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昨日、元大関貴ノ花の二子山親方が口腔ガンで亡くなった。享年55歳。私はジジババ子だったので、物心つく前から相撲中継を見ていたのだが、記憶にあるのは北の富士、清国、琴桜、大麒麟が大関だった頃くらいから。子供にはちょっと変わった感じの四股名に思えた清国が好きで、当時大関キラーの異名をとって、よく清国に土をつけていた三重ノ海が大嫌いだった。後に、三重ノ海が大関獲りの場所で急性肝炎で途中休場して低迷するようになると、逆に三重ノ海のファンになったのだが。柏鵬の記憶はおぼろげで、いつも柏戸が大鵬に負けていたような感じがある程度。私は柏戸の方が好きだったので、ちょっと悲しい思いをしていた。柏戸の方が好きだったのは、いつも大鵬に負ける柏戸を判官贔屓していたわけではなく、子供の頃は牛肉や豚肉より鶏肉が好きだったから。この地方では、鶏肉のことを「かしわ」というのだ。だから、柏戸は美味しそうな名前だと思っていた。ちなみに大鵬のことは、もちろん大砲だと思っていた。貴ノ花(「タカノハナ」と入力すると、もう「貴ノ花」ではなく「貴乃花」と変換するのだな)が新鋭として番付を駆け上がってくる頃、私は小学校の中学年くらいだったはずで、この頃になるともうはっきり記憶がある。北の富士と貴ノ花の伝説の一番はリアルタイムで見ており、子供にかばい手のことがわかるわけもなく、絶対貴ノ花が勝っていると、テレビの前で憤っていた。この一番で、北の富士のことが大嫌いになった。髷が土俵を掃いて高見山に敗れた一番も、テレビで見ていた。北の湖を決定戦で破って初優勝した瞬間も、テレビで見ていた。敗れて引退を決意した千代の富士戦も、テレビで見ていた。一時代が終わった。今日の一枚:GENTLE GIANT / Three Friends昨日の1stに続いて、今日は2nd「アクワイリング・ザ・テイスト」と3rd「スリー・フレンズ」。すでにこの時点でじゅうぶん奇跡の産物なのだが、明日からは、さらなる高みへ。
2005/05/31
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史上初の乱歩賞、直木賞ダブル受賞作。しかも、乱歩賞では予備選考、本選考ともに満場一致でAランク評価で、これは乱歩賞始まって以来のことだそうだ。選考委員はことごとくべた褒めしている。確かに、それだけの価値のある作品だと思う。導入部からぐいぐい引き込まれ、最後まで作品世界から抜け出せない。緻密なプロット、際立つキャラクター群、安定感溢れる文体(一部、接続詞「だが」の用法に違和感あり)、生き生きとした会話、最後の最後で和歌によりタイトルの意味がわかるような仕掛けに代表されるガジェット等、すべてにおいてほぼ申し分ない。一応分類上はハードボイルドということになるのだろうが、一ジャンルを超えて小説として傑出している。終盤あたりに入って偶然の要素が多すぎると感じていたプロットも、実はしかるべき理由があってそうなっていたのだ。畏れ入る。学生運動には無縁だったわれわれ世代にとっては、全共闘世代の思考には理解し難いものがあるのだが、そのへんも特に気になるようなことはなかった。全共闘世代にとっては格別の味わいがあるのだろうが。昨日の「悪意」も今作品も、「嫉妬」が重要なアイテムとなっている。げに恐ろしきは人間の嫉妬なり。今日の一枚:GENTLE GIANT / Same今週はジェントル・ジャイアント週間とします。陰に隠れがちな初期三枚も、ずっこけ後期三枚もちゃんと聴きます。というわけで、まずはファーストから。明日もジェントル・ジャイアントよ。
2005/05/30
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一口にミステリーといっても、いろんなタイプがある。犯人が明らかとなって大団円を迎えることは共通しているとして、そこに至る過程によりいくつかにカテゴライズされる。トリック重視か、アリバイ重視か、動機重視か。トリック派の代表は密室もので、物理トリックの仕組みが解明されて密室が崩れたときに、必然的に犯人が特定される。「本陣」の域まで達していれば別だが、私は物理トリックの類は苦手だ。アリバイ派の代表は列車の時刻表もの。精密機械のごとく組み立てられた偽アリバイには敬意を表するが、これも私は苦手。いわゆる本格物には、このふたつのタイプのいずれかが多く、最後の動機派には変格物とされるものが多い。私が好むのはこれ。「悪意」は動機派の作品である。それも、とびきりの変格物。犯人はほぼあらかじめ提示されている状態で、犯人の動機も中盤あたりで解明されるのだが、実はここからがこの作品の真骨頂。どうやら犯人の真の動機は別のところにあることがわかってきて、最後にそれが明らかとなることで大団円を迎える。複数回にわたるどんでん返しと、犯人と刑事の手記を交互に配する語り口の巧みさ、そして癖のない文体で一気に読ます。
2005/05/29
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今年初めてのスイカを食べました。意外と甘くて、美味しかったです。今日の一枚:VAN DER GRAAF GENERATOR / Pawn Hearts代表作。今から思えば、ベースレスの変な編成のバンドだ。このバンド、実は苦手なのだ。リード楽器がサックスだからというのもあるが、バイオリン編成となってからはもっと苦手なので、実のところよくわからない。
2005/05/28
