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1999年にアボガドパワーズから発売された18禁アドベンチャーゲーム終末をこの週末に迎える世界で、終末を受け入れつつ無為に過ごす平凡な若者達の最後の物語【あらすじ】「―次の週末に人類は滅亡だ。」あと一週間で世界は滅亡を迎えてしまう…そのような状況でも人間はわずかに残された時で日常を繰り返してしまう。 主人公や他の登場人物たちも例外ではなく、生徒が一割ほどになってしまった学校を舞台に学生生活を続けている。 日常の残滓の中で、彼らは自分の終末の過ごし方を見つけていく・・・「…しゅうまつ、あいてる?」(by Wikipedeia)【感想】終末を迎えた世界で、それを受け入れ平凡な日常を過ごしつつ、終末感に囚われ自分の生き方を探す若者の姿を描いた、結構シリアス系のADVとにかく、終末感というかそういった雰囲気がよく出ている雰囲気ゲー文章のテキストもとにかく、寂滅感が出てて気だるい中に終末が近づいてくる焦りというか何もできない虚無感が伝わってきます。反面シナリオとしては、終末を生かしてキャラ達が今までできなかった一歩を踏み出す話にはなってますが、泣けるとか、すごく面白いとかそういった感じではなく、若干平凡なものとなってますその代わり、テキストの端々に名言…とまではいかないけれど、色々考えさせられるような文章が散りばめられていて、自分だったらどう考えるだろうとか想像しつつゲームできますまた、背景や一枚絵がパステル調な淡い絵柄となっていて、結構一枚絵が多く、それが独特の儚げなゲームにマッチした雰囲気となってますBGMもシンプルだけど終末をイメージした感じのものになってて、絵、音、テキストがすごくマッチしてゲーム全体の雰囲気をよくしてます逆に難点は何と言っても短いこと…全ての4ルートを巡っても3時間もあれば終わっちゃいます(笑)これは音声が収録されてないってのも影響してるんだろうけど、それにしても短すぎ!定価で買った人だったらきっと満足できないわで、音声がないって点も現在のゲームと比べれば見劣りしちゃうかなぁなくてもそれはそれで雰囲気が伝わるからいいけど、声優さんの演技ってたまにすごく感動することあるもんねぇDVD-PG版は音声があるらしいけど、どこにも見たことがないので(笑)そうそう、あとヒロインが全員めがねっ子なんだけど、特にそういった属性のない自分はどうでもよかったです(≧∀≦*)☆良かったトコ・非常に独特の終末感があって、ゲームの雰囲気に浸れます・淡いパステル絵がゲームにマッチしててよい★悪かったところ・ボイスなし…さすがにねぇ古いから仕方ないけどさ、すぐに慣れちゃったけど・短すぎ、さすがに3時間で全部終わっちゃうのは中古で買ったとしてもかなり不満でした・シナリオが少し弱い。平凡な日常を描いてる作品だから仕方ないけど、起承転結の盛り上がりに欠ける。(個別ルート紹介はプレイした順番)●香織ルート主人公がかつて付き合っていた同級生のお嬢様っぽい子傷つきたくないがためにヒトに嫌われないよう無難な生き方をしてきた彼女そして傷つきたくないがために主人公と別れた過去そんな二人が本当の気持ちを伝え合うルート、ヤマアラシのジレンマに例えられる傷つきたくない気持ちってのが自分も同じように思ってるもんで結構彼女の悩みは共感できました●いろはルート感情の起伏の乏しいぼぉーとしつつも自分のことをしっかり考えている一つ学年下の女の子個別では彼女の、消えてしまえば何かもなくなるのにどうして頑張って生きているのかという悩みが提示されます悩みが解消するようなしないような話なんだけど(笑)、最後は前向きに進む彼女が見れます印象としてはそれほど残らないルートですが、結構いろはのドラマチックな変貌振りにビックリでした●歌奈ルート二つ年下の元気いっぱいのまるで小学生かのような元気娘他のゲームでもありがちな性格付けだけど、終末を迎えるこのゲームではちょっと異色な展開他のルートよりもややコミカルな主人公もちょっと浮いてる感あり(≧∀≦*)悩みのような悩みでないような問題を解決するんだけど、話云々よりも元気いっぱいな彼女の姿やシンプルな考え方のほうが印象に残ってます●緑ルートかなりひねくれた主人公の幼馴染かなり斜に構えて、本の世界に現実逃避している彼女が幼馴染の主人公に告白するルート彼女が本が好きな理由や何やらがちゃんと主人公好きの伏線になってたのにビックリしたルートです彼女のルートの最後の日のセリフと一枚絵は結構心に残ってます最後にやったからかもしれないけど(笑)●千恵子ルートサブキャラの重久と千恵子の恋愛譚のルート本編に挿入される形で入ってます。緑と似た感じで陸上に逃避してる千恵子に重久が他の生き方を示してあげる話です心の穴がテーマなのかなぁ、本文中には出てこなかったけど、重久がなぜ千恵子に興味を持ったかとかを色々想像すると結構話に納得がいくかも一番頭を使って考えたルートです(笑)●留希ルート保健医の留希と医者の息子の多弘が医務室で診療所をしている話多弘の父親との確執や、留希の元カレへの思いを絡めていてちょっと複雑(笑)何といってもテキトー感丸出しながらちゃんと大人な女として描かれている留希がかなり魅力的でしたこのゲームのヒロインの中で一番ナイスなキャラかなと思ってます
2011.12.29
