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本日のお昼は気分が悪かったので(笑)今宵は少しいつものように自宅で豪華に。ローストしたハーブチキンに”青森産サン富士リンゴと但馬産三元豚のシャンボンをニンジンドレッシングであえたん”とゆりねの柚子味噌焼きで本日のブランにあわせてみました。ピュリニー・モンラッシェ レ・ザンセニエール’04 ドメーヌ・ラモネスモーキーにも思えるミネラル。マロン。淡いパインや甘いGフルーツの余韻にやはりフローラル感もアクセントに。ピュリニー節むんむん。若いシャルドネだけに少し荒さもありますが食事とのマリアージュ具合が素晴らしい。バタールやビアンヴニュに隣接しているだけに、酒質は紛れもなく1級。Aラモネの所有する1級のシャンカネより重厚感があり村名にあって別格。Aラモネのほかに、超VIPドメーヌフィリップブルノやコシュデュリ、JMボワイヨも所有するスーパーヴィラージュ。ポテンシャルがない訳がないのです。さすがです。小味の効いた風味。なんとも質のいい葡萄と醸造を経てきた所以がわかるというものです。ここのは最近思うに若いうちはシャサーニュよりピュリニーのほうが早飲みかもしれません。ブルゴーニュ最高の白の造り手ブランの魔術師ジャンクロドゥとノエル・ラモネ。「美しいシャルドネ」アンドレ・ラモネ継承の今やブルゴーニュNO1のヴィニュロン達かも。
2007.11.29
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私の住む町においしいフレンチやイタリアンのビストロがあまりないのはこの前書いたが、今日たまたまランチを食べるきっかけがあって近くの某フレンチに行ってきた。最近またはやりの「○○Walker」なるご当地限定の食べ歩き本にも載っていて、結構前から知ってはいたのだが、なぜか今一行く気がしなかったのである。私の直感は結構はずれなしで、やはり悲しいお店でありました。まずソムリエバッジをつけてるギャルソンのサーヴィスは最低の内容で、店内の女性もファミレス以下。アミューズもこれコンビニに売ってる?と言いたくなるような近年まれにみる体たらく。ランチとは言え、この先推して知るべしの内容であった。本日はスズキのポワレだったのだが、素材の鮮度や内容、焼き具合、味付け、ソースともにレベルが低い。少しは期待していただけに残念。サーヴィスの他に食器の傷などが特に気になる。問題はワイン。リストは中の下あたりの品揃え。ランチなのでグラスで1杯たのんだ。たしかリュリーの1erであったが、ソムリエがあいにく切らしているらしく(リストオンしていてもこんなところのワインは実際ないものが多いのだ)別のを持ってきてサーブ。それもエチケットを隠している。普通説明や味見(笑)があるでしょうに。見るとパランのBR。「パランですね」と言うと、「はっ?ブルゴーニュです」。わかっとるっちゅうねん。パランって書いてあると言うと、何も言わず無視するかのように奥へ行ってしまいました。やつはもぐりのソムリエか?まあボトルの値段はあまり変わらないだろうからいいものも最低だな。こんな店が何年も存在しているのですね。笑っちゃいます。だから私はあまり外に食べ歩かないのだ。「ただプロの料理とサービスを異次元で体感したい。」無理な話だろうか?世間はミシュランで騒がしいが、もっとデクラセでもいいからそのレベルに達しているお店が日本にいったいいくつあるんだろう・・・・本日は毒を吐きまくりました。写真もナシ!(ゴメンチャイ)お夜食はちょっと豪華に?(本日続編あります。)
2007.11.29
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だいたい今時期が蔵出しやらなんやらで、年に1回のぽん酒仕入れ時期であります。この時期に非常に数が少ないので買うのいつも逸する幻系の越の三梅、「雪中梅吟醸」をGET!でもこれお正月用ですね(泣)。雪中梅 吟醸 株式会社丸山酒造場 720ml製造日は11月24日です。造りたてじゃん!お鍋や旬のお刺身と今すぐ・・・笑。この吟醸、実は山田錦を精米歩合40%で醸していてほんとは大吟醸で出せるものなのです。ちょいふっくらなコクと酸味と甘さが特徴の雪中梅に加え少しきりりとした雰囲気にしてくれる素晴らしい逸品。実に楽しみです。はやく来い来いお正月~♪ってか。
