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小説家としてはたったの六年しか活動していない隆慶一郎の集大成的作品であり、畢生の大長編。「吉原御免状」では語りきれなかった家康影武者説、裏柳生の暗闘、道々の輩、諸々を思う存分描ききった感がある。また、ここに到るまでの作品でも窺われた、隆慶一郎の秀忠嫌い、江戸柳生嫌いが堰を切ったように爆発しており、秀忠と宗矩の極悪コンビの描写には容赦がない。いよいよ隆作品の残りが少なくなってきた。願わくば生き返ってくれ、隆慶一郎。「側杖」(そばづえ)(けんかのそばに居たため、その杖に打たれたという意から)自分に直接関係の無い事のために意外な災難にあうこと。側杖を食う。(新明解国語辞典より)ウン十年生きてきても、まだ聞いたこともない言葉が出てくる。ニホンゴ、ムズカシイネ。
2005/07/31
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TV映画「ドラゴンファイター 炎獣降臨」フィリップ・ロス監督12世紀のイングランドで洞穴に生き埋めになったドラゴンの骨が現代で発見され、クローン技術の研究所の所長が極秘にドラゴンのクローンを生み出そうとする。驚異的な速さで成長を遂げたドラゴンは研究所の所員たちを襲い、ヘリで脱出した所員らを追って市街地へ迫るが、出撃してきた軍戦闘機に撃墜される。マルチアングルを多用して、自ら映画らしさを放棄して安っぽさを演出しているような印象を受ける。実際、予算には恵まれていなかったのだろう。アップになったときのドラゴンの造形には、苦笑が漏れた。このプロットなら、べつにドラゴンである必要はない。エイリアンでもアビスでもいい。というか、エイリアン・エピゴーネンのひとつでしかない。邦題タイトルが、藤波辰巳のテーマ曲集CDにでも使えそうだ。
2005/07/30
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TV映画「着信アリ」三池崇史監督誰もがこう思うはず。「リング」のビデオテープをケイタイの着信にしただけじゃん。次々と人を殺すのは、惨めな死体となっている自分の存在を知らせるためというのも、「リング」と同じ。これが後半は一転して、廃屋となった病院を舞台に繰り広げられる幽霊屋敷ものと化す。このへんはロメロのパクリ。ことほどさようにどこかで見たようなシーンの連続で、パッチワーク映画とでも云いたくなる代物なのだが、ホラー映画としてはそれなりの質に仕上がっているところがまた、いかにも商売人の秋元康原作であることを感じさせる。そう、この映画の原作は秋元康なのだ。彼がホラーに愛情を持っているとは到底思えない。ホラーが商売になると踏んで、マーケティングをした結果がこれなのだろう。その点でホラー職人のアルジェントやロメロとは根本的に違うし、それは作品にも表れている。柴崎コウが包丁を隠し持って笑みを浮かべるラストは意味不明なのだが、これについてDVDでは、秋元自身が「この意味を知りたかったら、原作を買って読んでくれ」と話しているらしい。何をかいわんや。
2005/07/30
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TV映画「ビロウ」デビッド・トゥーヒー監督第二次大戦中、ドイツの艦船を撃沈して帰還中の米軍潜水艦は、ドイツの潜水艦に撃沈されたイギリス救助船の乗組員三名を救出するが、それ以来艦内では次々と変事が起きるようになる。米軍潜水艦が撃沈したと思っていたドイツの艦船は実はイギリスの救助船で、イギリス救助船が撃沈されたと思っていたドイツの潜水艦は実は米軍潜水艦だった。友軍の船を撃沈したことを隠そうとした米軍士官三名は邪魔者の艦長を殺害し、本部には「ドイツ艦船を撃沈、艦長は事故死」という偽の報告をして帰還しようとしていた。ここまではいいのだが、艦長の幽霊を出没させて中途半端にホラーにしてしまったのが大失敗。なぜか舵が制御不能になり、艦は自らの意思を持ったかのようにドイツ艦船(実はイギリス救助船)を撃沈した場所へと向かい、結局そこで沈没する。これも意味不明。これまで潜水艦の閉鎖空間を描いた映画はたくさん撮られてきたが、第二次大戦中の米軍の潜水艦を舞台に選んだ作品はなかったのではないだろうか。時代が第二次大戦中ならば、舞台はことごとくドイツのUボートだろうし、米軍の潜水艦が舞台なら時代は現代だろう。それだけでも価値のある映画となるはずだったのに、惜しい作品だ。
2005/07/29
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TV映画「花とアリス ショートフィルム」岩井俊二監督ネスレがキットカットのタイアップとして、ネット上で公開した作品。後に劇場版が撮られ、そちらもすでに公開されている。花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)と落研の先輩(郭智博)の三角関係。岩井俊二のエッセンスを凝縮したかのような55分。詳しくは、劇場版を見てから。
2005/07/28
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ねこっち(猫ひろこから改名)さんが貸してくれたので、聴いてみました。これを喜んで聴けるなんて、ねこっちさん、尊敬しますわ。あたしゃついていけませんよ。打ち込みリズムだけで拒否反応です。
2005/07/27
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急にクライアントと会食することになって、さきほど帰宅。でも、酒は一滴も飲んでない。帰ってきて早速今日のチャングムをHDからDVDに落とそうと思ったら、「チャングムの誓いで学ぶ宮廷料理」が時間変更になっている!シャトルの打ち上げ中継が入ったからのようだが、そんなもん、地上波でやれよ。
2005/07/26
