2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全9件 (9件中 1-9件目)
1
深夜23時、ネクタイを外し、ワイシャツも第2ボタンまではずしたおっちゃんが、チャリンコちゃりちゃり漕いでいる。今夜は週末、きっと飲みの帰りか、はたまた残業の帰りなのか。家路を急いでる風でもない。 突然、とある緑茂った街路樹の前に止まると、チャリンコにまたがったまま、生い茂る木の枝の中に腕を突っ込み、何かを食い始めた。ぼんやり光る頼りない街灯の明かり以外に光は無く、薄暗い中でのこの行動は怪しすぎる。周囲は閑静な住宅街。パトロールのお巡りさんでもいたら、間違いなく職質モンである。 口に何かを入れ、にたにた笑いながら、しばらくモグモグした後、プッっと口から何かを吹き出している。 ますます怪しい。怪しすぎる。 はたから見たら、そんな風に見えるんだろうなあ、と、ぼんやり考えながら、10個ほどヤマモモの甘酸っぱい実をつまんでから、俺は再びペダルを漕ぎ始めた。 駅からうちまで3キロのチャリンコ道。ちょっとした楽しみである。 ぼちぼち熟れてきたから、明日はK助を連れて一緒にヤマモモを食おう。
2006年06月30日
コメント(4)

季節の変化をがむしゃらに追いかけるような日々を送っているので、動植物が動き出すこの時期は特に忙しい。 ということで、東吉野村へホタル見物。特にゲンジボタルは、見頃がせいぜい2週間程度なので、タイミングを間違うと空振りの可能性がある。だから1年前から情報を集め、ここと決めた日に予定を入れないようにしなければいけない。それが今夜。雨がぱらついているが、勢い家族を車に乗せ出発した。 道中、いくつかの山を越えるが、沢ぞいを走ると、ホタルと正面衝突しそうになる。ヨシヨシ、飛んでる飛んでる。目的の沢では乱舞とまではいかないが、まあそこそこ楽しむ程度には飛んでいた。到着するまで寝ていたK助も、このほんわかした灯りに驚き、声をあげていた。そして、再び車に乗ってから、爆睡モードに入り、翌朝まで目覚めることは無かった。
2006年06月25日
コメント(2)

山の学校 達っちゃんクラブに参加。本日は、達っちゃんクラブの森作りとして、大いに草刈りをする日であった。 しかし、K助と二人で参加したため、彼の面倒見るのに必死で全く仕事をせずの1日。草を刈ってあわよくば、今後ワラビを増やして収穫してやろうという作戦。本日のK助の主食は、クロロンさん作成のシソジュースと、その辺にこれでもかとぶら下がっているイチゴ。甘く素朴なシソジュースを大いに気に入ったらしく、成長したK助は自分で「ちょうだい」が言えるようになり、紙コップ4杯制覇。 ちなみにイ草で編んだ網かごは俺の即興作品。「イチゴ採りに行こうか?」の一言で誰にでも付いて行くのではないかと思ってしまうくらい、イチゴに弱いようだ。 写真の男性は、よく知った方で、決して怪しい人ではないので念のため。 家族以外でK助と手をつないで歩く事のできる人は、世間広しと言えど、なんとこの方だけである。
2006年06月24日
コメント(2)