2007.11.28
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さてさてどんな感じか興味深々の今年お初の06VTルージュの巻きです。前評判も当然賛否両論ありまして、いろんな意見を集約すると現時点の味わいは思いのほか至極単純のようでこれから先行きをどう考えるかまた面白いヴィンテージになりそうとのこと。ブルゴーニュへ行った年なので思い入れは人一倍です。ブルゴーニュ・ピノ・ノワール’06 シュヴィヨン・シェゾーNSGにしか畑を持たないので純NSG産のBRです。当然青く固いファーストインプレですが徐々にこなれて酸もタンニンもちょうどバランスよくなりかなりいけてる状態になりました。濃いカシス、スミレ、土、石灰質な塩味、きゅっとしまった渋み、余韻は赤系ベリーでチャーミング。純に果実の旨みとその土地の香り。大げさですがブルゴーニュの原則が見て取れる気がします。私的に04もまだ確定しないうちに06詣出・・00代の最近の造りはやはり、どうこう特徴をつけにくい。醸造技術と古樹齢の安定もあいまってわかりにくくなってるのでしょう。(最近こればっかですが。笑)思うに最近若いNSGも飲まれているよう。NSGの「シャンボール・ミュジニー化現象」とも言うべき事態が・・・・どれどれ来年早々に若いNSGのレ・サンジョルジュあたりでも試しにいってみっぺか・・・。
2007.11.26
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いつ見ても馴染めない?このグージュ色とも言うべきエチケットとキャプシール、ボルドーのセルタンと同じく今や1つの名物ですね(笑)。栄光の70年代の後、評論家のバッシングの憂き目を見た80年代、これが向上したドメーヌの産物?とも言うべき90年代、パーカーが手放しで喜ぶ00年代と、おおよそNSGとは思えない迷走?を続けるこの蔵の約10年熟成を再び飲ってみることに。ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruレ・プリュリエ’98 アンリ・グージュ分かりやすい。かなり苦味を感じるぐらいローストしたカカオのようで、まったりジャミーな黒系果実の印象。余韻は甘くカシスリキュールそのもの。酸はないに等しい。この久しぶりに味わう「チョコレート」感はまさにプリュリエ。98VTにしろあまりにも分かりやすくてこの畑の特徴をわざと造り出したかのような印象を受ける為りは・・今一納得感がないなぁ・・・。評判の悪かった80年代のスモールキャラクターのほうがもっと分かりやすいというか、淡く控えめな果実と大地の香りが少なくとも効いていてもっと土くさいぐらいがいいんです。ほんのり特徴が香るぐらいがいい造りの証。さて、この蔵はこれからこの線でいくとして、NSGの代表格の座は私的にはずれた感がありますかね。(今日は辛口評。笑)でも思うに・・・迷走しているのは実は私だったりします?(爆笑)
2007.11.24
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いくらぶる好きでも最近跨いでしまっていた村があります。ここのテロワールを理解するのも実は本当の課題だったり楽しみだったりしますが、昔はかなり飲んでいた地域でも私的印象に残らないところも珍しいかもしれません。ここに限らずNSG、ヴォルネイ、ポマールなどGCがないことなど共通点はありますが巷でも未だに話題にされることもなく・・そんなことを考えながら、最近裏?で評価の高いシャルドネを今宵のネタに。ボーヌ・クロ・デュ・ドゥス・デ・マルコネ’04 ピエール・ラベ畑名付ヴィラージュのブラン。実はこの造り手、あのクロヴジョ最大地主ドメーヌ・ド・シャトー・ド・ラトゥールのオーナーでもあります。畑は私の好きなサヴィニーの1級マルコネの地続きでボーヌの1級マルコネの丘の上にぽつぽつある飛び地。見たところ少し跨いでしまいそうな(笑)場所ですが、これがかなりいけてる1本でして・・・。