も別です。私は「総合展示」から入りました。「鑑真展」とは別料金のため、こちらはがらがらでした。 福岡を中心とした歴史的な内容です。・・・正直に言って、‘食傷気味’、はっきり言ってしまえば、少々‘うんざり’です・・・。(^-^;)まあ、それがわかっていて訪れるほうが悪いんですけど。。。 今月だけで、「東京国立博物館」→「奈良国立博物館」→「京都国立博物館」と、日本の歴史に関する出土物と関係する史料を見てきて、特に日本の歴史や考古に興味があるわけではないので、何を見ても「これ、どこかで見たような・・・」という感じでした。 そんな中で、どんな日本史の本にも必ず載っている「漢委奴国王」の金印は有名だし、初めて見るので新鮮でした。でも、さすがにこの印の前は常に人がいました。(笑) 隣の別の入口から入るところは「部門別展示」です。こちらは部屋が狭く、展示物もそれほど多くありません。 部屋は、福岡の民俗の「ウシサマー」、「博多弁の絵葉書」、「ばけもの」、「御用絵師」の4つでした。 伝統的な祭りにあがめられる対象となる牛にまつわる展示物、博多弁での会話が書いてある昔の絵葉書、河童や人魚から妖怪、怪物、魑魅魍魎まで、昔の人が想像し恐れてきたもの、尾形家が抱えていた歴代の絵師の展示がありました。 「ばけもの」の部屋では、妖怪、化け物を描いた掛軸や絵巻があり、その手のものが好きな人には楽しめるかもしれません。私は興味ないし(^-^;)、やはりこれらも似たようなものは他の博物館・美術館で見ているので、新鮮な感じはしませんでした。とはいえ、日本画なので、他の展示物に比べると、じっくり見ました。 特に楽しめた展示はなかったのですが、小ぢんまりと広すぎず狭すぎずといった環境で見て回れて、それなりに楽しめました。常設展示のすべてをざっと見て、1時間40分。 7時が近づいています。あとはミュージアム・ショップに行ったのですが、ショップは関西でもどこでも‘しょぼい’です。ここも売り場は狭く、しかも、半分程度は一般の書籍。あとは、インドネシアやタイなどの民俗用品。それも、現品限りの数点・・・。 近くにいた女性2人の客が話していました。 「それ、買うと?」「うん、買っとくけん」という会話が聞こえてきて、頭の中で「それ、買うん?」「うん、買う(=こう)とくわ」と、‘母国語’に翻訳して考えて、「ああ、ここは福岡なんだな」という実感が持てました。(笑) ここからホテル(旅館)までは1時間ぐらいかかるはずなので、そろそろ出ようかと思っていたときに、「閉館まであと30分」の放送が・・・。つまり、7時です。ということは、この博物館に‘ティー・タイム’を含めて、トータルで3時間半いたことになります。 思ったよりは楽しめたということですね。それにしても、政令指定都市とはいえ、1つの市がこんなに立派な博物館と美術館を別に建てて、大丈夫なんだろうかと‘要らぬ’心配をしてしまいます。まあ、博多近辺しかうろうろしていませんが、思ったよりずっと人が多く、どこを見ても混んでいるので、意外にうまく経営できているのかもしれませんね。・・・私の住んでいる市も含めてうちの近所の自治体なんて、どこも何を作ってもうまく行かないで‘赤字→閉鎖 or 民間委託’になっているので、不思議に思いました。 博物館を出るときに空を見ると、着いたときはきれいに晴れていたのに、厚い雲が垂れ込めていて、なんだか怪しげな雰囲気に・・・。 地下鉄で天神まで戻り、西鉄の急行に乗りましたが、目的の久留米まで行かないとのことで、途中の駅で降りて、結局、ずっと後の特急に乗り換えました。・・・座れなかった。。。_| ̄|○ 乗り換えた電車の中で、窓の外を見ると、道行く人が傘をさしています・・・。 「えっ・・・、雨・・・。梅雨明け以来、一度もさしていなかった傘を初めてさすのか・・・、旅先で・・・_| ̄|○ 」と思いながら、気分も足もだるいまま、立っていました。 ところが、久留米に着くちょっと前から、雨がやんできました! 「おお、如来様、菩薩様、明王様、天様! ありがとうございます~」 9時前に久留米に着いて、傘をさすことなく、駅から数分で旅館まで行けました。チェック・インして、駅で買った弁当を食べて、風呂に入って、日付が変わる前に寝ました。
2007年08月25日
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きょうは新幹線「のぞみ」に乗って、博多まで来ました。実は、「のぞみ」に乗るのは初めてです。新幹線はあまり乗ったことがなく、今月はじめに東京へ行ったときも「ひかり」だったので、「のぞみ」は今回が初めてでした。 ・・・「さすがに速い!」 最高速度で走っているときは、飛行機が空港に着陸する寸前のようなスピード感がありますね。でも、一方で、車窓から外を見ていても、景色はほとんどわかりませんでした。。。 博多に着いて、地下鉄の1日乗車券を買って、まず、「福岡市美術館」に行きます。 時刻は11時半です。ちょっと早いですが、ちょうどうどん屋があったので、地下鉄に乗る前に昼食にすることにしました。 注文して出てきたうどんのスープは、関西と同じ色でした。(笑)「味も同じだ~」、と思いながら食べました。 店を出て、地下鉄の改札に向かいます。美術館へは地下鉄1本では行けなくて、途中で乗り換えなければいけません。この乗換えが不便・・・。「天神」駅で降りて、「天神南」駅へ行くのですが、これが400mぐらい離れています。(大阪の「東梅田」から「梅田」、神戸の「三宮」から「三宮・花時計前」のような感じですね。) 「六本松」駅が最寄り駅のようですが、これまた駅から美術館までが遠い・・・。 でも、‘珍しく’地図を見て迷うことなく(笑)、美術館に着きました。 地下鉄の1日乗車券を持っていると、入館料が50円安くなります。2階のコイン・ロッカーに荷物を入れて、150円払って、まず、1階の3つの部屋から見ることにしました。 ここは「美術館」というより「博物館」といった感じの展示です。個人的には焼き物は興味がなく、それも日本のものではないので、「ベトナムの焼物」が展示してあった部屋はさっと見て、入口から仏像の見えていた部屋に入りました。 やや所狭しといった感じで仏像が十数体。「薬師如来」は間違えることなく一目でわかりましたが、それを取り囲む「十二神将立像」はじっと目を凝らしても「明王」なのか「天」なのかがわかりませんでした。・・・名前に「天」が付いているので、「天」なのに気が付きましたが。。。私がいる間、部屋の監視の職員の人はず~っと居眠りしていました。(笑)重要文化財がむき出しの部屋で、大丈夫なんでしょうか。 続いて、2階へ行きます。ここは「博物館」ではなく「美術館」らしい展示(のはず)です。今回、「県立美術館」に行こうか「市(立)美術館」にしようか迷って、「市(立)美術館」にした理由は、今展示されているコレクションにあります。 いきなり、キーファーのオブジェ。『メランコリア』という飛行機型のオブジェで、日本にある西洋現代美術を紹介する本で見たことがあります。 あとは部屋の番号の順に見て行きました。最初の部屋の入ってすぐに、コランの大作『海辺にて』がありました。「意外なものを持っているなぁ~」と思いつつ、周りを見ると、黒田清輝、青木繁らの絵があります。黒田清輝はフランス留学中にコランに師事していたから同じ部屋に展示してあるということですね。・・・私はコランの先生であったブーグローやカバネルのほうが好きだなぁ。。。 続いて、安井曽太郎、岸田劉生、フジタ、佐伯祐三、須田国太郎、さらに、ルオー、ユトリロらの油彩がありました。 続く3番めの部屋で、私は軽く動けなくなりました。。。デルヴォーとシャガールが並べて展示してあるのが見えたのです。特にデルヴォーは脂の乗ったときの典型的な作風の絵(『夜の通り』)で、数分じっと見つめました。 でも、実は今回いちばん長い間見とれたのは、その前にあった古賀春江の『現実線を切る主智的表情』という絵でした。古賀春江の作品といえば、正直なところ、東京国立近代美術館蔵の『海』ぐらいしか知らないのですが、私には『海』以上に‘シュール’な感じがして、その隣に展示してあった三岸好太郎の代表作『海と射光』よりインパクトがありました。その三岸幸太郎の『海と射光』もここの美術館所蔵だったことはすっかり忘れていました。三岸好太郎は私が学生のときから知っている数少ない日本人洋画家で、北海道には「道立三岸好太郎美術館」があるのですが、なかなか北海道までは行くことができず、ぜひどこかで油彩を間近で見てみたいと思っていました。まったく私の個人的な印象なのですが、シュールレアリスムの画家の絵は、(色として)「ブルー」の部分が多くあると、シュールな印象が強くなります。その意味からも、『現実線を切る主智的表情』と『海と射光』を、まさに‘並べて’見ても、前者のほうに軍配が上がりました。美術館を訪れて、知らない絵に出会い、さらに実物をほかの絵と並べて比べて見ることができるところに、絵画鑑賞の醍醐味が感じられます。・・・この小さい部屋に結構な時間いました。 続く部屋との境に、ブランクーシの『雄鶏』という作品がありました。これも私は初めて知ったのですが、プレートを見なくてもブランクーシの作品だと一目でわかる、代表作の『空間の鳥』と共通する部分の多い作品でした。 次の部屋にはほとんどの人が立ち止まる作品がありました。ダリの縦長の大作『ポルト・リガトの聖母』です。今、この美術館に来る人でダリを知らない人はいないでしょうから、多くの人がいちばん前を陣取ろうと粘るのはわかります。私も粘りました。(^-^;)ダリらしい、大作でも細部までこだわって手を抜かない特徴的な作品でした。 同じ部屋にはロスコ、次の部屋にかけてフォートリエ、ステラ、アルバース、タピエス、ヴァザレリといった、現代欧米の代表的なアーチストの作品が惜しげもなく展示してありました。 触ってもいいアガムのオブジェでは、ここぞとばかり何度も触りました。(動くオブジェです。) 最後の部屋には、リキテンシュタイン、シーガルの作品があり、「滋賀県立近代美術館」以上のコレクションがそろっているという感じです。このあたりのコレクション、近くに住んでいたら何度か来て、すべてをじっくりと鑑賞してみたいほどです。 あとは、別室で小早川清という人の‘小企画展’をやっていました。この人は日本画家でですが、私は知りませんでした。でも、部屋をのぞいた瞬間、「え!? もしかして伊東深水?」と思ったのですが、説明を読むと、伊東深水と同じく鏑来清方の門下生とのこと。「同じ師匠から絵を習ったら、画風も似るだろう」と思いつつ見て行き、最後に鏑来清方と伊東深水の作品も展示してありました。この2人の作品はさすがに区別がつきました。自分で勝手に「少しずつ日本画家の筆遣いも区別できるようになってきたかな・・・」と思いました。 1階が30分、2階は1時間10分かかりました。最近は常設展示でもこれぐらい時間がかかるようになりました。 今回の福岡旅行では、いちばん「ついで」感覚で訪れたところだったのですが、展示内容は非常に楽しめました。ただ、ミュージアム・ショップでは、「名品図録」で適当なものがなく、それらしきものは内容の半分が焼き物で絵画が少なかったので、買うまでには至りませんでした。 美術館の建物を出て、次の目的地、「福岡市立博物館」を目指します。今度は来たときと別の地下鉄のほうが目的地に便利なので、来た道とは反対側の「大濠公園」駅に行くことにしました。‘ついで’に散歩を兼ねて(^-^;)、炎天下の中、遠回りで公園の中の大きい池の中央を通っている中島の通路(?)を歩いて行きました。 その中島から池を隔てて美術館を見たところです。木立の中の茶色の建物がそうです。(・・・上手に撮れたと思ったんですが、木々と同化しちゃってますねぇ。。。(^-^;)) 当たり前のことながら、ものすごい汗が出てきました。でも、ジョギングをしている人も結構いてちょっとびっくり。 それと、夕方からフェスティバルや花火大会があるらしく、公園のほうからはバンドの演奏や歌声がけたたましく響いていました。
2007年08月25日
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明日、あさってと、福岡旅行です。できれば、きょうは家でのんびりと過ごしたかったんですが、おととい、きのうと、天気が悪くて「屋外プール」に行けなかった(・・・行くことはできたんですが、せっかく‘屋外’に行くのだから、太陽に向かってちょっと‘寝転びたい’。。。(^-^;))ので、きょう行きました。 8月もあと1週間・・・、屋外プールはさぞすいているだろうと思って・・・。 ・・・‘混んでいる’というほどではなかったものの、7月末、今月はじめよりは明らかに人が多い!どういうことなのか、まったくわかりません。。。‘普通’、逆じゃないのかなぁ。。。 まず、最初はいつものようにプールサイドの‘縄張り’を陣取って、寝転びます。前回よりは涼しく感じましたが、それでも止まらず噴き出す汗。。。 これまた‘いつも’のように、適当に水やジュースを飲んだり、菓子パンで昼食にしたり・・・。 きょうもおそらくいちばん人が多い時間にプールに入りました。 ‘自由なコース’では中学生や高校生あたりがビーチボールなどで遊んでいます。 端の「続けて泳ぐ人用」のコースに行って、アップから始めました。きょうも人が途絶えることなく、常に誰かいました。 それでも、きょうは極端に遅い人もいなかったし、遅い人はターンのときに前を譲ってくれたし、‘前回の予定どおり’泳ぐことができました。 ---きょうのメニュー紹介(^-^;)--- 「アップ(トータル):600M」「クロール・コンビ:1500M」「イージー:50M×4」「クロール・コンビ:800M」「イージー:50M×4」「ダウン:200M」 ・・・トータル:3600M ‘ああ、単純!’(笑) ところで、きのうから脚や背中が心なしかかゆいんです。。。‘ぽりぽり’と掻くと、皮が剥けました。。。(^-^;)‘・・・今ごろ。。。’ プールの中でも‘ぽりぽり’掻いていたんですが、みるみるあちらこちらが剥けてきました。。。 それと、毎回1時間半ぐらいはプールでゴーグルをつけているので、目の周りだけわずかに色が白い・・・。(^-^;) なんか、瞬間的に見た目の雰囲気だけ、中学・高校の水泳部員みたいな感じになってしまいました・・・、‘いい年’をして・・・。(^-^;) 明日の福岡旅行、普通のジーンズでは暑すぎると思うので、‘汚い脚’(^-^;)を出して、「何をやらかしたんだろう・・・」と思われかねない顔をさらして行きます。(笑) ・・・それより、早く準備をしないと。。。(汗)
2007年08月24日
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ここ半年、すっかり「和」の小物を集めるのが1つの趣味のようになってしまって(^-^;)、ショッピング・センターなどへ行くと、今までは通り過ぎていた「和のグッズ」の店にも立ち寄るようになりました。 大きい美術館・博物館へ行くと、ミュージアム・ショップがまた楽しくて、いろいろとほしくなってしまいます。 香炉は「香木」を焚くためのものは安くてもどれも最低で数千円しますが、スティック線香を立ててくゆらすためのものは‘ピンキリ’で、店で見ていて安いものはどれもほしくなってしまいます。この前行った奈良国立博物館のショップでは、方形の平皿で絵柄が12種類あって、それが掛軸の絵のように、毎月替えられるようになっていました。きれいで絵がかわいかったし、1枚525円という価格だったので、‘勢い’で12枚全部ほしいと思いましたが、とにかく飾るところもないし、飾らないときに片付けておくところもないので、ぐっとこらえました。(^-^;) そんな中で、うちにはまだスティック線香専用の香炉がなく、これはぜひ1つほしいと思っていたのですが、小ぶりで色が単色ながらも鮮やかなものを見つけました。 竹を切った形にしてある焼き物で、線香立てが付いています。 線香立てに線香を挿して使うのですが、斜めに穴が開いているため、線香は斜めに立ちます。長い線香は灰が中に入らず、外に落ちてしまいます。短い線香専用の香炉(香立て)ということになりますね。 これだと、アロマ線香を気軽に楽しめます。 うちにあるアロマ線香も結構な種類になりました。
2007年08月23日
