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本社での会議後の懇親会を途中ですっぽかし、神保町のBar、PolkaDots&Monnbeamsに伺う。だって、長々と会社の連中とどうでもいいことを話していたら時間がもったいないじゃない。そうでなくとも電車の都合があるんだから。なるべく長い時間、PolkaDots&Monnbeamsに居るためには途中で抜け出した方が得。どうせ会議は終わっているんだし。会社のおじさん連中と最後まで飲むとまたどうでもいいところに連れて行かれるし。とまあ、最初から不満で始まってしまうぐらい今日の私は精神的に少々疲れていた。仕事は順調だし、家庭的に何か重いものを抱えているわけでもないのだが、なんとなく自分に自信がもてなくなっていたというかチョット沈んでいたことは事実。でもマスターといろいろと話しながら、何気ない会話のなかにも気が次第に軽くなっていくのを感じていった。やっぱり来て良かったなと思う。ほかのお客様もいらっしゃらず、よしなしごとの話をするにはもってこいであったことも幸いしたけど。マスター、いつも、特に今日は、お付き合いいただきありがとうございました。さて、マスターからいただいたものは、1,Connoisseurs Choice Ardbeg 1974-1993 40%こちらについては、T.Sさんが「Malt Drinker's Diary in Tokyo」で紹介しているので、より詳しいテイスティング・コメントをお知りになりたい方はそちらをご参考されたい。マスターは、「先週開けて9日間経つので結構落ちてきていますよ」というものの、私には全然落ちていることがわからなかった。先週飲んだらもっと凄かったということだろう。まず、グラスに注いだ瞬間から香りが立つ。確かにオレンジなどの柑橘系の甘さを伴った香りである。すぐに軽いピーティーさとスモーキーなフレーバーも重なってくる。優しい感じが心地よい。頭の中で「焚き火しながら食べているみかん」をイメージした。口に含んでも柔らかさは変わらない。相当に繊細な感じがする。舌に少しだけ塩っぽさが残るものの柑橘系の香りと甘さで包まれていく。あとから余韻でピーティさが残っていくのがまたいい。マスターが「飲んだあとも楽しめますよ」とおっしゃるので、飲んでしばらく空のグラスを置いておいて、しばらくして嗅ぐと、これまた違う顔を発見できる。これは飲んだ方のお楽しみ!2,Exclusive Malts Laphroaig 11Y 1993-2005 51.4%結論から言えば、「正統派のラフロイグ」。これに尽きるような気がする。香りも初めは軽くほのかな感じ。オフィシャルと比較して上品な軽さがある(薄くした感じとは違う)。ヨード香にしてもスモーキーさにしても程よく軽い。でも飲んでみると、「しっかりラフロイグ」。海を連想する磯の香りに甘いラフランスの香りが引き立ってくる。あとから次第にドライに移行していくのがいい感じである。こちらをクッションにはさんで、いったのが次のArdbeg。3,Cadenhead's BondReserve Ardbeg 10Y 58.6%これはさすが!香りも強烈!若々しいAedbeg。ガツンとくるほどの骨太な香り。Ardbegをかなり濃縮した感じの香りといったらわかるだろうか。若干酸味もあるが、若々しさに花添える役目を醸し出している。思わず「こういうArdbegもいいですね!」と同意を求めたほど。最初にいただいたArdbegと正反対の感じ。しかし、飲んでみると案外おとなしい。香りからは想像つかないほど大人。そうはいうもののしっかりとしたピーティーさとスモーキーさはなかなかだ。ドライだが、余韻が進むにつれて甘くなっていく。4,ScotchMaltSales GlenAlbyn 1965-2004今日の締めはこれ。Glen Albynといえば蒸留所が閉鎖して久しいが、ボトラーズ数社から毎年のように出ているところをみると、案外樽は相当数残っているのだろう。こちらは、どっかのボトラーズからSMSが樽を買ってボトリングして販売しているもの。以前SMWSのGlen Albynを飲んだのだが、そのときのものとは全く異なった味わいを感じた。マスターいわく「もともと癖のないハウススタイルなので樽と熟成にかなり左右されるのでは」とのことだが、確かにそう思う。こちらは長期熟成ものなのだが、全然樽に負けていない。むしろ良い具合に作用していると受け取れる。香りは、かなり甘くクリーミー。マスターは「スペイサイド+シナモン+ココアですね」とおっしゃっていたが確かにそのとおり、言いえて妙とはこのこと。私は飲んでいて「昔相当綺麗だった女性、今はおばあちゃんになったものの品がよく落ち着いた存在感のあるご婦人」をイメージしたのだが、わかっていただけるだろうかね?ただ残念なこと余韻が短い。すっと消えていくのがもったいなく感じるが、それも愛嬌か。そんなんで、計4杯を飲んで、帰路に着く。マスターから、Mixiのオフ会の時にみんなで作ったボトルを持たせていただいた(中身はカリラ、ラベルが秀逸、作者はMUNEさん)。マスターご馳走様でした。またお話に付き合っていただき感謝です。また伺います。
Oct 31, 2005
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実家に帰省していたが、今しがたこちらに戻ってきたところである。まずは、金曜日のお礼を、「足柄山の金太郎さん、ありがとうございました。楽しい時間を共有できたこと感謝申し上げます」私自身、このようなWhiskyに真摯な先輩が近場にいてくださることがどんなに支えとなることか。また、自分自身まだまだ本当に若輩者だなと一緒に飲んでいて感じた。もっとレベルの高い飲み手にならなければ。さて、帰ってきたが、チョット面白い物を紹介したい。といっても知っている方は知っているものなので、「なあーんだ」というものかもしれないが。写真を見て、なんであるとおもうだろうか?実はこれ、「菊の花のおひたし」である。私の郷里では秋、特に今の時期になると各家庭で作るものである。学生時代に実家から持ってきて食べていると「えっ、花を食べるの?なんで?」と必ず訊かれたものだった。何でかはわからないが、昔から私の地方では食用にしている。食べ方としては、一般的には「おひたし」「味噌汁の具」「漬物」にするが、私自身はシンプルなおひたしにして軽く醤油を垂らしたものが最も好きである。味は、「これはこれは!」というほどおいしいものではないが、チョイ苦く、口飽きしない。おかずの中心としてではなく、小鉢程度の扱いだが、口休め、一口置くときにちょうどいい味なのである。もし機会があれば是非ご賞味いただきたい。
Oct 30, 2005
