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ぶる好きの方はボトルの佇まいを見ればおおよその見当はつくでしょう。自分の好きな蔵のとくに好きな1本であればなおさらです。最近のピノの造りと同じくシャルドネにも新しい造りが全盛の昨今、突き抜けるように果実味の柔らかいピュアで爽やかなシャルドネもいいが、いかめしい酸の支配するよどんでオイリーでミネラリーな大地の香りのする複雑なシャルドネ、そんな造りもまたいいものです。こんなにも同じ品種で違うのはブル品種だけのような気がしますが、今夜の一献であらためて思うのでした。ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruレ・ブーズロ・ブラン’98 ミシェル・シュヴィヨン(現・シュヴィヨン・シェゾー)まだ残る厚い酸と、樽の効いた少しナッティーな質感とオイリーな風味、乾燥アプリコットとの風味とどっしりとミネラルの塊が鎮座していて、98VTでもまだまだ先の模様。しかしなぜかNSGブランの特異性とその存在感が私的充足感を満たしてくれます。好きだから?(笑)。10年を経た熟成でいい色しています。セパージュはご存知?PB50%CH50%です。PBの混醸で少し重めにできあがるこの1本はやはり、20年以上の熟成を待って楽しむべきでしょう。(5年ほど前に同じVTは飲んでますが)NSGはやはり紅白揃っての長熟地帯であることは私的にもう迷いのないところです。98VTの白、CCやムルソーの一部を除いて比較的現評価はまぁまぁですか。・・・・ってここまで我慢してきましが、これ2杯が限度、完全ブショネでした(泣)。所有最後のミシェルラベルの1本、残念無念。でもなぜか最初に書いたブル好き佇まいで分かるいやな予感??ってな感じがありました(笑)。どよ~んと余韻がただよってます。でもコルク腐臭以外は上記ポテンシャルはあるはずです・・(ウッ、クルシィィィ・・・)最近少しぶの確率が上がってきたなぁ~やな感じ・・。今晩弟が来るので飲ませてやろう・・(ウヒヒ)分かるかな~。おしまい。
2007.07.30
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いつも行く店でこれを手に取り思った。そもそもこの村のポテンシャルをいったいどのくらい知り得ているだろうか。特にこの一級畑はコルトンやCCに接する特級の一部でもあり、赤ならコルトン、白ならコルトンシャルルマーニュ、そのほかAコルトンの呼称も許され、デクラセはコートドニュイヴィラージュでもいいわけだ。なんとも興味深々の畑である。ぶるに訪問した時はただ素通りするだけでその存在を目にすることもなかったが、まじまじと地図を見てみるとその位置にあらためて「なるほどねぇ」と思ってみたりする。コルトンの丘のふもとをはさんでわずかな位置にPヴェルジュレスの畑も接近している。なんともKONA的はビンビンな場所なのです。(他の方は呆れてるか・・・笑)そこで肝心のテロワールのヴァラエティーを本当に感じるかどうか試してみることに。ラドワ1erCru レ・バス・ムロット’97 ガストン・エ・ピエール・ラヴォーアロースコルトン、ラドワに畑を持つ老舗の蔵。以前ここのラドワ白をいただいたことがあり。プチCCとはいかなかったが美味しかった記憶がある。特に王道コルトンは大変出来がよく、ただ顔が違うだけの今日の1本も悪かろうはずがない!(笑)。それを思えば安いコルトンの2分の一、破格の1本、CP抜群かもしれない。まず10年経ったその風合は十分。古酒との狭間、ちょうどいい感じ。この時期だけにスタートは冷やし気味で。赤系果実のコンフィ、あっさり味のベリージャム。少し置くとやや重いタンニンも厚みも出てくる。貫禄がある。まさにコルトンだ。雰囲気のいい酸味もPヴェルジュレスあたりのミネラルが効いている。R74沿いの畑に感じる赤なのに白い野花のフローラル。余韻もそこそこ。ラドワ=セリニと言えば最近でいえばCガニュロなどが元気だが、それほどもてはやされることはなくぶるのマイナーを地で行く地味~な雰囲気がいいのだ。是非このまま手付かずで残ってほしいアペラシオン。最近この手のネタに少々飽き飽きする方も・・(爆笑)ちょいと普段路線を変えて飲ってみてはいかがでしょう?ひょっとしてぶるのテロワールはこんなところに分かりやすく隠れているのかも・・。
