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TV映画「WXIII 機動警察パトレイバー」遠藤卓司監督・高山文彦総監督劇場版第三弾。最もバランスのとれていた第一作。押井色が前面に出て難解になった第二作。「天使の卵」化を恐れたのか、この第三作では監督がチェンジ。だが、皮肉なことに、作風としては第一作よりも第二作に近いものとなった。いや、むしろ押井色全開の「人狼」の雰囲気に似ているかもしれない。特車二課の面々が活躍する場面はほとんどないし、肝心のレイバーもラスト近くまで一切出てこない。パトレイバーとは名ばかりで、刑事ものといっていいくらいだ。前二作に比べて、動画の質は全体的に落ちている。背景の描き込みは緻密だが、動きがぎこちない。哀感ただよう話ではあるが、意外性がないのでメリハリに欠ける。脚本はとりみき。怪物のデザインは末弥純。川井憲次の音楽は、相変わらず素晴らしい。ベートーベンのピアノ曲"Pathetique"は、たいへん効果的。現在、元ビーチ・ボーイズのブライアン・ウイルソンが、スマイル・ツアーで来日中。今日はNHK-FMの萩原健太の番組に、ツアー・メンバーのダリアンがゲスト出演していた。インタビューでダリアンが「i-Mac」と云ってしまったため、萩原健太が苦笑しながら「Computer」と訂正していたのが笑えた。外人がNHKのお約束を知ってるわけないわね。
2005/01/31
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TV映画「PLANET OF THE APES/猿の惑星」ティム・バートン監督猿の奴隷となっている人間が普通に言葉を喋ることがわかった時点で、ひいた。これでは説得力がない。猿のメイクを除いて、すべてオリジナルに劣る。その猿メイクも、人間を助ける議長の娘のそれなどは、猿なんだか人間なんだかよくわからないもので、気持ち悪かった。オリジナルのジーラは、猿メイクなのに可愛さが伝わっていたぞ。主人公は最後に、猿がさらに進化して高度な文明を築いているパラレル・ワールドに漂着して、前のパラレル・ワールドでは猿軍の将軍だった猿の像を目撃するのだが、その像はリンカーンを思わすものになっている。バートン監督によると、これは米国の南北戦争とそれに付随する奴隷制度の暗喩だそうだ。TV映画「ダイヤルM」アンドリュー・デイビス監督これまたリメイクで、オリジナルは言わずと知れたヒチコック。こちらは「猿」とは違って、オリジナルに迫る出来といっていい。もはやダイヤルを“廻す”電話はほとんど存在しないので、オリジナルのタイトルから「廻せ」をはずしたのだろうが、マイケル・ダグラスはもっぱら携帯電話を使っていたので、「ダイヤル」がすでに違和感がある。以前テレビで見ている。
2005/01/29
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ヤマダ電機小倉本店で、東芝RD-XS53を購入。59,900円。ポイント10%還元。在庫限りの最後の品だった。残るは展示品のみ。この価格でXS53を買いたい人がいれば、お早くどうぞ。できればXS46か、せめてXS36にしたいところだったが、XS36でも7万円を下らない現状ではXS53に甘んじるしかない。といってもXS53のHD容量は320GBで、これは東芝の現フラッグシップ機X5の600GBに次ぐスペックなのだが。ちなみにXS46は250GBで、XS36は160GB。価格が発売当初の半値にまで下落した不遇のXS53。その原因は、もっぱら悪名高い東芝製ドライブにあるのだろう。本当に評判どおりのへっぽこドライブなのか、チェック作業がちょっと楽しみだ。これで以下の構成になったが、XS53がW録機であることを考えれば、もはやVHS機は要らない。少なくとも1台は要らないだろうから、階下のテレビに繋ぐことにする。DVD+HDDレコーダー×2DVDレコーダー×1S-VHS×1VHS×2PS2×1
2005/01/28
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TV映画「17才」木下ほうか監督主演が三輪明日美で、その相手役の猪俣ユキが脚本を書いている。監督の木下ほうかは、キャバクラでバイトしている三輪明日美の客として出演している。松田龍平の父親役。まぎれもなくミニシアター系の映画だ。なにからなにまで商業映画のミニチュア。ミニシアター系はたとえすべてが稚拙であっても、なにかひとつ光るものがあればそれで存在価値があるのだが、この作品にはなにもない。無駄に豪華な役者陣が痛々しい。
