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本日のワインはデイリーワイン界に煌くバルポリチェッラの星、テヌータ・サンタントニオのソアーヴェ・クラシコ・モンテ・チェリアーニ2005年です。先日のピエロパンのものと違い、ガルガネーガ100%です。テヌータ・サンタントニオではもう一つ普通のソアーヴェがありますのでランク的には先のピエロパンよりも1つ上なのですが、価格的にはほぼ同じ2000円前後です。ネーブルとグレープフルーツはピエロパンのソアーヴェでも香りました。モンテ・チェリアーニにでは更に白い花、マンゴスチン、ライチ、露草の香りも感じられます。非常にフルーティでピエロパンよりも若干余韻が長く感じられます。やはり、コストパフォーマンス高いです。ピエロパンとあわせて、ソアーヴェに対する印象が随分と良くなりました。どちらが美味しい?といわれると難しいですね。分かりやすい美味しさで食事と合わせやすいのピエロパンに対し、若干複雑味が勝っているサンタントニオ。・・・・・好みとしか言えないですね。ちなみにサンタントニオに合うのは、日本の旨みのある緻密な料理よりイタリアの豪快な魚介料理かなぁ。main pagewine pagenanmori page
2008.05.31
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本日のワインは、ジュヴレ・シャンベルタン・キュベ・ラベイユ2005年、ドメーヌ・ポンソです。普段はイタリアワインばかり飲んでいる私ですが、最近ピノ・ノアールに関してはブルゴーニュばっか飲んでいます。イタリアではなく、カリフォルニアでもなく、ブルゴーニュなんですねぇ、何故か。さて、感想ですが、やさしく品のあるい~い香りです。しっかりと閉じていましたが、その殻から僅かに零れる果実香は、熟成後のパラダイスを約束しているかの如く艶のある香りでした。アメリカンチェリー、赤スグリや小さな黒果実のニュアンス、しっかりとしたミネラル感もあります。果実味はフレッシュで、タンニンは非常に滑らか。新樽を使わないせいかピュアなイメージです。残念ながらまだまだ飲み頃にはほど遠いようで、現在では酸が突出しています。初日はおろか2日めでさえ、酸の支配は変わりませんでした。(幾分まろやかになりましたが)しかし、その酸は野生のいちごのように生命感に溢れた好感のもてるものでした。村名でも、最低あと2.3年は寝かせた方が良いのでしょうね・・・・・待てませんけど。main pagewine pagenanmori page
2008.05.28
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本日のワイン、ロッソ・ディ・モンタルチーノ2004、サリクッティです。ポデーレ・サリクッティは、ブルネッロを造りだした翌年のワインであるブルネッロ97年に、ワイン・スペクテイター誌より98点というすごい点数が与えられ、話題になったワイナリです。このロッソ・ディ・モンタルチーノというワインはブルネッロ・ディ・モンタルチーノのセカンド的なワインです。さて、味わいです。プルーンや黒い小さな果実味が中心。イースト、ヨード香、ミネラル、アジアンスパイス、カカオのニュアンスもあります。果実味・酸・タンニンは其々が主張するタイプではなくバランス型。味わいに膨らみがあるけれども、予め計算されたようなスタイリッシュさをもっているワインでした。お買い得です。main pagewine pagenanmori page
2008.05.25
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本日のワインは、ソアーヴェ・クラシコ2006年、ピエロパンです。ちょっとイタリアワインに詳しい方なら、ソアーヴェといえば、ピエロパン!と即答される位の第一人者です。このワインは同社の出している3つのソアーヴェのうちもっともベースラインのもので2000円前後で購入できます。品種はガルガーネガ90%、トレッビアーノ10%。ガルガーネガは、ソアーヴェの代名詞のような品種、トレッビアーノはイタリア中南部で大量に作られている葡萄で、ごく僅かな逸品と、その他のワインが造られます。ソアーヴェにトレッビアーノが混醸されているのは、ピエロパンに限ったことではないようですが、なぜトレッビアーノなんでしょうかね?ちなみに、同社の最高級ソアーヴェのみガルガーネガ100%で造られています。さて、感想です。口蓋にはあっけないほど「するっ」と入り、その後ふくよかさが「ふわっ」と広がり、舌の上に柔らかい甘さが残り、ゆっくりと消えていきます。梨、ネーブル、グレープフルーツの皮の爽やかな香り。しつこくない。すっきりとした果実の甘さと、キュっとしたフレッシュな酸とのバランスが優れているワインです。価格以上の価値は十分あると思います。実は肉じゃがと合わせたのですが、すごく合いました。ソアーヴェは一般的には魚介類との相性がいいとされますが、和食にも大丈夫ではないでしょうか。main pagewine pagenanmori page
2008.05.24
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本日のワインはキアンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ヴィーニャ・デル・ソルボ1998年、造り手はフォントディです。フォントディ、最近では、フラッチャネッロ2004年でパーカー96点を取ったりして騒がれました。フラッチャネッロは(同名畑の)サンジョベーゼ100%で作られていますが、このヴィーニャデルソルボはソルボ畑のサンジョベーゼに加え10%の同カベルネ・ソーヴィニョンがブレンドされています。どちらの畑も樹齢おおよそ30年以上とのことです。さて、感想ですが、樹齢が高いことに加え、さすが収穫されて10年経過ということで、大変まろやかでエレガントなワインになっています。しかし一方で、果実味は、10年の時を感じさせない位に若々しく力強い。また、確実に年を重ねた複雑味を持ち合わせています。スミレ、プルーン・ブラックベリーやブラックカラント等の黒い果実、土、落ち葉、バニラ、チョコレートなど。余韻も長く、まろやかな中にもすこしとんがった酸がサンジョベーゼらしさがあり、大変すてきな味わいでした。直接このワインには関係ありませんが、私にとってキアンティって、手軽で、身近で、ワインを飲みたいと思った時、躊躇せずきゅっと開けるワインでいてほしい思いが強いです。キアンティの高級化ってば、すぐカスティロ・ディ・アマが思い浮かびますが、アマの単一畑モノ(定価で2万円クラス?)は勿論ですが、スタンダードのキアンティで5000円近いものを飲む気にはなりません。高品質化も必要とは思いますが、いつまでも愛される「キアンティ」でいてほしいものです。main pagewine pagenanmori page
