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ドル円は依然として、本邦投信+個人の買いと海外ファンドの売りがつり合ってしまって、狭いレンジが続いています。116.50をブレイクすれば一気に進むのかと思ったら、昨日ブレイクした後もさらに重そうな動きであっさり押されています。 今のところは、116.50辺りでショートが一番堅いトレードかもしれませんね。下値も堅そうなので、115.80辺りまで50p狙いといったところでしょうか。ただし、指標の数字によっては全く別の話になりますので、御注意を 昨日、中途半端にふってしまったドル円ロングの逃げ方ですが、結構な反響を頂きましてありがとうございました。大した事じゃないので、簡単に言ってしまうと合成通貨を使うのです。昨日の記事の最後にヒントを書いていたので、すぐにわかった人もたくさんいたみたいですね。やり方としては、他のドルストレートでドルショートのポジションを作るのです。現状だとユーロドルやポンドドルのロング、ヘッジとしての意味を考えると複数を混ぜる方がいいですね 。量はドル円ロングと同量ぐらいですが、手の内のレバにも依りますので適量としておきます。ただし見かけのレバは倍になっても、実際のレバはあまり変わっていないです。最後まで読めばわかります。 (ひまわり証券などBOE方式の証拠金システムの場合はレバはほとんど変わりません)ただ、この方法は一見すると万能な気がしてしまうのですが、つまりドル円のリスクをユーロ円やポンド円に転嫁しただけの話で、何も解決はしていません。また、最初からユーロ円やポンド円をロングしていた場合より、スプレッドやスワップのスプレッドで不利になります。なので、あくまでも緊急用に使ってください。使うシーンは、ドル円が下げそうで、クロス円は上げそうだと感じた時です。なので、今がそうだとは思わないという相場観の方は、止めておいたほうがいいです。私なら、ドル円と同等分のポジションを1/2ユーロドル、1/4ポンドドル、1/4オージードルでヘッジします。ちなみにこの合成通貨は、考え方自体がよくわからないという意見もたまに頂きますが、クロス通貨というのは元々ドルストレートの合成通貨なのです。ドル円ロングはドル買い円売り、ユーロドルロングはユーロ買いドル売りですから、ドルは買ったものを売った事になり無くなりますので、残ったのは円売りとユーロ買い、つまりユーロ円ロングという事です。 ドル ユーロ ユーロ 円 × ドル = 円イメージ的にはこんな感じです。 実際には分数ではなく掛け算でもなく、足し算引き算なわけですが、フィーリングでとらえてください。
2006.11.30
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今週に入って方向感の無い展開になってしまってますね。オプション市場ではユーロドルの1.35辺りの仕込みが活発との事で、すでにファンド勢はそんなレベルを見ているのですね。1.32は通過点でしょうかしかし、ここまでヨーロッパが強い原因の中に来月のユーロとスイスの利上げは当然入ってるわけで、利上げ後の事実売りをあっさりこなして上昇というのも考えにくいです。そして、ドルストレートの中で一人仲間はずれのドル円ですが、こんなに底堅い原因は、一つはボーナス需要の投信の外貨買いですが、我々個人トレーダーの「とにかく円売り」パワーの前にさすがのファンドもビビってるようです。実際、ファンドは今週もドル円売りで仕掛けているのですが、下値は常に買い上げられて引かされているようです。ただでさえ今年は5%の原資割れしてるファンドですが、この分だと6~7%はいきそうですね。しかし、潰してしまうとまたドル売りになってしまうので、潰れない程度に痛めつけてやりましょう。 しかし、実需・投信・個人のトリオで円売り攻撃をしている現状ですが、実需は明日までで終わりですし、投信も12月前半で終わるでしょう。12月中旬までには流れ自体がドル買いに戻っていないと、今度は個人が引かされる番になりそうですね。実際、オプションが集中すると、そのレベルに引き寄せられるものです。ユーロドル1.35近くがあるとすると、ドル円もそれなりの下げがある可能性が高いですね。やっぱり買うならクロス円にした方が良さそうです。ちなみにユーロドル1.35の場合、ドル円114円だとユーロ円153.90円、ドル円115円だとユーロ円155.25円です。今はクロス円はどれも高すぎて買いづらいですが、利上げ後に下がったところなら美味しいかもです。ドル円でつかまってる方、クロス円に逃げてはどうでしょうか逃げ方は・・・ 簡単ですよ。 もう少し先の話なので、考えてみてください。でも、わかった方もユーロドルやポンドドルが調整するタイミングを狙ってくださいね。
2006.11.29
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今日はめでたい日ですね。何がって今日は私の誕生日なんです。 歳は内緒です。今日のプレゼントを先程決めました。ユーロドルロングです。 1.3122 イベント買いで100万ユーロさてどうなんでしょうみなさん、過去の記事を見てみてください。今日はギャンブルでいきます、ってポジった時は何と・・・ 勝率0割パーフェクトで負けてます。ちなみに、他のギャンブルでもほとんど勝った記憶がありません。 相場の方は、狭いレンジが続きます。本日の指標ではあまり動かないと思いますので、明日からが本当の勝負です。数字は見てみなきゃわからないですが、個人的には水・木はドル売りに、金はドル買いに振れやすい地合と見ています。また、来週辺りからドルは上昇トレンド復活だと思います。急所はやはりECBの利上げの日でしょうか
2006.11.28
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週末に市場が円高あるいはドル安に染まる中、やはり相場は逆に若干円安ドル高に戻しかけています。まだ、NYになってみないとわからない部分はありますが、相場は常に市場の心理やエコノミスト、アナリスト達の予想と逆に動くので、下値は浅いでしょう。一昨日の週末一目に書いたとおり順当なら115まで、水木金の指標が悪くて114までの予想をキープします。(あんまりサプライズだったら一時的に112まで行くかも)むしろ鍵を握るのはユーロで、どこかで出てくる牽制発言が、ユーロドルかユーロ円のどちらに市場の関心が集まり調整が出るかでしょう。私は順当に圧倒的な流通量を誇るユーロドルで調整がより大きく進み、ドル円にはむしろ援護射撃になると思っていますが、逆に出る可能性も十分にありますので注意は必要です。もちろん、調整局面はユーロ円の絶好の仕込み場になりますね。本日は目立った指標もないので、ゆっくりファンドの思惑を見極めたいと思います。 P.S. ただし最低でも今週いっぱいはドルは下値を固める期間で、上昇にはもう少し日柄が必要だと思います。 焦らなくても大丈夫ですから、フライングでお腹いっぱいにならないように気をつけてください。
