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本日のワイン、プロセッコ・ヴァルドッビアデーネ・ミッレシマート2006年、ワイナリはコル・ヴェトラツです。プロセッコはベネト州の地葡萄品種で、発泡性のワインが主に造られています。(ステルスワインもあるそうです)また、SECCOは「辛口」っていう意味だけど、プロセッコはやや甘口も存在し、このワインもわずかに甘みがありました。泡は中の中位、思ったよりも強く出ています。色はご覧のとおり淡いストロー色。感じのよい柑橘類系の酸がしっかりしており、ほのかな甘みが引き立っています。まず、ピーチが強く香り、その他に長十郎なし、パン生地の香りも。複雑味はありませんが爽快なストレート感があり、育ちの良さが感じられます。シャンパンで言うとこの癖のなさは、モエ・エ・シャンドンから薫香を取った感じでしょうか?2500円以内の価格は十分納得のいくものでした。main page(旅行記他)wine page(本ブログ)nanmori page(食べ歩き他)
2008.06.28
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本日のワイン、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・チェラスオーロ2007、ファルネーゼです。ファルネーゼのモンテプルチアーノ・ダブルッツォと言えばお得感抜群のカサーレ・ヴェッキオ。凡そ1800円位で売られており、毎年飲んでいます。私は2500円以上のパフォーマンスはあると思います。しかし、今回はチェラスオーロ、初めて飲みます。意味は「さくらんぼ色」とのことですが、なるほどアメリカンチェリーとマラスキーノの中間的な色合いでとっても美しいです。さて、感想です。一口含むと、しゅわっとした酸が広がり、フレッシュな果実味がキュッと続きます。とても大柄な味わいです。香りはアセロラ、フレッシュなプルーンが中心です。少し人工っぽい甘み(さくまドロップいちご味!)が後を引くので、すこし料理には合わせにくい気がします。1100~200円前後で販売されていますので、価格相応というところでしょうか。暑い夕べに映画でも見ながら時間をかけて飲みたいですね。main page(旅行記他)wine page(本ブログ)nanmori page(食べ歩き他)
2008.06.25
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本日のワイン、アッバーツィア・ディ・ロザッツォ1990年、ワイナリはロンコ・デイ・ロゼッティです。このワイン、カベルネ・ソーヴィニョン、フラン、メルロなどの混譲です。このワイン造っているロンコ・ディ・ロゼッティ、あまり聞いたことがなかったのですが、設立からいろいろとややこしい事情があったようで、輸入元の「エトリヴァン」さんのHPに解説されています。ちなみにその中の「有名なリストランテ」は、おそらく東京にも支店がある「エノテカ・ピンキエーリ」と思われます。感想です。プルーンを中心とした黒い果実系のミックス香、東洋系の柔らかなスパイスが中心。全体的に凡そまとまったバランス(若干酸が立つ)ですでに各要素の一体感が形成されており、若干ピークを過ぎた感があるが、果実味もまだ残っており、十分たのしめます。しかし、このワイン1年位前、輸入されたと思いますが、枯れた感じが好きな方以外はそろそろ飲まれた方がいいと思います。main page(旅行記他)wine page(本ブログ)nanmori page(食べ歩き他)
2008.06.22
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本日のワインは、ドネリ社のランブルスコ・ディ・ソルバーラ”ガヴィオリ”です。昨年、広島の月光苑(旨安焼肉店!)で、ランブルスコの食事での使い勝手のよさ、美味しさを体験させていただきました。それまでは、ランブルスコを「ジュース替わり」となめてました。生産者の方、ごめんなさい。感想です。ご覧の通り濃いけども明るめのガーネット色、泡はかなり小さめのものがしっかり出ています。味わいは、フレッシュなプラム、赤色の野生の果実。酸はグレープフルーツのようなえぐみのあるもので、結構強いです。しかしこの酸は、このランブルスコにドライさを際立たせ、そして個性を与えており、大変好ましく感じられます。価格は1000円前後なので、ランブルスコにしても中位~安い部類に入ります。肉系や油分の強い料理には最適ではないでしょうか。main page(旅行記他)wine page(本ブログ)nanmori page(食べ歩き他)
