前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

2009/10/15
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カテゴリ: elementary school
1クラス40人のうち、勉強ができる子もいれば そうでない子もいる。

それはズバリ、家庭学習の不足が原因であることがほとんどではないだろうか。

学校は「わかる」まで、家庭は「できる」にまで引き上げる場所である。
わかった気になって復習を疎かにしていた場合、
その単元が終わって時間が経てば 忘れ去ってしまう可能性がある。
やはり、家庭学習をどこまで身につけるかが鍵だと思う。
宿題を出されて文句を言うなどもってのほかだ!
徹底させるには反復しかない、くり返すことで確実に力がつくのに。


子どもは自分なりに序列を持っていて、
たとえばクラスにとても頭のいい子がいて、その子がテストで90点を取ったとすると、
あの子が90点なら私は50点でいいや、などと諦めてしまう。そして勉強しない。

誰だって努力するのはつらい。
だから「自分は頭が悪いから」と、怠ける口実を作ってしまう。
そんな子には「このままアホでいいのか?」と言ってやりたい!!!
自分で自分のことを頭が悪いと決めつけておきながら、
人からそう言われると肯定できないのが人間だから。
それは子どもだって同じ。本音は、努力するのが怖いだけ。
努力しても結果が出なかった時、本当にダメということになるから。

そういう子だって、本当は勉強ができるようになりたいと思っているはずだ。

小手先で子どもの学力を上げようと考えてはいけない。
親自身が学ぶ重要性を感じていなければ。
親自身の価値観に裏打ちされた行動があってこそ、子どもも真剣になる。
親が「難しいことはわかりません」などと言っていると、
子どもも「難しいことはわからなくていいんだ」ということになる。


「元々頭がよくないから」「私も勉強好きじゃなかったし」などと言う親がいるが、
それは間違いだと思う。学力は、持って生まれた素質で決まるわけではない。
素質や才能ではなく、努力ややり方の問題である。
自分には素質がない、やっても無駄だ、と思い込んで諦めてしまったら、
その先の人生においても努力する前に諦めてしまうという姿勢が影響するだろう。

本来、人間の知能にはそれほど大きな差があるものではない。
学歴の高い親の子どもに勉強ができる子が多いという事実は、学歴が高い、
すなわち勉強のキャリアがある親には子どもに勉強を教えるノウハウがあるとか、
日常的に知的なものを尊重する環境があることを意味するものであって、素質は関係ない。

「遺伝だからバカでも仕方ない」だなんて、
子どもの将来に投資したくない(できない)人の「逃げ」に聞こえる。
鬼役を演じてでも、道しるべは必要だ。最初からバカな子どもなんていないよ!





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Last updated  2009/10/15 11:20:13 PM
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