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カツオ漁は仕掛けを9本曳けるようになってきたため、漁獲量の向上を見込んでクーラーボックスの大型化と氷入れ用クーラーボックスの追加を行った。同時に沖が時化の日はカンパチの稚魚を活かしで獲る赤釣りに出ることを検討し、道具の準備を進めている。仕掛けは7号針と6号針の3本針サビキ両方をを用意する。サビキの全長は120㎝。枝針はシーガーの1号でサビキのオモはシーガーの3号を使う。3m~4m程度ののべ竿に、10号から15号のおもりを使って状況によって使い分ける仕掛けだ。針6号でおもり10号のべ竿3m針7号でおもり10号のべ竿4m針6号でおもり15号のべ竿3m針7号でおもり15号のべ竿4mこの4本の竿を用意して赤釣りに挑むことにした。新子漁の準備としてはサイドに出す竿の長さを5mに伸ばし、サイド2番目を少し外に出せるようにし、取舵面舵両端から短いメジカ竿を2本、中央で長い竿を1本出すことで7本の仕掛けを出せるように最適化を行う方針を検討している。もちろん失敗も多いがこの様に新しい漁に挑戦したり、経験を重ねている漁の漁法を最適化するのは楽しいものだ。この最適化は漁師を続ける限り永遠に続いていくのだろう。
2024年05月18日
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私は自船の係留場所の取舵側にある「民丸」という船主から執拗なイジメを受けている。出会った当初は私から顔をみれば挨拶をしていたのだが、一度も返事をしたこともなく無視するのみだった。その民丸が陸にいれば一言苦言を言ってくるし、沖にいれば衝突寸前になるまで近づいて来て危険極まりないいやがらせをしてくる。こんな人間がいたら若手の漁師就業希望者だったらとっくの昔に逃げ出しているかもしれない。こういった人間を野放しにしておくわけにはいかず、民丸に対して高知県から指導なり行政処分なりを下していただくよう要望を出しておいた。絶滅寸前の高知中央地区曳縄漁魚を何とかしたいと思って移住までしてきた若者に対して、高知県庁は一体何をしてくれるのだろうか。民丸に厳重な処罰が下るよう尽力してほしいものだ。
2024年04月20日
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ここ数回のカツオ曳縄漁は三槍から飛ばしを2本と潜行板を1本、両サイドの三槍で計6本。船のトモサイドから出した竿から飛ばしを2本とトモの中心から潜行板を1本出している。合計9本の仕掛けを扱うことになる。この時気を付けなければならないのが三槍の潜行板とトモ中心の潜行板の距離と、三槍の真ん中の飛ばしとトモサイドから出した竿から出す飛ばしが干渉しないようにすることだという事が分かった。三槍は外から飛ばし、飛ばし、潜行板の順で仕掛けを付けたため、潜行板を船側に寄せていたがこれだとどうしても三槍の潜行板とトモ中央の潜行板が絡んでしまう。これが起きてしまうと三槍側のカブラが確実に切れ落ちて大損失となる。結局三槍の潜行板は元々三槍に飛ばしと潜行板の二本しか出していなかった時の場所に戻した。その効果を次のカツオ漁で検証する。大外の飛ばしとその内側の飛ばしが絶対に絡まないという事はないが絡む確率は低い。これに従い、三槍中央の飛ばしを三槍大外の飛ばしに近づけて船のトモサイドから出している仕掛けに絡まない様にしてみた。この効果も次回のカツオ漁で検証する。何度かこの三槍3本仕掛けを試したとろ、三槍の先から二本目の飛ばしにカツオが良く食ってくることが良く分かった。もちろん三槍から三本の仕掛けを出すと、各仕掛けの上下関係等で取り扱いの難易度が大幅に増すが、失敗と成功を繰り返し、釣果の最大化を図ってみることが大切だ。何よりこのような失敗を繰り返さない細かな調整が一人前のカツオ曳縄漁師になるには欠かせないステップだと思う。また、仕掛け曳く船速が釣果に大きく影響することも分かってきた。これは船によるのだが、私の船の場合は850回転で仕掛けを曳くと釣果が最大になることも分かってきた。さあ面白くなるのはこれからだ。カツオ曳縄を3年やって少しは進歩を見せなければならない時期なのであろう。まだまだ黒潮の流れと水温分布による最適な漁場の選択ができるまでには至っていない。仕掛けだけではなく、今後の改善点は無限にあると思う。
2024年04月14日
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今日はタイラバでシロアマダイ狙い。ゆっくり6:30に出港してタイラバでシロアマダイをねらう。この日は朝から昼過ぎまでシロアマダイがコンスタントに上がり続けて19匹の大漁となった。他にはイトヨリダイ、ユメカサゴ、ガンゾウビラメ、オオモンハタも多数釣れました。今年はシロアマダイが異常に釣れています。来年厳しくならないといいな。
2024年03月11日
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遊漁船瑞波丸の公式LINEアカウントを作りました。お友達追加いただくことで、メッセージベースでのご予約やご予約内容の変更を行えるようになります。漁師ですので沖にいれば電話も入りません。同時にロッククライマーなので山中にいればやはり電話が入りません。更に夜寝るのもめちゃくちゃ早くて18時には寝ちゃうので電話すら鳴りません。このLINE公式アカウントを有効活用いただいてお客様のお好きな時にご連絡いただけるようになります。お友達追加よろしくお願いします‼
2024年03月05日
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今朝は前線の影響で北西風が強く、ゆっくりとした出港となった。シロアマダイのポイントに着くと、お客さんがいきなりのイトヨリダイGET。それを皮切りにシロアマダイが連発。さらに場所移動が功を奏してシロアマダイの本数が伸び続け、結局12本上がった。良い一日となった。
2024年02月24日
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先週まで18℃から19℃で推移していた土佐湾の海水温が、今週は17℃台へ下がった。17.5℃ほどの潮で仕掛けを流したがカツオもヨコも全く食ってこず、この日はボウズを喰らってしまった。お仲間船で1隻だけ油代分を何とか釣っただけで、5隻中4隻は大赤字を喰らうことになった。今週は海水温が低い状況が続いているが、黒潮ウォッチによる来週の予測では少し上がりそうなシミュレーションになっている。ただし、この黒潮ウォッチシミュレーションは精度が低い。この低海水温の原因は黒潮の蛇行だ。これまでは紀伊半島沖の蛇行だけであったが、鹿児島沖にも蛇行が見られるようになってしまった。黒潮は足摺辺りで少し陸に近づくのだが、室戸からは大きく離岸している状態だ。どうやらこの室戸方面から冷たい潮が土佐湾内に入ってきているものと推測される。
2024年02月15日
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今日は遊漁船業者向け説明会の続編を書くことにした。前回投稿した記事だ。結局のところ土佐湾で営業している漁船タイプの船を使っている私の場合、新たに導入することになるのは次の2つと思われる。衛星携帯AIS1は漁業無線ではNGであった。その理由はどんな無線を付けようと地上局の設置が新たに必要となり、それに多額の費用が掛かる為、衛星携帯が最も安価な解決手段という事だ。2はEPIRBでも良いのだが、AISの方が安価で済むとの事だ。あと必要なのは特定操縦免許講習を受講する必要があるようだが、こちらの詳細についてはまだ情報がない。ただし、この講習を受けないと正式に使える「特定」免許がつくれないらしい。衛星携帯とAISの出費にはおよそ40万円必要だ、北方で営業している場合は非常用イカダも必要となるため100万円近い出費となるだろう。今回は3回目となる説明会を聞いたのだが、これらの設備に関する補助金の支給については「検討しまーす」といったふざけた回答しか得られなかった。国交省、水産庁、いいかげんにしろ。そりゃ設けている遊漁船もこの世には多くいるだろう。しかし私は開業1年ちょっとの零細経営だ。常連客なんていない。Kazu1の事故に起因する法改正は理解できるが、国は結局そうゆう零細遊漁船経営の業者を潰そうとしているだけじゃないか?私の船なんか月に1回予約が入るかどうかだ。これに保険料のアップ、特定操縦免許講習受講費の負担、衛星携帯の購入と月額費用の支払い、AISの購入と設置工事。これらにかかる費用をどうふたんすればよいのか教えてほしい。今回確実に感じたのは、人気のない遊漁船は廃業の道を選択せざる負えなくなる可能性が高いということだ。国よ。一つの産業が衰退しようとしている。その原因は国にある。よくよく考えて制度設計を見直してほしい。ここからは続編だが、衛星携帯とAIS導入を義務付けられた遊覧船業と違い、遊漁船業は産業の規模が異なる。遊覧船業と同額のAIS導入補助金を恐らく水産庁は出せないだろう。救命イカダもしかりだ。結局は、保険の変更と遊漁船業務主任者講習の変更と特定免許の変更だけにとどまるのではないかというのが現時点での予測だ。衛星携帯は高額すぎるのでドコモユーザーは海上でもスマホが使えるようになるHAPSのサービス開始を待つ方が得策かと思われる。
