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本日は10時過ぎに会社から帰宅。家人ももう寝てしまってほんまもんの「聖なる夜」です。(笑)ささっとお風呂を済ませ、深夜に肉を焼き、サラダをセッティングして一人の宴会です。(寂しすぎる光景にハンカチをご用意下さい。笑)昨晩あけたシャンパーニュでまず喉を潤し(うんまい!)イヴパーティ幕開けです。しかし例年になく静かな夜です・・・ダヴィッド・レクラパール”ラマター”ブランドブランNVエクストラ・ブリュット大好きなレクラパール。昨夜開けた時は正直ギスギスでしたが、時間を置くとほんのりふんわりいい感じです。ステン醗酵にブランドブラン。EB。「トレパイユのシャルドネ一徹」の心意気がにくい。開けたてはGフルーツを強く感じたが今は林檎。厚みもほんのり感じる。最近の私的嗜好にぴったりかも。イヴにねじ込んだピノ・・・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ’00 ドルーアン・ラローズ何を飲むか考えたるにそんなにゴージャスでなくかつ、しょぼくもなく、外れて欲しくなく、薄くなく、濃くもなく、厳しくなく、リーズナボー。そして分相応ちょうどいい??で・・選ばれました(笑)私らしい1本であります。ぷ~ん。と香ります。やはり少し早いか・・・ん?水っぽい?00だから?いえいえ時間がたつに旨みが乗ってきます。酸とタンニンは少しざらつきますが甘さもじわっっと結構いいです。ブラックベリー、木苺。スイカのような爽やかな甘み、湿った草の香り。乾燥イチジクのような甘さがほんのり。でもまだまだあばれた感は残る。明日ぐらいがやはりいいかな。明らかに少し液もれコルク。いいタイミングで掴まえることができましたね(笑)。こういうボトルの行く末は妙な酸化傾向になる可能性もあるので今飲んでやらねば。安定感抜群のドルーアン・ラローズ。今後ともよろしく・・・・さ~て今年はこれで筆を置きたいと思います。全国1000万のまんぷくファンの皆様(爆)、拙い内容をご覧頂きありがとうございました。また来年も変わらぬご愛顧よろしくお願い申し上げます。来年は今年より増して新たなる出会いと感動を願っております。どうか皆様よいお年をお迎えくださいませ。では。
2007.12.24
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イヴイヴも日付変わってイヴとなりました。寝入りが悪いのでシャンパンを開け、飲みながら書いております(笑)。九州旅行の四方山を少しばかり・・・大分空港までは噂のこいつで飛びました。高知空港で片方の車輪がちゃんと出ず、胴体着陸した名機(笑)ボンバルディアです。たまたま車輪の横の席で、ちゃんと出るかどうかドキドキしながら見てました。前の席のカップルもそんな話をしながら外を凝視していて笑っちゃいました。そんなこんなで大分の宴へ。そして翌日は博多の宴の後、ホテルニューオータニ博多で一泊。翌朝陸路リレーつばめで鹿児島入り。約10年ぶりの生まれ故郷鹿児島です。懐かしかね~。桜島ド~ン。最近はほとんど灰は降らないようです。お昼は「こむらさき」でラーメン。こむらさきのラーメンは俗に言うとんこつラーメンとはちょっと違い、ソーメンの太い版のこしのない麺、出汁の効いたすこしすっぱさも感じるとんこつスープ。初めての人はかなり物足りなさを感じるでしょう。でもどこか懐かしい味なんです。鹿児島ナイトは酒坊でうまい魚と酒の肴と焼酎。本場は最高です。薩摩牛はバターでちょっと焼く。薩摩鳥はさっと焼いて半生で。焼酎とのマリアージュ(笑)枕崎の鰹 阿久根産のウニ魚は店主厳選の地魚。な、なんと北上する前に捕まえた(笑)屋久島の秋刀魚も食べました。「森伊蔵」は飲めませんでしたが、白黒佐藤やら結構いろいろ飲みすぎです。鹿児島へ行かれた際は是非お寄りください。⇒URL楽しかった九州行脚。さぁ~て思い出に浸りながら寝るとするかぁ・・・
2007.12.23
