2008年02月の記事
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大阪医大5回目 魔法の診察
今日は大阪医大の5回目の診察だった。前回は12月の初めだったから2ヶ月半ぶりだ。初診を入れるともう大阪に車で出かけるのは6回目。途中雪も降ったが2月23日に開通した新名神高速道路を通ることでいつもよりも20分くらい早く到着することができた。最近、娘と息子の険悪なムードのことや息子の睡眠のこと、いまだに強い倦怠感を感じる息子のこと、また自ら勉強し始めたが、また止まってしまったことなどいろいろあって、凹みぎみのブログを書くことが多かった。今回はこれらの悩みを書き出しておいてすべてT先生にぶつけてみようって思った。一時間待った後、最初に息子が呼ばれる。ドアを開けるとT先生の「よく来たな～」っていう息子への声が聞こえた。息子と先生がその後何を話しているかは親は知らない。その後いつものように先生と話す主人と私。私の悩みをひととおり聞いたあと、先生はていねいにひとつずつ答えてくれた。この病気の子はまだまだ体調が悪いのが続くこと。今中1の息子は中2くらいが一番症状が辛くなるそうだ。自らやりだした勉強も、先生は止まってよかったとおっしゃった。この時期無理してやるのは逆に治るのが遅くなるともおっしゃった。「でもお母さん、絶対治るんです。勉強は不思議と治ってからやりだしても追いつくんです。成人になるまでには追いつきます。今焦ってやる意味はないですよ。」って。兄弟けんかのことも対処法を教えてくれ、息子が私に「学校に行けてるやつ（姉のこと）に自分の気持ちなんて絶対わからない」と言ったことも先生は感心してくれた。なかなかそんなにも素直に自分の気持ちは言えない。いいことだ。成長している証拠だよって。考えてみると先生はいつも息子のことを暖かい気持ちで思っててくれるのを感じる。朝ふらふらでも整体にだけは車に倒れこんでも行くんですと言ったときも「かわいそうだな～」と言って自立整体のことを教えてくださった。初めて息子と会ったときも「いい息子さんだね」って私たちに言ってくれる。人見知りが激しく、うまく初めての人と話せない息子に対してそんなこと言ってもらったのは初めてで半信半疑だった。でも先生はそんな息子でもしっかりと認めてくれているんだ。ほんとうに起立性調節障害という病気のことをよく知っていて、患者、そしてその家族のことを考えてくれているって感じる。何千人という患者を診ている先生のことをこれからも信じていこうという気持ちになる。先生に出会うことができて、素直な気持ちで感謝したい。今回も診察を終えたら、前向きな気持ちになり元気がもりもり出てきた。魔法にかかったみたいに。よく催眠術は単純な人の方がかかると聞く。先生とのカウンセリングも単純な私にはとってもよく効くのかもしれない。「お母さんが元気になるのが一番。この病気は絶対治りますが難病です。」と言った先生の言葉が心に響いた。
February 27, 2008
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止まった時間
今日朝トイレに行くと相田みつをの日めくりカレンダーがきちんと25日になっていた。海外出張の多い主人だが、家にいるときはまめにカレンダーを変えてくれる。今日の詩は「ぐち」だった。ぐちぐちをこぼしたっていいがな弱音を吐いたっていいがな人間だものたまには涙をみせたっていいがな生きているんだもの今日はこの詩に甘えて愚痴をいっぱい吐こうかな。最近ずっと落ち込まないように強がってた。明るく前向きで笑顔を絶やさない母になろう、なろうって。たまにはぐちを吐いてもいいよね、人間だもの。2006年11月6日から、息子の時計は止まったまま。あの日から一日たりとも学校には行ってない。いつかは治る、絶対治る病気。世の中にはもっと命に関わる病で苦しんでいる子供たちだっている。だからまだ幸せ、生きているだけ幸せ。懸命にそんなふうに思い込もうって思っても現実にはむずかしい。受験は辛いといいながら、将来を語る娘。その横で息子はいったい何を感じているのだろう。いまだにあおい顔色をして倦怠感に襲われている。息子の時計はいつ動き出すのか。多くのことを望んでいるわけじゃないのに。2年なのか、3年なのか、もっともっと時間がかかるのか、普通のことができて、頭が痛くなくだるくなく、ごはんが食べれる日はいつになったらくるのだろう。自律神経の病気。どうしてこんなにやっかいなんだろう。思春期の病気。成長が止まれば体調も良くなるという。小学校6年生で発症した息子の思春期っていったいいつ終わるんだろう。高校？大学？そこからまた小学校6年生になって出直すの。大切な中学校生活の思い出もなにもなく？中学校の廊下に今年一年の行事が同級生の笑顔の写真とともに張り出されていた。そこにいるはずの息子はいない。どうして、どうして息子だけこんな目にあわなくちゃいけないの。いったい何悪いことしたっていうの。何にもしてないよ。神様、お願いします。早く治してあげて下さい。わ～だめだ～涙があふれてきた～鼻水も出てきて化粧も落ちる。相田みつをさまやっぱり強がっている方が楽です。明日からはそうします。
