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酸の効いたワインではなくてはならないと常に思っているくせに、やはり苦手なアリゴテちゃん。当然数も飲まないのでいいのにめぐり合う回数も自ずと減ってくるわけで・・。うまいうまいと評判のルロワ。初めていただきます。ブルゴーニュ・アリゴテ’05 ドメーヌ・ルロワエステルチック、弱い灯油香のようなかおりから栗、杉の葉。酸も穏やかでほのかに甘い。印象はまるでローヌ、エルミタージュやヌフあたりのやや思いブランのよう。ミッドあたりがシャルドネのように突き抜けてない。時間を置くと爽やかな酸と押し寄せるミネラル、厚みのある旨みがほのかに残る。余韻は短いが。ローランポンソさんが仰ってたとおり昔は白と言えばアリゴテで、アリゴテこそブルゴーニュの白なのかもしれない。未だにコルトンあたりのGCにも残るPBとアリゴテ混醸説(ミュジニーブランもピノブラン混醸だったとか・・)が本当ならば普段飲んでるCCも何かそんな気がしてきました(笑)。そろそろ考え改めてましょうかね・・・ダレカモットオイシイアリゴテオシエテ~ッ
2007.10.31
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最近裏で人気?のようで手に入らないんですが・・・。我が家の常酒であったここのシャサーニュの赤とこのサントーバン1級。ミネラルたっぷりの赤でそれほど気難しいCDBの特徴はあまりなく食事は何でも合いやすいし重宝してました。やっとこさ04が安く手に入り早速いただくことに。サン・トーバン1erCruレ・ピタンジュレ’04 ルイ・カリヨン野いちご、サクランボの風味、すこし甘みや厚みもあり、最近あまり使えない「カリテプリ」な1本。サントーバンと言えば白だがここの赤を飲んでるだけに赤の印象も私的に強く、レベルが高いのだ。04VTなので少し厳しいかなと思ったところそうでもない。なんとも言えないこの飲んだ余韻に癒され、素朴な風香にしばし茫然と・・・。巷の「隠れ」カリヨンファンの皆様。この素朴なブル赤のおいしさぜひご堪能ください。え?もうお試し済み?やっぱり隠れて楽しんでいるのですね(爆笑)。いまいち良さがわからない方、一度お試しいただきたい。これが捜し求めたほんとのブルゴーニュなのかもしれません。言いすぎでしょうがある意味納得されると思います。
2007.10.29
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ぶるも10年熟成、結婚生活というのも10年が一区切り?らしいです。私ではなくて弟夫婦がたまたま結婚10周年、彼等の誕生日もあったので近所のワインダイニングでお食事です。いつものようにそれにかこつけて、ワインを開けてみたかっただけですが(笑)とてもいい季節にいいタイミングで飲めたと思います。ジャック・セロス エクスクイーズNV (CH100%)裏に1000Bouteillesと書いてあります。結構希少ですね。普通のBRUTにしようか悩みましたが、今回シャンパン連打ですので1発目はアペ代わりにこの「SEC」にしました。エチケットは前のアートな感じからおとなしくなっちゃいましたね。甘いのが苦手な私も絶賛、この絶妙な甘みが食欲をそそります。フレッシュな果実味のなかにロースティな感じ、しばらく経つと今度はドライフルーツのような風味に変化し、余韻は長く酒質の良さを感じさせます。シャルドネ本来の力量も当然損なわれてはいません。他のシャンパーニュとは違う出汁のようなうまみ「セロス節」があります。何でしょうねこれ。さすがに旨い。フランソワーズ・ベデル アントル・シエル・エ・テールNV(PM100%)4月にここでやった時にも登場。その時とは違い今回は限定品でなんと「BRUT de BRUT」のロットらしい。めちゃくちゃおいしいからといつものショップのリコメンド。前回はかなりしっかりした酸が印象的でしたが、ZEROともなるとどうでしょうか。これも、やはり旨すぎ。