2005/01/27
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北九州芸術劇場プロデュース「ルル ~破滅の微笑み~」構成・演出:白井晃脚本:能祖将夫 出演:秋山菜津子、古谷一行、根岸季衣、増沢望、浅野和之、みのすけ、小田豊、岸博之、石橋祐、まるの保於:北九州芸術劇場中劇場3月25日(金)19:00開演(18:30開場)S席1階I列25番
2005/01/26
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阿佐ヶ谷スパイダース「悪魔の唄」[劇作・脚本][演出][出演]長塚圭史[出演]吉田鋼太郎/山内圭哉/小島聖/伊勢志摩/池田鉄洋/中山祐一朗/伊達暁3月21日(月) 3:00PM 会場 福岡国際会議場 メインホール 全席指定:5800円 X 2枚プレリザーブチャージ:340円 X 2枚電子チケットサービス利用料:210円 X 2枚郵送料600円N列50~51番福岡国際会議場のメインホールは3,000席。N列で演者の表情が見えるかどうかは、微妙なところだろう。TV映画「友へ チング」クァク・キョンテク監督「チング」は「親旧」と書くらしい。長じてヤクザとなった幼馴染の二人は、それぞれ対立する組に属し、ともに若頭的な地位にあったが、結局一方が他方を殺すことになった。これに他の幼馴染二人(秀才とお調子者)が絡む。日本映画でさんざん撮られてきたモチーフで、特筆すべきものはない。日本映画と香港映画を足して二で割ったような感じ。殺される方のヤクザがチャン・ドンゴンで、いわゆる韓流四天王のひとりらしい。他の三人が誰かは知らないが。アマゾンから、PIERRE MOERLEN'S GONG "Downwind"到着。
2005/01/24
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隆慶一郎「一夢庵風流記」どうも最近、いやに前田利益が持てはやされていると思っていたら、「花の慶次」という漫画が人気を博している所為らしい。ということがわかったのが、1~2年前のことであった。そして、漫画「花の慶次」の原作が、今作「一夢庵風流記」である。と、読み始めてから判明した。原作といっても、もちろん隆慶一郎が梶原一騎のような作業をしたわけでもあるまいが。隆慶一郎は漫画が連載される前にすでに死去しているのだから。たしかにこの小説、いかにも劇画的である。主人公の前田慶次はもちろんのこと、周辺の捨丸にしても『骨』にしても金にしても、さらには直江兼続やおまつ、果ては馬の松風に至るまで、なにしろキャラが立っている。主人公慶次が行くところ、これでもかと事件が出来し、周辺キャラが巻き込まれ、常に物語が動いている。しかも慶次は極端に動的なキャラなので、強烈な躍動感を伴っており、まったく飽きるところがない。隆慶一郎の徳川秀忠嫌いは有名だが、この作品を読む限り、前田利家も嫌いだったのだろう。慶次とは対照的な小心者として描かれている。巻擱く能わず。文句なしに面白い。TV映画「冷たい血」青山真治監督新興宗教から妻を奪うために教祖を射殺した犯人が、逃走中に刑事石橋凌を狙撃。石橋は意識喪失して、鈴木一真に拳銃を奪われる。鈴木は石橋の拳銃で無差別殺人を繰り返すが、それは恋人である遠山景織子に自分の愛情を証明するためだった。説明を極端に排除した映像は、非常にわかりにくい。そして退屈。この作品の4~5年後、青山真治はその名を一躍高めた「EUREKA」を撮るわけだが、やはり説明を極力排除して、この作品と作風は変わっていない。それなのに、「EUREKA」はわかりやすかったし、退屈もしなかった。何が違うのだろう。
2005/01/23
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TV映画「海峡から遠く離れて」青山真治監督TV映画「軒下のならず者みたいに」青山真治監督TV映画「秋聲旅日記」青山真治監督「海峡から遠く離れて」は、横浜国立大学の要請で撮られたらしく、光石研が横浜国大のキャンパスを歩くだけの映画。20分の短編。「軒下のならず者みたいに」は、ミュージシャン志望だか作家志望だかのぷー太郎男とOLを淡々と描くだけの映画。約40分の中編。「秋聲旅日記」は、徳田秋聲の小説三作品をもとにしたらしい、とよた真帆がただ色っぽいだけの映画。約40分の中編。それぞれ退屈そのもの。TV映画「デビル」アラン・J・パクラ監督対空ミサイルを調達しにアイルランドから米国に渡ってきたIRA秘密工作員のブラッド・ピットと、そうと知らずにブラピを自宅に住まわす警察官のハリソン・フォード。緊張感のない、平凡なアクション映画。アマゾンから、TRIANA "Triana"到着。