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今週、「立ち飲みや」というところに2回行った。今、「立ち飲み」が話題だとのことで気にはなっていたのだが、お店を外から覗くといらしているお客様の大半は女性というときが多いので、おじさんひとりでは入りづらかったのである。AmberTimeのマスターからは「なかなかいいですよ、僕もよく行きます」と訊いていたので行ってみたい気はあった。週初、仕事が終わって前を通ってみると、たまたまお客様があまりいない。これはよしと恐る恐る入ってみた。別に何も恐れる必要はないのだが、なんとなく初めてのお店って入りづらいじゃないですかぁ。まあ、普通の飲み屋さんなのだが、女性店長のデコレートにより店内はかわいらしく綺麗なつくりになっている(ハロウィンの飾付&置物に季節感があっていい)。この照明の明るさと清潔感が女性を入りやすくしているんだろうな。これがおっさんの寄り場の一杯飲み屋だとこうはいかないし、はっきり言って品もない。絶対的なコンセプトの相違が両者にはある。私はどちらかといえば、オッサン飲み屋よりこっちの立ち飲み屋さんの方がいいね。この立ち飲み屋さんは割りとこだわったお酒のラインナップだ。メインは店長が厳選した地酒と本格焼酎。店長はワインアドバイザーの資格もおありだということで、実はワインも奥の方にあり、オーダーがあれば出せるそうな。おつまみもリーズナブルでおいしい。「チョット飲み」にぴったりのおつまみ。特に凝りまくりというほどではないが、店長のこだわりを感じさせるものが多い。立ち飲みなので、「腰を据えてじっくり」という方には当然向かないのでお勧めできないが、「仕事の帰りに一杯(いっぱいではない)」のニーズの方には十分満足いただけると感じた。チョイ飲み・チョイつまみで1000円少々はいいところいっているのではないか。店長初め、スタッフの若い衆も、明るくきびきびとしており、傍からみていて気持ちがいい。Mixiに店長がお店の名前でコミュを立ち上げているようだ。場所は平塚駅前、「○喜(まるき)」というお店。17:00-24:00だそうである。
Oct 28, 2005
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帰宅途中、藤沢駅でついふらふらとBarBフラットへ足が向いてしまった。今回は、ヘロヘロな方々はおらずほっとしてのんびり飲む。このBarにはプラズマディスプレイが掛けられており、日本代表の試合のあるときなどはサッカーを放映していたりする。それ以外はあまり使われていないようなのだが、この日はなぜか、QueenのライブDVDを流していた。しかもヴォーカルを取っているのは今は亡きFreddie Mercuryではないか。いやーなつかしい。彼が出ているということは、1980年代後半のライブだろう。1991年になくなったのでもうすぐ14年が経つ。確か40代半ばでなくなったと記憶していたが。今見てもこの映像は全然色あせた感じがしない、Freddieも若々しいし、何とはなしに見入ってしまった。おもむろにマスター、BGMのようにもうひとつDVDを流し始めた。QUEENの次は、Eric Claptonの「なんとかパーク・ライブ(名前忘れた)」。なぜか字幕がハングル。多分韓国からの輸入物なのだろう。しかし、懐かしいレパートリーだ。Cream時代の「WhiteRoom」とか演奏しているものだから、ロックに凝っていた若い当時を思い出してしまった。Led Zeppelin/Deep Purpleは、もう当然のごとくはまりまくっていた。Led Zeppelinの「4」や事実上のラストアルバム「In through the out door」は特に好んで聴いていた。今でもたまに聴くほどである。Deep Purpleも2期にはまったものの、1980年代に再結成された再2期はなんとなく好きにはなれなくなっていたので、Deep Purpleは「Live in Japan」のころが一番いいのではないかと個人的には思っている。ギタリストのRitchie Blackmoreももう60歳になった。いやー還暦ですよ、リッチー。日本なら赤いチャンチャコものですよ。定年退職のおじさんと同じ年ですよ。ホント年取ったなぁ。Ritchieが脱退して作ったRainbowも好きなグループだった。特にアルバム「Rainbow Rising」は秀逸だと思う。さらに、「Bent out of shape」に至ってはハード・ロックの至宝といってもいいかもしれない。White SnakeもDeep Purple組みで作られたバンドだが、こちらの方は迫力が今ひとつだったので、1枚しか買ったことがない(しかもかなり以前に紛失してしまった)。ブリティッシュ・ロックといえば、Judas Pristも好んで聴いていたグループだ。ボーカルのRobHalfordの伸びのある声が好きだから聴いていたのだが、今は、「Sin after Sin」「Defenders of the faith」の2枚しか持っていない。ここ数年は全然聴いていない。趣味が変わったためだが、子供たちが聴くかもしれないかもしれないと思い、取ってあるつもりだが、箱の中のどこかにある。わざわざ今から出すこともないだろうな。ハード・ロックからしばらくしてプログレッシブの方に興味が移行していき、ある時期、King Crimsonをよく聴くようになっていった。私が思うに、King Crimsonは初期がいい。ただ、歌詞が暗い、異常と思えるほどに暗い。まあ、それがプログレだといってしまえばそうだが。1作目「In the Court of the Crimson King」に収められている「Epitaph」は歴史に残る名曲だと思う。今でもたまに聴くのもこのアルバムだ。また、ライブアルバムである「Earth Bound」をはじめて聴いたときは、音質劣悪なのだが、気が狂うのではないかという思いと、頭がギリギリひねられていく感じがしたことを今でも覚えている。ただ、このCrimsonもアルバム「Lark's tongues in aspic」を買って以降は、急速に興味を失っていった。フィリップが再活動して最初に出したものが「ちょっと違うんじゃない?」的に思えたためだ。それから程なくして、Jazzに傾倒していき、今に至るのだが、今日のようにたまに聴くロックもいいものだ。久しぶりにClaptonを見ながらそんな感慨にふけってしまった。BarB♭でいただいたものは、珍しくアイリッシュ。JAMESON → TALLAMORE DEW → BLACKBUSHこれらはすべてスタンダードもの。最後の締めに、WhiteHorseで帰宅。
Oct 27, 2005
