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みなさま、メリークリスマスこのツリーは、横浜、みなとみらいの駅近く。昨日のイブは、みなとみらいは多くの人で一杯でした。カップルや家族連れが、夕刻の街並を歩いていました。昨日、姪の結婚式でこの海の見えるホテルに来たのです。30階のお部屋から窓からこんな風に穏やかな海が見えます。式も披露宴も、とても心がこもっていて、花嫁が両親に宛てた手紙には涙が出ました。感謝を伝えることって、なんて素敵なことだろう。あたたかい波動がひたひたと満ちて、みんなが拍手を贈る。クリスマスにふさわしい、とびきりの一日でした。1人の人間を育てる、という事は数えきれない色んな出来事を経る、という事。良い事、悪い事関係なく、全部をひっくるめて。これがその子にとって良いか悪いか、すぐには答えが出ないことも、その子が成長の糧にするかしないか、わからないことも、何度も繰り返しても、結局その子がそれを選ばなかったとしても、すべてがあって、今がある。さて、みなとみらいの駅には、地上に出る際、長い長いエスカレーターがあるのですが、そこを昇って行く時、目の前の黒くて高い壁面に、こんな詩が刻まれているのです。樹木は育成することのないDer Baum treibt unz?hlige Keime,無数の芽を生み、die unentwickelt verderben, und根をはり、枝や葉を拡げてstreckt weit mehr Wurzeln, Zweige und Bl?tter個体と種の保存にはあまりあるほどのnach Nahrung aus, als zu Erhaltung seines Individuums 養分を吸収する。und seiner Gattung verwendet werden.樹木は、この溢れんばかりの過剰をWas er von seiner verschwenderischen F?lle使うことも、享受することもなく自然に還すがungebraucht und ungenossen dem Elementarreich zur?ckgibt,動物はこの溢れる養分を、自由でdas darf das Lebendige in fr?hlicher嬉々としたみずからの運動に使用する。Bewegung verschwelgen. So gibt uns die Naturこのように自然は、その初源からの生命のschon in ihrem materiellen Reich ein無限の展開にむけての秩序を奏でている。Vorspiel des Unbegrenzten und hebt物質としての束縛を少しずつ断ちきり、hier schon zum Teil die Fesseln auf, deren sie sichやがて自らの姿を自由に変えていくのである。im Reich der Form ganz und gar entledigt. フリードリヒ・フォン・シラー Friedrich von Schillerそして、昨日のかっこちゃんのメルマガで、紹介されていたこの詩も、いのちについて敬虔な気持ちにさせてくれます。 ~生命は~ 詩人・吉野弘生命は自分自身で完結できないようにつくられているらしい花もめしべとおしべが揃っているだけでは不充分で虫や風が訪れてめしべとおしべを仲立ちする生命はすべてそのなかに欠如を抱きそれを他者から満たしてもらうのだ世界は多分他者の総和しかし互いに欠如を満たすなどとは知りもせず知らされもせずばらまかれている者同士無関心でいられる間柄ときにうとましく思えることさえも許されている間柄そのように世界がゆるやかに構成されているのはなぜ?花が咲いているすぐ近くまで虻の姿をした他者が光りをまとって飛んできている私も あるとき誰かのための虻だったろうあなたも あるとき私のための風だったかもしれない
2011年12月25日