果梨、檜、パイン、ミネラルもかなり効いていてムルソーチックな樽使いで厚みもたっぷり。この白、気のせいか「懐かしい香り」がします。広大な1級のせいかその生産量ゆえか「ただ薄く平板な」極めて「ボーヌ的」といわれる表現がことさら一般的のようで、タイミング悪く90年代のスタードメーヌの造りに紛れてしまいその存在を忘れさられてしまった感もあり、可愛そうなイメージがあります。それを払拭すべく最近遠のいていたここに再度足を踏み入れていこうかと思っています。クロデュロワ、シュアシューやクロデムーシュ、赤白好きな1級はテロワールというよりコートドボーヌそのもののピュアな果実の味わいが特徴でもっと飲まれてしかるべき地域に違いありませんから。ここは本当に私的ぶる探求の最後の最後のテロワールなのかも。(後回しという意味ではナイデスヨ・・・笑)
2007.11.20
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例年なんのひっかかりもなく(笑)過ぎていく毎年恒例の記念日でありますが、昨年のダルジャンでのパラントゥー会?のように、そういった節目には何かやるのがやっぱりいいのかなぁと思う今日この頃です。普段はいろんな食材を使って自分である程度酒の肴をつくる術は心得ているつもりでもそこはド素人、たまにはプロの料理を堪能したいと思うのは俗人の証です(笑)。しかしわが街には私の望みかなうお店もあまりなく、「プロもワインを飲まない街」のビストロやフレンチはワインラヴァーにとっては不毛の場所だと思っていましたので(イイスギデシタ・・)お店選びには苦労します・・・。そこで、ぶるたま会で知り合ったnackさんのブログにUPされてます評判?のビストロへ出かけることになりました。アミューズを食べながらまず乾杯。リシャール・シュルラン カルト・ド’-ルNV(PN70%Ch30%)まったりとコクがあります。洋ナシ、ピーチ、リンゴかなり舌にまとわりつく感じのゴージャス系。♪活アワビのクリュとその肝のムースコンソメジュレと天然クレソンを添えて(以下、料理の写真とコメントはありませんのでイメージでお楽しみ下さい。爆)ここで、マイ・ブーム?のアリゴテを発注!ア・リゴテール’06 アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール好きなオリヴィエだがアリゴテは・・かなり厳しいかな~とお店の人に聞いてみると、昨年の05はやはりそのような感じだけれども、06はいいですよ・・とのことなのでいってみました。Gフルーツのような爽やかな酸味に結構厚みがあってコレ旨いです。ミネラル感と少し感じる苦味もちょうど海鮮系にぴったし。♪ズワイガニのトルテリーニ下仁田葱のクリームソース赤をオーダー。今回はデキャンタで。(還元香を飛ばすのだ・・・)ハイセンシュタイン’04 VV・ド・ピノ・ノワール ジュリアン・メイエーおっと・・・カブトムシが出てきそうです(笑)。おがくずの中のイチゴ探し・・と言ったところでしょうか。かつおだし風味のピノノワール。しばらく置いてみる。ちなみにこの瓶のコルクはガラスのようですね。♪手打ちのタリアテッレ仔羊と山ごぼうのラグー真打、オマールを前にブランを注文。サン・ヴェラン トラディション’05 ドメーヌ・ド・ラ・クローズ♪活オマール海老と野菜のフリカッセオマールにサンヴェランか・・かなり役不足かと思いましたが、なんとこの白すばらしいシャルドネであります。かなり粘性もあり、ちょうどいいオイリー具合といい、ぶるたま会で飲んだヴァレットのような樽使いもありミネラルもあります。微妙に白い花を思わせる果実の風味もちりばめられていて、びっくりの1本でした。♪シャラン鴨胸肉のロティ ソースポワヴラードメイエーはやっぱりナチュラリーな1本で、繊細な料理にあわせたい。でもこの結構複雑で、ふかふか風味は好き嫌いあるでしょうね。ワインリストも自然派。お料理も自然の繊細なうまみを使ったいい感じのビストロでした。満足です。このお料理にKONAセレクトのブルゴーニュを対決(笑)させたいですね。ごちそうさまでした。
2007.11.18