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昨夜もAmberTime詣。なぜかふらふらと足が向いてしまう。特にお目当てがあるわけでもなかったのだが、マスターと話がしたくなり何とはなしに伺う。1,The Arran Malt Limited Edition1995 Bot2002 46% 448/4651995年といえばArran蒸留所ができた年である。とすれば稼動してまもなくのものということができるこのボトルは、初期のカスクストレングスボトルであり、わずか7年しか寝かしていない若いMaltだ。だが、濃いブロンズに近い琥珀色をしており。相当な熟成感があるようにも見てとれる。以前2年ほど前だったと思うが都内のBarでこれを飲んだことがある。そのときは「まあこんなものだな」と思ってそうすごい感動もなかったように記憶していたが、この日のこれは少々違っていた。もしかしたらボトリングされてからボトルの中で熟成が進んだのではないかと思うほど良くなっていた。到底7年物とは思えないほどの熟成感がある。いい香りである。グレープフルーツ、デラウェアなどのフルーツ香が鼻をくすぐる。飲んでいくと口中に干し葡萄のような甘い香りが充満する。そして割とクリーミーな感じもある。以前は麦芽っぽいものだったように記憶していたが、果たして記憶違いか。余韻の中に赤ワインを飲んだ後のような渋みを感じることに気が付いた。でもそれによって締まってきているいい印象を持った。2,Balvenie Single Barrel 15Y 1984/11-2001/3 Cask5665 50.4%グレンフィディックの第2蒸留所という位置づけの割には結構自己主張が強いMaltだ。私はフィディックよりもこちらの方が好き。この15年はすべてファーストフィルのバーボンカスクで熟成されたものということで有名だ。甘さの中に柑橘系が混ざってくるのが気持ちいい。なんとなく八朔を思い出した。飲んでいくと甘さと少しの酸味を感じるところはやはり八朔かな。後味がドライなところもいい。3,Royal Lochnagar Selected Reserve 43%かなり赤っぽい琥珀色をしている。以前からこうだったのかなと初めと惑う。以前にもこのMaltに関しては記しているので今回は割愛。ここ数日疲れがたまってきたのか頭があまりまわらない。そういう日は早めに寝よう
Oct 26, 2005
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ある方のWebSiteを見ていいたら、「飲んでる席での失敗談」というのがあって、にわかに思い出したくないことを思い出してしまったので、記憶の「すす払い」の意味も込めてここで上げさせてただくことにする。もう数年前に遡るのだが、これはちょっときつい体験をしてしまった。もちろん居酒屋で酔いつぶれて人様に迷惑をかけまくったのは学生時代から数限りなくあるが、まあこんなことは皆さんしているだろう(してないかな)し話のネタにもならんだろうからここでは割愛。Barでのことに限ればそう失敗談てないようだが、これが割りとあるんですね。ちょっとお下品になるかもしれないけど付き合ってください。これには私というよりある方を通した失敗と言った方がいい。私の判断ミスが起こした顰蹙劇といえようか。名前は、仮にSさんとしよう(特に厳重に名前を秘す)。私が都内の某支店に赴任する半年前にすでにそこにいた。入社年次では先輩なのだが、課の中では立場的に私が上役ということもありいろいろと気を使っていた。赴任してしばらくすると、さすがに鈍い私でもこのSさんがまわりから疎んじられているのがわかるようになってきた。理由は明白で、「清潔感が欠落」しているのである。月曜日には一応しっかりした格好をしてくるのだが、金曜日に近づくにつれてぼろぼろになっていくのである。髪がべっとりしてきてふけだらけになってくる。だんだん雑巾のような匂いがしてくるという風だった。どうやらお風呂に入らず、同じものを着ているから(たまに着替えてくることもあった)と思われるが、いつも泥酔して帰って(帰っていないことも多かったらしい)そのまま寝て、そのまままた着てくるかららしかった。女性からは如実に近づかれることはなかった。ただ困ったことに、本人は自分から女性に近づいていくのが大好きという性格であった。赴任した当時は数回飲みに連れて行っていただいたのだが、大抵はとんでもないところばかりで私はすぐに逃げ出していた(だって変なキャバクラとかいかがわしいところばかりでっせ)。当然ご一緒することはなくなったのだが、ある日、「Sさんもみんなから疎んじられて寂しいだろうし、たまにはガス抜きのために愚痴でも聞いてあげようかな、同じ課でもあるし」と思って飲みに誘ってみた。ところがこれが間違いの元。入った焼き鳥屋では、全然愚痴をこぼさない、仕事に前向きだからではなく、逆に全然仕事のことなんか考えていないからである。よって業務上の心配・悩みというものがないことに私が驚かされた。自分がどう思われているかなどということには全く関心がないようだった。これはこれで凄いことかもしれないなどと感心して、私はひたすら聞き手に回っていたが、話す話題は「○○のAチャンはどうだ、△△のBチャンはこうだ」とか情けない話ばかり。その割に彼は凄いピッチで日本酒を飲んでいき、小1時間でべろべろになっていった。呆れたので、その一件で帰ろうとしたら「もう一件、俺のなじみの店に行こう」と言うので、彼のなじみの店は大抵ろくなところがないことはわかっているので、「じゃあ、今日は私のなじみの店に行きましょう」とBarに連れて行くことにした。連れて行く過程でもいろいろギャグのようなことがあったが割愛。「Barだったらおとなしくつぶれているだろう」との読みがあったのだが、これが2度目の大間違い。そこで私は確かハイランドものを注文したのだが、「それはなんだ?」と聞く。「ハイランド・モルトのXXです(銘柄忘れた)」と答えたところ、「ハイランドってどこだ?」と聞く。まあここまでは初心者的な普通の会話なのだが、そこでよせばいいのに若いバーテンダーが地図持ってきて、「ここがハイランド、ここがスペイサイド、この下のほうはローランドです」と教える。ここでSさん我意を得たとばかり「ハイランドがおっぱいで、ローランドは○○だな、○○くれ」と一同びっくりするようなことを平気でのたまう。もうそれからは彼の卑猥度はノンストップ急上昇。もうBarでオッサン浮きまくり。皆さん、私が青くなっていく様がわかるでしょう?もう恥ずかしいを通り越していたのですぐに切り上げ、無理やりに電車まで連れて行き押し込ませるように乗せて強制送還。すぐにお店に戻ってマスター初めお客様がたに詫びを入れた。これは本当に恥ずかしかった。後から思うと悔しいほど情けない。ちなみにこのことは彼の記憶には何も入っていなかったことを思うと余計腹立たしい。ここまで、決してオーバーには書いていない。むしろかなり、かなり、控えめに記しているつもりである。だってそのまま書けないようなことばかりあったんですから、実は。このSさん(重ねて厳重に名前を秘す)にまつわる逸話はたくさんあるが、ここで書くのはチョットということばかりなので勘弁願いたい。(でも聞きたい方には口頭で教えるよ、結構笑えます)
Oct 24, 2005