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この前の週末に、‘いつも’のように「ネットサーフィン」(死語(?))をしていたら、‘ヤバい’ものを見つけてしまいました。(^-^;) 福岡市立博物館で「鑑真和上展」をやっていて、もうすぐ終わるんです。 「見てみたいけど、福岡かぁ・・・。遠いなぁ・・・」 もし、行くとしたら、諸般の都合で今週末の土・日(25日~26日)になります。 次の瞬間、「九州国立博物館」が博多からそう遠くないはずだったことを思い出して、福岡県内の地図を見てみました。 ‘近い!’ 「福岡市立博物館の近くに何かないかなぁ・・・」 ネットで検索すれば、何でもすぐに見つかります。(笑) 「福岡県立美術館の企画展は興味なし・・・、福岡市立美術館は・・・? おおっ! 常設展がおもしろそうだ!」 これで、博多駅から地下鉄かバスで行けるところを2つ見つけました。 九州国立博物館は太宰府市にあります。 「九州国立博物館に行くなら、近くに有名な寺か神社はないかなぁ・・・」 地図を見ます。。。 「えっ! 太宰府天満宮って、隣なんだ!」 これで、2日めも訪れるところが2つ決まりました。 ホテルをさがそうとしましたが、なぜか25日だけはどのホテルも完全に満室です。「どうしてだろう・・・?」と思って、行事を調べてみると、花火大会があるようです。そのためにいっぱいなのかな・・・? 3時間以上‘格闘’しても適当なのが見つからない(「カプセル・ホテル」は嫌なんです)ので、「旅行をあきらめるしかないか・・・」、と思ったときにふと、ちょっと‘外れ’のところならあるかもしれないと、検索の対象を広げてみたら、久留米によさそうなのがありました。(ちょっと違いますが、京都と奈良を観光するのに、大阪に泊まるような感じです。(^-^;))久留米と言えば、「石橋美術館」があるので調べてみたのですが、今やってる企画展はまったく興味なし・・・。 新幹線の指定席予約状況を見てみます。行きも帰りも余裕で座席があいていることがわかりました。 「行くかぁ~!」 ・・・ということで、まさに急ですが、今度の週末、25日(土)~26日(日)で1泊で福岡&大宰府に行くことにして、きょうの夜、ホテルと新幹線の切符を予約しました! この旅行から帰ってきたら、3日置いて、今度は前から決まっていて既に旅館も電車も予約してある山陰旅行に行きます。 今月だけで3度の旅行。訪れる美術館と博物館の数は‘数知れず’・・・。(・・・大げさ(^-^;))日本に4つある「国立博物館」を1か月で‘制覇’することになります。 ここ数年は仕事がオフのときは「引きこもり」とまでは言わないものの(^-^;)、家でのんびり過ごすのが好きでした。 そう言えば、この1年でDVDで映画を数えるほどしか見ていません。 一方で、あいかわらず月に2~3枚は買っているので、見ていない映画のDVD、50枚ぐらいある・・・。(^-^;)以前は週に1~2本は見ていたのに・・・。 あとはスポーツ・クラブに行って、泳ぐぐらいでした。 それが今年になってから、突然、「引きこもり」の逆で「出歩き」状態になってしまいました。(^-^;)(【注】「引きこもり」の逆は2種類あって、行く場所が決まっていて家に帰らないのが「出歩き」、行く場所を決めずに出て行ってしばらく帰らないのが「プチ家出」だそうです。) きょうは隣の駅まで行って、夏物のバーゲンを見て来ました。(笑)8月も下旬になりましたが、まだまだ信じられないぐらい暑いので、きょう買ったシャツを着て行こうと思います。 部屋の片づけをしないといけないのですが、まったくできていません。。。旅行から帰ったら、また「物」が増えるだろうなぁ。。。(^-^;)
2007年08月22日
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きょうは滋賀県草津市の「滋賀県立近代美術館」へ「慈覚大師円仁とその名宝展」を見に行ってきました。 滋賀県立近代美術館はもっとも気に入っている美術館の1つなのですが、ここ数年、見たいと思う企画展がなく、2000年8月に「冒険美術・夢でオドロキ!」展以来、実に7年ぶりの訪問になりました。場所はJRの瀬田駅からバスで10分です。以前、一度歩いたことがあるのですが、40分かかって、美術館に着いたときには疲れてしまいました。。。(^-^;) 駅には11時過ぎに着いて、駅前で早めの昼食としてうどんを食べました。美術鑑賞の日のランチは、うどんかカレーに決まっています。(笑) バスに乗って美術館近くのバス停に着いたのですが、美術館まではまだ歩いて5分ぐらいかかります。このあたりは広大な公園になっていて、その中の1つの施設として美術館があります。気温が適当で、時間があれば、のんびりと散策するのには非常にいいところだと思います。今回はパスしましたが、以前歩いて、そう思いました。 入口(正面)です。 ロッカーにかばんを入れて、ガラス張りの通路を進んで行きます。 手前側に「常設展示室」があり、ここだけでも見られます。ここはあとで見ることにして、まず、奥の「企画展示室」に向かいます。 きょうも想像どおり、気味が悪いくらい人がいません・・・。展示物は少なそうだし、人もいないので、ゆっくり見て行こうと思いました。非常にゆったりとした空間にぽつんぽつんと物が展示してありました。 円仁は遣唐使として当時の中国に派遣され、帰国後は天台宗を中心に布教に努め、仏教美術にも影響を与えたとされる人です。 「東京国立博物館」で見た「禅の文化展」の展示でもそうでしたが、法師の肖像画というのはあっても坐像(彫刻)というのは、私は最近までこんなにあるものだとは思いませんでした。今回もまず、円仁坐像がいくつかと肖像画が何枚かから始まっていました。 続いて、これもお決まりの「書状」。このあたりは当時の漢字が読めて、かつ、漢文の知識がないと意味が理解できません。漢文は苦手・・・。 そのあと、仏像がぽつぽつと出てきますが、どれも小ぶり・・・。 いつの間にか、私の日本美術の興味は、軸装の絵画から仏像へと対象が広がっていきました。今回も仏像を見て、タイトルで確かめる前に、「如来」、「菩薩」、「明王」、「天」のどれか、考えました。・・・すっかり‘クイズ感覚’で、仏像と対面するのが楽しくなりました。 それでも、全体としてはどうしても説明のことばが難しくて、「奈良国立博物館」でいろいろメモしたノートをときどき‘紐解き’ながら、見て行きました。 今月は仏教関係の展覧会を集中して見ていて、8月9日に行った細見美術館(京都)で見て初めて知ったことなのですが、「釈迦は生まれてすぐに7歩歩き、『天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)』(=天にも地にも我が命は1つだけで尊い)と唱え、右手を挙げて天を、左手を下げて地を指差した」ということです。その姿が10cmぼどの「釈迦誕生仏立像」という銅像(多くは鍍金されている)になっていて、それがなんともミニチュアっぽくてかわいいんです。(お釈迦様、ごめんなさい。。。(^-^;))・・・これ、レプリカがどこかに売ってないかなぁ。。。(^-^;) 亡くなった姿の“涅槃(ねはん)”は有名だと思うのですが、生まれたときのエピソードは私はまったく知りませんでした。 ややごちゃごちゃとした感じの展示でしたが、時代が飛んでいないので、その意味では見やすかったと思います。 この展覧会で1時間45分かかりました。・・・最近、だんだん見る時間が長くなってる。。。 そのあとは、常設展示を見に行きました。 この美術館のよさはコレクションにあります。アメリカ近・現代の絵画や彫刻がなかなかいいのです。 中庭には、コールダーのオブジェ(『フラミンゴ』)が堂々と居座っています。 部屋は3つ。最初の部屋に入って、いきなり「おおっ!」と小声が出てしまいました。 ブランクーシの『空間の鳥』が目に入り、シーガルの『コーヒーを注ぐウェイトレス』、さらにリキテンシュタイン、モーリス・ルイスなどの作品が展示してありました。ルイスの『ダレット・ペー』を見たのはひさしぶり! マチスやカンディンスキーの版画に、河原温の典型的な作品もありました。 残念ながら、ラインハートは今回も見られませんでした。それでも、これだけでちょっとした現代美術展です。 次は、小倉遊亀の作品の部屋。私は小倉遊亀の絵はどうも好きになれません。 最後の部屋は、郷土の画家ということで、滋賀にかかわりのある画家の日本画が10点ほど展示してあったのですが、まともに知っている画家はゼロで、いまいち‘感情移入’できませんでした。 とはいえ、この常設展だけで1時間半。ということで、展示を一通り見るのに3時間20分ほどかかりました。 あとは、膨大な美術展案内のチラシの山の中から、気を引いたものを取ったり、ミュージアム・ショップで今回の企画展の図録とコレクション名品選(日本画、郷土美術、現代美術)の3冊セット(!)と、金色の小ぶりの般若心境のプレート(クレジット・カード大)を買ったりしました。・・・すごい重さ。。。 このごろは美術館・博物館に行くと、そこで1日‘過ごせる’ようになりました。(^-^;) それと、調子に乗って買った図録や所蔵作品集、今月はじめの東京の分から机の上に山積みしてあるのですが、40cmにもなってしまいました・・・。入れる本棚がないんですよね。。。(^-^;)
2007年08月21日
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朝顔はとっくに弱り、意外に花のない真夏ですが、そんな中で花壇ではニチニチソウとクロサンドラが咲き続けています。サルビアはなぜか弱ってしまって、ほとんど枯れてしまいました。。。 連日の猛暑の中、直射日光に当たって庭作業する気になれず、サルビアは何かと植え替えもせず、放置しています。。。 今年は気温が高く、一方で雨は夕立すら降らず、水遣りを1日でも怠ると、庭はからからになります。気温が高すぎるからか、雨が少なすぎるからか、サルビアは枯れてしまうし、かろうじて花を咲かせ続けているニチニチソウにしてもクロサンドラにしても、去年と比べると明らかに弱々しい感じです。・・・こういうとき、ブログで写真入の日記を付けていると、前の年と比較できて便利ですね。(^-^;) 花壇で枯れ始めたひまわりには、待っていたカワラヒワが数日前からやって来ました!例年は数羽のグループで来てにぎやかなのですが、今年はまだ1羽ずつでしか来ません。・・・早く大勢で来ないかな。。。 そんな中で、お盆過ぎに花が咲くギボウシが3日前ぐらいから咲き始めました。ギボウシは花専用(?)の茎が伸びて、たくさんのつぼみがついて、下から順に上に咲いていきます。1つの花は1日でしぼんでしまいます。1枝に10以上のつぼみが付くので、だいたい2週間ぐらい咲き続けるのかな・・・? ギボウシの葉は直射日光に弱いので、‘都合よく’(・・・ここにしか植えるところがない)家の裏に植えてあるのですが、夕方の1時間ちょっとは日が当たります。例年だとそれでちょうどいいと思うのですが、今年は気温が高いからか、下のほうの葉は「葉焼け」しています。こんなことを考えても、今年の夏は‘異常に’気温が高かったと言えると思います。 ギボウシということばは、列状に並んでいてまだ咲いていない上の方の蕾が宝珠(ほうじゅ)を模した擬宝珠に似ていて、その「ぎほうじゅ」がなまったものだそうです。ちなみに、「宝珠」とは‘如来’の左手の手のひらに載っている玉のことで、それを形どったものが「擬宝珠」で橋の欄干や五重塔などの仏塔(いちばん上)などに付けられています。そう思って見ると、そう見えるかも・・・。 花を見ながら、何となくありがたい気持ちになりました。(^-^;)
2007年08月20日
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今年の4月3日の日記に登場したうちの裏の家の‘その後’です。。。(笑) 私の2階の部屋と斜め向かいになる、おそらく寝室と思う部屋も、1階のリビング・ルームも、あいかわらずこちらが恥ずかしいと思うほど、カーテンもなしで‘開けっぴろげ’でした。 昼はリビング・ルームに洗濯物と子どものおもちゃらしきものが散乱しているのが嫌でも目に入り、夜はレースのカーテンもなく、一度は風呂上りの‘父&息子’の‘一糸まとわぬ姿’を目撃してしまいました。。。(^-^;) 「なぜこちらがこんなに気を使わないといけないんだろう!」とふと考えて、“荒治療(?)”に出ることにしました。 「こちらがこまめにブランドを閉めるから気を使っていないのかも」と思ったので、嫌だったんですが、昼はもちろん夜になってもブラインドを閉めないようにしたんです。 ・・・‘効果覿面(てきめん)!’(笑) 私にとって長く感じられた2週間後、2階とリビング・ルームの両方に「ミラーレース」と思われるカーテンが取り付けられました! ・・・やっぱり、私がブラインドをほとんどいつも閉めていたから、安心していたんだ。。。 でも、私がブランインドを閉めているときは、あいかわらず夜でもカーテンは閉めません。ということは、うちの窓を見て、カーテンを開け閉めしている・・・?(^-^;) それと、この家、クーラーをつけないんです。連日の信じられない暑さの中、週末も出かける形跡がなく、クーラーを付けずに窓を開けたままで、大声で叫ぶ子どもの声が響き渡っています。 それに、この家、子どもをあやさないんです。上の子(3歳ぐらい)も下の子(生まれたばかり)も、泣こうが叫ぼうが放ったらかし。長いときは赤ちゃんが1時間ぐらい泣き続けています。一方で怒るときは、父親も母親も怒鳴り散らしています。。。(・・・つまり、常に誰かの大声が聞こえてる。。。) さらに、子どもを寝かすということをしないらしく、毎日日付が変わる頃まで、子どもの叫び声が近所にこだましています。(・・・正直言って、うんざりしています。) 毎日、頭がおかしくなるほどの暑さが続く中、クーラーもつけず、どこへも行かずに家にいたら、大きな声でも出したくなるというのはわかるのですが、私にはちょっと理解できない家族です。。。子どもはもちろん、親2人ももう少し静かにしてほしい。。。_| ̄|○
2007年08月19日
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「三十三間堂」に続いて、向かいの「京都国立博物館」に行きました。 8月4日に「東京国立博物館」に行って、想像以上に楽しめたので、機会を作ってぜひほかの国立博物館に行ってみたいと思っていました。そして、15日に「奈良国立博物館」に行って、それほど大きくないと思いつつ疲れを感じることなく4時間半近くを中で過ごしました。 「京都国立博物館」では、「大覚寺の名宝」という“小企画展”をやっています。 「京都国立博物館」は、「特別展示室(旧館)」と「平常展示館(新館)」の2つの建物があり、「特別展示館」のほうは重要文化財に指定されています。下の画像は「特別展示館」ですが、きょうは特別展をしていないので、入れませんでした。 入場料に関しては、「東京国立博物館」と同じで、敷地に入るときにチケットが必要です。逆に言うと、いったんチケットを買えば、あとは敷地内では‘自由’です。(「奈良国立博物館」は敷地内は誰でも入れて、建物の中に入るときにチケットを提示するシステムでした。) 平常展示館です。期待したほどは大きくないです・・・。 コインロッカーが屋外にあるのには少し驚きました。私には‘初めての経験’でした。 中に入ります。1階の向かって右側からぐるっと回る順路になっています。(・・・「奈良国立博物館」とは逆だ。。。) 東京でも奈良でもそうだったんですが、私の興味は「美術」にあります。つまり、「考古」には興味はありません・・・。それで、博物館の常設展示で日本の歴史を物で展示してあるコーナーは、正直なところ楽しいとは思えません。それでも、「今回はこの建物だけだし・・・」、と考えて、まずまずゆっくりと見て行きました。 縄文式土器、弥生式土器、銅鐸・・・と、‘お決まり’の展示が続きます。ただ、銅鐸の説明で「村の祭の際に、村の安全を願い、豊作を祈るために、吊るして鳴らすものとして使われた」と断言してあったのですが、銅鐸の使われ方って、こんなにはっきりしてたっけ・・・? 壷が展示してあるあたりから、少し興味が出てきました。ただ、ここでも私は日本のものにしか興味がないので、中国の青磁や白磁の壷や皿は関心がない・・・。 高さも幅も50cmぐらいある大きな九谷焼の香炉があったのですが、何に使ったのでしょう?近くに展示してあった八角皿も九谷焼で、どちらも「明治26年シカゴ万博出品」と書いてあります。「万博」が国威掲揚の場として使われたのだろうと思いました。 仏像のコーナーに来ると、俄然、興味が湧いてきます。「奈良国立博物館」で‘予習’してある(^-^;)ので、わずかですが、仏像の見方がわかったような気分で鑑賞できます。 仏像の横のプレートを見る前に、仏像だけを見て、「如来」「菩薩」「明王」「天」のどれか考えましたが、最初の2つははずさなくなりました。・・・「明王」と「天」の区別は難しいですね。。。 仏像を見ながら、ふと自分がいかに仏教の基礎を知らないかがわかりました。キリスト教のことは、典型的な宗教画で有名なシーンを描いたものであれば、初めて見る絵でも、おおよそ何のシーンかはわかります。しかし、「釈迦入滅後の後継者が弥勒(みろく)である」などということは初めて知りました。 「多聞天は単独で祀られる場合には、毘沙門天とされることが多い。単独で見つかった仏像に『多聞天』と書いてあれば、四天王像のうちの1つとして作られたと考えられる」。・・・なるほど~。 『文殊菩薩騎獅像』・・・、獅子にまたがった菩薩像は初めて見ました。・・・ちょっと滑稽にも見える。。。(^-^;) 仏像って、どれも立ち姿は一様に猫背気味で、お腹がちょっと出たように作られているんですね。(^-^;) これで1階は見終わりました。1時間20分。思ったよりずっと時間がかかりました。 時刻は12時40分。ランチ・タイムです。 食事のために外に出るのも面倒だし、入る前の様子では近所に飲食店はなさそうだったし、カフェテリアに行きました。うどんがよかったのですが(^-^;)、洋食しかないので、「カツカレー」と「ミニサラダ」に・・・。なかなかおいしかったと思います。 勘定が終わって出ようとして、ちょっと戸惑いました。