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22日に、元漫画家の杉浦日向子が下咽頭ガンのため亡くなったそうだ。享年46歳。このところはNHKの「お江戸でござる」の解説者でお馴染みだったが、私にとっては、若かりし頃の美人(だが変人)漫画家としての姿の方が馴染み深い。怪人荒俣宏と電撃結婚したときは、超ど級の変人夫婦が誕生したと胸躍らせたものだ。すぐに離婚したが。
2005/07/25
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一昨日放送されたものを録画しておいて、今日見た。伴はもっと悲惨なことになっているかと思っていたら、意外ときっちり歌っていたので、がっかり。いや、がっかりしちゃいかんな。安心した。とはいえ、やはり伴はロック・ボーカリストではない。白眉はスロウ・バラードの「Ever...」だった。ステージそのものは満足のいくものだったと思うが、NHKのクソ編集がぶっ壊してくれている。曲をぶった切って、大渡のインタビューや、果ては伴の長崎観光の模様を挿入する始末だ。これは市販のコンサート・ビデオにもよく見受けられる現象ではある。編集者はそれで自己満足に浸りきっているのだろうが、そんなものに付き合わされるこちらの身にもなって欲しい。こんなクソ編集を施すくらいなら、定点カメラでただステージを撮っているだけの方が遥かにいい。
2005/07/25
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青年団第47回公演 「S高原から」■料金(税込)全席自由・日時指定・整理番号付一般3,500円学生2,000円高校生以下1,500円 (当日各500円増)■公演日時7月24日(日) 13:00開演(12:40開場) 17:00開演(16:40開場)■会場 北九州芸術劇場小劇場■作・演出 平田オリザ■出演 志賀廣太郎、たむらみずほ、辻美奈子、 秋山健一、月村丹生、岩崎裕司、端田新菜、 能島瑞穂、古屋隆太、奥田洋平、田原礼子、 古館寛治、井上三奈子、大竹 直、 村井まどか、山本雅幸新演出・新キャストでおくる、平田オリザの「生と死」静かで淡々とした何気ない日常の一コマから人生や社会問題を問いかける「青年団」。そんな彼らの舞台が「S高原から」の再演で、「夏の砂の上」以来、2年ぶりの青年団北九州公演となります。今回の舞台は高原のサナトリウム。静かな日常に確実に存在する「生と死」について、平田オリザが新たに見つめ直します。(北九州芸術劇場HPより)整理番号はB23だったが、中央の最前列をせしめることが出来て喜んだのも束の間、隣にデブオタが座って酸っぱい匂いが漂ってきてガックリ。このデブオタ、がさがさとカバンから手帳を取り出して、何か書き込むのかと思ったら、手帳にはびっしり観劇予定表が書き込んであり、今日の公演のところに棒線を引いていた。芝居オタだったのか。小劇場の割には客の年齢層が高く、ひとり浴衣美人がいたくらいで、美人の比率も高くなかったような・・・。平田オリザの芝居は、いわゆる小劇場系の客層と違うようだ。「その河をこえて、五月」と同じように、開演前から芝居は始まっており、また、他方の台詞にお構いなく同時に台詞を喋る点も「その河をこえて、五月」と同じ。平田流メタ演劇。
2005/07/24
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TV映画「モナ 彼女が殺された理由」ニック・ゴメス監督ブレーキの壊れた車に乗ったモナ(ベット・ミドラー)は死亡した。保安官ダニー・デビートは訊き込みを開始するが、驚いたことにモナは街中の人間から嫌われており、夫や息子ですら殺人の動機を持っていた。ほかにネーブ・キャンベル、ジェイミー・リー・カーティスら。スリー・ドッグ・ナイトの「喜びの世界」から始まり、意味もなく往年のヒット曲をかけまくる。どこをとっても米国しか出てこない米国映画。能天気にも程がある。こんなの、字幕で放送するなよ、TVQ。なんかしながら見られんだろうが。
2005/07/23
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本日24時40分からBS2で放送されるので、忘れずに録画すべし。Do As Infinity ライブ「For the future」「Blue」「遠くまで」「BE FREE」「ROBOT」「楽 園」「 柊 」「陽のあたる坂道」「Yesterday&Today」「Week!」「Ever…」「夜鷹の夢」「Need your love」「菜の花畑」「本日ハ晴天ナリ」「T A O」 ~東京・日本武道館で録画~自分で打つのが面倒なんで、NHKの番組表から曲目をそのまま抜き出したけど、ローマ字の全角は使わんで欲しいな。
2005/07/23
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大相撲名古屋場所は13日目を終えて、いよいよ佳境に入ってきた。ここしばらく、千秋楽を待たずに優勝が決まることが多かったが、今場所は二敗組と三敗組が入り乱れて優勝の行方はわからない。観客は正直なもので、今日は平日にもかかわらず満員御礼が出た。このところは土日はほぼ満員なのに対して、平日はだいたい六割程度の入りで、テレビ画面で見ると向正面の紫色の座布団が丸見えで痛々しかったが、優勝争いがおもしろければ客は来るのだ。とはいえ、相撲協会は平日の進行を二時間程度後にずらすことを検討すべきだろう。夕方六時には全取組が終了する今の進行では、サラリーマンが会社帰りに観に来るのは不可能。升席のスペースも見直す必要があるし、場内に大型スクリーンを据えることも考えていい。やっと場内禁煙が実現したくらいで、まだまだ協会の体質は古い。土俵の内容は、ひところに比べると明らかに良くなっている。ハワイ勢がいなくなって、大味な相撲が減った。平幕の片山の美しい四股などは、四股だけで銭が取れるものだ。白鵬と琴欧州が東西の横綱として君臨するようなことになると、おもしろいだろう。残念ながら、もはや魁皇には多くを望めない。今日のアイス:ハーゲン・ダッツの抹茶と白熊バーふたつも食っちゃった。うめぇ~。
2005/07/22