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AmberTimeから帰ってきて、藤沢駅に着いたらとてもお腹が空いていることに気が付いた。これはBarB♭でパスタでも食べようと顔出し。軽く飲みながら食べて帰るつもりが、隣に座った肉屋のオッサンに掴まってしまい、ついつい長居をしてしまった。このオッサン、精肉会社の社長なのだが、何度もお会いして話もしていて私の属性も知っているはずなのに、この日はべろべろに酔っていらしてたようで、私に関する記憶はすっかりドロップアウトしていた。「初めてですよねぇ?」「いいえ、何度もお会いしていますよ」「ええっ、そうですかぁ」と完璧に記憶から抜け落ちている。お店に来たディアジオの営業マンが置いていったMaltのリストを見ながらマスターとお店に置くMaltを話し合っていたら、この社長「おお、そうだ!酒屋さんでしたね!」とこれまた勘違い。訂正するのも面倒なのでそのまま酒販会社の営業マンということで通すことにした。困ったことに、なんでも娘さんが受験でA大学を希望しているのに「あんなところはだめだ!○○女子大にしろと娘にいっているんだ!」と、どう考えてもA大学の方がいいと世間一般では思えるのに、娘さんに○○女子大を押し付けている模様。理由は、「就職してすぐにいい主婦になれるから」だそうだ。よくわからない理由だ。なんだか娘さんがかわいそうである。「社長、その考え方間違っていますよ!」この社長、そんなに飲んでいないときは、勢いもあるし、気合は入りまくりで、いかにもオーナー社長という風なのだが、この日はかなりズレまくり。でもって、B♭では、Jura,Springbank10Y,GLENMORANGIE10Yを頂く。
Oct 22, 2005
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昨夜は、いつものAmberTimeに行く。カウンターは私一人。久しぶりにマスターと楽しいMaltの話題で盛り上がる。さて、昨日の頂きものは、1、サントリー山崎 樽出原酒 15年 No.179681981年蒸留1996年ボトリング。色からしてシュリー樽熟成であることがわかるほどの濃い赤みがかった琥珀色。上品な果実香(巨峰、ラフランスをイメージ)がはじめに香る。松の木の香り(樽由来か)、しばらくするとチョコレートアイスのような甘い香りも漂ってくる。バランスよくまとまっている。口に含めば思ったよりも重い。ボリュームを感じる。口の中に広がるフルーツの香りにくどくない甘さが加わる。余韻が暖かく程よく続く。おいしい!これはすでにMacallanを超えている。少なくとも現行品の18年の上を行っていると思う。3、Port Ellen DouglasLaing OMC 1982-2001 18Y 50%香りにかなり特徴がある。揮発油系の香りがグッときたあとに、レザー(革製品)系の香り、正露丸香がまとまって香る。独特のシェリー香があり、少々ゴム臭も感じられる。飲んでみると軽めなことに驚く。さらっとしており、舌からつるりと落ちる感じ。あとからピーティーさが残るところにアイラを感じる。やさしめのフィニッシュ。エキセントリックな後味。おいしいと言うよりも面白いMaltだ。もっともPort Ellenはボトルごとにかなり異なった味わいなのでのんでみるまで判断が付かない。とんでもなく凄い!というものから、笑いが止まらないようなものまで幅広くあるのがこの銘柄の特質なのかもしれない。3、Smaroli COILLTEAN 1965-2005 45% 259/288ラベルには、下記のように書かれている。「This whisky is what I mean for a Blended scotch Whisky.There is no Single Malt which can compete with a well done blended like this.このウィスキーを私はブレンディド・スコッチ・ウィスキーとして提示したい(示したい)。このように上手にブレンドされたものと張り合うことができるシングルモルトはない。」 私のつたない訳で恐縮だが、イメージは伝わると思う。このように書かれているラベルを読んだら、そりゃあ、普通は飲んでみたくなりますな。しかも1965年蒸留もののみでブレンドされ2005年、今年にボトリングされた40年ものの秀玉ですよ。マスターは奥から「極秘ものでっせ」という雰囲気で持ってきた。ラベルを見せてから、「飲みます?」と聞く。上記のラベルを読んだ人だったら、返事はひとつしかありませんがね。結論から言おう!「素晴らしい!」あとは何を言っても軽くなってしまうだろう。言語で表現できる枠をすでに超えている。香りは、初めすっと爽やかな風が草原に吹いたかのようだ。ただ、すぐに重厚な果実香に移行する。まだ熟れていない杏、花梨、マスカットを感じ取ることができる。極めていいバランス、存在感十分の香り。口に含めば、綺麗なフルーツバスケット、洋ナシ、ラフランス、そこにバターピーナッツのようなオイリーさが乗ってくる。鼻に抜けるその軽いオイリーさと舌に残るクリーミーさが心地よい暖かさを長引かせる。久々の超ヒットもの。「◎×3」のお勧め品。マスターはこの凄いサマローリ・ブレンディドを2000円で提供している。これは安い、安すぎる。サービスしすぎですよぉ。皆さん早めに飲みに行きましょう!この後が考えられなかったので、3杯で店を出る。
Oct 21, 2005
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オーストラリアのケアンズに修学旅行に行っていた高2の娘が帰ってきた。父親の私へのお土産は、ショットグラス。小さくてかわいい。コアラがプリントしてある。サイズ的には、1ジガー(45CC)が入らないくらい小さい。でも手に持ちやすいのでちびちびやるにはいいかも。いつもは、SMWSのグラスを使って飲んでいるが、たまにはこういうショットグラスもいい(第一洗いやすい)。少々親バカなコメントでしたね。
Oct 19, 2005
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昨日、帰宅したらSMWSからMailが入っていた。Ardbegの2種が特別に手に入るとのこと。何の迷いもなくすぐに注文Mailを返信。ついでに過日頂いておいしかったキャンベルタウンものを1種追加注文。今日別件でSMWSに電話したら、「すごい勢いですよ、もうほとんど残っていません」とのこと。まあねぇ、ものがArdbegだからねぇ、皆さん飛びつくのは当然ですよねぇ。発送は24日以降とのことだが、別に急ぐことはないので余裕で待つことができる。でも楽しみ。この2本は、33.56 6年 59.6% May-98 Apr-05. 1st fill Barrel 263本 Islay.33.57 6年 56.2% May-98. Apr-05. Sherry Gorda 779本 Islayである。さて、本日は、いままでAmberTimeにいた。印刷業界にお勤めの常連Hさんに少々頼みごとがあり、打ち合わせを兼ねてAmberTimeを使わせていただいていた。Hさんにはこちらからの条件を提示して、案件と見積もりを作成していただくようにお願い。デザインも彼女にお任せと言うことで簡単に済んだ。こちらも楽しみにしていますよ。でもって、3杯で帰宅。1、過日の「Ichiro's Malt Vintage Single Malt 1988」をもう一度いただく。2、Clynelish 14Y 3、WhiskyGalore Bowmore
Oct 18, 2005