2007.07.28
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今までこれほどのNVシャンパーニュを飲んだことがあっただろうか?最初からその存在にしばし呆然とするのだった・・・。ベレッシュ キュヴェ・ルフレ・ダンタンBRUT NV (セパージュ情報PN33%PM33%CH34%)黒葡萄主体の畑、モンタードランスLUDE村産で構成のしっかりし体格をもつ。かなりの厚みを美しい酸が調和し圧倒的な余韻を生み出す。長い樽熟成のヴァンドレゼルヴの比率のおかげかその風香がすばらしい。なんらヴィンテージシャンパーニュと変わらない趣が圧巻。(ブラインドだと多分ヴィンテージプレステージと間違えるよなぁ)泡のキメも細やか、やわらかい飲み口(やや無粋な表現ごめんなさい)干し葡萄、アーモンド、ナッティでジューシー、ハニーな感じもとてもいやみがなくいい。飲むと幸せになる1本とはこれのことだろうか。↑この蔵のご先祖様?どこかで見たような・・某雑誌で1位のシャンパン。影響されても仕方あるまい・・笑。圧倒的に認めざるを得ない、近年まれに見る納得の1本。
2007.07.25
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例えばムルソーの村名ワインが並べられ彼のワインを当てようと思うに、ことのほか簡単に当たるかもしれない。キーワードは「酸」。やっぱりブルゴーニュはこれがないと駄目だが、ことのほか主張の強いものは熟成を経てもなおいかめしく、先なのか終わりなのかもわからない様相を呈する。今宵は時間もありゆっくりとここのヴィンテージワンと対峙することに。ムルソー・レ・リュシェ’88 ドメーヌ・ギィ・ルーロまず、よどんだオイリーな風香が支配。次に舌の両脇にどっしりといかめしい酸。強敵か?しかし時間を置くとオイルもなくなり、淡白でコクはないがアプリコットの香りがし始める。火打ち石をこすりつけたようなわずかな火薬の香りもするぐらいミネラリー。結構厚みはましてきた。でもこれはOFFのルーロの姿なのかもしれない。すこし上品さに欠け、年代を経てなお暴れている感もある。黄みががったやや明るいゴールド。美しい色です。ここは本当に昔から個性的でムルソーでリューディーごとのヴィラージュを最初にリリースした蔵でもあるらしい。畑はシュヴァリエールの上部、オセイデュレスの村境にあり、なるほど場所が風香を物語っているよう。「畑の個性を知ってもらいたい。」まさにぶる道の元祖ではありませんか。88VTのブラン、VT的になかなか難しいところも。エレガントなムルソー造り。彼の真骨頂これからも期待したい。
2007.07.23
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最初は控えめながらもむ~ん、むれむれ、追ってやや硫黄の匂いが通り過ぎるまでしばし待って、出た。ぎゅい~んとやさしい旨みが・・てな感じはオーソドックスなぶるのプレリュードでしょうか。今回もそんな感じです。畑名つきヴィラージュ、柔らかい果実味がジュヴレイっぽくないような、ありありのような今日はなぜかほんわか気分です。ジュヴレイ・シャンベルタン クロ・デ・シェゾー’98 ドメーヌ・ドニ・ベルトーこの造り手は昔フィサンの古酒でよくお世話になりました。ジュヴレイにも畑を持っていてカズティエも持っています。実にトラディショナルな造り手であり、私的には可もなく不可もなくなんですが古酒になると1ランク上の実力を発揮します。本日の1本も見た目はうすうすですが、1erCruと言われても分からないぐらいいい厚みを持っています。