2006.11.27
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本当は、今日はユーロドルかポンドドルの一目を分析しようかと思ったのですが、分析の余地がない激しいチャートですね。ドル円と違って、週足で見ても勢いの強さが変わりません。しかも、今後反転があるとしたらテクニカル的な要因ではなく、政府や中銀筋の発言による可能性が高く、分析のし甲斐がありません。では、久しぶりにニュースを取り上げてみましょう。欧州連合(EU)欧州委員会のレーン委員(EU拡大担当)は24日、来年1月1日のルーマニア、ブルガリアのEU加盟について「すべての手続きが完了した」と発表した。EUは加盟27カ国、総人口約4億9000万人に拡大する。との報道がありました。もちろん、すぐにユーロのレートに影響は出ないでしょうが、今後のユーロはどうなっていくのでしょうか両国共に政治や経済面でEU基準をほぼクリアしています。残るは“司法”が問題ですね。ブルガリアの場合、知人の裁判官を利用した「コネ」による決着が今も横行していますし、汚職が相次ぐルーマニアでも、政府内に今年3月に「汚職対策局」が設立されたものの、事態は依然、改善されていません。でも、我々トレーダーにはそんな事はどうでもいいですね。やっぱり、注目は経済の問題でしょう。01~05年の経済成長率をみると、ルーマニアが平均5・5%、ブルガリアは同5%と高成長を続けています。それでも月額賃金は、ルーマニアが平均200ユーロ(約3万円)で、ブルガリアも170ユーロ(約2万5500円)にとどまっています。こうした低賃金を理由に、両国がEU法を完備した後、多数の欧州企業の有力投資先となるのは確実でしょう。しかし、この賃金格差はまた、労働者の流入の問題にも繋がります。ただでさえ失業率の高いEU諸国はこの問題を特に嫌がっていて、04年に新規加盟したポーランドなどから多数の労働者を受けれている英国がどういう手を打ってくるのかが注目ですね。まとめると、一長一短で為替には影響は無いでしょうね。 明日から、また年末の荒波にもまれなきゃなので、今日は息抜きという事で・・・
2006.11.26
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今週は久しぶりに分析に闘志がわきます。やはり、動いてこそトレード。シャレにならない手の内の方もいらっしゃる事と思いますが、ピンチはまたチャンスでもあります。これから年末のイベントを、そして新年を笑顔で迎えるため、ここは頑張っていきましょう。 ドル円、日足です。・・・言葉もありません。まあしかし、急落後の日足なんて大体こんなものです。日足の上昇トレンドは確実に下抜きました。結局、遅行線が基準線のレジスタンスを抜く事ができずに、一気に下降圧力になってしまいましたね。(先週からの遅行線の推移を先週の週末一目と見比べてみてください。また先週の文中で遅行線のレジスタンスについて解説しています)遅行線で見ると、水曜日の大きな下落はひとまずクモの上限でサポートされ、木曜日のロンドンタイムの仕掛けでクモに突入、金曜にオーバーシュートしクモの下限まで戻して終わりとなりました。こうして見ると、全てが下向きのシグナルを出す中、遅行線だけはここでサポートされる可能性を示唆しています。では、週足も見てみましょう。金曜日の下落は、基準線にピッタリとサポートされました。この基準線が、来週からもサポートになるかが微妙なトコです。 そして、こちらでも遅行線が微妙な位置に来ています。(黒○)このままクモに突入しても、115には基準線がひかえています。再来週には日々線にぶつかる事になり、上昇圧力になりそうですね。それだけを見ると、この辺りで上昇に転じそうにも見えます。一方で、下にクモのねじれがあります。クモのねじれは転換日になる一方、なぜか値位置を引き寄せる力があります。その位置が114ミドル。遅行線が日々線に突入していった場合、次のサポートになるのが基準線の114ミドルで同じ値位置です。そしてクモはねじれでは抵抗帯として働かず、あっさりスルーする事が多いのですが、その場合はトレンドライン(黒線)が最後のサポートになりそうです。以上から判断して、ここは思い切って来週更なる下値は浅く、あっても115円前半までと予測します。そして、それを下抜けた場合次のサポートが114ミドル、その次は112になります。 来週は水木金に注目の指標が並びます。せっかく一度はサポートされても、その数字によってはまた下落が始まる可能性があります。ここは、低レバの人で長期の仕込をする場合の一歩目としては良い位置だと思いますが、あくまでも一口でお腹いっぱいにならないように、少しずついきましょう。
2006.11.25
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あるとしたら東京だと思っていた、115ミドルがロンドンできました。昨日、このドル売りが出ていれば、もっと動いただろうに・・・ と思うと、ロンドンで出てきた意味がわかりません。一説には、中国人民銀行副総裁のコメントが、上手くキッカケになったという事ですが、後付けくさい理由です。しかし、まだまだドルは弱いということですね。来週は中盤から後半に注目の指標が多く、そこで反転するのかさらに売られるのかドキドキしてきますね~とりあえず、ロンドンで下がるのは予想外でしたが、下値が115ミドルは思ったとおりの展開なので、夜中には戻ると信じて短期を仕込んでみました。NYでさらにドル売りなら、泣きながら損切りします。来週は、もう一段の安値がありえるので、持越しはお勧めしません。
2006.11.24
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ロンドンタイムになり、やはりドル売りの仕掛けがありましたね。しかし116前半で終わってるあたり、それほど過熱感は無いようです。もう1度仕掛けてきたとしても、頑張って115ミドルまでですね。 主要ストレートの中でポンドだけが勢いがありません。逆に対円で最も勢いが強いように見えます。キャリートレードの巻き返しが出てますね。オセアニアなど高金利通貨を見てみると、軒並み対円で下がってますね。本日は金利が高いほど弱い、という公式が当てはまりそうです。 今日のドル売りがこの程度で終わりなら、明日の午後からはひとまずドル売りは一休みでしょう。明日の夜には週末要因のドル買いも、若干出そうですね。
