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2007.07.19
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 これから夏休みに海外への旅行を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 海外に向かう飛行機の中の楽しみの一つに、機内食があると思います。
「ハンガリアンビーフシチュー」に「舌平目の白ワインソース」───様々なメニューが、飛行時間に応じて1~2回、皆さまの前に登場します。食事をサービスする時は「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく」が基本といわれていますが、機内食も例外ではありません。今回はその機内食の仕組みをご紹介します。

 飛行機の機内にはギャレーと呼ばれる調理室が、飛行機の大きさにより、2~5カ所取り付けられています。
しかし、調理室とはいえ飛行機の中で火を使って料理するわけにはいきません。そこで、あらかじめ機内食を作る専門の会社(ケータリング会社)で食事を調理し、それを冷蔵状態でトレイに乗せ、カートと呼ばれる台車付きの箱にトレイごと積み重ねてセットしておきます。
この時、その便にどのくらいのお客様が乗っているか、何回食事があるか、さらに和食と洋食の比率などを考慮して、食事を準備します。

 さて、飛行機の出発前、空港では、ケータリング会社が準備した食事をぎっしりと詰め込んだカートを、専用トラックで機内のギャレーに手際良く積み込みます。
そして、飛行機は離陸。しばらくするといよいよ食事の時間です。客室乗務員は準備されているカートにコネクターを差し込み、ギャレーのスイッチを押します。すると、カート内のトレイでは、アントレ(メインディッシュ)部分の下の加熱板だけが加熱され、他の部分は冷えたままで調理されます。ほどよく調理が終了すると、客室乗務員がそのカートを押して、そのままお客様のもとに食事や飲み物を運んでいけるようになっています。こうして機内食は皆さまの目の前に現れるのです。

 一昔前までは、この様な便利なカートはなく、カートの中からアントレを取り出し、オーブンに数個ずつ入れて温め、またトレイにセットし直してからお客様にご提供していました。そのため、当時の客室乗務員はよく腕に火傷をしたそうです。国際線で満席のジャンボ機であれば、約350人のお客様に2回の食事を提供するだけで、700食分の食事を飛行機に乗せなくてはいけないわけです。
カートがいかに効率よくできていなければいけないか、お分かりいただけると思います。なにげなく客室乗務員が押しているカートには、実はこんな秘密が隠されていたのです。






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最終更新日  2007.07.19 08:18:20
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