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今年3度目の沖縄は雨中の訪問になってしまいました、今迄沖縄は数知れず訪問していますが、この度のような事は始めての経験です。
でも、飛行機が飛び立ち雲を抜け出ると、そこにはあの強烈な太陽の光がありました、雲海に輝く日の光、僅か数十メートル(いや、数百メートルかも知れません)の雲の下は雷雨です、本当に不思議ですね・・・、自然現象の摩訶不思議、信じられません。
沖縄は梅雨の最中です、この度の訪問は残念ながらあの強烈な日差しを受ける事無く雨の2日間でした。
沖縄訪問の私の楽しみの一つに泡盛をお土産に買うことです、専ら最近は「久米仙ブラック5年古酒」(40度)と「大琉球国5年秘蔵古酒」(35度)の二銘柄しか買っていません、これで無いとイカンと云う訳ではなくて、むしろそれしか知らないのです。
今回は沖縄のお友達に聞いて別の1本も購入してきました。試飲をさせて貰った限りでは大変まろやかで喉越しは良かったです、今晩早速試して見たいと思っています。
4年程前空港の売店で薦められるままに買って帰った泡盛がものすごく美味しかった、口に合ったと言うか少なくとも私の好みに合致した、その時に銘柄を記憶していなかった為その銘柄のものに未だ再会出来ていないのは誠に残念です。何方か美味しい銘柄がお有りでしたらご教示下さい、と云っても人それぞれ味は違いますから・・・、でも参考にさせていただきます。今夜は寝る前に「100%7年古酒限定6000本」で一杯やりますか!!!
古酒の成長
一般的に、古酒は貯蔵年数が長いものが美味しいとされているが、酒造所で聞くと、必ずしもそうではないとの答えが返ってきた。8年貯蔵タンクと10年貯蔵タンク、両方を飲み比べてみると、10年より8年の方が先に熟成して、まろやかになっていることがあるそうだ。
うーん、これじゃ10年古酒として売れないなっ、ということで封印をして寝かせつづけ、12年目に飲んだら、素晴らしい味と香りを醸し出していた、などということが度々起こる。
「泡盛は人と同じ。まっすぐ育つやつもいれば暴れて遠回りをするやつもいる。暴れたやつは、時の中でボコボコ揉まれながら、角が取れてくるのだろうね。時間が必要なやつもいるしな」
杜氏が静かに微笑みながら語った。
「10年経ってダメだったら、待てばいいんだよ」
「おやまあ、気の長いお話ですね。でも、12年経ってもダメだったらどうするのですか?」
「12年経ってもダメだったら、また待てばいいのさ、いつか立派になると信じながらね。これは親心だな」
「暴れん坊をひたすら待ちつづけて、無事熟成を遂げたときには、嬉しくて胸が熱くなるよ」
「心配したけど、おまえも立派になったなっ」
「おやじ、いろいろ心配かけてすまなかったな。おれも時の中を旅してきて揉まれながら、成長してきたよ、立派になっただろう。見守ってきてくれてありがとう」と。
時が来た日、杜氏と泡盛は人知れずそんな会話を楽しんでいるのかもしれないな。二人っきりで。
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