February 25, 2008
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中部オフ会参加者募集中♪
3月26日水曜日のお昼にオフ会をすることになりました。場所は愛知県蒲郡市です。今のところ初めて参加のbrancheさんを入れて6人集まる予定です。どこでやるか詳しくは決めていませんが、蒲郡駅まで来ることができれば、迎えにいきます。春休みに仕事休みになる方（私もそう）や土日に行事や子供さんの送迎がある方もいるので春休みの平日にやることにしました。みんな子供さんのことで苦しんだ経験を持つお母さんたちばかりです。初めて直接会うのはとても勇気がいることですよね。私もそうでした。でも実際会ってお話すると気持ちが毎回軽くなります。少しでも参加してみたいと思ったら、ぜひご連絡くださいね。みんなびっくりするほど、よい人たちばかりです。
February 23, 2008
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一安心
今日、娘の受けた私立のR大学の発表があった。どうしよう。どこも受かってなかったらどうしよう。浪人だ。やだよお。朝から娘のこの言葉を何回聞いたかわからない。この大学の二つの学部を受けたので、１時と2時にそれぞれ発表がある。今の時代、時間になったらインターネットに受験番号とパスワードを打ち込めば瞬時に結果がわかる。一つ目の結果は、、、だめだった。やっぱりむずかしいんだ、そう簡単にはいかない。1時から2時までまたどきどきしながら二つめの結果を待つ娘。二つめは、、、あった、、、よかった～。平然をよそおう母を演じながらも、娘のあった～って言葉にすごくほっとした。とりあえず、私立が一つ受かっていると安心する。まだ来週国公立の二次試験があるが、その結果がどうであれ、とりあえず春から行く大学ができたことで娘も落ち着いて最後の試験にのぞむことができると思う。それにしても、受験ってほんとにたいへんだ。自分の時はこんなにたいへんだったっけ。もうあんまり昔過ぎてよく思い出せない。受験の方法も昔とずいぶん変わった。センター利用、センター併用、普通入試、、、受けるだけで結構お金もいる。うちは泊まりがけでの試験はなかったけど、親付き添いで遠くの大学受ける子たちはもっと費用がかかっただろう。来年からはそんなことは言ってられないかな。下宿するようになったら、もっと費用はかさむんだろう。簡単に春から生徒少なくしようなんて言ってる場合じゃないのかも。もっと稼がなくちゃいけなくなるかも。いろいろ不安なこともないわけじゃないけど、春ははるかかなたではないなって思えてくる。梅の花もつぼみもだんだん膨らんでくる。娘の春はもうすぐそこに来ているかもしれないな。
February 18, 2008
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睡眠
起立性調節障害のやっかいな症状のひとつに睡眠がある。自律神経の乱れから決まった時間に寝られないのだ。当然、普通の人とは生活リズムが変わってくる。息子の場合、夏の間体調がとても悪そうなときは睡眠が乱れているというよりは睡眠時間自体がとても長かった。12時前には寝てる様子なのにお昼の12時過ぎても毎日起きてこない。起きてきても、しばらくはだるくてずっとごろごろしてるって感じだった。一日の四分の三は寝ているに近い状態だった。見守る方は辛いけど、本人の苦しさも知っているのでこのころはほとんど私からも周りからも小言はなかった。夏ほどは体調が悪いわけではない今は、夜中の二時、三時ごろ寝ている。起きてくるのはいつもお昼近くだ。当然起きたては食欲がないから食べられない。せっかく作っても食べられないことも多くなってきた。朝ごはんも昼ごはんもしっかり食べられない。お気楽を自称する私でもやっぱり「少しは早く寝るように治したほうがいいよ。」という言葉は出てしまう。朝に交感神経の働きが悪くて血圧が上がらないから起きられないのはわかっているが、ついつい遅くまで起きているからと思ってしまう。生活が乱れているから、遅くまで起きているからとひどく攻め立ててしまう親もいるだろうと思う。でもこれも午後から交感神経が活発化してきて普通の人が寝る夜に最高潮になって寝つきが悪くなるそうだ。だからこれも自律神経のせいで本人が悪いせいではないんだと思う。いつも12時過ぎごろに息子がうろうろ歩きまわっている音が聞こえる。普通の人と同じように寝ろと言っても入眠困難な状態なんだと思う。ODじゃなくてもただでさえ眠い思春期。その上、自律神経が機能が悪くなっているんだからしかたないのかなとも思う。しかるのではなく明るい声で少しずつ朝声かけをしていこう。少しずつ日も長くなってきたのでカーテンを開けて日差しをあててあげよう。行けるときには散歩にいって運動していこう。少しずつ、少しずつ。慌てない、慌てない。
February 14, 2008
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姉と弟
