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映画『ドライブ・マイ・カー』2021年8月20日(金)日本公開。数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹による、珠玉の短編小説「ドライブ・マイ・カー」。この作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる濱口竜介監督。これまで、カンヌ(『寝ても覚めても』コンペティション部門出品)、ベルリン(『偶然と想像』銀熊賞受賞)、ヴェネチア(共同脚本作『スパイの妻』銀獅子賞受賞)など世界三大映画祭を席巻し、その名を轟かせてきた。待望の最新長編作となる本作も見事、本年度のカンヌ国際映画祭で日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞。加えて、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞し、4冠獲得の偉業を果たした!これまで、圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間がもつ多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。本作では原作の精神を受け継ぎながらも、「ワーニャ伯父さん」、「ゴドーを待ちながら」という時代を超えて愛されてきた演劇要素を大胆に取り入れ、ストーリーと映画内演劇が重層的に呼応しあう驚異的な物語を紡ぎだした。さらに広島・東京・北海道・韓国などのスケール感あるロケーションと、名手・四宮秀俊撮影による美しさと厳しさが溶け合う映像美は観る者を魅了し、物語へと引き込んでいく。-----------------------------------------------------------【STORY】妻との記憶が刻まれた車。聴けなかった秘密。孤独な二人が辿りつく場所──再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる、圧巻のラスト20分舞台俳優であり演出家の家福(かふく)は、愛する妻の音(おと)と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。喪失感と"打ち明けられることのなかった秘密"に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。-----------------------------------------------------------2022年2月23日(水)、祝日の午前中に早めに起きて、自宅から歩いて30分ほど離れた映画館で観てきました。本作は公開当初は全くノーチェックだったのですが、普段は洋画しか観ないような人が絶賛していたので興味を持ったんですよね。公式HPなどで見掛けた"アカデミー賞の4部門にノミネートされた作品"という触れ込みに惹かれて鑑賞を決めたのですが、相方は全く興味がないようなので、当日は別行動することにして単身で観に行くことになりました。話題作だからか館内でも中規模の広さのスクリーンで上映されていて、満席ではないけれど、劇場内はそれなりに座席が埋まった状態でした。客層は、村上春樹の短編小説が原作だからか、比較的高齢のお年寄りが多い印象でしたね。本作は純文学テイストの作家が書いた小説が原作なので、興味がない人には全く響かない作品だと思います。ジャンル的に人間ドラマが好きな層には刺さる作品かもしれませんが、観る人を選ぶ作品と言えるかもしれません。PG12指定らしく、序盤の濡れ場シーンが官能的で劇場内は気まずい空気が流れましたが、3時間にも及ぶ長編の割には途中で飽きることもなく、無駄と思えるシーンも見当たらず、あまり長時間に感じさせない見事な構成でした。淡々とした日常の描写が妙に心地よく、監督が意図したと思われる不自然な会話のリズムが原作小説の空気感をうまく再現していたように思われ、脚本の構成と映像の見せ方も相まって観客を引き込む効果が抜群でした。話題作ということで劇場で観たいと思ったのですが、期待以上に面白かったかと聞かれたら、そこまで面白くもなく、そこまでつまらなくもなく、個人的には普通の作品だったかな。後々考え直してみると、そもそもアカデミー賞の受賞作品を基準に観たい作品を選んでいる訳ではないので、"アカデミー賞の4部門にノミネート"というキーワードは、個人的に鑑賞を決める基準としてあまり参考にならないかもしれません。本作の鑑賞後には色々と思うところもあったので、観て損はなかったと思うのですが、何ともふわっとした、すっきりとしない結末に、若干の物足りなさを感じたのも事実ですね。それはそれとして、邦画としては話題作ではあるので、興味がありましたら、この機会に是非劇場で観て欲しい作品です。
2022/02/24