博物館の敷地のほうには出られないのです。いったん外に出て、「入口でチケットを再提示」というシステムです。つまり、カフェテリアは博物館利用者でなくても道路から入って来られるんです。また、博物館の利用者がコインロッカーにチケットの半券を入れて来たら(・・・まして、捨ててしまっていたら)、ちょっと厄介ですね。 私は財布に入れていたので、問題なく戻れました。続いて、2階へ行きます。 「平常展示館」に戻る前に、庭を散歩しました。1時半前の信じられない暑さの中、「いつ倒れるか」と心配しながら(^-^;)、「西の庭」、「東の庭」と歩きました。 「西の庭」ではサルスベリがちょうど満開でした。 「東の庭」の一角に「茶室」があって、公開中とのことだったので行ってみました。庭の散策中から誰もおらず、庭は独り占め状態で、蚊に悩まされましたが、のんびりと見ることができました。(フォトジェニックな場所がなかったので、写真は撮りませんでした。(^-^;)) 庭は思ったより広く、のんびり全部を歩いたら、30分近くかかります。・・・暑さで死にそうでした。。。 「平常展示館」に戻って、2階で平常展示が続きます。 ところが、これが私にはおもしろくありませんでした・・・。(^-^;) 中国の絵画と書、インドネシアをはじめとする海外の染物・・・。・・・このあたりは素通りに近いペースで見ました。 漆工のところだけ、少し丁寧に見ました。 “蒔絵”・・・日本独特の漆芸技法で、器胎を漆で塗り固め、上に漆で意匠を描き、その接着力を利用して金銀粉などを密着させて装飾するもの。・・・そうだったんだぁ。。。 40分ほどで見終わってしまいました。それでも、常設展示だけで約2時間。結構かかりました。 あとは、「大覚寺の名宝」です。これは3部屋だけでした。 いくつかの仏像と長谷川等伯の水墨画を除いては、昔の天皇の書が多く、字が読めない(^-^;)ので、いまいちでした。。。 ざっと30分で終わってしまいました。 展示を一通り見るのに2時間半・・・。4時間半で全部を見切れず、会場を出るのが残念だった「東京国立博物館」、4時間半を楽しく過ごした「奈良国立博物館」に比べると、‘圧倒的’に物足りません・・・。「京都」がこれでいいんでしょうか。。。まあ、今回は「特別展」がなかったことが大きいとは思いますが、土曜日なのに、がらがらでした。 最後にミュージアム・ショップに行ったのですが、これがまた信じられないぐらい‘しょぼい’んです。。。それでも、ゆっくり見て、「奈良」と同じく「所蔵名品図録」だけ買いました。 閉館時刻までに全部回れるだろうかという心配は‘杞憂’に終わり、ちょうど3時過ぎにひととおり見てしまいました。駅までの道も、来たときとは違うところを通りましたが、まったくこれといって興味を引くものはありませんでした。 炎天下の中を25分、駅まで歩いて、電車に乗って帰りました。帰ってからきょうの最高気温を見たら、京都は「38℃」!この炎天下の中、合計で2時間近く歩いたのか。。。(^-^;)
2007年08月18日
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3日前の日記の最後・・・「あとは、『京都』と『九州(福岡)』か・・・」。 ・・・というわけで(^-^;)、きょうは京都へ行って来ました。2週間の間に、日本に4つある国立博物館のうち、‘3つを制覇’! 3日前に「奈良国立博物館」に行ったときは、その前に「興福寺」に寄りました。今回も何か近くに適当な寺か神社がないかな、と思って地図を見ると、向かいが「三十三間堂」です。 休みの日にはありえない時間に起きました。(^-^;) 土曜日の朝なので、電車はそれほど混んでおらず、9時半過ぎに京都駅に着きました。ここから三十三間堂までは、私でも地図を見なくても迷わずに行けそうな場所です。ただ、今回もどの案内を見ても「駅からバス」と書いてあります。 「(阪急)河原町駅から京都国立近代美術館まで歩いて25分」、「JR奈良駅から奈良国立博物館まで歩いて25分」、今回も徒歩25分です。・・・これって、「歩こう」と思う‘限界’の距離ですよね。。。 地図を見ずに三十三間堂まで行こうと歩き始めましたが、きょうもすさまじい暑さ!天気予報では37度!体温以上の気温の中を歩くことになるわけです。まあ、午前中はそこまで行かなかったと思いますが、‘ただごとではない’暑さでした。 「そろそろ着くはず・・・」と思ったときに、思っていたのと反対側に巨大な寺らしき敷地が見えました・・・。「・・・んん?」・・・通りを1本間違えていました。(^-^;)「通り1本」と言っても、200m近くあります。「京都で通りを間違えるやつも少ないだろうな・・・」と‘冷や汗’を掻きながら、通り違いにある入口のほうまで歩きました。 無事、たどり着いて、入口から写真を1枚。 正面に見えているのは社務所のような建物で、本堂は右奥にわずかに見えている建物です。 拝観料600円(・・・ちょっと高い!)を払って、中に入ります。 入ってすぐに本堂が建っています。 本堂の周りは1周できるように道が作ってあるので、炎天下の中、ぐるっと回ってみました。 本堂の東側を中央を少し過ぎたあたりに鐘楼があって、そこから池を挟んで本堂を見たところです。 いよいよ本堂に入ります。 ‘思った’とおり、奈良の興福寺でもそうでしたが、エアコンがないので、ものすごい暑さ・・・。しかも、ろうそくの火が危ないためか、中央を除いて風を通さないように締め切ってあるので、興福寺の国宝館以上の息苦しさでした。 当然のように、解説のパネルを1つ1つ読む気にはなれないで、主なものをさっと読むだけにしました。 金色の千手観音が並んでいるのは有名ですが、最前列には人とほぼ同じ大きさ(160cm程度)の仏像(「東方天像」「毘沙門天像」「阿修羅王像」など)が28体と、右端には雷神像、左端には風神像があるのは、知られていないのではないでしょうか。 左右500体ずつの千手観音の中間に中尊坐像があります。賽銭を入れて、横に置いてある線香を1本取って火をつけて香炉に立てて、手を合わせました。 最後に風神像を見て、本堂を出ました。 この程度の拝観でも40分かかりました。 境内から出て、向かいの「京都国立博物館」に行きます。
2007年08月18日
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ここ数日のすさまじい暑さ・・・。きょうは、前回の水泳からちょうど1週間ぶりとなるので、プールに行くことは決めていました。 室内プールにして、普通に泳ぐか・・・。またまた屋外プールにして、まる1日過ごすか・・・。(^-^;) どちらでもいいように、今朝は早めに起きました。 ・・・暑い。。。(^-^;)天気予報で最高気温を見ます。「35度を超えるでしょう」。。。 「かんかん照り」&「超高温」。下手をしたら、熱中症になりかねません・・・。「無難に室内プールに昼から行くかぁ・・・」 でも、せっかく早く起きたし、あきらめきれず(^-^;)、電車に乗りました。。。 今週からプールの営業時間が短くなっています。そんなこともあって、今までより少し早く行きました。 「お盆も過ぎたし、人は減っているだろう」という予想は外れました・・・。_| ̄|○ 今年、行った中ではいちばん混んでいました。・・・7月下旬から8月上旬のほうがすいてるって、おかしいと思うんですけど。。。 まずは、プールサイドの‘いつも’の場所を陣取って、寝転びます。。。数分で‘死にそう’になりました。(^-^;) ‘暑いっ!’ 今までのようにのんびりと寝転んでいられない暑さです。きょう、‘念のため’持って行ったタオルを頭に載せました。「こんなに違うのか・・・」。頭の上にタオルを置くだけで頭の体感温度がこんなに違うとは思いませんでした。 それでも、止まることなく噴き出す汗。。。少し頭が痛くなってきました。。。というか、下手したら、微熱が出ているかも。。。(^-^;) ‘我慢の限界!’ということで、持って行った菓子パンを食べ、水とジュースをがぶ飲みして、もうちょっとだけ寝転んで(^-^;)、いちばん混んでいる時間帯にプールに入りました。 ---きょうのメニュー紹介(^-^;)--- 「アップ(トータル):600M」「クロール・コンビ:800M」「イージー:50M×4」「クロール・コンビ:800M」「イージー:50M×4」「クロール・コンビ400M」「イージー:50M×4」「ダウン:400M」 ・・・トータル:3600M きょうは「続けて泳ぐ人用」のコースに絶えず人がいたし、極端に遅いおじさんがいたりで、泳ぎにくかったです。でも、プールの水温も35度ぐらいあったんじゃないかと思うほど生暖かく、また、実は、泳いでいる間もずっと頭が‘ずきずき’して、泳ぎの調子もさっぱりでした。体温が上がっているかもしれないときに、体温と変わらない水温のプールで運動をして、体が冷えるわけがありませんよねぇ・・・。(^-^;)それで、トータル距離も少なめの「3600m」で、ギブ・アップ・・・。 それでも、プールという施設内に6時間いました。(^-^;) 今までに泳いだプールの中で、室内、屋外を問わず、間違いなくきょうのプールの水温がいちばん高かったと思います。 家に帰ってからは、クーラーの風が体を直撃して冷やしています。(笑)‘気持ちいい~!’ ・・・あとは「水風呂」にでも入って、早めに寝よう。。。(^-^;)
2007年08月17日
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興福寺に続いて、隣にある「奈良国立博物館」に来ました。 「東京国立博物館」と違って、敷地には誰でも(=無料)入れます。敷地内の芝生には、奈良らしく鹿がたくさんいました。 奈良国立博物館は、「本館」と「新館」があって、「本館」は建物自体が重要文化財に指定されているほど古くて立派な建物です。重要文化財の建物の中って、なかなか入れませんよねぇ・・・。 そして、「本館」と「新館」は地下回廊でつながっています。これって、ルーブル美術館みたい。。。 地下回廊の部分に、カフェテリアとミュージアム・ショップがあります。この部分は無料ゾーンです。 入館料を払うために、まず「新館」の入口へ行きました。 今は、“小企画展”とでも言うような「仏さまの彩り」という展覧会をやっています。これは常設展の一種なので、‘本来’は常設展の入館料(500円)で入れるのですが、私は「友の会パスポート」(3000円)にしました。これは、1年間、常設展は「東京国立博物館」「京都国立博物館」「九州国立博物館」も含めて何度でも無料、特別展は合計6回入れるチケットです。・・・「足立美術館」に続いて、‘パスポート’を作ってしまった~!(^-^;) 金を払って、コインロッカーにかばんを入れて、「‘いつも’のスタイル=メモ帳とペン」になって本館に入ります。・・・ここは、東京国立博物館と違って、写真は一切禁止でした。 夏休み期間は毎年、子どもでもわかるような企画をやっているようで、今回は「仏さまの彩り」ということで、仏像や仏画を中心とした「色」についてのアプローチでした。小中学生は無料ということもあって、美術館、博物館で、こんなに子どもを見たのは初めてでした。 子どもの声がうるさいのを我慢すれば、仏教美術の知識がない人にはむしろ好都合です。というのは、説明の文が‘易しい’のです。西洋美術の解説と違って、仏教美術は見たこともないような漢字がたくさん出てきます。でも、今回はすべての漢字に読み仮名が付いているし、説明の文も「です・ます調」で書いてあって、‘偉そう’な感じがしません。(笑) 会場の入口には「ワークシート」があり、最低限その答えがわかるように見て行けばいいことになると思います。・・・大人でもらっている人は少なかったようですが、私はしっかりもらいました。(^-^;) 会場に入ると、まず、「金色の施しかた」のパネルがあります。いきなり釘付けです。(^-^;) ・鍍金(ときん)・・・金メッキのこと。金と水銀を溶かしてペースト状にして塗り、熱を加えて水銀を蒸発させて、表面を磨く。・金泥・・・膠(にかわ)を溶いた水に金粉を混ぜた絵の具・金箔・・・金を叩いて紙のように薄く延ばしたもの 今までちゃんと調べずに、展覧会で見る作品の‘数をこなす’ことによって、塗色の違いを理解してきたつもりでした。・・・ほぼ‘正解’だったのですが、「『鍍金』と『金メッキ』って、どう違うんだろう?」という疑問が解決しました。(^-^;) ・顔料・・・岩絵の具のこと。土や岩を細かく砕いて作る。・染料・・・植物や昆虫に含まれる色素を抽出したもの これもほぼ大丈夫でしたが、染料の材料になる「昆虫」って??? また、仏像は4種類に分けられるということで、身に付けている物や頭の形、持ち物などによって、「如来(にょらい)」「菩薩(ぼさつ)」「明王」「天」という‘グループ’になります。・・・うちにある「観音様」は「菩薩」だったんだ。。。(^-^;) 『二河白道図』では、上半分が極楽浄土、下半分が現実の世界になっています。少し似たところがあるので、ヒエロニムス・ボスの『快楽の園』みたいだなぁ・・・、と思いました。 ほかにも、顔が4色に塗り分けられた「四天王立像」を見ては、「顔が4色に塗られたばかりのときはさぞかし鮮やかだっただろうなぁ・・・」と思ったり、「“明王”は教えに従わない人々を力でねじ伏せる」という説明があったので、象徴的に“餓鬼”の上に立っているのは“明王”かと思ったのに、実は“天”だったりと、子どもたちが素通りしていく中、子ども用のワークシートを持って、解説と‘にらめっこ’しました。 会場は広くはなかったのですが、このテーマ展示だけで40分かかりました。 「新館」の残り半分と、「本館」は所蔵作品の展示になっています。「新館」の西半分を見ます。 「新たな国民のたから」と「平城宮の木簡」というテーマで、「東京国立博物館」と似たような展示がされていました。 博物館というところが‘目新しい’私にはこういう展示が新鮮で、「新館」を出るときに2時50分。つまり、「新館」だけで1時間半以上かかりました。 地下回廊を通って、「本館」に行きます。ここにカフェテリアとミュージアム・ショップがあります。どちらも広くはなく、このゾーンはチケットなしで入れるので、結構人がいました。 カフェテリアのメニューを覗いてみましたが、高くはなかったので、ここで食事をするのも悪くはないと思います。・・・食べていないので、味はわかりませんが。。。 「本館」に入って、再びチケットを提示して、常設展を見ます。左の部屋に進んで、あとはほぼ右回りに回るのですが、部屋の取り方はヨーロッパの美術館と似ていて、展示物に集中しつつ次々と進むと、一瞬どこにいるのかがわからなくなります。 最初の部屋には彫刻が展示してあり、国宝や重要文化財がガラスのケースなしで展示してありました。絵でもそうですが、やはり‘手に届く’状態ですばらしい美術品が見られるのは、うれしいことです。 あとの小部屋はそれぞれテーマが決めてあって、それに関係するものが展示してあります。このあたりは「東京国立博物館」と同じで、ほどよく解説文が添えられていて、落ち着いて読めば知らないことがいろいろとわかります。 「新館」のはじめに見た「仏像」の種類が理解できたうえで、リーフレットもときどきちらちら見ながら解説を読みつつ進んでいくのは、‘立体的’な学習をしているような感じで、これから少しずつこういうことも覚えていって、今後、もし誰かといっしょにこういう展示を見ることがあれば、質問されて少しは答えられるようになりたいと思いました。 すべてを見終わって時計を見ると、4時50分。。。「本館」だけで1時間40分。。。恐ろしいほどの充実感です。 実は、博物館に入る前は、全部で3時間で十分だろうと‘逆算’して、やってきました。・・・甘かった! 偶然、きょうは「お盆期間」ということで、開館時間が延長されていたので、最後にミュージアム・ショップへのんびりと行くことができました。 広くはないのですが、とにかく私には‘目新しい’!「東京国立博物館」とは規模は比べるまでもないのですが、グッズを見たり、図録や「所蔵品目録」を見たりしました。ただ、残念ながらここの書籍類は結構高いです。「所蔵品目録」は種類は多いのですが、図版はほとんどモノクロで、ぺらっとしたものが2500円以上・・・。さすがにこれをそろえる気はないので、「所蔵名品図録」1冊にし、あとは図録と、香りグッズを買いました。 「新館」に戻り、コインロッカーからかばんを出して、荷物の整理をしたときには5時半になっていました。全部で4時間20分いたことになります。本来なら、とっくに閉館の時間です。 「新館」に入ってから「本館」を見終わるまで、まったく座らずで、くたくたです・・・。でも、「東京国立博物館」と違って、ひととおり見られました!・・・ということは、「東京国立博物館」を昼食時間を含めて5時間で見るというのは‘無謀’だということが改めてわかります。 帰りは、奈良駅へ向かう道は来たときと違う通りを通って、店を覗きながら、25分で行けるところを45分かかって歩きました。 帰りの電車は偶然、乗り換えたところから仕事でよく乗っている電車になりましたが、帰りもがらがら。。。お盆ということなんでしょうね。・・・いつもこれぐらいすいていたら、通勤も楽でいいんだけどなぁ~。(^-^;) あとは、「京都」と「九州(福岡)」か・・・。
2007年08月15日