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先日、エムコと雨の中、表参道にショッピングに行ってきました。もうすぐ二十歳のエムコ、以前からプレゼントは一緒に見に行こう、と約束していたのです。夕方になり、イルミネーションが灯る頃になっても、なかなか決まりませんでした。私は記念に残るものを、と思い、指輪とか何かジュエリーが良いかな、と考えていたのですが、エムコは、しまっておくものじゃなく、たくさん使えてしかも長く愛用できるものにしたいという考えでした。色々なブランドショップを回りました。雨が降っていましたので、傘を広げたりたたんだり、お店に入る時は、しずくが落ちないように気を使ったりしました。どこも、ポリ袋の傘入れを用意していてくれましたが、お店によっては、ペーパータオルを渡して下さる所もありました。最後にFENDIに入り、そこで素晴らしい接客を受け、エムコがずっとあこがれていたバッグを買う事に決めました。先日行って来たばかりの、清水寺の舞台から飛び降りることになりましたけれど^^FENDIのマネージャーさんは、イタリア人の男性でした。流暢な日本語を話されます。最初はぎこちなく店内をまわる私たちでしたが、控えめながら、短く的確なアドバイスをくれるマネージャーさん。少しづつ会話も弾むようになって、「今日は、ハタチの誕生祝いを選びに来たんです。」というお話もしたんですよ。「そうでしたか!」「イタリアでは、18歳になると、一人前の女性になったということで 日本の成人式のような感覚で、お祝いをしますよ。」「やはり身につけるものを贈る習慣があります。」という感じに、色々お話ししてくれました。「ジュエリーも記念に残るし、良いと思います。」と言ってくださいましたが、結局、エムコは、ジュエリーではなく、憧れのバッグを選びました。それから、ジュエリーではないけれど、とっても可愛らしいペンダントトップも買う事にしました。エムコの星座、山羊座が大人っぽい感じにスワロフスキーでデザインされているまあるいペンダントトップで、エムコのイメージにぴったりだったのですよ。それを勧めてくれた時も、マネージャーさんは、私たち親子の、記念の買い物を、心こめて接客してくださって、私たちは、本当にここでお買い物できて良かったな~、と幸せな気持ちになりました。帰る時、マネージャーさんが、私たちに、「そうだ!これをお話ししておかなければ。」と言いました。「お買い上げいただいたバッグ、 この商品は、マンマ、と言います。 お母さん、という意味です。 お嬢さんがお母さんにプレゼントしてもらうのに、 ふさわしい品物なんです。」それを聞いて、私たちは、おお~~!と声をあげてしまいました。そうだったのか~。それを聞いて嬉しさ倍増、満足3割増。とても心に残るお買い物となりました。エムコは、帰り道で、あの方の接客を受けていたら、また私もこういうお仕事がしたい気持ちになっちゃったよ。と言っていました。マネージャーさんのお名前は、リカルドさんとおっしゃいます。
2011年12月18日
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もう一昨年になりますが、エムコのママ友からお誘いいただき、中村文昭さんの講演会に行ったことがありました。 その時の日記はこちら→ その講演会は、タマック、という住宅建築の会社様が企画された講演会でした。川崎市多摩区周辺、半径10km以内限定で、家を建築されている会社様です。 タマックHPはこちら→ 誘ってくれたママ友は、タマックで家を建てられていて、タマックの事が大好きな事はすぐわかりました。そして、タマックという会社が、どういう会社なのか、始めてその講演会に参加した私にもすぐわかりました。講演会は、施工業者さんや、家を建てたお客様など、タマックにかかわりを持つ方が大勢見えていて、講演会の前に、施工業者さんの中から、タマックの精神を実行できている業者さんの表彰式もありました。この会社様は、家作りを、本気で心こめて実現していらっしゃると思います。ここで家を建てられたお客さん達が、家を建てた後もつながりを持って、定期的にクリスマス会とか、お花見の会とか、あと小規模な飲み会とかも、お客さん達が企画して楽しんでいらしゃるそうです。いつも社長さんのブログを拝見していて、すごいな、本当の仕事ってこういう事なんだろうな、って思うのです。特に、家が完成した時に「お引き渡し式」というものをやっていらっしゃいます。ここには、施主さん、タマックさんはもちろん、大工さんや業者さんも参加されていて、「家づくり」にかかわった人が、最後の引き渡し、という区切りに、それぞれの思いを(つまり愛)お互いに交換しあっていらして、こんな風に家作りをされたお客様は、本当に心から家を(家族も)愛することができるんじゃないか、と思うのです。私も、ほんの少しですが、不動産業界にかかわりを持っているので、それがどれだけ素晴らしい事かわかります。そのタマックの社長さんが、このたび本を出版されました。これから家を建てようと考えていらっしゃる方には、ぜひ読んでいただきたいです。これからは、自分の目で、本当に良い物を選んで、自分の価値観と同じ方とかかわって暮らしていくのが幸せにつながると思います。「家づくり」は住宅会社選びで9割決まる著者:貞松信人楽天ブックスで詳細を見る