2005/01/22
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TV映画「0061 北京より愛をこめて!?」リー・リクチー、チャウ・シンチー共同監督そうそう、昔の香港映画って、こんなのばっかりだったよな。映画というよりコントに近い。当然「007」のパロディーなんだけど、あまりにもベタで笑えない。主演は、「少林サッカー」でブレイクしたチャウ・シンチー。この作品よりずいぶん洗練されてるとはいえ、「少林サッカー」も本質は変わってない。ベタすぎ。
2005/01/21
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毎年恒例、勉強会の新年会。焼酎が専門の店で、魔王とか川越とか、焼酎好きには有名らしい焼酎が出た。私は焼酎には興味ないので、よくわからなかったが。昔は芋焼酎は臭いがきつくて、それだけで受け付けなかったが、今のはそうでもないようだ。以前より飲みやすくなっているのは間違いない。写真は最後の雑炊。二次会は普通にスナックで、カラオケなし。ホステスのひとりは中国からの留学生で、おそろしく美人だった。ここ数年は留学生のバイトが増えているが、スナックでバイトなんかしてた日には、アホらしくてまっとうな仕事に就けなくなるのではなかろうか。すでにバスはなくなってたので駅から歩いて帰った。去年のクリスマスの旅行のときに続いて、MP3プレイヤーの出番だ。真夜中にマッキーを聴きながら歩いて帰るのも、けっこう乙なもんよ。
2005/01/20
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今日は運転免許証の更新に行ってきた。平日だというのに、なんでこんなに混んでいるんだ。そもそも、更新する場所が市内に一箇所しかないというのが間違っている。しかもその一箇所しかない場所は、けっこう辺鄙なところにある。当然ほとんどの人が車で行く。で、駐車場はすぐに満杯。が、辺鄙なところにあるので、周囲に有料駐車場がない。付属の駐車場に入れられないと、手の施しようがない。もうちょっと交通の便のいいところに移すか、さもなくば地下鉄でも造れ。あんなモノレール、うちの方面ではぜんぜん使い途がない。更新するたびに感じるのは、人間は確実に老いるということ。自分ではそんなに変わってないように思っていても、3年前と今の写真を比べると、悲しいかな一目瞭然だ。これが5年前の写真ともなると、もっと面相が変わっているだろう。私が違反なしで更新することはちょっと考えられないので、その点は安心だが。(安心するところが間違っている)ところで、楽天ブログは、昨日か一昨日あたりから、トップページにも日記が全文表示されるようになったようだ。以前はちょっと文章が長いと、「続きを読む」をクリックしないと読めない仕組みになっていた。日記に貼り付けた画像も、トップページでは表示されなかったはずだが、これも改善されたようだ。
2005/01/18
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去年の戸畑祇園大山笠の画像。「戸畑」とは、北九州市戸畑区のこと。戸畑の山笠は、東・西・中原・天籟寺の四基あるが、これは天籟寺の山笠。戸畑の山笠の最大の特徴は昼と夜で姿を変える点で、昼は幟山、夜は提灯山となる。この画像は夜の姿の提灯山。提灯はすべて本物なので、傾くと提灯が燃えることもある。幟山から提灯山に変身する場面は圧巻。もうひとつの特徴は、山笠の内部に太鼓、笛、鉦のお囃子隊が常駐している点で、豪壮なお囃子を奏でながら巨大な山笠が練り歩くのだが、全国に数ある山笠の中でも、お囃子を奏でながら練り歩くものは外に知らない。山笠といえば博多が有名なのだろうが、私にとっては山笠といえば戸畑なのである。
2005/01/17
