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本日のワインは、バルバレスコ・ブリック・ロンキ1999、ロッカ・アルビーノです。セパージュはネッビオーロ100%。ここは2002年、現地からの前日予約にも関わらず大変親切に案内してくれた思い出深いワイナリーです。当時は醸造所の拡張が始まったばかりで、畑名入りの2つのバルバレスコ(バリック熟成のヴィニェート・ブリック・ロンキ、大樽熟成のヴィニェート・ロレート)とバルベーラのジェピンのみの生産でした。今では、ノーマルバルバレスコ・普及タイプ・ドルチェット・白もあり、事業が順調に拡張出来ているようで、ちょっと嬉しかったりします。さて感想です。濃いめのガーネット。全体的に僅かにレンガ色がかって来ています。柔らかな花の香り、バラかな?果実の香りはプラム、杏、他にはスパイス、セメダインなど、ココアやエスプレッソの香りも強いです。バリック熟成の1999年なのでそろそろイケるかな?と開けたのですが、まだまだタンニック、酸も強く、粘度も強いです。現段階では少しずつ舌の上に乗せ、味わうレベルでしょうか。セラーの97年2種は当分忘れることにいたします(笑)。今回が「りりたな日々~別館」今年最後の更新です。つたない感想・文書を見ていただいた方どうもありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2008.12.30
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本日のワインは、ラ・セルヴァーティカ・アスティNV、生産者はカウドリーナです。このスプマンテに初めて会ったのは高木幹太さん著「イタリア銘醸ワイン案内」でした。2000年に発売された本で、そのあたりから飲んでいるのでかれこれ8年にもなりますね。エチケッタがロマーノ・レヴィでかわいいのと、爽やか甘系なのでワイン初心者にも喜ばれるため、お気に入りお土産ワインの一つだったりします。今回は、2006年収穫分のすこしオールドなヤツをクリスマスに。泡があまり立ちません。もともと強い泡ではないのですが、2年以上”飾り”としてタンスの上に放りっぱなしだったせいか、かなり弱くなっているように思えます。モスカートの香りにデラウエアの甘さ。酸味が若干後退しているようで、さすがにちょっとバランスが崩れています。甘口は普段あまり飲まないのですが、(フレッシュな状態の)このワイン、美味しいと思います。いくら酔狂な私でもエチケッタだけでは8年も買い続けません、ハイ。
2008.12.26
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本日のワインは、ガッティナーラ ポデーレ・デイ・ジネプリ2001、生産者はネルヴィ(NERVI)です。NERVとちゃいます(笑)。セパージュはネッビオーロ100%。ネッビオーロといえば、バローロやバルバレスコ、普及ラインでもロエロやランゲDOCが先ず思い出されます。ひょっとしたら飲んだのは初めてかも・・・。さて、感想です。色調は思いっきりネッビオーロ。香りはすみれ、チェリー、プラムなどから、時間が経つにれ野いちごなどの赤い小さな果実に変化。樽香はベースの部分に落ち着いており、果実香が前面に出ています。タンニンは、果実味や柑橘系の酸の粒子一つ一つに入り込んだかの様な一体感として存在しています。翌日以降は、チャーミングで且つエレガントな感が際立ってきました。笑われそうですが、ブラインドだと私は良く出来た村名ピノノアールと答えるかも、ははは。でも、飾り立てられていないネッビオーロの美味しさを再確認できた一本でした。
2008.12.23
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本日のワインはリフレッソ・アンティコ2004です。生産者はトスカーナ州のアンブロジーニ、品種はモンテプルチアーノ100%です。トスカーナの有名なワインの町名を冠したヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(品種はプルニョーロ・ジェンティーレ=サンジョベーゼ・グロッソ)とは別物です。さて、感想です。全体的に紫がかっています。太く長い脚は色素付きでゆっくりと流れており、明らかにビノミオよりも粘度が上(アルコール表記はどちらも14.5度)です。ファーストノーズは紫の花、ココア、そしてブラックベリー、プルーン、スパイス、インクと、それなりに似ていますが、この2本が徹底的に違うのは樽香の利かせ具合とタンニンの質とではないかと思います。最初こそココア・コーヒー感を強く感じましたが、時間が経つにつれそれは微粒子のタンニンと相まってミルキーさに転化、完熟の果実味とバランスも良いです。そして単なるスパイス感だけではなく、アニスのようなハーブ感、タバコ、そして清涼感のある青みなど複雑味も出てきます。いいワインです。見つけたら買うのが吉かと。
2008.12.16