セロスのセックの後なのでもっと酸を強く感じると思ったが前回のベデルのきりりとした酸とは対照的にノンドゼのこっちのほうが厚みがあり、ふくよか。黒葡萄本来の風味、ビスケット、アプリコット、ジンジャー、コクがたっぷり。一方余韻はかなりさわやかです。微妙ですがあまり好きではないシャンパンの残糖感は全くなく、こちらのほうが繊細な和食、なかでも京懐石なんかにいいでしょう。弟夫婦もここ1年ぐらい本格的にワインに目覚め、今はよくある「ボルドー参り」の時期であり美味しいボルドー?のリクエストに答えてみました。でも10年前から美味しいぶるも飲ませてるので舌は肥えていて困ったものです。これからどんどん難しくなるだろうトップシャトーを水平にて。シャトー・ラトゥール’97(RPP89)セパージュ情報 CS80% M10%、CF10%エキゾチックな香りむんむんです。かなり久しぶりのラトゥール。昔出合った友人に会うかのごとく懐かしい感じです。フルーツミックスコンポートのようなジャミーなアロマ。素晴らしい。久しぶりにデキャンタして開かせました。味は香りほどジャミーではなく、少し難しい97の印象をのぞかせます。凝縮度に欠け、厚みはやや少なく旨みも今一のっていません。ただタンニンは滑らかでひっかかりはなし。シルキーでフローラル。ラトゥールっぽいといえばそうですがこんな若くしてスモールキャラクターなものは初めてかな。若いのにもう古酒の趣があります。シャトー・マルゴー’97(RPP90)セパージュ情報 CS75%、M20%、CF3%、PV2%笑ってしまうぐらいラトゥールと同じような印象。ブレンド比率も同じようなものなので逆に個性があるか興味がありましたが・・・。ただこちらのほうが少しタンニンも多く長熟かも。少しヴァイオレットの香りとチャーミングなラズベリーの風味が魅力的。2本ともなんともこじんまりま~るい感じのボルドーでした。もう少し凝縮度に富んだ冷たい感じのカベソーであって欲しかったのだが。でもこれも面白いし贅沢。(笑)リシュブール’97 アンヌ・グロ私的に97VTを飲むのは4回目。今回でラス1になります。前回は2年前、なんとブショネでありました。(泣)その前は、シャルドネ同好会で開け、そのときめく芳香とエレガンスに同時に飲んだルーミエのレザムルーズも霞んでしまった?のを記憶しています。 何とかぎりぎり持ってる印象。(笑)昔からここのリシュは強さよりもエレガントさが特徴ですが、やっぱぎりぎり。(笑)少し甘草の香りと熟した黒系果実のねっとりした質感。余韻はうめうめ。酸がもうあまり効いてないせいかエレガントな印象はなく、逆にこの特級畑本来の力強さが感じられる。ただこの先はもうなさそう(笑)。でも貴重な1本、トップボルドーを差し置いてこの存在感は圧倒的。やっぱりブルゴーニュの王道です。1997・・・私は仕事で全国行脚の真っ最中。九州から東京へちょうど転勤した頃だったかな・・・。休日の趣味と言えばワインとサーフィン。かなり大枚をはたいてしまいました。昼は波乗り、夜は夜な夜なビストロでワイン三昧でぶるをネタにクダをまいていましたっけ・・・懐かしい。ワインも人生もいい熟成していくのに私めの10年と言えば紆余曲折、波乱万丈?そもそも「ブ」だったのか、途中の管理が悪かったのかどうもよく分かりません(笑)が素晴らしいぶると出会えた人生悔いはなし。これからまた10年どうぞよろしくお願いしたいものです。
2007.10.27
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もうすぐハロウィンか・・・街のデコレーションもクリスマス並みに飾られています。家に帰ってセラーをあけるとあのかぼちゃ色のラベルが目に付きました。(るーも候補でしたが止めました。笑)今宵は単純にそれだけの理由で飲まれる名家もたまりませんよね~。ブルゴーニュ・ブラン’05 トロ・ボー異様に薄いレモネードカラー。少し濁り気味でじりじりと微発泡のような舌触り。ファーストアタックで飲んでみる。まるで昨年行ったオスピスで樽から飲んだムルソーみたい・・。固いを通り越して「辛っ。」喉の奥で染み渡るほどのすごさです。