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予告通りヌーヴォー続編です(笑)。いつもヌーヴォーは買わない某老舗百貨店のNETショッピングで広告があったので予約購入したわけですが、15日になっても届きませんでした。一応昨日そのNETショップ担当へTEL。多分そうと思っていたけど「15日発送です」とのつれない返事。ヌーヴォーなんかで何熱くなってるのかと冷静になりつつ、本日を待ち無事到着。するとその百貨店から電話があった。お詫びの電話であった。ホントは15日着が原則でしょ!と文句も言いたかったがあまりにもその電話の対応の良さに「来年もまたお願いね・・」と心にもないことを言ってしまったのだ・・・うう。老舗ブランドに結局やられてしまったのでありました。ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー’07 レオンス・ボッケボッケのラインナップにもあったのね・・・的1本。ワインを買いまくってそのままボッケラベルで出している?のでしょうか。青い茎と若い果実の風味、軽くカシスリキュール、青いバナナも香ります。昨日のよりもっと軽くあっさり。酸は穏やかでちょうどいい濃さ。本日のビーフカツレツミラノ風によくあいます。飯をおいしく的食中酒としては合格かな?ちょっと拍子抜けだった今年の解禁日。来年あたりは何処か街へくりだし外で飲むとするか・・・。
2007.11.16
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昨年の解禁日は確か「渡仏前夜祭」でハイテンションでしたが、今年はいつもの地味~な我が家で「ガメをちょっとだけ飲む会」をば開催です。(笑)実は予約購入したヌーヴォーが解禁日発送で翌日着になっていました。着日を確認しなかったあたいが悪いのですが、そんなもん待って飲めるかっ!受け取り拒否ぢゃ!と久しぶりに過激に思ってみたものの、そこは商取引そうはいかんでしょう。私的に解禁日越えはもう価値のないものに映ってしまうのでほんとどうしようか考えてしまいます・・・。(トイウ訳デ、アス後編ヤラセテイタダキマス・・ドハハ)本日私の帰宅前、まだ届かないの待ちわびた家族が近くのスーパーで先に別の1本を購入、すでに開けて1杯分だけ残してくれてました。うう・・そんなことでしたら・・それを口実に「07ヌーヴォーをネタにおいしいピノを飲む会」に変更ですっ!??笑クロ・デ・ランブレイ’88 ドメーヌ・デ・ランブレイ重厚な酸がしっかりあって、かなりミネラル感があります。あわせて果実の凝縮したエキスがたっぷりと乗っています。開けたてはぷんぷんに香っていてそれが飛ぶとふんわりぎゅ~っと力強いベリー香が鼻腔を刺激して陶酔の世界に・・・。ニュアンス的にはかなり大柄ですがもうほんとにテロワールを反映したらしい造りに大納得です。88VTはまだまだ熟成段階にあるのかも。いいと思いますよ~。終わりにボージョレをちらっと。(笑)毎年今年は最高!が謳い文句ですが、ここ10年では私的に06がいいかな?と思います。07は酸きつめで、エレガント系と表現されるとわかりやすいでしょうか。例年になくあつぼったい「バナナの皮」の風味が顕著ですね。お口いっぱいに「茎」の香りが充満です(笑)。まぁ、造り手よる違いは若干あると思いますが・・。さ~て皆様今年はどんなお祭りを楽しんでおられるかな?「えっ?解禁日忘れてた?ノープロブレム。笑」
2007.11.15
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うおー。白造ってたののね・・ってずいぶん前に買ってその後たいしてクローズアップされなかったせいかそのままになっていました。まだまだ一般視点的には歴史の浅いオー・コートの畑。テロワールが語られるにはまだまだなのでしょうか、畑も比較的手に入りやすいこともあり最近は大勢のヴィニュロン達がしのぎを削って?いるようですね。全般的に標高が高いせいか、基本的に赤白硬質で軽やかなものが出来上がると思います。しかし最近の栽培醸造技術で各造り手の個性が如実に出てきて、とても可能性の高い畑であることが私的に興味を惹かれるところです。ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ・ブラン’98 フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノーアプリコット、パイン、蜂蜜、後味にマンゴー。軽いトロピカルです。樽もミルキーに効いていて、リトルムルソー的風香。BBやオーコートにありがちなひねた残念な感じもなく、うまく熟成しています。しかしこのワインについての熟成は10年が限界かと思います。飲んだ感じその先は厳しそうです。考えるに、現在の価格から先々まで熟成させるコストをかける難しさを思うと良熟成の可能性に賭けるのはいかがなものかと。ならばやはり5年まででいかに美味しく飲めるかで勝負するのが造り手としても考えるところか。しかしこの広大な宝石たちを生み出す大地、広さ同様可能性は秘めてます。ますます楽しみです。それにもっと安くお願いします。(笑)
2007.11.12
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毎度お馴染みの会の季節がやって参りました。さらにエレガントな女性の参加も増えて嬉しいかぎりでございます。そこで、今回ちょいとお決まりのシャルドネ連打はお休みをいただきつつ、ワイナートの特集にもからめ(まだそのネタ?笑)えぬう氏のブーブー言う声も軽く却下し(笑)、「偉大なるヴォーヌ・ロマネ」をえらそうに探求してみることにしました。まずはやっぱりシャルドネ会なのでVR村名ブランとも言うべきこれにてスタート。ブルゴーニュ・ブラン レ・ヴィオレット’04 ジャン・イブ・ビゾーヴィラージュの畑ヴィオレットの区画から採れる正真正銘100%VR産シャルドネです。まず最初はなんともまったりした印象です。かなりきつめで私的に少し苦手なオイル香があります。しばらく経って酸も落ち着きましたがミネラルや厚みに欠け、杉の木やハーブの香りが立ってきました。ナチュラル製法のこの1本少し難ありか。澱が多くこいつのせいで重量瓶になったのか瓶底の角度がルロワ並ですね。この瓶の重さ、ほんとに必要かしらん?おっとここでえぬう氏が待ってられないとばかりに持参ワインのコルクを抜き始めました。・・・・な!なぬっ?え?もう?リシュブール’76 グロ・フレール・エ・スール昔の透明な瓶に生き生きとしたルビー色をしていていかにも状態がよさそうです。よく出回っているリコルクボトルとは一線を画します。案の定コルクは折っちゃったようですが(笑)。う~ん。今日はこれで終わってもいいぐらい最初からむんと香って、あまり枯れた感じがありません。フランボワーズの熟した甘いかおり、少し甘草。何と言ってもこの「薔薇の香り」は特筆ものです。きのこや土はアクセント程度でバランスがとてもいい。果実味が全面に出ていて30年経ってもなおリッチに薫るリシュブール。ベリーエクセレント。ここでシャンパンが冷えたので・・・ラ・クロズリー・レ・ベギンNV ジェローム・プレヴォー(PM100%)少し大きめのグラスでいく。ふんわり檜の香りの後に洋ナシの風味。余韻は長いが飲み口とてもあっさりいける。みんなにドサージュはわずかに・・・なんて言ってましたが、みんなの感覚が素晴らしいことに感服します。やっぱりこれノンドゼでした。ゴメンチャイ。さてこれから佳境に入ります。86水平で楽しんでもらいました。ヴォーヌ・ロマネ1erCruレ・ルージュ’86 ジャクリーヌ・ジャイエこの86Jジャイエはかろうじてギィ・アッカ前のジャングリヴォーに委託生産していて中身はまんまグリヴォーそのもの。エチケットも同じ(笑)。きっちりと柔らかい酸が残っていてタンニンもうまく溶けていい感じです。リシュブールの後なので線の細さや役不足は否めませんがこれはこれで綺麗に熟成していて状態はパーフェクトです。木苺やキルシュの柔らかな香り酸が綺麗でみずみずしい感じ。余韻は少々ざらつくものの結構長いです。エシェゾーに接しているのでもう少し力強さもあるかと思いましたが、標高のこともあって軽やかな感じに仕上がるのかも。ロマネ・サン・ヴィヴァン’86 ロベール・アルヌーこれが一番状態的に心配されましたが、いやはやとても素晴らしい。えぬう氏が「ぴちぴちしてますよ」と・・・フローラル。まさにお花を抱いて畑を走り回る感じ(笑)。