凛とした赤系果実、キルシュワッサーの風味、湿った草木の香りとお決まりの文句を言いたくなるぐらいのジュブレイ節をもっています。が・・ちょっと輪郭がぼやけたCDNヴィーラージュの弱~い感じがするのです。畑を見るとドニモルテの畑名で有名なAuVelleのお隣、ドニモルテと比べるとこうも造りが違うのかなんて思ってしまいます。ジュヴレイにしてジュヴレイではないような・・・ここは謎?にしときましょう。(ほんと機会があったらどうぞ。実に面白い同じ体験できるかも)一瞬、エチケットの張り間違い?&やっぱり?・・と思ったぐらいですが”プチ・ジュヴレイ”フィサンの造り手よ~と言いたいのね。なんもなしより良いか・・(笑)。がっ!しかし・・・↑全部飲んだので1回目の書き込みでは酔っててわかりませんでしたが、コルクをじっくり見ると、なんと!裏のVTの上にちっちゃくジュヴシャンの表記がっ!まさに「プチジュヴレイ」とオチまで・・どうでもいいですか・・笑。
2007.07.20
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皆さんが飲まれたワインを自分も買っておきながら、なかなか手をを出さずにいつ飲むかタイミングを計っているうちに買ったこと自体忘れちゃった(オバカデス)なんてことがよくあるわたしめですが、ここ最近このピュリニーのシャヴィ家が取りざたされて?いるのもあって、かねてからhidepxさん推薦?たっつあん1さん絶賛?の1本を飲んでみました。ブルゴーニュ・シャルドネ’05 フィリップ・シャヴィこれはまさにぴゅりに~や~。ってお店のPOPに書いてましたが、正直わたくしめの印象はむるそーや~って感じです。実際ヴィラージュピュリニー95%ムルソー5%のデクラセとのことですがこのコンセプト、ジラルダンみたいでちょっと流行だったりするのかな?実においしいBBであるのは間違いないところです。JLやアランとは事実従兄弟関係らしくまさにシャヴィー一族これから見守っていきたいです。(これ以上高くなんないでね!)それに上級キュヴェ、一献の価値ありでしょう。古酒もないかなぁ?おっとアランがまだ見試飲なのでいっとかなきゃ!JLもフィリップも飲んだ感じとても堅実、実にスマート。ビオ系のなにかふわふわした感じもないですしこんな造りならオーソドックスだし私的好感度いいです。05のBBクラスは現時点では完成度が高いと言えましょう。さて1級以上はどんなんかな?
2007.07.18
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本日は凝りもせず某大手ワインショップの試飲会にボルドーグラス持込で馳せ参じました。今回はサンテミリオンの巨匠達をいただけるとのことで最近のごぶさたぶりもあってじっくり味わってみたいと思ったのでした。シャトー・シュヴァル・ブラン’03(RPP89)セパージュ情報CF60%M40%明るいホントに綺麗なルビー色。エッジはやや熟成感があるか?いやもともと少し薄めか?ブラックベリー、アメリカンチェリー、甘草、メントール、ほんのり黒砂糖、焦がし砂糖の風味。アクセントであるメルローの粘性や華やかな果実味は影をひそめているか。情報によるとボルドーにはよかった03の悪い部分ををまともに受けたここの土壌がかなり早摘みを余儀なくされたとのことだが、かえってそれが現時点で若干の柔らかさとチャーミングさを醸しだしているのかも。シャトー・オーゾンヌ’02(RPP95)えもいわれぬいい色。ピジョンブラッド、最高級のルビーの色とでも言うべきか。デキャンタしていてもびくともしない固さ。タンニン酸とも頑強。あまりにも頑強なので余韻は平板に感じる。香りのバラエティーが連想できない。これをいわゆる正真正銘の「とじとじ」と言う(笑)。若いうちのCFはやはり難しいのだ。僅かに香るチェリー香とほんのりプリンのカラメル。ポテンシャルはあるんだろうなぁ。スタッフさんは50年後が飲み頃ですと・・。いや、KONA的に言うとこのワインはもう死んでます(爆笑)。