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先日の饗宴からはや1週間。さすがに何も飲む気にならず余韻でこの1週間を過ごしました(笑)。しかし本日はゲストと持ち込みで近くのワインダイニングへ。そんなにワイン好きな人ではないけど、さすがにレジオナルとはいきますまい(笑)。でもそれは口実で先週との格差に私の安舌が反応するのが怖いのだ。で、徐々に慣らして参りましょうってわけで・・・コルトン・ブレッサンド’01 ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール老舗ドメーヌを飲むと昔話しか出てきませんが(笑)今のエチケットになる前はけっこうよく飲んでました。やはり私的には90年のヴォルネイカイユレ(ウヴレじゃないやつ)がよかった印象があります。(以前飲んだことがないってレスしたことがあったかも・・私の記憶なんてそんなもんです。泣)そういえばジェラール・ポテル作以降のキュヴェは飲んだことがなく大変お久なのです。辛いぐらいのミネラル。膨大で伸びやかな酸。愛らしいラズベリーとチャーミングなキルシュワッサーがほんのり。余韻が実に長い。コルトンの中でも特にテロワールを見て取れる畑だけに好きな風味。普通の体に戻るのは時間がかかる?笑、いえいえ大丈夫ですよ~カネないもん(爆)
2007.12.21
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最初hirozeauxさんとサシで酒を酌み交わすつもりだった福岡行きですが、せっかくだからか、サシがイヤだったのか(爆)思いもよらぬセッティングしていただき、かねてからリスペクト申し上げているぶる愛好家?(ワイン全般ですよね。笑)の方々が福岡に大集結され、なんとも素晴らしい饗宴となりました。お店はヒロゾーさんのブログで毎度お馴染みwお気に入りのトラットリアです。道が分からなかったのでホテルからタクシーでお店に一番乗り。奥に細長いおしゃれな店内。なぜかその佇まいやセンスでお店の実力が分かるって感じです。ほどなく古酒鳥さん、busuka-sanも来られご挨拶。ご本人を拝見しハンドルネームが理解できた方もいらっしゃいまして(爆)一人で感動してしまいました。失礼。そしてびっくりなのは、なんと本日の饗宴のための特別メニューをご用意いただいていることでした。(またまたお食事の写真はありませんので・・・busuka-sanの記事でお楽しみ下さい)~今宵の饗宴とともに~1.済洲島の鯖、グレープフルーツと鱒の卵とキャビア 2.糸島産の真鴨の血入りマリネとフォワグラ 3.長崎産スカンピと自家製カラスミ 4.糸島産真鴨の砂肝、葱と烏骨鶏の卵と焼パルメザンチーズ 5.大根とバジルのリゾット、アワビの肝とウニをのせて 6.マナガツオとほうれん草のピューレ 7.糸島産の真鴨8.栗の粉を練り込んだストラッチ、根セロリとキジとウズラ 9.ドルチェ 至高のメニュー・・・・by hirozeauxさんwさて、そんなこんなで福岡の夜の始まりです。エリック・ロデス NV キュヴェ・デ・グラン・ヴァンタージュGC(PN・Ch)泡泡大使のご持参品(笑)。噂には聞いてましたが実はお初であります。柔らかい泡。あまりストレスを感じない酸と果実味。粘性、余韻とも抜群の実力とみましたぞ。KRUG色?かと思いましたが全然違いますね(笑)シャサーニュ・モンラッシェ1erCruレ・リュショット’04 busuka-sanご持参基本的に手に入りませんので、ラモネ好きでも過去に1回飲んだっきりです。やはり他の1級より04にして柔らかい厚みを持っています。ただ「ラモネの酸」をあまり感じることがなく焦点の少しぼけた感じになっています。今おいしければいいですが(笑)04はプチグレートVT!全員一致??ピュリニー・モンラッシェ1erCruシャン・カネ’01MY持参品です。01で平板な感じかな~なんて思いましたが、とても柔らかく、ラモネのピュリニーは厚みがあってしっかり出来ているのが確信できます。ラモネの若いうちはピュリニーを飲むべし!ってところです。が・・・こいつもそんなに酸がきいておらず焦点はぼやけ気味。コルトン・シャルルマーニュ’89 ルイ・ジャド(NoPhoto)ご持参の古酒鳥さんがう~んと首をひねっておられます。何本か同じものを飲まれておられるようで前回のものに比べるとかなり劣るようです・・私はジャドのCCが大好きなので2杯ついでもらい最後まで変化を楽しみました。