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2010.11.20
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カテゴリ: Figure Skating(2010-2011)

アメリカ大会の男子シングル。先日のエントリーで懸念していたことが現実になってしまった。織田選手のルッツが、ショートおよびフリーでwrong edge(E判定)を取られたのだ。

http://www.isuresults.com/results/gpusa2010/gpusa10_Men_SP_Scores.pdf

さらに、フリーでは織田選手に加えて、ショートでは違反を取られなかった高橋選手の ルッツにまでE判定 が2つ下ってしまった。

http://www.isuresults.com/results/gpusa2010/gpusa10_Men_FS_Scores.pdf

ついでに言うともう1人の日本選手村上選手のルッツにもEがついている。

日本男子は全員アメリカに行くと、いきなりルッツの踏み分けができない選手になってしまったようだ!

思い出してみよう。NHK杯での高橋選手。こちらについたのは フリップへのE だった。

高橋選手は、昨シーズン前半はエッジには何も問題がなかったのに、オリンピックのフリーになっていきなりルッツにアテンションが2つついた。そのあとのトリノワールドではルッツに1つアテンション。

こうなると、高橋選手としても気になってしまう。だから次の試合では気をつける。NHK杯ではルッツにはEがつかなかった。本人は気をつけたのかもしれない。ところがそこでEがついたのは、本来問題のないはずのフリップ(高橋選手はフリップのほうが得意なのだ)。

次の試合では、フリップに気をつけなければならない。すると待ってましたとばかりにルッツにE判定。フリーに2つルッツを入れている高橋選手にとっては痛い。

織田選手もだ。これまで織田選手はルッツで違反を取られたことがない。だが、たぶんに中立気味であることはMizumizuも心配していたし、初戦のカナダ大会でも解説の佐野稔氏も心配していた。

1戦目では取られなかったのに、第2戦でとうとう取られてしまった。Wrong edgeというのは、一度取られると、また次に取られやすいという傾向がある。

特にフリップにもルッツにもEがついた高橋選手は、次から両方のエッジに気をつけなければならない。これはストレスだ。

昨シーズンから、wrong edge判定の正当性にMizumizuは疑問をもっていた。エッジというのは通常クセなのだが、試合によって取られたり取られなかったりする選手がいる。その例として挙げたのが小塚選手なのだが、その前のシーズンでは問題なかったはずのフリップのエッジに、ときどきアテンションがつく。しかも、マジックのように消えたりついたりする。

ルール上は、あいまいに見えたエッジにはEをつけてよいことになっているが、それではwrong edge(=間違った踏み切りのエッジ)という本来の定義からはずれてしまうのではないか。技術審判の判定が、本当にwrong edgeの定義に当てはまるものだったのか、あとから複数の目で検証すべきではないか。

女子に対しても同じようなことがすでに起こっている。フィンランディア杯の鈴木明子選手。

http://www.figureskatingresults.fi/results/1011/FT2010/FT2010_Ladies_FS_Scores.pdf

こちらにフリーのプロトコルがあるが、ルッツにもフリップにもEが3つもついている。まるで、できるだけ鈴木選手を減点して、「スポンサーがかなりついている」という地元のコルピ選手(フィンランド)に勝たせたいといわんばかりだ(最終的に鈴木選手が1位、コルピ選手が2位となった)。

あいまいなエッジと技術審判が判断すればEをつけていいのだから、ルッツとフリップの両方にEがついてもおかしくはない。だが、よく考えれば、それではwrong edgeとは何ぞやということにならないか。ルッツで間違ったエッジで踏み切り、フリップで間違ったエッジで踏み切っているとなれば、逆の意味でインとアウトの踏み分けができていることになってしまう。

一番の問題点は、エッジの踏み分けができない選手が多いことだったはずだ。プレパレーションに関していえば、明文化した定義がなく、フリップのように見えるルッツというのもありえる。ただ、その選手がインでもアウトでも踏み切れるかどうか、それが最も大切な技術のポイントだと思う。

インが得意な選手はルッツでもインで踏み切ってしまう。アウトが得意な選手はフリップでもアウトで踏み切ってしまう。それがまずいから、両方踏み分けできるようルールで促したはずではないか。

ところが、だんだんに判定の解釈が拡大し、「本当に間違っているのか」あいまいなエッジにまでEがついている・・・ように見えている。試合によってついたりつかなかったりというのがその証左だ。これは公平性を求めた結果(もれなく怪しいエッジを取り締まることで公平性を担保しようとした)の不公平(実際には間違っていないエッジまで取り締まりの対象になる)ではないのか。

しかも、技術審判の試合での判断にまかせて、それを検証しないというのでは、ますます「カラスの勝手でしょ」ならぬ「ジャッジの勝手でしょ」になってしまう。

回転不足判定がやたら厳しくなり、「本当に1/4回転以上の不足なのか?」というジャンプまで回転不足で減点され、今度はwrong edgeといえるのか、中立気味というだけで、中立に入ってさえいないのではと思われるエッジまでEがつく。

これでは減点のための減点になってしまう。

選手にとっては、一度E判定がつくと、その次の試合で気になってしまうという悪影響がある。

事実、鈴木選手は次のNHK杯では、フリップ、ルッツとも違反は取られなかったが(今度はちゃんと踏み分けができる選手になったようだ!)、フリーのフリップで自爆してしまった。

高橋選手にも同様のプレッシャーがかかる。元来エッジには問題のない選手なので、伊藤みどりではないが、「あまり気にしないで跳ぶこと」が大切かもしれない。これほどブレのある判定を気にして、自爆してしまっては元も子もないからだ。

高橋選手は現在非常に強いが、技術点を見ると、むしろその低さにガクゼンとしてしまう。これは昨シーズンからだ。メディアでは高橋選手の表現力をさかんに持ち上げているが、今季これからの高橋選手の課題は表現力強化ではない。技術点をどう上げるかだ。

なぜ、高橋選手の技術点が低いのか。Wrong edgeのように、やや疑問な判定の問題もある。そのほかに高橋選手自身の抱える問題とルール変更上の問題が絡んでくる。これについては、また後日。






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最終更新日  2010.11.21 01:23:38


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