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8月4日の「東京国立博物館」を訪れたという日記の終わりのほうに、「関西には、京都と奈良という2か所に国立博物館があるので、(中略)、ぜひ訪れたい」と書いたのですが、きょうは‘早速’そのうちの1つ、「奈良国立博物館」に行って来ました。(^-^;) 国立博物館って、本当に今まで‘縁(≒興味)’がなかったなぁ・・・。 せっかくなので、博物館の隣にある「興福寺」も訪れようと思って、まず、そちらへ行きました。 近鉄(「奈良」駅から興福寺&博物館まで近い)で行こうか、JR(「奈良」駅から興福寺&博物館まで遠い)にしようか迷ったのですが、駅から興福寺までは結構にぎやかな通りなので、店をチェックしながらのんびり歩いてみようと思って、JRで行きました。‘お盆’ということで、電車はよくすいていました。 駅からゆっくり歩いて15分で興福寺に着きます。ホームページで境内の案内図と「国宝館」の“100円引きチケット”をプリントして持って行って、境内の案内図を見ながら一通り歩いてみました。 左側(手前)が「東金堂」、右側(奥)が「五重の塔」です。 「五重の塔」は、京都の東寺のものに次いで、日本で2番めに高いものだそうです。 続いて「国宝館」に入りました。 「国宝館」の中は冷房がありません。そのため、特に蒸しかえるような暑さの中をここまで20分(境内は結構広くて、西端からここまで数分かかる)も歩いたあとに入って、汗が一層出てきて、落ち着いて鑑賞できませんでした・・・。(^-^;) 名前のとおり、千手観音菩薩立像や阿修羅像といった国宝をや重要文化財が思った以上にあり、すべてに説明文が添えてあるので、仏像に詳しくない人でもよくわかるようになっていました。・・・ただ、あまりの暑さで、目は字を追っているのですが、肝心の頭がさっぱり働かない状態で(^-^;)、また、あまりにも次から次へと仏像が並んでいるので、一通り見終わって、頭に残っている内容がほとんどありませんでした。。。それでも、広くはない館内に30分いました。 境内を東へ進むと、道路を挟んで「奈良国立博物館」の敷地になります。 この段階で12時15分。ちょうどランチ・タイムです。通りかかったうどん屋で「うどん定食」を食べて、奈良国立博物館へ向かいます。 P.S.これから‘たぶん’「神社」「仏閣」もときどき訪れることになると思うので、日記のカテゴリに「神社・仏閣訪問」というのを増やしました。(^-^;)過去の日記も、変えられるものは、他のジャンルから替えたいと思います。
2007年08月15日
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‘熱しやすい’性格の典型的な症状が出て、この1年足らずの間に、好きな絵画の対象が西洋画から日本画へ大きくシフトしたわけですが、今でも西洋絵画は以前ほどではないものの大好きです。 家の中にも「和」の小物が増えてきました(「小物」ばかりか「版画」も・・・)が、逆にたまに‘洋物’が恋しくなります。 リビング・ルームは洋室なので、飾る小物や絵は、やはり西洋のものが合います。 実は、先月、あるネット・ショップで西洋絵付けの小皿を買っていました。サイトには「ポーセレンの小皿」と書いてありました。届いて、飾ろうと思ったのですが、小さくて、うちにある皿立ては合いません。近所のホームセンターなどでは、大きいものは何種類かあるのですが、直径が12cm以下の皿に合うものはありません。 その後、大丸に行って、画材や食器売り場で店員に聞いてみたのですが、同様に、15cm以上の皿用のものしかありませんでした。 そう言えば、そんなに小さい皿立ては店に置いてあるのも見た記憶がありません。届いた皿を目の前にして、「どうしようか・・・」と困ってしまいました。 それと前後して、今月はじめに東京へ“美術展巡り”に行くことにしていたので、インターネットでいろいろと調べていました。その過程で、東京国立博物館のミュージアム・ショップに小さい皿立てがあるのを見つけました。そして、東京へ行って、最終日の最後に、ミュージアム・ショップに行って、8月7日の日記に書いた、絵付けの小皿を立てるための皿立てが合うだろうと思って、買いました。 買うとき、店員に皿を3枚、皿立てを4個渡したので、「数はこれでよろしいですか?」と確認されました。(^-^;) 帰って来て、2泊3日の旅行からの帰りとは思えないほどの土産(ほとんど自分用(^-^;))を少しずつ整理して、やっときのうきょうで部屋の飾りを一部変えることができました。皿立ての大きさもぴったりです。 リビング・ルームのソファーの横のラックの上に置くことにしました。 隣には「ミロのヴィーナス」のミニ・レプリカがあります。(笑) アップで見るとこんな感じです。 実はこれ、私のブログにときどきメッセージを書いてくれているpepe犬さんの‘手描き’で、『王様のくつ』という作品です。フランスで絵付けの‘修行中’だとかで、1枚買ってみました。ちゃんと「シリアル・ナンバー」も入っているんです。うちのは「A-24」でした。(笑) 画像は解像度が落としてあるのでよくわかりませんが、花びらや葉の1枚1枚は大変細かい作業です。・・・よくこんなに細かく手が動くなぁ。。。 ・・・ただ、残念だったのは、私がこれを買ったネット・ショップの対応がいまいちよくなかったことです。返事は早かったのですが、当を得ない内容の繰り返しで、後味の悪い結果になってしまいました。
2007年08月14日
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今年は7月は涼しくて夏らしくないと思っていたら、8月になってうだるような暑さの日が続いていますね。とはいうものの、立秋が過ぎました。 8月のはじめに東京に行って、主に日本美術の展覧会を見て回りました。また、先日は京都の細見美術館で江戸時代の絵画を見ました。花鳥画では、朝顔やひまわりなど、夏の花が描かれているものが展示されていました。 それらを見ながら、「うちの床の間の絵も替えたいなぁ・・・」と思っていました。 近所では、芙蓉の花が咲いています。芙蓉の掛軸があったのを思い出して、それに掛け替えようと思いながら、きょうになってしまいました。 もう立秋も過ぎているし、むしろ初秋の絵のほうが楽しめるかもしれないと思い、去年は飾らずじまいだった『秋草に鶉(うずら)』という掛軸に替えました。 小木曽祥雲 『秋草に鶉』 これも何本か持っている掛軸と同様、現代画家の肉筆です。高級な岩絵の具は使っていないと思うので、全体的な発色はよくありませんが、地のグリーンの部分は鮮やかで、鶉が実に巧みに描かれていて、お気に入りの作品です。 併せて、ひさしぶりに壁の絵も替えて、上村松園の『つれづれ』のシルクスクリーンにしました。
2007年08月13日
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きょうはお盆の週末ということで、年に3度の「墓参り」のうちの1回でした。両親と弟の家族そろって墓参りです。 ただ、今朝、隣の両親の家に上がると、母が「きょうはお墓参りのあとは、すぐ帰るわ。“姉様(ねえさま)”が亡くなったって、さっき電話があって、お通夜に名古屋まで飛んで行くから」と言いました。 “姉様”というのは、母から見て‘姉’という意味ではなくて、母の母から見て‘姉’に当たる人、つまり、母から見たら‘おば’です。「ねえさま」という言い方から、‘わかる人にはわかる’と思うのですが、愛知県出身です。母の母(私から見て‘祖母’)の親類は愛知の出です。 (私から見て)祖母は関西に嫁いできてからもずっと、いわゆる‘名古屋弁’を話していましたが、母は関西弁で、私は子どものときに、「おばあちゃんのことばはちょっと‘違う’なぁ・・・」と思っていました。今回亡くなった、私から見ると‘大おば’に当たる人のことは、祖母がいつも“姉様”と言っていたので、私たち親子間でもその言い方をまねしていたんです。 この‘大おば’、私は最後に会う機会を逸してしまっていて、ずっと心残りでした。去年の3月に、先になくなった私の祖母(‘大おば’から見て妹=母の母)の7回忌に来ていたのですが、私が風邪を引いて寝込んでしまって、出席できなかったのです。母が「“姉様”が杖をつきながら、名古屋のほうからわざわざ来てたわ」と帰って来てから言ったので、ぜひ、顔を見ておきたかったと思ったのですが、どうしようもありませんでした。 その後、体調を崩して入院したと聞き、さらに、寝たきりになったと聞いて、ますます会えなかったことを後悔しました。 そんな矢先に、亡くなってしまいました。 きょうはまずうちの墓にいつものように‘家族全員’でお参りしたあと、近くのレストランに予約してあったので直行し、食後、父も「この暑さはたまらん・・・」と言うので、母といっしょに帰ってしまいました。 残ったのは、弟の家族4人と私。。。(^-^;)はしゃぐ弟の子どもたち。。。 ・・・今週は水・木と相手しています。。。 母が別れ際、弟に1万円を渡して、「どこか言ってらっしゃい」と言ったので、私も5000円を出して、「好きなようにどうぞ」と言ったら、車で数十分の山のふもとまで行って、少し歩いて登ったところにある小川に行きました。 人も少なく、小高いところにあるので町中よりは涼しく、木陰なので、我慢できる程度の暑さでした。 砂地を掘って、川の水で楽しそうに遊ぶ子どもたち・・・。 最初は見ているだけでしたが、‘童心に返って’、私もいっしょに砂を掘り返して遊びました。(笑) あっという間に3時間近く経ち、早めの夕食ということで、「回転寿司屋」に行き、寿司とうどんを食べました。私より皿数が多い子どもたち・・・。いつも「小柄で細い、その体のどこにそんなに入るのだろう・・・」と思いつつ、満腹に。。。 家まで送ってもらって、帰って来ました。 ・・・合計15000円の差し入れにしては、‘こぢんまり’とまとめたなぁ。。。(笑)
2007年08月11日
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日焼けも完全に収まって、さらに少し日に当たっても大丈夫だということ(?)で、きょうの水泳も6日と同じ屋外プールに行きました。 着いた時刻もほぼ同じ。水に入るまでの過程も同じ。ただ、前回よりは少し人が多くなっていました。「盆休み」だからかなぁ・・・。 ゴーグルやドリンクなどを入れた小袋を置いて寝転がるところも、ある種の「なわばり」みたいなものがあると思うので、今回で4回めになる私も初回を除いて2回めからずっと同じところに陣取っているのですが、前回、私のすぐ近くに陣取っていた20歳代後半ぐらいの男の人がきょうも昼過ぎぐらいから来て、同じところに寝転がっていました。 見るからに‘水泳をやってます!’みたいな感じの体つきで、こまめにプールサイドに寝そべるのとプールに入って泳ぐのを繰り返していました。 この人、前回は私とプール内ではかち合わなくて、私はこの人が泳いでいるのを見ただけなのですが、プールの横から見ているときれいなフォームで、‘すいすい’と泳いでいる感じでした。いろいろな様子から考えて、どこかのスイミング・スクールのインストラクターではないかと思いながら、少し‘意識’しました。(^-^;)きょうは泳ぐのもかち合ったのですが、至近距離で泳いでくる正面から見ると、‘違います’ねぇ・・・。思ったほどフォームもきれいではないし、スピードも私より遅い。。。 こういうことを考えると、屋外プールは家のすぐ近くではないほうがいいと思いました。家のすぐ近くだと、絶対に知り合いに会いますから。。。・・・私はこういうところでは知り合いに会いたくないんです。。。(^-^;) さて、話が部分的に前後しますが、アップの600Mが終わって、前回と同じくまず1500Mを泳ぎました。 すると、それを見ていたらしい年配の男の人が話しかけてきました。 「元気に泳いでますねぇ~。失礼だけど、歳は32~33歳ぐらいですか?」 ・・・軽く固まる私。(^-^;) それを見て、「あ、失礼! 20代ですか」 ・・・‘来たぁ~!’と思いつつ(笑)、固まり続ける私。 このまま放っておいたら、「あ、10代でしたか」とでも言ってくれるのかと期待もしましたが(^-^;)、その人の方がことばに詰まってしまったのがわかったので、‘正直’に歳を言いました。(笑) 「えっ???」・・・今度はおじさんのほうが‘固まって’くれました。(笑) どこのプールででもあることなんですが、プールがすいていて、「続けて泳ぐ人用」のようなコースがあるときは、たいていみんな私と同じコースに入ってきません。きょうはいつも以上で、私もまともに泳ぐとき以外は「続けて泳ぐ人用」のコースから出たんですが、一部の年配の人以外はみんな、コースロープのないところで泳いでいました。(つまり、私とかち合わないように気を使ってくれているっぽい・・・)これって、もしかして、みんな私が若くて、水泳関係者とでも思って、遠慮(?)してくれてるんだろうか?とも思いました。・・・ま、確かにきょうは私より速い人は1人もいなかったんですが。(^-^;) 上に書いた‘インストラクターっぽい’人まで、私には気を使って、コースの端では必要以上に隅に寄ってくれていました。・・・決して私が‘偉そう’にしているわけではないんですよ。。。(^-^;) 1500Mに続いては、少し流して泳いで、続いて800M。そのあと、再びイージーを少し。これで、トータル3700M泳ぎ終わりました。 「(ダウンの400Mの前に、)あとは何しようかなぁ・・・」(‘帰れよ!’←自分でツッコミ(^-^;))と考えていたら、「続けて泳ぐ人用」に男の人ばかり数人が続けて入って来ました。コースを譲ろうかとも思ったんですが、見ていると、どの人も似たようなスピードで、しかも、私より少し遅い程度だと感じました。 ・・・かなり前から、腹が‘ぐうぐう’言っています。でも、エネルギー源は、常日頃、腹周りに蓄えてあるので(^-^;)、好きなことをしているのなら、少々の空腹でも堪えません!(笑) 「あとをついて行こう!」と思って、泳ぎ始めました。‘いいペースだぁ~!’(笑)心地よい疲労で、泳ぎながら‘昇天’してしまいそうでした。(^-^;) ←実際に、一瞬‘うとっ’としたことがある・・・ 気が付くと、トータルで4600Mになっていました。 ここでコースを出て、がらがらになっている「一般用」のほうに移って、「せっかくすいているんだから、平泳ぎでもしておくか」と思って、平泳ぎ50Mを2本、泳いでおきました。平泳ぎ自体がものすごくひさしぶりだし、50Mプールで平泳ぎなんか、たぶん泳いだことがないと思います。 イージーを入れて、これで4800M。 潜行も息が限界の30Mほどまでやって、イージーで戻って、これで4900M。 ダウンは非常に少なめの200M。ということで、すべてが終わったら、トータル5100Mになりました。 5000M以上泳いだのもひさしぶりだし、屋外でこれだけ泳いだことはありません。 ・・・きょうも前回と同じく、プールに7時間半いました。。。(^-^;) ○樹君がい(て、しゃべったりし)なくても、結局、時間をつぶしてしまう私。。。 来週から営業時間が短縮されるので_| ̄|○ 、もし、来週も来たとしても、これだけ泳いだり、遅くまでいたりはできません。ま、そのほうが‘健全’でいいでしょう。。。(^-^;) 恐ろしいほどのエネルギーを消耗して、プールをあとにしました。 長時間の水泳、特に屋外のプールから帰るときは、ジーンズ(あるいは、短パン)のウエストがベルトの穴1つ分ぐらいゆるくなっているのがうれしいです。(笑) ・・・夕食後には元に戻るんですが。。。(^-^;)
2007年08月10日