2024年02月09日
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いつも高くて18℃台だったのが2月4日は高くて19.4℃と海水温が一気に高くなった。カツオ自体がこの高い水温にまだ慣れていないと考え、18.3~18.4℃のところで曳縄漁を行ったところ、カツオ40キロ、ヨコ10キロと、50キロを超える大漁となった。この水温になるとトローリング漁である曳縄漁では潜行板はいつも通りだが、ヒコーキ仕掛けに潜行板と同じくらい食ってくるようになることを初めて知った。通常初心者が曳縄漁で使用するアウトリガー(三槍)にはヒコーキ仕掛け1本と潜行板仕掛けを1本付けるのだが、この漁法にも慣れてきたのでヒコーキ仕掛けを2本、潜行板仕掛けを1本の3本にアップグレードした。まだこれに伴う仕掛けの変更など気になる点があるため、害の少ない面舵側のみのアップグレードにとどめたが、うまく行ったら取舵側も3本仕掛けにアップグレードするかもしれない。ただしこれはブイで漁をするときには恐らく通用しないだろう。魚が同時に釣れすぎて酷くお祭りしてしまうからだ。明日は風は強く時化ることが予想されるが雨は降らない。早速面舵アウトリガーのアップグレードを楽しんでみることにしよう。
2024年02月05日
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今週は月~水まで続けて初鰹の曳縄漁に出た。7~8本しか釣れない日は4Kg超の超特大が多く、今日は十数本と数が釣れてトータル30Kgを超えた。しかし今日は辛かった。1本目は超特大が幸先良くあがったがその後は6本連続でバラしてしまった。さすがにへこんだ。今日は全部で7本ばらしたのでトータル50Kgあってもおかしくなかった。バラシは針を変えてある程度解消できるが、今日はそれもやりつくして起きた結果なのであまり気にしても仕方がない。深酒でもして忘れるのみだ。今日は3本の潜行板仕掛けの内、1本だけ食いが悪かった。おそらく潜行板とカブラの距離の問題かと思われる。今日はこの仕掛けを直して終了としよう。また来週、天気が許せばがんばるぞ!
2024年01月31日
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知床遊覧船カズ1事故を発端に旅客系船舶に対する規制強化が行われている。水産庁および国交省の説明による限り、私の遊漁船も次のことを求められそうだ:特定免許の特定限免許への更新と新たな講習の受講業務規程改定版の提出非常用イカダの搭載無線の設置(これは漁業無線でOKらしい)EPIRB(イパーブ)と呼ばれるGPS装置の設置主には以上となる。旅客船としてはお仲間となるホエールウォッチング船には既に同様の改善が義務化され、私の師匠の船には新たにEPIRBと無線の設置が行わられその費用の3分の2が補助金でまかなわれたそうだ。遊漁船における装備強化に対する補助金の話しは国の説明会では全くなかったが、この補助金がなければ収益の殆どすべて消えてしまうため、事実上の廃業を強いられることになるだろう。もちろんカズ1のは危機管理には問題があったとは思うが、それが他の全国の遊漁船の経営の負担となるのが納得がいくもの以外は許しがたきものだ。特に非常用イカダだ。わたしの船は主に漁業が主たる業務だ。その漁業用道具やイケスなどが自船には多数装備してある。どこにイカダを置けるのか?何も考えず、規制を厳しくすればよいと考える国の方針に、我々零細事業者がどこまで苦しめられなければならないのだろうか。航行の安全強化には賛成の立場であるが、国がもしこの意見を見ることがあるのなら、もう少し明確な規制緩和と補助制度の充実を検討してほしいものだ。
2024年01月26日
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鹿児島、宮崎、和歌山東とカツオの水揚げ情報が出てきた。こうなると土佐湾内にもカツオが入ってきている。かなり久しぶりにカツオ漁に出てみた。空が少し明るくなってきたところで仕掛けを流す。しばらくアタリが来ず、直線的に移動していたところでシイラとヨコが連続して釣れ始めた。旋回して少し沖へ出してみたところ、カツオが4本連続してヒットしてきた。内3匹は3Kgを超える特大サイズ、1匹は4.2kgと超特大のカツオだった。今年の漁はこれにて終了。来年は真剣に技術と漁獲量の向上を目指したい。遊漁船のご予約もお待ちしております。
2023年12月27日
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この日の海水温は水深60m付近で19℃だった。先ずはこの水深で始めてみたが、アタリが明らかに少ない。「こういう日はちょっと深めで食うかも」と水深70m付近に移動。小さなアマダイがヒット。タイラバからタイラバサビキに変更したところ、尺アジが爆釣モードに入った。途中からアジ狙いとなったため海底から少し巻き上げて止めて待つ釣りとなったが、アジ中心になぜかレンコダイが混ざる状況になった。レンコ鯛の場合はタイラバを止めていても食ってくるようだ。今日はジャンボアジフライを嫁に作ってもらって大満足の一日だった。
2023年12月20日
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今年、カツオ・キハダが釣れていた時期、最も多用し最も釣果を上げたふんどう仕掛けおよびエビングで使用したのはこのワームだった。ダイワ(DAIWA) エビング ワーム DRスティック 3.5インチ ネオンピンク ルアーこのワームを付けて黒潮牧場を半周すればほぼ確実にヒットした位食いが良かった。他に白系、ケイムラ系、赤系などいろいろ試したがこのカラーがブッチギリヒット数だった。次に続くのは大きく落ちるが白系だった。ほぼ漁船(ちょっと遊漁船)のMizuhamaruが選んだカツオ・キハダワームオブザイヤーは間違いなくこのワームでした‼
2023年12月16日
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ちょうどカツオ漁の出港判断をするために参考にしている以下2サイトの情報を見ている時だった。突如お仲間船から連絡があり、土佐湾でカツオが釣れ始めたとの事だった。場所は明かせないが、相当数の船が集まっているとの事だ。私がカツオ漁の出港判断に使っているのは以下のサイトだ:和歌山東漁業協同組合水揚げ状況鹿児島市中央卸売市場魚類市場より資料提供(相場表)本日の水揚げ情報(水産庁/水産物流通調査委託事業)土佐湾にとっては黒潮の南西と北東部に位置する水揚げ情報だ。両サイトは日次のカツオ水揚量を確認できる素晴らしいサイトだ。「特に本日の水揚げ情報」は宮崎や土佐清水のカツオ水揚情報を日次で確認できるため情報源としては最高だ。全国の漁協がこのような取り組みをしてくれたらいいのにと思う。鹿児島にカツオが水揚げされていて和歌山東にカツオが上がっていない状況を鑑みると、可能性としてはここ数日揚がりだしたカツオは黒潮の上流つまり南から回遊してきた初鰹である可能性が高い。例年よりはかなり早い初鰹だが、このところの異常気象と黒潮の蛇行状況では何とも言えない。残念ながらこの時期海は荒れる。予報によるとチャンスは来週月曜だ。久しぶりの曳縄漁師の出番だ。思う存分漁ができるかもしれない。ましてやこの時期高知中央にカツオを水揚げしようものなら高値が付く。やる気がみなぎってきた。来週は曳縄がんばるぞ!