2008.05.18
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今日のワインはパルッソのランゲ・ネッビオーロ2006年です。私にとって、パルッソ=新しいバローロ=ワイナート、と言うことで、最近あまりワイナートが面白いと思わなくなった現在、ワイナート読まない=ワイナート銘柄飲まない=パルッソ飲まない・・・って訳の分かんない食物連鎖???になっていました。が、今年1月に、Salvi2002さんの自宅で飲ませていただいた2002年のランゲ・ネッビオーロが、やたら美味しかったため、久々に購入しました。開栓時から非常によく香っており、かつ美味しい、と感じました。果実味は生のプルーンや葡萄そのもの。酸、タンニンは巨大なとは言えないですが、柔らかくかつ厚みがあり、バランスのよい構成となっています。また、どこかピノ・ノアールのような味わいが・・・。バローロの何処か孤高でソリッドな雰囲気(と自分は思っている)ではなく、優しいけれど芯が通っているピノ、って感じです。3000円レベルの週末ワインとしては大変お勧めです。また、ワインが苦手な方にも美味しく飲んでいただけるのでは。main pagewine pagenanmori page
2008.05.17
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本日のワインも白、プラネタのコメータ2005年です。プラネタというと、数年前までは、シチリアの新星って騒がれていましたが、最近は同じシチリアでも、「クスマーノ」「グルフィ」の方が元気なような気がします。個人的にすごく好きなワイナリなので頑張ってほしいです。さて、コメータですが、フィアーノ種100%でできています。実は、フィアーノってカンパーニャ州の地葡萄なのですが、約5年前に初めてこのコメータをシチリアで飲んだ時、あまりにも美味しかったため、(ウルモ・ワイナリにて)ほんのつい最近まで、シチリアの地葡萄と勘違いしていました。後にカンパーニャのあるワイナリで「フィアーノ」ってカンパーニャにもあるんですね、って言った時の説明者の困惑顔の理由が最近分かって、ちょっと真っ青です。・・・(゚_゚i)タラー・・・白い花、白桃、レモンピール、オレンジピール、ブランデー、ミネラル、東洋のスパイスの複雑な香り。膨大な果実量に、若干酸が負けている部分もありますが、マイナス分を有り余る果実のウマ味をもつワインです。やはり我が家のベスト白ワインの1本です。main pagewine pagenanmori page
2008.05.11
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本日のワイン、ヴェネツィアで有名なヴェネト州にあるラ・ビアンカーラというワイナリの白ワインです。イタリアを代表する白ワイン、ソアヴェ地区のすぐ隣の地区で、やはりソアヴェと同じ葡萄品種であるガルガネーラ100%にて造られてます。ピコ2006。ワインでは通常、発酵時のコントロール(抑制)材として、瓶詰め後の二次発酵(酸化)防止としてSO2(酸化防止剤)を使用しますが、このワインでは一切使っていないとのこと。当然ノンフィルターということで、到着したての瓶をみるとびっくりすぐ位濁っていました。飲み始めに少しビオっぽい香り、酸化による?ぴりぴり感がありましたが、やはり果実に力があるのでしょう、そう時間のたたない内に強い果実香、きれいな酸味にとって代わられました。長十郎なし、八朔やみかん、金柑、トロピカルフルーツの果実味、そしてレモンの酸味。雑味らしきものもありましたが、なにより果実の力強さ、旨みのようなものがストレートに味わえたワインでした。main pagewine pagenanmori page
2008.05.10
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本日のワインはまたまた白。イタリアはアルトアディジェ州のトラミン協同組合が造る「ゲヴェルツトラミネール2006」です。ゲヴェルツトラミネールはワイン名ですが、そのまま葡萄品種名でもあります。で、イタリアにおけるこの品種の特徴として「強い花やライチの芳香」「スパイシー感」「苦味」があげられるのですが、このワイン、ホントまったくその通りです。具体的にはゆり、くちなしの花、ライチ、花の蜜、胡椒(グリーン)、余韻に苦味でした。甘み、芳香を楽しむために、少し低めの温度で供するのがいいかもしれません。2600~700円とデイリーには少し高いですが、週末にまったりとした花の蜜におぼれるには、丁度よいのでは?main pagewine pagenanmori page
2008.05.04
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本日のワイン、ウチでは珍しくフランスはロワール産のソーヴィニョン・ブラン、アンリ・ブルジョワのサンセール・ダンタン2003です。ウチではフランスワイン、殆ど飲まないのですが、何故か「サンセール」だけは別で、見たことも無いエチケッタを見ると、ついつい買ってしまう銘柄の1本なのです。家内が猫好きなことと、ソーヴィニョン・ブラン特有の香り、「猫の○ー」繋がりなのでしょうか。さて、肝心のワインですが、猫の○ーの香りはしません。(笑)熟したオレンジ・レモン・パイナップルの甘~い果実味。これらをしっかりとしたミネラル感(エチケッタにはSILEXと表記があります)と樽香、伸びやかだけどマロくなってきている酸が下支えしており、非常に甘いけれどダレた印象にならず、むしろのお色気(笑)を感じさせてくれます。記憶にある他のサンセールとは随分違う印象のサンセールでした。main pagewine pagenanmori page
2008.05.03
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