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食中酒であるワイン。飲み方さまざまでも食のアシスト的存在のみでその味わいが語られることは普通の食卓ではないのかもしれません。「このワインおいしいね」「うん。飲みやすい」これでおしまい。だからワイン好きはやはり大いに語ってあげなければ。確かにいまどきぶるならヴィラージュクラスで発泡酒2ケース分。やはりワインは高価だと言えましょう。そんなに値段をかけない物だと沢山飲んでいる好き物も語れるかどうか・・(笑)。(先日の会社での飲み会でふと思いました・・。)ムルソー’95 ルイ・ジャドもう12年も経っているので相当の雰囲気もでているのかなと。でもこのあたり、結構厳しかったり、ひねてたり、ブショっていたり、よどんでいたりあたりはずれ多いですね。さて・・・コルクを抜くと同時にいい香りが。もう中身の完成度がわかります。当たりです。最初は固いですがかなり速いペースで厚みと甘みが出てきました。果梨、アプリコット、ややバナナ、複雑性はないものの大好きなムルソー君です。この愛らしさは何だろうか。ワインの面白さをまた教えてくれます。酒石キラキラ。おなじみの光景ですがなぜかいつも感動します。いい熟成できたんだね~って。しかし赤も白も95VTのエレガントさは図抜けてます。
2007.02.24
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なんとなく飲みたくなって手にした1本。タイムリーにブログを賑わせているソゼ。それも03を性懲りもなくいってみた。03のイメージがなかったらなぁ。おそるおそる一口。妙な苦味もなくいい感じだと思う。かなり膨大な厚みにびっくり。これは何か開ききった?感じの悶ですよ。もうピークを迎えている。しかし複雑性には欠ける厚ぼったい感じであることは否めない。焦げた樹木の香りと焦がし砂糖の余韻も徐々にでてきた。若いVTでこんな開き方をするのはやっぱり異常ですかね。あのラモネも暴れる果実をおさえきれなかったのだから・・しょうがないか。ピュリニー・モンラッシェ1erCruレ・ペリエール’03 エティエンヌ・ソゼパイナップル。ピュリニーお得意のミネラル感はゼロ。ムルソーチックな感じないが、やはりバランスの悪いこの甘さが難しさを助長する。が・・余韻の酸は思ったよりイガッた感じはなくすいすいいける。美味しくないのではない。何か嫌いではないシャルドネが存在するのだ。精一杯蔵が造っているのであたりまえか。しかしやっぱり昔から人気のある蔵です。これからもいろんなソゼ飲んでみたいですねー。
2007.02.22
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昔から現在に至ってもぶるハンター的にいろいろ漁ってみては喧々諤々それが楽しいワインライフではありますが、ぶるに目覚め貪欲にかつ慎重?に味わっていたころ、大変お世話になった蔵があります。コルトンの畑の違いはここから学んだぐらいです。カリテプリは当然なことながら本当に安定した造りに頭が下がります。ただ・・・強いて言わせていただければ蔵の個性がないせいで今ひとつなんでしょうか。話題になることも少ないです。ペルナン・ヴェルジュレス’90 ミシェル・ヴォワリックコルクを抜く途中で漏れる素晴らしい香り。開けたては酸ががっつりまだ早かったかなと思う感じで余韻もうすっぺらいのでこれまでアーメンかと思いまいした。が、しかし・・・30分で豹変です!ヴィラージュとは無縁の厚みと、甘さ、タンニンも十分こなれてきてまるで昔飲んだここのコルトンブレッサンドですよ。さすが90VTコートドボーヌのヴィラージュが今頃旨いのだ・・。平日の夜に十分過ぎました(笑)。ぶるの面白さ再認識です!アロースコルトンの造り手と言えば・・数少ない造り手しか挙らない中でやっぱり挙らない可愛そうな蔵です。でも私のなかではコルトンの主(ぬし)ですよ。ブルゴーニュに行ったときにもちゃっかりデキュスタしてきました。CCやサンヴィヴァンもあり、安いしよっぽど買おうと思ったけど・・・。重いので。惜しげもなくグランクリュを飲ませてくれますよ。ここでコルトンの水平が出来ます(笑)。是非ちらっと訪問してみてください。(最近昔はやった懐かしのあの曲の紹介みたいな感じになってますが・・笑)
2007.02.19