ボルドー飲みの時代も若いオーゾンヌだけには手をださないのは鉄則だったような気がするが、5年ほど前リリース直後の99を飲みたさから開けてしまい懺悔と後悔と撃沈をくらったことが思い出される。なにかものすごいポテンシャルの芽を志半ばで摘み取ってしまった罪悪感に苛まれたのだった。でもこういう機会を使って傾向を知らねばボルドーのワインの話にならない。それはそれで私的に納得しておかなければ。テイスティングも終わりいつものようにお隣のバーへ。今日はボルドーなので・・・おっと、うまそうなムートンが開いとる。その前に・・・やっぱぶるで爽やかにちぇいさー気分で??しかしこれ・・ニュイ・サン・ジョルジュ1erCruラ・リシュモンヌ’01 クリストフ・ペロ・ミノ甘い。濃い。これはちょっとヤバイ(悪い意味で)。厚みだけで野暮ったく、酸がないので余韻がよくない。これはもうなによりテロワールを無視した造り。これはNSGではない!今日のサンテミ2本のほうがかなり繊細です。01のクロヴジョはそんなことはなかったのにぃ・・。シャトー・ムートン・ロートシルト’98冷たいCSの質感と、98VTのあでやかさがあいまった、柔らかくチャーミングなまさにムートンらしい1本。タンニンのざらつきはあるものの、もう美味しく飲める。かなりシルキーな果実の塊がのどをす~っと流れていく。できれば10年後にもう1度会いたいものだ。今日の会も面白い1日でした。最近はちょいと昔みたいに足繁くいろんなとこに通ってみようとあらためて思いました。しかし・・明日あさって資格試験だというのに・・・なにやってんの?(笑)。そして(泣)。(あまり見ないので購読やめようかなと考えているeRobertParker.comより抜粋あり)
2007.07.16
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台風が近づくさなか、街をぷらぷらついでにいつものワインショップへ。今年のロゼ祭りは何にしようか考えていたところに、これっ!なんと造っていたんですねぇ。店主にいろいろ聞くと「こんだけ畑もっとるところやさかいそらあるやろ」と・・・なんともつれない感じだが、GC、それもMusignyのセニエなんかだったりしないかなぁと1本購入、さあ今宵ロゼ祭り’07解禁です(笑)ブルゴーニュ・ロゼ’05 ドルーアン・ラローズいや~参りました。普通のキュベから偉大なるミュジニーまではずさない蔵なのでそこそこ期待感はありましたが、素晴らしい。トレボン!最初は閉じていましたが徐々に花開き、甘いフランボワーズの香り、ザクロ、ライチ、ちょっとびっくりするぐらい香りと風味のエッセンスがすごいです。あまり飲んだことのないロゼです。人によってはなにか人工的な感じ(フルーツガムのような・・)に違和感を感じると思うぐらい出来上がっちゃってます。いいか悪いか別にしてD・ラロファンにはたまらない1本かも。昨年のシャルロパンやランブレーとはちょいと違います。さくさくいっちゃってます。とっても感じのいいエチケットです。涼感ばっちり。05はグレートVT?からかあの○ーミエも昔飲んだ99以来のリリース用ロゼを再び造ってるとかいないとか・・まぁネタはさておき特にセニエのブルのロゼはやっぱり美味しいものです。05は出来のいい年ということで面白いロゼがリリースされることを期待して、次もなにか面白い1本探してみましょっ。
2007.07.14
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昨夜のシャルドネ祭りの残りを飲みほし、さあ本日もう1本いこうかと思いこれをセレクト。夏野菜のマリネ、カレイのから揚げに、鶏肉のピカタ。ゴーヤチャンプルーにハムチーズ。なんか、めためたな夕食のお供にジャンキーなぶるもと探したがやっぱり定番、がっつり考えさせるようなぶる赤を飲みたいと思うのであった。固い食事に柔らかいワイン。やわらかい(やわい)食事には固い(キャラクターのしっかりした)ワイン。これ私的定番です。ブルゴーニュ’04 エマニュエル・ルジェ一昔前までは珍品でしたが04あたり?から入り出した模様。