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毎年恒例の内輪の新年会で、おでんをたらふく食いました。ただ、うち一人は尿道結石で体調を崩して不参加。そんな年齢になったってことですね。二次会はカラオケで、歌いまくりました。マッキーは難しいな。アバが歌いやすかった。比較的喉の調子がよかったので、X JAPANもOKな日でした。X JAPANはその日のコンディションを測るのに最適です。が、レインボーの「アイ・サレンダー」でシャウトしまくったら、いっぺんで喉はがらがらになりました。谷村有美メドレーを初めて歌いましたが、いきなりサビの部分を歌わされると、タニムラ・フリークのこの私でさえ意外とわからないもんだということを発見。まだまだ修行が足りません。
2005/01/16
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NYLON100℃ 27th SESSION『消失』作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演:犬山イヌコ みのすけ 三宅弘城 大倉孝二 松永玲子/八嶋智人1月15日(土) 北九州芸術劇場 中劇場 14時開演1階G列21~22番ステージに近すぎもせず遠すぎもせずの中央で、非常に見やすい席だった。大倉孝二とみのすけの二人のシーンから始まる。大倉がみのすけを「スタン」と呼ぶことで、外国の設定であることがわかる。そして、舞台は近未来であり、おそらくは核戦争後の世界である等の情報が、徐々に明らかになっていく。この芝居は、大倉と三宅であったり八嶋と松永であったり、組み合わせを変えて二人だけのシーンが多い。その所為か、これまでのナイロンの舞台とはやや趣きを異にしており、前半のテンポはゆったり気味。その分、後半のブラック度は通常の二割増しといったところか。みのすけが人間とは判別がつかない程に精巧なロボットであることや、みのすけの交際相手を次々と殺害していったのが大倉であること、八嶋が政府の人間であること等々、プロットの本筋は容易に予測できる。ある意味予定調和なのだが、ケラの語り口の巧みさがそれを感じさせない。出演者は客演の八嶋も含めて全員、文句なしに達者であるので、ステージのクオリティーは高いレベルで安定している。カーテンコールではケラも出てきてひとしきり喋っていたので、本人としても満足な出来だったのだろう。三宅の役名は「ドーネン」。みのすけの「スタンリー」と併せて「スタンリー・ドーネン」。おそらく、役名はその場の思いつきでつけて、深い意味はないと思う。今回も同道した猫ひろ子(仮名)の終演後の感想は、「あの小鳥は本物?」。次が「首吊り死体の脚は本物?」だった。さすがは猫ひろ子、目の付け所が違う。なんとユニークな人なんだろう。そして彼女は、体から煙を発するまで、みのすけは人間だと思っていたらしい。みのすけの記憶を消去するシーンを見てもなお、あれは人間の脳の記憶領域になんらかの電気処理を施して、記憶を消去しているのだと思っていたそうだ。なんとユニークな人なんだろう、猫ひろ子。公演は休憩なしの約3時間。ということは午後5時頃終わったはずで、終演後スターバックスに入ったのも午後5時頃だったはず。スターバックスで二人で喋り捲って、そろそろ7時くらいにはなってるんじゃないかと思って時計を見たら、なんと9時45分。10時に閉まる駐車場に車を入れていたので、あわてて店を出たのであった。アマゾンより到着GONG "Shamal"
2005/01/15
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TV映画「A.I.」スティーブン・スピルバーグ監督原作はブライアン・オールディス。母親がデビッドを捨てるところまでは、ステロタイプの展開とはいえ快調に進むのだが、そのあとは迷走気味。二千年後、人類が滅亡した世界で、異星人だか未来のロボットだかによって夢が叶えられるロボット・デビッド。いつものスピルバーグの世界観丸出しで、恥ずかしくなる。本来キューブリックが監督する予定だったらしいが、実現していたら、これとはまったく違う映画になっていただろう。それにしても、デビッド役の子役は、「シックス・センス」のときもそうだったが、よくもこんな表情が作れるもんだ。天才子役とは使い古された表現だが、そう云うほかない。デビッドの動力源て、なんだろう。二千年も稼動できるエネルギー源はなに?アンドロイドの悲しみを描く映画としては、ロビン・ウイリアムスの「アンドリュー」の方が数段上。
2005/01/14