アルコール度数がかなり高い感じがするぐらい。開けたてで揮発してるとは言え明らかにおかしいなぁ。余韻は苦味。しばらく経ったら少し落ち着いてきたがまだ辛い。ばりばりのミネラル感はあり、厚みと香りも感じられる。いいんだけどしかし・・う~ん初めて経験する感じだな。どうしたんだろ。開け時期が早いのはわかっているのだがそれにしてもずいぶん04とも違う感じ。トロボ飲んで05も少しは分かるかな~と思ったけどねぇー。今日はリーデルぶるグラス2杯で終了。1日置いてみるとするか・・・。「ハロウィン」はまだ先なのにフライングした罰カナ?ところで・・・ハロウィンって何?(爆笑)
2007.10.24
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普段広域レジオナルあたりでその微妙な出来や造りをあれこれ味わってみてはいるものの、やはりたまにはGCを飲まないと、ホントの良さがわからなくなる。(ただ飲みたいだけ・・笑)で、特級の若いシャルドネであっても今宵は我慢せずいっちゃいます。コルトン・シャルルマーニュ’04 ジャン・リケールくらくらするような揮発香、シャルドネの芳香ぷんぷんです。酸ももうちょうどよく、04VTにしてみつみつナッティーなムルソーのようです。桃やアプリコット、バナナや蜂蜜、ブリオッシュのような樽香厚みもミネラルもしっかりしています。とにかく余韻も長い。しかし、これCCと思えないような。どっちかってバタールみたい。ミネラルは弱くおおらかで張り詰めた固さがない?しかし飲みながらしばらく経つと、やはり変化が。鉱物的な香りとともにじゅんわり落ち着き、なんとも上質で美しい綺麗な果実が舌にまとわりつきます。いと旨し。ヴェルジェやエナンのように最近あまり話題にあがりませんが、中途半端な価格があまり受けないのでしょうか。マコンや村名、1erなどはネットにも結構残っています。CCやバタールはかなり生産本数も少なく希少価値もありますが、かなり期待して飲んでみてその「なり」の品質に納得です。たまにある売り出し時期に「買い」ですかネ・・笑。
2007.10.21
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番組を見て昨年のあの風景を思い出しました。コルトンの丘のふもとの農道をちょいと奥へ、コルトン・シャルルマーニュの畑を右手にみながら北へ左折、しばらく行きサヴィニーの1級ナルバンドンやプイエなどを右手にかすめ見て通り過ぎただけでしたけどね・・・とても小さな村ですが、極上のワインを産出します。可憐でチャーミング赤い果実の上澄みをいいところ採りしたような美しい風香。白はかなりシャルドネへの改植がすすんだようですがいまだにピノブランを産出し、個性的で風味のあるものもが多いと思う。ブルゴーニュ・レ・シャンプラン’99 シモン・ビーズ今日は赤のサヴィニのつもりでしたがあいにくストックも近くのワインショップにも残念ながらなかったので白を飲みながら楽しみました。(ラトリシエールはあるんだけどね。ムフ♪)99VTのBBですので少しへたり感があるのかなと思いきや、なんのなんの、アロマティックで余韻も実に長い極上BBです。わりと早飲みが特徴のビーズかななんて思っていましたがBBでもいい熟成しています。厚みもあるのでかなり冷やして飲みたいぐらい。なんとここレ・シャンプランはピノ・ブーロも植わっているらしい。ほぉ~。千砂さんも今や農家のご夫人~って感じですね。(怒られそうですが・・・)でも充実した生活が手に取るようにわかります。実にうらやましい。元気闊達な感じがどことなくおおらかで可憐なワインに似ていて微笑ましいです。コート・ドール。葡萄の葉が金色に色づき、ヴァンダンジュも終わり、今一番落ち着いたいい季節なのでしょうか。ああ。また行きたいなぁ。
2007.10.18