2008.06.18
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本日のワインは、マッキオーレ・ボルゲリロッソ2005年。ワイナリはレ・マッキオーレです。セパージュはメルロー50%、カベルネフラン30%、サンジョベーゼ15%、シラー5%です。まず、ココアやチョコのフレーヴァー。チェリーやぐみ、黒系果実がしっかり香ります。更に、緑胡椒のようなスパイス、ミネラル感もしっかり。果実味は濃厚ですが、最新の2006年に比べると若干パワフルさに欠けます。が、綺麗な酸はこちらが上で、食事に合わせやすいのではないかと思います。サンジョベーゼ主体であったマッキオーレロッソから、ガラリとセパージュを変えて2年目のワインですが、単一品種クリュ落ちの葡萄が少しずつ入っていますので、チンツィアさんが言ってた「名刺がわりのワイン」ってた意味が分かりますね。そう、先日某ワイン会でチンツィアさんに会ってきました。19歳の息子さんがいらっしゃるとは思えない程、若くて綺麗でびっくりでした。main pagewine pagenanmori page
2008.06.15
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本日のワインはチャントンス・ロゼ2006年、ワイナリはヴィエ・ディ・ロマンスです。ロマンスは、愛の物語のロマンスではなく、「ローマ人の」をあらわします。ヴィエは街道を表すVIAの複数形かな?ともかく、蒸し暑い日はすっきり、きりりのロゼが最高です。グラスに注ぐと、明るめのガーネットの実に美しいグラデーション。多数の脚が綺麗に立っています。味わいは、オレンジピール、チェリーの香り、果実味はチャーミングです。タラゴンの様なグリーン・ノーツも。ヴィエ・ディ・ロマンスのワインは何時・どのワインを飲んでもその完成度にホレボレしてしまうのですが、今回のロゼは、今年の4月初めに飲んだ2004年のものよりも幾分樽要素が定着しきってない感じです。若干の荒々しさが残っています。でもあくまでもそれは、ヴィエ・ディ・ロマンス基準。普通のロゼとは比べようのない品格をもっていると思います。main pagewine pagenanmori page
2008.06.14
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本日のワインはキアンティ・クラシコ・ソラティオ・デル・ターニ2005年です。ワイナリ名はマキャベリ。そう、君主論で有名なニッコロ・マキャベリの子孫が保有しているというワイナリです。このワイン、我が家では比較的昔から飲んでいます。ラベルの色から、この普及ラインのキアンティ・クラシコを赤マキャ。リゼルヴァタイプのヴィーニャ・ディ・フォンターレを青マキャ。そしてカベルネ・ソーヴィニョンから作られるサー・ニッコロを金マキャ。ヴィンサントを金マキャピッコロ(375mlなので。)と呼んで愛飲していました。(このワイナリには他にも赤色のイル・プリンチペ・ピノネロがあります)このワインにはソラティオ・デル・ターニという畑名が書かれていますが、昔は赤マキャは普通のキアンティ・クラシコでした。そして金マキャにこの畑名が書かれていたのです。カベルネひっこ抜いてサンジョベーゼに植え替えたのでしょうか?ドライプルーン、黒スグリを中心とした小さな黒果実の味わい。若干の獣臭さと僅かにエグみ。でもどれも全然インパクトのあるものではありません。いや、悪い意味でなく「これぞ、昔ながらのキアンティ」と呼べる大らかさを持っています。節度のあるタンニンと酸っぱ目の酸。私の中では、キアンティと言えばコレです。これこそキアンティです。(あくまでも私の中で)ということで、2500円はちょっと高い。2180円(税込)だったら最高なのになぁ。main pagewine pagenanmori page
2008.06.11