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最近家のまわりのショップでもちらほらシモビーを見かけるようになりました。巷もやっと美味しい蔵の良さがわかるようになったのね。あるメルマガをみると最近気になるワインもリリースされている。そこにはとある関係も明らかに・・・いやはや真相はいかに。サヴィニ・レ・ボーヌ1erCruレ・フルノー’02 シモン・ビーズと、言うことで本日はこれをチョイス。かなり早いが02VT。サヴィニに少し濃さが欲しい本日の気分でしたので適当かと。開けたては青さが勝り、まるでガメのようでしたが徐々に落ち着きなんとも酒質の良さにうっとり。柔らかい果実とエレガントな余韻。少しフローラルな香りとふじ種の林檎のようなさわやかな酸。食事と一緒でしたが存在感もばっちりです。シモビーもいよいよ帝王エカールに近づいてきましたか。然しながらもうサヴィニはマイナーアペラシオンではありません。シモビーを飲みながらマダムBize千砂さんのサイトを見ています。ここであることに気づく。Gルーミエのサイトに感じが似てます。畑の説明と、飲みごろVTの表示。おお。それもそのはず両蔵は気になる関係だそう。ふむふむ。シモビーとGルーミエの関係。気になります。千砂さんのサイトによるとパトリック氏とクリストフ氏はお互いの畑を手入れしているようです。メタヤージュであるラトリシエールシャンベルタンの畑はリュショットやシャルムを近くに持つクリストフ氏が手入れし、何とコルトンシャルルマーニュにいたってはシモビーのお隣がルーミエの畑でこれはパトリック氏が手入れしているそうだ。な~るほど。と言うことはCCは同じもの?醸造に関与してるわけじゃないので違いますよねー。でも比べる機会があったらこれは面白いかも。そうそう最近知ったのだがシモビーはシュヴァリエモンラッシェやピュリニーガレンヌもリリースしているのだ。千砂さんのサイトにも載ってないし、ラトリシエールのようにメタヤージュなのだろうか??いつからリリースされているのだろうか?今度メールで聞いてみよう。メタヤージュのメタヤージュでそのうちCルーミエのラトリシエールがでるかも??(アリエマヘン笑)
2007.02.17
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昔からお世話になった造り手であります。GCでも手に入りやすく、結構熟成したものから若いVTまで親しみやすい味わいと柔らかさはここの特許でもあります。一昨年ミュジニーの96を飲んで以来なんですが、さてどうですかな?ジュヴレイ・シャンベルタン1erCruラヴォー・サン・ジャック’00 ドルーアン・ラローズおー。肉くれー肉!肉!って感じです。(どこかで聞いたフレーズです。笑)黒系果実、むんむんとしたアニマル香。落ち着いてからスーボワ。酸がしっかりがっちりきてます。ここでこんな感覚になったのは初めてです。かなりいろいろ飲み込んでますがここで長熟イメージを持ったことはなかったのです。これは10年かかります。ポテンシャルもあると思います。パワーも十分です。値段も安い。買い占めてセラーで熟成させたい。おくと間違いなく旨くなるのがわかる1本です。GCの方が柔らかい印象。GCのほうが圧倒的に安いのでそればっかり飲んでましたから1級のほうが珍しいかもね。
2007.02.16
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GC畑しか持たない造り手と言えば最初DRCしか思い浮かびませんでしたが、なるほどそう言えばありました。そして初めて知りました赤も造ってたんですねぇ。今回毎度おなじみ某有名ワインショップの招きで来日されCCとともに持ち込まれたようで。ふ~ん。年産480本らしい。買うべきか・・悩んでおります。まあ雰囲気大体予想はつきますのでほんと興味(ひやかし?)だけですかね(笑)。ご賛同いただければどうぞ・・笑⇒https://www.enoteca.co.jp/online-shop2/list.php?special=U1
2007.02.11
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ご存知のようにNSGには3つの地域に分別され(定かではないが)それぞれ語るに面白い畑や個性がたくさんあるのでここが好きな要因でありますが久しぶりにVRに近い畑を今夜やってみることに。VTは99とニュイサンでは早すぎるものではあるがちょうど濃く、重たく若い果実を味わうにはこのVTをおいて他にはないと思う。隣はHJで有名なオーミュルジュと若いうちは何者もよせつけないオーシェニョにはさまれた畑。どんなにか固く厳しい感じになるか覚悟は決めていたが、別になんなく打ち解けてくれました。ニュイ・サン・ジョルジュ1erCru レ・ヴィーニュロンド’99 ジョルジュ・ミュニュレ最初は思ったとおりの体格をもつ大柄な印象。タンニン、酸ともこなれきているとは言えがっちりまとまっている感じ。野暮ったいとは思わないがずいぶん野性的。しかし凝縮した果実、木苺のような上品な酸味が心地よい。しばらく経ってからまるくじんわり大地の香りも。鉄分を含んだミネラルがその複雑さを加え、ロマネエッセンスも効いています。素で飲むに十分の厚みを持っているのでもう美味しさ開いてきています。美味しい。今はあまり見ませんが、一昔前はリモルケやこのGミュニュレ、Mジブールあたりは熱狂的なファンがいてケースで買占められ一時期手に入れるのを苦労した思い出があります。しかしここもカリテプリ。いい造り手です。