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出所の確かなBRはよくよく調べてみないとわかりませんが、特にピュリニー産の赤ともなるとなおさらかも。以前ワイン会で飲んだピュリニーカイユレの赤はとてもいい感じでしたが、このピュリニー村にあるジェラールシャヴィーのお家の前にある畑で採れる純粋なピュリニー産のピノが今宵の一献。本来は自家消費用なんでしょうけどどうなんでしょうか。ブルゴーニュ・ルージュ’05 ジャン・ルイ・シャヴィー最初開けたてはやはりガメのような青臭い風味が支配。でも徐々に落ち着き、赤系果実の香りもほんのりと藁や土、ミネラルも感じます。思ったより酸も少なく現時点ではとっつきやすい感じになっています。ご多分にもれず05VTの恵みでしょうか。普通に美味しい。好きだなぁ。思い返すにまだピュリニーの村名赤も飲んだことないなぁ。見た事はあるんだけどその時は大抵他に買うものがあって次行ってみたらなくなってたなんてこともあります。誰が買ったのか気になるところで知らないで買われたのかもしれませんが買えなかったのになぜかニンマリしてしまったこともあったっけ。ぶる好きの行動はやはり正しいのだ(笑)。05VTの出来もそろそろGCあたりでその将来性を味わってみたいができるだろうか・・・
2007.10.17
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以前から説いているけどなかなか信者のできないピノとサンジョベの関係(笑)。大地の香りと堅牢な酸。森の下草の香りと芳醇な果実味。今日の2本は特徴?を兼ね備えた素晴らしい一献でありました。本日平日だけど客人が集まり勢いに乗ってしまった・・・。ジュヴレイ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック’99 ドメーヌ・ブリューノ・クレール甘い。99にしては酸が少し弱いせいもあって広がりが物足りないか。ブラックベリー、少し甘草(カンゾウ)、塩味も感じるミネラル、海苔の香りも。過熟かと思ったがタンニンもいきいきうまく飲めます。少し青さもありジュヴレイ節かろうじて面目躍如。総体的には可。しかしジャックのつるつるした伸びのあるスケールは感じられなかった。どうしてもルソーやジャドなど先人イメージで飲んでしまうから仕方ないがジュヴレイのグランクリュより緻密にして壮大。ジュヴシャンらしい最高の畑だ。小味の利いてる畑。大好き。さて、お次は勢いで開けたイタリアン。何本か買った2本目だが前回の1本目は軽く打ちのめされた感があって大暴れであったが・・・あれから1年ちょっとすぎ・・落ち着いたところを試飲。ペルカルロ’01 サン・ジュースト・ア・レンテンナーノある意味サンジョベを語るに、私的にジュヴシャンのジャックをいつもイメージする。両方をそれぞれ飲むときにそれぞれの特徴をシンクロせずにはいられないのだ。不思議な感覚。ワイン飲みの主張によくある超私的感覚に過ぎないが。以前の過度な酸味もおさまり甘い果実が支配する。上品でおしとやかな甘さ。甘草やのり、ミネラル、森の下草、地下室。まんまジャックか。後、官能的な余韻。(酸が顔を出してきた)本日はペルカルロに軍配のよう(笑)。ここの畑は比較的標高の高いところにあり、温度が低く熟成が遅い・・・ジャックも、まんまそうじゃないか。まぁ本日は強引な感じで終始したがそんな関係、ありじゃないかなぁ?ピノとサンジョベ、きっと何処かで結びついていたはず・・う~む。。。。
2007.10.15
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うちではBS-hiは映りません(泣)ので見ることができませんでしたが、BS2でシモビーの収穫風景などなどが再放送されるようですので、ワインの番組が超少ない昨今とても楽しみにしています。その日は早く帰宅してシモビーの何かを飲みながら楽しみたいと思います。皆さんも当日ライブでいかが?その日にネタもUP予定です。シモン・ビーズを飲みながら「ネットワイン会」でもやりませんか?(笑)本も出されてます。買おっと。
2007.10.13