起立性調節障害という病気は「いらいら、怒り」がよくないらしい。病気を発症する前の数ヶ月、息子はたいしたことのないことにも、すごくいらいらしていた。いらいらして、床をたたいているところなんて、その頃初めて見た。最近は息子自身でいらいらしないように気をつけているのだろうか、あんまり怒ったり、泣いたりはなくなってきた。気分が落ち着いているときの方が、体調が良いときが多いと自分で少しずつわかってきたのだと思う。それが月曜日、ひさびさに冷静ではいられなくなった。娘と息子とまたひと悶着あった。娘はセンター試験はとりあえず終わり、二次試験は残っているものの今までのように多くの教科を勉強するわけではないので毎日11時に帰ってくるということはなくなった。センター試験の点数から難関大学は無理。とりあえず行ける国公立をめざす形になったので本人のやる気がうせてしまってるようにも見える。夕方、帰ってくると弟がゲームをやっていることを目撃するようになった。父と母はこれを容認しているようにも見える。土日には父と弟で「三国志」ゲームをやっているときがある。母は弟が学校行ってないというのに、へらへら笑って花をかざったり、テニスやったり、父と遊びに出かけてる。これでいいの？こんな家庭でいいの？私はどんなに眠くたって朝起きて学校行って遅くまで勉強してがんばってきたのに。たぶん娘の気持ちはこうだったのかなと想像。月曜日、息子に対してというか、私にも聞こえるように家に帰ってくると、「この家、おかしいんじゃない！？」と結構きつく言う。娘も受験の辛い日々で何かに当たりたかっただけなのかもしれない。後から別々に話した。娘は割りとすぐにわかってくれた。「弟のことわかろうとするけど、わからないときがある。」「もう治ってるんじゃないの？」「私よりお母さんのが何倍も弟のことを心配してるのは、ほんとは知ってる。」「でも、、、、」って。息子の方はひさびさに泣きながらいう。「学校に行けてるやつに絶対自分の気持ちなんてわからない。」「なろうって思ってなった病気じゃない。」「自分だったら、絶対あんな相手が傷つくことを言わない。」「ゲームだって夕方体調がよくなったときにちょっとやっただけ。」「体調悪くなるので必死にストレスたまらないようにしてるのに。」倒れながら訴える。どっちの気持ちもわかる。だから辛い。５歳年の離れた姉と弟でもやっぱり確執はある。ひとつだけ気になった。母はこのままお気楽にしてていいのだろうか。娘「まあ、いいんじゃない。」息子「暗くなっているよりずっといいよ。」って。
February 7, 2008
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楽しい気分になれるもの
10日ほど前、娘の受験のことや息子の体調からくる機嫌の悪さで、ひさびさに気分が暗くなりそうだったので、花を買ってきた。ガーベラ10本で298円とカーネーションは200円分。全部で500円で済んだ。その花をキッチンに飾るだけで明るい気分になれる単純な自分に驚く。クヨクヨし始めそうだなって思ったら、自分自身が楽しくなれるワザをたくさん持っていることが大切だなって最近思う。音楽もいいし、読書もいいし、スイーツもたまにはいい。最近は旦那と一緒にテニスによく出かけたり、マンガ喫茶にもこの間初めて行った。考えてみると嫌な気持ちにならないようなすり抜けワザって結構たくさんあると思う。私は無類の犬好き。近所の人も生徒もよく知ってる。自分ちの犬だけじゃなく、他の家の犬もかわいくてたまらない。とくに子犬。暖かい季節は近所の生徒が犬を連れてきて一緒に散歩にいこうってさそってくれたり、子犬を飼ったよって見せにきてくれたりする。おとついは近所の奥さんがトイプードルを飼いはじめたと家によんでくれた。ひさしぶりに4人の奥さんたちと子犬を囲んでおしゃべりもできた。こうして考えると感謝したい人、ものがいっぱいあるなと思う。一時期、息子のことを近所の人はいったいどう思ってるだろうとか、生徒たちも理解してくれているのかって不安に過ごしたこともあった。でも息子の病気だって、娘の悩みだってもう起こってしまって変えられないことに悩んで、時間とエネルギーを注ぎすぎてもしかたがないって思うようになった。マイナスのことはとりあえず考えないようにして、今の状況をできるだけ楽しんでいければいいと思う。ちょっと前にshokoさんに教えてもらって読んだ「ホームレス中学生」で、ただのお湯に幸せを感じることのできる主人公に感動した。幸せのバーが低ければ、ちょっとしたことでもハッピーに感じられるのだ。幸せって獲得するものではなくて、そこにあるものに気づいて感じるものなんだってどこかで読んだことがある。息子のことがあったからこそ、気づかされた大切なこと。今ある当たり前のことを幸せに感じられる自分でずっといたいと思う。 10日経ってもまだまだきれいな花。毎日茎を切るのでどんどん小さくはなっちゃったけど。 キッチンにあるテレビ♪これを見ながらビリーをやる。横のあひるのぬいぐるみはDVD入れです。
February 3, 2008
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