2023年12月13日
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今年は戻り鰹が土佐湾に入ってこない。去年はこの時期土佐湾でカツオが安定的に釣れたのに今年はゼロだ。戻り鰹は黒潮を南下してくるので和歌山県沖のカツオの漁獲量を日々チェックしているのだか、カツオの水揚量は毎日ゼロ続きだ。定置網にウルメは入っているようだが、宇佐沖でウルメの試釣に何度か出たお仲間船の釣果は寂しい限りだ。唯一例年になく釣れているのはアマダイだ。縦縄漁で大型のアマダイが多数上がれば1日で4~5万になる。しかし縦縄漁だ。潮流を読む能力と熟練した操船技術が必要だ。風がなければ私でもなんとかなるが、この時期海上で風がない日なんてない。したがって縦縄漁は選択肢になり辛い。では何をするべきか。私の場合は遊漁船のメニューを増やすことだろう。最有力メニューは釣るのが難しくて楽しいカワハギだ。次に来るのはテンヤタチウオだろう。とにかく船で飯を食える状況を作らなければ、漁師になった意味がない。誰も助けてはくれないので自分でいろいろとあがいてみるしかないのだ。高知中央地区での漁師就業を希望する方々へ。この地区の漁師という職業にはこういう時期が必ずあります。1年の内こういう時期は結構あります。それでも船の事業収入で生活ができる事業の組み立て方はいろいろあるのですが、漁師一筋という考え方だとよほど才能に恵まれていない限り間違いなく短期で行き詰まってしまいます。もしくはそれでも普通に生きていける財力が既にあるかです。僕は貧乏なので嫁さんに頑張ってもらうしかないかな。ちと情けないけど。
2023年12月09日
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今日はアマダイディギング釣法にて2日目の試釣に出かけた。前回は幸先良く1投目で白アマダイをヒットさせ、2匹目に上がったアマダイはそここその型だった。この日はこのところ酷使してきた水深58m付近の漁場を休めることにし、水深70m付近を攻めた。前日にその水深で好調な縦縄漁の釣果を聞いていたからだ。しかしこの日は殆どアマダイディギングにヒットがない。前回の釣行後にこの釣法のビデオを見返して修正点を見出したにもかかわらずだ。この日釣れたのはガンゾウビラメ、イトヨリダイ大、イトヨリダイ小、エソ多数に終わった。結論としてこの釣法は普通の吹き流しでの天秤釣法と大した差はないと言えるだろう。だだの天秤吹き流し釣法でもシンカーで海底の煙幕は作れるからだ。わざわざ高額なディグシンカーを付けるメリットは殆ど感じられなかった。次の赤モノ釣りでは数カ月前に好調だったオキアミ付きサビキ仕掛けを中心にしてみよう。それよりも急ぐべきはカワハギポイントの開拓だ。しかしなんだな。マグロ・カツオ曳縄漁師がこの有様では話にならんな。
2023年12月06日
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今日はドック後初の出港となるアマダイディギング試釣へ行ってきた。使用したのはサニー商事から発売されているディグアーム60号アマダイピンクだ。仕掛けは1.5mの3本針。餌はオキアミを使用した。ディグアーム 60号 アマダイピンク1投目でシャクって海底を掘り、それでできた煙幕をイメージして誘いをかけたところいきなりシロアマダイがヒット。その後はイトヨリダイが続いた。今日は潮の流れが早く、シロアマダイのポイントから大きく外れていた。船を戻して再トライ。今度はシロアマダイの中型がヒット。今日の収支はプラス確定だが、大幅な利益を出すことはできなかった。まあアマダイディギング初挑戦だったからまずまずだろう。帰港後、男鹿沖でのアマダイディギングのビデオを見直したところ、煙幕を作った後に誘いを入れるスピードが速すぎたようだ。次回はこの点を改善して釣果改善を狙っていきたい。
2023年11月29日
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今年は戻り鰹が一切釣れない。去年はかなり釣れていたが今年は気配すらない。さて、どうする瑞波丸。答えはアマダイ漁とカワハギ遊漁船準備しかない。明日はアマダイ漁へ行く。今日は港に北西の強風が吹きつけたため氷さえ積めていないが、日の出が遅いこの時期、6時に氷が積めれば何とか漁にはなるだろう。明日は新しいアマダイディギング釣法に掛けてみることにした。このところの傾向としてタイラバがアマダイ漁に最善であることは分かった上での決断だ。より効率の良いアマダイ漁を確立するには時にはこういう選択肢もあるだろうが、果たして吉と出るか凶とでるか。明日が楽しみだ。
2023年11月28日
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今年の夏はヨコとモンズマがよく釣れた。漁協の指定でそれらの魚は活かしで水揚げするようにということになっていた。私の船にはイケスが4つあるが2つはサイズが小さい。給水ホースは1本しかない。この状況下で最大限活かしで上げられるのは:スカッパーオープン&給水ホース投入側20匹スカッパーオープンのみ6匹と最大でも26匹しか活かしで水揚げできず、それ以上魚を入れればどんどん死んでいく状況が続いた。船によっては100匹以上活かしで水揚げできている船もある。つまり自船にはこのイケスの仕組みを大幅に変更する必要があるのだ。一つ考えたのは:使用するイケスは1つにし、スカッパーを開けずに水を入れ続けて水量を増やす。そのイケスに大型エアストーンを入れて酸素量を確保する。水質の保全には水を溢れ続けさせることにより実現する。この方法に失敗した場合は2つの大イケスの間の壁を切除し、巨大なイケスを作ってみることだ。まだまだ自船の改良は続きそうだ。今回購入したエアストーンとエアポンプはこれだ:いぶきエアストーン セラミックエアストーン 直径30×300 #150 エアーストーン【HLS_DU】 関東当日便船舶用 エアーポンプ 24v 120w 115L/毎分 (本体のみ) 屋外 イケス 酸素 漁船 エアー ポンプ 船 ボート 生け簀 600L以下 活魚 運搬 トラック いけす ブロアー 生き餌 エアー分岐 別売りの いぶき エアストーン #150 50-500 対応 水槽 ぶくぶく 空気 エアポンプ DC24vイケスの壁をぶち破ることにとくに漁船使用上のデメリットはないが、イケスのサイズが倍になるため魚が大きな円を描いてイケスの中を泳ぐことができるメリットがある。
2023年11月21日
