前門の虎、後門の狼　<年子を抱えて>

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2010/01/09

石の上にも６年

(2)

テーマ：相撲(1884)

カテゴリ： Sumo

冷たい石でも３年座り続けたら温かくなる。

「石の上にも３年」という諺は有名だ。
しかし、それをはるかに上回る、６年越しの目標を達成した力士がいた―――。

大獄部屋に所属する、森麗（もりうらら）。
彼は2003年名古屋場所の初土俵から、１度も勝ち越したことがないという、
ぶっちぎりのワースト記録を持っていた。
ずっと本名の「森川」で土俵に上がっていたが、2009年九州場所で「森麗」に改名した。
これは競馬のハルウララにちなんでつけた四股名だそうで、

角界のハルウララこと森麗、改名したての場所で千秋楽に４勝目をあげ、
念願の勝ち越しを決めた！なんとなんと、苦節６年！

これだけ負け続けて、よくモチベーションを保ち続けられたものだと感心する。
一度も勝ち越したことがないということは、番付は下がり続けるということで、
それが６年も続いたら、番付外になるんじゃないか？
それとも、序ノ口の一番下にとどまれるのだろうか？

幕下以下の力士なんて知らない人ばかりだけど、こんな力士がいたとは。
普通なら腐ってしまいそうなものなのに、よほど相撲が好きなんだな。
明日からの初場所では、序二段力士として土俵に上がる。頑張れ、森麗！

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