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二日酔いがほどほどになったので17:30からのイベントにいってきた。場所は外苑前、キャピタル東京、SMWSのマンスリーイベントである。今回のテーマは、「サーモン&パテとモルトのマリアージュ」食とSMWSモルトの融合というテーマであるが、この場合の「食」は「定食」などの主食としての食ではなく、「おつまみ」としての食である。まあ簡単に言えば、「モルトに合うおつまみの提案」という企画である。会場に着いたらすぐに、おいしそうなスモークサーモンとオニオンマリネが出てきたものの、解説を伺うまで食べるのは「お預け状態」。しかも目の前に4種のモルトが並んでいるし。「それはないんじゃないですかぁ」とパブロフの犬状態の自分を悟られまいとしつつ、SMWSの元木さんと英国展をしている三越の方のお話を聞く。さて、お話も拝借し、試食&テイスティングタイム。ところがおいしいんだ、このサーモンが。「おいしい」という言葉しか出てこない貧困なボキャブラリーが情けなくなるが、本当においしい。2種のサーモンが出ていたが、その違いが良くわからなかったのも情けない。ちなみに解説によると、このサーモン、とてもいい環境で育てられているんだそうな(普通の1/10くらいの密度で飼育し外海と近い状態とのこと)。あまりしトレスのない状態で育てられているためにこうもおいしくなるらしい(顔つきが穏やかとおっしゃっていた)。欧米の超一流のレストラン・ホテルではここ産のサーモンを使うのは常識とまでなっているとのこと。このサーモンにあわせるモルトは、4種類。それぞれ異なった個性で比較するために、コード1:Sherryコード53:Peatyコード93:Saltyコード59:Sweetが出された。こちらのモルトに関するコメントは、会の趣旨が違うし、普段のテイスティング会とはことなるので割愛するが、もちろんのことモルト単品でも十分に満足できるものばかりである。上記のサーモンと合うモルト・あまり合わないモルトは、はっきりと出た様に感じた。会場にいらした皆さんの評価は、コード53とコード93に二分された。つまりPeatyなものかSaltyなものが合うという評価である。私自身は、コード93に挙手したが、コード53もこれはこれでいいなと思っていたので結果には納得。ただ、やはり甘めのものとは相性が良くないというのは会員の皆さんの共通した意見であった。でもコード59もマリネとは案外合っていたと感じている。酸味と甘味はバッテングせず、まろやかな珍味という風情を感じたのは私だけだろうか。後半はパテで、ベジタブル系・チキン系2種・サーモン系の4種。こちらのパテは、PatchWork社のもので、これまた品質が最高にいいとのこと(添加物一切なし、家族的製造なので量産化は出来ない)。私はクラッカーに乗せて頂いたが、別にパンでも構わなかった様だった。これには、コード3、コード4、コード76を合わせてみたが、どれもうまくあっていたような気がする。特に、サーモンのパテとコード3は相性がいいと思う。このようにしてモルトと合わせてみようとする企画はなかなか面白みがあるし、実際にやってみてとても満足の行くものだった。もっともサーモンにしろパテにしろ素材が抜群にいいものをいただいたこともあるが。イベントが終わって、Nさんご夫妻やいつものメンバーと「ちょいと行こうか」との話しになり、Barマッシュタンに伺う。カウンターを占領してマスターには申し訳なかったものの、マスターご推薦のボトルを3種いただき気持ちよく帰宅。マッシュタンでは、特にBowmoreが印象深かった。この私も◎またはAAAランクお勧めのBowmoreについては、「Malt Drinker's Diary」でT・Sさんがテイスティングノートを記しているのでご興味のある方は参考にされたい。
Oct 17, 2005
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さる10月14日25時から、平塚のBarAmberTimeにおいて、テイスティング・パーティーが行われた。今回のお題は、「世界に羽ばたくジャパニーズ・ウィスキー」。ということで、SMWS新認定の宮城峡(コード124)・余市(コード116)の5本を中心として、ベンチャーウィスキー社、本坊酒造、サントリー白州・山崎、軽井沢と珍しいものを加えて計10本のテイスティング。参加者は、マスター、企画者でありMalt界の重鎮のGIAN氏、常連さんのWさん、Sさん、Kさん、Sasa君、紅一点のHさん(彼女のおかげで会場が華やかになっていた、でなかったらかなり濃い男衆の集まりになっていたかもしれない)、なぜか私の部下二人、と私の計10人。初めにこの場にいらしていただいた皆さんにこのBlog上でもお礼申し上げます。楽しいときを過ごすことが出来ありがとうございました。また、場所をいろいろとお世話いただいたマスターに感謝申し上げます。テイスティング・パーティーといっても、「テイスティング」よりも「パーティー」の方に重点を置いた親睦会という風情の飲み会であったので、初めから知った顔が多かったためもあり和気藹々とスタート。Whisky初心者の方も数人いたので、それぞれに解説をつけて感じ取っていただいた。初めは、SMWSの5種、SMWS 余市 116・5 1986 18年 50,5% SMWS 余市 116・6 1987 18年 54,1% SMWS 余市 116・7 1989 15年 61,3% SMWS 宮城峡 124・1 1988 17年 59,4% SMWS 宮城峡 124・2 1989 16年 59,3% SMWSとは何ぞや、を説明し、それぞれのMaltの解説(余市はGIANさん、宮城峡については私)から会はスタート。以前にも記したので詳しいテイスティングノートは省くが、初めての方々の評価は、124.1と116.5に二分されていたのが面白かった。やはり初めてシングルカスクを飲む方には50度オーバーは結構きついのだろうか一応に強いと形容なさっていた。それでもその裏にある香り・フレーバーを感じ取るように努力なさっていた姿勢が好ましい。次のクールで、Ichiro's Malt Vintage Single Malt 1988-2005 56% Triple Cask Single Malt Whisky VINTAGE 薩摩1984 20年 55% 山崎 樽出し原酒 15年 57% 白州 樽出し原酒 15年 56% 軽井沢 樽出し原酒 18年 60,1% のテイスティング。もうこの時間帯になると打ち解けまくって(というより常連さんばかりなので初めから打ち解けていたが)席も移しあいながら会話に花が咲いていた。ここで私が印象に残ったものに、「Ichiro's Malt Vintage Single Malt 1988-2005 56% 」がある。GIANさんから教えていただきながら飲んだのだが、面白いおいしさであった。漬物を燻製にした感じと言おうか、ちょっと変わったスモーキーさがある。加えてかなり麦芽っぽい。決してバランスが悪いわけではない、むしろいい方だと思う。ただ、あまりスコットランド系にこのような味わいのものがないので少々面食らってしまったといった方がいいかもしれない。甘さもあるが奥ゆかしい甘さ、和式の甘さなのだろうか、落雁をたかじったときの甘さと表現できようか。もうひとつ、「Triple Cask Single Malt Whisky VINTAGE 薩摩1984 20年 55% 」こちらは複雑。