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これを書くと年齢がばれるので憚られるのだが、書いてしまおう。私はプログレッシブ・ロックのムーブメントをリアルタイムで体験した、最後の世代にあたる。リアルタイムといっても、シーン絶頂期には間に合っていない。イエスならば「こわれもの」や「危機」には間に合わず、ぎりぎり「リレイヤー」。ピンク・フロイドなら「アニマルズ」で、EL&Pなら「四部作」。キング・クリムゾンにいたってはすでに解散していたし、ジェネシスにもはやピーター・ガブリエルの姿はなかった。それが中学時代。高校に入る頃にはパンク旋風が吹き荒れ、その直後にはテクノ・ブーム到来。プログレは、それまでの「最先端の音楽」から一挙にアナクロ音楽の代表となり、つまりはダサい音楽となったわけだ。パンクにもテクノにも興味がなかった私は、その後もプログレを聴き続け、大学に入ってMTV全盛時代がやって来てもプログレを聴き続けた。学生時代はこつこつとレコードを買い、社会人になってある程度経済的に余裕ができると、CDや中古レコードを「大人買い」したりで、いつしかプログレの音源が部屋にあふれてきたのだが、気がついたらプログレをあまり聴かなくなっていた。インターネットを始めて、90年代の半ばに一時的にプログレ熱が復活するも、それも2~3年で醒めた。それでも私の心の故郷は、やはりプログレである。音源については手放したものも多く、またレコードでしか所有してないものも多い。そこで「プログレ補完計画」を発動する。第1弾として、以下のアイテムがアマゾンから到着した。ロンギヌスの槍は放たれたのである。Tangerine Dream "Electronic Meditation"Tangerine Dream "Rubycon"Tangerine Dream "Ricochet"Tangerine Dream "Stratofear"Gong "Live.etc"Steve Hillage "Fish Rising"Banco del Mutuo Soccorso "Come in un'ultima cena"Ashra "New Age of Earth"「プログレ補完計画」、いつまで続くことやら。
2005/01/13
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TV映画「飛び出せ!青春」高瀬昌弘監督大人気ドラマの映画版。さすがに今見ると、つらいものがある。このドラマの主題歌を歌っていたのが、青い三角定規。TV映画「手を握る泥棒の物語」犬童一心監督乙一原作。ブロードバンド配信映画で、劇場では公開してないらしい。メインであるはずの内山理名と忍成修吾の物語より、脇キャラの三人(アイドル内山理名のスタッフ)のドタバタの方が、キャラがよく立っていておもしろい。犬童監督自ら撮った、この三人を主人公に据えた物語が、特典映像として放送された。これが本編より傑作だったりする。
2005/01/12
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SMAPの歌って、ヒットしてるんですよね?彼らの“歌”が好きな人は多いんですよね?どうも私はジャニーズ系の歌がダメで、声域狭く声量少なく特徴のない声の若い男たちが、無駄にユニゾンしてる歌声を聞くと、耳をふさぎたくなります。それでも、フォーリーブスなんかは子供の頃に喜んで聞いてたし、今聞いてもいい曲が多いと思うし、少年隊あたりでも耳をふさぐほどではなかったんですが、光Genjiあたりからさっぱり受け付けなくなりました。思うに、これはメンバーの人数が関係しているのかもしれません。それまではたいてい3~4人だったのが、光Genjiあたりからメンバーが増殖して、何人いるんだかわからない状態になったはずです。これこそ、無駄にユニゾンしてる状態なのでしょう。ただ、曲そのものは、当代屈指のヒットメーカーを起用してるだけあって、非常にキャッチーなんですよ。せっかくの楽曲を、無駄ユニゾンがぶち壊してる構図。何ヶ月か前に、槇原敬之が「世界にひとつだけの花」を弾き語りで歌ってる場面がテレビであって、「なるほど、実はこれはいい曲なんだな」と感じたものです。こんなにいい曲を、よくもまあぶち壊してくれたもんですわ、SMAPの面々。
2005/01/11