もともとあまり華やかさのないジャドのCC、劣化ボトルでもなんでもなく、独特のミネラルと厚み89VTなのでまだ先なのでしょう。ムルソー’96 J・Fコシュ・デュリ トロワグロラベル昨日今日でなんと・・ムルソー垂直です!昨日の1本はよく出会う「本来のお姿」で、今回のボトルは一瞬中身が違うのかと思ったぐらい初めて経験するものでした。確かにコシュのACムルソーは行先で畑が違うので完全に飲み比べるのは困難なんですが日本向けと「トロワグロ」にいたものを比べることに価値があるのかも。それにしても華やかな果実味があって、なんとも奥底に白い花が鎮座されてます。厚みも酸も完璧で脱帽ものでした。古酒鳥さんありがとうございます。ミュジニー’89 ドメーヌ・ルイ・ジャド busuka-sanご持参まだエンジ色もない完璧なコンディション。少し酸とタンニンのざらつきも感じられるぐらいにかなり若い。しかしほのかに香ってくる洗練された風香に陶酔です。ジャドの完璧なまでの畑の性質に忠実な造りはおそらくルロワより上かもしれない。いつまでも味わっていたい・・・・ミュジニー’87 ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエMY持参品。昨年の暮れにも同じVTを飲んだけど、こちらは最初に少々酸化が認められる。ホストで飲んで首をひねってると、ブースカさんが「きてますよね」と。認めたくはないですがこればっかりはしょうがない(泣)。でも87ってかなりパワーもあります。中盤は酸化もあまり気にならなくなってVOGUE味。後半は鴨とマリアってました??余韻はうめうめ・・チャーミングなプラム。ああこれでも贅沢。ミュジニー’87 ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ私も人生2度目のルーミエです。あまり実物を見ることもほとんどないので、どんな顔をしているかも忘れそうでした(笑)古酒鳥さんに後で聞いたんですが、小生との飲み会が決まった時にもうこれを決めておられたのだとか・・私はまだまだルーミエを飲むなんて100年早い人間なのです・・・でも感謝感激です(涙)むん!と香ります。まだまだ強い酒質。前回飲んだルーミエにも共通しているのは、87にしてこの厚みと圧倒的なバランスのよさ。少し黒い果実とアメリカンチェリー、ドライプラムのわずかなニュアンスがあるものの、しかしまだ開ききっていないつぼみのような感じでまだまだポテンシャルを秘めている気がします。MusignyとVRの特級群の違いは・・・柔和でおごそかで控えめ・・まるで京料理ですか(笑)ゲヴストラミネールVT’90 ジェラール・シュレールまたサプライズ!アルザス大使の持参品(笑)千疋屋の高級マスカット??の皮を熟成させたような風味と甘さ。爽やかさも感じる逸品。うんまい。はまりそう。レ’エクストラヴァガン・ド・ドワジ・デーヌ’03最後にまたまたサプライズ!ブースカさんのハンドキャリー?品。この極甘口が引き立つのも、やっぱり酸が綺麗に入っているのがわかるのが逸品の証拠なんでしょうね。イケムにも共通しますが、飲み飽きないだろうな~と思わせるところが私的にすごい。普通こんな気持ちにはなりません。いや~参りました。至高のメニューと極上畑の饗宴。忘れることのできない九州シリーズの思い出となりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。しかし・・・この2日でヒネてたのは私の1本だけ(爆)
2007.12.16
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さて、饗宴2次会はめるちゃん1邸にて。あるじの可愛いめるちゃんともご挨拶してから私とヒロゾーさんはその邸宅の広さにきゃーきゃー大騒ぎ。いい年ぶっこいたオッサンの行動ではありません(笑)今回はそれぞれのワインにグラスをということで、GTOさんや滝川クリスタルさんがリーデルを持ち込みしていただいてました。ほんとスミマセン。そして程なく饗宴のスタートです。シャルム・シャンベルタン’05 フィリップ・パカレ3年前のシャルドネ同好会でファーストVTを飲んで以来のパカレのシャルム。独特なフローラル。ベリーパフュームとも言うべきやわらかい苺香。しばらくすると青く重い土のミネラルもちゃんとあってその完成度は高いと言えます。