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前回の飲み会で「夏はやっぱり白ですね」と言うと「いや、赤ですよ」と返されてしまった。むむぅ。そりゃそうだ。ワインの好みや感覚に違いがあるようにそれは愚問であったか・・。しかしやっぱり夏は白の季節なのだ!そしてなぜかフランスも南下しローヌの白あたりを飲む機会も増えるのです。まぁこれも個人的感覚ですが香りも個性も強めの南仏品種は最初きりりと冷やしていくのが好きで私的夏の飲み物、夏の風物詩であったりするのです。本日はそんなに暑くないですがこれをば。シャトーヌフ・ドゥ・パプ レ・セードル’01 ポール・ジャブレ・エイネ最初はスコッチのピート?に近い樽がほのかに香ります。このまま熟成するとブランデーになるんじゃないかと思うぐらい重たい風味。梨、ちょっとパイン、奥のほうにメロン。白葡萄の皮、道端に咲く花、なんて複雑な香りが出てきた。セパージュはグルナッシュ・ブラン。ヌフと言えばやはり赤がオーディナリーですが、たまには複雑な香りを楽しむ白としていいのかも。少し上級者の白?って感じもありますが存在感あります。う~ん。甘口コンドリューがなぜか飲みたくなっちゃいました(笑)。
2007.05.29
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さて梅雨間近の鬱陶しい天気にもかかわらず、劇的シャルドネ同好会のテーブルには白い花が咲き乱れて?いました。シャルドネを愛でる会なのでやっぱりそうこなくっちゃ!って感じですけど夏は自然に飲みたくなります。さて今回はいかに?ピュリニー・モンラッシェ1erCruシャン・カネ’92 エチエンヌ・ソゼ(えぬう氏持参)まずもって初めて見るエチケットです。USAバージョン?でしょうか。少し冷やし気味でいただく。かなり酸がたっぷりしている。ミネラリー。がっちりしていて、綺麗。美しい白い花です。かるくあと10年後ですね。でもだんだん焦がし砂糖や熟成香もでてきて状態の良さが分かります。ピュリニー・モンラッシェ1erCruシャン・ガン’01 コント・ラフォンラフォンのPMはお初です。ラフォンのイメージでまずひとくち。おお「ぎゅっ。」としまっています。あの厚みとバランスの妙は影をひそめています。でもこの酒質の良さ、ミネラルが柔らかくとけこみクリーミーにも感じます。素晴らしく美しい。遠くの方で白い花が咲いている感じ(笑)。ラフォンもピュリニーだとこうなるのか・・・。さてここでブラインドの赤が参戦。ピュリニー・モンラッシェ1erCru クロデュカイユレ’96 ドメーヌ・ジャン・シャルトロン(えぬう氏持参)むんむんとした香り、とてもパワーを感じます。赤系果実、腐葉土などの教科書的なピノの香り。これはシャンベルタンあたりの1本かと思いましたが、アフターはやや弱い。今回お題をピュリニーに決めていた訳ではないのですがえぬう氏がヒントをくれたので分かりました。「あ!シャルトロン?」ピュリニーの赤かぁ!おいしいです。昔はピュセルやクラヴァイヨンも赤の畑があったらしいが、今でも造っていてもよさそうなものなのにねぇ。バタールモンラッシェ’96&97 バシュレ・ラモネ贅沢にバタールの垂直です。やはりワインは開けてみなければ分かりません・・。状態のいいはずの96がなんと、過熟か、シェリーの一歩手前でだめだめ状態でした(泣)。少し吹き気味で状態がもうひとつの97はバタールらしい、いい感じでした。でもこの前飲んだボトルより固めで、印象も違いました。96バタールは果たして?購入も保存も97と同じなのに・・デミボトルの難しさだろうか?