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TV映画「暗黒街の対決」岡本喜八監督原作は大藪春彦。手広くビジネス展開をする新興ヤクザ(親分は河津清三郎)と、その新興ヤクザに圧されて昔日の面影のない老舗ヤクザ(親分は田崎潤)が牛耳る荒神市に、左遷された汚職刑事を装って、○暴対策の敏腕刑事(三船敏郎)が本庁からやってきた。河津に妻を殺された鶴田浩二や、同じく河津に兄を殺された司葉子、河津に雇われている悪徳弁護士(平田昭彦)、熱血警官の夏木陽介らが絡み合う。岡本監督得意のスピーディーでスタイリッシュな演出が冴える。これをさらに現実離れさせると、日活アクション映画になるのではないか。よくわからないのが、河津が経営しているらしいキャバレーに出演するボーカル・カルテットで、全員がギターを抱えていながらギターは弾かず、死人めいたメイクを施してキテレツな歌を絶叫する。彼らは河津の子分なのだが、そのひとりが天本英世で、ほとんど死神。まだ死神博士ではない。今日の一枚:DEEP PURPLE / Burn私にとってのパープルは、「イン・ロック」でも「マシン・ヘッド」でも、ましてや「ハッシュ」でも「カム・テイスト・ザ・バンド」でもない。「紫の炎」だ。最初、すべてのリード・ボーカルをデビッド・カバーデルがとっていると思っていたので、彼こそは世界最高のロック・ボーカリストだと確信していた。大いなる間違いだった。
2005/05/27
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TV映画「江分利満氏の優雅な生活」岡本喜八監督原作は山口瞳の直木賞受賞作。自伝的小説が原作なので、主演の小林桂樹は江分利満こと山口瞳を演じているわけだ。小林桂樹の妻に新珠三千代。父親に東野英治郎。サントリーの宣伝部員にすぎなかった小林桂樹に小説を書くようけしかける出版社の社員に、中丸忠雄と横山道代。ほかに、ウルトラマンのイデ隊員やフジ隊員、ウルトラQの一平らが出ている。アニメも交えてコミカルに進む前半部は快調だが、小林桂樹が直木賞を獲ってからはどんよりと重くなる。今日の一枚:MOOGY KLINGMAN / Old Times,Good Timesムーギー・クリングマンのソロ第一作に、未発表曲をふんだんに加えたもの。時期的にかぶるので、ランディ・ブレッカーやリック・デリンジャーなど、「サムシング・エニシング」のD面で一発録りをやっていた連中が参加している。目玉はなんといっても“Dust in The Wind”。トッド版でリック・デリンジャーがエモーショナルなギター・ソロを弾いている部分は、ラルフ・シュケットのシンセ・ソロとなって、かなり印象が変わっている。未発表曲はそれぞれレコーディング時期に幅があるので、ドラムスがケビン・エルマンからジョン・ウイルコックスにチェンジした直後のユートピア(つまり、まだキーボード奏者が三人いた頃)をバックにした曲もあるが、さすがにこの演奏はタイトだ。問題はムーギーの歌。これはつらいものがある。
2005/05/26
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TV映画「K-19」キャスリン・ビグロー監督「Uボート」のような潜水艦ものかと思っていたら、放射能漏れのパニック映画だった。前半は、ハリソン・フォード艦長の強引な指揮に、前艦長でクルーの信頼篤いリーアム・ニーソン副官が堪える構図で、珍しくハリソン・フォードが悪役を演じていたのだが、後半は正義感溢れる熱血漢と変じて、いつものフォードに戻っていた。軍隊、特に潜水艦を舞台にした映画には女性がほとんど出ないので男臭くなるのが常だが、この作品も例外ではなく、女性は潜水艦が出港する場面で実質たった一人が出てくるだけ。ソ連の潜水艦を描いていながら、主役がハリウッドを象徴するかのようなハリソン・フォードで、違和感たっぷり。今日の一枚:LEO SAYER / All The Bestヒット曲を網羅した、まさにベスト。おもしろいのはロジャー・ダルトリーに提供した曲のセルフ・カバーで、両者のボーカリストとしての資質の違いが如実に出ている。
2005/05/25
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アマゾンから、PREMIATA FORNERIA MARCONI "Passpartu"到着。天災は忘れた頃にやって来るが、CD通販も忘れた頃に送られてくる。
2005/05/25
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TV映画「誰も知らない」是枝裕和監督なめてました。カンヌで賞を獲った?主演のガキが男優賞?けっ、どうせ西洋人が好きそうな、小津まがいの貧乏くさい日本映画なんだろ。と、思ってました。すいません。なめてました。是枝監督のドキュメンタリー・タッチの演出は、素晴らしい効果をあげてます。その抑制の効いた演出の下、明、京子、茂、ゆきの異父兄妹全員が一体となって、泣かせてきます。同じように過酷な環境に置かれた兄妹を描き、兄が妹を死に追いやることで山場を迎えるという点でも似通っている「火垂るの墓」と比較しても、抑制が効いている分こちらの方が強力かもしれません。ただ、この作品の下敷きとなった現実の事件はもっと悲惨だったらしく、実際には末妹は長兄とその友達からリンチを受けて死んだそうです。是枝監督は、もともとは事件に忠実に撮るつもりだったのがどんどん事件から離れていって、最終的にはモチーフとして現実の事件を使用しただけのような形になったと話していました。それで正解だったのでしょう。死んだゆきの替わりに女子中学生が加わった四人が笑顔でアパートに帰るラストシーンは、ポールが警察が待っていることを知らずに笑顔でミッシェルの許に帰る「フレンズ」のそれとダブりました。ゴンチチの音楽とタテタカコ(コンビニの店員役で出演もしている)の挿入歌は、非常に効果的。今日の一枚:YARDBIRDS / Roger The Engineerジェフ・ベック在籍時のスタジオ盤。ベックが歌う“The Nazz are Blue”収録。ボーナスには、ベックとペイジが同時に在籍した時期の「幻の十年」を収録。トッド・ラングレンの反則カバー・バージョンと比較すべし。
2005/05/24