以前から書いてますけどパカレはやっぱり偉大なヴィニュロンなんですね~。ヴォルネイ1erCru’01 J・Fコシュ・デュリ My持参品つい最近VTは違うけどbusuka-sanが感動したと聞いていましたので楽しみな1本。おっ。香り来てます。淡い色合いも濁り?もいい要素です。どの畑のアッサンブラージュかは謎ですが、ダンジーやラファちゃんなど正統派ドメーヌとは違いかなり果実味主体。「土にまみれた甘く柔らかい苺」。酸もミネラルも乗っていて、この1本をじっくり腰を落ち着けて飲みたいなぁ。さて、ここで本日の主役登場。じゃ~~ん!!佐賀関の真鯛’07・12・15!まるでどっちの料理ショーの「特選素材」です(笑)。1本釣り今日イチの逸品だとか。透き通る身とほんのり桜色の身のマリアージュで後光が差しています。天然の弾力のある食感。なによりこのミルキーにも思える自然な甘さが・・・何とも言葉がありませぬ。滝川クリスタルさんが作った煮卵とともに今宵の宴も最高潮!うめ~~。シャルム・シャンベルタン’97 ドメーヌ・アルロー今、楽天ブログ界で地味~に(スミマセン。笑)堪能していらっしゃる方も多いアルロー。私的にお初です。こちらは一転、オーソドックスなシャルム。チャーミーですが主張のあるベリー香とちゃんとした酸とタンニン。スーボワもしっかり感じ、なにより上品な甘みが特徴的。先ほどのフレンチの美味しさや印象の話になった時、確か私がオマールのソースに使われていたジンジャーの風味は「特にヴァンサン・ルフレーヴのシュヴァリエを思い出す・・」なんて言ったもんですからまたまたご迷惑をかけてしまったようで・・(カクシン犯デスヨネ・・・・泣)するとめるちゃん1さんの写真で見た驚愕のセラーを見せていただけることに!ひぇ~。すごすぎます。甘い木の香り。完璧な空調。私がここに住みたくなるような環境です。ワインもさぞかし幸せでしょう。そして寝かせてあった1本を出していただきました(嬉泣)シュヴァリエ・モンラッシェ’99 ドメーヌ・ルフレーヴ最初はオイリーで閉じていて徐々にうねるような芳香が姿を現します。立ち上るミルキーにも思えるミネラルと酸と果実の厚み。まだまだ固く木の香りや青さ、樽のタンニンの苦味が強いですが強烈なポテンシャルを持っています。これからさらに熟成し、あの官能的な甘いジンジャー香を・・・でも途中で飲んじゃった後悔の念が。本当にごめんなさい。こんなに素晴らしいワインをありがとうございます。ヴォーヌ・ロマネ1erCruレ・スショ’02 プリューレ・ロック目を瞑っていても分かるロック節とフローラル感。NSGあたりの1級にも共通したチャーミングな酸と湿った腐葉土。これから1時間ぐらいはみるみる変わっていくのを楽しみたいが・・・さすがにこのあたりから記憶がありません(泣)モンジャールのCDVはいただいたのでしょうが記憶がなく申し訳ありません。そしてこの後、ヒロゾーさんと朝方までミッドナイトミーティング?確か私の泊まった部屋でですよね。どうやって部屋に戻ったのか、そして何を話したのでしょう(泣)。ただ記憶にあるのは・・・まるでヒロゾーさんの会話で麻酔をかけられているような感覚でした(爆)そして、朝の6時前ぐらいに寝たことだけ・・。ヒロゾーさんは肝臓が2個あるんじゃないの??そしてこの日の朝、めるちゃん1さんに駅まで送っていただき、まるで王様気取りだった無礼をどうかお許しください。皆さんありがとうございました。ほんとに楽しかったです。
2007.12.15
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めるちゃん1さんにひょんなことからお誘いいただいた今回の大分行き。田舎への超久しぶりの帰省も考えていましたので、こうなったら福岡のhirozeauxさんにも!と声をかけたわけですがそれがもうすごい連夜になってしまいました。しかし皆さん本当に食とワインをこよなく愛していらっしゃるということが実感でき、共感できたことが今更ですが何より嬉しいことでした。皆様本当にお世話になりました。この場をかりまして厚く御礼申し上げます。それから、これから書きます当ブログの無粋な表現をどうかお許し下さい。ちょっとガラにもなくかしこまったところで本題へ・・笑大分空港へ着き約1時間ぐらいで市内のめるちゃん1さんのご自宅へ。