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映画『アンチャーテッド』(原題:Uncharted)2022年2月18日(金)日本公開。2022年公開のアメリカ合衆国のアクション映画。トレジャーハンターのネイサン・ドレイクが、伝説の秘宝や古代都市の謎を紐解いていく、アクション・アドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」シリーズ。2007年の第1弾発売以降、全世界のシリーズ累計売上数は4170万本を超え、2009年にはゲーム界のアカデミー賞とも呼ばれる"AIASゲーム・オブ・ザ・イヤー"を受賞。これまで多くのゲームファンから熱い支持を受けてきた。その世界的人気を誇る名作ゲームが、『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドを主演に迎え、実写映画化。その高い身体能力を活かしたアクションで、若きトレジャーハンターのネイトを熱演。ネイトと共に財宝を探すプロのトレジャーハンター・サリーに『トランスフォーマー』シリーズのマーク・ウォールバーグ。アントニオ・バンデラスが、組織を率い、力づくで財宝を手に入れようとするモンカーダを演じる。※"アンチャーテッド(UNCHARTED)"それは「地図にない場所」を意味する-----------------------------------------------------------【STORY】その場所は地図には無い。その場所は500年前に隠された――50億ドルの財宝と共に。ネイサン・ドレイク(通称:ネイト)は海洋冒険家フランシス・ドレイクの末裔だが、幼い頃、唯一の肉親である兄のサムと生き別れ、今はNYでバーテンダーとして働いている。ボトルを扱うその器用な手さばき、そして類まれなるスリの能力を見込まれ、トレジャーハンターのサリーから50億ドルの財宝を一緒に探さないかとスカウトされる。信用の置けないサリーだが、消息を絶ったサムの事を知っていたことから、ネイトはトレジャーハンターになることを決意する。早速、ネイトとサリーはオークションに出品されるゴールドの十字架を手に入れる為、会場に。この十字架は財宝に辿り着く為の重要な"鍵"で、モンカーダ率いる組織も狙っていた。オークション会場での争奪戦の末、なんとか十字架を手に入れたネイトとサリーは、500年前に消えたとされる幻の海賊船に誰よりも早く辿り着く。しかしその海賊船ごと吊り上げられてしまうが――アメリカ、ヨーロッパ、アジア、世界中を駆け巡り、果たして二人は50億ドルの財宝を手に入れることができるのか?そしてネイトは兄サムと再会できるのか?トレジャーハンターとしての冒険が始まる。-----------------------------------------------------------2022年2月19日(土)、休日の朝早くに家を出て、自宅から電車で30分ほど離れた映画館で相方と一緒に観てきました。「アンチャーテッド」映画化の話を知った当初は、そこまで本作に興味を持てなかったのですが、予告映像を観た瞬間に映画「スパイダーマン」シリーズで有名な俳優トム・ホランドの豪快なアクションの魅力に惹き込まれて鑑賞を決めました。ちなみに原作となるゲーム「アンチャーテッド」本編はこれまで遊んだことがなく、そこまでの思い入れがあった訳でもなかったのですが、ゲーム本編を未プレイとはいえ、様々なメディアの記事で「映画っぽいゲーム」として紹介されていたので知らない存在ではありませんでした。それなりに知名度がある有名なゲームの映画化とくれば観ない選択肢はありませんね。さて本作を観た率直な感想としては、「インディ・ジョーンズ」や「トゥームレイダー」「グーニーズ」など、過去の有名な冒険映画に似た雰囲気を持った作品で、まさに「映画っぽいゲーム」を題材にした「ゲームっぽい映画」と言い換えても差し支えないでしょう。本作はゲームを意識した演出が随所に見られ、協力と裏切りが次々と繰り返されて敵と味方が入り乱れ、誰も信じられない騙し騙されの展開が続きます。終盤になると、細かい突っ込みどころ満載のご都合主義な展開でストーリーが進行し、アクション性を重視した強引な展開で勢いに任せてエンディングへと突っ走る、ある意味ゲームらしい演出に好感が持てました。ゲーム本編を未プレイの自分には本作を正当に評価するのは難しいですが、少なくとも本編を遊んだことがあるフレンド数人が高く評価していたので間違いなくゲーム作品の映画化としては成功の部類だと思われます。エンドロールの途中に続編を匂わせる意味深な映像を流して謎を残す手法はMCU系作品でよく使われる演出ですが、本作も確実に続編に繋がると思われる雰囲気を醸し出していたので続編に期待したいですね。本作はまさにゲーム映画化の模範のような作品で、ゲーム好きな方ならば間違いなく楽しめる作品だと思うので、是非劇場の迫力のある大きなスクリーンで観て欲しい作品です。
2022/02/21