果たして96の白はダメダメ説が正しいのか?なんて話も盛り上がりました。さて、最後にブラインドの赤・・。これはどこの畑うんぬんより、美味しいか美味しくないか?好きかそうでないか?を聞いてみました。うん。色もキャンディーカラーに近い。香りも結構きてます。出汁系旨みもそこそこ。「最近はやりの自然派?」ええっ?・・ち・違います・・。樽を感じる?「うんにゃ」「なんだろう?」「けっこういいですね」美味しいでしょ!クロ・ヴジョ’01 ドミニク・ローランローランのフラッグシップ(私的に思っている)を本日のとり?に(笑)。それこそ沢山の畑をリリースしているここはいったいどれだけ出してるのか掴めませんが、それぞれの個性やVTも沢山あるわけで、昔はやったころのイメージとは違う1本も結構あるのです。このクロヴジョを飲んで改めて思いますが、難しいクロヴジョでピノの華麗さをあえてうまく引き出しています。自前の畑ではないからなおさら難しいと思うのです・・なーんて酔っ払って語っちゃいました・・。どはは。美しいピュリニーからの白い花に囲まれ、本日は飲みすぎです。ローラン語りだしたころから記憶が全くありません・・・。久々に撃沈した夜でした。懲りずにまたやりましょう(笑)。
2007.05.25
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国民食のカレー。私も例外なく大好物。家で食べるママカレーなど好みやレシピはありますが、ちょいとスパイシーなマイラブリーカレーのレシピをば公開しちゃいます。(そんなたいそうなもんではありませぬ。笑)分量4~5人分(単位さじ)まずどこでも手に入る市販スパイスの調合。ターメリック大1、カルダモン小1、コリアンダー小1、カイエンペッパー小1、クローブ小0.5、パプリカ小0.5、ブラックペッパー小0.5、ナツメグ小0.5<材料>手羽中2パック(24本)玉ねぎ大2個、ショウガ1かけ、にんにく3かけ、小麦粉大2、カレー粉小1、ヨーグルト大4、クミンシード大1、マスタードシード小1、塩小1、チキンブイヨン1個を溶かしたスープ900ml、トマトソース(今回はパスタソース)1缶、レモン絞り汁半個分。1.まずオリーブオイルでたまねぎのみじん切りをあめ色になるまで焦がさないで炒めます。これが結構大変で、これが出来たら料理は半分完成(笑)。2.別鍋のチキンに塩コショウと小麦粉とカレー粉をまぶし皮がきつね色になるまで炒めます。3.1があめ色近くになったら1にクミンシードとマスタードシードを入れ同時に炒める。香りが立ったらしょうがみじん切り1かけとにんにくみじん切り3かけも一緒に炒める。4.にんにくが程よく炒まったら調合スパイスを3に入れ炒める。いい香りがたってきたら、2を投入しからめる。5.4にトマトソースをいれ少し炒めヨーグルトも投入炒めながらなじんできたらレモンの絞り汁を入れる。6.うまく煮立ってきたらチキンブイヨンを少しづつ注ぎいれ、煮ながら塩を入れお好みの濃度調整。ぐつぐつ30分ぐらいで完成です。玉ねぎとショウガ、にんにく、スパイスをうまくいためるのがコツかなぁ。今回はトマトパスタソースやブイヨンを使ってコクのあるものを作りましたが、これをトマト缶やフレッシュにするとさっぱり出来上がります。煮る時間や塩で調節を。スパイスはほんとお好みで調整してください。辛さはマスタードやペッパーの分量で調整できます。市販のカレー粉もうまいですが、スパイスから作るカレーは一味違います。家庭でスパイスの配合が違うインディーな気分になれます。本日は休肝日・・・さて来週にむけ、張り切って参りますか!