リシュブールが薔薇の甘い香りならRSVは赤ではなく白い花の花束ですね。柔らかい赤い果実とシルキーで長い余韻。えいち氏曰く「うまみがまだまだ乗りますね」みんなのコメントもエクセレント(笑)。しかし、こうやって水平すると今更ながら畑の違いが分かってとても興味深い。ラ・ロマネ’86 ブシャール・ペール・エ・フィスぴかぴかのボトルなのでうすうす感じてはいましたが、やっぱりリコルク。ご丁寧にコルクに「2001リコルク済」と焼いてありました。まぁそんな前段があったからではないですが、見るからにまだまだ力強いパワーがあります。この畑は若いときは超難解なのでかるく20年ぐらいみないと実力がわからないと言われます。やはり酸もタンニンもまだまだがっしりしていてあと10年といったところか。せっかくですのでじっくりロマネコンティの片鱗を探したりなんかしてみますが(笑)明らかに趣が違います。(リュの方が近いかな。笑)黒系果実、カシス、淡いヴァイオレットが香ります。でも・・実に粘性があって大柄でテロワールの香りがして「ヴォーヌ・ロマネらしい体(てい)」をしているといってもいいんじゃないでしょうか。最高のラ・ロマネに今度会えるのは果たしていつの日か・・・これだけ一気に飲んでもなぜか黄昏てしまいます。ヴォーヌ・ロマネ。元気でブルゴーニュを飲んでいるうちにいつの日かこの偉大なるテロワールを理解できるでしょうか・・・何かにたどり着けるでしょうか・・・な~んてね。あ~おいしかった。これでいいのだ。会も終盤にさしかかりいつもお世話になっているこの場所のバーのワインセラーにすごいものを発見!!なんとノンヴィンテージのDRCがっ!(爆笑)この話は次回のシャルドネ会のネタと致しましょう。(えぬうさん!絶対先に飲んじゃだめですよ!)
2007.11.09
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シャンパーニュを選ぶ基準はブルゴーニュと違って私的にいろいろと難しく感じます。当然造り手やヴァリューなどの基本はありますが、セパージュやブレンド、製法などなど決定的違いもあり、私的にもうひとつテロワールの妙がわかりにくく(まぁそこがいいのだが)いつも結局何が飲みたいのかお店で迷ってしまうのもたびたび。そこで、各ワイン雑誌を頼りにするのですが今回のブルータスの特集は全体的にエクスペンシヴな感じです・・・。でもよくよく見れば中でも安く手に入りそうなものもありますので吟味して買いましょうかね。☆☆☆以上でコメントがいけてるやつ(笑)で目に付いたのは~アルフレッド・グラシアンのパラディNV。(ここはロゼがうまいです。)97ロットなら紙面の半額で買えるはず。ぜひ探したいです。お口いっぱいに広がる果実のパワーを期待。最近IMPが変わったようですね・・・。ジョセ・ミシェルのスペシャルクラブ98。こいつは5K弱でありますね。2本ぐらい買いましょうか。かなりいけてると予測します。あと、フランク・ボンヴィル(ボンヴィーユ?)のキュヴェ・レベル・ヴォイエNV。これはまだ10K切ります。少量生産なのですぐなくなるかも。ちょっとぉ・・結局ヴァリューとかコメントで買うつもりの私に説得力はないですねぇ(爆笑)。でもKRUGのブランドノワール「クロ・ダンボネ」の存在を知っただけでも今回は本代¥600の価値はありますよね(笑)。(しかし・・・1本おいくらに・・?寒気がします(笑)。)
2007.11.08
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ブルゴーニュ魂の西方さんに2回目の関西シリーズでようやくお会いすることができました。今回集まったみなさん私を含め初めて西方さんとお会いするという方々ばかりのようです。今回は人数が少なかったのでセミナー形式ではなく急遽「ワイン会」となりました。テーマは「ロブマイヤーで白の熟成を楽しみつつ・・」と、私好みのうれしい企画でとても楽しみにジャストで現地へ行くと、もうお店の入り口で西方さんらしき方が待っておられ皆さん勢揃いでありました。わぉ~。やはり西方さんと分かり初対面、軽く握手。(ハグでもしようと思いましたが、笑)以前どこかでお会いしたような懐かしい感じのする方で年も私と変わらないようでしたのでしょっぱなから肩の力の抜けた感じの楽しい会となりました。