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現在、「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」で注目を浴びている福井晴敏の処女作。処女作だけに、ややごった煮状態で焦点が定まらないきらいはあるが、骨格のしっかりしたおもしろい小説ではある。保が狼男なら少年ウルフガイで、桃山が狼男ならアダルト・ウルフガイ。いや、やっぱり少年ウルフガイで、保が犬神明で桃山が神明か。となると、葵と城崎涼子とで青鹿が二人いることになるな。北に向かった船に、葵とともに乗ったのが保ではなく金谷であると明かされたとき、「じゃあ、美希はどうなるんだ?」と一瞬思ったにも関わらず、それが実は葵ではなく美希だったと気づかなかった。やられた。今日の一枚:ANNIE HASLAM / Annie in Wonderlandロイ・ウッドの曲とジョン・キャンプの曲とカバー曲で構成されているが、キャンプの曲はルネッサンスそのままなのが微笑ましい。「碧の幻想」に入っていても、全く違和感はないだろう。
2005/05/23
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■公演日時2005年5月22日(日)14:00開演(13:30開場)■会場 北九州芸術劇場中劇場 ■作 市堂令■演出 芹川 藍■出演 天光眞弓、芹川 藍、葛西佐紀、高彩裕子、 近内仁子、渡辺なほみ、森本恵美■特別出演 金利惠(韓国舞踊家)私はもう待たない!・・・時は動き続ける。なんの変哲もないアパートに住む哲子が、食べるばかりに用意された夕食を残して姿を消した。母親、刑事、友人、大家が哲子を探しに訪れる。ひとり、部屋に残った友人の考子が、突然やって来た不思議なミステリーゾーンをくぐり抜けると、そこはシンデレラの世界だった。シンデレラは未だに何かを、誰かを待ちながら床を磨き続けていた。“あまり長いこと待っていたものだから、何を待っているのかわからなくなった。でも、とにかく何かとても良いものに違いない”・・・そう自分に信じ込ませるように床を磨いているシンデレラは、何をしたいのか、何が欲しいのかわからないまま日常を送る哲子の姿そのものだった。「シンデレラが本当にほしかったものはなんだったんだろう?」青い鳥がその謎の答えを見つけた時、シンデレラはシンデレラでなくなる。そして、私たちは“青い鳥のシンデレラ”にさようならする。(北九州芸術劇場HPより)魔法使いは茄子をガラスの靴に変えたのだが、片方だけは自分が茄子であることを忘れて、午前0時を過ぎてもガラスの靴のままだった。シンデレラはガラスの靴を持って迎えが来るのを待っている。しかし、もう片方はすでに茄子に戻っているので、誰もシンデレラがシンデレラであることは知らない。彼女は永遠に待ち続けるのみ。そして、すでに自分が何を待っているのかさえわからなくなっている。通常は待ち時間と期待値が正比例するが、反比例して期待値がゼロになると、時が止まる。シンデレラの時は止まったままだ。やはり圧倒的に女性客が多い。それも主力は40代~50代で、若年層はほとんどいない。昔は若い女性ばかりだったのかもしれないが、劇団とともに客の方も年を重ねるということだろう。昨日に続いて今日も客のマナーには眉をひそめる場面があって、とても遠慮しているようには思えない派手な咳を延々と続ける客がいた。そんなに体調が悪いのなら、観劇に来るな。「今時の若者は」という決まり文句があるが、少なくとも演劇に関しては、概して年配客の方がマナーが悪い。北九州芸術劇場の場合、大中小の三つの劇場で演目を分ける関係でそれぞれ客層が異なる。大から順に客の年齢層が若くなる。大劇場にはいまだ行ったことがないのでわからないが、これまで、若年層の多い小劇場でマナーの悪い客に遭う場面はほとんどなかった。眉をひそめるのはいつも中劇場でだ。
2005/05/22
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小林道夫プロデュース鍵盤楽器の歴史~弦・管楽器を加えて~【曲目】●クラヴィコードJ.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第1番ハ長調 BWV.846C.P.E.バッハ:ジルバーマン製クラヴィコードへの別れ ホ短調Wq.66H.ハウェルズ:「ランバートのクラヴィコード」より 仲間たちのよろこび●チェンバロJ.S.バッハ:「音楽の捧げもの」より フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調 BWV.1079G.P.テレマン:トランペットと2本のオーボエのための協奏曲二長調F.シュミット:クラヴサン、フルート、クラリネットのトリオによるソナチネ 二長調作品85●ピアノJ.M.フンメル:「軍隊」七重奏曲(セプテット・ミリテール)ハ長調作品114(ピアノ、フルート、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、コントラバス)【出演者】小林道夫(ピアノ、チェンバロ、クラヴィコード)、佐久間由美子(フルート)、景山誠治(ヴァイオリン)、平井志郎(トランペット)、高橋知己(クラリネット)、板谷宏美、多田敦美(オーボエ)、山本徹(チェロ)、吉田秀(コントラバス)ステージ手前からクラヴィコード、チェンバロ、その奥にほとんど見えてないがピアノが配置されてある。セクションごとに撤去されていき、最後にピアノがステージ中央に来る。鍵盤楽器で唯一、打鍵作業のみでビブラートが使えるのがクラヴィコード。クラヴィコードは蚊の鳴くような音しか出ないので、一曲のみ生音で演奏して後はマイクで増幅していたが、それでも客席のちょっとした物音でかき消されてしまうくらいの微弱な音で、コンサート・ホールでの演奏には全く向いていない。もちろん小林道夫は、それを承知の上であえて使用したのだが。ちなみに私の隣の席のおばちゃん、というよりおばあちゃんと云った方が近い初老の女性が、ガサガサと音をたててうるさかったので、台無しだった。かつてキース・エマーソンは「ピアノはパーフェクトな楽器である」と語ったことがあるが、こうして鍵盤楽器の歴史を目の当たりにすると、なるほどと思えてくる。他の演奏者もそれぞれに素晴らしかったが、特にフルートの佐久間由美子が印象に残った。また、オーボエの多田敦美の女優と見紛うばかりの容姿にはうっとり。
2005/05/21