2007.02.10
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ブルゴーニュでの日程を終え、TGVで朝早くディジョンを発ちパリへ戻った。今日一日と明日の午前中はパリでの滞在。パリ散策と、★★★レストランでの食事が目的だ。お昼前に日本人街?のホテルにチェックイン後歩いてル・グラン・ヴェフールのランチをいただきに。ちょっと狭い入り口を抜け、相変わらずギャルソンがあわただしく歩き回る鏡張りの店内へ。ランチのメニューを選び、ワインは控えめに?ハーフの赤にした。やっぱり値段はお高い。サービスは本物の三ッ星であり、落ち着いた品格がある。ここの売りは、かのジャン・コクトーが通い詰めた歴史ある雰囲気であり、不遇の時代に三ッ星に引き上げたシェフ、ギィ・マルタンの作る料理だ。料理の内容はかなり繊細な感じでいたって可もなく不可もなくといったところ。私の食べた一品は、和のテイストを取りいれたマルタン氏お得意?のもの。ねぎとわさびと海苔を使っている。フランスの本場で食べたことがないので奇をてらった感じは私的にあまりよくなかった。しかし間違いなく味はとてもおいしく華麗に美しく作られている。さすがである。ペルナン・ヴェルジュレス1erCruレ・ヴェルジュレス’88 シャンソン・ペール・エ・フィスあまり枯れた感じはなく結構まるくこなれている果実味が美味しい。厚みもありちょいと飲むには最高。こんないい状態の古酒を買い占めたくなる。最後にシェフと握手。記念撮影もあった。メニューもいただいた。ごちそう様。やはり夜のメインをいただきたい。またこれるかなぁ?ギィ・マルタン氏 なにかビジネスマンみたいな方です(笑)。(現地時間2006.11.21PM13:00)
2007.02.06
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もう十数年もぶるワインを飲んでいると、知らないワインでもエチケットを見てどこか見たんだけど・・って造り手もあろうかと思いますがここもそのひとつでしょうか。ぶる好きはいろんな造り手を飲んでやろうと手当たり次第に買った時期があるようにMyセラーに何本か出番を待つ存在があることでしょう。ピュリニー・モンラッシェ1erCruラ・ガレンヌ’99 フランソワーズ・エ・ドニ・クレール知る人は知ってるサントネの安旨造り手ですがピュリニに畑を結構持っています。エチケットは少し今風でそっけない感じですが、オーソドックスなピュリニーで実に旨い。特にガレンヌの若いVTは酸ががっちりで辛いのも多いですが、月日を乗り越えるとえもいわれぬピュリニー節をかもし出します。果梨、少しライムのような青い香り、ミネラル。時間が経つとどんどん厚くなり、削りたての檜のクリーミーなあまいかおり、焦がし砂糖。酸とのバランスがとてもよく、あわせる食事は何でも来いです。うま~い。もう10年寝かせて飲んでみたいなぁ。アンリ・クレールの親戚かな?まぁカリテ・プリなピュリニーには違いありませぬ。でも・・前にこれを買った値段で今やブルブランしか買えませんな・・最近何度もいいますがトホホ・・(泣)
2007.02.04
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某有名ワインショップにジャン・マルクさんが招かれ来日された際に蔵出しを持ってこられたものらしく、私的にこの造り手の赤はお初になります。(造ってたの・・・?笑)最近この地域もにぎやかではありますが、この地域の赤は痩せている感じがあってどうも物足りないと思っていました。飲んでみるとやはりイメージ通りでもありますが、例えば繊細な和食などで赤をあわせるなら風味を壊さないフラット感がとてもあうのではないかと思います。焼きたての焼き魚にすだちやレモンで食べるなどおおよそ赤には厳しい環境でもいいと思います。オセイ・デュレス1erCru'01 ドメーヌ・ルーロ赤系果実、ラズベリーや木苺、しばらくするとミネラル、鉱物系の香りと少し鉄さびのようなブラッディな風香。酸も程よく薄っぺらい感じはない。ブラニやムルソー赤に共通するタンニンとミネラルをあわせ持ちながら果実味もまるく存在している。出過ぎない感じが合格。本日の宴?(節分の恵方巻きといわし)の邪魔にならなかった。こういうのを飲んでるとブルゴーニュはほんとバラエティ豊かで嬉しくなります。この存在はぶるずきのある意味骨格をなしているな。先日某N?氏に飲んでもらったオセイの76も美味しかったようですので、結構長熟もいけるようですね~♪
2007.02.03
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