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身の回りに見える山をみて,「あれは何々山」だとか「あの山の右側は何々岳」だとか言い当てることを山座同定といいます。 今回,芽室岳からはあまりはっきりと山が見えなかったので,はっきりと山の名前は言えません。おまけに,全く初めての日高ですから方角や形などから決めつけることもできません。ただ,下山してきた車道からかすんだ山が見えたので,写真を撮っておきました。それがこれです。 おそらく,登った芽室岳と西峰のはずです。家に帰ってきてから,カシミール3Dで確かめてみました。このソフトは,地図のデータと標高データを使って,その場所から見える山の形をそのまま表現することができる優れものです。その結果がこれ。 どうですか?これではっきりわかるでしょう。おまけに歩いてきた道までわかるんですよ。今回は山頂からの景色が今一つではありましたが,下山してからもこうやって山行の思い出に浸れるんです。
2012.08.29
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分岐から芽室岳に続く道は,思いの外歩きにくい状況ではありますが,それほど長いわけでもなく,急なわけでもなく難なく山頂に立つことができました。 遠くの山は,残念ながら雲の中ですが,山頂の周りは晴れていたので,だいたいの雰囲気はつかめました。南方面には,ちょっとした雲海ができていました。 山頂で,今朝方会ったおじさんと再会。これから西峰へ向かうそうです。せっかく来たのだからと,私も向かうことにしました。栄養を補給して,その後を追います。 先程の分岐では,後から登ってきたらしい登山者に会いました。ここから,かなり荒れているという話の西峰登山道に入ります。始めこそハイマツの中のちょっと歩きにくい道ではありましたが,コルにさしかかる頃,様子は一変します。木や笹が生い茂り,行く手を阻みます。道自体が斜めに傾いていて,木の根っこが下にあるので,滑りそうになります。枝をつかんだりポールを差したりして何とか体制を立て直し,やっと通過しました。その後は,笹でほとんど道のわからないところを勘で進みます。途中にはピンクテープも巻いてありましたが,笹の下にある道の空間を探す方が大切です。こうして,やっとの事で,最低コルに出ました。ここは,また様子が一変。7月頃ならば,素晴らしいお花畑が見られるであろう草地に出ました。草地の真ん中あたりで,シマリスの遺骸を発見しました。ギンバエがたかって,自然の姿に戻そうと努力していました。 ここからいよいよ西峰の登りにかかります。写真で見えるように結構急です。 登りの途中に見える白いところは,岩地帯でした。ハイマツの中の急坂を登っていくと,おじさんが下山してきました。速いです!その数分後,私も西峰の山頂に立っていました。 ここまでやっときましたが,もうヘロヘロです。ただの登りならまだしも,手や足を使っての藪こぎなのですから。しかも,帰りも同じところを歩かなければなりません。再び山頂で栄養を補給して,帰りの藪こぎに取りかかりました。 でも,帰りは思っていたよりも楽でした。藪の向きが下に向いているため,下りにはそれほど支障がないのでしょう。以外に速いペースで分岐に到着し,さらに登山道をを駆け下ります。7月の芦別のときは,あまり早く降りられなかったのですが,今回はスムーズに足が出て,順調に降りていくことができました。でも,やっぱり暑くて最後はバテた感じ。登りのときの赤エゾマツを目印に,高度計を見ながらの下山は結構辛かったです。 やがて,待望の赤エゾマツ林が表れ,最後の橋を通過して,無事登山口に到着しました。 そして,おじさんともまた会えたのでした。
2012.08.28
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後から来たおじさんのおかげで,ようやく登山開始となりました。始めは小屋前の橋を渡ります。 ここに帰ってくる頃は,へろへろになっているでしょうか?少し進むと,道は登りになり,登り切ったところが赤エゾマツの樹林帯です。 なかなか良い雰囲気を醸し出しているでしょう。帰りにこれが見えると,もう登山口が近いというわけです。グッと心にしまい込みました。しかし,登り道はすぐに笹藪の道になります。 これがかなりしつこいのです。朝露で濡れているので,ズボンがすぐに濡れてしまいます。まあ,夏ですからすぐに渇きますけどね。 1時間以上登っていくと,ようやく道は尾根の上を歩くようになり,目指す芽室岳本峰と西峰が見えだしてきました。初めて近くに日高の山が見えてきて,つい急ぎ足になってしまいます。 でも,かなりまだ距離はありそうです。