自分の所属する自然観察会が主催する観察会へ。 本日は「奈良公園の夕暮れ散歩」と称して、夕暮れ時の奈良公園を歩き、いろんな動物植物を見てもらい、身近な自然を感じてもらうことを目的としている。 参加者は、小学生が約10人とその父さん母さん合わせて40人ほど。 皆さんの先頭に立って歩き、猪の掘り起こした跡や、鹿の足跡を観察したり、ルリセンチコガネを観察したり、いろんな物を見て歩いた。もちろんスタッフは俺以外にも数人いるので、みんなそれぞれ得意分野で説明したり、一緒に観察したりして楽しんでいる。 左はルリセンチコガネ。ルリセンチと言えば、それが独立した種と思われがちだが、これはオオセンチコガネの色彩変異種であって、別種ではない。こいつがいるお陰で奈良公園が鹿の糞だらけにならないで済んでいる。そう、こいつが鹿の糞と食ってくれているから。 右は、本日の目玉であるムササビが食って落とした松ぼっくり。通称エビフライ。日が暮れてから、ムササビがいる松の木の下にいると、次から次に松ぼっくりの鱗片を落としてくる。そして最後に、ぽっと~ん!とこのエビフライを落としてくるのでびっくりする。ムササビのよだれや松ヤニでべとべとなのである。 残念ながら観察会では今夜は鳴き声しか聞こえず。しかしいったん解散してから有志を募ってさらに探して、見事にムササビの姿を見ることが出来た。(驚かせたらかわいそうなので、写真は撮らず) 最後に、源氏蛍も鑑賞して、夜の10時にやっと終了。 スタッフの自分が言うのもなんだが、なかなか盛りだくさんで楽しい観察会となった。 古都の木造建築(東大寺南大門)と夕陽は似合うのである。
2006年06月18日
コメント(5)

今回登った吉野川源流。 かつてニホンオオカミがいた山域なのだが、今はそれ以外に怖いものと言えば、ツキノワグマくらい。 かと思いきや、それ以上にやっかいなものがいる。 ヤマビルである。 そいつがとても多いエリアなのである。 熊たちは基本的に人を恐れているから、余程の事が無い限り、襲われることは稀である。(万が一のために、腰に鉈とナイフはぶら下げているが) 一方、ヤツは炭酸ガスセンサーと温度センサー(赤外線センサー?)を十二分に発揮して、頼みもしないのに、いつの間にか取り付いてくる。そして吸い付いたときにわずかにチクッとするが、それに気付くことはほとんど無い。 さらに足からよじ登ってくるかと思いきや、ズボンを這い上がるヤツをつまんで落としている間に、いつの間にか首に吸い付いている。 上から下から横からの波状無差別流動的三次元攻撃はどうやっても防ぎようが無い。 下からの攻撃は、塩水を霧吹きで、ズボン、ソックス、シューズに吹いておけば、ある程度回避できるが、シューズの紐を通す金具が錆びるのを懸念して今回は何も対策せず。 お陰でおおよそ30匹のヤツの猛攻撃を受けてしまった。 上のヤツが空き腹状態。息を吹きかけたり、ライターを付けたりすると、こいつこんなに素早いのかというスピードでくるっと振り返る。 下がだいたい腹八分程度かな。赤黒くなってるのは、吸い取った血液である。腹一杯になると勝手にコロっと落ちて、消えてしまう。吸い付かれた皮膚、は血が凝固しないので、血がタラ~と流れる。だから、帰宅してから、風呂に入るのにスッポンポンになって、初めて、「あ、やられた!チキショー!」。 気付いたときには、これぞ後の祭りなのである。 さて、気分を変えて、山の恵みの話。 この時期はこれである。 ナガモミジバイチゴ。 山の甘味の中でもトップクラスの優等生、性格良し、スタイル良し、才色兼備の文句無しの黄イチゴである。 物心ついた時から30年以上食い続けているからなのか、生えている場所や周辺の植生を、どうも体が覚えているようである。車やバイクで走っていても、生えていそうな場所で俺のイチゴセンサーが働き、労せず見つけてしまうので、突然車を止めて、寡黙に喜びの奇声を上げながらバクバク食い始めるから、よく同行者に驚かれる。 なんの下処理の必要も無く、木にぶら下がっているのを次から次に口に放り込めばいいだけなので、もう幸せ過ぎてごめんなさい、なのである。 小鉢一杯分ほど、うちに持ち帰ってザルに入れてテーブルに起き、その場を離れてタバコを吸っていたら、息子のK助が、空のザルを持ってこっちに歩いてきた。 「おかわりィ!」
2006年06月11日
コメント(2)