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TV映画「アンダー・サスピション」スティーブン・ホプキンス監督プエルトリコで起きた少女連続強姦殺人事件の二番目の事件の第一発見者であるジーン・ハックマンは、税務弁護士で町の名士。ハックマンとは学生時代からの知り合いらしい所轄署長のモーガン・フリーマンは、ハックマンを黒と睨んで尋問するが、証言を二転三転させるハックマンはなかなか落ちない。ハックマンより20歳以上も年下の妻(モニカ・ベルッチ)に目をつけたフリーマンは、彼女の許可を得てハックマンの自宅をガサ入れし、決定的な証拠写真を入手する。証拠写真を突きつけられたハックマンは観念し、自らの少女愛玩趣味も含めすべてを自供し出したその時、真犯人が現行犯逮捕された知らせが入る。ハックマンの性癖を知っていたベルッチは彼が犯人であると確信し、それを知ったハックマンは絶望して架空の自供を始めたのだった。緊迫したサスペンスと思いきや、実は仮面夫婦の実体が明らかとなる話だった。ハックマンとフリーマンの対決は見応えがあるが、イマイチすっきりしないオチで、カタルシスはない。今日の一枚:CHEAP TRICK / In Color名曲ぞろいの中にあって、「甘い罠」はひときわ光る。フォリナーの「つめたいお前」と同じ頃にヒットしていたのを、なぜか鮮明に覚えている。
2005/05/21
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エルンストを中心に、その他ミロ、ダリ、デルボーらのいずれも小品を展示した第1展示と、日本の画家の第2展示。古沢某の「平家の残党」(タイトルうろ覚え)が印象的だった。ちらしに使用されているのはダリ。北九州市立美術館↓は、磯崎新の設計によるもの。
2005/05/20
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クライアントと会食しながら人事面の話し合いを行い、その後一緒にカラオケに行ったので、帰宅したのはつい先ほど。こんなこともあろうかと、このブログの更新は早朝に済ませておいたのだ。今日の一枚:MAGMA / Inedits20歳前後の頃だったでしょうか、マグマ初体験がこのアルバムでした。「こいつら、キチガイだ・・・」と思いましたよ。裏ジャケのクリスチャンの写真も恐ろしかったですし。突然ハレルヤハレルヤと叫びだして終わったときには、「ひぃ~」でしたよ。マグマのディスコグラフィーもわかってない時期だったので、これが特殊な作品であるとも知らず、たまたま学校帰りに寄ったディスク・ユニオン(まだ公園通りにあった頃)で見かけて買ったはいいけど、ある意味これがトラウマになって、その後10年近くマグマには見向きもしませんでしたね。今聴くと、音質は悪いし細切れだし、やっぱりこれを最初に聴くのはまずいとは思いますが、地鳴りベースの凄さは特筆もの。
2005/05/20
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今回は宮中の場面がまったくないので、ヨンセンもミン・サングンもチャンイもチェ・サングンもクミョンも出てこない。しか~し、ぜんぜん寂しくはない。なぜなら、抱腹絶倒の倭寇が登場するから。これは笑うよ。「ドラゴン危機一髪」で袴を後ろ前に穿いていた日本人役より遥かに笑える。米国の忍者映画に近いものがある。倭寇の出で立ちはそれなりに日本の侍を模しているのだが、微妙にずれていて、すべてがちょっと変。丁髷は志村けんのバカ殿だし、月代は明らかにどこまで剃っていいのかわからずに剃ってるし、鎧は部品の大きさがアンバランスだし、日本人のわれわれとしては苦笑するしかない。吹き替えだとわからないが、倭寇同士では日本語で会話している。この韓国語訛りの日本語がまた、大笑い。極め付けは↓の写真(NHKのHPから拝借)で、この倭寇の幹部、鎧を身に着けて正座してるよ。いやもう、笑った笑った。
2005/05/20
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TV映画「わたしのグランパ」東陽一監督原作は筒井康隆。ムショ帰りの菅原文太と、その孫娘石原さとみの交流。菅原の妻が波乃久里子。息子夫婦が平田満と宮崎美子。菅原とは因縁があるヤクザの親分に伊武雅刀。その子分が嶋田久作。菅原の親友の息子に浅野忠信。菅原文太と石原さとみに尽きる。筒井康隆は菅原文太を想定して執筆したそうなので、当然といえば当然。石原はNHK朝の連ドラ前夜。いまや当代随一の「女学生女優」といっていい。ストーリーは予定調和のファンタジーだが、スピーディーで飽きさせない。ただし、石原の空中浮揚シーンは意味不明。監督が「サード」の東陽一なので、ファンタジーなのにどこか寂しい空気が漂う。タブラトゥーラの音楽が使用されている。アマゾンから、GARNET CROW「君の思い描いた夢 集メル HEAVEN」(初回盤および通常盤)、谷村有美「Feel Mie 1991-1992」(DVD)到着。今日の一枚:SOFT MACHINE / Bundlesソフト・マシーンの代表作は人によって意見が分かれるところだが、私はこれをとる。ホールズワースのギターもいいのだが、なによりジョン・マーシャルのドラムスが素晴らしい。ハイハットが規則正しくチャッチャッチャッとリズムをきざむ上で、左右の腕が縦横無尽に大暴れする。この心地よさは癖になるぞ。
2005/05/19
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70年代後半に活躍した紫のボーカリスト、城間が万引きで逮捕されたらしい。万引きした総額は千円にも満たないものだったそうで、現在の彼の生活ぶりが窺えて、なんとも哀れなことだ。中学時代の私の部屋の壁には、クイーンと猪木のポスターの隣に紫のポスターが貼られていたこともあったのだが。今日の一枚:ANYONE'S DAUGHTER / Sameセイム・タイトルでありながら、セカンド・アルバム。このパターンは時にあって、まぎらわしい。フォルムラ・トレもそうだった。「エニワンズ・ドーター」と聞いて即座にディープ・パープルと思った人は、少なくともプログレ・プロパーではないのだろう。そのバンド名のとおり、デビュー前にはパープルのコピーを演っていた彼らだが、デビュー後はドイツを代表するシンフォニック・バンドとして高い評価を得ている。1st「Adonis」から4th「In Blau」までは、どれをとってもきわめて高水準のシンフォニック・ロック。ドイツのバンドで私が最も好きなのは、ずばり、このエニワンズ・ドーターだ。