2006.11.23
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休日前の調整らしきドル売りが出ていますね。ドル円では、レンジの下限である116ミドルまで押しそうな勢いです。これで万が一レンジを下抜いたら、一気の円高 ・・・ とは考えにくいですが。あるとしたら、本日のうちにレンジの下限まで押しておいて、明日東京とNYが休みのうちにロンドンでファンドが仕掛ける、という形でしょうか。明日は相場は休日のつもりでしたが、ロンドン時間だけは注意が必要ですね。 本日の月例経済報告ですが、「景気拡大期間はいざなぎ景気を超え、戦後最長の58ヶ月に」という文がありますが、ちょっと見てください。いざなぎ景気 57ヶ月 実質成長率11.5% 物価27.4% 給料114.8%増 労働力351万人増今回の景気 2002年2月~実質成長率 2.4% 物価 0.7% 給料 1.6%減 労働力 65万人減この内容で ・・・ 期間の長さだけが超えても意味が無いのではメディア等でも「いざなぎを超えた」とさかんに聞きますが、期間の長さだけが超えているわけで、「俺ってカール・ルイスより早いんだぜ ・・・飯食うのが。」って、言ってるようなものかと。。。って、古いか・・・
2006.11.22
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今日も目立った指標はないので、無風の相場になりそうですね。昨日の早朝に買ったポンド円のスワップでも計算するしか楽しみが無さそうです。ポンド円といえば、明日は8:50に日本の貿易収支が18:30にBOE議事録が発表されますね。 貿易収支のほうは日本の輸出が好調なのは予測されている事で、かなり良い数字が期待されています。前回のGDPなどを見ても、輸出が悪化したらお終いなわけで今後とも注目の指標になるかもしれません。(まあ、日本の指標なんてスルーされる事が大半ですが) そしてBOE議事録の方は、前回の利上げがどういう比率で可決されたかに注目が集まっています。具体的に言うと、激ハトで知られるブランチフラワー氏が据え置きを主張して8:1で利上げに至ったならノーイベント。ブランチフラワー氏も利上げ主張で満場一致だとポンド買い、他にも据え置き派がいたりブランチフラワー氏が利下げを主張ならポンド売り、といったところでしょうか。しかし、その後の指標やインフレレポートで12月の据え置きはほぼ決定しているわけで、いまさら過去の議事録で動きが出るのかというと、疑問です。 以上から、ポンド円は若干の下振れリスクはありますが、下がったら押し目買いのつもりで持ってて大丈夫かなと思ってます。だって、翌日には美味しいスワップの日が待っていますから。こういうスケベ心が、相場の動きに対する反応を鈍らせて、結果的には損するんですけどね。
2006.11.21
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週末のイベントは事なきを得て、再びレンジ相場になりそうな気配ですね。金曜日のドル安のもう一つの理由だったのが、米ヘッジファンドの巨額損失の噂ですが、米ヘッジファンド会社シタデルの広報が噂を否定しているとの事。ていうか、金曜日の時点では社名が明かされなかったわけですが、シタデルって・・・ そんな巨大な会社の話だったんですね。先日のアマランスといい・・・ ファンドも今年は大変そうです。ちなみにアマランスのポジションを引き受けたのがJPモルガンとこのシタデルだったわけですが、ひょっとしてその時のポジションのせい広報はもちろんこの手の噂は否定して当然なわけで、「火のないところに煙は立たない」と言いますし、まだ安心はできないかもしれません。 どういう形で取った統計かわかりませんが、今年のヘッジファンド全体の運用実績は平均してマイナス5%との事です。つまり今年はファンドが原資割れしてるんですね。て事は単純に考えて、個人トレーダーは儲かった人が多いと思います。 考えてみれば、4月のG7以降はドル円で言えば円安が徐々に進みながらのレンジ相場。バイ&ホールドが最強だったと言えるかもしれませんね。細かい事は考えず、個人がファンドに勝った年ということにしておきましょう。
2006.11.20
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今のところG20では大きなニュースはなく、先程の「出席したすべての国が、柔軟性を高める必要性で一致した。タイミングが問題」というのが唯一の為替に対するコメントです。中国が名指しされてるわけでもなく、どうやら4月に市場を混乱させた事への反省もあるようで、大きく市場を動かすような言葉は避けられるようです。この程度ならばスルーされて円安か、せいぜい116ミドルまでの円高で済むでしょう。さて、実は12月の前半は政策金利ラッシュになっています。指標と違い金利は事前に織り込まれるため、前倒しして予想を立てる必要がありますので、そろそろ考えて見たいと思います。 カナダ 12月5日 据え置き4.25% 豪州 12月6日 据え置き6.25% NZ 12月7日 据え置き7.25%(あるとしたら利上げ7.50%) 欧州 12月7日 0.25%利上げ→3.50% 英国 12月7日 据え置き5.00% 米国 12月12日 据え置き5.25% スイス 12月14日 0.25%利上げ→2.00% 日本 12月19日 0.25%利上げ→0.50%(利上げはポーズだけで、実際には1月かも)番外 南ア 12月7日 0.50%利上げ→9.00%といったところでしょうか。私は以前から日銀は12月に利上げと言ってきましたが、昨日のニュースで22日に公表される月例経済報告が景気と個人消費の基調判断が下方修正されることが明らかになりました。内閣府が本気で利上げを牽制にかかってるわけで、今まで通り日銀の独立性を尊重するというようなムードにはならないようです。日銀も一度利上げを見送っておいて、政府に恩を売るという手に出る可能性が出てきました。私の予想のほうも、12月50%・1月50%と少しトーンダウンすることにします。 そして、昨日の一目にも少し訂正させてください。遅行線が日々線に押されて下がるには、少し間隔が空きすぎています。(黒の楕円)こういう形は、一度遅行線が上の日々線に突入してから押し戻され、その後正面の日々線の下げ圧力を受けることが多いです。なので、来週はレンジを横ばいで一度高値をトライ(119手前)、下げは再来週(11/27の週)と予想を変更します。
2006.11.19