楽天初のオフ会の緊張を解きほぐしていただくかのようなおもてなしに感謝感激です。感激しながら程なくフレンチ「ル・セリエ」へと向かいました。モダンな外観から別世界のクラッシックな店内。いい雰囲気です。と・・・思っている所にテレビで見たことのある?俳優の、ほら・・と思うぐらいスマートなhirozeauxさんと初対面!さすがコスメクリエーターですな~。(ホメスギ?)めるちゃん1さんのお友達、滝川クリスタル映像さんと後からGTOさんがいらっしゃいました。はじめまして~。お話もそこそこに宴へと突入です(笑)アントル・シエル・エ・テール NV フランソワーズ・ベデル今年3度目のベデルちゃん。穏やかな酸味にうまく旨みも乗ってます。ワインも持ってる人に似ると言いますがやはりこれがお好きな方に似てるような気がします(爆)♪カリフラワーのムース、カニ、キャビア添え(お料理の写真はやはりうまく撮れてませんのでめるちゃん1さんのブログにてどうぞ)う~ん。最高のマリアージュ。これが・・・マリアージュって言うんですね!!サロン ル・メニル・ブラン・ド・ブラン’88 キュベSもう5年ぶりぐらいでしょうか。昔は安かったのでよく飲んでましたが(コレバッカ・・)さすが綺麗な熟成香だけでヒネのようなものは微塵もありません。酒質の良さがわかるシャルドネの美しさと少しモカが効いていて厚みを増し奥底にわずかな甘みも感じます。グレートな1本。ムルソー’97 J・Fコシュ・デュリ最初オイリーで中に爽やかな木立の香りとマロン。コシュにしては果実味がしっかり感じられます。ここの若めのムルソーはほんとに難しいですが、繊細なフレンチを食べながら飲むと細かい要素が分かってきます。そんなシチュエーションに耐えうる村名なんてやはりコシュ・デュリのムルソーたる所以でしょう。♪オマール海老、しょうがと柑橘類の香りオマール、プリップリです。旨すぎます。このソースのジンジャーが良く濃厚なバタールと合わせたい・・このつぶやきが後で大変なことに!ピュリニー・モンラッシェ1erCruレ・フォラティエール’01 ドメーヌ・デ・ランブレイMy持参品。ちょっとトリッキーでどうかと思いましたが「赤の生産者の白」を飲みたかったので。カイユレは何度か経験がありこの畑はもう少し厳しいか下手すれば薄っぺらいかな~なんて思いましたがこれが意外にいい。評判も上々?でしたか。やや軽くオイリーな印象から一転、厚みのある濃厚な果実やバタールにも似たミネラルやチャーミングな甘さもでてきて本来この畑の持つテロワールを感じました。う~ん自画自賛(笑)。♪コンソメスープ、和牛の角切りとトリュフとヒロゾーさんも言ってましたがこれは絶品でした。お肉の絶妙なロースト具合とトリュフの香りとコンソメが究極にマリアってます。すげ~クロ・サン・ドニ’95 ドメーヌ・デュジャックとても美しい色をしています。もうこれだけでいいワインは分かる感じがします。95は飲み頃は先だと思っていましたがやはりまだまだ発展途上の印象です。しかしそこはデュジャック時間が経つとやはり官能的な一面をみせてくれました。オーソドックスですが赤系ベリー、フランボワーズ。酸とタンニンがこなれてなく少しざらつきを感じますが時間と共に穏やかになり旨みもじわじわ乗ってきます。酸があるせいか余韻はやはり見事という他ありません。ふぅ~素晴らしい。(飲んでるのにため息が・・)シャルム・シャンベルタン’96 ドメーヌ・ベルナール・デュガ・ピィもう恐れ多くて最近はネットの写真で見るのもシンドイ(笑)ですが、現実に目の前にあります。夢のようですが・・それもピィの90年代では私的に一番好きな96じゃないですか。一番美しいピィの作品をさぁ!全ての面でトータルバランスのとれた1本。シルキーでチャーミングな果実味もたっぷり。酸も綺麗で柔らかい。本当のデュガピのすごさを実感できます。ここまで完成度が高いともうテロワールなんてどうでも良くなりますが(笑)そこはやっぱりじっくり探してみますがあまりにもシルキーなのでジュヴシャン的要素も完全に溶け込んでいるように感じます。古酒でもないのにこの納得感は何なんでしょう?♪平すずきと貝類のマリ二エール、グリーンソースなんとも馬鹿な私がまたこのポワソンにあわせて「バタールが飲みたい」なんてつぶやいたものですから、めるちゃん1さんが特別に1本を!「うわ~まさか!」