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映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』2022年2月18日(金)公開。『宇宙よりも遠い場所』『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』を手掛けた、いしづかあつことMADHOUSEによる最新作。いしづかは、今回が劇場オリジナル作品初監督で脚本担当。キャラクターデザインには、『宇宙よりも遠い場所』でもいしづかとタッグを組んだ吉松孝博。声の出演には、花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜など実力・人気を兼ね揃えた声優陣が集結。主題歌を[Alexandros]が担当する。-----------------------------------------------------------【STORY】東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの"LIFE(生き方)"を一変させる大冒険へと発展していく。-----------------------------------------------------------2022年2月18日(金)、会社帰りに寄り道して都内某所のTOHO系の映画館で相方と一緒に観て来ました。2月は観たい作品が盛り沢山で個人的にはスルーの予定だったのですが、相方が鑑賞を希望したので観に行くことになりました。予告映像を観たイメージでは、映像も申し分なく美麗だし、声優陣も有名どころで安定してるし、主題歌を「閃光のハサウェイ」でお馴染みの[Alexandros]が担当してるし、普通に面白そうな作品ではあったのですが、近年の予告映像詐欺で思い込み補正で観たら反動でガッカリすることも多く、少し警戒していました。本作のストーリーを簡単にまとめると、等身大の高校生男子3人による現代版「スタンド・バイ・ミー(1986年のアメリカ合衆国の青春ドラマ映画)」的なお話で、友情と成長と冒険という大人も子供も楽しめる要素を全て詰め込んだ作品ですかね。とにかく美しい映像と迫力ある音響に包まれて、大人になって忘れかけた熱い青春物語が展開されていきます。一部ちょっと観ていて恥ずかしくなるようなシーンもありますが、全体としては丁寧な作りで好感が持てる作品でした。唯一の誤算は、予告映像の雰囲気から「運命に従って戦場に送り込まれる仲間を救い出す物語」だと勝手に解釈し、ストーリーが進むにつれて脳内でイメージしていた展開と食い違って勝手に混乱し、自業自得により最後まで作品の趣旨を理解できてなかったことですかね。運命に導かれた奇跡的な出会いという、ご都合主義な展開が少し気になるところですが、映像も美麗で、音響も迫力満点、声優陣もアニメ作品で主役を張るほどの有名人揃いで、老若男女問わず楽しめる素敵な作品なので、是非劇場で観て欲しい作品ですね。
2022/02/21
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映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(原題:Ghostbusters: Afterlife)2022年2月4日(金)日本公開。2021年のアメリカの超自然的コメディ映画。『ゴーストバスターズ』(1984年)、『ゴーストバスターズ2』(1989年)の続編であり、「ゴーストバスターズ」フランチャイズでは第4作目となる。監督は、シリーズ第1作目と第2作目の監督を務めたアイヴァン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマン、脚本はライトマンとギル・ケナンが務める。出演は、キャリー・クーン、フィン・ウルフハード、マッケナ・グレイス、ポール・ラッドらで、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、シガニー・ウィーバー、アニー・ポッツがオリジナル作品からの再出演となる。-----------------------------------------------------------【ストーリー】私はフィービー、イゴン・スペングラーの孫。彼は科学者で、ゴーストバスターズだった。30年間にわたり原因不明の地震が頻発する田舎町。そこで暮らし始めたフィービーは、祖父が遺した古びた屋敷で見たこともないハイテク装備の数々と〈ECTO-1〉と書かれた改造車を発見する。科学者だった祖父イゴン・スペングラーは〈ゴーストバスターズ〉の一員で、30年前にニューヨークを襲ったゴースト達をこの町に封印していた。地震の原因がゴーストの仕業だと突き止めたフィービー。「なぜこんな場所に封印を?おじいちゃんが死んだとき一体なにが?」