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ドル円は安値から若干値を戻してひけました。何度か117をおびやかしましたが、結局117.13が安値で下はしっかりサポートされました。先週の週末一目の117をキープする方のシナリオで来ましたね。(2つ目のチャート) では、来週はどうなるのか見ていきましょう。 日足です。完全にクモの中に入ってきました。その中でさらに、転換線(オレンジ)と基準線(ピンク)の間に実線部分が収まっています。非常に狭いレンジで三角持ち合いになっていますね。先週のチャートに書いたトレンドライン(黒)はサポートされています。ここまでを見ると、トレンドラインに乗ってクモ上限(118.3)を上抜けというシナリオも見えます。しかし、最も重要とされる遅行線(赤)を見てください。基準線を下抜き、サポートはクモの上限が116ミドルにあるだけです。(ちょうど直近の安値と同じ値位置です)逆に上には118に基準線、118前半に日々線がレジスタンスになりそうです。そしてその118前半は先程のクモの上限(118.3)のレベルと一致しますので、かなり重くなりそうです。そして来週は私の独自サイクル理論のドル急落サイクルの最後の週です。落ちると言い続けてなかなか落ちず、狼少年になっているのを承知でもう一度言います。来週のドル円は下向きで、最初のサポートは116ミドルです。その下のサポートは115、114ミドル、112です。 その下は、まず無いでしょう。 P.S. ただし、まだサポートを下抜けたわけではありませんこのシナリオは、あくまでもクモの下限と先週書いたトレンドラインを下抜いた時のものです。
2006.11.18
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素晴らしいですね~ 心の底から感心します。誰の事かって、サンプラザです。 ブログによると・・・ そして今 0.3ショートしていて -2,269 円 118.37にストップ設定中 こんな感じ 預り評価残高 487,718 円つまり、ストップを刈られて爆下げです。私たちの曲げ力などたいした事はないなと、違いを感じさせられます。 ドル円下がりましたね~私は117.59で利確できました。いい週末が過ごせそうです。他にもポンドがらみをやっていたのですが、今日はポンドもしっかりしてくれたので、まずまずの成績でした。今日からメルボルンでG20が始まりますね。 豪財務相 G20では世界のインフレ見通しが議論されるだろう G20は世界経済、エネルギー市場、IMF改革を議論へ G20で世界の金利見通しが議論されるだろう 中国財務相とエネルギー問題を協議へ エネルギー安全保障は世界経済成長に極めて重要 G20での為替の議論はデリケートになる必要 世界の不均衡が為替レートに圧力と議長国から発表されてます。この予定通りに進んだら、かなり円高要因になりそうですね。御注意を
2006.11.18
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今週の米国の指標は、おおむね悪いものが多く特に注目度の高い指標は軒並み予想を下回ったわけですが、ドルはむしろ強含む展開になっています。私自身ドルベア派でいる事は再三書いてきましたが、市場にもドルベア派が多く、こちらも書き続けていますが「みんなが下を向いている時にはなかなか下がらない」という、相場の特徴が良く表れています。後は、下を向いていた人達が徐々に安心をし始めて上を向きだすのが先か、日柄が経過してドルが上昇し始めるのが先か、という展開になってきました。日柄としては、私の独自サイクル理論では来週までに下落が無ければ、上昇トレンドに転換なので誤差も含めて今月いっぱい下落が無かったら、長期の仕込みも大丈夫ではないかと見ています。長期、つまりスワップとしてみれば1日1.5p程度のスワップなどは、15日で22.5pでしかないわけで1日の動きで十分にあります。12月に利上げがあるかどうかまで見守っても、その倍ぐらいでしかないわけで、それまでは短期で遊んでいましょう。現在のドル円118ミドルは、誰かの爆弾発言でもなければ超えづらいレベルで、週末のイベント(G20)を考えてもこれからの時間で利確の売りが出る可能性は十分だと思います。戻り売りのスキャルでどうでしょう短期の円がらみのポジションは今週は持ち越し厳禁です。
2006.11.17
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FOMC議事録と日銀の金融経済月報が同じ日(日本時間では)に出ると、頭がこんがらがってきますね。とりあえず私なりに気付いたところを、簡単に書いて見ます。 FOMC議事録ですが、事前の値動きはなぜか若干のドル売り。ここ最近、若干のドル買いの流れだったので調整が出ていたのでしょうね。そして発表後の動きは、上下に一瞬ブレましたがその後何もなかったかのように、元の値位置に落ち着きました。内容で興味深いのは、利下げについて全く触れられてない所です。これは、正直驚きでした。10月の終わりごろは、市場では1月の利下げが数%3月の利下げが数十%織り込まれていたはずで、それが全く議論されていないと言う事はFOMCは現時点では利下げ方向は見ていないのですね。 そして、日銀です。金融経済月報と福井氏の会見は、全体的にチョイタカといったところで、市場はもっとタカ派なコメントを予想していた分円売りが出ていました。この円売りが思ったより大きく、市場はかなり本気で日銀の利上げを“ある”と思っているのが伝わってきました。金融経済月報の方は目新しい事はなく、順当なもの。福井氏の会見も当たり障りのないものでしたが、ここしばらく福井氏自身も、また副総裁や委員からもタカ派コメントが多かった事を考えると、トーンダウンと言えるのではないでしょうか。政治家からの度重なる「福井、わかってんだろ~な!」系コメントに少々頭を押さえられているようですね。 本日は相場が動きそうな指標が続きます。またまたスキャル日和ですね。ポンドドルは1.8850-1.8950、ドル円は117.70-118.40にレンジ(小)、レンジ(大)はその50p(ドル円は40p)外に置いてはどうでしょう。(それぞれのレンジの使い方は昨日の記事にあります)
2006.11.16