このあたりのクラスではやはり別格の前評判。さてどうかと言うと、評判どおりストラクチャーのはっきりしたさすがの逸品でした。04だけに青さは止むを得ないが、上質果実の上澄みだけをすくい取ったようないい感じ。始まりベリーと余韻はプラム、前回飲んだクロパラのスモール版です。断然安いと思うぐらい他のBRとの差を感じます。Eルジェ、まさに磐石。定石と言ったところでしょうか。エしぇちゃんに手を出すよりこのクラスで感じたほうがここのすごさがよくわかるかも。前にも書いたがこれでルジェのリリースワインは一通り完飲。ルジェも近年は賛否両論ですがここを抜きにしてブルは語れない・・・な~んてね(笑)。
2007.07.12
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今更?ご存知、マコネーのシャルドネ村から出来るシャルドネが今宵の一献です。実は初めて飲むのでその思いはひとしおですが多分普通のマコンなのかな・・・と想像するのでした。ル・シャルドネ・デュ・シャルドネ’05 ブシャール・ペール・エ・フィス綺麗なレモネードカラー。清涼感あります。最初はきつい酸味に支配されていましたが、徐々にほぐれクリアな果実味がでてきました。ラベンダーの蜂蜜をかけたGフルーツの風味。樽香がないのでステンで醸されたのかな~。柑橘系のアクセントがあるので赤みの刺身、醤油系和食によく合います。やっぱりフツーのマコンですがデイリーには十分。何も考えずに飲めます。シャルドネの名の起源の1本だけに本日はなにか霊験新たかな気持ちになりました(笑)。
2007.07.11
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それこそ大昔、GC畑の違いを勉強するのにコルトンあたりの畑を比較しながらよく飲んだのを思い出す。現在でも赤のコルトンはスポットライトを浴びることはあまりなく、白のCCがやはりいつも花形スターである。赤のコルトンは白であるCCに比べても奥行きや深みがないと言われ、ワインがかもし出すオーラに乏しい感は正直あるといっていい。特にVTや熟成に左右されるとてもナーバスな畑もあることから飲み手を選ぶところかもしれない。でも昔学んだこの丘にある荘厳なそれぞれのGC畑達の違いを飲むのは実に楽しかった。当然それぞれ個性がありキャラクター豊かだと言っていい。当時はよくいただいた造り手のひとつであり、ここ数年正規輸入がなかった?のに最近のぶる高騰で比較的安いこのあたりの蔵が買われている模様。そこで久しぶりに味わってみることにした。コルトン・ペリエール’01 ドメーヌ・デュブルイユ・フォンテーヌ・P&Fやや薄めの色調でクリアな酒質、とてもチャーミングな野苺やベリーの赤系果実の風味が素晴らしい。コルトンの土の香りとほんのり鉄分を感じる。ブレッサンドあたりから山肌にそって回りこむ位置にあり南お隣はプジェやCCの畑。ミネラルがあり少し強めの酸のために少し軽く感じる。でも昔飲んだイメージどおりの畑でなぜか嬉しい。ここは濃さを求めるぶるブレイクの時に影がうすれてしまったイメージのある蔵。もともとクラシックな造りで熟成を要するだけに知る人ぞ知るところか。畑は他にクロデュロワやブレッサンドなども持っている。赤をうんぬん言っておいて大変恐縮ではあるが・・実はここの蔵、CCが特に素晴らしく、私的に白のペルナンヴェルジュレスなどが大好物なのでした(笑)。↑昨年行ったコルトンの丘、多分手前がペリエールの畑かなぁ。
2007.07.09
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蒸し暑い日曜のお昼、食欲も減退気味でだらだら過ごすのもなんですので、ここはシャキッと冷たいパスタとワインできめることに。ちょうど山梨から桃が送られてきたので気合を入れ「山梨水密桃の冷製カッペリーニ」を作る事になった。少し塩分控えめで作る。この桃は少し若かったのでそのまま食べると甘みがちと足りないが、こうして塩気のある料理に使うと爽やかな甘さと香りが引き立ち、改めて桃の美味しさを知る。冷製パスタこの時期ホントに旨い。本日お昼のワインはこれ。レ・シャン・ド・ラベイ・シャルドネ’02 アラン・エ・イザベル・アザール軽い黄金色。ちょいと熟成感があり時間が経つとアプリコットや缶詰シロップ系の甘い香りも。酸が結構強くあっさり系料理には少しきついが香りのヴァラエティがあり面白い1本。最近仕事がハードでワインも飲めなかったが本日は夜も1本いっちゃおうかな(笑)。