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TV映画「みんなのいえ」三谷幸喜監督第一作の「ラヂオの時間」では映画でもやっていけそうに思わせた三谷だが、早くもこの第二作で限界を露呈してしまった。シナリオは得意のシチュエーション・コメディそのままなので、彼の(映像作品における)演出力のなさがもろにわかってしまう。前作では新鮮に感じた、自身の人脈をフルに活用したキャスティングで意表を衝く等の手法はそのまま踏襲しているが、二番煎じなのでもはや新鮮さはない。始まってすぐの段階で、醒めた目線で見るようになってしまったので、余計に三谷のあざとさが目に付いた。真田広之のバーテンが、「自分の問題ですから」と呟きながら何度も何度もカクテルを作り直して、客の戸田恵子に「早くしてよ」と云われてるところを見て、唐沢寿行は客の立場になって考えるようになるのかと思いきや、「自分の問題だから」と呟きながら、壁を自分好みに塗ろうとしたのであった。これには呆れた。そうするなら、どうして真田にあれほどしつこくカクテルを作り直させたのか。このシーンでは客の中にこっそり和田誠をまぎれこませていると、放送後のインタビューで三谷自身が自慢げに話していたが、そんなことはどうでもいい。彼は映像の演出をきちんと学ぶべきである。
2005/01/10
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隆慶一郎「柳生非情剣」連也斎厳包(兵庫助如雲斎利厳の三男)・刑部少輔友矩(但馬守宗矩の次男)・飛騨守宗冬(宗矩の三男)・十兵衛三厳(宗矩の嫡男)・新次郎厳勝(石舟斎宗厳の嫡男)・五郎右衛門宗章(宗厳の四男)の六人をそれぞれ主人公として別々の雑誌に掲載されたものを、講談社が一冊にまとめて連作のような形にした。新陰流の道統を継いだ尾張柳生の実力は江戸柳生を凌駕しており、なかでも尾張柳生初代(新陰流三世)の兵庫助と尾張柳生三代(新陰流五世)の連也斎の技量は傑出しているという前提のようだ。さらに、宗矩とその子らの表向きの実力の序列は、(十兵衛・義仙列堂)・宗矩・(友矩・宗冬)だが、実は(友矩・宗冬)・(十兵衛・義仙列堂)・宗矩であるとの前提。私にとっての十兵衛のイメージは、なんといっても風太郎の「十兵衛三部作」で決定づけられてる。したがって、今作の十兵衛や五味康祐「柳生武芸帳」の十兵衛は、柳生十兵衛を冒涜しているような感じがするのであるが、といって、もちろんそれが今作の質を損ねるものであるわけもない。おそろしくおもしろい小説である。ちなみに、永井豪の「ハレンチ学園」は、柳生十兵衛を冒涜するものではない。当たり前だが。TV映画「青春の門 筑豊篇」浦山桐郎監督TV映画「青春の門 自立篇」浦山桐郎監督「筑豊篇」は三時間を超える長丁場ながら、ダイナミックなドラマツルギーでまったくそれを感じさせない。息つく暇もなく物語りが進行していき、退屈している間もない。対して「自立篇」は、「筑豊篇」よりも短い(といっても、2時間半を超えているが)はずなのに、非常に長く感じる。じめじめした物語がゆるゆると進行していく。「ペン・ハー」の続編が、なぜかATG作品だった。といっては云い過ぎか?これも昨日の「名もなく貧しく美しく」と同様、正編と続編で時代背景が異なるから、どうしてもこうなってしまうのだろうが。それにしても、つくづく続編が正編を超えるのは困難を極めるものだと感じる。特筆すべきは吉永小百合で、この手の役を演ると他の追随を許さない。あと、宇津宮“大岡雪絵”雅代の頸筋のラインは、相変わらず美しい。原作は五木寛之の自伝的小説なので、田中健は当然早稲田大学に入学するのだが、これが慶応だったら物語にならんだろうな。わが母校では、もっと物語になるまい。というか、別の物語になってしまうだろう。「あすなろ白書」とかね。
2005/01/09
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TV映画「父と子 続・名もなく貧しく美しく」松山善三監督正編では、聾唖者夫婦が子供を育てていくことの苦労を描いたが、この続編では、聾唖者の親を持つ子供の苦労を描く。恋人の北大路欣也から父親を紹介された大空真弓が、その父親が聾唖者であることを知って衝撃を受け、挨拶もせずにその場から逃げ去るシーンから幕を開ける。ここでまず退く。父親が聾唖者であることが、それほどショックなことなのだろうか。あるいは、この時代はそうだったのかもしれないが。戦中戦後の混沌とした時代が舞台であった正編に対し、続編は戦後の高度成長期が舞台であり、あれほど赤貧にあえいでいた小林桂樹一家も、少なくとも食うに困るようなことはなくなっており、観客の涙腺を緩ませるという点では、続編は正編に対しはじめから不利ではある。高峰秀子の不在も大きい。それと、当時の流行の音楽を使用したのが今となっては裏目に出て、滑稽に聞こえてしまう。これでは泣くどころではない。それでも、常に弱者の悲哀を嘗めてきた小林桂樹が、初めて巡ってきた一発逆転のチャンスに有頂天になり、ひたすら真っ正直に生きてきたこれまでの人生を台無しにするような卑怯な手段をとって、あやうく息子の信頼を失いそうになるあたりは、やはり泣かせる。正編とはテーマが違うとみるべきなのだろう。