2005/05/18
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先ごろジェスロ・タルが来日し、無事に公演を終えた。もちろん東京公演のみのため、田舎住まいの私は観に行っていない。彼らの来日はこれが四度目だそうで、初来日を果たしたのはもう30年以上前のことだ。当時小学生だった私は、ジェスロ・タルの存在すら知らなかった。彼らの存在を初めて知ったのは中学生のとき。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」にショックを受け、洋楽にはまってまだ間もない頃だ。当時、欲しいレコードは山ほどあっても、貧乏中学生のこととてそうそうはレコードを買うことはできない。いきおい友達間でレコードの貸し借りをすることになるのだが、その友達のひとりに洋楽好きの高校生の兄貴がいて、その兄貴は兄貴で友達間でレコードの貸し借りをしていた。私の友達が兄貴達の貸し借りの情報を仕入れてきて、その中にジェスロ・タルの名前が出てきたのが、私のタル初体験。ただし彼の情報は微妙に間違っていて、「ジェスロ・タル」ではなく「ジェス・ロータル」と言っていた。ちなみに「ロイ・ブキャナン」のことは「ロイ・ブキャンナ」と言っていた。そいういう私も、最初は「エアロスミス」のことを「エアロ・スミス」という人だと思っていたくらいなので、彼のことをとやかく言えない。クイーンやキッスに夢中だった中学生のわれわれにとって、「ジェス・ロータル」とか「ロイ・ブキャンナ」とか、なにやら凄そうなのを聴いてる高校生は、おそろしく大人に思えたものだ。これは、まだ来日していないプロレスラーのことを、「まだ見ぬ強豪」と称して崇めていたのと同じようなものなのだが。「まだ見ぬ強豪」は、来日してみると実は大したことなかったというケースがほとんどだった。(好例:ジェリー・ローラー)いや、ジェスロ・タルは大したバンドだが。今日の一枚:JETHRO TULL / Aqualung彼らの代表作のひとつ。今回の来日では、このアルバムからは全曲演奏したらしい。このほかには「ジェラルドの汚れなき世界」か「パッション・プレイ」あたりが挙がることが多いだろう。だが、私は「神秘の森」が一番好きだ。
2005/05/17
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TV映画「スフィア」バリー・レビンソン監督原作はマイケル・クライトンの小説で、なかなかおもしろいらしいのだが、それを映画化したこの作品は・・・う~ん。太平洋の底に眠る巨大な宇宙船の調査に赴いたダスティン・ホフマン(心理学者)、シャロン・ストーン(生物学者)、サムエル・L・ジャクソン(数学者)らは、その宇宙船が未来の米国のものであり、なんらかの理由でタイムスリップして現在にあることを知る。宇宙船内には謎の球体があり、その球体に入った者は自分の思い描いたことを現実化する能力を得る。海上のハリケーンにより調査艇内に雪隠詰めとなった彼らは、互いの疑心暗鬼により殺し合いを始めるが、危ういところで三名は脱出に成功する。三名がそれぞれ、球体に入ったのかどうかを疑い合うところでは緊迫感があった。でも、それだけ。無駄に豪華なキャスティングが哀れを催す。ラストには唖然とした。「タントラ、タントラ」とでも唱えだすのかと思った。「エイリアン」と「ソラリスの陽の下に」を足して、二ではなく四で割ったようなもん。今日の一枚:10cc / Deceptive Bends邦題は「愛ゆえに」。「愛ゆえに」~「恋人たちのこと」~「グッド・モーニング・ジャッジ」の三曲のシングル・ヒットを生んだ名作。リアルタイムでは、「恋人たちのこと」の次に「グッド・モーニング・ジャッジ」がシングル・カットされたときに不満を覚えたのだが、今聴くとこれも名曲。ゴドレー&クレーム組のヘンテコリン感覚がなくなって、エリック&グレアム組のメロディー・メーカーとしての資質がよりストレートに発揮された結果、とびきりポップで美しいアルバムが出来上がった。10ccは近日中に来日するらしい。ただし、エリック・スチュアートは不在。
2005/05/16
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お答えくださったみなさま、ありがとうございました。私の[2]も含めて、結果は以下のとおりとなりました。[1]が4名(男性:2 / 女性:1 / 不明:1)[2]が9名(男性:3 / 女性:6)[3]が0名[4]が0名この結果についての私見は、あらためてお書きします。
2005/05/16
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次か次の巻くらいまでは「月刊グイン」になるらしい。ゴーラ軍とスカール勢(+グイン)の激突がたっぷり描かれると思いきや、意外とさらっと済んでしまって、例によって独白が延々と続く展開。
2005/05/15
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TV映画「エボリューション」アイバン・ライトマン監督元国防総省のエリートで、今は地方の短大で生物学の教授を勤めるデビッド・ドゥカブニーは、落下した隕石を調査して塩基が10種類あるDNAを発見する。この地球外生命体はもの凄いスピードで進化して、ほんの数日で類人猿まで到達した。このままでは、人類は滅亡の危機に晒されることになる。ドゥカブニーは軍の調査官ジュリアン・ムーアと協力して、この生命体を退治しようとする。ドゥカブニーが主演でテーマが地球外生命体とくると、いやでも「Xファイル」を思い浮かべる。おそらくコメディーのつもりなのだろうが、中途半端で笑えない。「Xファイル」か「MIB」か、どちらかにしてくれという感じ。ダン・エイクロイドは何のために出てきたのだろうか。今日の一枚:HAWKWIND / Hall of The Mountain Grill
2005/05/15