キザン・セレクション シャルドネ’05 機山洋酒工業まずは・・・最近のぶるたまさん、おすすめはっぴーワインの登場です。噂?の機山のシャルドネ。一回飲んでみたかったものです。さわやかな青いシャルドネ、ステンなのか樽はほとんど感じません。ステンのシャブリほどはミネラル感はなくステンのマコンに近いかな・・飲んだ後のグラスの香りはフルーツガムのような少し造られた香りもありますがこれも自然の力ですから日本のシャルドネも面白いと思います。サヴィニ・レ・ボーヌ’93 ジャン・ミッシェル・ジブロ知らない造り手ですが、これが実にいい。厚みミネラル、酸のバランス。大好きな白の地域ですが非常に難しい白の93VT、うまく熟成しているのを期待しましたがバッチグー(フルッ)。ミッドがスコンと抜けた感じはやはりピノ・ブラン混醸の証でしょうか??女性の方はこれが特においしいと言っておられたような・・プィイ・ヒュイッセ クロ・ド・ムッシュ・ノリー’95 ドメーヌ・ヴァレット前から買おう買おうと思っていたヒュイッセですが、これが噂の?「マコンのモンラッシェ」。なんと39~60ヶ月の樽熟成を経てリリースされるこの逸品、95なのに70年代の古酒の趣がありました。人によってはシェリーと表現するかも知れませんがそれほどひねてはなく、貴腐や樽のタンニンなどがまるくなって紅茶や渋柿のような熟成風味となっています。ただ、この熟成方法に果実が付いていってないような無理のある感じも否めません。モンラッシェのシャルドネとパワーが違うのでしょう。でも旨いです。ムルソー1erCruレ・ペリエール’92 ジャック・プリュールプリュールもばか高くなりました。特に白で言うとモンラッシェやシュヴァリエも、他のドメーヌより安く品質もいいことからよく楽しませてもらいましたが、いまやもう高嶺の花となってしまいました。ムルソーではあと村名CDマズレーもありますが1級ペリエールは確か1樽の珍品さんではなかったかな?状態も完璧でやはり92はいい年だったのを象徴する1本。ペリエールだけにピュリニーと間違えそうなぐらい綺麗に熟成しています。アプリコットやアカシアの蜂蜜、酸とミネラルが効いていてだれていません。古酒のムルソーにも白い花が咲いています(笑)。シャンボール・ミュジニー’05 ユドロ・バイエまだあおあおとして、固くざらついている印象。シャンボールの好きな酒質はわかりますが現時点では判別不能。それにしてもなにかすごい人気ですね・・何故なんでしょう。今は飲んでも全くわかりません。ボンヌマは飲んでみたいけど(笑)。ロブマイヤーブルゴーニュとスリーでシャンボール・ミュジニー飲み比べ。うむむ。相変わらず軽いな(笑)。わきあいあい?料理もおいしく皆さんご機嫌のご様子。最後に今回はセミナーでなかったので1本持ち込ませていただきました・・・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ’04 クリストフ・ペロ・ミノこれもまだ固いのですが、通常のペロミノと違うものを体感したかったのです。あけてぷんぷんの香りから、しばらくして味わい深いシャンベルタンの香りが染み渡ります。旨みもしっかりした酸と一緒に感じられます。赤系果実、フランボワーズ、アメリカンチェリー、ザクロ、スーボワもあります。とてもチャーミー。ここのクロドベーズはネゴシアンものなのかよく分かりませんが、西方さん曰く「ペロってませんね」(笑)。私は存じ上げませんでしたがワインブログ会ではアクセス数NO2?のGriotteさんともご一緒できて嬉しかったです。しかしネットの力はすごい。ワインを介してはいるものの、知らないもの同志が何時間も盛り上がるなんて普通じゃ考えられませんね。ぶるたまさんにはこれに懲りずにまた関西進出していただきたいです。第3段はゴージャスもいいですね。本当に皆さんいろいろと大感謝です。(ぶるたま風。笑)(AT2次会、西方さん、ナックさん、重ねてお世話になりました。西方さん、最後までボケも突っ込みもできずにスミマセン・・・・。)
2007.11.04
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