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TV映画「生きない」清水浩監督莫大な借金を抱えてもはや二進も三進も行かない状態の人たちを集めて、沖縄観光バスツアーに連れて行って故意にバス事故を起こし、死亡保険金ですべてを清算する。集まった自殺志願者たちは、村野武範、尾美としのり、石田太郎、温水洋一、小倉一郎ら。彼らを引率するのはダンカン。この怪しい集団に、何も事情を知らずにただの観光ツアーと思って参加したのが大河内奈々子。大河内の説得が功を奏して、自殺志願者たちは生きようと決意するのだが、皮肉なことに彼らのバスは本当に事故に巻き込まれて、全員死亡してしまう。この清水浩という監督は北野武の下で助監督をやっていた男で、撮影も北野映画のカメラマン。というわけで、のっけからモロに北野ブルー。脚本はダンカンが書いており、全体の進行も演出も北野映画にそっくり。北野エピゴーネンとしては決定版ともいえよう。
2005/07/21
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GARNET CROW "le 5 eme anniversaire" L'Histoire de 2000 a 2005 (五周年記念二枚組DVD)が、アマゾンより到着。初回限定豪華40Pライブフォトブックレット付。今日のアイス:ハーゲン・ダッツのバニラうめぇ~。
2005/07/21
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TV映画「眠る男」小栗康平監督粗筋はgooより転載する。以下、転載。山あいにある温泉町の一筋町。ここでは、様々な人たちが様々な暮らしを営んでいる。キヨジとフミの老夫婦の家には、山で事故に遭って以来、意識を失ったまま眠り続けている拓次という男がいた。フミは拓次を病院から引き取り、献身的な介護を続けている。拓次を毎日のように見舞うのは、知的障害を持つ青年・ワタルだった。感受性豊かな彼は、事故に遭った拓次の第一発見者でもあり、人一倍彼のことを心配していた。水車小屋には傳次平という老人がおり、自転車置き場と小さな食堂を経営するオモニに育てられている少年・リュウは、傳次平からいろいろな話を聞くのを楽しみにしている。町では、南アジアの国からやってきた女たちが、“メナム"というスナックで働いていた。そのひとりであるティアは、故国の河で我が子を亡くした過去を持っている。ティアは町の人たちと接するうちに、次第に町の暮らしになじんでいった。拓次の幼友達である電気屋の上村は、最近になって、小さい頃、拓次とよく遊びに行った山の奥にある山家のことを思い出すようになっていた。そこに誰が住んでいて、それが本当にあったのかどうかも定かではなかったが、独り暮らしの老婆・たけから山家が本当にあったことを聞いた上村は、もう一度そこへ行ってみたくなって仕方がなかった。冬が過ぎ、春が訪れ、やがて夏になり季節が巡ると、人々の生活にも少しずつ変化が見えた。寝たきりだった拓次はついに息をひきとってしまい、いんごう爺さんの提案で、“魂呼び"が試みられたが、それも空しい結果に終わった。しかしその後、神社で催された能芝居を観ていたティアが、森の中で死んだはずの拓次と再会する。不思議な体験をした彼女は、何かに導かれるように上村が探す山家へたどり着き、翌日、そこで上村と出会うのだった。ふたりは、涸れていると言われていた井戸に水が涌きでていることを知る。上村はブロッケン現象の起こる山頂で、拓次に人間の命について問いかけるのだった。そのころ町の温泉では、湯が以前に比べて熱くなったことや、最近、南の国の女たちを見かけなくなったことなどが噂されていた。転載終わり。せっかく「死の棘」で「泥の河」のテイストに戻ったと思ったら、これだ。「伽や子のために」を遥かに上回る退屈さ。それどころか、わが生涯でも屈指の退屈映画。風景が美しいことを除けば、なんのとりえもない。見てるこっちが「眠る男」になっちゃうよ。
2005/07/21
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今日は整形外科に通院の日だったので、早朝に起床。朝はつらい。腕の痺れより、早起きする方がつらい。例によって、準備してるうちに絶対遅刻する時間になってしまった。で、いつものように都市高速。都市高速命。整形外科と呼吸器内科と別々の日に行かねばならないのは、不経済だ。なんとかならんもんか。もう20年以上愛用している扇風機が危篤状態なので、新しいのを買ってきた。2,980円なり。今日の薬代の方が高かったぞ。もちろんMade in Chinaだが、こんな値段でやっていけるのかね。一番安いのは1,980円だったぞ。二九八扇風機、見るからに安っぽい感じはするが、機能的には支障なし。天気予報で今夜は熱帯夜になると云っていたので、慌てて扇風機を買ってきたわけだが、すでに夏バテ気味だ。容易く夏バテする割りに、夏になっても痩せない。それどころか、毎年夏になると太る。理由は明白で、夏になるとアイスクリームをばくばく食うから。だいたい、ファミリー・タイプのでっかいやつを買ってくるのがいかん。あれを自分ひとりで食うと、キリがなくなる。胸焼けするまで食ってしまう。なんとも意志の弱いやつなのだ。なので、今年はとにかくカップになってるやつとか、バーになってるやつを買うようにした。前から気になっていたのが、ロッテの「飲むアイス」。気にはなっていたが、「アイスクリームをぐびぐび飲んでもなあ」と敬遠していた。試しに、バニラ、抹茶、水桃の三種類を買ってきた。食ってみると、こりゃあマック・シェイクなのだな。バニラはなかなかいける。次に水桃を食ったら、これもまあまあ。抹茶はイマイチ。というわけで、三つとも食っちまったよ。なんとも意志の弱いやつなのだ。
2005/07/20