登りもきつそうですよね。さて,休んでいるうちに登山口で会ったおじさんに抜かされてしまいました。この人,十数年前にこの山に登ったことがあるそうですが,今はほとんど覚えていないそうです。あまり他の人のことは気にしないで,のんびり自分のペースで登るように心がけていますが,年配の方に抜かされると心が穏やかではありません。すこし,先を急ぎましょう。 時計の高度計を見ながら,西峰との分岐点を目指します。登りはいよいよきつくなりますが,お天気もまずまずなので展望に期待がふくらみます。 そして,ようやく看板が見えました。目指す山頂も見えています。 ここから30分ほどのコースタイムなので,見た感じ楽そうです。ところが,途中の道がちょっと悪いのです。ハイマツの根っこをこえたり,斜めに傾いた道を歩いたり思ったようには進めません。苦労はしますが,着実に山頂は近づいてきます。 ( 続 く )
2012.08.27
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山登りを始めて30年以上経ちますが,1つだけ心にひっかかることがあります。それは,日高の山を登っていないこと。小2の頃,アポイ岳には登ったのですけど,本格的な山には登ったことがありません。ガイドブックとにらめっこしていると,どうやら日帰りで登ってこれる山も結構ありそうです。そこで,一大決心!寒くなる前に行くことにしました。 今回は,サホロのキャンプ場に泊まって,芽室岳を登ってくる予定です。旭川を出たのは昼過ぎ。キャンプ場には夕方に着きました。テントを張っているのは,もう一組のみでした。 何とも寂しいキャンプ場ですが,静かな方がのんびりできるし,朝早く出るのにはちょうど良いです。早速,ビールでのどを潤し,ラーメンライスをお腹にためて,9時前には就寝しました。 しかし,例によって寝付きがよくありません。テントで寝るのは大の苦手です。うつらうつらしているころ…ドーン!と地面から音がしました。何だ何だ? と思っているまもなく揺れ出したのです。地震だ! さすが,十勝地方,地震が多いからな,と妙に納得してしまいました。しかし,この地震はめったに揺れない旭川でも揺れていたそうです。 さて,翌日。寝たのか寝ていないのか良くわからない状態で,起き出しました。外では,露が落ちてきてフライシートをぬらしています。天気予報を確認すると,曇りのち雨。午後からは雷も鳴るらしいです。やめようかな? なんて弱気になってしまいましたが,とりあえず登山口まで向かうことにします。途中のコンビニで朝食を買い,登山口に着いたのは7時近く。ところが!日曜日なのに,誰もいないのです。 ますます,やめる気になってきました。でも,朝食のヨーグルトを食べて車を降りると自然と登山の用意をしていたのです。さらに,車の音がしてもう1人の登山者が姿を現しました。 こうなると,もう登らない手はありません。7時過ぎ,芽室岳登山が始まったのでした。 ( 続 く )
2012.08.26
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北海道は,20日から2学期が始まりました。慣れない1週間はさすがに疲れました。やはり,月曜日から始まるのは辛いですね。 さて,そんな疲れを癒やすための週末ですが,ちょっくら1人で出かけてきます。家族を置いて…。今,やっと支度ができました。汗だくになってしまいましたが,今日はテントに泊まるだけなので気は楽です。明日のお天気はどうでしょうか?十勝晴れになると良いなァ。 そういうわけで,行ってきます。
2012.08.25
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先日のキャンプで買ってきたおみやげを届けに,弟のところへ行ってきました。弟の家は農家で,主にトマトを作っています。今が一番忙しい時期なので,あまり出かけることもできずにせっせと収穫と出荷をしているようです。 うちの愛犬が死んで6年ほど経ちましたが,旅行に行くときは決まってここに預けていました。でも,そんな用事もなくなったので,訪問するのも久しぶりです。そして,もう一つの用事は動物に会うことです。 まずは,これ… 北海道犬の「モモ」です。弟のところも,前の犬が死んでしまって,知り合いからもらったのだそうです。近寄ったら喜んで飛びついてきます。なでてあげるのは良いのですが,気を付けなくては! そして,もう1頭… 道産子の「タロウ」です。動物好きの弟が,どうしても飼いたくて手に入れたそうです。時々,背中に乗って遊んでいるらしいです。手を伸ばしたら近寄ってきて,においをかいでいます。大きいけれど,おとなしくてかわいいですよ。 何年も前からいる2頭ですが,名前が「モモ」「タロウ」?初めて気が付きました。さすが,トマト農家ですね。