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昨日は動く相場でしたね。ポンドドルとドル円で、久しぶりにブランコを楽しみました。しかし、スキャルのつもりで頭と尻尾は捨ててるのに40~50pになるのが、さすがはポンドドルです。しかし、「もう一度戻れ~」と最後にポジったポンドドルの1.8943ロングが、その後戻りがにぶいため残ってしまってます。今、微益なのでそろそろ手仕舞いするか、プラマイゼロにストップ置いてスケベ心を出すか、迷っています。 さて、本日の目玉は4:00のFOMC議事録ですが、それ以外では英国の指標が並びます。これは、またポンドドルのスキャルが面白くなりそうですね。私のやり方を現在のポンドドルで言うと・・・小さいレンジを1.8900-1.9000で、大きいレンジを1.8850-1.9050でとり、レンジ(小)の中でスイングトレードを行いレンジ(大)を抜けたら損切りorドテンです。注意点は、レンジ(小)内のスイング中に真ん中辺りで反転した場合、微益で利確はOKですが新ポジは真ん中では立てずに、端っこに行くまで待つことです。また、ド短期と割り切って立てるポジションの為トレンドに乗ってるわけではありません、レンジ(大)を抜けたら必ず損切りで終わりましょう。 ドテンの場合はトレーリングかプラマイゼロにストップを置いてください。 明日の日銀の政策金利は、サプライズ利上げは無いでしょうが、福井氏の発言次第では円は乱高下すると思います。円がらみのポジションを持っている人は、注意してください。
2006.11.15
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かなり良いGDPの数字の発表にドルストレートの中で、ドル円だけが独自の動きで円高になってます。この形は海外勢が入ってくるたびに、時間差攻撃を受けるかもしれませんね。本日は18:30に英CPI、22:30に米PPIとインフレ指標が続きます。注目はむしろ英CPIのほうで、次回のBOEの政策金利の市場予想は利上げ:利下げ:据え置きが綺麗に1/3ずつになっていて、指標にサプライズがあると大きな動きを作る可能性があります。米PPIのほうは、一時的には動くかもしれませんが、木曜日のCPIも待ってからですね。朝から25個も指標が並ぶこんな日は、ド短期でスキャル狙いを決めてみたいトコです。
2006.11.14
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先程、英国の指標発表前から始まったポンド売りが指標後さらに激しくなり、1.90前半まで来ています。指標の内容は予想より良く、予想の数字自体も強めだったので明らかな思惑の動きです。一説には1.9050に観測されていたストップオーダーが狙われたようです。しかし、その後も若干押している事から、他にも理由があるかもしれません。 さて、重要なのは今後の展開です。この動きが思惑によるものである以上、予測は非常に難しいのですが、高金利であり本日の指標からも経済状態は非常に良好なポンドが安いのは、ある意味美味しいわけです。また、ポンドドルの1.897-1.90はサポートになると考えられる為、1.90辺りで買っていけばリスクも少ないです。ポンドスイス・ユーロポンドは最近のポンド下値のレンジいっぱいにいますので、いつでも出動OKでしょう。しかし、木曜日のポンドベアのセンチメントが一時的なもので金曜日には回復したかに見えたのですが、金曜日の方が一時的なものだったとしたら、しばらくはポンド安が進む可能性もあります。1.8950を下抜いてくるポンド安には、撤退のできる人にしかお勧めしません。なんせ、相手はポンドですから。 P.S. 中川氏の発言で円安も進んでいるようです。先日も書きましたが、現在の内閣周辺は反日銀で固められています。当然、政府筋は日銀に反対する意見しか言いませんが、それで日銀が考えを変えるとは考えづらいです。
2006.11.13
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いつもの週末一目はドル円で始まるのですが(ていうかドル円しかやらない)、今週は昨日のユーロドルから始めました。ええ、ドル円が難しいんです。まあ、見ていきましょう。今回から、過去の週末一目にリンクを貼りました。実は、過去の展望は見て欲しくないのですが(答えが出た後に予想を読まれるのは、やはり嫌です)、相場は続いて流れているわけで私の予想が当たった外れたよりも、みなさんに流れを理解してもらう事の方が重要と判断して、恥をしのんでリンクしておきました。チャートの部分だけでも、是非ご活用ください。 まずは日足です。またしても、クモに入ったかに見えたのですが、実線はサポートされ下髭のみでした。先週と同じパターンですね。 先週の週末一目です。先々週の週末一目でに紹介した短期上昇トレンドはブレイクされましたが、このままのレンジが続いた後、クモの下限にサポートされて上昇すると、新しいトレンドラインが形成されるようにも見えます。こういう事です。しかし、上では基準線が頭を押さえており、こちらも上髭でしか超えられません。基準線は横ばいで、転換線とはデッドクロスしています。そして最も重要ともいえる遅行線ですが、現在日々線にもぐって見難いのですが(黒い○の部分)このまま日々線を横に抜けそうで、上にも下にもスペースができてしまいます。かろうじて、先程のクモにサポートされて上昇のパターンだと、遅行線がちょうど基準線にサポートされる形になり、つじつまが合います。若干弱いサインですが、116後半~117前半のクモの下限にサポートされ上昇、と見えるでしょうか。 では、週足も見てみましょう。こちらも、本来の一目の形としては決して弱くないのです。先々々週の週末一目でも、形は弱くないのですが遅行線のサポートがなくなり、下押しの可能性があると書きましたが、私個人の経験上この形はこのスペース(黄色の○)を消しに行くことが多いのです。先々々週の週足と比べてみてください。すでにスペースを消しに行ってる動きが始まっているように見えます。サポートになるはずの、クモや基準線にもまだ下値余地があります。(赤い○)そして、極めつけはクモのねじれがあることで、このねじれを通過した場合、最大で長期トレンドライン(黒線)の112円台まであるかもです。 以上から、来週は117前後のクモの下限でサポートされたらクモと共に上昇。 下抜けたら大きく下落と考えられます。私個人の予想では、昨日のユーロドル・ポンドドルとあわせて考えると、後者の下落の方だと見ています。下値の目処は、上にリンクを貼った過去の週末一目で散々書いてきましたので、そちらを参照ください。 最後に、欧州通貨ではドル売りの形がチャートにも綺麗に出ていたのに、ドル円ではわかりにくくむしろドル買いのような形になっている元凶は、クロス円での円売りです。参考までに見てください。 ユーロ円の日足です。何ともまあ、強い形ですね。線を引かなくても、上昇トレンドが綺麗に出ています。むしろ、ドル円はスルーしてこちらをやった方が良いのかもしれませんね。尚、ユーロは政府要人や中銀筋からの口先介入が予想されますので、それだけは注意してください。発言で下がったところを、押し目買いするぐらいのつもりでいた方がいいかもしれません。
2006.11.12