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連休中に「影武者徳川家康(上・中・下)」を読み終えてしまおうと思っていたのに、半分までしか進まなかった。昔から小説を読むのは遅い方だった(でも、ビジネス文書を読むのは速いぞ)が、ここ数年でさらに遅くなったような気がする。加齢で目が疲れやすくなったことも原因のひとつだが、それよりも、同じ体勢を維持するのに体力を消耗するようになったことの方が大きい。私は机で本を読むことがほとんどない。子供の頃から、本は寝転んで読んでいた。それで親に叱られた覚えもない。冬なら炬燵に入って寝転んで読むし、炬燵がない季節はベッドに寝転ぶか、さもなくば床に寝転んで読む。数年前に気づいたのだが、この寝転んだ状態を維持する行為は意外と体力を消耗する。端的に云って、疲れる。といって、椅子に座っていれば、腰椎(最近は頚椎も)に爆弾を抱えている私の腰はもたないので、やっぱり寝転んで読むしかない。寝転んで読む際、正直ハードカバーはきつい。装丁が立派であればあるほど重量が増し、支えてられない。そこで極力、文庫になったものを読む。文庫といえど油断はできない。京極夏彦の諸作品は、ほとんど辞書の厚みをもって迫る。なぜ分冊にしないのだろう。ところで、いつの頃からか読書中はすべての音をシャットアウトするようになった。昔は必ず何らかの音楽をかけて読んでいたし、子供の頃は家族がテレビを見ている居間で普通に読んでいた。つらつら考えるに、どうも大学に入って一人暮らしを始めてから、読書中に音楽をかけなくなったようだ。今となっては、音楽がかかっていると気が散って本が読めない。漫画を読むときですら、音楽をかけないようになった。他の人たちはどうなのだろう。
2005/07/19
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TV映画「トゥー・ブラザーズ」ジャン・ジャック・アノー監督仏領カンボジアのジャングルで幼少時に離れ離れになった虎の兄弟が、長じて再会する。多分、子供の頃ならわくわくして見たのだろうが、十分すぎるほどに大人になった今では、イギリスの冒険家だかハンターだかがカンボジアにやって来て仏像を持ち去ろうとする、冒頭のシーンですでにうんざり。英国は世界のガン細胞で、ついでに云うなら中国(支那)人は世界のゴキブリ。そして、舞台となっているカンボジアは当時フランスの植民地で、この映画は英仏合作。何をかいわんや。この映画のように子虎の愛らしさを強調して、日本も清正の虎退治を映画化してみてはどうか。どうせ半島から猛反発を食らうだろうが。とにかく、絶対に子供に見せてはいけない映画のひとつだ。「13日の金曜日」よりも遥かに危険。
2005/07/18
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TV映画「死の棘」小栗康平監督原作は島尾敏雄の自伝的小説。つまり実話に基づいている。恐ろしいことだ。夫(岸部一徳)の浮気が発覚したことで、精神に異常を来たし始めた妻(松坂慶子)。狂える妻の姿に、かつて戦争中に体験した死の匂いを感じた岸部は、浮気相手(木内みどり)とも訣別して妻に尽くす。岸部も松坂も台詞は基本的に棒読みで、突如として松坂が狂乱するときのみ感情が迸る。退屈だった「伽や子のために」と同じように淡々と進行するのだが、こちらは不思議と退屈ではなく、「泥の河」のテイストに戻った感じ。
2005/07/17
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「チャングムの誓い」の前半部分にあたるスラッカン篇全27話の集中再放送が、すでに今週の月曜日(7/11)からNHK-BS2で始まっている。28話からはDVDに保存するようにしたので、この集中再放送で27話までを録画すれば、全54話すべてを保存できる。正月休みにでも、全54話を一気に見てみたい。集中再放送に先立って、7月10には「チャングムの誓い大事典」と「女優イ・ヨンエの素顔」も放送された。「大事典」は、イ・ビョンフン監督、チャングムの幼年時代を演じたチョ・ジョンウン、ミン尚宮を演じたキム・ソイをゲストに迎えて、現在はテーマパークとなっている、ドラマが撮影されたソウル郊外のオープンセットで収録された。ちびチャングムのドラマそのままの利発さ、愛らしさが微笑ましかったが、それよりなにより、ミン尚宮さまの美貌に脱帽。ため息が出るほどの美しさ。一方の「女優イ・ヨンエの素顔」は、滅多にマスコミの取材には応じないらしいイ・ヨンエの貴重なインタビューで、これは非常に興味深かった。少女時代は男勝りだったらしいヨンエは、兄二人の影響でプロレスが大好きだったそうだ。最大のヒーローは、なんと大木金太郎(金一)。プロレスごっこでも原爆頭突きが得意技だったそうで。そんな少女が、長じると清楚を絵に描いたような、さらには美の権化のような姿となるのだから、わからないものだ。
2005/07/16
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ドラマ・金曜エンタテイメント「労働基準監督官 和倉真幸 働く人の味方です!」http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2005/05-185.htmlプロデューサーが「新しい職業物を扱いたいと思って面白いものを探していたのですが、私自身、その当時、労働監督官がいるということも知りませんでした」とコメントしているくらいだから、やはり労働基準監督官という職業の知名度は低いのだろう。それにしても、現実とは随分違う。こんな監督署は存在しないし、こんな監督官はいない。これで勘違い監督官が増えねばいいが。どうせなら主人公を社労士にした方が、自由度が高くなってドラマを作りやすいと思う。
2005/07/15