…祖父がこの町に隠した秘密に迫ろうとしたその時、ゴースト達の封印が解かれ、町中にあふれかえる。いま、ゴースト達の復讐劇が始まる――-----------------------------------------------------------2022年2月12日(土)、休日の午前中に家を出て自宅最寄り駅の隣り駅にある映画館で相方と一緒に観てきました。数年前にメインキャストを女性陣に変更したリブート版が上映されていましたが、まさか過去作から繋がった正統な続編が製作されるなんて予想だにしていませんでした。ここ数年は「ランボー」「トップガン」「マトリックス」など、過去にヒットした有名な作品の続編が続々と製作されていますが、新しい作品を生み出すよりも過去の遺産を再利用して続編を作った方が確実にヒットを見込めるのでしょう。新型コロナウイルス感染症の影響で、映画は映画館で観るものという認識から、自宅に居ながらにして動画配信サービスで気軽に鑑賞できる時代へと突入し、ヒットが確実視された作品も興行収入が予想上に伸びない厳しい状況の中、映画業界も確実なヒット作を生み出せる続編の製作は外せないのかもしれません。ちなみに昨年末に「マトリックス」の正統な続編「マトリックス レザレクションズ」を鑑賞しましたが、期待に反してやはり今更感は拭えず、オリジナルキャスト出演も懐かしさと同時にぎこちないアクションから確実な老いを目の当たりにして寂しく感じられ、何とも切なく微妙な気持ちになったものです。それでは「ゴーストバスターズ」の正統な続編である本作の評価はどうだったのか?実は当初あまり期待していなかったのですが、世間的に概ね高評価されている事実と、フレンドからの前情報で「面白いから絶対に観た方がいい」とオススメされたのをきっかけに、相方を説き伏せて急遽鑑賞することにしました。既に鑑賞した人達からは「絶対に前作を観てから鑑賞した方がいい」と助言されていたのですが、日程的に前作を観る余裕がなく薄れた記憶を頼りに鑑賞したのですが…ああ、これは前作を観た方が絶対に何倍も楽しめる作品だったね。とにかく過去作へのリスペクトが凄く、ストーリー展開や小道具の数々など、前作との繋がりをさり気なくリンクさせた演出が心憎く、子供の頃に観た80年代の映画に感じたワクワク感を久しぶりに味わえた良作でした。まさに正当な続編の見本のような作品ですね。ラストに向かう終盤のシーンも続編の設定を十分に活かした胸熱な展開で、ちゃんと最新作であることを意識した驚愕の展開も用意されていて、手に汗握る展開の連続で最後まで飽きることなく楽しめました。これは観ないと損だよ。本作が成功した一番の要因は、前作の主役をそのまま主役に据えるのではなく、前作の主役の孫を新たな主人公にしたことで、主人公が取る行動にも説得力が増し、新しい配役も違和感なく受け入れられたことにあるかと思います。もちろん、前作を知らなくても十分に楽しめるだけの内容になっているし、過去作を観たことがある世代ならば何倍も楽しめる内容に仕上がっているので、可能であれば劇場で観て欲しい作品ですね。
2022/02/14
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映画『地球外少年少女 後編「はじまりの物語」』2022年2月11日(金)公開。「電脳コイル」から15年。当時誰もが想像しえなかった「ARがある暮らし」を予見した、監督・磯光雄。彼が次に見通すビジョンは――「AIがある宇宙での暮らし」だった。。全6話シリーズを3話ずつ前後編として劇場公開。-----------------------------------------------------------【後編ストーリー】ようやく大人たちと合流を試みる子供たち。しかし事故の全貌を知り呆然とする。商業彗星が破片を撒き散らしながら地球や「あんしん」に衝突しようとしていたのだ。それは殺処分されたはずのAI「セブン」の計画の一部だった……!セブンの復活を恐れるUN2.1からも攻撃目標と定められた子供たちは、ダッキー、ブライトと協力し、彗星と接続を試みるが、その最中で心葉のインプラントの寿命が迫る……!果たして登矢は彗星の落下をくい止め、心葉を助けることができるのか。子供たちの「未来」の行方は――-----------------------------------------------------------2022年2月11日(金)、今月は観たい作品が多かったので午前中の鑑賞に続いて午後も同じ映画館で2本目の鑑賞となりました。先月末に観た前編に続く待望の後編となりますが、前編が気になるタイミングで終わっていたので、ずっと続きが気になっていました。後編も前編同様に素晴らしい脚本と構成で途中で飽きることなくテンポよく楽しめましたが、前夜の夜更かしによる寝不足と午前中の映画鑑賞による疲労困憊で、序盤のほんの数分だけ意識を失ってしまったのが残念でした。無理して1日に2本連続で映画を観るもんじゃないね。全6話190分のストーリーは、テレビ放映では1クールの半分しかないし、映画としては少し尺が長くて中途半端とも言えますが、通常のアニメ1クール12話では冗長な感じになってしまうし、映画の2時間枠では尺が足りない事態に陥りやすいので構成としては丁度良かったのかもしれません。前半の勢いが後半に進むにつれて間延びし、伏線の回収もままならないまま終わってしまうアニメ作品が多い中で、本作は最後まで勢いを保ったままテンポよくエンディングまで一気に駆け抜けたので最後まで気分よく観れました。予告映像を裏切らない最高の完成度を誇る作品なので、老若男女を問わず多くの方に観て欲しい作品ですね。