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先週はせっかく覚えたリンクを使ってみたくて、チャートを別画面にしてみたのですが、おおむね不評でした。「スクロールさせないと全体が見えずに掴みずらい」「説明とチャートが別画面だと面倒くさい」など、手加減のない意見を多数いただきありがたく思っています。あ、これは皮肉じゃないですよ。手加減が無いほうが、仲良くなった気がしてうれしいです。私は打たれ強い方なので、何でも遠慮なく言ってください。 さて、実は現在ドルは非常に重要な場面にいます。かなり長い期間いたレンジの端っこです。ブレイクするのか 反転してレンジを続けるのか 見てみましょう。ユーロドルの日足です。綺麗にクモのねじれを抜けてきました。まさに教科書通りの形ですね。そして基準線(ピンク)は上向き、転換線(オレンジ)は基準線の上にあり、その転換線にサポートされる形で日々線が上昇中です。遅行線(赤)も、クモに跳ね返されてこずりましたが、基準線にサポートされながらとうとうクモの上限を突破しました。なかなか見れないぐらいに、綺麗な形での上昇トレンドへの形です。唯一の懸念は、基準線がこれからクモに突入する事でしょうか。では、週足も見てみましょう。4月から続いていたレンジの上限にいる事がわかりますね。日足で見た上昇トレンドが本物なら、このレンジをブレイクする事になります。そして遅行線を見てください。(黄色い○のところ)日々線に隠れてしまって見難いのですが、日々線にぶつかり押し上げられている形ですね。この遅行線への上昇圧力を、週末一目で警告したのはいつの事だったか・・・ その後の週末一目では、ユーロドルを取り上げなかったので、もう忘れてしまってますよね。 さて、おまけにポンドドルの週足も見てみましょう。こちらも4月からのレンジの上限近くにいます。そして遅行線はやはり日々線に押し上げられ、こちらは完全に上抜けています。直近の高値は上抜き、現在が2005年4月の高値の位置ですね。(左から3番目の○)トレンドのレジスタンスライン(黒)の位置は2005年3月の高値の辺りですね。(2番目の○)もし抜けたら、2004年12月の高値1.95ミドルまでレジスタンスはありません。(一番左の○) さて、そうは言ってもユーロドル・ポンドドル共にまだレンジのブレイクにはいたっていません。なのでロング派は、買うとしてもお試し買い程度で、本隊出動はレンジブレイクの上に逆指値買いを置いておくのが順当でしょう。そしてショート派なら、レンジの外にストップオーダーを置き、レジスタンスで反転を狙って仕掛けてみるところかもしれません。 これからは年末の相場です。年末は普段とは全然違う規模の、致死性の流れが出ることが多く、我慢という方法は相当の低レバ(数倍程度)の人か、Mっ気のある人にしかお勧めできません。
2006.11.11
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本日は福井氏の発言、中国の発言などで、それなりに日中から動きのある相場になっています。サプライズ的に弱い、日本の機械受注の発表もありましたが、この指標は常に上下に大きくブレるのでスルーでいいでしょう。売り買いがバランスして、流れが出づらい状況ですが、徐々にドル売りに傾いてきてるように感じます。今日はこれといって指標もない日なので、流れを見極めるには最適の日ですね。 そして昨日は、近頃特に押し目の無かったポンドが珍しく弱い日でした。しかもBOEの政策金利発表というわかりやすい日で、格好の仕込み場になりましたね。私もポンドドルL・ユーロポンドS・ポンドスイスL、たくさん仕込みました。ポンドドルのみ、利確済みです。ええ、本日1年半ぶりの高値です。 私の利確はフライングでした。 さて、福井氏の発言で私が最も注目した部分は、「安倍首相との間に基本的な意見の相違はない」という言葉です。安倍氏は福井氏と最も意見がくい違う政治家だと思います。ゼロ金利問題の時も、早くから理解を示した与謝野氏などと違い、安倍氏は最後までゼロ金利を継続する為に圧力をかけ続けていました。実際に、現安倍内閣は言ってみれば反日銀内閣で、与謝野氏など日銀と考え方の近い人間は遠ざけられ、全ての人事が日銀反対派から選ばれています。今回の福井氏の言葉は深読みが必要でしょう。 「経済企画協会で日銀の次回利上げ、民間エコノミスト36人中11人が12月と予想、7人が07年1月と予想」 という事ですが、私はエコノミストではありませんがトレーダーとして予想します。間違いなく12月です。
2006.11.10
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BOEは予想通りの0.25%の利上げで、またまた予想通りの「事実売り」で下げてます。ポンドドルのショートで狙う予定でしたが、直前になってなぜか上げてるポンド円のほうが美味しそうに思えて、急遽ポンド円ショートに予定変更しました。結局、どちらでも同じ事でしたね。ポンドドルは下がりきったところでロングして、貿易収支狙いの秘策の仕込みにします。 ドル円は結局レンジ内の動きになってますね。116ミドル-118ミドルのレンジですが、安易に抜けた方について行くのは、今回に限っては少々危ない予感がします。抜けても大きな流れは出ないと思いますので、しばらくは短期で狙う方がいいかもしれませんね。さあ、後は貿易収支です。秘策の出番ですね。
2006.11.09
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米国中間選挙は民主党の圧勝で終わりそうな気配ですが、上院の過半数が取れるかどうかは、州法により再集計になる州も出てきており、もう少し時間がかかりそうです。 そして、相場への影響は予想通り一時的なものになりそうです。問題は明日の指標になりそうですね。この選挙でドルの地合は下向きになっており、明日BOEが予想通り0.25%の利上げを行い、改善しているはずの米貿易収支の赤字が思ったより悪いという結果になると、予想外の下げがあるかもしれません。ドル円では特に、前回安値の116ミドルが下抜くと、きっと116をつけに行く動きが出て115台にタッチする事になるでしょう。でも、その形が買い場としては最もわかりやすく、ロング派もショート派も大歓迎でしょう。私は、現在はドルベア(ドル売り)派ですが、次に底を確認したらドルブル(ドル買い)に転向する予定です。 さて、民主党の勝利の報道に引っ張りだこなのが、ヒラリー・クリントン上院議員です。私は次期大統領も大いにあると思っていますが、どうでしょうかそして、ビル・クリントン前大統領も「夫役」として、つまり脇役で出演しています。それを見て、面白い逸話を思い出しました。