総じて皆さんがおっしゃていたのは、「若々しさ」20年も熟成もしていることを全く感じさせない若々しさがこのMaltにはある。最初は失礼だが、焼酎を連想してしまった。そのあとにナッティさを感じる香り、オレンジ系のフルーツ香が香る。飲んでみると案外オイリーだが、果実香と甘さが際立つ。鼻にに抜けるフルーティさは長く気持ちがいい。この2本は特徴がハッキリしているし、過去に飲んだMaltのカテゴリーに入りきらない面白さがあることは確かだ。まさに日本で作って日本で熟成させた特徴を感じられるものであったと思う。「山崎 樽出し原酒 15年 57% 」「白州 樽出し原酒 15年 56% 」「軽井沢 樽出し原酒 18年 60,1% 」については、共通してシェリーバットを使ったものであったが、シェリーの悪いところが全く出ていなくて素直においしいといえるものでった。特に白州は色からしてこてこてのシェリーを連想させるものだが、綺麗な果実香がうまくバランスよく漂うくらいの逸品だった。山崎に少々枯れた感じが取れるがこれも個性のうちだろう。もう後半1時間ぐらいからはフリーにして飲みまくりになってしまったのでほとんど何を話したかは覚えていない。始発までの時間が短く感じられるほど飲んでしまった。さすがに女性のHさんがいらっしゃたのであまり「不埒な悪行三昧」にならずにすんだ。みなさん本当に楽しいときをありがとうございました。追伸:ただ、5人で会の終了後「2次会」に行ってしまった。この5時近くの時間で開いているところはあるわけがなく、なんと「松屋(牛丼や)」に駆け込み、ビールと豚丼を食べつつ語り合ってしまった。駅で早朝ボランティアの方々が掃除をしているところを酔払い5人がベロベロになって歩きつつ、駅前の松屋に行ってビールを飲みまくっているのは、今思うと「単なる酔払い」以外の何者とも思われなかっただろうなぁ。でもって、これを書いているのはようやく二日酔いが良くなったからである。昨日は完全に日中死んでいた。ようやく夕方になって復活したぐらいだ。夕ご飯も良く食べることが出来ないくらいだった。今日も実はSMWSの会合で青山まで行ってくる。
Oct 16, 2005
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遅ればせながら、Nikkaの「BlackNikka誕生40周年記念限定製造12年」を買ってきて飲んでみた。まずボトルがいい。つや消しの黒ボトルが高級感を醸し出している。ひげのおじさんもタイル調に浮きだたせており益々高級感が出ている。お店で手に取ったときから「これはいいぞ!」と感じるものがある。なんとなく飲む前から期待してしまうつくりだ。普段カスクストレングスばかり飲んでいる身には軽く感じてしまうが、これはこれでおいしい。確かに12年熟成したからだろうか重厚感もある。それでいて嫌味なくすっと入っていくところがいい。ただ私には少々甘いかなと思うところだ。この甘さは宮城峡由来のものなんだろうなと感じつつ飲むのもまたいい。グレーンには当然宮城峡のカフェグレーンを使っているらしい。あとから余韻の中にスモーキーさとココアを飲んだあとのような香りが口にあがってくるのは余市とカフェグレーンの特質が出ているんじゃないかと思う。思ったよりもバランスよくブレンドされている感じだ。加水してみるとかなり香りは広がるものの、口に含んだときには甘さが際立ってしまう。特に、氷を入れていわゆる「水割り」にした場合に強く感じた。でもそんなに沈まないところを思うにニートよりもロック・水割りを前提に創ったのだろう。個人的には好きな部類に入るので、水割り・ロックで飲みたいときに普段使いでカツカツやるにはいいと思う。価格もリーズナブルというかコストパフォーマンスがいいというか、とにかく安い(近くの酒販店で1780円)。安いけどこの味はいいのであと数本買っておいてもいいかなと考えているところだ。
Oct 13, 2005
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Shock!!!"Shocked" doesn't even begin to describe how I felt when I hear it. でもって、なにがショックかというと、3ヶ月ほど前から、左の肩が痛くてたまらくなっていた。はじめは学生時代に稽古で怪我したところがまた痛み出したのかと思って放ておいた(受身に失敗して肩間接脱臼と靭帯裂断した)。なかなかよくならないので疲れからきた肩こりと思って、1ヶ月くらい前からマッサージに行きだしたけど全くよくならない。同僚たちから「内臓系の病気は背中や肩周辺が痛くなることが多いらしい」などと脅されたものだから、これは一度しっかり診てもらわんといかんとのことで内科へ。当然予想通り「なんともない」と言われ、おまけに「酒を控えるように」と余計なアドバイスまでもらう始末。整形外科に行けとの内科の先生の指示にしたがって整形外科に行く。整形外科では、問診とレントゲン、触診をして、先生ひとこと、「肩間接周辺炎ですね」とのこと。まあ、わかりやすくいえば、「五十肩!」である。「えー、先生、私まだ50には程遠いんですけど?」と言うも、「若い人でもなるんだよねぇ、まあしょうようがないよぉ」何でしょうがないかはわからないが、なってしまったものは治すしかない。「半年から1年は治らんねえ、湿布張ってたまに揉みに来い」と先生初めから投げやりモード。確かに後から調べたら半年~1年は治らないらしい、また、肩こりは「疲労」であるが、「五十肩」の場合は「炎症」とのこと。長い時間かけてストレッチでもしながら治すしかないらしい。同年代から比べても、白髪もそれほどないし、目も細かい字を見るのは全然達者だし、「自分は若い」と心底信じきっていただけにかなりショック。うーん、知らないうちに老化が始まっていたのかぁ。なんだかなぁ。
Oct 8, 2005
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昨夜は勢いに任せて3件のBarはしご。まずは来週のイベントに拠出するボトルの第1弾をもってAmberTimeにお邪魔。Bar AmberTime1,The Cask of Yamazaki 199354.0% CaskNo.3P70277 176/176何度も頂いているこの山崎だが、この日はじめて気が付いた。なんと176本ボトリングのうち176本目だったことに。おおっ、最終ボトルではないか!(だからとって味が違うことではないが)。でもこの山崎をブラインドで飲んだ方は10人中9人は山崎とは思わないだろうなあ。多分アイラものと答えるだろう。それほどにピーティにしてスモーキーさを感じる。2,Nikka 70th Anniversary Miyagikyou 12Yシェリー樽を感じさせる綺麗な濃い琥珀色。香りも澄んでいる印象。デラウェア、洋ナシを感じさせる品のよいフルーツ香が芳しい。色ほどシェリーシェリーしていない。SMWSの124.01に通じるものがある。飲んでもバランスは崩れず、口の中に甘い果実香が広がっていく3,Nikka 70th Anniversary Yoichi 12YここはひとつNikkaつながりということで同じシリーズを頂く。