2011年12月14日
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今年も行って来ました。12月8日、ジョン・レノンが凶弾に倒れた日に、行われるDream Power ジョン:レノンスーパーライブ。最初に、斉藤和義さん、吉井和哉さん、奥田民生さんが登場するのだけど、その真ん中に、映し出されたジョン・レノン。まるで4人での登場のようでした。一昨年の忌野清志郎が3Dで登場した時を彷彿とさせる演出でした。そして今日のニュースでも何回も流れたけれど、桑田さんが7曲も歌ってくれました。最初に、「勝手にシンドバッド」のイントロ、、、と見せかけて会場を湧かせ、いやいやいや、違うから。。。てな感じに中断。またどっと湧く会場。一気に桑田ワールドになりました。さすが。そして、桑田さんのお姉様の思い出話が披露され、それは、ジョン・レノンの大ファンであったお姉様の影響で桑田さんもビートルズファンとなった話。で、ジョンがヨーコと結婚するニュースが流れた当時、お姉様は悲しみのあまり、荒れに荒れ、茅ヶ崎からヨーコさんのご実家のある辻堂まで自転車こいで駆けつけてご実家に向けて、そのへんの物を拾っては投げ、ガチャン、拾っては投げ、ガチャン…というウソかホントかわからない話。桑田さんて、話も上手で、曲紹介も面白くて、総立ちで盛り上がりました。素敵だったのは、やっぱり斉藤和義さん、吉井和哉さん、奥田民生さん、ヨーコさんは魂の叫びだったなぁ。あと、朗読で登場した杏ちゃんが、とても瑞々しくて可愛かった。最後に桑田さん以外のみんなが全員で歌うのだけど、杏ちゃんは、ぴょんぴょん飛び跳ねて、全身で元気一杯楽しんでてすごく好感が持てましたよ。今年もONOCHORD、やりましたよ。ONOCHORDについてはこちらに詳しく → 一昨年のこちら今年も、このコンサートの売上で、世界28カ国に学校が建ちました。総計117校になるそうです。グッズの売上は、東日本大震災で、親御さんを亡くした子供達に寄付されます。ずっと平和やチャリティの運動を続けているヨーコさん、今も圧倒的な存在感と、パワーで、エネルギーが渦を巻いているようです。 今年もたくさん、元気を貰うことができました。感謝です。ご一緒くださった皆様、ありがとうございました。★ジョン・レノンの関連商品、楽天内で探してみる!追記:ご一緒したラベンダーさん、オンデンさんのブログにも、日記がアップされています。 お二人のブログはハイレベルですので、音楽好きの方は是非ご覧下さい! ラベンダーさん オンデンさん
2011年12月09日
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この頃、お天気の良い日中は、なるべく遠くまでお散歩にでかける事にしています。それは、母の足のリハビリのためでもあるし、みかんが美味しくなってきてから、ついついあげすぎちゃって、おなかがでっぷりしてきちゃったぷーちゃんのためでもあります。あ、それから、運動不足気味の私にも、良い事でした。お散歩は、朝晩、私と近所をぐるっと一周するだけで満足しちゃう、ぷーちゃん。あとは、もう帰る、といってエントランスの前で踏ん張って、てこでも動かないぐうたらなんですが、母が一緒だと、俄然張り切るんですよ。何でだろ??ばあばはオレが守る!どうやらそう思ってるフシもありますよ。今日も、おひさまが照って暖かい昼間に行って来ました。うちからスーパーまでの片道約15分、車の通らない遊歩道が、いつもの散歩コースです。山紅葉がきれいに色づいています。この遊歩道は、両脇に様々な木や草花があって、毎日色合いや花のつき具合が変化して、眺めながら歩くと、とってもいい気持ちなんです。いつもは、私がリードを持って歩きます。ぷーちゃんは、母が一緒だととてもはしゃいで、駆け回り、突っ走って行くの。で、はっ!ばあばがいない!と気づいて、一目散にばあばの元に飛んで行くの。スーパーに着いて、ばあばが買い物してる最中は、心配そうに待っています。わあい!ばあば、いた!あとは、まとわりつきながら、張り切って歩きます。ほら、母とぷーちゃんです。とってもいい感じでしょ?お年寄りのお散歩用に、こういう物もあるんですね。安全第一!夜光タスキ★夜の散歩の安全を。面ファスナーで安全脱着『夜光タスキ 面ファスナー付き』 【toukai-point-up】【介護用品】【自助具】