2022/02/14
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映画『大怪獣のあとしまつ』2022年2月4日(金)公開。特撮映画では基本的に描かれることのない、怪獣の死骸の処理を引き受けることになった者たちの姿を描く空想特撮エンタテインメント。監督・脚本はドラマ「時効警察」シリーズの三木聡、怪獣造形を「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの若狭新一が担当。主演は「Hey! Say! JUMP」の山田涼介で、環境大臣秘書の雨音ユキノを土屋太鳳、総理秘書官の雨音正彦を濱田岳、爆破処理のプロのブルースをオダギリジョー、総理大臣の西大立目完を西田敏行が演じる。松竹と東映による初の共同製作作品でもある。-----------------------------------------------------------【STORY】人類を恐怖に陥れた巨大怪獣が、ある日突然、死んだ。この死体、どうする?人類を未曽有の恐怖に陥れた大怪獣が、ある日突然、死んだ。国民は歓喜に沸き、政府は怪獣の死体に「希望」と名付けるなど国全体が安堵に浸る一方で、河川の上に横たわる巨大な死体は腐敗による体温上昇で徐々に膨張が進み、ガス爆発の危機が迫っていることが判明。「誰があとしまつするの?」大怪獣の死体が爆発し、漏れ出したガスによって周囲が汚染される事態になれば国民は混乱し、国家崩壊にもつながりかねない。終焉へのカウントダウンは始まった。しかし、首相や大臣らは「大怪獣の死体処理」という前代未聞の難問を前に、不毛な議論を重ね右往左往を繰り返すばかり・・・。「なぜ、私がゴミ処理の責任者に?」絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理という極秘ミッションを任されたのは、数年前に突然姿を消した過去をもつ首相直轄組織・特務隊の隊員である帯刀アラタだった。そして、この死体処理ミッションには環境大臣の秘書官として、アラタの元恋人である雨音ユキノも関わっていた。果たして、アラタは爆発を阻止し、大怪獣の死体をあとしまつできるのか!?そして彼に託された本当の〈使命〉とは一体――!?-----------------------------------------------------------2022年2月11日(金)、休日の昼前に家を出て自宅最寄り駅の隣り駅にある映画館で相方と一緒に観てきました。今作も映画館で流れる予告映像を観て期待していたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で公開が延期となり、ようやく2022年に入って公開日を迎えることになりました。映画ポスターや予告映像から想像するに、ビジュアル的に「シン・ゴジラ」に近い作品なのかなと勝手に妄想して個人的に盛り上がっていたのですが、Twitterでもトレンド入りしたほど世間的には酷評で、逆に公開日から1週間遅れで観たことで期待値を下げて観れたのは良かったのかもしれません。ストーリーを簡潔にまとめると、本作を象徴する大怪獣の死体をめぐって、人と人との駆け引きをブラックユーモアで笑いに変えようと挑戦した意欲的なコメディ作品ですかね。扱っている題材は良いと思うのですが、設定を上手く活かし切れてなかった感じですね。個人的にストーリー序盤は割といい雰囲気だったのですが、途中から無駄に繰り返されるスベりまくった寒いギャグとしつこい下ネタの連続に一気に興醒めし、最後の最後にこれまで積み上げてきた全ての要素を覆す、まさかのどんでん返しのエンディングで虚無を感じました。大怪獣の死体をめぐる駆け引きはコミカルでブラックユーモアに満ちていましたが、政治家の無能ぶりを風刺したふざけ過ぎた演出には悪意しか感じられず、必要性を感じられない無駄なキスシーンや、有名作品のパロディなど、不要なシーンが多かったように思いました。唯一、お隣の某国をディスったテレビ映像だけは評価に値する部分かもしれません。出演者の演技や世界観は割と良かっただけに、テレビのバラエティ番組のような稚拙な脚本と安っぽい演出が完全に浮いて全てを台無しにしているので、脚本さえしっかりしていれば良作になり得た可能性も感じられるだけに、凄くもったいない作品だなと思いました。劇場で観る利点としては、観客の誰一人として反応しない矢継ぎ早に繰り出される寒いギャグと、鑑賞後のお通夜のような静寂に包まれた館内をリアルに体感できる特典が付いていることですかね。