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昨日自船をドック場に上架した。先ず見つかった問題としては氷用の大型クーラー直下の開かずのイケスに海水が満タンに入っていたことだ。このおかげでどれだけの燃費損失を出してしまったのか計り知れない。このイケスに付いている4つのスカッパーのオーリング周りを綺麗に掃除し、下架した状態で水漏れしていないかを確認するしかない。さらに見つかった問題は前回のドックから半年しか経過していないのに海藻とフジツボが大量に付着していたのだ。最近船の走りが悪いと強く感じていたがこれではそうなって当たり前だ。原因として考えられるのは使用しているペンキとペンキ色だ。昔から船底塗料にブラックを使うとフジツボが付きやすいと言われていたが、これはどうやら真実のようだ。おびただしい数のフジツボが付着しており、すべて落とすのに3時間以上かかってしまった。さて前回船底塗料として使用したのはプラドールZブラックだ。高価な塗料ではないので、このペンキでフジツボがついても文句は言えない。しかしこのプラドールZですら値段が高騰しているのだ。大量にフジツボが付くのに、わざわざ高いペンキを買う意味が分からない。しかしだ。高価な船底塗料やフジツボ防止剤の口コミを多数調査したが、結局フジツボの付着は避けられないことが良く分かった。それならば、使用する船底塗料をフジツボが付きにくいレッドに変更し、安い船底塗料を使うのが最もコストパフォーマンスが良くなると思われる。この記事は数回にわたるドック作業で経験した結果を考察したもので、私の主観であることは読者にご理解いただきたい。次回は安く買えるこちらの船底塗料のレッドを使用することに決めた。【当日発送】うなぎ一番 赤 レッド 4kg 2缶セット 日本ペイント 船底塗料 うなぎ塗料一番 うなぎ1番私の船は11.5mほどあるため、一度のドックで3缶は使うのでこの2缶セットがお買い得だ。どうせフジツボが付着するなら船底塗料は安いもので構わないというのが結論だ。その代わり色はブラックからレッドへ変更する。
2023年11月16日
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遊漁船の新メニュー「カワハギ」追加を目指して1回目の試釣に出た。メニューに追加するには次の条件を満たすポイントを見つける必要がある:サバフグなど仕掛けを切ってくる外道が少ないこと根掛りが少ないことアンカーを中心に船が回転しても洗岩などの危険な岩礁に座礁しない場所であること2ヵ所以上のポイントを見つけること小さなハエと砂地が混在するポイントであることカワハギが釣れることこの日は4つのポイントで試釣を行った。1ヵ所目はハエと陸の中間地点で水深は少し深め30m程の場所。この場所は餌を落とせば入れ食いの状態だったが針だけが無くなってしまう状況が続いた。犯人は間違いなくサバフグだ。このポイントはない。2ヵ所目は沖合で20m程度に浅くなるポイント。つまり大きなハエの真上だ。このポイントでいきなりカワハギがヒット。ありかな。。。と思うもその後は美味しい外道が連発。良型のアカハタもつれた。しかしハエの真上だけあって根掛りが多い。このポイントもないな。根掛で仕掛けを丸ごと失ったところで移動した。3ヵ所目はそのハエから陸へ向かい水深20m程度の砂地。ここも入れ食いとなったが美味しい外道ばかりでカワハギは釣れなかった。このポイントもなしと。4ヵ所目は昼も過ぎ時間的に釣りには厳しいところだったが、ハエ混じりの砂地の好ポイントを見つけた。アタリはカワハギと思われるものばかり。しばらくやってみたところ狙い通りカワハギが釣れた。次回の試釣は4ヵ所目のポイントを朝の良い時間からせめてみることにしよう。そのポイントでカワハギが7~10匹程度つれたら合格だ。しかし船が大きいので使用しているいかりもかなり重い。この日は4回上げ下げしたのだがかなり疲れた。カワハギメニュー追加に向けた道のりも楽じゃない。
2023年11月15日
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例年この時期は曳縄でヨコ・戻り鰹漁に出れていなければならないが今年は釣れない状況が続いている。こういう時は縦縄漁という漁法で鯛類を狙う量ができるのだが、これが仕掛けも漁法も煩雑な上に魚価の安いレンコ鯛が大量に連れてしまい、習熟しても1日良くて2万円の利益を出すのがやっとだろう。そこで魚価の高い甘鯛のみを狙った釣法を試してみることにした。アマダイディギングと言うらしい。特徴的なのは天秤につけるシンカーに海底を掘るスコップのようなものが付いている点だ。【サニー商事 】ディグアーム 60号 アマダイピンク仕掛けは単純で漁具への投資も少なくて済む。甘鯛だけ数多くつれれば収益はかなり良くなるだろう。しかしこの時期の海は荒れる。今日も快晴なのに北西の風が強く吹くため漁には出られない。苦しい漁師生活からはなかなか抜け出せそうにないが、誰かが助けてくれるはずもないので何らかの工夫を自ら試してみるほかはない。
2023年11月13日
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10月28日、29日と連日のアマダイ釣りへ行ってきた。両日ともに餌釣りでチダイ、キビレ、イトヨリダイ等が入れ食いだった状況は少し落ち着き、ぽつりぽつりと釣れる程度だった。そこで作戦を変更し、アンカーからドテラへと変えて船を流しながらのタイラバにしたところ、白アマダイが次々につれる状況となった。こんなにたくさん白アマダイが釣れるのは、縦縄漁でも見たことがない程だった。特に28日は10本以上の白アマダイが釣れ、生まれて初めて松笠揚げを食べたがその美味さに驚いた。女性も簡単にレンタルロッドで釣り上げてしまう状況。白アマダイは砂地に巣を作って生息しているので、これだけ釣ってしまうと場所をしばらく休めたいところだが、他船も多く集まってしまい近々釣りきってしまうだろう。
2023年10月30日
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高知県内で自分で船を持ち、自営で生計を立てるのは至難の業だ。自分が所属している漁港も年々船は減り続け、いまや新人の自分が最も漁に出ている一人になっている。ただし、近年続く燃料高と延々と続く魚価安に苦しめられ漁業で食っていくのはほぼ不可能だ。ではどうしたらよいのだろうか?私は活性化案の一つとして遊漁業があると思う。せめてエンターテインメントで本業の漁業を支える体制位は、高知県によって整えられていて当たり前の状況だとおもう。最近トリーリング釣りを遊漁船メニューに含めようとしたところ、トローリングは遊漁方法として規制されているということで却下された。つまり高知沖ではトローリング遊漁は不可能ということだ。たしかにトローリング遊漁が規制されている都道府県は多いが、一部の県では解禁に向けて許可制を取り始めている県もある。この変わりゆく時代、なにが漁業を守るのかというテーマで高知県には本気で考えてほしい。私は法律や条例に違反するつもりは一切ない。それがゆえに食えないのだ。高知県漁業管理課よ、この先の未来を考え適切な制度設計を見直す時ではないのか?