2005/01/08
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TV映画「名もなく貧しく美しく」松山善三監督松山監督夫人の高峰秀子と小林桂樹が、迫真の演技で聾唖者夫婦を演じる。もはや「迫真の演技」という表現はなかばクリシェと化しているが、この場合は字義通り。掛け値なし。手話の部分は字幕で処理するが、なんら違和感はない。これはもう、泣けるシーンのオンパレード。最初の赤ん坊が死んでしまうエピソードでひと泣きして、その後涙腺は緩みっぱなしだ。ラスト、原泉の「危ないよ」の台詞は要らなかったのではないか。あれは高峰秀子が車に轢かれるのを予告しているようなものだ。しかしああなってみると、ある意味加山雄三は死神みたいなもんだったな。子供の頃、テレビ・ドラマでリメイクされたものを見た覚えがある。主演は樫山文枝だったっけ?夫役が誰だったか覚えてないが、酔って「酒は涙か溜息か」を手話で歌っているシーンが妙に記憶に残っている。思い出した。東野英心だ。
2005/01/07
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TV映画「修羅雪姫」藤田敏八監督TV映画「修羅雪姫 怨み恋歌」藤田敏八監督タランティーノの「キル・ビル」は、これ(正編)のパクリらしい。釈由美子主演作の方は、もちろんパクリではなくリメイク。原作は「子連れ狼」の小池一夫と「同棲時代」の上村一夫。小池理論通り、冒頭でいきなり、赤座美代子が苦悶の表情で出産するシーンを見せ、観客の度肝を抜く。しかも、場所は極寒の拘置所内だ。あたかも怨念がフィルムにこもったかのような、独特のくすんだ色調の画面に、鮮やかな血飛沫がこれでもかと吹き上げる。敏八監督の面目躍如。そしてなにより、梶芽衣子である。彼女なくして、この作品は成立しない。リメイク版に主演することを肯た釈由美子は、ある意味勇気があると云える。続編は、正編に比べると大分ボルテージが落ちるが、これは道理だろう。正編において、生まれながらに背負った自らの宿命である復讐を果たし、本懐を遂げた梶芽衣子に、すでに行動原理は失われているのであって、それをさらに動かそうというのがそもそも無理がある。それでも、あくまで凄絶な正編に対して続編は、凄絶というよりは一種怪しい空気をかもし出して新境地を開いている。怪しい洋館に住まう岸田森。坂口征二がボディスラムだけで銭が取れるように、これだけで映画が撮れる。しかも、その周辺には主義者の伊丹十三がいてペストで悶死。その妻が吉行和子で最後に錯乱死。そして伊丹の弟が無頼の医者の原田芳雄とくる。怪しいにも程があるぞ。梶芽衣子の殺陣は、かなり問題あり。これと比較すると、「あずみ」での上戸彩は、やはりよくやっていたということだ。
2005/01/06
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年末年始、怒涛の映画鑑賞も終了。映画三昧になったのは、元旦と2日は雪が積もっていたので、外に出るのが億劫だった所為もある。3日は初詣に行ったが、といっても、家のすぐ目の前にある神社。今年はいいことあるかな?あって欲しいね~。今日から通常の生活に戻った。餅でぶくぶくになった腹が重い。
2005/01/05
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TV「ナビィの恋」中江裕司監督これを見て沖縄に行きたくなる人は多いだろう。旅行嫌いの私でも行きたくなったくらいだから。西田尚美は、やはり映像向き。発声の問題なのか、舞台では台詞が聴き取りにくかった。TV映画「無問題/モウマンタイ」アルフレッド・チョン監督Vシネマ並みだが、岡村隆史はよくやっていると思う。TV映画「DRIVE」SABU監督「弾丸ライナー」で見せつけた無類の疾走感は、序盤のみ。このシナプシスを矢口史靖に渡せば、上質のシナリオに仕上げてとびきりおもしろい映画を撮ってくれそうだが。SABUという人は、あまり器用な方ではないのだろう。TV映画「柳生武芸帳」稲垣浩監督TV映画「柳生武芸帳 双龍の剣」稲垣浩監督原作は五味康祐。音楽は伊福部昭。稲垣・三船・鶴田は「宮本武蔵」のトリオ。この原作の映像化は難しいのだろう、武芸帳があっちに行ったりこっちに行ったりを繰り返すだけの映画になっている。