2007.07.08
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クラヴァイヨンと言えばルフレーヴ、モノポールじゃないかと思うほど他の生産者は思い浮かばないようです。それもそのはずシャヴィ家のクラヴァイヨンは0.8haほどしかありません。KONAさんの心をくすぐる?珍品なのです。私のセラーにジェラールの99がありましたが3年ほど前に飲んでもうありません。それで最近その息子達ジャンルイやアランが継承した畑でなんとも世間を賑わせているじゃありませんか!(それほどでもないか・・)しかしもう売り切れみたいですね(泣)。そこで今宵はなんとか近くの酒屋にあったヴィラージュの1本で思いを馳せることに。ピュリニー・モンラッシェ’05 ジャン・ルイ・シャヴィーとてもクリアで何か突き抜けるような爽やかさがある。花梨、夏みかん、Gフルーツの皮の近くの苦味とおおらかなでたっぷりなミネラル。白い花というより少し淡く青い花を連想させる。酸もたっぷりのっていて長熟でもよさそう。05リリース価格としてはまぁ安いほうなのでしょうか。言うほど大きな蔵ではないので数があるかが問題でしょうけど。クラヴァイヨンは出来ればルフレーヴと飲み比べるのも面白いけど高いのでスルーでしょうが若いうちのルフレーヴの厳しさをご存知のかたはブラインドでも一発で分かりそう。
2007.07.03
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親戚のおめでたい席の余韻をつまみにして、帰りにいつものワインダイニングに持ち込んだ。まず久々にフリウリの白から。トカイフリウラーノ’00 ミアーニ舌の脇へねっとりとつつみこむリッチな酒質。結構樽のニュアンスもあり檜、杉、少しオイリーな風味(上質なEVオイルみたい)、酸もちょうどいい。これだけ厚みがあっても雑味がなくなんともいい出来栄えです。やはりこれは「飲まねばならない」1本でしょう。最近は少し手に入りやすくなったみたいですが(それでもこれは年産2500本)ロッソは相変わらずお金がたんまりないとだめでしょうか(笑)。中でも1度はここのシャルドネをなんとか「飲まねばならない」(笑)ですね。このお店、料理はイタリアンがメインで特別美味しいとはいえませんが(ゴメンチャイ)結構リーズナブルでその日の食材を使うお奨めメニューがあったり仏産の鴨やシャロレ牛があったりするのでよくお邪魔します。そしてその鴨とシャロレ牛をおつまにこれも久々ボルドーで。シャトー・オー・ブリオン’02デキャンタが必要かと思ったが比較的開いていたので何もせずいただく。たちのぼるアロマはやはり大好きなオーブリオン、5大シャトーでは最もブルに近い感動的なものがありますが、如何せん若すぎ。なんて言うかEVって言うか・・(笑)そこでゆっくり飲みながらPレオニャンの軌跡を辿ってみる。凝縮したブラックベリーの中にアメリカンチェリーのような風味とプラムのチャーミングな酸。少し乾いた腐葉土、タバコ。粘性の強い酒質はメルローの比率がかなり高いのか?(セパージュは調べてません)時間経過とは逆に香りが閉じてきて結構分厚いタンニンもあり手厳しくなってきたが、奥底の旨みが段階的に押しては引く感じが将来性を予感させる。この手のタイプは15年後に素晴らしいものになるに違いないと思うKONA的観測ですが、やはりこれも年に数度は飲まねばならぬシャトーなのでした。
2007.07.01
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