我が家の水道の水源は、奈良県の吉野川。河口は和歌山県にあり、そこでは紀ノ川と名前を変えている。 この川を遡っていくと、そこはいつもよく行く吉野郡川上村。吉野川の源流はこの村の奥の奥、三重県境にまで到達する。 そこには天然林が広がっていると聞いた。吉野林業で有名な川上村にも天然林があるというのも少し意外だった。 どんな森なのか、自分んちの水道から流れる水の最初の1滴とまではいかなくても、最初のせせらぎでも見てみたいではないか。 ってなことを長いこと思い続け、やっと行くことが出来た。 谷筋から稜線へと上がり、奈良三重県境を縦走し、別の谷筋へ下って出発地へ戻るというトライアングルルート。 県境の稜線には、巨大なブナ、それからトチ、カエデ、ヒメシャラ、モミなどが林立する。 あまりのでかさ、山のオーラに、一緒に歩いた職場の後輩も寡黙になり、黙って木を見上げるのみ。 ここに降った雨は土の中にしみこみ、やがて再び地表に現れ、集まり、川となる。 何の混じりっけも曇りも迷いも悩みも無い透明な沢の水。手ですくって口に含むと、抵抗無く喉を通り過ぎ、五臓六腑に染み渡る。天然林から流れ出す水の旨さに、ザックの中のペットボトルの存在を忘れた。 妙に俺と波長の合うブナを見つけた。今日、このブナを「ボクのブナ」と名付け、またいつの日か会いに行くことに決めた。 出発地点に戻ってきたのは、夕方の5時を回った頃だった。休憩を含めれば9時間のロングトレール。 こんな素晴らしい森を見ることが出来たこと、こんな素晴らしい水を味わうことが出来たこと、それが嬉しくて、いい映画を見て感動して心満たされたあの感じに似た気分になり、それに酔いしれて、うちに帰ってからビール飲んで更に酔いしれて、支離滅裂五里霧中、あっという間に夢の中だった。
2006年06月10日
コメント(5)

先週末に参加した山の学校の開催地「匠の聚(たくみのむら)」のカフェに飾ってあった、ヤマボウシの一輪挿し。 真っ白に見えるのは、花びらじゃなくて総苞片(そうほうへん)という花を支えているもの。実際の花は真ん中にたくさんまん丸に集まっている。 この花は、真上を向いて咲くので、木の下から見上げてもなかなか気付かない。この総苞片というやつが、なかなかの曲者で、上から見ると真っ白なのに、下から見ると緑色で、葉っぱと同化してしまうのだ。 ところが、こいつを上から見下ろすと、総苞片の真っ白と新緑の淡い緑のコントラストがすごく綺麗で、こんなにもたくさん花が咲いていたのかといつも驚かされる。 ヤマボウシは、うちの庭にも植えているが、一輪挿しにするとこんなにも風流なものだとは思いもしなかった。 来年早速チャレンジしてみよう。 正確に言えば、妻に飾って貰おう。 俺がやると、バオバブの木みたいに、センス無しにやっちまうかもしれないし。
2006年06月07日
コメント(4)