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ここのワインでブランのことを言うのは私だけ?かも知れないが、NSG好きには避けて通れない(笑)ブラン、1級テール・ブランシュが存在するのだ。PB100%で造られるその逸品は市場でみることもほとんどない。でもまぁ懲りずに毎度大衆の琴線に触れないことを言うなぁと思いながら(笑)久しぶりにいただくシャルドネを味わうことに。ブルゴーニュ・シャルドネ’04 ダニエル・リオンダニエル・リオンのBBは2つキュヴェがあってもうひとつは”レ・プティ・リオン”で、その違いはちょっと調査不足でわからない(笑)。ただ、本日のシャルドネはただものではなく、04らしくないその厚みと余韻は特筆ものであった。果梨、アプリコット、洋ナシ、蜂蜜、パインシロップ、まるでフルーツポンチ?であります。NSG産の格落ちシャルドネ(もしくはPBのテール・ブランシュだといいなぁ)かなんて思っていたから、相当厳しい感じを予想していたのでそのギャップがより一層旨みを感じたのかもしれない。それにしても一体どこの畑なのか・・。これはまぁ手に入るものなのでお暇があったらぜひ推奨(笑)。おいしいBB再発見。う~ん。久しぶりにここのピノも飲みたくなった。昔はよくNSGよりVRを飲んだものだ。よし、探してみよう。
2007.10.11
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年をとったせいか、最近昔話が多いのです。安くて手に入りやすかったブルゴーニュももうなくなりつつあります。こうなってはもう手の出ないスタードメーヌの昔飲んだ話を自慢するしかありません。(爆笑)それか誰も見向きもしないドメーヌを取り上げて得意の特異な世界の狭間を生きていくしかないのかも知れません。うむ。やっぱりそれか。そこで・・・今回のワイナートに取り上げられたドメーヌの昔話をばネタに・・・いらない?まぁそう言わずに・・(笑)ジュヴレイ・シャンベルタン’99 ドメーヌ・ブルーノ・ドソーネイ・ビセイたしか10年ほどまえ宇都宮?のワインバーで、ジュヴレイの村名ワインを日本でブレイクする前のクロードデュガ、ジャンラフェ、そして今日のドメーヌ(VTは失念ですが・・・)水平で飲み比べたのです。当時あまりこれと思わなかったのはデュガやラフェの方で、ここが1番印象的だったのです。一連のテイスティングが終わった後、デュガはルロワに葡萄を卸していたというような話を聞き自信満々でてっきりビセイをのほうをデュガだと思い込み、後日主催のワインショップに買いに行って恥をかいてしまいました。「でも・・・やっぱりビセイのほうが断然美味しい・・・」10年後それは確信に変わったのです。ワイナートでは華々しいDUJAC云々などに目移りしてみたりしたが長いことぶるやってるとこんな忘れていた話も思い出されます。しかし今宵の村名は素晴らしいです。赤黒入り乱れたベリー系果実の香りと甘い旨みのコンチェルト、なんとも爽やかな印象さえある酸、柔らかい余韻、リアルにシルキーな飲み触り。グリップのあるあの独特な湿った青さでさえ溶け込んであまり感じないぐらいクリアー。ジュヴレイのこのチャーミーな質感。ルソーの「シャンベルタン」を思い出します。ほんとにどのあたりの畑か聞いてみたいです。(大体あのあたり・・勘があたりそう。)やばいです。多分ここのフラッグシップのエシェゾーやVRを凌駕し得る??のかも知れません。美味しいのでちょーお奨めかも。
2007.10.09
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やっぱり影響されてしまいました。(笑)昔からあれほど飲んでいるはずなのに、はて?ヴォーヌ・ロマネってどんなワインだったっけ?本を読むとますます飲みたくなってきます。何かワインを始めた頃の気持ちになるのが不思議なんですがこの感覚って、よくある気がするのです。だからブルゴーニュは永遠に飽くことのないライフワークになり得るのかなと思います。ヴォーヌ・ロマネ’00 ミュニュレ・ジブール今日は何がいいか考えたら、地元の造り手、ヴィラージュで最も「らしい」1本をチョイス。