今度は余市で。こちらは強い。ガツンとくる。舌に重く乗っかってくる。ピーティーだが、モルティーさも強く出ている。かすかに塩っぽさも感じ取れる。アイラを意識したのだろうか。飲んでいてやはり海のイメージがわく。でも、この味はバランスがいい。後々まで楽しめる。Bar Beluga1,SMWS 2.60(GlenLivet)56.7% Jun/88-Mar/05 16Y 今年のサマーボトル。私は先行テイスティング会で味わいを確認しているが、マスターはまだ封を切っていないとのことだったので、「開けて飲みましょうよ、マスターの言葉が聞きたい」と申し上げて開けていただいた。テイスティング会のときパネラーのコメントである「チョコレートがコーティングされたチリペッパー」の意がよく感じ取れなかったがこの日はよくわかった(開眼という感じ)。マスターもパネラーのコメントに納得。「こんなリベットもあるんだぁ!」と何度もノージングしていた。甘く青っぽさのある香りに穀物系の香りか重なってきて一気に来る感じ。香り立ちは極めていい。ただ、飲んでみるとドライ、「おおっ」と言いたくなるほど。そのドライさがあとまで長く余韻として残る。2,SMWS 21.20(Glenglassaugh)53.8% Jun/83-Oct/01 18Y「数年前にボトリングしたものあります?」とのQに、マスターがAとして出してくれたのがこれ。珍しい。ここの蒸留所は1986年に休業して、いまだ稼動に至っていない(このまま閉鎖か?)。しかも私の知っている限りでは、ここのSingleMaltはG&Mしか出していなかったと思っていた。もしかしたら他でも出していたかもしれないがよくわからないものの、手に入りにくいMaltであることは確かだ。以前にG&Mのものを飲んだときの記憶では、「溶剤系の香りと青い草っぽい香りの合成」という印象を持っていたが、この日飲んだこのSMWSボトルは、この溶剤系の香りがかなり薄い。むしろ色合いからして感じるとおりシェリー香が気持ちよく香る。くどくどしいこてこて感はない。原っぱにいるような香りも感じられる。口に含んでもそのまま変わらずバランスよくまとまっている印象を持つMaltだ。3,3杯目は何を頂いたか忘れてしまった。他のお客様がいなかったこともあり、食事をしていなかったので、マスターにお任せでピザを焼いていただく。おいしい。初めて食べたがアンチョビのピザがたまらなくよかった。推薦品ですな。マスターとの会話に夢中になってしまった。BarB♭ずっと飲みっぱなしだったので少々というか、実際には割りと酔いが回っていた。だったら飲まずにそのまま帰れと言われそうだが、なじみのところを周るくせでついついB♭に顔を出す。でももう飲むのはしんどいことを自分でもわかっているので、軽いラムベースのカクテルとサラダを作っていただく。それだけで退散。今度はもっとまともなときに伺いますから要勘弁 m(_._)m
Oct 7, 2005
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今日は家でのんびりしながらSingleMaltを飲んでいる。AnCnoc12Yからはじまり、Macallan12Y(旧)、そして3杯目はBowmoreへと進んでいる。ちびっ子が寝てしまったことあり、普段聞けないのでJazzをこの日ばかりはと今聞いている。実はこう見えても少々Jazzフリークである。(と言ってもこちらの方は万年初心者の域を出ないが。本当のJazzファン・マニアの皆さんにはお叱りを受けかもしれない。)いま聴いているのは、Bill Evans「Affinity」~「Sunday at the Village Vanguard」だが、夜にMaltをやりながらという雰囲気にはぴったりと当てはまるような気がする。やはり、酒とつまみに相性があるように、酒と音楽にも相性があるような気がする。もちろんこれは各人の嗜好の問題なので一概には決め付けられないが、各人持っているイメージというものがあるのではないだろうか。たまたまかもしれないが、私が通っているBarはBGMにJazz、ブルース、ボサノバ系の音楽を使っているところが多い。それもどちらかと言えばゆったりとしたものが多い。気持ちを和らげる効果があることも確かだろう。または、気持ちが多少のっているときには、小気味よいテンポのものを聞きながらやるのもいいかもしれない。Sonny Clark 「Cool Struttin」やJimmy smith 「The Cat」などがぴったりかもしれない。どっぷり浸りたいときには、これはもう大御所に登場願おう、Miles Davis、Thelonious Monk、John Coltrane、にはまりまくって飲むという手もある。昼に聴くものと夜に聴くのではやはり違うし、「聴く」気分のときと「聞く」気分のときはまた違う。さて、きょうは全然筋道の通っていない文章になってしまったが、酔払いの戯言と思っていただければ助かる。みなさんは、どのようなものを聴きながらやるのだろうか?
Oct 5, 2005
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藤沢で仕事を兼ねての食事をしたあとに、久しぶりにBarベルーガにお邪魔してみた。部下のお客様への同伴外交の帰りだったこともあり、ついでなのでそいつも連れて行った。Barベルーガについて、このBlogでは初めて記すので、少々紹介をしたい。藤沢には珍しくオーセンティックなBarなので、お近くにお住まいの方には是非いってみることを勧めたい。藤沢駅の南口から約5分ほど歩くだろうか。私がよく伺うBarB♭の裏の路地をまっすぐヨーカドー方面に下りて行ったビル(1階は「たる寿司」という寿司やさん)の地下にある。そのビルのちょいと狭めの階段を注意して降りていき、木製のドアを開ければ、そこにはJazzが流れている気持ちのいい空間になっている。店内は割りと広い。カウンターは8-10席ほど、テーブルが4-5卓くらいか。ツボを押えてあるバックバーはまずまずだが、カウンターの隅には焼酎の一升瓶も数本置いてあったりして顧客層の幅広さを感じることができる。なかでも私のようなMalt飲みの気を引くのは、SMWSボトルがバックバーのかなり下にまとめてさりげなく置いてある点だ。その数ざっと40-50本。当然かなり以前にボトリングされたオールドボトルも多い。これは興味深い。少しずつ試していかねばと思ってしまうところだ。ここは、BarB♭のマスターからご紹介いただいた。「珍しいSMWSものがあるから行ってきなよ」とのお言葉にしたがって数度伺ったが、B♭のマスターの言葉どおり、私好みのBarである。ベルーガのマスターは私と同年代。気さくな人柄がまたいい。適度に間を置いてくれた話方といい、身のこなしといい、硬くならずにくつろげる空間がそこにあるのはマスターの人柄によるところが大きい。ちょっとした隠れ家的な雰囲気もあるのでカップルで行くのもいいかもしれない。もちろん私のように一人でじっくり派にもぴったりくる。一人でいらっしゃる女性のお客様も多い。メニューを見せていただいたら、料理も凝っているし、種類も多く充実しているようなので、食事をかねてという向きの方にもよさそうだ(というのも私は飲んだら食べない口なので、まだいただいたことがない)。