舞台はサミットだったか首脳会談だったか、忘れてしまいましたが、当時の我が国の森総理大臣は学の無さでは歴代トップで、英語力も政治家の中でもずば抜けて低かったのです。官僚達はそれでも何とか、体面だけはつくろおうと森氏に「とにかくクリントン大統領に“How are you?”と挨拶してください」と言いました。そして「そうしたらクリントン氏は“Fine thank you, and you?”と返してくるので、“Fine. Thank you”と返事してください」と言いました。森氏は、あの中身の無い笑顔で「任せておけ」と胸をはって出発したそうです。そしてクリントン氏に会った森氏は事もあろうに間違えて“Who are you?(お前は誰だ?)”と言ってしまったのです。クリントン氏は、一瞬驚いた顔をして絶句しましたが、そこは逆境慣れした大統領のこと“I am Hillary’s husband(私はヒラリーの夫です)”とジョークにして笑顔で返しました。 当時はヒラリー夫人の上院議員立候補が話題になっており、テレビなどへの登場時間はすでに夫の大統領より多かったのです。そして何もわかっていない森氏は“Fine. Thank you(それは素晴らしい。ありがとう)”と返事して、笑顔で握手をしたそうです。今、ビル・クリントン氏はまさにヒラリー・クリントン上院議員の夫という形になっており、森元総理大臣は先見の明があったとも言えますね。案外、良いトレーダーになれるかもです。
2006.11.08
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ドルが売られてますね。特に大きな材料は無いようですが、中間選挙が始まり売られやすい地合ができていたところに、ECB筋や福井氏のタカ派発言、そして米長期国債の利回り低下等、重なったようです。ドル円は116円にオプションが観測されており、つけに行くのかどうか今日明日で115円台があれば、むしろ買っていきたい所ですね。 明日7:30には豪ドルの政策金利があります。折りしも円高で、発表後下げるようでしたら、やはり買っていきたいと思っています。市場の予想は0.25%の利上げで、その通りになっても打ち止め発言があれば下がると思います。あるいは旱魃で経済減速のためサプライズの据え置きなら、さらに妙味あるところまで下がってきそうですが・・・楽しみですね。
2006.11.07
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本日は目立った指標もなく、本来なら思惑の相場になりやすい日です。しかし、明日に米中間選挙というビッグイベントを控え、大きくは動きづらい空気もあります。今日、明日はこのまま狭いレンジを行ったり来たりという展開じゃないでしょうか。 さて、その中間選挙では共和党の苦戦が伝えられています。本来、民主党が勝利を収めるとドル安要因になりそうですが、市場ではすでに織り込み済みでしょう。せっかくの4年に一度のビッグイベントですが、こうなってくると大きな動きはあまり期待できません。むしろ、一時的な動きになると割り切って、動いたピークで反対売買を狙ってみた方が面白いかもですね。とりあえず、今日明日は出番が無さそうです。
2006.11.06
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米国債相場が雇用統計を受けて大幅に下落しました。2005年7月以来最大の下落幅だそうですね。ちなみに前回の大幅下落の2005年7月1日というのは、中国が人民元の切り上げをした日です。FX的にどういうことなのかというと、米国の利下げの観測が大幅に後退したという事です。具体的な数字では、雇用統計前までは1月利下げの可能性が14%、3月利下げの可能性が100%と市場では織り込まれていました。そこへ雇用統計が発表されて、1月に利下げは0%、3月に利下げは6%に大きく下がりました。むしろ、利下げより利上げの方が意識されてきました。このことが相場にどう影響するかというと、まず意識されるのは金利差によるキャリートレードが進んでドル円が上がるという事ですが、実はこれは微妙ですね。3月までには、ほぼ100%日銀は利上げをするでしょうから、金利差が縮小方向にあるのは変わりないからです。むしろ米国債とドルが相関か逆相関かは、諸事情ありどちらとも言えないのですが、最近は相関関係にあるという見方が大勢です。なので、実際にFOMCが利上げに踏み切れば話は別ですが、このまま利下げ観測が後退して据え置きが続くのは、むしろ円高要因になるかもしれないです。 最近、たくさんの取引スタイルを迷っている方から、メールをいただきます。中には本やメルマガなどを見て、その通りに取引する為に、自分の取引スタイルを180度変えてしまった人もいるようです。私は、相場においても人生においても、やり方は一つじゃないと思います。短期なのか長期なのか、スワップ派なのか差益派なのか、両建ての是非、ナンピンの是非、こまめに利確するのかどうか、指値かナリか、他にもいろんなこだわりがあってもいいと思います。どんな方法からでも、利益を出していけるものです。極端に言えば、来週のドル円を上がると見ても下がると見ても、利益は出せます。各自、心地よいトレード方法があると思います。あとは、その方法でいかに利益を出すかという事で、トレード方法そのものまで変えてしまう必要はないのです。なので、トレードのバックグラウンドへのアドバイスに富む本は良書と言えますが、このチャートを使いなさい、こういうトレードをしなさいというタイプの本は、価値が無いと思います。まして、有料メルマガやE-BOOKなどは全て単なる詐欺ですから、引っかからないでくださいね。自分のトレードスタイルに迷いのある、全ての人に送ります。自分の考えたとおりに生きなければならない。 そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう。(ブールジェ)
2006.11.05