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本日のワインはイル・フトゥーロ1997年。イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオ、トスカーナ州のワイナリです。セパージュはサンジョベーゼ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロです。このワイン、恐らく2001年頃に一度飲んでいます、残念ながら記録は残していなかったようですが。確か当時ガンベロロッソで3ビッキエーリ取ったため期待していたのですが、まだ渋く、木の要素が強かったためバランスがイマイチって感じたような記憶があります。それから8年、バランスは格段に良くなっていました。エッジが微かにオレンジがかった深いルビー色で、ようやく熟成の第一段階に入ってきた感じです。スミレ、ブラックカラント、プルーンの香り。インク、ビターチョコレートやバニラのニュアンスも。タンニンはサンジョベーゼな酸と厚みのある果実味と完全に一体化し、非常にベルベッティです。この「未来」と言う名のワインは「時のやさしさ」を感じさせてくれました。main pagewine pagenanmori page
2008.06.08
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本日のワインはオーロ・ディンカント2003。ポデーリ・デル・ソーレのシチリアIGTです。直訳すると「魅惑の黄金」となりますが、何か意味はあるのでしょうか。ネロダーヴォラ70%、メルロ15%、カベルネ15%の混醸ですが、配分は年度によって違うようです。感想です。まず最初に香るのは甘いチョコレート。オレンジピールのトリュフ(チョコレート)やリンツのオレンジ・エクストラ・シンを連想します。古い樽から時間をかけて柔らかくやさしく溶け込んでいる感じです。果実味は熟したプルーンやブラックベリー等の黒い果実。カルダモン等のスパイス香がアクセントになっています。飲み始めは濃厚さに少しクドさを感じましたが、時間が経つ毎に酸が綺麗に伸びてきて30分位で非常にバランスのよいワインになりました。これで1600円は非常にお買い得感があります。我が家の新しいデイリーなりそうです。main pagewine pagenanmori page
2008.06.07
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本日のワインはヌッスバウマー2006年。5月4日飲んだトラミン醸造組合の「ゲヴェルツトラミネール」の上位バージョンです。葡萄品種は同じゲヴェルツトラミネール100%です。最近、比較的普及ラインに近いふくよかながら軽快な白ワインを多く飲んでいたので、一口のんですぐ「お・重い。そして粘・粘・粘・・」てな印象を受けました。香りは閉じ気味ですが、落ち着いた中にも甘さが感じられます。花、ル・クルチェ、ライチのほか、色々な果実のミックス香、ミネラル感も十分。そして、イタゲヴェの苦味、これも品がよいものです。そして余韻が非常に長く、舌の上に果実のシロップがいつまでも居続ける感覚があります。やはり、ポテンシャルは相当高いです。やはりこれも数年待たないと真価を発揮しないタイプですね。値段的には、約1.8倍。単純に今飲むなら、前回の普及ラインのゲヴェルツの方がコストパフォーマンスは上でしょう。セラーに余裕のある方にはお勧めです。main pagewine pagenanmori page
2008.06.04
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本日のワインは、カベルネ・ソーヴィニョン1996年、タスカ・ダルメリータです。タスカ・ダルメリータはシチリアのワイナリの中でも老舗の部類に入ります。同社のレガレアリ・シリーズは我が家の食卓にワインが並ぶようになって以来からのお付き合いです。感想です。既に果実味を楽しむ為のピークは越えているように感じます。まずトップノーズに強い甘草の香り。他には鉄、なめし皮、ローズウッドなど。酸は既に丸くなっており、タンニンも同様。果実の香り・ニュアンスはほぼありません。でも何故か甘い。ブラックベリーを煮詰めて煮詰めて甘み分のみを抽出した感じです。枯れる迄には、まだそれなりに年月を必要とすると思いますが、高々12年しか経っていないのにちょっとびっくりです。何らかのコンディションにより異様に早く熟成したのでしょうか。3年半前に97年を飲んでいますが、果実味は十分あり、熟成感も強くは感じませんでした。これが、年度によるポテンシャルの違いなのでしょうか。私の乏しいワイン経験ではわかりません。タスカ・ダルメリータの古酒は、もう1本同97年とロッソ・デル・コンテの80年があります。ロッソ・デル・コンテはともかく、97年の方の飲み頃を考えねばなりません。main pagewine pagenanmori page
2008.06.01
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