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TV映画「ホーンティング」ヤン・デ・ボン監督傑作「スピード」の監督ヤン・デ・ボンが巨額の制作費を惜しみなくCGに注ぎ込み、さらにはリーアム・ニーソンやキャサリン・ゼタ・ジョーンズらの旬の役者を使って・・・このテイタラク。金をどぶに捨てるとはこのことだろう。幽霊屋敷ものとしては、これまで観たなかで最低の映画かもしれない。今日の一枚:X / 破滅に向かってコンサート・ビデオ「Blue Blood Tour」はすでにリリースされていたが、CDフォーマットとしては、これがX初のライブ盤になるはず。バカ売れした「Silent Jealousy」の時期のライブであり、国内のバンドでは史上初となる東京ドーム3DAYSの記録だ。お馴染みToshiの体育会系の煽りも、この頃が絶頂だったのではないだろうか。アニマル浜口ばりに「お前ら、気合入れて行け~」を連呼する。そうやって散々煽っておいて、突然何を言い出すかと思ったら「ちょっと照れくさいけど、また言っちゃうよ。お前ら~、愛してるよ~」だよ。これには、思わず声を出して笑ってしまった。この盤とは別のライブ盤に年越しのカウントダウンをするシーンが収められているが、ここでも「行くぞ~」と散々煽っておいて、年明けした途端、普通に「あけましておめでとう」とコメントして笑わせてくれた。Toshi、実は天然なのかも。「Blue Blood Tour」よりも音が悪い。
2005/05/14
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宮部みゆきが責任編集した、松本清張の短篇集。上中下三巻のうちの上巻。清張の主要長編はだいたい読んでいるのだが、これまで短篇はほとんど読んでなかった。芥川賞受賞作「或る『小倉日記』伝」も、ここで初めて読んだのだが、こんな哀感漂う作品とは思ってなかった。
2005/05/13
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TV映画「若ノ花物語 土俵の鬼」森永健次郎監督初代横綱若乃花幹士が大ノ海の内弟子として二所ノ関部屋に入門するところから、大関に昇進して初優勝を遂げ、横綱昇進を決定付けるまでを描く。演じるは若ノ花勝治。自分で自分の役を演じているわけだ。力道山にもこのパターンがあった。当時の若ノ花が絶大な人気を誇っていたことが、この作品の存在だけでもよくわかる。花籠親方(大ノ海)は坂東好太郎、若ノ花夫人は北原三枝がそれぞれ演じる。まだ幼い長男を事故で失って若ノ花は悲嘆に暮れるのだが、ここに出てくる長女が、後に二代目横綱若乃花(現間垣親方)と結婚して、そして離婚した娘なのだろう。若ノ花の取組は作中でふんだんに流れる。筋トレではなく稽古で鍛え上げた肉体には感嘆するしかない。今日の一枚:鬼束ちひろ / インソムニア
2005/05/13
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TV映画「独立愚連隊西へ」岡本喜八監督「独立愚連隊」と同じように第二次大戦末期の北支が舞台なのだが、ストーリーの繋がりはない。まったく別の物語。加山雄三と平田昭彦が加わった以外は、佐藤允、中谷一郎、中丸忠雄ら「独立愚連隊」とキャスティングが似通っているので、やや紛らわしい。この感覚は、「仁義なき戦い」のシリーズで、死んだはずの役者が別の役で何度も復活して誰が誰だかわからなくなるのと、ちょっと似ている。戦争をも活劇にして衝撃を与えた前作よりもシリアス度がさらに薄れ、ほとんどコメディとなっている。今日の一枚:まどろみ(美狂乱) / ライブ vol.4美狂乱がまどろみを名乗って、後期クリムゾンを完コピしていた時期のライブ音源。このあとに本家クリムゾンの「レッド」を聴いたら・・・ジョン・ウェットンの存在の大きさを痛感。
2005/05/12
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まだまだ募集中です。よろしくご協力のほど、お願い申し上げます。
2005/05/11
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TV映画「独立愚連隊」岡本喜八監督岡本監督の出世作。監督お気に入りの佐藤允、中谷一郎、中丸忠雄らが出ているが、それぞれハムのCMのおっさん、風車の弥七、キーハンターのおっさんと思ってしまう。中丸忠雄は電送人間でも可。他には三船敏郎、鶴田浩二、雪村いずみ等、やはり豪華キャスト。三船は気が狂った連隊長の役で、これはちょっとした見ものだ。今日の一枚:PIERRE MOERLEN'S GONG / Live元ゴングのピエールが亡くなったそうで、追悼の意を込めて。このアルバム、低音から高音までバランスのとれた音だから、カートリッジを替えたときの針圧調整によく使ってました。「ガズーズ(エクスプレッソ)」と「エクスプレッソ2」を中心とした選曲ですが、全曲スタジオ・バージョンを遥かに凌ぐ出来です。ピエールの7/8ソロも強力。チューンド・パーカッションの音色が心地いいぞ~。
2005/05/11
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あるところで、「へぇ~、人によって違うんだぁ」と思ったことがあったので、アンケートします。下着同然の服装で満員電車に乗り込んだ女性が痴漢に遭って、痴漢はその場で捕まりました。それを目撃したあなたはどう思いますか?1.痴漢サイテー。女の人カワイソー。2.痴漢サイテー。でも、そんな格好で満員電車に乗ってくる女も悪い。3.痴漢は悪いけど、そんな格好で満員電車に乗ってくる女の方がもっと悪い。4.そんな格好で満員電車に乗ってくる女が悪い。痴漢に同情。それぞれの年齢や人物像によって感じ方も変わるかと思いますが、そのへんのことは考えずに直感でお答えください。できれば性別を付記していただくと、ありがたいです。(こういうとき、「こっそり」がモットーだとデータが集まらないから困るのよね)今日の一枚:ETNA / Sameアゴスティーノ・マランゴーロの剃刀ドラムスが堪能できる、硬質なジャズロック。
2005/05/10