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細見美術館の次は、すぐ近くの京都国立近代美術館へ「没後10年・麻田浩展」を見に行きました。 京都国立近代美術館は、去年(2006年)の10月に「-プライスコレクション-若冲と江戸絵画展」、今年の1月に「揺らぐ近代」という展覧会を見に訪れているので、兵庫県立美術館と同じく、‘1年間に3度訪れた’美術館になりました。 実は、私は「麻田浩」という画家は名前も聞いたことがありませんでした。インターネットのある美術サイトでこの展覧会の案内を見て知り、美術館のホームページにアクセスして作品を何点か見て、「・・・んん?」という感じになり、「‘無料’なら見てみたいなぁ・・・」(^-^;)と思って、ときどき応募している「チケットが当たるサイト」にあったので応募したら、見事に当たった!ということで、やって来たのです。(^-^;) 道路を挟んで向かいには京都市立美術館があり、そこでは「フィラデルフィア美術館展」をやっています。美術館前に着いたバスから降りてくる客たちのうち、半分は平安神宮のほうへ、残りの半分は市立美術館のほうへ行ってしまって、誰もこちらのほうに来る気配がありません。‘予想通り’がらがらだろうな・・・、と思って美術館に入りました。 ‘し~ん!’としています。(笑)この人気(ひとけ)のなさは今年(2007年)3月に兵庫県立美術館で行われた「ビル・ヴィオラ-はつゆめ-展」以来です。 コインロッカーにかばんを入れて、3階に上がります。特別展はここからです。 麻田浩は1931年京都生まれで、1997年に自殺して亡くなっています。父と兄は日本画家だそうですが、私は2人とも知りません。 1960年ごろの作品はようやく作品の方向性が定まってきたような感じですが、マチエールに紙粘土を用い、それをおそらくへらで削ったと思われる作品は、タピエスと似たような感じです。また、大きい作品を近くで見ていると何が描いてあるのかわからないものが、後ろに下がって全体を視界に入れると、部分的に具体的な「物」があることがわかるのもタピエスと共通です。 1966年の作品からは、今度はマックス・エルンストの『沈黙の目』に見られるようなデカルコマニーの技法を用いたものが出てきます。作品全体としても、エルンストに似た仕上がりになり、後ろに下がらなくても、部分的に何が描いてあるかがわかるようになります。 1970年あたりの作品からは、エルンストの要素に加えて、スペインの現存画家のナランホの作品のような感じが加わります。色使いも若干変わり、だんだん‘現実’を描いているのか、‘非現実(あるいは、仮想)’を描いているのかがわからなくなってきます。描かれているもの1つ1つは現実のものでも、うずら卵の殻が宙に浮いていたり、奇形とは異なるものの‘普通’の人間ではない人物像が描かれたりしています。ナランホでなければ、ホセ・エルナンデスと言えばいいかもしれません。 このあたり、“レアリズム”ととらえればナランホやエルナンデス、“幻想”ととらえればフランスのディマシオ、あるいはマルゴトンのようにも感じられます。 うずら卵のほかに、蝶と鳥の羽という3つのモチーフが頻繁に出てきて、麻田浩の絵の‘象徴’と言ってもいいのかもしれません。ただ、その中で蝶は、はじめは‘完全な形’で描かれていたものが、だんだん羽の一部だけという、現実にはありえないものが飛んでいるようになり、一層、仮想感を強くしています。 1980年代になると、部分的にはわずかに“ハイパーレアリズム”的な感じになります。つまり、ますますナランホやエルナンデスの絵と近くなってきます。ただ、現代スペインのハイパーレアリズムの作品は、至近距離から見ても、「これって、本当に描いてあるの?」と思うほど精密に描いてあるものの、麻田浩の作品は至近距離からでは筆致が完璧にわかります。このあたりは、ダリの‘レアリスム’的な絵と共通すると思います。 この展覧会、会場全体で数枚の解説パネルが貼ってあるだけで、絵の説明はまったくありません。不親切だと思う半面、余計な知識を持たずに(≒先入観を持たずに)絵と対面することになります。私としては、常に「何が描いてあるのか」「どう解釈するのか」といったことが気になり、それを知ってしまうと、その解説に沿ってでしか絵を見ることができなくなってしまうので、今回の展覧会は、画家の名前も初耳ならば、絵の1つも見たことがなく、説明もほとんどなしで見たということで、‘「絵」と対面できた’ような感覚でした。 4階のコレクション展示室に、麻田浩の父・麻田辨自(べんじ)と兄・鷹司の作品が数点ずつ展示してありましたが、鷹司の作品はとうてい日本画とは言えないような厚塗りの岩絵の具で描いた抽象的な要素も加わった絵で、辨自の作品も遠目で見ると日本画らしいものの、結構厚塗りしてあって、私は好きにはなれませんでした。「文化勲章」を取ったから偉いというわけではありませんが、親子3人で誰も「文化勲章」を取っていないという点から考えると、3人とも少なくとも存命していたときの日本社会に好まれた作風ではないと言ってもいいのではないでしょうか。 1960年以降の麻田浩の作品は、私は嫌いではありませんでした。その‘証拠’に図録は購入しました。 初期の作品は別にして、抽象的な作風の時代を経て、そのあとの時代の作品には退廃したムードが漂い、言い知れぬ、そして、救いようのない世界を醸し出しています。 日本人でこういう絵を描く人がいたんですね・・・。 麻田浩のフロアーだけで1時間40分、そのあとのコレクション展のコーナーは辨自と鷹司のコーナーを中心に30分ほどいました。客の少ない、ひっそりとした展覧会でした。巡回展がないということから考えても、地元の京都でこの入りなら、ほかの地方でやっても、客の入りは想像がつきます。 会場を出て、図録と「所蔵作品目録」のうち日本画のほうを買って、結構な重さになった荷物を持って、近くの土産物屋をのんびりと覗きながら、駅に向かいました。
2007年08月09日
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きょうは京都の「細見美術館」へ「珠玉の日本美術・リクエスト展07」を見に行きました。細見美術館は平安神宮の南西、京都国立近代美術館の北西、二条通に面して建っている私設の美術館です。来年(2008年)、“開館10周年”を迎えるという、比較的新しい美術館です。江戸時代の絵画を中心としたコレクションが‘売り’のようです。 この界隈、JRの駅からは徒歩では無理で、阪急電車だと「河原町駅」から徒歩約23分という、非常に‘微妙’なところです。軽く近所をうろうろしてみたいので、河原町駅から歩いて行きました。 美術館は小ぢんまりとはしているものの独立した1つの建物で、「美術‘館’」と言うことができます。(・・・今回はデジタルカメラを持って行くのを忘れてしまいました。。。_| ̄|○ )その点、東京の山種美術館や、かつてあった大阪出光美術館のように、ビルの1画というような‘せこい’ものではありません。 親がここのサービスを受けられる某メンバー・シップのカードを持っていたのでそれを持って行き、入館料100円引きのほかに、「音声ガイド無料」という、珍しいサービスが受けられました。「音声ガイド」は先週、東京国立近代美術館で初めて借りて、絵を見ながら説明が聞けるのは便利だな、と思いました。ただ、そのために(たいていは)500円を払うのは少しもったいないような気もしますが・・・。・・・でも、ここの「音声ガイド機」、デカい。。。 今回の展覧会はここの所蔵作品のうち、人気の高いものを20点を中心とした展示です。ここ数年の高い人気を反映してか、伊藤若冲の作品がトップ3を占め、それ以外にも3点入っています。 私は去年から3つの展覧会で若冲の作品を目にしてきましたが、同時代の画家としては個人的には酒井抱一のほうが好きです。その抱一の作品は2点入っていました。 メインの展示室が3つというのは、奈良の松伯美術館と同じです。そう考えると、全体の規模もほぼ同じように思いました。 伊藤若冲の作品は水墨画が中心で、未だに(?)彩色画が好きな私にはいまいち迫力が感じられないのですが、鳥の羽や尾などを一筆で描き、「二度書き」ができない(許されない)という点が書道と共通するなぁ・・・、と思いながら筆遣いに目をやると、おもしろい見方ができました。そんな中で『雪中雄鶏図』は鮮やかな彩色画で、鶏のとさかの赤が見事でした。 『糸瓜(へちま)群虫図』は、へちまにとんぼやちょう、バッタ、かたつむりなどが群れている図で、‘あいかわらず’植物の一部が枯れていたり、虫に食われたりと、‘美’とは言えない要素が描かれているのが若冲らしいと思いました。 『鼠婚礼図』の掛軸は、風袋が「地」の部分に貼り付けてあって、既にこの時代には‘燕よけ’という目的が完全に形骸化しているのがわかります。 今月4日に訪れた東京国立博物館で見た「禅の文化」展に展示してあった掛軸にもあった“賛”が、この展覧会の絵にもいくつか見られました。 酒井抱一の『桜に小禽図』は文字通り桜に瑠璃鳥が止まっている絵ですが、岩絵の具は特に青と緑の発色が鮮やかで、日本画らしさを引き出しているように感じました。 神坂雪佳の『金魚玉図』は、金魚用のガラスの丸い鉢に入れられた金魚がガラス越しにこちらを見ている姿を真正面からユーモラスに描いたもので、金魚を真正面から描くという発想がおもしろいと思いました。(・・・すごい‘形相’でした。(笑))金魚と言えば「夏」ですが、表装の柄が「よしず」になっていて、より一層の夏らしさを醸し出していました。 あとは、コレクションのうちからいくつかを‘常設展示’しているような感じです。「音声ガイド」のあるものはそれを聞きながら見て行きました。 決して広くもないし、展示作品数も多くないのに、見終わるのに1時間40分もかかりました。 グッズ売り場に行ってみましたが、「所蔵品目録」がなく、規模の小さい私設の美術館の‘悪いところ’は残念ながらここも同じようです。(・・・どうして「所蔵品目録」を作らないんでしょう?) 美術館を出たときには1時半を過ぎていたので、近くのそば屋に行ってうどんを食べました。ちょっとお気に入りのそば屋(・・・「そば屋」で「うどん」を食べるのは邪道ですかね?(^-^;))があるので、そこへ・・・。 遅めの昼食が終わって、‘ついで’に京都国立近代美術館に行って、「麻田浩展」を見ます。
2007年08月09日
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きのう、昼過ぎに買い物に行って、帰ってきたときに、隣の両親の家からにぎやかな子どもの声が聞こえました。もちろん聞き覚えのある声です。。。(^-^;)窓から覗いたら、当然、弟の子どもたちでした。 「・・・えっ、突然来たのか。。。」_| ̄|○ 平日の午後に弟の嫁さんが子どもたちを連れて突然両親の家に来るパターンは、‘決まって’います。。。_| ̄|○ ・・・‘お泊り’です。。。 え~っ、いろいろとしたいこととしなければならないことがあったのに。。。 買い物の荷物を置いて、両親の家に上がると、ちゃんと弟を除く3人が来ていました。 弟の嫁さんがケーキを買って来ていたので、それを食べながらいろいろと話をしました。ちゃんと翌朝のパンも買ってありました。・・・間違いなく‘泊まる’ことがわかりました。 下の子が「明日はプールで遊ぶ~!」と言って、抱きついてきたので、軽く‘固まりました’。。。(^-^;) プールに行って相手できるのは、私しかいません。。。 朝早く起こされて、数時間プールで相手をさせられるのか。。。 夜は弟も仕事帰りに寄って、みんなで食事をして、その後、弟夫婦は「じゃあ、よろしく」と言って、帰って行きました。(涙) それで、きょうは午前中は家で母とゲームをしたり、トランプをしたりして過ごし、午後からうちの近所の室内プールに連れて行って、いっしょに‘楽しく’遊びました。(笑) 夕方、弟の嫁さんがプールに直接迎えに来て、そのままいっしょに駅まで行って、別れて帰ってきました。 ・・・くたくた、へろへろ。。。(^-^;) これでもまだ早く帰ったほうです。5時から(?)兄弟そろって「そろばん教室」があるからということで、そうでなければ、もっと遅くまでいたはずです。・・・子どもって、本当に元気。。。 自分1人でプールに行って数千メートル泳いでも、疲れたという実感はほとんどないのに、弟の子どもたちとプールで水かけをしたり、もぐったりして相手をするだけで、どうしてこんなに疲れるんでしょうか。。。
2007年08月08日
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2泊3日の東京旅行では、全体として期待以上の充実感で、企画展で訪れた美術館・博物館では、すべて図録を買いました。これだけでも結構大変な重さだったのですが・・・。 また、最後に訪れた東京国立博物館では、「あとは新幹線に乗って帰るだけ」という‘解放感’から(笑)、‘自分用の土産’も買いました。私は‘自分用’に買う土産は、たいてい「置き物」です。部屋のどこかに飾りたいのです。 今回は、東京国立博物館に所蔵されているものの縮小版のレプリカの絵付け皿を3枚と、蒔絵の香合を2個買いました。 きのうの日記にも書いたように、香合は足立美術館のミュージアム・ショップにあるものと同じ型で絵柄が別という、大きさをそろえて別の物を買いたい者(=私(^-^;))にはうってつけのグッズを見つけました。 また、絵皿は直径11cmほどの小さいもので、迫力に欠ける半面、場所を取らないので、どこにでも飾りやすいと思います。ショップには柄が6つあって、迷ったのですが、3枚をチョイスしました。 皿立てもいっしょに購入。直径12cm以下の皿用の皿立てって、意外にないんです。うちの近所のホームセンターや先日行った大丸で聞いても置いていませんでした。 奥の絵付け皿の左から順に、「色絵桜樹文皿」、「藍地黄彩木蓮文皿」、「色絵藤袴文皿」です。 また、手前の香合は左側が「秋草」、右側が「花鳥」です。 この「秋草」の香合、買うときには気がつかなかったんですが、足立美術館で買った「藤」の香合とも、今回の「花鳥」の香合とも違って、絵柄が側面にまで続いていて、きちんと蓋を閉めれば絵柄が上下で続くようになっています。 これで、安物ながら(^-^;)手元の香合が3つになったので、別に買ってあった「香木(刻み)」を入れて、並べてみました。 左から、最初に買って残り少なくなった「白檀」、まずまず高級品の「沈香」、いちばん安い「蘭花香」です。色も明らかに違いますが、焚いてみると、匂いの違いが一層はっきりわかります。このあたりなら「聞香」しても、大丈夫だと思います。。。(^-^;)
2007年08月07日
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数年ぶりに屋外のプールに、先々週、先週と行って、今年はすっかり“アウトドア派”になってしまいました。(笑)ということで、きょうの水泳も、同じ屋外プールに行きました。・・・電車に乗って、トコトコと。。。(^-^;) きょうもせっかく屋外プールに行くのだから、さらに少し体を焼こうという考えもありました。11時前に着いて、まずは泳がずに寝転びます。。。ときどき水分を補給しながら、泳いでいる人たちを見るともなしに眺めます。・・・これだけでなんかいい気分です。 持って行った菓子パンを食べ、ジュースを飲んで、昼ご飯。。。 体勢を変えながら、さらにもうちょっと寝転んで、2時半にようやく水に入りました。(^-^;) 前回までは何も言われなかったのに、監視員に「腕時計は外してください」と言われ、しぶしぶ外しました。秒針のある時計がないので、これではインターバルの練習ができない・・・。_| ̄|○ しかたなく、長距離系のみのメニューにしようと思いました。 きょうは日光に慣れてきたとはいえ、長時間、直射日光に当たっています。・・・天気予報では、「曇りときどき晴れ」って言っていたんですが。。。 しばらく屋内プールで‘まじめに’泳いでいないし、体も火照っているので、きょうは屋外プールでは初めての「トータル4500M」を目指します! 「アップ:600M」、「1500M×2本」(間に「イージー:200M」)、「ダウン:700M」・・・、これが単純でいいな、と思いながら、アップ開始です。 ところが、きょうに限って、プール自体はすいているのに、「続けて泳ぐ人用のコース」に常に数人います。しかも、水が汚くて、5m先が見えないような状態なので、人とぶつかる可能性もあって危ないです・・・。 そんなことを考えながらも、アップ、続いて、1500Mを泳ぎ終わりました。そのあと、いったんイージーで50Mを4本泳いでいるときに、小学生っぽい男の子がコースで泳いでいるのがわかりました。そして、私がちょっと‘休憩’と思って、端で止まって見ていると、その男の子がコースの向こう側からバタフライで泳いでくるのが見えました。 「小学生でバタフライの50Mが泳げるのかぁ・・・。すごいなぁ・・・」と思って見ていて、こちら側に着いて立ち、ゴーグルを外した顔を見て、「んんん!?」 2005年12月11日の日記に書いた、その男の子に間違いないと思って、声を掛けました。 「○川君?」いぶかしげな顔をされます・・・。「○川○樹君?」「・・・そうですけど」「覚えてないかなぁ、オレのこと・・・」これで知らないと言われたら、めちゃめちゃ恥ずかしいです・・・。(^-^;)「・・・ああぁ、何となく思い出した!」「××スイミングで週に1回、教えてただろ」「あ~、あ~! 思い出した! ええとぉ・・」「Kenji(・・・ここはもちろん名字を言いました)だよ」 2005年12月11日の日記から、少し引用しておきます。 ・・・ダイソーの店内をうろうろしていると、小学高学年ぐらいの男の子が4人でキャーキャー騒いでいました。「うるせーガキだ!」と思って見ると、そのうちの1人の顔に見覚えが・・・。3年前にスイミング・スクールで教えていた小学低学年クラスにいた、○川○樹君じゃないか?でも、○樹は当時小学1年生、今は4年生のはず。当時から同級生の中ではずば抜けて背が高く体格もよく、「こいつ、本当に1年生?」と思うほど、立派な体つきの男の子でした。あのまま成長していたら、4年生とはいえ、こんな感じになっているだろうなぁ・・・と思いながらも、声を掛けることはできず、周りのヤツが「おい!○川!」とか「なあ、○樹~!」とか言わないかぁ・・・と思いながら、しばらく近くから見ていました(^-^;)が、結局、そういう場面は訪れませんでした。まあ、仮に本人だとして、小さい子どもにとって3年前のことで、それも週1回、わずか1時間ずつの‘つきあい’で覚えていてくれる可能性も低いな・・・と思って、店を出ることにしました。・・・でも、もし、○樹君で覚えていてくれたら、ちょっと話をしたかったな。。。 2年近く前に一度偶然見かけて、そのときに「もし、○樹君で覚えていてくれたら、ちょっと話をしたかったな。。。」