2007.05.20
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NSGブランについてはいろいろ飲んで味わって、いつも感慨にふけったりするのであるが、ここのNSG村名ブランは知っていたものの、BBがあるなんて知りませんでした。親戚のシュヴィヨン・シェゾーでブスロブランで1級も極めてはいるものの、ロンシエールやプリュリエの下部から採れる多分ピノブラン?の実力は本日の個性そのものでありましょう。ブルゴーニュ・シャルドネ’02 ロベール・シュヴィヨンアタックはまず軽やかなリンゴ。そしてしばらく空気に触れるとアプリコット、重たいミネラル、やや乾物果実、CCのような干し柿香もある。黒葡萄の皮のような風味。これはピノブランのように思うが。100%かも。(シャルドネ表記なのでシャルドネなんでしょう。笑)厚みも十分。ややほろ苦さもあって何か熟成も狙える逸品。シャルドネと比べてみても判別する自信が出てきた。モレサンのブランや、CDBのシャルドネ群とは明らかに違う。ついにBBにして極めてやったぞ!(何の自信でしょうか??)まあ酔っ払いの戯言はいつものようにスルーしてくださいませ。NSGは白も面白い!機会があったらホントにどうぞ。結構冷やしても重くまったりとした後口が旬の白身の刺身や懐石系料理にマリアージュすると思います。
2007.05.19
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ナチュラルワインの問題にはこれまでも賛否両論ありました。これからも続くことでしょう。中でももう情報は流れているようですが05のパカレの白には問題があったのでしょうか?実際試さずにあれこれ言うのは意に反してますが、買って検証するにはエクスペンシヴなので(他に買いたいのがあるし・・笑)各情報を野次馬的にみて見ると・・・やっぱり「酸化」が顕著だと言うのです。INAOも大筋?その理由でなんとパカレのCCを格下げした模様。まぁ「やっぱり」感は否めないところでしょうか。(ぶるたまより)アンディジェヌ’05なんとVDTまで格下げ??このネーミングも今後物議をかもし出しそうですが・・なんかいきさつからワインのネーミングまでヴァランドローに似ていて笑ってしまいます。逆にホントにどうなのか書いてるうちに飲んでみたくなっちゃいました。いずれにしろ話題を提供してくれます(笑)。昨年飲んだムルソーは素直でおいしい1本でしたが、最近パカレの売れ行きはどうなんでしょう。この問題はわざわざネットショップが書くことはないでしょうが、他の白や赤の売れ行きにも影響が・・?余計なお世話です。でもこんな曰くつきも私みたいな日本人が買うから大丈夫でしょう(笑)。
2007.05.15
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Mother'sDayにかこつけて(節目や記念日は毎度のことです)自分の飲みたいワインを奨めてしまうばっかりに、いったい誰の日か分からんと指摘されることも多々ありますが、まぁ美味しいのでそこのところは多めに見てもらってます(笑)。本日は大ぶりの焼きたてししゃもにあわせて?記念日にはやっぱり万人に愛される泡をセレクト致しました。(母の日にししゃもです。ポン酒もどうかと思いまして・・笑)ジャック・ボーフォール BRUT Millesime2000僅かにリンゴやピーチの華やかな香りが顕著で、厚みもあり程よい酸。フィニッシュもいいです。前回飲んだÅ・ボーフォールのアンボネイよりは繊細さはなく野生的ではあるがバランスのいい出来。おいしい。アンドレのアンボネイの畑ではなくオーブの畑産のPNとCHからジャック名義でリリースされている。ナチュラル造りでドゼも自家製濃縮果汁を使っているのは今や有名な話。驚いたのはバブルカット(置いといたら自然に抜けたのだが・・笑)後のグラスから立ち上る芳香は、樽の効いたムルソーのようです。飲んだ後の瓶口から香る香りもフルーティです。う~んRM恐るべし。
2007.05.13
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05VTもかなり棚にならんできました。結構評判どおりのパフォーマンスのようです。そこで裏街道を旅するわたくしは、以前から気になっていたモンテリのサンディカなるこのドメーヌを試してみました。まだまだぶるの地道にはおいしいドメーヌ隠れてるかも。ブルゴーニュ”シャルドネ”’05 ポール・ガローデ少しライム香、ミネラルも程よく果実の甘みがほんのり。05VTの良さらしき片鱗もあいまって確実に2ランク上の体(てい)をしています。樽のニュアンスもちょうどよく、まじでうまい、チャーミングなシャルドネです。ここのムルソーやピュリニーも試してみる価値はありそう。親戚?のJガローデさんはポマールやらで結構有名ですが、ここは80年代初頭コント・ラフォンとただならぬ関係で、ラフォンに葡萄を売っていたとのことです。スタードメーヌも昔はネゴス物を扱っていたんでしょうか。フランスのワイン誌にもカリテプリな造り手としてよく紹介されているようですね。KONA的にも今回◎です。でも05がいいのかなぁ?