2023年10月25日
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今年は異常だ。異常すぎる。例年メジカ新子漁は9月中旬には終わりを迎え、この時期は戻り鰹漁が主体になっていなければならない。それが今年はどうだ。これまで全然釣れなかったメジカが大型化して今週から急に釣れだしたのだ。逆にあまり釣れなくなったヨコ・モンズマの新子漁には見切りをつけて今週はメジカの新子漁一本勝負となった。釣れているメジカの新子はかなり大型のものだ。ほとんど古子に近いサイズまで大型化している。海がおかしい。ヨコと言いモンズマと言いメジカと言いウルメと言い毎年の常識からずれまくっている。この先のカツオ漁が心配だ。去年の様に年末年始にかけてよく釣れることを祈るのみだ。
2023年10月12日
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今日は宇佐沖に鯛釣りへと出掛けた。かなり遅めの出港となったが、ポイントに着いてサビキにオキアミを付けて落としたところすぐに入れ食いとなった。釣れた魚は:チダイキビレヨコ(新子)カサゴたった3時間半位の釣行だったが、クーラーボックス2箱と私の小型クーラーボックスが一杯になるくらい釣れた。いよいよ鯛釣りのシーズンインを感じる一日となった。
2023年10月05日
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今年の新子漁は異常が続いている。状況としては以下の通りだ:例年あまり釣れないモンズマの新子がたくさん釣れ続けている去年からやや不漁となっていたメジカ(マルソウダ)の新子がほとんど釣れないヨコの新子は例年よりよく釣れている9月に入ってからほぼ毎日新子漁に出ているが、ヨコとモンズマだけという日が何日かあった。今年から市場がヨコとモンズマの神経絞めを始めたため、我々漁師は活かしで水揚げしなければならない。これが手間暇かかるのだが活かしは魚価が高くなるので仕方がない。他の変化といえば例年釣れることがないウルメが暗い時間帯にポツポツ釣れるようになった。宇佐名物のウルメ多鈎釣漁がひょっとしたら復活するかもしれない。新子漁が終わったらウルメを探しに行ってみるかな。
2023年09月24日
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今年はメジカの新子漁にかなり気合を入れていた。なぜなら出だしの8月はローソクがよく釣れていたからだ。このままいい型のメジカがこの時期は大量に釣れると思っていた。これが全くの的外れに終わった。釣れるのはヨコとモンズマの新子だけだ。それでも収支面では何とかなっているが、メジカを欲しがっていたお客さんには申し訳がない。さて、メジカがだめならカツオへ行くか。とは今年はならない。なぜなら現時点で燃料高から下がりきっていないからだ。カツオ漁は漁場も遠いし、曳縄仕掛けを引く平均船速も速くなる。つまり大量の燃料を消費するのだ。燃料が下がりきるまでは近場のヨコの新子で遊ぶとしよう。
2023年09月12日
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私は11号などの大型の潜行板や飛ばし仕掛け、ポンコ仕掛けの結束部にはFUJI KIZAIさんのアルミスリーブを使っている、使用するのは概ねアルミスリーブのDかBだ。昨日はこのアルミスリーブを潰すためのカシメ機を購入してきた。カシメ機もFUJI KIZAIさんの製品だ。最近のカシメ機はカシメ部のチップをアルミスリーブに合わせて取り換えるタイプしかないようだ。カシメ機も高いがこのチップもまた高い。とはいえ必要な物なので購入した。カシメ機とチップ代を漁で稼ぐにはいったい何日かかるだろう?
2023年08月23日
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2日前のメジカの新子漁は好調そのものだった。早朝からヨコ、メジカ、モンズマの新子が釣れ続け8時にはかなりの数が釣れていた。市場が開く9時に水揚げし、ヨコは活かしで水揚げした。翌日も同じような感じになるだろうと考えていた。少し前にも経験したことはあるが、朝から全く食ってこない。早々に場所を変え8時時点で釣れた数は2日前の半分程度だった。その後も少し粘ったが釣れない日はいくらやっても釣れない。コマセ代+燃料代+氷代を考えれば赤字だ。では釣れる日と釣れない日の差は何か。それは潮目が出るか出ないかだ。さて漁前日に翌日潮目が出るか出ないかを予測できるか?それができるのなら是非教えてほしい。何か参考になるデータはないだろうか?自然相手の仕事は本当に難しい。
2023年08月23日
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よくある感じで自船の接岸場所には左右に先輩漁師の船がある。8月2日に急遽予約が入った鯛釣りの出船時に、自船の手すりに自船のアンカーロープが引っ掛かりそのロープが取舵側の碇に絡んでしまったため、取舵側の船が岸壁に寄せられなくなってしまったのだ。出港後はそんな酷い状況になるとは考えも及ばなかったが、営業を終えて着岸した自船も自船のアンカーロープを取る接岸できない状況になっていた。もちろん出港中も取舵側の船からは苦情の電話が入り続けた。かなり頭に来ていたのだろう。私の船を港の別の場所に船を移動しろとまで言われてしまったのだ。原因はロープが手すりに引っ掛かったことで自船のアンカー自体が動いてしまったためだと思い込み、帰港後にお客さんを無事降ろしてから船を使ってアンカーロープを引っ張りまくったが埒が明かない。散々頑張ったが当日は諦めて帰宅した。翌朝4時に起きて自船を別の接岸場所へと移動し、船外機で移動して元の係留場所のアンカーロープを辿って海中へ潜った。しかしたったの4~5mほどの水深なのにもう何年も泳いでいない自分には息が続かない。途方に暮れていると、昨年もじゃこ漁のアルバイトをさせてくれた船頭さんが助けに来てくれた。何度か潜ってもらってもらったところ、自船のアンカーは動いておらず、アンカーロープだけが取舵側の船のアンカーに絡んでいただけだった。その絡んだロープを外してもらい万事解決したのだ。取舵の船にも、助けてくれた船頭さんにも散々叱られたが、ひとまず問題が解決してよかった。潜ってくれた船頭さんには謝礼を断られたが、差し障りないものをお礼に持参した。自船は結局元の接岸場所に戻し、自船、他船全船台風6号対策のロープを取ることができた。これまであまり仲良くできなかった取舵の船の電話番号も入手でき、今回迷惑を掛けたことが切っ掛けでコミュニケーションを多くとることができた。辛かったが雨降って地固まるとはこういうことを言うのだろう。漁師になってまだ2年の素人だから大目に見てもらえているとは思うが、同じミスはもう二度とやられん!出港前のアンカーロープ目視確認を必須とすることを決めた。
2023年08月05日
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はっきり言って昨日はヨコ狙いの新子漁に出かけたのだがメジカの新子ばかりが釣れた。今年もこの時期が来たかー!昨日はヨコしか釣れないと思ったのでカブセを持っていかなかったが、今日はカブセを持ってメジカを狙ったのでしっかりと数を釣ることができた。しかも9時に水揚げして帰宅。3時起きとは言え体への負担は小さい。ただまだ魚が小さい。やはり「メジカの新子」としてまともな大きさになるのは8月中旬以降になりそうだ。今年はメジカを釣ってそれを生餌にしたシビ漁にも挑戦してみたい。それ用の道具は用意して既に船には積んである。ただ私はメジカの新子漁が好きなのだ。なぜなら自由な野釣りだからだ。儲けを考えればはっきり言ってシビ一択となる。悩ましいところだ。