昨日は、たまたま仕事上の延長だったこともあり、飲めない部下を連れて行ったのだが、この強くない部下にもぴったりな軽いカクテルを即興で創っていただいた。本人も大満足。「今度は連れてきますので隠れ家として使わせてもらいます」などとマスターに軽口をたたいていたほど気に入ったようである(おいおい誰を連れてくるんだ?とオヤジくさい突っ込みは野暮なのでしない)。私はといえば、ちょうど目の前にGLENMORANGIEが揃って置いてあったので、18年を1杯目にいただいた。この18年、とうに終売になったと聞いていたが、細々と店頭にはあるらしい。一応NETで調べてみたら、信濃屋さんで12600円で販売していた、うーん、2年前は6000円くらいしかしなかったのに、いつの間にか相当の貴重品となってしまったようである。味わいもまろやかで、ほのかにシェリーが香るのが好ましく感じられる逸品だと思う。2杯目はその隣で、マディラ・フィニッシュを頂いたが、このMaltについてのコメントは不要だろうから割愛。マスターとMalt話を少々していたが、遅かったこともあり、この2杯で帰る。気持ちもほぐれてゆったりとして帰宅し、すぐ就寝してしまった。
Oct 4, 2005
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9月30日といえば、多くの企業では中間決算期末である。ようやく半期が終わった、この半期は十分に仕事をしたなという気があったので、任意参加ではあるが同僚部下たちと期末打ち上げに行ってきた。まあ、そのことは本論とは関係ないのでここでは省くが、会が終わって、自分なりに気持ちに少々区切りをつけたかったこともあり、BarAmberTimeへ。区切りといってもただ一人でのんびり飲んでいたかっただけなんだけど。本日の口開けは、1、Bowmore ENIGMA 12Yおお、ボトルがでかい。リッターボトルである。免税店向けにリリースした限定258本もオフィシャル品とのこと。でもマスターは、「そんなことはないかもしれませんね、もっと出回っていますから、追加生産したのでしょう」との判断。増やしたかどうかはわからないが、案外高評価をいただけそうな味わい。全体を通しての感想は、「軽いBowmore」。以前のようないやみな感じの香りがなく、コスメティックな味わいもない。真っ当にしてストレートに感じがいい。舌に乗せても軽さは変わらず、むしろ際立つほど。軽くてやさしい果実香がいい感じでまとまっている。ただ余韻も軽く短く消えてしまうのは12年という期間を考えれば仕方ないところだろうがちょっと残念。でも、自宅に1本おいておいて常飲するにはいいMaltだとおもう。2、Bruichladdich MoireMhor 3D-2nd Editionこのボトルは、今日マスターが出したばかりでまだ封も切っていなかったところを開けていただいたもの。少々調べたところによると、「3度にわたる蒸留所閉鎖の際にも蒸留所への愛情と忠誠心を見せてくれた人達への敬意を表し、ジム・マッキュワン氏がリリースした【3D】シリーズの第2弾です!3段階のピートレベル・3つの年代・3種類の樽という特徴を持つ3Dですが、今回はよりピート感を強く感じられるようにとアルコール度数が50%に上げられています。モニャ・ヴォールとはゲール語で「大きなピート」を意味する言葉で、ラベルにも炎の中の大きなピートが描かれています。ジム・マッキュワン氏のコメントは以下の通り(↓)================================================ミディアムボディながらも、アイラの個性を強烈にとらえている。ブルイックラディらしい、海の香りとフルーティーな甘味が絶妙なバランスの一品。香りはスモーキー&ピーティでありながら(もちろん)、同時に洋ナシ・桃・アプリコットなども感じることができる。ほんのりシェリーの香りも。口に含むと、爆発して体内9000の感覚細胞が震え上がるよう!ピートの暴風雨の中にも、柑橘系フルーツや海風を感じることができるが、「エレガント」という言葉の対極にある、力強い一品。まさにマジックだ!」以上、信濃屋WebSiteから。とあるが、正直言って、ちょっと苦しいコメントだ。上記の額面どおりには受け取れないものがある。うまいまずいを論じるものではない。「かなり特徴がある」ことは確かなので、嗜好に個人差が現れやすいボトルであろう。私自身が感じたままをテイスティングコメントとして載せるが、あくまでも個人的見解の域を出ないことをお断りしておく。結論から言えば、「作られたアイラ」といえるかもしれない。このコメントにはマスターも賛同。ブラインドで出されたら、「若いアイラものを4種類ほどバッテングさせたもの」またはもっと極端に「ピーティにしてアイラっぽさをかなり強く出してシャレで作ったグレーン」と答えてしまうかもしれない。つまり人工的なアイラといってもいいかもしれない。香りは、マーガリンを塗ったまま放置したパンのようである。オイリーな感じは香りからも読み取れる。ただ飲み口は非常にライト、驚いたほど(マスターもビックリしていた)。しばらく置いておくとヨーグルトっぽい感じも出てくる。酸味が出てくるということである。なかなか特徴のあるMaltであるので、飲み手によって評価が分かれることは容易に想像できる。3、Kingsbury's Bunnahabhain 1979/6-1997 17Y今日はアイラ続きでいこう、それもちょいマイナー系がいいと思っての選択。香りがバランスいい、隣でシガー(それも甘めの香りのもの)を吸っているのが流れてきているような香りに、フルーツ系の香りが重なる。さくらんぼ、もも、ラフランスと、まるで山形の果物の香りパックのよう。ただ、口に含めば案外ドライ。全然甘くはない。ピリッとくる。あとからブラックチョコのような香りと、駄菓子屋で子供のころ買った「ココアシガレット」のような余韻が続く。ココアシガレットはいまだ売っていて、ちびっ子がジャスコから買ってきていた。懐かしい。4、Douglas Lain(Old & Rare) PULTENEY 1964-2002 37Y 59.4%締めは毛色を変えてハイランド、長熟もの。これはすごい。いいですね。さすがです。と賛美の言葉しか思いつかない。綺麗なバニラ香がまず気持ちいい。そこに干したイチゴ、レーズンバター(少々オイリー)、グレープの香りがミックスしてくるバラバラに香るのではなくまとまってバランスよく主張してくるよう。口に含むと塩っぽさがわずかながら感じる。パワフル、香りからは想像できないくらい強くドッシッとくる。はずしていない。ど真ん中勝負。しばらくすると余韻が鼻に抜けるがそれがまたいい。長く楽しめる。この日は4杯で締めて帰宅。ゆっくりと2時間かけて4杯だから、十分に堪能できた。涼しくなってきて、また、空気も澄んできたので、Maltを飲むには最適な時期になってきたなと感じた時間だった。まさに、これから3ヶ月間は十分に楽しめる季節なんだろう。
Oct 1, 2005
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