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TV映画「日本のいちばん長い日」岡本喜八監督ポツダム宣言受諾決定から玉音放送開始までの一日を描く。原作は大宅荘一で、ほぼ史実に忠実に映像化しているらしい。この一日に、こうまで慌しい動きがあったとは知らなかった。やはり現代史を学校できちんと教えるべきだ。東宝の俳優総動員といってもいいくらいの超豪華キャスト。その代わり、女優はほとんど出てこない。題材が題材だけに、当然なのだが。岡本監督といえば活劇のイメージだが、実はこんなどシリアスな映画も撮れるのだ。今日の一枚:ANGEL / Helluva Band他人のブログのレビューを読んで、「そういえばこれ、しばらく聴いてないな」と聴きたくなることがけっこうあるが、これもそう。あえて2ndにしたのは、なんたって抱腹絶倒のメンバーのコメントがオマケで付いているから。「ミナサン、コンニチハ、ワタシハ、グレグ、ジフリア、デス」な~んて調子で喋るんだぜ。笑う~。こんなのが付いてるなんて、すっかり忘れてたよ。CDではどうなってるんだろう。1stも聴いたけど、こんなにメロトロンの使用頻度が高いとは思ってなかった。冒頭のムーグの、ピヨ~ンピヨ~ンのインパクトが強い所為だろうか。ギターのリフは思ってたより重いし、ドラムスは思ってたより手数が多いし、ボーカルは思ってたより甲高いし、人間の記憶なんてあてにならないもんだ。明日は3rdを聴こう。
2005/05/09
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巻擱く能わず。これを昨今は、映画のジェットコースター・ムービーに倣ったのだろう、ジェットコースター・ノベルなどと称する。初めてこの言葉を目にしたのは、高見広春の問題作「バトル・ロワイヤル」でだったかもしれない。緊張と弛緩が目まぐるしく交互に出来しながら、終着点へと突っ走る。まさにジェットコースターのような物語だった。ではこの「鬼子」はどうか。緊張と弛緩が交互に出来するのか。いや、違う。弛緩はない。ただただ緊張の連続である。ジェットコースターに起伏がなければどうなるか。それはフリーフォールだ。ひたすら奈落へ向かって落ちるのみの「鬼子」は、いわばフリーフォール・ノベル。「バトル・ロワイヤル」にすら、いくつかの心温まるエピソードが鏤められていた。「鬼子」には救いが一切ない。それでも、巻擱く能わず。真相が明らかになってなお、主人公袴田の息子の変貌の理由にはもうひとつ釈然としないものを感じるし、殊に妹を強姦させるのは強引すぎると思う。このように、細かい設定には首を傾げるような点もあるのだが、力業で一気に読ます。実は弛緩する部分は一点だけあって、袴田のキャラ設定。作者が故意にそうしたのかどうかはわからないが、ここまで間抜けだと弛緩する。また、「売れない作家」の作品だからヘタクソな文章にする必要はあるにしても、かりにも20作以上も著書を出版している作家が、あそこまでひどい文章は書かないだろう。正直、あれは笑った。袴田のフランスかぶれには爆笑したし。ギャハァッソンだってよ、ギャハハ。橋口が芝野とぐるであることは、かなり早い段階で疑惑の目を向けていたよ、私は。今日の一枚:PAR LINDH PROJECT / Mundus Incompertusドラマーがメタル系でさえなければねぇ。惜しい。
2005/05/08
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TV映画「SF サムライ・フィクション」中野裕之監督剣の腕前を見込まれて長島藩に取り立てられた布袋寅泰が、藩が将軍家から拝領した宝刀を持ち去り、それを筆頭家老(内藤武敏)の息子である吹越満が追う。吹越は、布袋に返り討ちに遭いそうになるところを、謎の浪人、風間杜夫に助けられる。風間は布袋をも凌ぐほどの剣の腕前であるが、過剰に謙遜するところを疎まれ、仕官の道を断たれており、娘(実は娘ではなく、風間がかつて斬殺した男の娘)の緒川たまきと侘しい生活をしている。吹越はしばらく風間宅で養生していたが、そうこうするうちに布袋は風間に敗れ、吹越と緒川は夫婦となり、風間は長島藩の祐筆となる。SFと銘打っているからには、いずれ吹越がタイムワープするなりなんなりするのだろうと思っていたら、普通に終わってしまった。SFとはサイエンス・フィクションのことではなく、「サムライ・フィクション」の略だった。なまじモノクロ映像にしているばかりに、時代ものの過去の名作群を思い起こさせてしまう。残念ながら、それらと張り合えるような作品ではない。妙にふざけたシナリオ。あざといカットバックを連発する編集。とどめは布袋のエレキ音楽。時代劇はある種の様式美である。その様式を変にいじるとこうなる。風間や内藤、さらには谷啓、夏木マリあたりはさすがに達者で、これでは文字通り素人の布袋が可哀想だ。意外と緒川たまきの愛らしさが光っていたことを、付け加えておく。今日の一枚:ExhiVision / Sameスペルを間違っているわけではない。こういうバンド名なのだ。BeatlesがBeetlesでないのと同じ。
2005/05/07
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TV映画「フラッド」ミカエル・ソロモン監督大雨で洪水となった街で、現金輸送車の現金を狙うモーガン・フリーマン一味と、それを阻止しようとする乗務員クリスチャン・スレーター。その後、大金に目がくらんだ保安官たちが横取りを図り、ただ一人生き残ったフリーマンとスレーターは共闘する。保安官がスレーターに金の隠し場所を訊いた時点で、これは危ないと思ったものだが、スレーターの相棒がフリーマンの一味だったとまではわからなかった。パニック映画としてもアクション映画としても、ごく平均的な作品。どちらかに絞った方がよかったように思うが。珍しく悪役として登場したモーガン・フリーマンが、結局途中からいい人になってしまうところが、この映画を象徴してるような気もする。それにしても、米国のアクション映画ってのは、なんでこう銃を撃ちまくるのだろうか。
2005/05/07