なんとも申し訳ない・・・恐縮しながらしっかりいただきました(笑)バタール・モンラッシェ’98 エティエンヌ・ソゼやはり別格の味わいです。思いのほか酸がきりりと効いていて繊細な白身とソースに合います。やはりうまい。うますぎる。オマールもおかわりしようかな・・・爆アカシアの花、アプリコット。白系果実のドライフルーツ、黄桃の蜜。ミネラルと程よい苦味。当然まだまだ若いですがたっぷりとした酸が余韻と共に別世界へと誘ってくれます。シャトー・オー・ブリオン’00 さて、トリはボルドーで。今年2度目のオーブリオンです。何度か書いていますが、ボルドーの中でも私的にぶるに一番近いと思っているのでぶるの会でもなんの違和感もありません。00は酸もかなりしっかりしているようで、メチャメチャエレガントです。♪森鳩とフォアグラ、トリュフ風味のジュオーブリオンにもちょっとヘヴィーだったかな~。「ル・セリエ」での素晴らしい宴。一生忘れないでしょう・・・こうして大分の夜は更け、次の饗宴へ突入したのでありました。(つづく)
2007.12.15
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今日は早くに帰宅、喉が渇いたのでシャルドネをシュポン!ご存知NSG蔵ミシェルシュヴィヨンの醸す新たなチャレンジ、オーコートであります。赤のHCNは経験ありますが白はお初です。ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ’05 シュヴィヨン・シェゾーはちみつ、果梨、厚みがあって酸もほどよく。和食によく合いますね。この時期でも少し冷やし気味でいける。オーコートながら、ちっさい畑で年産3000本程度らしい。ここはNSG1級ブランがありますがそうそうに売り切れそうなので早く買っとこ。05はいいんでしょうが、今時期まだまだ固い。その点04は今でもここ10年でも楽しめそうだし安い。近々に美味しく飲むことを考えたらやっぱ04かな~。でも最近ここがヴィンテージトライアル。わりと味がクリーンなんでわかりやすいんですよね。
2007.12.12
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週末のTOURをひかえて少し自嘲しようと思っていたところ、ゲストが来てこんな話しを始めた。先週ワインを買いに行った時、そこのソムリエールに「この前のワイン会で04のドメーヌルロワのNSGを飲んだんですよぉ~それが、まだ早いと思っていたんだけどぉ~すごい芳香に皆さんメロメロでぇ~今度また入荷するのでどぉですぅ?」って言われましたけど○万ですよ。高いよね~!?しか~しその話になぜか感化されてしまった馬鹿な私は・・・「じゅる。うまそう。」なら、「いいのあるよぉ。ほんとにNSGでいいのぉ??」じゃあ・・今宵の一献は・・ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruレ・ダモド’98 メゾン・ルロワキャプシールをはがすと98なのにびっちりカビが焦げ付いた感じになってる。久しぶりにみた状態。いい感じです。長~いコルクを抜くと、なんとも妖艶な香りが撒き出てきます。ウッフォ~すげ~。そんなに期待してなかったのにすげ~。やはりタンニンと酸がしっかりあって最初は固い感じだが、わりとあっさり打ちとけたり、閉じこもったり、面白い。けどこのシルキーな酒質はルロワならではを実感し、悔しいかなNSGの看板ドメーヌを持ってしてもたどり着くか分からない領域をメゾンにして確立している。カシス、ヴァイオレット、フランボワーズ。養分たっぷりな腐養土。クリップのある粘性、甘い風味も出てきて今のレベルではパーフェクト。ヴォーヌロマネのお隣の畑でいかめしい酸と難しい造りに惑わされていたダモドですがルロワにかかるとエロく妖艶な粒子をもつ逸品に仕上がる。ここ下の畑はドメーヌ所有のオー・ブドーであるが、十分比肩しうる味わい。思うに畑の位置も、ブド、クラ、リシュモンヌ、シャニョにまたがって接しているのでそれぞれのキャラも併せ持ったものができるのかも。今宵は大満足じゃ。上まで染み込んだコルク。もっと寝かせてると少々きついかな。でも葡萄はどこからか買ってるんだよな~(また始まりました。笑)どこだろぉ??