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TV映画「伽や子のために」小栗康平監督「かやこ」の「や」は、ニンベンに「耶」。原作は李恢成。粗筋はgooより転載する。以下、gooより。昭和三十三年の夏の終わり、大学生だった林相俊(呉昇一)は、北海道の森駅に降り立った。父の親友の松本秋男(浜村純)を訪ねるためである。樺太から引き揚げて十年ぶりの再会であった。松本はトシ(園佳也子)という日本人の女性を妻にして、縁日でおもちゃを売って生計を立てる貧しい暮らしをしていた。そこに、伽■子(かやこ)(南果歩)という高校生の少女がいた。相俊は樺太での記憶をたどるが、その少女は知らなかった。伽■子は本名を美和子といい、敗戦の混乱期に日本人の両親に棄てられた少女だ。日本人が棄て、朝鮮人の秋男が拾った少女は、伽■琴(かやぐん)という朝鮮の琴の名をとって伽■子と名づけられた。相俊は解放(日本の敗戦)後、父の奎洙(加藤武)、母の辛春(左時枝)、兄の日俊(川谷拓三)らと日本に留まったが、渡日した一世世代とちがい、自分が朝鮮人であることを自負するためには、さまざまな屈折を重ねなければならなかった。奎洙はそんな子供たちに絶えず苛立ち、怒鳴り散らすのだった。貧しい東京の下宿生活の中で相俊は、在日朝鮮人二世の存在矛盾と格闘しながら、伽■子を思い出していた。翌年、早春の北海道でふたりは互いに心を通わせる。その後もふたりは、伽■子の両親に隠れて交際を続けていた。その秋、突然伽■子は家を出た。貧しさを嘆く義父、朝鮮人と一緒になったことを悔いる義母、そんな人工的な家庭の中で、伽■子の混乱は深まる一方だったのだ。ようやく探し当てた道東の小さな町で、相俊は伽■子に言う。「戦争があちこち引きずりまわしてくれたおかげで、僕たちは出会えた」。そしてその夜、ふたりは結ばれる。東京でのふたりの夢のような生活が始まった。しかし歴史はふたりにとっても未解決であり、それぞれの自分の人生を所有するには、若すぎたのだった。そんなある夜、伽■子の義父母がふたりの下宿の寝込みを襲った。相俊が社会人になってちゃんと生活力が持てるまで、伽■子を返してくれという松本の言葉に、相俊は返す言葉もなかった。それから十年の歳月が過ぎ、相俊は北海道に松本を訪ねた。トシは悔恨のうちに死に、伽■子は他の男と結婚したという。松本の老いた姿を、相俊はただ見つめるしかなかった。「泥の河」に続く、小栗監督第二作。南果歩のデビュー作。淡々と進行し、まるで起伏のないのは「泥の河」と同じなのだが、なぜか全く退屈しなかった「泥の河」と違って、退屈そのもの。今日の一枚:ELTON JOHN / Blue Moves某所のレビューを読んで聴きたくなった。このパターンはよくある。初めて買った二枚組アルバムと思ったら、よく考えたらオリビアの「クリスタル・レディー」の方が先だった。「クリスタル・レディー」はコンピだったので、エルトンの「蒼い肖像」は初めて買った二枚組オリジナル・アルバムということになろうか。大ヒットしたキキ・ディーとの「恋のデュエット」の次のシングルが「悲しみのバラード」で、「悲しみのバラード」が入っているなら、これはもう買うしかない!と、大枚はたいて買ったのだった。中学生にとっては、二枚組を買う行為はまさしく「大枚はたく」なのだ。どうも世評は高くないようだが、今聴いてもよく出来ていると思う。天下無敵の大傑作「黄昏のレンガ路」から、エルトン特有のきらびやかさを抜くとこうなる、といった感じか。二枚組なのでサイドが四面あるわけだが、それぞれのサイドで印象が異なる。CDでは二面ぶっ通しで聴かされ、アルバム全体の印象が変わってしまうのではないだろうか。この作品は、A面終了後に盤を裏返し、B面終了後に盤を入れ替え、C面終了後に盤を裏返す作業が必要だ。でなければ、作品の本質を見誤る。要所にインスト曲を配していおり、これが絶妙の効果を発揮している。特に「悲しみのバラード」~「アウト・オブ・ザ・ブルー」の流れは素晴らしい。「アウト・オブ・ザ・ブルー」は、どう聴いてもプログレだ。久々に、車中で歌いまくった。歌詞は断片的にしか覚えてないので、もちろんデタラメ英語だが。地と裏の往還がたまらない快感。
2005/07/15
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TV映画「斬る」岡本喜八監督原作は山本周五郎。上州小此木藩の領内に現れた二人の男。ひとりは、侍に嫌気が差してヤクザになった仲代達矢。いまひとりは、百姓に嫌気が差して侍になろうとしている高橋悦史。この二人が、藩政を我が物にしようと画策する次席家老(神山繁)と、それを阻止せんと砦山にたてこもった青年藩士たちの戦いに巻き込まれる。ほかに星由里子、岸田森、東野英治郎、土屋嘉男、中村敦夫、久保明、中丸忠雄、天本英世、黒部進ら。岡本演出はいつもの冴えが見られず、かなり退屈。岡本作品には珍しい中村敦夫や、ハヤタ隊員の黒部進、東宝の特撮ものでは御馴染みの久保明らの顔があったのが、やや興味を引いた程度。
2005/07/14
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Midge大佐さんからまたしてもバトンが来たので、書いてみます。今度は「LIVEバトン」だそうです。この「LIVE」って、音楽限定の趣旨なんでしょうね。最近は演劇のライブに行く機会の方が多いんですが。★質問1、ライブ派? CD派?レコード派です。これじゃ許してくれそうにないんで、もうちょっと書くと、場合によりけりでしょう。ライブでこそ本領を発揮するバンドもいれば、スタジオで緻密な音作りをしてライブではさっぱりのバンドもいますし。★質問2、最後に観たライブは?6月25日、マリンメッセ福岡における小田和正。こんなとき、ブログで日記を書いてることのメリットを実感。★質問3、もっとも観たいライブは?70年代にタイムスリップすれば、よりどりみどり。どれもこれもが「もっとも観たいライブ」になるでしょう。ただし、経済的および時間的な余裕が必要ですね。もう5年早く生まれていれば、数々の伝説のライブに間に合っていたかも。★質問4、過去に見たライブ、BEST5記録にとってないから、思いつくままになりますね。現役バリバリのライブを優先します。すなわち、昔の名前で出ていますの類いはボツ。●難波弘之&センス・オブ・ワンダー(日本青年館)この時点ですでに長いキャリアを誇っていた難波弘之が、初めてコンサート・ホールで開いたコンサート。キーボードよりも、むしろ小室和之のゴリゴリ・ベースと透き通る歌声が印象に残っている。中西俊博の弦楽四重奏団がゲストで出ていたが、ステージングの打ち合わせが不十分だったのだろう、次の曲の演奏が始まっているのにぞろぞろ袖にはけていったのが可笑しかった。●SKY(五反田・簡易保険ホール)初来日コンサート。というか、その後の来日はあったのか?もの凄く楽しみにしていたのに、いったん公演延期になってがっかりした覚えがある。全員が椅子に座って譜面台を前に演奏するスタイルで、びっくりした。●戸川純とヤプーズ(渋谷LIVE INN)「玉姫様」リリース後で、酸欠になるかと思ったほどの超満員だった。LIVE INNはまだあるのだろうか。●たま(福岡郵便貯金会館)「イカ天」で大ブレイクして、全国ツアーで福岡までやって来た。コンサート・ホールのステージがまったく似合ってなかった。●九響と福岡出身の若手音楽家(福岡市民会館)知人が出てたので。バトンを渡す人は特定しませんので、「バトンを受けたい」と思った方はどんどん受けてください。