と思った子が、今、目の前にいます。しかも、その子に最後に会ったのは、4年半前。こっちが覚えているのはいいとして、小学2年生だった子(・・・会ったのは1年生最後の3月末)が今でも‘週1回1時間のつきあい’を覚えていてくれたのです。 ○樹君のことをよく覚えているのは、そのスイミング・スクールで教え始めてから、唯一ずっと私のクラスにいたからです。ほかの子は、どんどん上のクラスに上がっていったり、都合でほかのインストラクターのクラスに移ったりで、教えた期間がわずかで記憶に残っていないのです。それに、○樹君は、顔も男っぽいなかなかの‘イケメン’(・・・小学1年ですけど(笑))で、とにかく筋肉質のいい体をしていたので、よく覚えているのです。さらに、ちょっと見は腕白そうなのに、言うことは何でもよく聞く「すごくいいやつ」で、‘お気に入り’だったんです。 顔はイケメンになったというよりは‘ごんたさ’が増したような顔になっていました。(笑)それと、小学1年生のときは同級生の誰よりも背が高く、体格もよかったのに、「今、6年生?」と思うほど背は低く、体も少しぽっちゃりしかけていて、やや‘見る影もない’体型になっていました。(^-^;)それでも、水泳はやめずにずっと習い続けているとのことで、先週も大会があったし、来週もまた大会があると言っていました。 ・・・ただ、私から見て、「泳ぎのセンス」はないと思っていました。これがまた印象に残っている理由です。体が大きく、体格もいいのに、なぜか担当していた1年足らずの間に、泳ぎの成長はほとんど感じられませんでした。はじめにいっしょにいたやつらがどんどん上のクラスに上がっていくのに、○樹君はなかなか進級させられませんでした。ちょっと見た感じでは「スポーツマン」、もっと言ってしまえば「スイマー」的な体つきなのに、それに、誰よりもまじめに一生懸命練習していたのに、上達しなかったのです。(・・・教え方が悪かったのかなぁ。。。(^-^;) でも、ほかの子は進級していったしなぁ。。。) しばらく話をしたあと、「50M、競争してみないか?」と言ったら、「ええ~っ! でも、いいよ!」と言ってくれました。人のいないコースへ行って、「じゃあ、○樹が先に出ていいよ。それを見て、出るから」と言ったら、「はい!」と元気に返事をして、大きく深呼吸をしてスタートしました。私はそれを見て、スタートしました。 気持ち力を抜き気味にして様子を見ましたが、すぐに追いついてしまいました。あとはほどほどに飛ばして、3mぐらいの差で、私が先に着きました。小学6年生で、今の私に負けるようではたいしたことはありません。(笑) 「まだまだだなぁ。フォームも改善することろ、いっぱいあるぞ」と言ったら、照れ笑いしていました。 話をしていても態度はいいし、言葉遣いも丁寧です。正義感あふれる“ナイス・ガイ”ぶりは以前とまったく変わっていませんでした。なにか、とてもうれしく感じました。 「じゃあ、今度の大会、がんばれよ!」と言うと、「はい!」と言って、お母さんと妹のいるほうへ戻って行きました。(お母さんは水着ではなく、服を着たままプールサイドから見ていました。) その後、またしばらく「続けて泳ぐ人用」のコースで泳ごうと思って、そちらへ行きました。すると、○樹君との会話を聞いていて、また、私が○樹君と‘競争’したのを見ていたおじさんが、「泳ぐの速いね~! 大学生で、水泳のコーチか何かやってるの?」と声を掛けてきました。 ‘大学生・・・(^-^;)’ 「いえ・・・、とっくに学生じゃないんですけど。。。 以前、ちょっと教えていたことがあって・・・」 裸同然の格好を見ても、まだ私は大学生で通用するんでしょうか。。。(^-^;) その後、おじさんたちに混じって泳ぎましたが、私より数歳年下っぽい男の人が私よりわずかに速いスピードで長距離を泳いでいたので、負けじとついて行くことにしました。・・・800M泳ぎましたが、差は広がっていました。‘悔しい~!’ それで疲れてしまったので、あとは適当に、「100Mのダッシュ」を数本や「200M」を泳ぎました。そのとき、またコースの向こう側に○樹君が入ってきて、こちら側に妹がストップウォッチを持ってやって来ました。タイムを計るのでしょう。それで、そのときは私1人になっていたので、端に寄ってあげました。○樹君が手を上げて、勢いよく泳ぎ始めました。見ていて、もともとフォームがよくない上に、バテバテなのがよくわかりました。こちら側に着くと、プールサイドにお母さんもやってきたので、一応挨拶をしておこうと思って、私もプールから出ました。お母さんと、こちらは競泳用の水着1枚という格好で会うのも少し気が引けましたが・・・。(^-^;) 非常に感じのいいお母さんで、こういう人が親で、しつけがしっかりしていると、子どももこんなふうになるんだなという典型のような感じでした。‘当時’、私の最後のレッスンの日に○樹君は欠席だったので、自宅に電話をしたのですが、留守番電話になっていて、「先週、今週と2週続けてお休みでしたが、どうしていますか? 都合で私はきょうでやめますが、これからもがんばってください」とメッセージを残しておいたことを覚えていて、「あのときはわざわざ電話いただいてありがとうございました。あのときは、○樹はインフルエンザにかかったり、中耳炎になったりしたもので・・・」と言われました。お母さんもよく私のことを覚えてくれているようでした。そして、「私たちはきょう初めてこのプールに来たんです。また来るかもしれませんが、よろしくお願いします」と言われました。初めて来て、そして私も3度めで会うとは、‘なかなかの確率’です。 そして、○樹君と妹はプールの中央あたりに戻って行きました。 あとは私は適当に流して終わりにしようと思って、のんびりと泳ぎ始めました。数100メートル泳いだときに、プールサイドに人気(ひとけ)を感じて止まったら、○樹君が「コーチ! ありがとうございました!」と大きな声でわざわざ挨拶してくれました。本当に‘ちゃんとした’家族です。おそらく、お母さんが「挨拶してきなさい」と言ったのでしょう。・・・でも、ほかの人がいる前で、「コーチ」って言われて、かなり恥ずかしかったんですが。。。(^-^;)私のことを「コーチ」なんて呼んでくれる人はもういないので、ちょっと照れくさいながらも、とてもうれしく思いました。・・・心の中で「ゴメンなぁ、こんなコーチでぇ」と思いながら。。。 でも、‘あの’フォームじゃあ、伸びは期待できないなぁ。。。自分でも「同級生の中では遅いほうです」って言ってたし。。。‘当時’、なかなか上達しなかったのは、私のせいではなかったと今さらながら思えたのはよかったのですが(^-^;)、改めて水泳の「向き・不向き」について少しばかり考えてしまいました。・・・まあ、バタフライの50Mが泳げるようになっているんだから、いいかぁ。。。 あとは、潜行をしたり、付し浮きをしたりして、合計4500Mになるまで泳ぎました。 気が付くと、6時を過ぎていました。。。(^-^;)・・・プールに7時間半ほどいたことになります。。。 体は水泳部員?と思うほど黒くなり(^-^;)、若く見られたし(笑)、思いがけない再会もあって、非常~~に気持ちよくプールを跡にしました。
2007年08月06日
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今年は去年に比べると少し早くギボウシの花の枝が伸びてきました。これで平年並みだと思います。(去年が遅かったのだと思うのですが・・・。) 7月下旬から8月中旬あたりは不思議なほど花がない時期で、うちの庭を見渡しても、ひまわりの‘なれの果て’と、真夏にいったん弱るサルビアとニチニチソウのほか、元気なのはクロサンドラぐらいです。しかも、今年はサルビアはまったく弱ってしまって、何本かほぼ枯れてしまいました・・・。_| ̄|○ ひまわりは、少し見苦しいのですが、このままにしておいて、種が熟し始める頃にやってくる「カワラヒワ」が楽しみです。スズメより若干大きめの、羽の一部が黄色で、オスはくちばしがピンクの鳥です。大勢でやってきて仲良くひまわりの種をついばむ様子が見ていてとてもほほえましいのです。 さて、これから花が期待できるのは、ギボウシとサルスベリぐらいです。 おととい東京都庭園美術館の庭園を散策したときも、本当に花がありませんでした。ああいうところはもう少し計画的に1年を通して必ず何かしら花が見られるようにしてあるものだと思ったのですが・・・。 うちの庭に限って言えば、真夏より真冬のほうが、山茶花の木が多く植えてあるので、むしろ花が絶えることがありません。真夏に咲く花で適当なものはないかなぁ・・・。
2007年08月05日
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東京滞在3日め、きょうが最後の日です。 きょうは上野公園の中の「東京国立博物館」にまる1日、時間の許す限りいるつもりです。ホテルは上野駅のすぐ近くのところを2連泊しているので、移動は楽です。 きょうは、きのうの夕食をいっしょにした友人と上野駅で待ち合わせをして、博物館にもいっしょに行くことになっています。 私は待ち合わせの場所に、約束の時刻ぴったりに行きました。・・・‘常習犯’は20分遅れて来ました。 まず、駅のコインロッカーに不要な荷物を入れます。美術館の無料のロッカーに慣れてしまうと、小さいのに300円もするのに驚いてしまいました。 あとは空に近いかばんを持って行くだけです。友人に先導されて、とことこと博物館の前までやって来ました。 大邸宅の敷地のような感じの門(?)で、門から入るときに、チケットを持っているかどうか、チェックされます。今回、私はいちばん奥の「平成館」という建物で行われている「京都五山・禅の文化展」という企画展を見にここに来ました。 非常に立派な建物で、展示物をひととおり見る時間を‘2時間’と見込みました。 まず、コインロッカーにかばんを入れて、メモ帳とペンのみの格好で回ります。 私は、仏教文化、禅などについてはほとんど何も知らず、作品横の解説を逐一読みながら進むのですが、その解説も知らない漢字のことばが多く、読むのに非常に字時間がかかります。それでも、会場は広い上にゆったりとしたスペースを取って展示がしてあるので、見やすかったと思います。 「京都五山」とは、天龍寺、相国(しょうこく)寺、建仁寺、東福寺、万寿寺の5つのことで、これに南禅寺を加えてまとめて呼ぶ呼称です。恥ずかしながら、私はこれらのどこも、まともには訪れていません。ただ、相国寺は、今年の5月に「若冲展」を見に、その敷地内にある「承天閣美術館」には訪れています。寺の建物は見えていました。(・・・お参りしておくべきだったなぁ。。。(^-^;)) 展示物はこれでもかというほど「重要文化財」指定のものが多く、「国宝」ですら何点かありました。・・・ガラス越しとはいえ、国宝をこんなにまとめて見たのは初めてで、それだけで興奮しました。 今回いっしょに行った友人は、特に美術関係に興味があるやつではないのですが、いわゆる「知りたがり」で、他人の興味の対象にいろいろと首を突っ込んできます。関西でも何度かいっしょに展覧会を見たことがあるのですが、私のように‘頭でっかち’で鑑賞するのとは違い、自分で疑問に思ったことをストレートに口にします。それが私にとっては‘型にはまった’のではない解釈のヒントになったりするので、この友人と美術鑑賞するのは楽しみです。 今回も、次から次へと、自分の感想や質問を言ってくるのですが、私はまったく答えられませんでした・・・。・・・有名な西洋絵画の前では‘偉そう’に答えて、胸を張っていたんですが。。。(^-^;) 一度は2人のやり取りを聞いて、偶然近くにいた女の人が「○○ですよ」と答えを言ってくれて、2人で「なるほど~」と感心して、再び展示物を見ると、その構成がよくわかったということもありました。やはり、何事も最低限の基本ぐらいは知った上で見ないと、感動・感激も弱くなってしまうかもしれないと思いました。 今回、勉強になったのは「賛」というものです。軸装になった絵のいくつかに、漢詩のようなものが書かれています。これは、絵を描いた人自らが書いたものではなく、のちに著名な人が書き加えたものです。これがあることによって、その絵が誰が描いたものであるかの信憑性が増し、絵全体の価値が上がるということでした。展示してある絵の横の解説文にも、「この絵には『賛』がないために、重要文化財指定にはなっていない」という意味合いの説明があったりして、相当重要なもののようです。 掛軸になっている絵のほかに、像も数多く展示してあったのですが、それが「仏像」ではなく、「僧の坐像」であったのが、珍しく感じられました。ここでも横にある解説パネルは大いに参考になりました。 「書」の掛軸のうち、中国人が書いたものが結構あり、それが「国宝」になっているのに驚きました。 会場の後半になると、多数の仏像があり、なにか寺の中にいるようで、ほっとします。 展示物があまりにも多く、また、多岐にわたるので、後半はやや‘うんざり’という感じもしないでもないですが、会場を一通り回るのに、予想を上回る2時間40分かかりました。 1時半です。昼食の時間ですが、敷地の外には出られないし、それより、暑くて広くて、出て行く気にはなれません。それで、荷物はコインロッカーに入れたままにして、昼食は敷地内にあるレストランで食べることにしました。国公立の美術館・博物館の中にあることを考えると、ちょっと高級な感じもするレストランでした。ややこしいものは嫌だし、カレーはおととい食べたし、麺類はきのううどんを食べたし・・・、ということで、2人とも2100円のランチセット(ミニ・コース)にしました。 (「W」は店員、「A」は友人、「B」は私)W:「ご注文はお決まりですか」A:「はい。Aセットを」B:「Bセットを」W:「セットには‘ライス’か‘ごはん’が付いておりますが」 ・・・固まる2人。(^-^;) A:(パンがいいのになぁ・・・。メニューにはパンが選べるって書いてあったのになぁ・・・)B:(‘rice’を皿に盛るか、茶碗に盛るかが選べるのか。珍しいなぁ・・・) A:「あのう、パンはないんですか?」 ・・・一瞬の沈黙の後、固まる店員。(笑) W:「失礼しました。‘ライス’か‘パン’です・・・」A:「じゃあ、パンで」B:(‘皿’のほうがいいかなぁ・・・。‘茶碗’だとメニューに合わないし・・・)「ライスにしてください」W:「かしこまりました」 ・・・食事が運ばれてくるまで、‘この’話で盛り上がったのは言うまでもありません。(笑) 遅めの昼食が終わって、残りの時間は「本館」を見ることにしました。 ここは一般の美術館で言うと、「コレクション展示室」に当たるところです。ただ、それが独立した1つの建物であること、しかも、その建物だけで十分1つの立派な美術・博物館として通用するあたりがさすがです。 主に、2階は時代順に、縄文時代から江戸時代までのさまざまなアイテムが種類に分けて展示されています。1階は近世以降の工芸品、絵画が展示されています。 2階では、中学・高校の日本史の教科書に載っていたような物の実物を見て、軽く興奮しました。 ところで、この建物の中の展示品は、ごく一部を除いて「写真撮影可能」なんです。・・・カメラをロッカーに入れたままで来てしまった。。。灼熱の暑さの中、「平成館」まで取りに戻る気にはなれない・・・。ということで、時間も押していることだし、写真はあきらめました。 1階もほぼ1周して、まもなく出口というときに、「近代美術」の部屋の最初の壁に、見覚えのある観音様の絵が・・・!そして、次の瞬間、それが私がもう一度見たい絵そのものではないこともわかりました。 それは、今年の1月12日に京都国立近代美術館の「揺らぐ近代展」で見て感激した、狩野芳崖の『悲母観音』を東(あずま)翠石が模写し、それを川島甚兵衛が綴織にしたものでした。これは、2004年の11月に大阪市立美術館で行われた「万国博覧会の美術」展で見たことがありました。 模写をさらに綴織にしたものとはいえ、その大きさを目にすると迫力があります。また、2004年に見たときは傷んでいなかったように思ったのですが、今回見て、かなり傷んでいたので悲しい気もしましたが、‘じ~ん’と来るものがありました。。。‘うるうる・・・’。そのとき、友人が話しかけてきたので、今回の東京旅行で‘最後のうるうる’に浸ろう(^-^;)と思っていたのをさえぎられてしまいました。 それでも、やはりこの絵の前では長い間立ち尽くしてしまいました。(「もう一度、肉筆の『悲母観音』が見たい!」) 本館を見終わったときには、新幹線の時間まで1時間半を切っていました。 それで、それ以外の建物に行くことができなくなってしまいました。・・・甘かった、この博物館全体を昼食の時間を含めて6時間足らずで回ろうというのは。。。_| ̄|○ しかたなく、今回の旅行の‘最後の楽しみ’である、この博物館の「ミュージアム・ショップ」に行きます。事前にインターネットで調べた限りでは、グッズがなかなか充実していそうです。この本館の地下にあります。 わくわくしつつ、階段を降りて行きます。。。 ‘うわぁ~、広いっ!’ ここのミュージアム・ショップは、日本国内で最大の広さと商品の豊富さではないでしょうか。その気になれば、ここだけで1時間くらいつぶせそうです。 時間を気にしながら、あれもこれもと見て行きます。 3月に足立美術館のミュージアム・ショップにあったのと同じに違いない「香合」のデザイン違いを2つ見つけて、両方、‘お買い上げ’~!(笑)また、絵付けの小皿(ミニ・レプリカ)もたくさんあって、迷いに迷って、そのうちの3枚を‘お買い上げ’~!また、その皿を立てる「皿立」もいっしょに・・・。あと、書籍を何点か・・・。 金に‘大いに’余裕があれば、軽く数十万円分はほしい物がありましたが、ぐ~っと我慢。。。 図録と併せて、袋2つで結構な嵩と重さになりました。 満足です~!(笑) 実は、私は国内に4つある国立博物館はどこも行ったことがなく、今回のこの東京国立博物館が初めてだったのですが、私の興味の対象が西洋絵画から広がったこともあって、十分に楽しめる‘空間’だと感じました。地元関西には、京都と奈良という2か所に国立博物館がある(あと1つは福岡にある)ので、これからは企画展をこまめにチェックし、ぜひ訪れたいと思います。敷地内の他の建物はまったく足を踏み入れることもなく‘時間切れ’となってしまって、少し心残りもあるのですが、今回の「東京美術・博物館巡り」の旅行は、これで終わりということにしました。海外旅行の帰りかと思うほどの、‘自分用’(^-^;)の土産を持って、帰途に着きます。 早めに上野駅に戻り、山手線で東京駅に行き、帰りの新幹線に乗って、車内で駅弁(・・・これも実にひさしぶり)を買って食べました。 帰りの電車はどれも遅れずに、予定どおりの時間に家に帰れました。 最悪の場合は台風が関東地方を直撃という予報はまったく外れて、晴天続きで観光できました。 信じられないくらい精力的に動き、疲れもしているはずですが、想像以上の満足感で、とても楽しい旅行になりました。・・・また、「おのぼりさん」しよう。。。(^-^;)
