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2010.08.18
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カテゴリ: Gourmet (Sweets)

夏と言えば水羊羹。水羊羹と言えば 一炉庵 。根津神社のそば。創業明治36年というから、老舗の多い文京区の中でも屈指の老舗。

一炉庵 水羊羹

シンプルな和菓子ゆえに、ごまかしは効かない。陶製の器で型を取るというこの店の水羊羹は、表面が鏡のようにつややかで、口当たりはシルクのように滑らか。本当に「水っぽい羊羹」で、この場合「水っぽい」というのは最大の賛辞だ。

市販の水羊羹は「水」を感じられないと思う。一炉庵は違う。餡の味はどこまでも上品で均等なのに、「水」を食している実感があるのだ。そして、餡の洗練された風味とともに、信じられないくらいしっとりと舌に馴染む極上の滑らかさ。その秘密は、小豆の皮の濾し方にあるのだとか。

保存料は一切使われていない。「(買ってから)1時間以内に冷蔵庫に入れて、本日中にお召し上がりください」と言われる。

賞味期限、なんと1日! 保冷剤の類いも入れてくれないので、遠くから来る人は注意が必要かもしれない。本当に美味しいものは命が短い。考えてみれば、それが本来なのだ。地方発送も、「品質が保証できなくなるから」とやっていない。ここまで頑として商売っ気がないのが、いかにも江戸っ子らしくていいじゃないですか。

売れ始めるとさらに数を売ろうとし、長く持たせるために保存料を使い、少しずつ手を抜き始め、その結果評判が落ちる。そうやって売れなくなると、今度はあせって値段を下げて買ってもらおうとする。

「味」で食べていこうとする人たちの多くがが、ほとんど必ずと言っていいほど陥ることになる悪循環だが、そこにはまりこんで「廃業」というゴールに向かうことなく、伝統の美味を守り続けている数少ない店。

一炉庵 おしるこ

こちらはおしるこ。缶入りなので、これだけは持ちがいい。最中の皮で作った、遊び心たっぷりの水鳥を浮かべて。

一炉庵のお菓子はとにかく、どれもこれもめちゃくちゃ甘い。「甘いこと=贅沢」だった時代のお菓子ということか。

このおしるこは、一炉庵のなかでは「甘さ控えめ」なのだそうだが、Mizumizuからすると、もっと控えてもらってもいいくらい。

一炉庵 夏の和菓子

いかにも涼しげな、美しい上生菓子。底の白は東京でそう呼ぶのかどうか定かではないのだが、いわゆる「あわ雪」。卵白をあわ立てて寒天で固めたお菓子で、山口や広島では、これだけで売っている(のだが、東京で「あわ雪」を見たことがない。ネットで調べたら愛知にも売っている があるようだ)。

味は・・・ とにかくひたすら甘い。卵白のふわっとした食感と硬めに仕上げた寒天の食感の違いが楽しいが、Mizumizuは「あわ雪」は「あわ雪」だけで食べたい人間なので・・・

一炉庵 赤とんぼ

一炉庵の上生菓子は、とにかく目で見て楽しい。そうして味はといえば、滑らかで、ひたすら甘い(笑)。

やはりここは、Mizumizuにとっては水羊羹で始まり、水羊羹で終わる店。餡好きな方は、一生に一度は食べるべき。

追記:「あわ雪」について、九州(大分)の方より情報をいただきました。あちらでは、スーパーのパン売り場 の横で団子や饅頭と一緒に売られているような、極めてポピュラーなお菓子だそうです。特に、お正月のおせち料理に添えるお菓子 の一品として、時期になると大量に売 られるのだとか。

東京と全然違う・・・ びっくり。

みかんさん、貴重な情報をありがとうございました。






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最終更新日  2010.08.20 14:37:57


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