2007.12.10
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またまたマイナーアペラシオンで吠えてるなぁと、お思いの方もいらっしゃることでしょう(笑)。さすがの私もえっと・・・ここって1級ってあったかな・・いや、ないない!ぐらいの村ですが、かのトロボーなども蔵を構える由緒正しき場所ではあるのです。今日はいつも出所のわからないローランのワインですが、ぢつはこいつだけは「ジャック・ジェルマン」から買っているというどうでもいい?ネタの噂を裏付けるに足りるインプレでありました。ショレ・レ・ボーヌ’02 ヴィーユヴィーニュ ドミニク・ローラン最初はぐっとタンニンも酸もがっちりで何かただものではない雰囲気。しかし、しばらく経つと、ふんわりベリーの香りと大地の風味、旨みも甘みものってきてまろやかに。うまいぞ。これはもうブラインドで飲んで、コルトンやポマールあたりと言っちゃうでしょうね。現在の造りは、樽にこだわるその「命の樽」自体を自分で作っているとのこと。しかし現在はその樽のニュアンスを若干おさえつつ淡くピュアな果実味を全面に・・・とのようです。マジックカスクが生み出す樽の効いたやつも私的に造って欲しいですし大好きですが、その路線も今風でいいのかも。全体的に強くたくましいあのローランがローランでなくなる一抹の寂しさを感じつつ、わりとしっかりなショレを飲めて本日も幸せ。ムフフ♪ところで・・ジャック・ジェルマンって誰?って言わないように(爆)
2007.12.07
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美味しいソゼをふんだんに飲めた時代からいく久さしいですが、恥ずかしながらソゼがシャサーニュを造っていたなんて2年ぐらい前(笑)まで知りませんでした。まぁ、畑持ってたのねぐらいにしか思ってませんでしたがところがどっこい、これいいです。シャサーニュ・モンラッシェ’02 エティエンヌ・ソゼ熟した白い果実と新鮮な柑橘系をミネラルでくるんだ様。ぴちぴちしていてかつまったり熟してほんのり甘く木の香り。言ってしまえばここの若いBBや村名ピュリニーにないバランスの良さ。飲む前は半端なバランスをイメージしていましたがそこは腐ってもソゼ(笑)、いい仕事されてます。綺麗です。美しい。思うに今や押しも押されもせぬスタードメーヌですが、ワインにはその高い気位はなく庶民にも親しみやすい農家人的素朴感もある懐かしい味わい。なにもピュリニーでなくってもいいんですね。でも、どこあたりの畑なのかなぁ・・・笑本日はなぜかリーデルのカベルネデキャンタを使ってみました(笑)。ああ。熟成ソゼも久しぶりに飲ってみたいっス。
2007.12.05
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世間ではもう06やらなんやらと時の過ぎるのがとても早い気がします。(おっさんになった証拠です。笑)話かわって家の在庫にまだまだあります2003。これからどんな変わった?熟成をしていくのか楽しみでもありますが。時折定点観測で飲んでみなければと思います。今宵はシャサーニュの03ルージュそれも今年2度目のニーヨン赤です。これはあまり造ってないようなので珍品さんでもありますが、03でも結構厳しい造り(笑)に期待大です。シャサーニュ・モンラッシェ1erCruクロ・サン・ジャン’03 ミシェル・ニーヨンうはっ。濃い。これがシャサーニュ?ペロミノのジュヴシャンみたいです(笑)。かなりドライフルーツ風のジャミーさで甘く酸がない・・・。これはやはりきてます。初めて味わうシャサーニュです。しばらく経つと徐々に鉄や土の香りもしてきますが、もっとシャサーニュの痕跡を探してみるも困難な状況です。自然の力とはいえ、葡萄の成熟がやはりモノを言うんだなと改めて思います。こんなに簡単にテロワールを壊してしまうなら欠番ヴィンテージも選択にないものか・・・(ドメーヌの生活もかかっているので当然無理か・・)人によってはこれはこれでいいと思うのでしょうけど、シャサーニュという赤でも本来複雑なキャラクターを持つ大地は思い入れもありそのあまりにもそっけない味わいに過度に反応せざるを得ないのです。ワインとしてはつまみなしでクイクイいけちゃうんですが(笑)、それぢゃぁブルゴーニュでなくていいと言うことです。ニーヨンをもってしても・・・ある意味03恐るべし。(笑)