2007.05.12
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前回95を飲んでまだまだ若い果実の酸に軽くジャブをくらい、よし!色もたっぷり01のほどよい熟成かと思いきや、むむ熱?いやいやIMPも保存も完璧のはず・・・。久しぶりに出会った微シェリー香。この前飲んだ86CCにも全くなかったのに、今更ワインの状態の違いに感動さえ憶えるところです。ピュリニー・モンラッシェ’01 ルイ・カリヨン普通はカチカチの造り手なので今回の熟成?に驚き。かなり黄金色してます。でも香りの割にはバランスは崩れていない。少々冷やしぎみでいきましたので良かったか。この段階でのシェリーは過熟ぎみのメロンのいい香りもします。(好きな人も多いと思います)酸もきっちり過熟気味でもまじりっ気のないクリーンでピュアなおいしさは感じます。これは多分デミボトルの影響もありますね・・・。昨年行ったご当主の顔がまた思い出されます。真面目な農家人の作品。過熟ぎみでもなお、雑味のない1本に脱帽の夜でした。
2007.05.11
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95VTでしたので少しは旨みたっぷりかと思いきや、すっぱ~~~~い(あまり使いたくないが正直な表現)1本であります。でも・・思い返せば十数年前、ぶるにはまりあれこれ飲んでたころはこんなすっぱいシャルドネが多かったように思う。最近のシャルドネはVT差はあるものの妙にこなれていてこんなにすい~のも少なく、逆にどうかなとも思ったりする。エルニーニョかどさーじゅ?か(冗談笑)。醸造法や栽培技術なども徐々に変わりつつあるのだろう。ペルナン・ヴェルジュレス’95 ドメーヌ・ロシニョール・コルヌかなり酸が強いものの純な果実の風味と芳香。全然いけてます。余韻もありますし、もう10年はいけそう。CCのすぐ下部にある畑らしく逆にその難しい部分が反映してる感じ。マイナーなドメーヌ、まだまだセラーにありまんねん。こ出しにしますよって好ご期待ってところで。(がっかり?笑)
2007.05.10
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前回のシャルドネはかなりよかったので、よりいいと思われるピノを連投で飲ってみた。ブルゴーニュ・ピノ・ノワール’05 セガン・マニュエルいいですよ。これ。ちらほらいろんなワインショップにも並んできてます。(楽天はまだですが)05VTもありましょうが酒質が上品でいい。赤系果実が穏やかに香り、酸もタンニンも上品で柔らかい。05なので少しの青さはしょうがないがそれも気にならなくなります。おいしーこれ。この前のルイシュニュみたい。上級キュヴェも手に入れば是非試したくなります。1本1980円ですので見つけたら是非ペアでお勧めします。
2007.05.06
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さてはやくも後半戦に突入しています黄金週間、皆様いかがお過ごしでしょうか。私的に仕事も入ったこともありやっと本日から休みとなりました。遠方よりゲストも来てくれて楽しい時間を過ごし、ようやく金色(こんじきいろ?)な気分になり勢いあまって奮発しちゃいました。奮発でもないかな?(笑)。ムルソー・グッド・ドール’03 コント・ラフォン昨年ボーヌのビストロで幻のモンテリ白を飲んで以来のラフォン。最近買うこともなく以前のように少しは気軽に飲めることもなくなっちゃいましたけどやっぱりどっしりと存在しています、ラフォン節健在ってところでしょうか。問題VTだけにさすがのラフォンも・・との懸念もこの1本で吹き飛びました。色は薄い、レモネードカラー。黄金の雫だけに黄金色とはいきませんでしたが・・ムルソーにして白い花を連想させるかなり上品な仕上がり。蜜蜜ナッティーなところもやわらかくまとまっており、アフターの伸びもなんとも言えません。ここが凡酒と違うよね~。ラフォンにしてはおとなしい?感じだが厚み酸ともちょうどよく、バランスの悪さは全くなし。今後4、5年は太鼓判だが10年後はどうかなー?ジュヴレイ・シャンベルタン1erCruラヴォー・サン・ジャック’99 ドニ・モルテそれこそDモルテの中でも一番よく飲んでるラヴォサンですが飲むたびに新たに発見があって面白い。かなり濃くびっくりした昔に比べ、今はそんなに濃さは感じない。香りは閉じ、ここの99は眠りに入ったよう。むんむんむれむれ飼育小屋香に始まり、若干硫黄香が飛ぶまで時間がかかった。酸とタンニンはまだがっしりで芳香もすぐには立たない。だが森の奥に入り込んだような深い澄んだ香りと、やや赤いベリーを感じさせる愛らしさも顔をのぞかせる。バックVTは今後手に入りづらくなることを考えれば飲む時期を早まってしまったよう・・・・泣。新しく動き出したドニ・モルテ。05VTからどんな感じか楽しみです。
2007.05.04
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