2011年12月07日
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12月に入り、今年もジョン・レノン スーパーライヴが近づいてきました!去年、一昨年、とお誘いくださったlavenderさんが、今年も数ヶ月前に声をかけてくださいました。何て嬉しい~~!今回は、行けるんかな~~~と、不安な時期もあったのです。自分の体調的にね。でも、なんか、どんどん元気になってきてます。きてます!大丈夫!行けます!!そして、今年は、何と、サザンの桑田さんの参加が決まったそうですよ!デビュー当時から大好きだった桑田さんに、やっと、やっと会えるんだぁ。感激HPによりますと、他に出演する皆さんは、オノ・ヨーコさん、奥田民生さん、吉井和哉さん、斉藤和義さん、LOVE PSYCHEDELICOのおふたり、BONNIE PINKさん、サニーデイ・サービスのみなさん。THE BAWDIESのボーカルのROYさんが初めてのソロ活動として、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDのみなさんが初出演します。また、MC役として、クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さん、ジョンの詞と支援校の子どもたちから届いた手紙の朗読で杏さんが参加します。加えて、菅原文太さんが「イマジン」の朗読で声の出演をします。 スーパーライブHP体調整えて、風邪ひかないように、8日を待っています。 去年のスーパーライブの日記 一昨年のスーパーライブの日記【送料無料】LOVE LOVE LOVE 【CD】
2011年12月05日
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今日、私は夕方6時過ぎのバスに乗っていました。先月半ばから受講しているホームヘルパー講座の帰りだったのです。なぜホームヘルパー講座を受講する事になったのかというと、色々な方との出会いで、自然とそういう流れになった、というほかないのですけれど、今、自宅で要支援の母と歯科助手になったばかりの娘、そして病み上がりの私、という3人で暮らしていて、やっぱり、何かできる事を精一杯やりたい、という思いにかられ、今なら勉強できる絶好のチャンス♪実際にホームヘルパーとして働いていらっしゃる方の話をうかがったり、説明会にでかけたりして、早速資格を取ろう、という気持ちになったからなんです。で、今日の実技講座は2回目だったのですが、実に充実してて、達成感というか、新しい事を学ぶのが楽しくて、早く実際に役に立ちたいな、という思いで一杯になっていました。以前の職場でのお手伝いも含め、私が役に立てることは、やりたいとできる事はできる状況にあるだけでありがたいと、今、どこも痛くない私は思うのです。7月、8月、9月は、手術後の右胸、脇腹が痛くて、こんな気持ちには到底なれなかったのですよ。そうしてバスに乗り、私は、携帯に届いた色んなメールを読んでいたところ、何と、昨日届いたかっこちゃんからのメルマガに、本当~~~に驚きました!!なんと、かっこちゃんが、このブログを見つけてくれて、「手をつなげば、あたたかい」の感想を書いた日記全文を、メルマガに載せてくださったのですよ! この日記です。→てをつなげば、あたたかい 感想以下に、メルマガを転載させていただきますね! 第849号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと 2011年12月01日現在 参加者人数5165人 「12/01 昨日の宮ぷー」 このメルマガを初めて読まれる方へ メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html (文字数制限があるので中略) Keikoさんのブログ「どんどん広がる 幸せな日々」http://plaza.rakuten.co.jp/kondo22/diary/に、載せてくださった本の感想がとてもうれしかったです。ありがとうございます。・・・・・山元加津子さんの新刊、手をつなげば、あたたかい。本当は、新宿の紀伊国屋に行って買いたかったのだけれど、体調のこともあり断念。応援は、自分にできる方法ですること、それはどんな形にせよ、自分の精一杯の応援なのだから、と私は楽天ブックスで購入しました。