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今日の午前中に書いた日記。一部を削除して載せることにした。-----今日は気持ちのいいさわやかな朝。風が強くて、洗濯ものがすぐ乾きそうな日。午後は自分と犬のおやつをもって二匹を連れて海へ散歩に連れて行こう。犬たちが足元で好物の豚耳を食べている間、日陰のベンチを探して本を読もう。海からの風に吹かれながら。最高に幸せな時間。昨日は夜の10時まで仕事したからその御褒美もらってもいいよね。ここ2カ月ずっとまる一日、学校に行っている息子。朝8時の電車に乗るために駅まで送っていき、6時半にお迎えお願いの電話がくる。今日は学校の授業が二つ。必須の授業が二つ。その後、Z会の映像授業を受けてくる。高校3年生。すっかり普通の受験生。病気になる前のひょうきんで明るい息子に戻った。5年半経って、やっと完治したように見える。立てなくて、床に転がり涙していたころ、暗い目をしてただパソコンの画面を見つめていたころ、こんな日がいつか来るとは思えなかった。でも起立性調節障害っていつかは治るんだね。ほんとにほんとに長かったけど。最近は息子の前向き発言に驚かされることもしばしば。教職の試験を7月に控えた娘はときどき図書館にこもる。今日は9時間やったよ。なんて言葉に息子は「おれだって今日8時間はやった。」とぼそっという。ちょっと前まで、受験生みたいには長時間勉強できない。体がついてかない。俺、中学校まったく行ってないんだよ。追いつくと思う?なんて後ろ向きの発言が多かった。でも最近は、「家で勉強するための参考書ほしい。またチャレンジ(進研ゼミ)やりたい。」「英単語覚えるためのパソコンのサイト教えて。」「受験に間に合わなかったら、浪人するかも。」「土曜日も学校に行きたい。」などなど。病気の頃、「彼女とかほしい?」なんて聞くと「俺、体弱いからそういうのあきらめてる。」って言ってた息子。そういう話題の前向き発言もいつかは聞けるといいのにな。
May 18, 2012
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数日前のニュース。気功療法のセミナー企画会社「アースハート」に、病気が治る「ハンド・パワー」の習得費名目で70万の高額の受講料を違法に払わされたとして数人が提訴。「70万」、そして「ハンドパワー」と聞き、ああこれだと思い当たった。叔母に何度も勧められたもの。息子の調子が悪いと聞き、やってみたらの電話を何度かもらった。実際、実母のところには私にきた以上の勧誘があったらしい。母は何度も私に「○○(息子)が治るなら70万払うよ。」と言ってきた。起立性調節障害の子を持った親だけじゃなく、病気の子をもつ親なら、治るものなら何でもすがりたくなる。そうしてだまされてしまった人がいるとしたら、ひどい話だ。私は良い気、悪い気(エネルギー)はあると信じる方だと思う。明るい前向きな空気は人から人へと伝わる。私が家庭でも、仕事中でも生き生きしていると、家族も生徒さんたちも明るくなる。鏡だなって感じる瞬間は何度もある。家に花を飾ると気持ちいいし、旅行で、自然あふれる森林、滝の近くを散歩すると体が生き返る。でもそこにお金が絡んできたり、勧誘が絡んでくるハンドパワーは違うと思う。毎日、泣いていた5年前の私。ちょっとまちがえば、今のように冷静な判断ができなくて、藁をもすがる思いですがりついていたかもしれない。あのとき、意外にも一番冷静な判断を下してたのは息子だった。父のお葬式のときに横になって休んでいる息子に、その叔母さんは真剣に手をかざしていたそう。(私は見てないけど)叔母さんは叔母さんで助けてあげたいと思ってくれたんだろう。息子は後で一言。「ハンドパワーで治るわけないし、、、」とつぶやいていた。
May 1, 2012
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