前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

前門の虎、後門の狼 <年子を抱えて>

2010/03/14
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カテゴリ: child care
「お父さんがお医者様だから頭がいいのよ」などという会話をよく耳にする。

しかし、「遺伝だ」なんて、それはあまりに短絡的ではなかろうか。
親が医者なら、どうしてその子まで頭がよくなったりするのだろうか。
知能とは後天的なものであって、生まれつき頭がいい子(悪い子)はいないと思う。

一般的に、医者や学者の子どもに勉強ができる子が多いのは、
彼らの先天的資質が優れているからではなく、生まれ落ちて以来の家庭環境、
言い換えれば比較的落ち着いた雰囲気の知的環境がそうさせるのではないだろうか。

そういう意味では、親の日常的な姿勢、親が学んでいる後姿などが、

学歴がどうこうというよりも文化資本である。
例えば日々食卓で家族と交わす会話内容の知的レベルだったり、
リビングに置いてある 親の読みかけの本だったり。
諺で言うところの「門前の小僧習わぬ経を読む」、
勉強を急かさなくても、何気ない日常風景の中で
知識に対する親の姿勢は、その背中を見ている子どもに無意識的に伝播されている。

子ども(というより人間)から賢さを奪うものの代表格はテレビである。
テレビをボケーッと見ていることは、完全に受動的な情報吸収の状態であり、
未来ある子どもたちにこのような習慣がついてしまうのは非常にまずい。

体を動かすスポーツや、音楽や絵画などの芸術活動は、一つのことに没頭し、
めまぐるしく頭を働かせているので、脳の発達にも効果があるという。

スイッチを入れるだけで圧倒的な量の情報が頭に入ってくるので、受け取るだけで、
ほとんど思考停止と同様の状態になるらしい。これが頭によいはずがない。
何ものにも代え難く貴重な子どもの時間が、テレビなんかによって失われてたまるか。
テレビという娯楽は、体を動かす楽しみがなくなった老後にとっておけばよいのだ。

私はできる限り子どもたちの勉強を見てやりたい。

子どもたちに賢さを身につけさせてやりたいのだ。
その賢さを、世の中のため、人のために役立てるような人間になってほしい。





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Last updated  2010/03/17 08:28:09 PM
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