2023年07月26日
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私の船と同じくキハダを客に釣らせる遊漁船が摘発された。記事はこちら違反内容は船舶安全法違反である。海上保安庁によると、「船舶安全法は、漁船と確認的ない船が、20海里を超えて運航すると、その時点でその船は引き返すことを強制され、船の船長が法的責任に問われる可能性がある」という。つまり船舶安全法における航行区域違反ということだろう。わたしが運営する遊漁船のHPにはこの航行区域内で営業することを明記している。そのためほとんど予約が入らないし、明記前に入っていた予約は明記後にすべてキャンセルされてしまった。真面目な人間が損をする世の中ではあると思うが、少ないものの「それでもいい」と予約してくれるお客様がいることが何よりの救いだ。
2023年07月20日
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約1年ぶりに室戸沖へとカツオ・キハダを狙った曳縄漁へ出た。22時頃出港して16号ブイ到着したのは3時だった。仕掛けを出した直後はあまり釣れなかったが、次第に連続してビンタとダルマがヒット。明け方には全部の仕掛けにヒットして魚の回収が遅れた。ブイでのこの状態になると小回りしているため仕掛け同士が絡まりやすい。この日も潜行板と飛ばし仕掛けが豪快に絡み万事休すとなってしまった。それでも40キロ近くは釣れたが16号ブイへの燃料費はまかなえないだろう。次回ブイで曳縄漁をする時は、潜行板と飛ばしを同時に出すのをやめて時間帯に合わせて仕掛けを変える方法をとり仕掛けトラブルを回避しよう。
2023年07月18日
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今日は宇佐沖でのカツオキハダキャスティングだ。夜明けにポイントに付くもののナブラのナの字もない。3時間ナブラを探して上下沖陸彷徨ったがナブラを見つけることはできなかった。途中魚影の濃いところでジギングに切り替て、レンコダイ、シイラが上がった。その後もナブラ探しに明け暮れたがとうとう見つけられなかった。意地でもナブラを見つけようと海を見続けた。もう水深100mを切った。さすがにもう無理だろう。そう思った瞬間、1マイルほど取舵側に鳥山が見えた。鳥山に近づくとクジラもいるしカツオのボイルも見えた。しばらくするとイルカも加わり、賑やかなナブラの追い込みとなった。ついにこの日唯一のカツオを釣り上げることができた。ナブラを追い込んでいく釣りは新鮮な感覚だ。これまで同様、必死でナブラを探します。
2023年07月02日
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2年間続いた漁業独立支援金支給も今月が最後だ。この支援の趣旨としてはこの支援期間中に漁労技術を身に着け、水揚げだけで黒字経営できる状態になるまで経験を積むのに必要な期間が2年ということであろう。私の場合は不運にもウルメ漁師を目指して高知中央地区を選んだのだが、ウルメはすっかり姿を消し研修期間途中からカツオ曳縄漁を中心とするよう切り替えた。指導者もそれに伴い変更された。実際のところはこうだ。私のカツオの漁獲量は安定せず、安定して釣れる期間は全体の水揚げが増えるため魚価が低くなる。燃料費高騰も続いている。若干の儲けを生む時もあるがほとんどは赤字に終わってしまう。漁労技術習得も未熟なままで、他の漁師の水揚げに遠く及ばない。さて、この制度を利用した以上3年は漁師を続けなければならない。それが支援を受ける条件だからだ。この先3年でどれだけの赤字を出すのだろうか。果たして私の生活は、老後は一体どうなってしまうのだろうか。尚、私がこの研修制度を始めて2年が経つが、その間新しい研修生は1人も来ていない。恐らく私が最後の研修生になるのだろう。港も寂しくなる一方だ。この間船具店の閉店もあった。次は船のメンテナンス会社が事業を廃止すると思われる。カツオ一本釣り漁がある限り漁協は維持されるものと思われるが、私のような曳縄漁師は絶滅すると思われる。曳縄漁は仕事としては確かに楽しいが、事業としては夢も希望もない。
2023年07月01日
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この時期曳縄仕掛けには食ってこないことがここ数週間の経験で明らかだった。今日は三槍を出さず、シャクリから漁を始めた。最初の一回りで幸先良くビンタがつれたが、その後ワームを取られつづけて早々に船を停めた。ここまでは読み通り。ここからは餌釣り&キャスティングが今日の作戦だ。するとキャスティングでいきなり大物がヒット。残念ながらシイラだった。しかし7.5キロサイズだったので引きは楽しめた。シイラと格闘している間に餌仕掛けにヒット。大物の気配だったがハリスごと切られてしまった。その後は餌仕掛けでカツオが釣れ続けたが、3分の1はフカに食われてしまった。これも予想していたことだがどうやら12号と20号にはフカが多くついている様だ。黒潮牧場での曳縄漁は大嫌いだが、黒潮牧場での餌釣りはなかなか楽しいものがある。
2023年06月19日
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当初興津沖へ行く予定だったが今日のカツオ・シビ釣りだが、出港前に急遽安芸沖へと目的地を変更した。これが当たりだった。安芸沖のポイントへ到着当初は釣り船が2隻、曳縄漁が1隻いたが食いが渋いと思ったのかすぐに自船一隻となった。これで潮上を独占できる状態となり、トップウォーターキャスティングとエビングで昼まで釣れ続けた。釣果は以下の通りだ:シビ1(20キロ程度)メジ1(10キロ程度)ビンタ少数カツオ多数なにより乗船していただいたお客さんの笑顔がたくさん見れたのがなにより嬉しかった。またのご乗船を心よりお待ちしております。シビメジカツオカツオカツオ
2023年06月17日
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私の遊漁船は3名様からのチャーター専用船だ。釣り仲間で手軽にお安くチャーターできるため、今のところ予約数は順調に伸びている。しかし格安にしている以上ビジネス的には厳しい面がある。なぜならこの時期はそもそも土曜日しか予約が入らないし、ピンポイントで土曜日の天気が良いとは限らないからだ。ほぼ土曜日に予約が入らない日がないので価格改定を必ずしもする必要はないが、3名様からのチャーター船で4名様以上をご予約されるお客様に少しでも喜んでもらいたい。そのため4名様以上のご予約はお一人様あたり\1,000引きとさせていただいた。より多くのお仲間をお誘いの上、どしどしご予約いただけるようお願い申し上げます。遊漁船のご予約はこちら遊漁船瑞波丸、これからもよろしくお願いします。
2023年06月13日
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本日ついにシビ漁ジャンボ道具が完成した。手元の綱に使用したのはこのロープだ:ユタカメイク ユタカ ナイロン16打ロープドラム巻 5mm×200m PRN-9 PRN9この手元ロープは非常にしなやかでヨリが入りにくい。ナイロンで比較的安く購入でき、強度と使いやすさで最高の一品だと思う。この時期、黒潮牧場にはカツオ船に加え数多くの曳縄漁船が集まる。マナーの悪い漁師も多い。型はまだ小さいがシビが跳ねる様子は漁に行くたびに見る。私はブイでの危険なカツオ漁は止めて、シビ漁専門で行きたいと思う。台風明けから本格的な仕掛け調整とシビ漁の開始だ。このジャンボシビ漁は危険極まりない。安全対策を万全に取りながら、新鮮なシビをたくさん釣れる漁師を目指すとしよう。