2007年08月04日
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きょう最後の(つもりの)訪問地は、今年(2007年)1月に開館したばかりの「国立新美術館」です。 この美術館も、おととい行った「国立近代美術館」と同様に、今回の東京旅行では‘ついでに’という感覚で行くことにした美術館です。今回の旅行を計画した際に、ネットで調べてみると、「日展100年」という企画展をしているとわかったのですが、いまいち興味を感じませんでした。 この美術館は企画展のための巨大スペースとして建設されたもので、展示品は基本的にはすべて借り物になります。美術展の内容がどうこうのというより、建築物として話題になっている建物なので、一応見ておきたいという意味合いがありました。 地下鉄の六本木駅から徒歩数分です。向かいの道路の前まで来ました。 確かに、国が力を入れて建てただけのことはあるなぁ・・・、と思える立派な建物です。似てはいませんが、どこかパリの「ポンピドゥー・センター(国立近代美術館)」と共通するものを感じます。 建物に入っても、スペースには余裕があり、ガラス張りの側面に、エスカレーターが昇っていく様はやはりポンピドゥーを思い起こしました。 コインロッカーに荷物を入れて、いちばん奥のスペースで行われている「日展100年」に向かいます。 展示は、年代の流れに沿って、「文展(文部省美術展覧会)」(1907~1918年)、「帝展(帝国美術院美術展覧会)」(1919~1934年)、「新文展((帝展後の)文部省美術展覧会)」(1936~1944年)、「日展(日本美術展覧会)」(1946年~)という4つのセクションに分かれています。 会場に入ると、いきなり上村松園の『花がたみ』がありました。この絵は、今年の3月に出雲市の「出雲文化伝承館」で行われた「上村家三代-百年の画業-松園・松篁・淳之展」で見ています。また、それ以前にも、2005年に奈良市の「松伯美術館」で行われた「上村松園展」でも見ています。近代日本画の代表と言えば、上村松園は抜群の知名度で、この作品はかなり大きくて気を引くので、よく貸し出しされるのでしょうか。 ところで、この絵なら、私が見ても、作者とタイトルがわかり、少しは絵の内容についても知識がありますが、絵の横には画家の説明も絵の解説もありません。そこから見えるいくつかの作品を見回しても同様で、これでは知らない作品は何もわからないまま見ることになりかねないと思って、入口まで戻って、しかたなく「音声ガイド」を‘初めて’借りることにしました。少しもったいない気分のする500円です。。。実際には、わずかながら解説プレートのある作品もあって、しかも、「音声ガイド」と内容がまったく同じなので、ますます軽く腹が立ちました。(解説ぐらい、ケチるなよ~!) しかし、最初から(最初だからこそ(?))ものすごい‘顔ぶれ’です。松園に続いては、竹内栖鳳、村上華岳、菱田春草、横山大観、土田麦僊、川合玉堂、という‘豪華さ’です。菱田春草の『賢首菩薩(けんじゅぼさつ)』の前で早くも身震いがしました。 1点1点に集中して見て行ったので、次にどんな絵はあるかはほとんど眼中に入らずに進んで行って、ある巨大な絵の前に立ったとき、タイトルのパネルを見る前に、鳥肌が立ちました。(・・・この「鳥肌が立つ」は‘表現’ではなくて、‘実際のこと’です。)「もしかして!」と思ってパネルを見て、一層鳥肌が立ちました。4月に「松伯美術館」へ「熱帯花鳥へのあこがれ展」を見に行ったときに、そこに上村松篁と石崎光瑤の作品が展示してあり、上村松篁の『燦雨』は見られたのですが、上村松篁がこの絵を描くきっかけとなった石崎光瑤の『燦雨』は展示時期が限定されていて、見ることができなかった作品です。正直に言って、展示してあった石崎光瑤の作品は私はそれほど感銘を受けなかったので、見られなかったことをそんなに残念だとは思っていませんでした。4月4日の日記に書いたように、「雨が右上から‘同じ角度’で降り、描かれている花などは同じであるあたり、利用の仕方が和歌の『本歌取り』のような感じ」なのですが、今回は今私が最も好きな上村松篁の明らかな‘負け’でした。上村松篁の『燦雨』の前でも緩まなかった涙腺が瞬間的に緩み、この展覧会の中でいちばん感動し、立ちすくんだ作品になりました。一瞬にして降り始めたスコール・・・、逃げ惑う熱帯地方の鳥たち・・・、背景は金泥で塗られた日本画でありながら、熱帯地方の植物と鳥たちが色鮮やかに岩絵の具で描かれています。何とも言えない迫力です。上村松篁が強く影響を受けたというのがよくわかったような気がしました。 絵画の展示の終わり近くに、伊藤深水の『聞香』がありました。私が今年の春に「香道」というものを知って、最低限の道具をそろえる過程の中で、入門書にこの絵が載っていて、ぜひ実物を見たいと思っていた作品です。この絵も多聞に漏れず、何の解説も掲示されていませんでしたが、「音声ガイド」にあったので、絵を見ながら何度も聞き返しました。 最後に「書」の展示があります。私は「書」には興味がないのですが、せっかくなので最低限を丁寧に見て行きました。 展示をひととおりゆっくり見て回って2時間40分かかりました。絵画の展覧会としては最長の記録になりました。それでいて、まったく疲れを感じなかったし、時間の過ぎるのが速いと思うほど、充実した内容でした。 また、おととい行った「東京国立近代美術館」の所蔵作品で、いくつか見たいものがあったのに、「コレクション展」に展示されていないものが多かったのですが、それがこの展覧会のためにこちらに来ているということがわかりました。 ただ、私が知っている数少ない、文展や日展に入展した洋画の画家である百武兼行や山本芳翠らの作品はありませんでした。 ひととおり展示を見終わって、特に「文展」「帝展」のあたりでは、日本画の画家に知らない名前がほとんどなくなってきている一方で、洋画の画家の名前はほとんど知らないというところに、最近の私の興味ある美術の傾向がはっきり感じ取れました。 それにしても、せっかくすばらしい展覧会で、「一目でわかる! 日本の美術この100年」という“コピー”で謳っておきながら、解説のパネルがほとんどないのは、「一目でわかる」という‘看板’に少しばかり偽りがあるように思いました。 金曜日なので、美術館は夜8時まで開館しています。会場を出たときはちょうど7時でした。出口で図録を売っていたので迷わず買いました。非常に立派な図録でした。 事前に友人に連絡してあって、7時に美術館の出口で待ち合わせをして、いっしょに食事をしようということになっていました。この友人、約束の時間に来ることはまずないのですが、案の定、来たのは7時20分過ぎでした。その間、私はいろいろな美術展のチラシを取って、片っ端から見ていました。小さい美術館のちょっとした展覧会なら、東京というところは行きつくせないほどあるんですねぇ。うらやましく思いました。 そのあと、友人と地下のミュージアム・ショップに行って、閉館のアナウンスが流れるまでいました。 美術館を出たときにはすっかり夜になっていました。やってきたときと同じ場所から、もう1度写真を・・・。(^-^;) ←完全な「おのぼりさん」 さらに、すぐ近くに「六本木ヒルズ」があり、「連れて行ってやる」と言うので、あとをついて行って、その目の前のレストランで食事をしました。のんびりと食事をして、六本木ヒルズのあたりをぶらぶらして、喫茶店でコーヒーを飲んで、ホテルに帰ったときには、11時半になっていました。食事の時間を除いて12時間ほど立ちっぱなしだったのに、まったく疲れは感じずに、心の中は‘感動の嵐’が吹き荒れていました。(笑)
2007年08月03日
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東京藝術大学大学美術館を1時ごろに出て、JRに乗って、目黒にやって来ました。今度は「東京都庭園美術館」に向かいます。 ここは、美術館のほかに、名前のとおり、「庭園」があります。あまりにも美術館ばかり巡って見学していると、食傷気味になるかもしれないし、きょうの行程には少し時間的余裕もあるので、スケジュールに入れておいた所です。といっても、美術館のほうで行われている企画展は興味がないので、庭園の散策のみで訪れました。庭園の散策のみだと200円で入れます。 ホームページの庭園案内図をプリントして持って来ていたので、それを見ながら歩きます。ただ、台風が接近していたため、雨こそ降っていなかったものの、フェーン現象でものすごい風が吹いていて、また、湿度が高く、むっとしていました。 木陰に入ると、結構涼しくてまずまず気持ちよかったのですが、蚊に悩まされました。_| ̄|○ 奥の方に池があるので、そこで幼虫が繁殖しているのでしょうか。。。 大きく分けて、入口のこちら側は西洋庭園、向こう側は日本庭園といった感じです。 まず、西洋側から見てみることにしました。 あじさいが所構わずといった感じで、あちらこちらに植えられています。梅の類いも多かったように思います。あじさいは日本の花のように思いますが、品種によっては「ハイドランジア」と言って、ヨーロッパなどでも品種の改良が進められているので、西洋、東洋、どちらの庭にあってもおかしくなくなってきているのでしょうか。 少し歩いてみて感じたことは、公立の施設なので、手入れが行き届いていないということです。雑草も結構生えていたし、枯れかかったような植物も何本かあります。また、大きくはなっていても、葉ぶりが悪かったり、虫にたかられていたりと、お世辞にも近くで見た感じが心地よいとは言えません。 中央の「芝生広場」はこんな感じでした。 裏(?)の小山に登ってみると、木々が生い茂り、木陰が心地よかったです。 続いて、日本庭園のほうに行きます。いちばん奥に茶室の建物があります。その手前に結構立派な池があります。大きい鯉も泳いでいて、眺めとしては非常にいい感じです。 茶室あたりから池のほうを撮ってみました。 やや中途半端な西洋庭園と比べると、はっきり「日本らしさ」が感じられます。 ただ、小道が半分夏草に覆われかけていて、植物の枝や葉に当たらずに歩くことはできない状態になっています。真昼間で、すぐ近くを高速道路が通っていて、車が行きかう音がうるさく聞こえているのに、ひっそりとしています。現実と非現実が同時に存在しているような空間です。 植物ももみじややつでなどの日本的なものが植えられていて、全体的に落ち着いた感じです。 池を一周すると、西洋庭園に戻ってきます。そのまま道を進んでいくと、出口に通じているのですが、出口付近に立派なしだれ桜が数本ありました。 庭園全体をのんびりと歩いてみて思ったことは、この時期は意外なほど花がないということです。これだけの「庭園」を見ても、見栄えのする花はまったくありませんでした。わずかに、ハーブ系の頼りない花がいくつかと、晩春に咲くはずがタイミングが遅れて咲いて‘成れの果て’のようになっている花しか見られませんでした。 春に来て花を中心に見るか、秋に来て紅葉を中心に見るかのどちらかでなければ、夏に来たら今回のように生い茂った葉を見るだけになってしまうし、おそらく冬に来たら落葉した枯れたような木々しか見られないと思います。わずかにサザンカがあったので、せいぜいその花が見られるぐらいでしょうか。 それでも、のんびり1時間ここで過ごしました。 ミュージアム・ショップは非常にしょぼく、店員の態度も気に入らなかったので、さっと眺めただけで何も買わずに出ました。 続いて、きょう最後の予定の「国立新美術館」へ向かいます。
2007年08月03日
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東京滞在2日めです。 去年の10月に国立京都近代美術館で開かれた「-プライスコレクション-若冲と江戸絵画展」で伊藤若冲という画家を知って、その後、今年の5月に同じく京都の相国寺承天閣美術館で行われた「若冲展」を見て、伊藤若冲に少し興味を覚えたので、東京藝術大学大学美術館で行われている「金刀比羅宮・書院の美-応挙・若冲・岸岱-」展を見るのが、今回の東京訪問の最大の目的です。 東京藝術大学は上野公園の一角にあり、その敷地の中に大学美術館があります。ホテルを上野駅の近くにしておいたので、ホテルからは徒歩です。 上野公園の中にはいろいろな美術館があります。まず、敷地の広さに驚き、そして、いろいろな美術館・博物館があるのにも驚きます。これほどまとまっては、関西にはないと思います。国立西洋美術館は学生のとき1度訪れたことがあるのですが、今回はパス。ゾーンのいちばん‘外れ’にある芸術大学美術館へ一直線に進みます。 上野駅の辺りから私の前を歩いていた数人が芸術大学美術館に入るのが見えました。・・・結構な人がいるのかも。。。 美術館に朝一番に入ったのはたぶんこれが初めてです。混んでいるかもという心配はとりあえず外れてほっとしましたが、それでも、平日の午前だというのに、そこそこ人がいるのに驚きました。 この展覧会は、香川県琴平町の「金刀比羅宮」の表書院と奥書院の襖絵を再現したものです。 入ってすぐに円山応挙の『遊虎図』があります。ふすまは部屋の形に並べてあるのですが、天井がないのです。美術館の天井から照明がそのまま注ぐ形になっているのですが、これがまた皮肉なぐらい高いんです。ふすま4枚×8枚×4枚が「コの字」型に並べてあるのですが、やはり、天井がない、そして、床(=畳)もない「部屋」はあまりに不自然で、せっかくの絵がいまいち生きていません。これは実際の部屋で見たみたいと思いました。それでも、‘巨大な猫’にしか見えない(^-^;)応挙の虎をじっと眺めていると、古い日本家屋の中にいるような雰囲気が少しはしました。・・・全部で4枚しかないうちのふすまもこんな絵にしたらどうだろう、と考えましたが、合いませんね。。。(笑) 金泥がかなり鮮やかさを失っているのですが、それが残念でもあり、また、時代の流れを感じさせ、遠い昔への憂愁を誘うようでもあり、西洋画とは明らかに違う感じを受けました。 奥へ進むと、伊藤若冲の絵がありました。ただ、肉筆は1枚のみ。あとは、なんとインクジェットでプリントした複製です。これはほかの画家の描いた襖絵にも共通で、1部屋の絵がすべて肉筆という部屋は1つもありませんでした。私のような者でも、さすがに実物とインクジェットプリンターで印刷したものは、遠くから見ても、はっきり違いがわかってしまいます。印刷のほうはどうしても輪郭が甘くなるし、一方で、金色の部分は時間の経った金泥より明るい半面、正確な金色ではありません。まあ、部屋が再現されないよりいいとは思うのですが、ざっと全体の半分が印刷が使用されているのはかなりがっかりしました。 おそらく、この展覧会は若冲目当てに来ている人が多いと思うので、若冲の絵の前は人が絶えません。あいかわらず、ぱっと見た目はきれいな色合いの日本画という感じですが、部分部分に目をやると、京都の展覧会で見た掛け軸の絵よりは‘まし’ですが、葉が枯れていたり、虫に食われていたりと、“美”とは相容れない要素が書き込まれています。 パネルに書いてあったのですが、若冲は結婚しなかったんですね。「85歳まで妻子を持たず、絵を描くこと以外、興味を持たなかった」と書いてありました。 私は岸岱(がんたい)という画家は初めて知りましたが、「群蝶図」などは蝶だけが描かれていて、金色の背景の中を飛ぶ無数の蝶は、どこか現実とはかけ離れた雰囲気が漂っています。 おもしろかったのは、(伝)狩野清信の『象頭山社頭並大祭行列図屏風』でした。まあよくこれだけいろいろな人の様子を細かく描いたなぁ・・・と思うほど、六曲一双の絵に、江戸時代の庶民の様子が描かれていました。ここでもブリューゲルの風俗画が頭をかすめ、「これって、時代の風俗の記録だなぁ・・・」と思って、隅から隅まで眺めました。絵の横の説明には、「この時代はうどん屋が多かった」などと書いてあります。香川と言えば、讃岐うどんですからねぇ、・・・そういえば、少しお腹も減ってきました。。。(^-^;) あとは、フロアーを変えて、絵馬や木船の模型が展示してありました。絵馬は元々飾ってあるところが屋外のようなところになるので、相当傷んでいました。 可もなく不可もなく・・・、といった展覧会でした。私がのんびり見ている間に、会場内の人がどんどん増えてきたのがわかりました。平日でこの人の多さはたいしたものだと思います。土日だったら、どんな人出なんでしょうか・・・。 あと、別の展示室で、修復が終わったばかりの歌川広重の『名所江戸百景』が見られるのですが、私は浮世絵には興味がないので、数点をじっくり見ただけで、ほぼ素通りで会場を出ました。ざっと2時間でした。 ミュージアムショップを見て、図録だけ買って、階段を降りました。 時刻は12時半です。お腹がすきました。(^-^;)うどんが食べたいです。。。 1階まで下りると、なんと大学のカフェテリアがありました!展覧会の客とおそらく芸大の学生たちが混じって並んでいます。「これはいい!」と思って、列に並びました。うどんとサンドイッチにしました。合計590円也。(笑) 東京に来たら、私は必ずうどんを食べることにしています。濃い黒い色のどんよりした汁のうどんは何度見ても慣れません。。。(^-^;)東京に来たときに、関東に慣れるための一種の「ショック療法」だと思って、食べることにしているのです。(笑)きのうは結局食べそびれてしまったので、ようやく食べられたかという思いです。・・・あいかわらず、‘まずい’。。。(^-^;)今回の味は学食のうどんだということもあるのでしょうが、私は外国へ行くと、食事の際に嫌でも自分が日本人であると感じさせられるし、関東に来たら、嫌でも‘関西人’であると感じさせられます。 食べながら、周りをきょろきょろして、「この学生たちの中にもしかしたら将来の日本を代表する画家がいるのかもしれないなぁ、それがわかっていたら、今、作品を買わせてもらいたいな・・・」などと考えました。(^-^;)音楽学科の学生のことは頭になし・・・。(^-^;) ちょうど1時になったので、会場をあとにし、次の目的地、「東京都庭園美術館」に向かいました。
