白いつる薔薇の咲く庭を夢見て
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忙しさにまかせているうちに朝晩ずいぶん涼しくなってきた。時が経つのはほんとに早い。自分のやりたいこと、やらなくちゃならないこと、考えてみると息子が病気になる前とほぼ変わらずにできるようになってきた。息子が病気を発症したころは、自分の気持ちがこんなに落ち着くことができるなんて思ってもなかった。ついこの間、親戚のハンドパワー命のおばさんから電話がかかってきた。「まだ、息子さん治らないの?一度気功を試してみない?息子さんのようにわけのわからない体調の悪い子も数か月で治った子もいるよ。」という。以前の私ならフラフラっとしただろうなあ、、、気持ちも揺れただろうな、、、でも今の私はおばさんの気持ちを害することなく、きっぱり断ることができた。「おばさ~ん、ありがとう、心配してくれて。でもわけのわからない病気じゃなくて起立性調節障害という病気なの(説明)。今はゆっくり息子を休ませてあげたい。息子がやりたいって言ったら別だけど、息子自身はハンドパワーは信じてないから、効果はないと思う。」って。私が元気なのは、悩んだらすぐ話せる相手がいること。ここで出会った仲間ももちろんそうだし、よい主治医もいる。なによりも忍耐強い夫がいてくれる。夫とは「息子がたとえ調子が悪くても私たち夫婦は明るく生活していこう。」という意見では一致。言葉ではなかなか感謝の気持ちが出せないけど、夫がいてくれて救われている。娘も離れて暮らしながらも弟のことを考えてくれている。でも最初は家族もそれぞれに悩んだ時期があったなあ。悩んでも、泣いても、息子を不憫に思っても結果は変わらない。逆に心配すればするほど、悪くなる。だったら同じ人生明るく笑顔で過ごしたい。これが私の人生なんだ、受け入れてしまおうって思う。最近、近所で体調が悪くて激やせしてしまった人、奥さんがうつ病になってしまった人、また乳がんで小学生を残して亡くなってしまった人もいる。なにもなくて人生を平穏に暮らしている人の方が少ないのかもしれない。人はそれぞれ人生において与えられた問題を解いていくのかもしれない。私に与えられた問題は大きいのか、小さいのか、それは受け止め方しだいだろう。疲れ切ってる、常に頭痛のする息子を数年、ゆっくり休ませてあげる。それって当たり前なことなんだよね。
September 8, 2008
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