2023年06月10日
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先日シビ漁をメジカの泳がせ釣りで行おうと仕掛けの準備を進めていたが、あれだけ釣れていたメジカが一切釣れなくなってしまった。このままでは7月からシビ漁が行えなくなってしまうため、急遽シビ用のジャンボ仕掛けを作成した。各5つのタコベイトまでのハリスの長さは、カツオ用のジャンボ仕掛けを参考にその実測値通りとした。変更したのは手元の綱だ。この綱があまりにも柔らかすぎるとヨリが入って使い物にならない。更に大物のキハダを引っ張れる強さが必要だ。そこで私が選んだ手元綱はこれだ:ユタカメイク ユタカ ナイロン16打ロープドラム巻 5mm×200m PRN-9 PRN9普通のロープは3本巻きだが、このロープは16本打ちだ。適度な強度を出す5mmサイズ、ヨレを抑えて柔らかすぎない16打、さらに長さが200mというスペックがシビ用ジャンボ仕掛けには最適なのだ。このロープはネットで買わなければ手に入らない。準備は整っているのでこのロープが配達されてくるのを待つばかりだ。今年の7月~11月はシビ漁を中心に組み立てる。メジカの新子は8月から9月中旬まで釣れる。つまりその期間は泳がせ釣りでのシビ漁をメインとする。それ以外の時期はこのシビ用ジャンボ仕掛けをメインとする。梅雨明けを待ち、太平洋の巨大魚との格闘の日々が続くことを心より祈るばかりだ。
2023年05月29日
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このところ本業の漁業ではブイをトローリングしても曳縄仕掛けには食ってこない、ふんどう仕掛けにも食ってこないという状況が続いた上に、野釣りでもほどんど釣れていない。こういう時はブイでのエビング、餌釣り、キャスティング、ジャンボ仕掛けの3つの選択肢となる。エビング、餌釣り、キャスティングは停船しての釣り。ジャンボはトローリングだ。明日、師匠からキハダ用のジャンボ仕掛けを譲り受ける。あとは最高のエビングと餌釣りタックルを用意するのみだ。既にこの釣りに対応できるロッドもリールも持っていたが、より大きなシビを釣って生計を立てるためこの度タックルを新調した。ロッドはこれだ:電動 エビング 専用ロッド GokuSpecial EBING (ゴクスペシャル エビング)195-150 (90074)|船竿 釣竿 電動リール 専用 ロッド マグロ キハダ メジ キメジ カツオ カンパチ 電動エビング コマセ 相模湾 釣りリールはこれだ:*【ダイワ】2019シーボーグ 500MJ【4960652210003】【送料無料:北海道・沖縄は500円頂戴いたします※ロッドとの同梱不可】このリールはパワーが圧倒的に強いため大物釣りにはお勧めだ。リールに巻いたPEラインはタナトル8の6号300m。道糸の先にはフロロの80ポンドを1ヒロ半取り付けた。このリールとロッドでエビングと餌釣りの両方を行う。
2023年05月28日
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海水温の上昇に伴いブイにカツオが付きだした。当然の事だがカツオ一本釣り船も高知沖に戻り始め、カツオの魚価も下がってきている。問題は他にもある:鳥山を見つける能力がなければ野釣りでカツオは釣れなくなるカツオ船がイワシを巻き始めるとブイで曳縄仕掛けにカツオが食ってこなくなることがあるふんどう仕掛けならまだ釣れるのだが、バラすことも多いため漁獲量は期待できないブイでエビングや餌釣りという方法もあるが、船が多い+風が強い+潮が早いなど条件が悪いと操船と漁を安全に両立させることが難しいさあどうしたものか。私はブイでの操業が大嫌いだ。なぜならブイでのマナーの悪い漁師が多いからだ。したがって鳥山を探して野釣りでカツオを探すことになる。昨日は鳥山を見つけることはできたがカツオは一本も釣れなかった。釣果は早朝に釣れたビンタ1本のみ。持ち帰っておいしくいただいた。
2023年05月25日
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これまで2回のドックでプロペラとプロペラシャフトの塗装を行ってこなかったが、1年ぶりにドック場に船を揚げたところプロペラにもプロペラシャフトにも大量のフジツボが付着していた。本来ならプロペラ系は鉄工所のプロに塗り直しをお願いするのだが、今回は勉強がてら自分でやってみた。先ずは汚れと磨きを行うグラインダー作業からだ。私はマキタのディスクグラインダーを使用している。今回使用したディスクはこちらだ:(マキタ) カップワイヤブラシ A-04830 オーリング式(ステンレスワイヤ) 外径75mm ネジ径M10mmx1.5mm 100mm各種ディスクグラインダ・サンダ全機種 makitaサイズ等は自己責任で確認してほしい。塗装剤は次の商品を購入した:新ペラコート 200gセット (旧 100gセット) クリヤー型 プロペラ用塗料 石川ペイント次に行うのはプロペラとプロペラシャフトの下塗りだ。新ペラコートには下塗り剤と上塗り剤の両方が入っている。注意するのは仕上がったときに色味が残るのが下塗り剤の方で、上塗り剤は無色透明だということ。つまり下塗り時にムラムラに塗ってしまうとそのまま仕上がってしまうということだ。幸い私の場合は下塗りを全体的に2度塗りできたためムラなく仕上げることができた。上塗り剤は3度塗りできる量があった。ヤマハのDY-48でプロペラも大きくシャフトも長いのだが新ペラコート一箱で十分な量だった。今回のドックではオイルやオイルエレメント交換はもちろん、燃料フィルタも防蝕亜鉛も全て交換した。マリントイレ設置準備のためのキングストンバルブ設置も行ったため請求書が来るのが少し怖い。だが今回は充実したドック作業が行えたため非常に満足している。
2023年05月21日
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カツオ漁の収支実績を分析することで、カツオ漁師が置かれる現実を考察してみることにした。分析データは以下の通りだ。分析対象の操業期間は2023年2月から4月までその間のカツオ漁出漁回数は15回釣れた魚はカツオ、ヨコ、ビンタ、メジ(シビの小型魚)、シイラ燃料費は1回の漁で平均90ℓを消費するため¥10,170となる大小様々だが道具が破損したりするため平均¥2,500の道具代をコストに見込む課税事業者であるため消費税抜きの金額が収入となるこの収入から漁協に収める販売手数料を差し引く分析した結果は以下の通りだ。収益額総額は¥74,867だった。(儲けが出た日の利益合計)損失額総額は¥42,051だった。(儲けが出なかった日の損失合計)一日当たりの平均収益は約¥2,188だった儲けが最大の日は¥32,492でありその他2万円を超える利益が出た日は無かった損失が最大の日は¥11,442であり¥7,500を超える損失が出た日は4日あった一日の労働時間は平均すると14時間ぐらいなので時給に換算すると¥156だった他にも氷代、船の機関系故障時の部品交換代、海上で故障した場合の曳航費用、魚探や曳縄設備等の設備投資費、ドック代、ペンキ代などなど様々な費用が掛かってくることを考えれば大幅な赤字であった。分析してみると漁業の厳しい現実が改めて明らかとなった。赤字操業になる最大の原因は高止まりしている燃料費だ。これが赤字の原因である以上、儲かる漁業を実現することは不可能だ。水揚高は漁師経験の長さによって多い少ないが出るが平均してしまえば大差はない。経験を積んで多少水揚げが改善したところで、漁業で生計を立てるのは不可能であることは明確である。また、このところの物価高でほぼすべての消耗品漁具の価格が上がっているのも地味に痛い。この記事がどこかの政治家の目に触れ、この窮状を理解して支援策を講じてくれることを期待する。政治家や公務員は公的支援を本当に必要としているのが誰なのか分からないのか?水産学などを学ぶ全国の学生の皆さん。もっと詳細な分析をし論文化して発表してみませんか?考察:もうお手上げだ。趣味としてしか漁師などできない。高知中央の独立漁師は近々に必ず絶滅する。