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本日のワインはビノミオ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2000です。生産者はラ・ヴァレンティーナ。その昔、モンテプルチアーノ・ダブルッツォと言えば、ヴァレンティーニやマシャレリ、エミディオ・ペペを除き私の中では安旨ワインの代名詞のひとつでした。ところが、最近ではマラミエーロやオアジ・デグリ・アンジェリ、レ・テラッツエ、普及ラインではファルネーゼなど非常にバリエーション豊かなワインの一つとして脚光を浴びています。っていうことで・・・もなにも結局飲みたくなっただけですが、どうせならっていうことで、あまりWEBで見ないモンテプルチアーノダブルッツォ2本比較です。まず1本目の感想です。エッジはまだ紫がかっており8年も経過したワインとは思えません。脚はしっかりと立っておりかなりリッチな味わいを予感させます。ファーストノーズは紫の花でしょうか。そして口に含むとまず、カカオやチョコレートの強い樽香を感じます。それに続いて、ブラックベリーやプルーンのような黒い果実、結構厚めです。さらにスパイスやインクのニュアンス。口蓋に張り付くような、かなりの量のタンニンをも持っていますが、絹のようなとはいえません。また、酸味は中程度です。全体的には果実のポテンシャルはそれなりにあるものの、樽香が勝っており豊満ではありますが、繊細さ・複雑さが若干欠けている感があります。にしのさんのジャンケン大会で頂いたワインなので一般的な価格は分かりませんが4000円位なら合格ってところでしょうか。え~次回はやはりモンテプルチアーノダブルッツォ、トスカーナ物を予定しています。追記:と書きましたが、トスカーナ州でd’Abruzzoのワケないやん、と自己つっこみ。ダブルッツォ対決ではなく、モンテプルチアーノ100%対決の間違いでした。すみません。
2008.12.13
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本日のワインは、ドゥーカ・サンフェリーチェ・チロ・ロッソ・リゼルヴァ2004です。生産者はリブランディで葡萄品種はガリオッポ100%です。このサンフェリーチェと下位のチロロッソ、昔からの安旨と思っていましたが、手に入りにくい感がありました。(ついで買いしたい時にはナシ、でもわざわざ送料かけても・・・てな感じです)しかし、人気漫画「神の雫」にて同社のグラヴェッロ及びこのワインが掲載されたおかげか、随分あちこちのWEBで見るようになりました。さて、感想です。香りはブラックベリーやプルーン等の黒い果実。それに、ハーブ&スパイスに紅茶のニュアンスもあります。2004年にしては熟成感もあります。2000円余りという価格の割には広がりのある味わいでお得感があります。ただ普段飲み、という観点からはノーマルのチロ・ロッソ(1700円前後)で十分かな?という気がしますが。
2008.12.10
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本日のワインは、アナシェッタ2007、生産者はレ・ストレッテです。葡萄品種はナシェッタ、ピエモンテの土着品種のようです。ブライダのイル・フィオーレ(シャルドネ・リースリング)にも入ってますね。ワイン名もそこから取ってきたのか、ANAS-CETTA、Aで始まりEの上にトレマ(ウムラウト?)が付いています。何で?さて、感想です。香りは、白い花、と白桃(そのままやん)やさしい湿り気を帯びたグリーンノーツ、ハーブ、甘さを持ちながらもラムネのような清涼感。フレッシュな果実味は中程度の濃さですが、酸とのバランスは非常によく翌日も「そのままのバランス」でした。美味、オススメです。我が家の白のお気に入りになりましたが、次のヴィンテージは果たして手に入るのでしょうか。
2008.12.07
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本日のワインは、キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ラ・バロンコーレ2004。生産者はサン・ジュスト・ア・レンテンナーノです。トスカーナ・メルロの頂点ラ・リコルマ、サンジョベーゼのこれまた頂点、ペルカルロで有名な生産者です。そろそろ2005年が出始めていますので、これは昨年発売モノ、確かパーカー92点の秀作です。さて、感想です。香りはプルーンのコンポート、インクと鉄、ジビエ、バニラなど。果実味は十分力強いですが、優しさを持ち合わせています、そしてゆずのような強いながらも柔らかさのある酸味をも持っています。キアンティ(安旨期待)ながら5000円オーバーなワインなので気軽に飲める、とは言えませんが、若い真っ直ぐなサンジョベーゼをここまで美味しく飲ませてくれるワインは貴重。オススメの一本です。
2008.12.04
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昨日は、マグナムの会@アマンジャを堪能してきました。ワインは供された順に、イ・ソーディ・ディ・サン・ニコロ1990、モンテベルティーネ・リゼルヴァ1995、イル・カルボナイオーネ2000、ペルカルロ2001の4種、何れもマグナムボトルです。1)イ・ソーディ・ディ・サン・ニコロ1990全体的にこなれてきていますが、果実味は健在でした。。フィニッシュの腐葉土のような香りが印象的。昔ミラノのペックでオススメのワインを聞いたところ、このワインを勧められました。玄人好みなのかも。2)モンテベルティーネ・リゼルヴァ1995今回の4つのワインのなかでは最もメリハリの利いた味わい。インターナショナルなキアンティを感じました。3)イル・カルボナイオーネ2000このワインらしい白粉のような香りが全開。このワインが一番マグナムらしいまろやかさを持っていたかな。4)ペルカルロ2001深い味わいのあるワインです。ある意味、モンテベルティーネと対照的。主張が外に溢れてるモンテベルティーネに対し、ペルカルロはあくまでも奥行きと重さ。懐の奥にポテンシャルを感じます。このアマンジャさん。料理もかなり上質なものが供され、単なるワインバーではない何かを感じます。看板一つないドアだけの外見、そして新地という立地から何となく敷居の高さを想像しがちですが、一旦中に入ってみると、意外とシンプルなインテリアと心のこもった対応がすごく居心地のいい空間でした。料理の方は、後日「南森ぱとろ~る」で。
2008.12.01
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