2012.08.16
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前天狗から見えたニペソツ山に感動した後は,高度をちょっと下げて天狗岳に向かいます。少しの間,ニペソツの展望はきかなくなりますが,天狗岳に近づくにつれてだんだん大きなその姿を再び現してきます。 ますます迫力が増してきますね。ところが,近づくにつれて雲がわいてきました。天狗岳を巻いている間にニペソツは雲の中にかくれだしてきたのです。 そして,道は大きく下って登り返しになります。せっかく稼いだ高度をここで落とすのは,もったいないのですが,仕方ありません。20年前に登った記憶では,思ったほど登らないはずなんですけど…。最低コルから,いよいよニペソツへの登りにかかります。しかし,完全に雲の中です。 ただ,今大切なのは一歩一歩登ること。ゆっくりではありますが,息を切らさないよう確実に登っていきました。尾根上から右の方へトラバースすると,上から降りてきた人とすれ違います。思ったよりも年配の人が多いようです。ここ最近の年配の方は元気ですね~。山頂近くになる頃,先程のカップルも降りてきました。速い! 私は,高度計とにらめっこしながら登っていきました。1980m位の表示で見事山頂到着。2000mを越えずに着いてしまったのは,私が高度計を合わせるのが甘かったのでしょう。でも,とりあえずやりました。 山頂直下で追い抜いたお年寄りの方も登ってきました。この方も,まだ先があるかと思って休んでいたそうです。いろいろ2人でお話をして,お年よりはさきに降りて行かれました。私は,展望が広がるのを期待しつつ,のんびりと山頂で休んでしました。しかし,一向に晴れてくれないので,12時きっかりに下山開始。 名残惜しそうに何度も振り返りながら下っていきました。途中の岩場でこんな生き物を発見。 何ともかわいらしいオコジョです。じっとこちらを見て,人間を恐れていないかのようでした。 この後は,とにかく下りました。先程のお年よりを途中で抜いて,下りました。いつものように,脚が痛くなってきてもがんばりました。あまりに長いこのコースですが,あらかじめ自分に言い聞かせたり,何時頃に着くかを計算しながら歩いていると,やがて沢の音が聞こえ,車が見えてきました。 そそくさと帰る用意をして,車を飛ばし,無事家に帰り着きました。
2012.08.14
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少しずつ展望が開けてきました。 途中でこんなどぎつい色のキノコを発見。不気味な色ですね。さらに,がんばって登っていくと,ウペペサンケ山が見えてきました。この山は,山頂付近が長いのが特徴です。そういえば,この山を登ったときも糠平のキャンプ場をりようしました。 一休みした後,さらにがんばって登っていくと小天狗の岩場に到着しました。ここで,後から登ってきたカップルさんと遭遇。最近はやりの派手なタイツに短パンという出で立ちでした。昔,ニッカーボッカーで汚い格好で登っていた自分とは大きな違いです。2人でおしゃれな格好をして登れるなんて,うらやましいですよ。 キャンプ場がある天狗のコルを通過して,さらに登っていくと前天狗の登りになります。遙か彼方に大雪山も見えてきましたよ。 大きな石が出てくるようになると,そこはナキウサギのすみかです。あちこちで鳴き声が聞こえてきて,つい姿を探してしまいます。カメラを取り出しているうちに逃げてしまって,唯一撮れたのがこれ。 残念ながら後ろ姿でした。そんなことをしているうちに,カップルさんには抜かれ,のんびりとマイペースで登れるようになりました。そしていよいよ,前天狗の方にさしかかります。以前,25年程前にも登ったニペソツですが,ここから開けた眺めには驚かされます。 どうして,こんなに素晴らしい山の姿が突然現れるのでしょう?シチュエーションといい,姿形といい完璧です。ちょっと拡大してみましょうか…。 とがった山の形も良いですし,その重厚さも大好きです。ただし,今日はあの頂まで登らなくてはいけません。まだまだ先がありますので,ここで安心してはいけません。 ( 続 く )
2012.08.11