2023年05月17日
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今月に入ってからのカツオ曳縄漁は海上を浮遊する藻やゴミに翻弄されている。当然藻が絡んだ針にカツオは食ってこないので、マメに仕掛けを上げては藻やゴミを取り除く。ゴミの中には巨大で重量級のものも浮いている。昨日の漁ではこれがプロペラに激突しなかったことは幸いだったが、飛ばし仕掛けが根元から切れ飛んで行った。これがプロペラやシャフトに絡んだら最悪だと思えるゴミは大量に見つかる。それがこのGW明けのカツオ曳縄漁の障壁となるのだ。今日は飛ばし仕掛けのゴムヨリトリを太くする変更を加えた。クッションゴム ゴムヨリトリ 太さ5mm 長2m サルカンR/RH YAMASHITA ヤマシタ ヤマリア 589-764 釣り具 Ks1433仕掛けは必ず弱くなっている部分で切れる。ゴムヨリトリを太くしただけでは恐らく今回のゴミではあまり結果は変わらなかったかもしれない。だが、現状最強のクッションゴムはこれだけだ。私は全部の飛ばし仕掛けのゴムヨリトリをこの2m5mmサイズに変更した。ちなみに大雨直後のカツオ曳縄漁は厳しいものがあった。全部でカツオ10本、ビンタ1本と何とか油代を稼いだだけだった。15時間以上働いて収益ゼロだ。こんな日もあると切り替えて次の漁へ向かうしかない。ところで海水温が上がってきたらシビ漁へと速攻切り替えるつもりだ。シビ漁用の仕掛けと道具は万全に準備したので、できるだけ早く出漁し、今年の最後までやり続ける覚悟だ。
2023年05月16日
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今は和歌山沖に潮だまりができ、そこを蛇行する形で黒潮が流れている。そのため高知沖からは黒潮が著しく離岸しており、土佐湾の海水温が低い状況が続いている。海水温が20度に満たないと黒潮牧場には魚が付かない。さてこの状況が土佐のカツオ漁師にとっては都合が良い。なぜならカツオの一本釣り漁船が九州方面へと遠征してしまうため、土佐でのカツオの卸値がかなり良くなるのだ。ブイでカツオは釣れないが、野釣りでかなり釣れることがある。私は昨日70Kg近い水揚をした。一番多く釣った船はなんと150kgもの水揚げをしたそうだ。もちろんカツオがブイに付けばポイントが絞られるためカツオは釣りやすくなる。しかし同時にカツオ一本釣り船によってトン単位の水揚げが行われると、カツオの卸値は一気に値崩れする。我々小釣り漁師にとってはいくら釣っても採算が取れなくなるのだ。夏に向けてブイには必ず魚が付く。つまりカツオ漁では食えなくなる時期が必ず来るのだ。問題はその時期に何をするかだ。今年は次の3つを用意した。ブイでシビを釣る(漁法はジャンボ仕掛けとメジカの泳がせ釣り)縦縄漁でマダイ・アマダイ・イトヨリダイ・レンコダイを釣る遊漁船でカツオ・キハダエビングをブイで楽しんでいただくこのように引き出しを増やしておくのも、漁師として生きていくための大事なことだ。逆に引き出しがないと食う術がない厳しい世界だ。
2023年05月11日
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今年の1月中旬に遊漁船業者登録番号を取得して開業してから約4カ月が過ぎた。ありがたいことに遊漁船瑞波丸(みずはまる)への予約も程よくいただき、リピートしてくれるお客さんも出てきた。これからもマリントイレの設置など、お客さんが船上で快適に過ごせる設備を整えていきたい。この度漁師を辞める先輩漁師から、アマダイを中心に狙う縦縄漁用の漁具を引き継いだ。夏に向けてシビ漁の仕掛けを作り終えたので、今度は縦縄漁の出漁準備を整えていくことにした。縦縄漁の仕掛けは簡単だ。水上に浮かぶ旗(ブイ)から天秤仕掛けを落とすだけだ。天秤仕掛けは通常の餌釣りと同じだ。私はハリスにナイロン8号に大鯛縄釣針9号を4本使用し、連結部は三又サルカンを付けている。サルカンの間隔は2m。エダスの長さは50cmだ。私の船はヤマハのDY-48だ。風や潮にすぐ流されてしまう。縦縄漁は仕掛けトラブルとの闘いでもある。手返しが早くなければすぐに船が流されてしまうのだ。縦縄漁時は仕掛けの上げ下げを手早く行えないと、陸から沖へ向けてブイを真っすぐ等間隔で流すことができない。ブイが左右沖陸ガタガタに並ぶことになる。そうなると燃料代も余分にかかるし仕掛けを上げ下げできる回数が減るため漁獲量も上がらない。この縦縄漁こそ船の操船技術や仕掛けの取り扱いでの高い習熟度が求められるのだ。慣れた人は25本以上のブイを流してそれらを1日3回上げ下げする。つまり75回仕掛けの回収をする。最初からそんなことができるはずもないので先ずはブイ10本から練習を重ねてみることにしよう。恐らく1日2回の上げ下げで計20回の仕掛けの回収が目標だ。私の船には電動巻き上げ機がないためすべて手巻きになる。熟練度的にも船の特性的にも設備的にも20回から初めて徐々に回数が増えていけばいいと思っている。とにかくやってみないと分からないし、その日の風の強や潮の速さにもよるだろう。この縦縄漁。遊漁船業にも恩恵がある。アマダイの巣の位置情報を効率的に収集できるのだ。アマダイ狙いのお客さんの喜ぶ顔が早く見たい。
2023年05月07日
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もうメジカを主ターゲットとして漁をすることも少ないだろうが、この先メジカを生餌にしたシビ漁に力を入れるためメジカ漁で使う竿を変更した。私は船のトモから5本の竿を出しているのだが、両サイド2本の竿はトラブル防止のため4mのままとした。真ん中の3本は短ければ短いほど漁は楽になる。この3本を4m竿から2m竿と2.5m竿に変更してみた。4mと比べて竿の軽さが全然違う。これでメジカ漁中のギックリ腰からは解放されるだろう。今回は竿側に通したロープは練習もかねてすべて「さつま結び」にした。YouTubeを見れば十分達人並みの「さつま結びができる」。メジカを生餌にするシビ漁仕掛けも最低限必要な3セットの準備を完了し、予備の4セット目に取り掛かっている。このシビ漁仕掛けは非常にシンプルなので安上がりで済む。更にテグスもリーダーも30号なので、巨大な魚が暴れる危険な状況下では糸が切れてくれるのだ。相手がシビなので気を抜くことはできないが、シビ漁の中では安全な漁法だろう。黒潮ウォッチ予測によると5月中旬には土佐湾の海水温が上がってくる予測が出ている。先月後半の予測では5月上旬に上がる予測だったので信憑性はいま一つだが、海水温が上がってシビが湾内に入ってくるのを心待ちにすることにしよう。
2023年05月04日
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