2005/07/13
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最初に橋本の訃報を目にしたとき、不謹慎にも「ああ、これで極楽の山本は、橋本のモノマネをできなくなるな」と思ったのだった。あれは絶品だった。が、昨日の深夜、すなわち橋本が亡くなった当日の深夜、雨上がり決死隊の「アメトーク」では、「三人長州力」という企画で長州小力、神奈月、三又の三人が長州力のモノマネをやって、長州が橋本を探す小力のネタは普通に放送していた。自分のことは棚に上げて、「不謹慎だ」と感じた。ところで、今日のお昼のワイドショーのトップは橋本のことだったが、プロレスラー橋本真也の知名度は、実際のところどの程度のものなのだろうか。力道山を知らない日本人はいなかっただろうし、馬場、猪木を知らない日本人もいなかっただろう。鶴田、藤波、長州、天龍となると、ちょっと怪しくなる。橋本はこの次の世代で、武藤、蝶野、三沢、川田あたりと並ぶ塩梅だろうが、彼らはプロレス・ファンでない人にどれほど知られているだろうか。先述の極楽の山本のモノマネは、橋本の扮装をした山本が街中に出て、女の子をナンパするという企画だったが、女の子たちはことごとく橋本のことを知らなかった。これでは橋本も浮かばれまい。そういえば、つい最近「夕暮れ時はさびしそう」でおなじみのNSP(ニュー・サディスティック・ピンク)のリーダー、天野滋も脳内出血で亡くなっていた。こちらは享年52歳。やはり働き盛り。
2005/07/12
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プロレスラーの橋本真也が、11日午前に横浜市内の病院で亡くなったそうだ。享年40歳。死因は脳内出血とみられる。入院していたわけではなく、救急車で搬送されてきたようだが、その時点ですでに心肺停止状態だったらしい。新日本プロレスから独立して自ら設立した団体ZERO-ONEが事実上崩壊して、失意のうちに亡くなったことになる。かなり借金も抱えていただろう。このところ、漫画家の永島慎二、ヌーボーロマン作家のクロード・シモンと訃報が相次いだが、死亡時の年齢は永島慎二が67歳、シモンにいたっては90歳を超えていた。働き盛りの橋本とはわけが違う。さぞや無念であったことだろう。
2005/07/11
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桐野夏生「柔らかな頬(上・下)」直木賞受賞作。結局、内海が死の直前に見た白昼夢が真相だったのだろうか。タペストリーのように織り込まれた物語を堪能できるが、いつにも増して、桐野夏生の読者に媚びない姿勢が窺える作品。
2005/07/10
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TV映画「キャデラック・マン」ロジャー・ドナルドソン監督極端に女癖の悪いロビン・ウイリアムスは、やり手の車のセールスマン。彼は自分が勤める会社の女社員ともできていたが、その亭主(ティム・ロビンス)がマシンガンを手に会社に乗り込んできたから、さあ大変。ティムは社員や客を人質にとって会社にたてこもってしまったが、口から先に生まれたようなロビンの説得により万事解決。これなら、ただロビンとティムに漫才をやらせてれば事足りる。なにも大金を投じて、映画にする必要はない。口髭姿の所為か、ロビンが後藤ひろひとに見えた。後藤大王の大袈裟な所作も、ロビンにそっくり。
2005/07/09
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TV映画「フレディVSジェイソン」ロニー・ユー監督キワモノの極致のような映画と思いきや、意外としっかり作られていて驚いた。現の世界では最強のジェイソンと夢の世界では敵なしのフレディの戦いは、虎と鮫はどちらが強いかと同じことで不毛の戦いなのだが、よく練られた脚本のおかげか、ちゃんと成立していた。何も考えずにただただ殺人を繰り返すだけのジェイソンとずる賢いフレディ、けっこういい組み合わせなのかもしれない。直接対決は、ワイアー・アクションでプロレスをやってるようなもんではあったが。ジェイソンが溺死する直前の、同級生からいじめられている光景が生々しいことと、ねちねちといびるフレディのいやらしさが癇に障ることで、ジェイソン贔屓になる人が多かったのではないだろうか。
2005/07/09
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ボブ・ゲルドフが夢よもう一度とばかりに呼びかけた「ライブ8」で、「ピンク・フロイド再結成」と騒がれているが、これって、フロイドにウォータースが合流しただけじゃん。「再結成」は変だろ。これが「再結成」なら、スクワイアのイエスにアンダーソン・ブラフォード・ウェイクマン・ハウが合流して8人イエスになったときも、「イエス再結成」になるぞ。そんなバカな。
2005/07/08
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TV映画「愛を殺さないで」アラン・ルドルフ監督デミ・ムーアとグレン・ヘドレーは幼馴染。共同で美容院を経営していた。ヘドレーの夫ブルース・ウイリスはロクデナシで、ヘドレーは常々殺したいと言っていたが、ある時本当に殺してしまった。ムーアとヘドレーは犯行を隠蔽したが、ムーアの夫ジョン・パンコウにばれてしまう。パンコウが警察に訴えることを恐れたヘドレーは、彼を殺害。しかし、ウイリスを殺したのは、実はムーアだった。とまあ、自分で書いた粗筋を読んですら、意味不明。なにが言いたいのかさっぱりわからん映画。実はこれ、以前に見ている。しかし、内容は全くといっていいほど覚えてなかった。ムーアが犯行現場となった車を洗っている場面で、やっと前に見たことがあるのを思い出した。ムーアを尋問しているのがハーベイ・カイテルであることなど、きれいさっぱり忘れていた。思わせぶりなスローモーションを多用するあたり、ヘタクソがやりがちな手法で印象が悪い。ブルースとデミの夫婦は、この脚本でよく出演をOKしたものだ。今日の一枚:KENNEDY! / Same和製オズリック・テンタクルズ。オズテンよりも熱い。マハビシュヌの「火の鳥」のカバーは圧巻。