2005/01/04
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TV映画「誘う女」ガス・バン・サント監督以前見ているが、途中まで気づかなかった。このニコール・キッドマンは美しくない。栗本薫「グイン・サーガ 98 蜃気楼の旅人」主人公たるグインを描く巻は、安定感がある。最後にイシュトバーンが出てきて、いらいら。
2005/01/03
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TV映画「28 DAYS」ベティ・トーマス監督アル中矯正所での28日間で、心身ともに洗われたサンドラ・ブロック。そこそこおもしろい。TV映画「エクソシスト3」ウイリアム・ピーター・ブラッティ監督「エクソシスト2」の出来に怒り心頭の原作者が、自らメガホンをとった。ジョージ・C・スコットがいい味を出しているし、コケオドシに頼らない映像も好感が持てるが、その寸止めの恐怖映像が災いしているのか、どうも見終わって不完全燃焼のような感じがする。残尿感があるような。TV映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」本広克行監督退屈することはなかったが、これを前作もTVシリーズも未体験の人が見たら、どうなのだろう。楽しめるのだろうか。TV映画「カル」チャン・ユニョン監督冒頭では「占星術殺人事件」のパクリかと思ったが、実はただの独りよがり映画だった。雰囲気だけは一人前。シム・ウナは美しい。TV映画「菊次郎の夏」北野武監督北野作品で最も好きなのは「あの夏、静かな海」なのだが、これはビートたけしが出てこないことが大きい。あと、暴力シーンが一切ないのと、ヤクザが出てこないこと。(じゃあ、「Dolls」はどうなんだとは云わないように!)今作には暴力シーンはほとんどないが、たけしは出てくるし、たけしの背中には彫り物がある。主演を他の誰かにしておけば、もっとよくなっただろうに。後半のギャグ連発はすべり気味。久石譲の音楽は、相変わらず素敵だ。
2005/01/02
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TV映画「星に願いを。」富樫森監督香港映画「星願」のリメイク。富樫森は「非・バランス」の監督TV映画「星願 あなたにもういちど」ジングル・マ監督で、こちらがオリジナル。一般的には、リメイク版よりオリジナル版の方が評判がいいようだが、私はどちらかというとリメイク版をとる。最後に泣ける度合いが高いのは、オリジナル版の方だろう。私は両者ともに泣けなかったが。整合感のあるのはリメイク版の方で、オリジナル版の不自然な箇所を修正して、説得力を持たせたといってもいい。ーーーとはいえ、妊婦である姉が交通事故に遭う設定はやり過ぎ。主人公の男は交通事故で失明し、交通事故で死ぬ。さらにまた交通事故では、あまりにも御都合主義というもの。階段を踏み外して転倒して流産しかけた、くらいにしておけばよかったーーーその替わりに、オリジナル版のもつなんともいえないパワー(物語を突き進める牽引力)は失われた。このあたり、香港映画と日本映画の特徴がよく出ている。細かいことは気にせず、感覚を頼りに突っ走る香港と、論理的に組み立てるが故に小さくまとまりがちな日本。アドリブ・プレイに長けたバンドが「せーの」で一発録りするのと、スタジオ・ワークに長けたバンドが丹念にオーバーダブを重ねて、隙のない音創りをする関係に似ているかもしれない。リメイク版の竹内結子が猛烈に可愛いのに対し、オリジナル版のセシリア・チャンは奇跡のごとく美しい。ただ、ややハスキーな声質が、美貌に似つかわしくないきらいがある。作中、セシリア・チャンの台詞に「天は二物を与えない。ブスには美しい声が与えられる」云々の部分があるが、これは彼女がこの役を演じるからこその台詞だろう。TV映画「ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど」ピーター・ハイアムズ監督恋愛ものかと思いきや、実はゲシュタポ本部に潜入して重要書類を奪うサスペンス・シーンがおもしろかったりする。ハリソン・フォードの相手役レスリー・アン・ダウンがぜんぜん美人でないのが、恋愛ものとして弱い原因か?
2005/01/01
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