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TV映画「解夏」磯村一路監督原作はさだまさし。さだの故郷、長崎が主舞台で、さながら長崎観光ガイド映像のごとく、大沢たかおと石田ゆり子は様々な名所を二人でうろつく。活水が出てきたときは、ちょっと胸きゅん。とにかくテンポが緩い。いずれ失明する主人公とそれを支える恋人の話だというのに、山場らしい山場もなく、まったく泣けない。登場人物はやたらと泣いていたが。「ある愛の詩」を研究して撮り直せばいいのではないか。とでも云いたくなるってものだ。寺島純子と渡辺えり子の、とってつけたようなぎこちない長崎弁は気持ち悪かった。今日の一枚:DREAM THEATER / Six Degrees of Inner Turbulence (Disc 2)Disc2である。断じてDisc1ではない。
2005/05/06
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事件がすべて解決している時点で、関係者のインタビューにより事件を振り返るルポルタージュ形式をとっている。記録者は特定の人物ではなく、無人称。したがって通常のミステリーとは趣を異とし、犯人は早い段階で明かされ、どんでん返しもない。関係者ひとりひとりを丹念に描いていくことで浮き彫りになる人間模様こそが、この作品の魅力だ。不法占有の主犯、砂川信夫の母親の生涯など、ほとんど横溝正史の世界。モチーフは返済不能、競売、不法占有であり、この点では自己破産をモチーフとした「火車」と同系統ではあるが、真っ向勝負の「火車」とは切り口が全く違う。事件を構成する人物のほとんどが「家庭に居場所のない人物」で、実はこれこそがこの作品のテーマなのだ。
2005/05/05
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TV映画「大阪プロレス飯店」トミー・ロー監督香港の料理人兄弟が、日本の大阪プロレスの人気をあてこんで、偽デルフィンや偽タイガースマスクに扮してプロレス飯店を開く。たとえミニシアターとはいえ、よくもまあこんな茶番劇を臆面もなく劇場公開したものだ。ひどすぎる。
2005/05/05
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TV映画「ソードフィッシュ」ドミニク・セナ監督元モサドの敏腕スパイだったジョン・トラボルタが、裏でサム・シェパード上院議員の依頼を受けて、米国麻薬取締局の巨額の裏金をハッキングして横領しようとする。娘を人質に取られた天才ハッカー、ヒュー・ジャックマンは、トラボルタに協力を強いられる。トラボルタが「『狼たちの午後』はパチーノの代表作で・・・」とカメラに向かって喋る冒頭部では、かなり期待させられたが、尻すぼみ。敵、味方、黒幕が入り乱れて話がよく見えない上に、冒頭部分を倒叙にしたので余計にわかりにくくなっている。バスをヘリで吊り上げて逃亡する必然性は、まったくなかった。唖然とした。
2005/05/04
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会期中は20時まで開館で、無休。さすがは国宝、見事の一語。金剛力士像、四天王立像、無著世親菩薩立像、法相六祖坐像の国宝群と、重要文化財の十二神将立像は1階にある。これだけでも入場料を払う価値がある。どころか、じゅうぶんお釣りがくる。あとは、2階にある龍燈鬼立像がおもしろい。山口県近在の方で、行こうかどうか迷ってる人がいたら、ぜひ行くべし。迷ってる場合ではない。美術館のすぐ近所にザビエル聖堂があるので、行ってみた。火災で焼失する前に行ったことがあるが、再建後に行くのは初めて。こんな姿になっていたとは!これでは、蓄財能力に長けた新興宗教の会館のようだ。帰りにモス・バーガーに寄って、話題の新製品「匠」を食した。ハンバーガーで610円は常識はずれの価格設定だが、たしかに美味い。ただ、あまりにも分厚いため、非常に食べにくい。パン生地からでろでろでろ~と中身が出てくる。なんとかならないものか。「匠」はボリュームたっぷりなので、1個で満腹になった。しかし驚いたことに、この「匠」に2個のバーガーをプラスして、計3個のバーガーを食ってるやつがいた。隣の席の家族連れのオヤジが目を丸くして驚いていたのも、むべなるかな。
2005/05/03
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TV映画「戦国野郎」岡本喜八監督武田信玄のもとを出奔した忍者、加山雄三と、武田方の追っ手である刺客、中谷一郎はなぜか意気投合し、これまたなぜか同道することになった木下藤吉郎(佐藤允)の入れ知恵により馬借の一員となる。馬借の親分(田崎潤)の娘、星由里子や、村上水軍の姫、水野久美、加山雄三を執念深く追う忍者、中丸忠雄等、豪華キャストで繰り広げられる活劇。実に、これぞ活劇。
2005/05/01
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あるファン・サイトのオフ会で、谷村さんの曲を文字通り全曲歌ってしまうという企画。カラオケに入っている曲はもちろんのこと、カラオケに入ってない曲も歌詞カードを見ながら歌って、全曲を制覇する目論見。ディナーショー終了後、新宿のカラオケ店にてスタート。このために私はノートPCを持参したのだ。わがPCには、タニムラ・ソングがWMAで全曲格納されている。カラオケのない曲はPCで曲を流して、それに合わせて歌うわけ。1stアルバムの1曲目「予感」から順番に歌っていくのだが、日頃あまり聴いてない曲はサビの部分しか覚えてなかったりして、なかなか歌えないものだ。途中で、時間的に全曲には到達できそうもないのが明らかになって、いったん「愛する人へ」までできって、あとは「KILLER BLOW」等のマイナーな曲を数曲歌って、最後に「名前のないうた」(カラオケあり)で〆た。午前7時にお開き。さすがにくたびれ果て、品川14時58分発の新幹線に乗って帰る予定を変更して、8時58分の自由席で帰った。車内では爆睡。
2005/05/01
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