2005/07/08
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七夕といってもなにも行事はなく、今日は通院の日。昨日愛車を車検に出したので、今日は父親の車を借りて病院行き。代車はあるのだが、なぜか勝手にギアチェンジして素敵に怖い代物なので、使わない。父親の車は一応高級車といっていい車種で、紛れもない大衆車のわが愛車とはさすがに乗り心地が違う・・・こともなく、むしろなんか変な感じ。予約時間から一時間以上遅れて始まった診察が終わって、帰ろうとしたら・・・あああ、タイヤがぺっちゃんこ。パンクしてたから変な乗り心地だったのだ。長年車に乗ってきて、去年初めてパンクを経験したのだが、今年もまたパンクするとは。しかも他人の車で。さらに、父親は車を買い換えて、この父親の車は今週までの命だったのだ。それに乗ってパンクするとは、私も運のない人間だ。父親の新しい車はすでに乗れる状態にあるということなので、スペア・タイヤのままで乗り回すのもナンだから、予定を早めて交換することにした。実は父親の今度の車はわが愛車と同じ車種なのだ。もちろん年式は異なるが。かなりの格落ちだが、高齢の父親はデカイ車を持て余していたので、こうするしかなかった。午後からは新しい方の車でうろちょろした。この車のオーディオはすべて純正のままなので、MDもCDも使えない。カセットテープのみ。しょうがないからカセットを引っ張り出してきた。車でカセットを聴くのは、もう十年ぶりくらいになるだろうか。A面が終わっても、早送りする必要があることも忘れており、しばらくぼーっとしてた。あらためて、MDは便利なものだと感じたよ。スピーカーがしょぼいこともあって、音はしょぼしょぼ。それはもう、耐え難いほど。明日の午前中までは、このしょぼしょぼ音楽だ。とほほ。今日の一枚:BRAND X / Productたまたま目に入ったカセットテープがこれだった。元のソースはレコード。ブランドXでまで歌うなよ、フィルおやじ。オリジナルのパーシーのチームより、かえってギブリンのチームの方がよかったりする。
2005/07/07
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TV映画「グラスハウス」ダニエル・サックハイム監督突然の自動車事故で両親を失った姉弟(姉はリーリー・ソビエスキー)は、彼らの後見人となった、以前隣人として付き合いのあった夫婦(ステラン・スカルスガルドとダイアン・レイン)の元に引き取られる。ガラスを多用した豪華な邸宅に驚く姉弟だったが、徐々に後見人夫婦の怪しい行動を訝しむようになるソビエスキー。後見人夫婦の狙いは、姉弟の両親が残した四百万ドルの遺産だった。見せ場が来そうで来ない。「来るぞ来るぞ」と身構えていると、ことごとく肩透かしを食らう。なんとももどかしいサスペンス。シナリオも演出も締まりがない。しかも、リアリティーもない。あんなやり方で遺産を手に入れることができるのか?ソビエスキーは、なんと後見人オヤジを轢き殺してしまったが、蛇足もはなはだしい。それにしてもダイアン・レイン、老けた・・・。今日の一枚:DOOBIE BROTHERS / Toulouse Streetドゥービーの2nd。大ヒット曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」収録。ツイン・ドラムスが強力。やっぱりドゥービーはトム・ジョンストンよ。
2005/07/06
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TV映画「ケーブルガイ」ベン・スティラー監督不動産会社の社員マシュー・ブロデリックは、引っ越し先でケーブルテレビを申し込んだ。やってきたケーブルテレビ設置員(ジム・キャリー)はストーカーで、ブロデリックは散々な目に遭う。ジム・キャリーものは元々肌に合わないのだが、これはまた、とびきり肌に合わない。もちろんコメディのつもりで撮っているのだろうが、笑える箇所は一箇所もなかった。掛け値なしに、ただの一箇所も。ものすごいオーバー・アクションで熱演するキャリーが痛々しくて、見てられなかった。
2005/07/05
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6月はさっぱり雨が降らずに水不足が心配されたほどだったのが、7月に入った途端連日の大雨。これでは干天の慈雨どころではない。昨日は大雨の所為でガス給湯器の漏電防止装置だかなんだかが作動して、お湯が出なくなった。おかげでシャワーは水で浴びることに。いや、参った。今日の一枚:ENGLAND / Garden Shed1~2年前にリマスター盤が出たらしいのだが、この盤にも"Digitally remastered from original masters"と書いてある。これは10年近く前に買ったはずなのに、どういうこと?Si-wan盤でもないし。
2005/07/05