2007年08月03日
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東京に着いて初日の夕方です。「東京国立近代美術館」を閉館のアナウンスを聞きながら出て、ついでだから、近くにある「靖国神社」に行ってみようと思いました。 3月に安来に行ったときも、‘ついで’感覚で(・・・電車で1時間以上もかかるんですが)「出雲大社」に行っているので、私の旅行では美術館と神社の訪問はセットになっています。(^-^;) 地下鉄九段下駅側の鳥居のほうから入ります。 思っていたより木々が生い茂っていて、また、「靖国神社」独特の雰囲気を感じます。歩いて行くと、「大村益次郎銅像」や「慰霊の泉」があります。 いったん道路を隔てて、再び鳥居があり、その奥に一般の人のための「拝殿」があります。 わずかの賽銭を入れて、家族の平和を祈っておきました。 夕方早めまでに来れば、玉ぐし料を納めた上で、さらに奥にある「本殿」にお参りすることもできます。政治家が訪れて、ニュースで話題になるのはここですね。 拝殿の右側には「遊就館」があり、これがちょっとした“靖国博物館”になっているようです。私が行ったときには閉館時刻になっていました。1階だけは開いていたので、ちょっと入ってみました。戦争で使われた小型飛行機やタイで使われた蒸気機関車などが展示してありました。 その奥に、本殿を回って進むような形で薄暗い小道があったので、そこを通って、地下鉄市ヶ谷駅に向かいました。小道は東京の都心とは思えないほど木々が茂っていて、薄気味悪いほどでした。 たいへん暑い日でしたが、夕方になり、さらに木々の下を歩いていると、汗が引きました。
2007年08月02日
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山種美術館をあとにして、今度は「国立近代美術館」に向かいます。時刻は既に2時10分。朝食が早かったうえに菓子パン1個だったので、空腹が限界に来ています・・・。(^-^;) しかし、途中の道には飲食店がぜんぜん見当たりません・・・。これは美術館まで行って、中のカフェを利用するしかないな・・・、と考えました。山種美術館から国立近代美術館までは思ったよりは遠く、早足で15分かかりました。・・・迷わずに着いただけまし。。。(^-^;) カフェをのぞきます。立派な作り(雰囲気)で高そうです・・・。入口に行くと、店の人が「お待ちの方はこちらにお名前をお書きください」と言っています。2時半近いのに順番待ち・・・。_| ̄|○ しかたなく名前を書いて、待ちました。20分ほど待って、ようやく名前を呼ばれました。 かなり疲れてくたくたな一方で、おなかはぺこぺこです。こういうときは、カレーがいちばんです。(笑)・・・ということで、カツカレーを注文しました。 出てきたカレーを見て、一瞬戸惑いました。どんぶりに入っているのです。そこに小さいカツが2枚立ててあります。カレーに具はないようで、カツの横に茹でた野菜が並べて載せてあります。こんなカレーは初めて見ました。そして、スプーンを取って、固まってしまいました。。。テーブルの上にはスプーンやナイフが一通り置いてあるのですが、カツや野菜をどうやって食べるのか、ベストな方法がわかりませんでした。20秒ぐらい固まったあと(笑)、箸で食べることにしました。「スプーン」と「箸」の組み合わせで何かを食べるのは初めてのことです。同時には持てないので、交互に持って、カレーとカツを食べました。時間に余裕がないので、食べ終わってすぐに、あわただしく席を立って、美術館の入口に向かいました。 2時50分です・・・。閉館まで実質2時間です。時間が足りるかな・・・、と思いつつ、「アンリ・ミショー展」と「所蔵作品展・近代日本の美術」の共通チケットを買います。「アンリ・ミショー展」のほうはどうでもよかったんですが・・・。(^-^;) せっかくなので、まず、アンリ・ミショー展のほうからさっと見ることにしました。サブタイトルが「ひとのかたち」となっているのですが、小さい子どもの落書きのような、人に見えるか見えないかの限界のような、頼りない線で描いた絵が並べて飾ってありました。私にはこれらの作品がどうして評価されたのか、まったくわかりませんでした。 続いて、所蔵作品展のほうに行きます。こちらは東京近代美術館の所蔵作品のみで構成された展覧会なので、その意味では頼りないかもしれませんが、私が今いちばん興味のある「近代日本の絵」の展示なので、楽しみでした。 有名な古賀春江の『海』は初めて実物を見ました。その近くにある北脇昇の『独活(うど)』などと併せて、シュールな雰囲気の絵が何点かあり、日本人の絵でもシュールレアリスム的な作品は少し楽しめます。 日本画のコーナーには、私の大好きな上村松園の『母子』、その近くには実物を初めて見る山川秀峰の『序の舞』がありました。どちらも切手の図に採用されたほどの有名な作品です。ただ、いつも残念に思うのは、軸装の作品は当然ながらガラスのあるスペースに飾られることです。絵の部分がむき出しになるのでしかたないのですが、間近で筆致を見ることができません。『母子』は部分的には思ったよりも線が甘く感じられるところもあり、逆にだからこそそれが1枚しか存在しない肉筆なのだと思いました。 原田直次郎の『騎龍観音』もありました。今年(2007年)6月に「重要文化財」に指定された作品です。この絵は今年の1月に、京都国立近代美術館で行われた『揺らぐ近代』という展覧会で一度見ています。そのときに初めて知った絵で、そのときは具体的には感銘を受けなかったものの、一応印象にはしっかりと残っていました。 1月に見た展覧会では、とくにかく狩野芳崖の『悲母観音』がほぼ最初に展示してあり、そのすばらしさに圧倒されてしまい、そのあとに展示してあった作品の印象がほとんど残っていないのです。そんな中でかろうじて記憶にしっかりとある絵でした。 近くに寄って見てみます。描いてあるのは観音様ですが、マチエールは油絵の具です。素人の私にして見れば、‘ミスマッチ’な感じがします。少し離れて見てみました。観音様の表情もいまいち優しさが感じられません・・・。 ・・・ところが、絵を前にして、近づいたり離れたりして見ているうちに、私の中で‘何か’がプチっと切れました。ひさしぶりに絵の前で涙がこみ上げてきたのです。そうなると、もう絵を見ながら、目頭は熱くなったままです。近くにいた監視員(?)のいぶかしげな視線を気にしながら、しばらくそこに立ちすくみました。 日本人の油彩に涙腺が緩んだのは初めてです。これで、西洋人の洋画、日本人の日本画、日本人の油彩のすべてに、私は感動を覚えたことになります。。。 狩野芳崖の絵の前から去るときと同じように、離れがたい気持ちで進んで行きました。 河原温の作品もひさしぶりに見ました。河原温は数少ない好きな現代日本人作家の1人です。典型的な作品が2つと、もう1つは‘奇形’ながら人物像で、こういう作風のものがあるのは知りませんでした。 この展覧会は「近代日本の美術」なのですが、なぜか数点ヨーロッパ作家のものもありました。中でも、ダニエル・ビュレンという作家の『フレームの中のフレームの中のフレーム No.43 ミドリ』という作品には‘はまって’しまいました。白と緑だけを用いて11個の絵がガラスのフレームに入れてあるのですが、単にガラスだけのところもあり、その「額」と思われる部分までもが作品なのだと思います。典型的なモンドリアンの作品をさらに単純化して、一方で色は緑を用い、11個のガラスをほぼ正方形に配置した全体が1つの作品というものでした。 ここ数年、いつも思うことは、「もう新しく気に入る西洋人の作品はないだろう」ということです。しかし、数年前にコスースの作品を見て気に入り、そのとき以来の新たな発見とでも言えるような作家&作品との出会いでした。ビュレンのほかの作品をぜひ見てみたいと思いつつ、これまた監視員の前で10分近く絵から離れたり近づいたりしながら、作品と向かい合っていました。 正直なところ、あまり期待していなかったのですが、非常に楽しめる展示内容でした。はじめに訪れた山種美術館の不満を十分に解消できました。 ひさしぶりに絵の前で涙を流し、その間は無心になれました。日常の煩雑なことを一瞬忘れることができます。自分で言うのは気が引けますが、「プールに行ってひたすら泳いで気持ちよく汗を流し、美術館に行ってお気に入りの作品の前で感激の涙を流す・・・」、“脱日常”、“イライラ解消”に、まったく異なる2つの方法ですが、だからこそ相乗効果で心と体にいい影響を与えてくれるのだと思います。 今回はひさしぶりに知らない画家でお気に入りも発見できて、大変満足のいく展覧会でした。時間が少し足りず、急ぎ気味になったのが残念です。
2007年08月02日
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予定どおり、朝7時半ごろ家を出て、新幹線に乗って、東京に向かいました。東京に行くのも、新幹線に乗るのも、ひさしぶりです。 今回は台風が近づいているのが心配でした。 新幹線は途中の駅でちょっとしたトラブルがあり、5分間止まってしまいましたが、その後は順調に進みました。東京に着いて、まず、市ヶ谷の「山種美術館」へ向かうため、中央線に乗り換えます。 中央線のホームに着くと、朝、人身事故があったとかで、ダイヤが大きく乱れていました。到着するのは快速と特快ばかりで、普通電車がぜんぜん来ません。20分間っても1台も来ないし、4台あとの電車の表示を見ても普通電車がないので、駅員に聞くと、昼間は普通電車はないとのこと・・・。知らなかった・・・。_| ̄|○ ・・・ここで早くも30分近くロス! 電車を乗り継いでようやく市ヶ谷に着いたときは1時前になっていました。市ヶ谷に着いて駅を出たら昼ごはんにうどんを食べるつもりにしていたのですが、美術館に向かう道は人通りが多く、駅どの店もビジネスマンでいっぱいです。そのうちすいている店があるだろうと思って歩いていたら、美術館の前まで来てしまいました。美術館近辺には飲食店はありません。元来た道を戻るのも嫌だし、時間的にも‘押して’いるので、意を決して、先に美術館に入ることにしました。 建物を見て、まずがっかり・・・。山種美術館といえば、私の中では日本有数の私立美術館という位置づけがあります。実際に、コレクションの数と特に質は間違いなく日本を代表するコレクションだと思います。さらに、入口を入ってがっかり・・・。なにか言い知れぬ‘しょぼさ’を感じました。 チケット売り場の横にあるグッズ売り場も‘数畳’程度しかありません。そして、そこからもう展示スペースの内部が見えています。逆に、「押しているスケジュールの調整ができるかもしれない」などという変な考えが脳裏をよぎりました。 実は、私は山種美術館でいちばん興味のある作品は、速水御舟の『炎舞』という作品です。これも、私の好きな他の画家の代表作と同じく重要文化財に指定されているため、なかなか関西では見られません。でも、この作品は今やっている1つ前の展覧会で展示されていたため、今は展示されていません。今開かれているのは、「子どものいる情景」という企画展です。 タイトルのとおりで、今回の展覧会は子どもが描かれていれば、洋画・油彩、日本画・彩色に関係なく展示されています。 会場はまず小倉遊亀から始まります。‘一応’日本画で、文化勲章まで取った人ですが、私の好きなタイプの絵ではありません。最近徐々に自分でわかってきていて、今回、東京でいくつか展覧会を見て確信したことですが、私が今見て感動を覚えるのは、「近代の日本画」です。日本画でも、近代以前や現代のものはまだ(?)あまりいいとは感じないようです。 現代の日本画は岩絵の具を使って描いてあっても、厚塗りしてあるものが多く、ちらっと見た感じは油彩のようです。特に、岩絵の具で紙ではなくシルクに描いた作品は、色の周りに軽いにじみが出て、それがいかにも日本画らしい感じを醸し出していると思います。 ここでは、上村松園の『折鶴』、菱田春草の『初夏』あたりが時代的にも、また描き方としても、私の好みだったのですが、そういう感じの作品が少なく、奥村土牛の『枇杷と少女』でさえ、日本画というより洋画の感じで、日本画らしい落ち着きがいまいち感じられませんでした。(伝)長澤蘆雪の『唐子遊び図』はタイトルのとおり中国の子どもたちが遊んでいる様子を描いてあるのですが、どこかブリューゲルの『子どもたちの遊び』と重なる部分があり、こういうテーマは洋の東西を問わず芸術のテーマになるんだな、と思いました。 会場の最後に、速水御舟、鏑木清方、川合玉堂らの小品もありました。川合玉堂の絵は作品によってまったく異なるイメージを覚えます。4月に心斎橋で「川合玉堂展」を見たときとまったく同様に、「現代を知らずに、これらの絵に描かれている時代に生きていたら、そのほうがよほど人間らしい幸せな生活ができるだろうな・・・」と思いました。この感情は玉堂の絵を見たときに特に強く感じる“憂愁”とでもいうような独特の感覚です。 オフィスビルの1階の広めの会議室のような部屋がわずかに3つだけの美術館だとは夢にも思いませんでした。空腹と戦いながら(^-^;)、のんびりと見て約40分。有名な美術館といえば、島根の足立美術館のような独立した立派な建物を想像してしまうのですが、せめてもう少し会場を広く取って、展示作品数も多くしてほしいと思いました。東京の一等地でそういうことは難しいのかもしれませんが、あまりにも‘せこい’感じがしてしまいます。 所蔵作品を収めた書籍は立派なものがあったのですが、値段も高く(5000円弱)、これからまだ荷物を持ってほかの美術館にも行かなければならないので、それほど厚くない『コレクション名品選』のみ買って、次の目的地、「東京国立近代美術館」に向かいました。
2007年08月02日
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7月31日(火)~9月17日(月・祝)の期間に、京都国立近代美術館で開かれる「没後10年・麻田浩展」のチケット(入館券)が1枚あります。8月7日からの「文承根+八木正・1973-83の仕事」にも入場できます。 希望される方に「送料のみ」で差し上げます。希望される方は、この日記にレスをつけてください。なお、すみませんが、「ログインした状態の楽天の会員のみ」とさせてください。 その後、「私書箱」機能を使って、アドレスを教えてください。その後、こちらからそのアドレスにメールを送ります。普通郵便で送りますので、「80円をイーバンクへ振り込む」か、「80円の切手を送付する」か、どちらかお願いします。 1枚だけです。「早い者勝ち」ということで受け付けますので、ご了承ください。
2007年08月01日
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