前回NSGを飲みましたが、今回はドンピシャです。淡いキャンディカラー、約7年の村名、ミレニアムVTもあって程よく熟してます。「らしい」香りの「纏(まとい)」がすごい。香りだけならお花畑のRSVに近いかも。(笑)柔らかいが粘性のあるラズベリーの華やかな風味、旨みは弱いものの一緒に鼻に抜ける「VR香」は素晴らしい。昨年ヴォーヌロマネ村に訪問した際、行く予定だったこの蔵はグロフレールと重なった為に、時間の関係上無理だと判断して行かなかったのが悔やまれる。(来年は行くどー!)Chobiさんのマネ↑今回のワイナート特集で気になったのは何と言ってもDUJACのRSVやシャンベルタンの存在だが(笑ってしまうぐらい評価の高いキャトル・ジュルノーは死ぬほど飲んだし・・笑)Mジブールのこんな記述もあった。「非理科系人間は感心はするが共感しない」と・・・お家が理系の家系でしかも妥協を許さない女性が造る完成度の高いワイン・・確かにそんな一面もあるかもしれないが、GCあたりでも可憐で親しみやすいのが特徴のような気もしますけどね。それでもうひとつ大変気になるのは、地味~にここMジブールに村名ジュヴシャンがほんとに存在することがわかったのは収穫でした。(やっぱりリュショットの格下げでしたが)VR特集なのに狙いはジュヴシャン!(爆笑)えぬう氏の言ってたのは本当だったのね・・・。
2007.10.08
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日頃からネタを探し、アンテナをはっている自分にとって当然情報源である雑誌「ワイナート」には昔から興味を持って愛読させてもらっています。久しぶりにテロワール企画もんのそれもまたヴォーヌロマネ特集ときたら買って見ないわけには参りません。ワイナートの出会いは10年ほど前に某吟奏本家○木屋さんの店頭でワインを買ったときにロマネコンティの表紙に惹かれ「こんな雑誌あったんだ」と手にとってみたところ、その斬新なテクニカルデータを駆使したこれぞ待ちに待った内容がますますブルゴーニュ熱に火をつけたのを記憶しています。しかし最近はインターネットのブルゴーニュから現地サイトや、他の専門誌などなど情報源が沢山あり、ワイナートの企画があまり面白いものでもなくなっていたのでどうかと思っていましたが、久しぶりにネタできてるジャン!と拝読?させていただきました。中でもDUJACのRSVとシャンベルタンのリリースの話は全く存じませんでした。最近DUJACのねたも恥ずかしながら訳のわからん内容でUPしましたが、しかし、RSVを買っていたなんて・・当時のニュースのバックナンバーみても見つかりません。うう。ねたのゲット方法を考えなおさなければなりませんね。久しぶりに参りました。(別にどうでもいいんですが・・笑)でもいったいいくらするんだろう・・・。さてさて、ワイナートではまだ取り上げられてない村村がありますね~。もちろんNSG!(早くやれっつうの)なぜジュヴシャンがまだ?、Aコルトン~サヴィニ~ボーヌ(CCの単独企画もいいな!)ポマールもあるな~、ピュリニーとシャサーニュもぜひ単独企画で!よろしくお願いしたいものです。
2007.10.07
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本日は仕事も早くに終わり、今日は休肝日かな~なんて帰宅すると、むむ、ビーフシチューではないか。いつもワインに合う食事は自分で作らないとないのだが、大好きなしちゅーとくりゃ、ここはルージュでいかなきゃ男がすたるってぇ言いながら、こんなときは必ず飲むつもりのないものを開けてしまうのが世の常である・・。ジュヴレイ・シャンベルタン1erCruレ・カズティエ’04 ドメーヌ・ドニ・ベルトーかなり固そう。風呂に入る前に抜栓、約1時間後グラスにわさわさついで開かせる。ひらけ!ひらけ!う~ん。じゅわ~っと赤系果実のほんのりチャーミングな香り。見た目思っていたよりジャミー?でもそこはカズティエ湿った土と、出た!「森の下草」の香り。典型的なジュヴシャン香もしっかりあわせ持っています。