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うさころさんがおもしろいと書いてらしたので、読んでみた。で、おもしろかった!うさころさんに感謝。犯人どころか動機まで序盤で曝しているも同然で、狭義のミステリーではない。梶間家が見る見る崩壊していく姿と、竹内の異常さがじわじわと増していく過程を描いて、サイコ・ホラーあるいはサイコ・サスペンスといわれるものに属す。だが、作者が本当に訴えたかったのは、わが国の司法制度の問題点なのではないだろか。梶間勲が裁判長として判決を下す場面で始まり、間に“竹内サイコ物語”を挟んで、勲が被告として判決を下される場面で終わる構造が、それを物語っているように思う。間に挟まっている部分があまりにも強烈なので、この作品がサンドイッチ構造になっていることすら忘れられがちだが。実際、“竹内サイコ物語”は強烈で、背筋が凍るほどに怖い。実はプロットにそれほど意外性はないのだが、読んでいて「次にこうなったら嫌だなあ」と思うとたいていその通りになって、終始神経を逆撫でされるようなイヤ~な感じで読み進めることを強いられる。物語の視点は勲で始まり、妻の尋恵、嫁の雪見と移って、さらに尋恵に移行しながら勲に戻る。つまり、“竹内サイコ物語”部分を担っているのは尋恵と雪見なのだ。尋恵が義母の介護に疲れ果てていく描写と、雪見が竹内によって梶間家内で阻害されていく描写は非常に丹念になされており、結果この二人のキャラはよく立って、読者は易々と二人に感情移入できるが、本来メイン・キャラであるはずの勲のキャラ設定はイマイチ甘く、息子の俊郎にいたっては「ドラ息子」あるいは「ダメ夫」の記号でしかない。(しっかし、あんな精神的に幼いやつが弁護士になったらたまらんな~)司法制度の問題点という主題(と私は推察する)が埋没したのは、このへんに原因があるのかもしれない。今日の一枚:CRESSIDA / Asylumクレシダの2ndで、バーティゴの至宝のひとつ。圧倒的に1stよりも知名度が高いが、これはキーフのジャケットによるところ大。内容的には、どちらが優れているとも云いかねる。
2005/07/04
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TV映画「デトロイト・ロック・シティ」アダム・リフキン監督キッスは悪魔の使いであると信じている母親にチケットを破り捨てられた四人の高校生が、艱難辛苦の末にキッスのコンサートを体験するまでを、全篇70年代のロックを鳴らしながら描く。母親がカーペンターズのレコードを聴こうとしたら、中身は息子が隠していた「ラブ・ガン」で、「愛の謀略」が大音量で響き渡るという冒頭部には笑ったが、なにしろ典型的な青春アホアホ映画なので、あとはどうということもなかった。これが日本の70年代なら懐かしさに胸キュンだったのだろうが、舞台が米国なのであまり共感する場面もなかった。日米の高校生のライフスタイルは、あまりにもかけ離れている。今日の一枚:KISS / Love Gunなんだかんだいって、やっぱりこれを聴きたくなった。16歳とやっちゃダメよ。
2005/07/03
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TV映画「座頭市と用心棒」岡本喜八監督座頭市はもちろん勝新太郎で、用心棒は三船敏郎。それも椿三十郎そのままの用心棒。古くは「ルパン対ホームズ」や「ドラキュラ対狼男」、今なら「フレディvsジェイソン」や「エイリアンvsプレデター」と同じ企画物だ。企画物にしてはよく出来ているとはいえ、所詮は企画物なので、勝新も三船も微妙に戯画化されてるような感じ。音楽が伊福部昭で、場違いに重厚なのがなんとも悲しい。若尾文子、滝沢修、嵐寛寿郎、米倉斉加年、寺田農、草野大悟、常田富士男、砂塚秀夫、細川俊之、神山繁と、錚々たる面々が出演しているが、これらの脇役はもちろんのこと、主演の二人をも食ってしまっているのが岸田森。「血を吸う」シリーズからそのまま抜け出てきたかのような風貌で、圧倒的な存在感を見せつけている。座頭市の世界に吸血鬼が現れたようなもんだ。余勢を駆って「ゴジラ対ガメラ」もやればよかったのに。
2005/07/02
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夕方6時、NHK-FMではいつものように「夕べのひととき」が始まった。今日は趣向を変えて、丸ごとスタジオ・ライブのようだ。ちょっと居眠りしてたので、バンドの説明を聞いてなかったのだが、これがすこぶるいい!アラビア風の民俗音楽で、どうやらバイオリン、ギター、タブラの三人組。NHKのサイトでバンドのことを調べようとしたら、「夕べのひととき」は福岡ローカルなので載ってない。困った。で、いろいろ調べた結果がこれ。↓「エジプト音楽の夕べ」~ ヌーファンバルスタジオライブ 主 催 : NHK福岡放送局 日 時 : 平成 17年 6月 24日(金) 18:30開場 19:00開演 20:30 (終演予定) 会 場 : NHK福岡放送局 テレビホール(250名) or ハイビジョンホール(100名) 入場方法 : 無料(要 入場整理券) 応募方法 : 往復はがき ( 一枚一人様 ) に住所、名前、電話番号、年齢を記入の上、 下記宛、郵送。 〒 810-8577 福岡市中央区六本松 1-1-10 NHK 福岡放送局・事業 「エジプト音楽の夕べ」係 ※ 応募者多数の場合は抽選と致します ※ 未就学児は入場できません 締切 6/10( 金 ) 必着 出 演 :N uufambaru(ヌーファンバル)・・ アラビア語で 11 月の意味 メンバー :今井ドラゴン龍一(ウード) アラブの撥弦楽器 伊藤アツ志( ダルブッカ) アラブの太鼓 喜多直毅(バイオリン) 曲 目 :Samai Bayati (セマイ バヤティー) Longha Farahaza (ロンガ ファラファザ) Raqsa Aziza (ラクサ アジーザ) 他 エジプト音楽多数 お問い合わせ : NHK 福岡放送局・事業( TEL092-724-2843 土日祝日除く 10:00 ~ 18:00) 現在、福岡市博物館では「ルーブル美術館所蔵古代エジプト展」が催されており、このライブはその関連イベントらしい。事前にわかってたら、行ってたのにな。アラビア音楽、いいね~。アラビア音楽のチューニングは、「ミ」と「シ」はフラットした上で半音上げるんだってさ。それで見事にアラビア風に聞こえるのよ。不思議不思議。今日の一枚:SAMURAI / Sameのちにグリーンスレイドでブレイク(?)するデイブ・ローソンが、ウェッブを名称変更して発表したのがこれ。グリーンスレイド前夜。ボーナスでライブがたっぷり入っているので、お買い得。たまに聴くと、ええんだな~、これが。
2005/07/01
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