時は、6月3日の午後9時。山の学校から帰って一杯飲んでいい気分の自分。 既にこの場所で仁王立ちを始めて早20分。 腰には蚊取り線香、足は長靴、右手に虫かごと捕虫網、左手にヤツをたたき落とすためもタモ(魚すくい用の網)。 一歩たりとも動いてない。 あたりは真っ暗。目の前にはねっとりと甘い樹液の芳香を放つクヌギの木。その頭上の幹の割れ目にはまりこんで一向に出てこないのは、今まで見たことも無いほどデカイクワガタ。 チラっと見えたあの角の形からして、オオクワガタに違いない。 何度かタモの柄で落とそうとしたが、かなり警戒心が強く、幹に網の柄が当たった震動や、ライトの照射で、ヤツは再び幹の割れ目に潜り込んでしまう。 ここは根性決めるしかない。捕獲に失敗したら一生俺は後悔するだろう。 ライトを消せ。俺の気配も消せ。ヤツが割れ目から出てくるまで、俺は石になろう。 ジョボジョボジョボ・・・ んっ、10m先でおっさんがこっちに向かって豪快に立ちションをしている。 よしっ、俺に気付いていない。俺の気配は消せてるようだ。それより、おっさん、そのお粗末なブツをこっちに見せないでくれ。 暗闇に目も慣れてきた。漆黒の闇でもヤツのケツが割れ目から少しずつ後退してくるのが見えてきた。実際は見えてないのだが、ヤツの気配でそれと分かる。 そろそろかな。 ライトを付け、ヤツを照らした。よし、全身が割れ目から出てきている。すかさずタモの柄で、「どりゃぁ!」・・・ボトッ。 ヤツを手に取り、「よっしゃあっ! オオクワだぁ!」と闇の森で雄叫びをあげる40歳台手前の男一人。 爆睡している妻を叩き起こし、40歳台手前の男の感動を、言って聞かせる。それだけでは飽きたらず、実家の両親、兄貴、友達に携帯電話の最大サイズの写真を送りつけ、自己満足の解消に奔走してしまった。左が苦労の末、やっと捕獲したオオクワガタ。右は翌日捕まえたヒラタクワガタ。オオクワガタで商売しようとは全然思って無いから、オオクワガタの金銭的価値観には全く疎いし興味も無い。そもそも子供の夢であるべき昆虫に対して、そういう大人の価値観でつきあいたくない。ただ、生まれて初めて捕まえたオオクワガタに、暗闇の中で足が震えた。俺は妻子ある30歳台後半の(虫に夢中な)パパである・・・。
2006年06月04日
コメント(4)

『山の学校』に参加。 本日のメインは、村のおばちゃん達が先生となっての「ちまき作り」 俺の郷里では、ちまきと言えば、笹で巻いていたが、ここ川上村では、「あせ」というヨシみたいな葉を使っている。もひとつ興味深いのは、朴の葉でくるむ団子もある。 お昼は、できたてのちまきと、おばちゃん達が作った柿の葉寿司、キュウリのぬか漬け、フキの炊いたやつに舌鼓を打った。 実は、この柿の葉寿司に俺は滅法弱い。こうして柿の葉寿司が積み上げられていると、ハンバーグの皿の前にいるハクション大魔王のごとく、「もう、ごめんなさい。何もかも忘れて柿の葉寿司食べさせてちょうだいね」となってしまう。 特に店のじゃなくて、こういう手作りは更にたまらん。酢飯の塩加減・柔らかさ、そして鯖のシメ加減、更に柿の葉のほのかな香りのコラボレーション。もうメロメロなのである。 話変わって、大人達がちまき作りに汗している間、子供達は外で木工教室。 俺もちまきは家内に任せて、K助と一緒に木工。と同時に刃物の使い方を知らないちびっ子に、正しい扱い方を見せてあげたりしていた。 何を作るかは、その子の勝手。必要以上に口を出さない。怪我も経験。これが校長の達っちゃんのやり方。 達っちゃんのやり方に惹かれて、山の学校に参加するようになった次第である。 今日は、たまたまだろうが、自分に刃を向けて小刀を振る子や、キリで材料に頭突きを食らわす子はいなくてホッとした。 しかし、木工用ボンドをマヨネーズと間違えて、果てしなくドバドバ出している子が一人だけいた。「こっ、こりゃぁ、K助ぇ~! ボンド出し過ぎじゃ!」
2006年06月03日
コメント(4)
全9件 (9件中 1-9件目)
1