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今年は,2012年。そういうわけで,昨年は2012mのオプタテシケ山を登ってきました。そして,来年はニペソツ山の標高年なのです。何としても今年のうちに登っておこうと,先日行ってきました。 朝の早出が苦手なので,今回は久しぶりにテントを持って出かけました。当初,層雲峡に泊まって朝食をコンビニおにぎりにする予定でしたが,朝食も用意してきたので,然別湖まで脚を伸ばしました。登山当日は,おそらく30分ほどの時間短縮になるはずです。 さて,然別このキャンプ場です。むかし,ウペペサンケ山に登るときにお世話になったのですが,その時の面影はありません。テント地が盛り上がっていて,雨のときには良さそうなのですが,ペグが刺さらないので難儀しました。結局,その辺の石を重し代わりにしてフライを固定しました。キャンプ場なのに,ペグが刺さらないのは致命的ですよ! テントの中では,することもないのでアルコールでのどを潤していました。温泉もそばにあるのですが,登山前のキャンプなので控えました。ラーメンライスの夕食の後も,ラジオを聞きながらのんびりと過ごしていました。外は,いつの間にか雨が降り出し,雲行きがあやしくなってきました。 早くにシュラフに入ったのですが,案の定眠りにつくことができずにうつらうつらしているうちに明るくなってきました。しまった! と思ったものの,時計を見ると,4時過ぎ。まあ,登るには問題のない時刻です。朝食のレトルトご飯を済ませて,すぐに出発しました。 登山口には6時頃に到着。すでに,車が何台も停まっています。慌てて私も出発しました。 お天気も良さそうです。樹林帯の道をせっせと高度を稼いでいきます。 昨日の甘えの影響で,葉っぱが濡れていて,ズボンもびしょ濡れです。1時間ほど登った頃,少しずつ視界が広がってきました。 青空が広がってきて,俄然やる気が出てきます。キャンプ中は,雨ならやめようかな,と思っていたのとは大違いです。 ( 続 く )
2012.08.10
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【送料無料】カシミール3Dパーフェクトマスター編改訂新版 [ 杉本智彦 ] 新しい,カシミール3Dの本が出ました。旧版の3冊は全部持っていますが,今回購入したのは改訂新版の3冊目。何故そんな中途半端な買い物をしたのかというと,こちらには北海道の2万5000分の1の地図が入っているのです。それまでのものには入っていなくて,ようやく手に入りました。 早速,中身を読んでみると国土地理院のサイトから,基盤地図5m,10mメッシュなるものをダウンロードできるそうです。これは,10m四方の標高を記録したもので,これがあるときめ細かい山の形を3Dで表すことができるのです。早速,説明書に従ってダウンロードを開始しました。始めは,欲張って5mの方をダウンロードしました。ところが,思った以上に容量が大きくてダウンロードと変換に24時間要しました。しかも,開いて見ると虫食いだらけ。まだ,北海道全域の記録はとれていないようです。くやしいので,次に10mをダウンロード。こちらは,数時間で終わりました。ところが,肝心の大雪山の部分が空いています。調べてみても,確かにその部分のデータはあるはずなのに読み取ってくれません。 仕方なく,芦別岳で実験してみました。始めは,本についてきた50mメッシュで表したもの。 まあまあ,それなりに雰囲気は出ているでしょう。今度は10mメッシュで, どうです?違いがわかるでしょうか。なめらかだった芦別岳の谷がより深く,精細に描かれていますね。これで,大雪山が見られると最高なのですがね。こんご,原因を探って何とか見られるようにしていきたいと思います。
2012.08.06
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長年住んでいると,いろいろなものの処分が必要になってきます。たまった本や着なくなった衣類などは,その代表的なものでしょう。 もう一つ,うちで懸念されていたのは,庭に植えてある木の枝です。サクラの木は,植え替えをしたのが12年前だったのでかなり大きくなって,枝も伸びました。また,数年前に植えたスモモの木も枝がかなり伸びて,本格的に切る必要が出てきました。しかし,素人の私にはもう無理だということで,カミさんの知り合いの方に頼んで切ってもらったのです。そうして… これがサクラの木です。伸びていた上の方の枝がかなり切られてさっぱりしました。その他の枝も切られて,葉の数も減ってしまいました。今年は,たくさんの花を咲かせてくれなかったのですが,来年は咲いてくれるでしょうか? こちらはスモモの木です。春にも切ったのですが,その時以上に思い切ってさっぱりとしてくれました。今年始めて実がなって食べられるか楽しみにしていたのですが,かなり虫に食われていて,難しそうです。でも,来年は期待できるかな? そんなわけで,外の様子もちょっと変わってきた我が家です。
2012.08.03
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