が、やっぱり04、飲んでるうちに酸とタンニンがよよと湧き出てきて閉じてきました。お疲れ?な感じでしぶしぶです。あと10年寝るかい?ジュヴシャンの1erと言えばCSJだが、よりチャーミーで繊細なここはファンが多い。(自分調べ 笑)ラヴォーやモワンヌあたりは肉付きがいいというより大柄なことも多いのでやはりNo2はここか。この前飲んだクロデシェゾーはここの隣のようだが、さすがに1erとの格の違いはありますな。ベルトーさんと言えば淡旨古酒。ここカズティエにも造りが息づいています。04VTはBIGヴィンテージ当確。将来性、ポテンシャルあります。まだ安いのもあるので買い込んどくが吉。10,20年後が楽しみ。
2007.10.04
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あんまり2日目以降を飲んでもネタにUPすることはないのですが・・・ワインの飲み方、特にぶるやボルドーについて、VTやコンディション、その日の気分?によって開けた翌日以降飲んでみて衝撃的出会いにあたることもあります。でも私的経験値で開けた日にはそのポテンシャルの90%は読み取れると思っています。翌日飲めるか分からないので普通その日時間をかけたりして基本的には飲みきってしまうのが私的ポリシーではあります。しかし、ブログをやり始めてから思うに開けたその日のコメントはちょっとそのワインをどうこう言うに精度を欠いている気がする場合もあります。最近はやりの「話を半分に」皆さん見ていると思いますが当の本人は真面目?に書いてるだけにになんとかこのVTのこのワインの持つ真のポテンシャルを端的にうまく表現できないかな~なんていつも考えます。(ボキャに乏しいのでまずはそちらから・・なんて気もしますが。泣)昨日のLAリニエも結構量的に多目の食事をしながらのインプレですので実はワインの繊細なところがわからずコメントしてしまったりしましたが、本日仕事で疲れた気分のところにおいて昨日の残りを飲んでみても、あのモレサンドニの土のかおりワイルドベリーのチャーミングな風味、かなりいいBRであることがしんみり感じられるのです。う~。ワインを開けたあと何時がほんとにいいかなんてワインを開ける前と変わらないじゃないの。せっかくワイン飲んだのに夜も寝られなくなっちゃいますのでもうやめときましょう(笑)。でもごめんね。この1本、美味しかったです・・・。
2007.10.02
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ご存知ユベール・リニエ家の内紛?ごたごた劇もひとまず収束したのであろうかロマンさんが亡くなった年のVT、04をここいらで味見しようと思う。ブルゴーニュ・ルージュ’04 リュシー・エ・オーギュスト・リニエやや厚ぼったい風味、想像していなかった感じのリキュール香。カシスのフレーバーが。「ペタン」とした感じ、タンニン、酸の調和もすこし単調な感じ。BRだから仕方ないか。適度な感じでいいっちゃあいいんだが・・・びみょぉぉ~(←サイキンマイブーム。古ッ。笑)ここの話は少しややこしく06VTからユベールさんは栽培や醸造に携わっていないよう。本当の意味で06以降から雰囲気が変わってくるのであろうか。こういう内紛話からきたネタは調べるのも億劫な話だが06以降は、ロマンさんの妻ケレンさんのこのレーベル?から畑のほとんどの所有者ユベールさんへのメタヤージュとして現物返済の契約となっているらしい。う~ん。やはりユベール・リニエ終焉だろうか・・・。(↑おっとコルクはユベールリニエと書いてある・・・って04までらしい)昔よくロッシュをよく飲んだがチャーミングな果実香と淡い大地の濡れた香り、限りなくエレガントで柔らかい100点ロッシュはもうお目にかかれないのかな。でも・・どれも畑は同じ、同じポテンシャルを持った粒の成れの果て、ワインに罪はなかろう。今後も注目していこうか。(安かったらね・・買えたらね・・笑)
2007.10.01
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