2007.12.03
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毎度お馴染み某ワインショップのイベント”2007CHAMPAGNE・EXPERIENCE”に行って参りました。だいたいシャンパンをこのシチュエーションで飲んでもちっとも美味しくないのは分かっているのですが、これだけ並べてテイスティングすることはもうこのご時世そうそうありませんので。(笑)DomRuinart 1996(CH100%)少し苦み走った感じがいい。ミネラル感ばしばしで余韻も喉に張り付くよう。厚みもあってさすがに旨い。Taittinger ComtesDeChampagne BlancDeBlanc 1998BRUTUSでも☆に輝いたのは記憶に新しいところ。まぁ昔は私の常酒だったけどね。(微笑)B&Bでもかなりふくよか。この怒涛の厚みが素晴らしい。マロン、檜、Gフルーツ。やっぱりいいです。Bollinger LaGrandeAnne 1999(PN63%Ch37%)写真は痛恨の失念!最初間違いなくB&Bだと思っていた。酸の入り、苦味、淡くてもふくよかな芳香、杉、檜、ナチュラルなニュアンス。レモン系の風味。でもPN主体なのね・・・もう酔ってきたみたい・・・笑。LouisRodederer Cristal 2000(PN55%Ch45%)さすがです。何と言うか・・・うまくまとまってます。これを美味しいシャンパンと言います(笑)私の下手な説明はいらないです。ハイ。このクーラー欲し~~っ!!(非売品)クリスタルの正面写真が撮れてな~い(泣)DomPerignon 1999 セパージュ不明(笑)う~ん。いつもは旨いと思いますが、これはちょっと違うかな~。このボトルは他に比べ残念ながら見劣りします。気のせいか・・・。このクーラーも本気(マジ)熱望!!~~~笑Henriot CuveeDesEnchanteleurs 1995 (PN55%Ch45%)これはお初なんですが面白かったです。VTもあるけど、む~んと熟成香が。干し柿、黒蜜。ナッティなコクがあります。狙った造り的な部分も否めませんけど。PolRoger CuveeSirWinstonChurchilleBrut1996 セパージュデータなしいつからエチケットが変わったのかな?前のはかなりレトロでしたが、スマートになってます。サーチャーチルの肖像はあいかわらずありますが。(笑)木樽を使用しないステン仕上げのクリアな味わいです。個人的に好き。VeuveClicquot LaGrandeDame 1998 (PN57%Ch32%PM11%)「偉大なる女性」らしくふくよか。8つのGCから造られる超贅沢キュヴェ。クリスタル同様うまくまとまっています。軽く熟成も入っていい出来です。でも昔は安くてよかったのね~ん(泣)。さて、こうやって飲み比べてみると以外に特徴はあるものだなと思います。(当然か・・・)普段自宅でも飲み会でもこれだけ比べて突き詰めて味わったりすることがないだけに新鮮でもあります。しかし・・高いなぁ。高くてもシャンパンクーラーなら買うかなぁ・・・爆笑
2007.12.02
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