2022/02/14
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映画『鹿の王 ユナと約束の旅』2022年2月4日(金)公開。上橋菜穂子のファンタジー小説『鹿の王』を原作とした日本の長編アニメーション映画。監督は安藤雅司と宮地昌幸。Production I.G制作。キャッチコピーは『それでも、生きていく』『運命に抗え。未来を変えろ。』「鹿の王」、それは仲間のために命を懸けて戦う者たちのこと―― 。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の異才アニメーター安藤雅司が監督デビュー作で挑んだのは、2015年に本屋大賞を受賞したものの、その圧倒的スケールの物語から長らく映像化は不可能と言われきたファンタジー原作「鹿の王」(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA)。過酷な運命に翻弄される登場人物たちと、謎の病の壮大な戦いが日本アニメ界最高峰のスタッフによって描かれる。今この時代だからこそ観るべきエンターテインメント超大作がここに誕生!-----------------------------------------------------------【STORY】かつてツオル帝国は圧倒的な力でアカファ王国に侵攻したが、突如発生した謎の病・黒狼熱(ミッツァル)によって帝国軍は撤退を余儀なくされた。以降、二国は緩やかな併合関係を保っていたが、アカファ王国はウィルスを身体に宿す山犬を使ってミッツァルを再び大量発生させることで反乱を企てていた。ミッツァルが国中で猛威を振るう中、山犬の襲撃を生き延びたヴァンは身寄りのない少女ユナと旅に出るが、その身に病への抗体を持つ者として、治療薬開発を阻止したいアカファ王国が放った暗殺者サエから命を狙われることになる。一方、治療薬を作るためヴァンの血を求める医師のホッサルも懸命にヴァンを探していた―― 。様々な思惑と陰謀が交錯した時、運命が動き始める。-----------------------------------------------------------2022年2月5日(土)、整体に行った帰りの午後に自宅最寄り駅の隣り駅にある映画館で相方と一緒に観てきました。予告映像から興味を持ち鑑賞する予定でいたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響により当初の公開予定2020年9月18日から2度の延期を繰り返し、ようやく2022年に入って公開日を迎えることになりました。この作品に惹かれたポイントは、ジブリ作品を連想させる映像と、「ゴールデンカムイ」で有名になったアイヌっぽい雰囲気、そして題名にも含まれる鹿のビジュアルから西部劇を題材にしたゲーム「Red Dead Redemption 2」が連想され、当時の自分が興味を持っていた要素を全て含んでいたので興味を持ったんですよね。予告映像を最初に観た時から雰囲気がジブリ作品っぽいなと思っていたのですが、それもそのはず、有名なジブリ作品に携わっていた元スタジオジブリ関係者がスタッフとして関わっており、良くも悪くもジブリ作品を踏襲した作りになっていました。今作を過去の作品で例えるならば、少し近代化した「もののけ姫」って感じですかね。完全に似ているわけでもないのですが、その独特な雰囲気や世界観、最後の結末など、作品を観てる間中ずっと既視感がありました。ちなみに予告映像で幼い少女ユナがヴァンに向かってアイヌ語で"父"を意味する「アチャ」と叫ぶ印象的なシーンがあり、そのイメージからずっとアイヌの話だと思い込んでいたのですが、実際には「アチャ」ではなく「おちゃん」と叫んでいたらしく、アイヌとは全く関係ありませんでした。本作は同名の長編小説が原作なのですが、壮大な物語を2時間枠に収めるために細かい部分を端折ったのが悪い方に働き、ただでさえ難解な言葉が多いうえに過去の経緯も説明不足なので、原作未読では理解が追いつかず、本来の魅力を十分に活かし切れていないように感じました。何しろ初めて予告動画を観てから1年以上が経過しており、その間に脳内で妄想して熟成されたイメージと本編のストーリーが全然違ってコレジャナイと勝手に違和感を覚える自業自得な状態に陥っており、作品本来の面白さを純粋に楽しめなかった気がします。個人的な感想としては、勝手に脳内イメージしていた内容と原作の内容が全く合致していなかっただけで、俳優による吹替も違和感なく、世間の評価としては原作小説のファンからは概ね好評なようなので、余計な妄想さえしなければ割と良作なのではないかと思います。
2022/02/07
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