購入後すぐ、在庫なしになって、あらら、これから楽天ブックスで買う事はできるのかな…と不安におもっていたのですが、もう買えるようになったみたいです。かっこちゃんが幼い頃からずーーーっと不思議に思っていた、この世界の事、たとえば魚がたくさんの卵を生んで、何万個もの卵はかえったものの全部が成長するわけではなく、他の生き物の大事な食料になって、命をつなぐ糧になり、海や、山や、地球の生き物全体がバランスを保ちながら循環してゆく仕組みになっている事。また、悲しい事やつらい事は、きっといつかくる良い日のためにある、という事。そうした、かっこちゃんが今まで考えたり気がついたり、色んな方々に教わったりしたものがつながって、つながって、つながりが広がって、どんどん広がっていく、そういう本だな~、と感じました。毎日リハビリに頑張っている宮ぷーさんの事も、たくさん書かれています。メルマガに登場する読者さんのお話も素敵です。やはり私たち、誰かとつながっていたい、と思いながら生きているのだなぁ。途中で、電車の中で、かっこちゃんがヤクザさんと遭遇するお話が出てくるのだけど、そのヤクザさんは、電車の中で、学生さんを殴っていたのだそうです。ひぃ~~~、という状況で、かっこちゃんがとった行動には驚きます。かっこちゃんは、柔道5段、とかでは全然なくて、細くて力の強くない私と同年代の女性なのですよ。誰かとつながっていたい、伝えたい、という事は、誰もが持っている思いです。たとえ、意識がない、と思われている患者さんでも、ヤクザさんでも。伝える方法がある、という事を、これほどの使命感を持って伝え続けてくれるかっこちゃんを私は応援し続けたいと思っています。できる事はわずかですけれど。・・・・・Keikoさん、ありがとうございます。つながっていられることを、いつもすごく感謝しています。お一人お一人の温かい想いに、いつもどうしてこんなに泣いちゃうのだろうと思うと泣けるのです。優さんのおうちのわんちゃん、桐丸くんが亡くなられたというメールをいただきました。・・・・・かっこちゃん、星野さんこんばんは。良平母 優です。土曜日に我家の愛犬「桐丸」が良平のもとに旅立ちました。満14歳でした。桐丸はずっとずっと良平を守ることを使命としていた子で、ベッドや車椅子に移乗するときは「落とすなよ!ここだよ!」とベッドまで毎回大騒ぎで足元にまとわりついて案内してくれるのが却って邪魔で大笑いしてしまったり、吸痰の時も「吐かせないように!苦しくないように!」と、これまた大騒ぎなのです。良平のベッドの傍らに眠り、良平の車椅子の側に陣取り・・・入院の時は本当に寂しそうで、外泊で帰ってくると大声で迎えて、良平はその声に反応して笑っていました。この子はお姉ちゃんの中学入学のお祝いに我が家にやって来た子で、お姉ちゃんとは同等だと思っていたようですが、良平は「守らなくちゃいけない弟」と思っていたのでしょう。私がお姉ちゃんを叱る時は一緒に並んで、ワンワンと一緒に説教し、良平を叱ると、良平の側から私にワンワンと抗議し、私のお尻に噛み付いたり(甘噛みですが)していました。良平が泣くと涙をぺろぺろと舐めてあげていました。良平が亡くなった時に、桐丸はがっくりと弱り、後を追っていってしまうのではないかと思うほどに弱って行きました。一周忌の直前に具合が悪くなって入院しましたが、一時元気になってくれました。その直後に今度は夫が入院して、ずっと具合も良くなくて・・・病後2ヶ月経って、夫がやっと自力で仕事に復帰できてほっとした翌日、あの子は旅立ってしまいました。この日は遠い地でライブをプロデュースしていたのですが、同行するお姉ちゃん夫婦や、昔から仲の良い仲間たちが我が家に早朝に集まって、桐丸に会うことができました。普通にご飯を全部食べて、お水も飲んでおトイレも済ませて、その直後に腰が立たなくなったのですが、良くあることだったので、お姉ちゃんが「どしたの?」と足をいじっていたら立ち上がって尻尾を振って「大丈夫、元気だから心配しないで行ってきてね」と言っているようにニコニコして・・・二度も三度も立ち上がってみせるのです。それで全員が安心して出発したのですが、その日の午後に、様子を見に来てくれた私の母を待って、突然息を引き取りました。虫の知らせか、私が母に電話をかけたその時が、桐丸の最期の一瞬前だったのです。その夜は両親がお通夜に泊まってくれました。私たちは遠い地でただただ冥福を祈ることしかできませんでした。でもね、かっこちゃん。私達は確信したのです。