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今週のドル円は、あれだけお騒がせな動きをしておいて、結局陽線引けしました。ビックリしたのはIMMポジションです。137290枚(先週) → 59600枚(今週)。 半分以下ですね。これは火曜日の時点の数字なので、先週から今週に1.5円下げました。史上空前の円ショートとは言っても、1.5円下げただけで解消するなら、たいした事はないと思いませんかこのIMMポジションは、ほとんど無意味だと言われていますが、本当に参考になりません。 では、ドル円日足を見てみましょう。今週はクモの中に入ったつもりでいましたが、実際に入ったのは下髭のみで実線部分はクモの上限に跳ね返されています。そして、一目で最も重視される遅行線(赤線)が、日々線にそって上昇しています。(黄色の円)久しぶりに見る綺麗な形ですね。基準線と転換線はデッドクロスしていますが、上昇を思わせるチャートになっています。トレンドラインも、最も緩い角度のものは、ギリギリ割っていません。(黒線)唯一の気がかりは、金曜日の上昇が転換線あるいは基準線に、ピタリと止められてる事ですが、元々クモの上限で始まった事を考えると、1日で抜くのは少々厳しい値幅なので、ある意味当然とも言えます。つまり、一目からはこれから上昇と見えますが・・・私は来週はさらなる調整だと思っています。まず、Cat指数は87.37です個人トレーダーの9割近くがロングしている事になります。急落が怖い数字になってきました。そして、私の独自のサイクルでは来週か再来週がサイクルボトムになるはずなのです。先週も書きましたが、最低でも115ミドル。 本命は114ミドルまでの深押しが1-2週のうちにあると見ています。P.S. せっかく覚えたので使ってみたくて、一目はリンクを貼ってみました。かえって見にくかったら、教えてください。
2006.11.04
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久しぶりに雇用統計らしい動きでした。予想を下回る数字に、市場は大きく・・・ ドル買い また、先月と同じパターンですね。前月分が上方修正され、そちらに反応しました。失業率や平均時給も良かったようです。しかし、前月の数字の修正なんて予想が出来ません。しかも51000人が、148000人って・・・ 1/3に数え間違えていたのか 私は秘策だったので、ドル買いでも十分に儲けましたし何といっても、数字の予想はほとんど当たっていました。今日は満足です。
2006.11.03
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さて、今日はFXトレーダーにとっては月に1度のお祭りの日“雇用統計”ですね。最近は不完全燃焼が続いていますが、今日はどうなるのでしょうか中でも注目のNFPは、先月から大幅に改善して12万人という予想です。ここ数日の相場の動きを見ると、もう少し良い数字になると考えられてるようですね。なので12万人を上回っても、15万人を超えてこないと大きくドルが買われることは無いと思います。私独自の予想ですが、10万人程度ではないかと思っています。ただし、こういった指標の予測は難解を極め、私もかなり真剣に取り組んでいますが信頼度は低いです。 じゃあ、書くなよ一応、ネガティブサプライズは10万人を下回った時でしょうから、十分にあると思います。しかし、予想はしても敵は雇用統計ですから、ワンサイドで狙ったりはしません。そう、秘策ですね。 フレアティ財務相のインカムトラストの増税発言以降、カナダドルが下がってますね。インカムトラストの2割ほどを外国人が保有している為、投資控えが嫌気されているようですが、元々米国の年金基金の多くはインカムトラストへの投資を禁止しており、長期保有の機関投資家からの資金は入りにくい商品です。すぐにニュース効果が消えそうだと考えています。私ですか 102円台は逃しましたが、103円近辺で仕込みました。雇用統計のドサクサに乱高下するかもしれないので、ポジションの平均値を下げる為、ちょっと欲張った指値を入れておこうかと思っています。
2006.11.03
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本日のECB政策金利の据え置きは、元々確実視されていた為ノーイベントに終わり、22:30のトリシェ総裁の会見待ちになっています。どちらかというと、ユーロ圏でのインフレ懸念が後退していることから、ハトよりになる可能性が高いと思っています。ユーロ売りから転じてドル買いの流れになるかどうか・・・たいして動かないのではないかと思います。NY時間も明日の雇用統計に向けての調整が出る程度で、大きな流れは出ないでしょう。 先程の渡辺財務官の発言で円高に振れましたが、普段よりユーロ円に影響が大きいように見えます。渡辺氏が出てくるとユーロ円売りと言うのは、インプリンティングというか・・・条件反射というか・・・ 朝の豪国の指標が弱く、先程のヘンリー氏の発言も弱気です。旱魃の影響はかなり大きいようで、このまま景気が減速してしまう可能性があります。チャート的にはここで下落すると、ダブルトップの形が意識され、下げが加速する可能性がありますね。 明日は雇用統計、来週には中間選挙が控えており激動が始まる予感です。本日は最後の踊り場という事になるかもしれません。
2006.11.02
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昨日のドル円は夜に118.05まで上がり、その後24:00の指標がダブルで悪かった事から急落、その後は売りが売りを呼び116.62までありました。高値が一度出ていたので、それまでの全員が下を向いている形ではなかったため、あっさりサポートを割ることになりました。この辺りは、じゃんけんの“あっちむいてホイ”に通じるところがありますね。しかし、あれば十分の118が早い段階で出てきたので、逃げられた人も多いでしょう。私も、117.98で利確しました。目先は今までサポートだった117.20がレジスタンスになるでしょう。しっかりしたサポートだっただけに、かなり強いレジスタンスになりそうです。ここからは、117.00-20でのショートが狙いやすそうですね。117.40-50辺りで撤退です。 しかし、逃げる気のなかった人や逃げ遅れた人もいるでしょう。また、逃げたけどショートはしない主義の人も、多いようです。下値の目処が意識されるところですね。まずは、クモの下限116.1辺りですが、今週のこのあとのイベントを見ると荷が重いかと思います。今週の米指標がすべて良かった時の、サポートだと思ってください。その下のサポートは前々回の週末一目で書きましたが、その後クモの位置が若干変わって115ミドルになっています。ねじれの位置はもちろん変わりませんので、(1)116.1 (2)115ミドル (3)114ミドル になってます。全部抜けたら、112そして109ですね。私は、しばらくは短期でショートを狙いながら、114ミドル辺りがあれば中期のポジションを仕込んでいくつもりです。ちなみに、長い目で見れば112を割れなければ、上昇トレンドのままです。再三書いてますが、ここは深めの調整です。見方を変えれば絶好の買い場になりますので、じっくり引きつけて果敢に買っていきましょう。くれぐれも、フライング厳禁です。
2006.11.01
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