桐丸は自分の逝く日、逝く時間、私達に残したい自分の姿、全部自分で決めたんだって。愛して愛して愛し抜いた家族だったから、悲しみは大きくても「桐丸は幸せだった」と胸を張って言うことができます。この日の夜、離れた地で桐丸のお通夜をすることになった10人のメンバーに娘が「手をつなげば、あたたかい」の本を出してきて「聞いて欲しいの。私はこれに最近すごく救われているの」と言って「宇宙の約束」を涙をこらえて読んできかせました。全員が真剣に聞いていました。そして全員が温かい不思議な優しさに包まれました。かっこちゃんありがとう。娘も私達も仲間もそして桐丸も、かっこちゃんの本で救われました。かっこちゃんの言葉で救われました。大きな大きな存在のなにかを教えて下さって、どれほど心が豊かになったことでしょう。かっこちゃん、「みんなひとつから始まっていること」「みんなでひとつの命を生きていること」これをいつか骨子にしてお芝居の脚本を書いてもいいでしょうか?みんなにこの温かさを伝えたいです。・・・・・ああ、桐丸くん、自分で自分の逝く時をきめて、そして逝かれたのですね。涙がとまりませんでした。優さんのメールを読ませていただきながら、目の前に桐丸くんがおられるような気持ちになりました。良平さんと今は一緒に走り回っておられることでしょうね。ありがとうございます。ぜひ、脚本をお願いします。 北海道に三日の晩に行って、四日に作品展と講演会があります。北海道のぶんちゃんがお電話をくださったので「ゆきむしみれますか?」とお尋ねしたら、「それはもうおわっちゃいましたね」とのことでした。今日は北海道は吹雪いているのですって。ゆきむしは、雪がいっぱい降る前なのだそうです。「北海道は寒いからいっぱい着てきてくださいね。あたたかくしてきてね」とぶんちゃんが教えてくださいました。私はどんな寒いところでも、冬はいつも、赤のチェックの上着なんだけど、これでは寒いかなあ。そうそうこのあいだ、おもしろいことがあったよ。倉敷に行ったときのこと。お一人の方が、「1/4の奇跡のムック本を開いたら、子供たちと一緒に写っている写真があって、着ている上着が、去年倉敷に来た私が来ているのと同じだと思って、うわあ、同じ服、この服知っている知っているって思っていたのだけど、今日も同じ服で、なんだかうれしくなりました」って言ってくださったのです。私はなんだか、おかしくて、笑っちゃいました。だって、この服いつも来ているんだもの。うふふ。来年も倉敷に行くときに着ているかも、しれません。たぶん着ています。かつこ~~~~~~~~~~~~~~プロジェクトのページ(こちらでメルマガ登録=プロジェクト参加できます)http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/miyapupuro/kokorokakehasi.html携帯からは空メールを送れば登録できます。a0001012961@mobile.mag2.comこのメルマガは脳幹出血で倒れ、これまでの医学の常識では再起不能と思われていた宮ぷーの病院での毎日を、親友の山元加津子が綴った日記からその一部を配信しています。紆余曲折があり、今は宮ぷーの願いは自分の経験を通して意思伝達装置のことをみんなにお知らせすること。その願いの実現に近づくようにこのメルマガを広めることにお力を貸して下さい。お友達に転送お願いします。詳しいことは、こちらのページをお読みください。http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html(関連ページ)宮ぷー レッツチャットで、今日もおはなし http://ameblo.jp/miyapu-ohanashi/おはなしだいすき http://ohanashi-daisuki.com/~~~~~~~~~~~~~~このメールに返信で感想を送れない場合は、以下のアドレスにお送りください。hoshinohitotsu@bcb.bai.ne.jp$ (注記:最後の$マークを消して送信下さい)◎宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと のバックナンバー・配信停止はこちら⇒ http://archive.mag2.com/0001012961/index.html見つけてくれたんですね。かっこちゃん、見つけてくれてありがとうございます。
2011年12月02日
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