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このゲームもいよいよ今日で最後!!何とか年内に終わってくれた( ̄▽ ̄;)!がんばってこー【本日のあらすじ】金曜日保健室に多弘は現れなかったおかげで目の回る忙しさの留希、もう来ないかもしれないな…そう思うと忙しさの中にも空白ができたような奇妙な気分だった昼を回り、客足はパタッと消えた…終末まで一日半、もう薬を求める人もないということなのだろうなるようになる…深く考えないつもりでも、留希の意識は多弘のことを考えていたちなみに本日の調剤ミスは4件土曜日…おしまいの日終末発表8日後の校門前…大塚医務医院の看板が完成した無理矢理手伝わされた知裕と多弘の脇ではしゃぐ留希お礼にと、風邪でも引いたら美人医が診察してあげよう!!と大サービスの留希呆れつつも教室に戻る知裕とは逆に、多弘その場に残った「俺にも大塚医務医院、手伝わせてくれませんか…」保健室の扉が開き、昨日は姿を見せなかった多弘が入ってきた謝る多弘に、「しょ~ね~ん!…」と昨日の込み具合を恨み言のように話し出す留希だがそれを遮り、多弘はピシリと言った「その少年は止めませんか、せめて今日一日」多弘だってバカではない、体を重ねた水曜に留希がつけていたガーター、実用性のないそんなものをいつも付けているわけではないそう、あれはその前日にやり直そうと言われ拒否し、夜通し酒を飲んでた彼女が元彼のためにつけていた未練の象徴それでも、未練を抱えていても…多弘は留希に「真剣に好きなのだ」と告げた留希の胸に痛みが走る自分はこの少年を利用しているだけではないのか、寂しさを少年の温もりでごまかしているだけではないか多分、それは当たっているだが…何年も付き合っていた元彼との別れは意外なほどダメージはない、むしろ好意以上のものを多弘に感じている自分がいる世界は明日終わる、陳腐な失恋の痛手など人類と共に消し飛ぶのだ「その告白、のった!じゃあ、こっちもセンセーではなく『留希』だからね」多弘を引き寄せ、大人なキスをした「終末を愉しみましょう」終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】まず思ったのは、金曜日…ちょっと無駄じゃない(笑)俳句の字余りではないけど、一日多すぎたってところですかねぇこれといって捻りのあるラストではないけど、何だか前向きな多弘と、相変わらず結構アバウトでテキトーにどうにでもなるさ的な留希が、いい具合にかけあっていて雰囲気は良かったと思いますこのルートは全体的に留希の発言とか行動がなかなかにテキトー感が溢れていて、自分的にはこのゲームの中で一番好きなキャラでしたねぇそうそう、あと木曜日の選択肢によってはバッドエンドもあってこちらでは、多弘が最後は留希ではなく、家に帰って父親とキチンと話し合ってみますと留希に報告に来るってエンドなんだよねてか、こっちのほうが家族の問題に立ち向かっていく感じでいいと思うんだけど(笑)で、留希への告白はしようとして、それを留希が遮るんだけど、そこで「かっこいいセリフ」を決めようとするも思い浮かばない留希がこれまたテキトー感が出てていいんだわぁあらすじそっちにしたほうがよかったか(≧∀≦*)バッドエンドの最後の一枚絵が大塚医務医院の看板を下ろすところなんだけど、これが何とも言えない切ない感じの一枚絵で結構好みですだてことで、終末の過ごし方はこれにておしまい実際のゲーム時間は約3時間弱…結構ゆっくり進めたんだけどねぇで26回も日記を引っ張るんだからねぇ(笑)我ながらすごいや、一回あたり10分もプレイしてないということですねぇちょっとサボりすぎた感ありまくりはなまた次のゲームで~
2011.12.27
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留希ルートも中盤戦めっちゃ眠いし、今日は短めに切り上げよっと【本日のあらすじ】水曜日本日休診…保健室にはその札がかかっていた中には多弘が一人…時間にルーズとはいえ、きちんと毎日来ていた留希が来ない「やっぱ、男だよなぁ…」多弘がそうため息をついた時、ドアが開き留希が入ってきた酒飲んでたんだぁ…臭い息を放つ留希昨夜何があったかは気になる多弘だが。それを聞くことが自分の立場を大きく逸脱することだともわかっていたいきいきと白衣に羽織る留希を好ましく見ながら、多弘は看板を架け替えた診察が終わった時、留希がふらついた…酒飲み過ぎの寝不足だもんねぇ…疲れた笑みを浮かべる留希は、どことなく無理をしているように多弘には見えた昨夜の行動はどうあれ、彼女に悪影響を及ぼしているようだった二人の間に流れる沈黙に耐え切れず、なぜ先生になったか多弘は尋ねた何故そんなことを聞くのか…尋ね返す留希に多弘は自分のことを話し出した自分が医者を目指していたのは父親への復讐心から…医者になって、だけど父親の医院は継がないことで、母を死に追いやった男を失望させたかった金儲けばかりで家庭を顧みなかった父にノイローゼとなり、自殺した母体面ばかり考え、母を精神科にも受診させず、その死も事故死と処理した父親そんな父親に反抗することばかり考えていたそんな時、終末で医者が逃げていく中、診療所を開こうという留希に少し感動し、自分が情けなくなったこと…これも終末のせいだろうか…こんな話を笑顔でする多弘そんないいものじゃないよ、そんな多弘を見て留希は自嘲気味に笑った今でこそ養護教諭だが、外科医を目指していた…その動機は男、そう昨日あった男と一緒にいたかった、それだけのこと若かったし甘かった、同じ大学に入ったものの、結局彼は医師、自分は養護教諭そして彼に医師の娘の婚約者ができ、二人の関係はパァ…その直後に終末の発表手切れ金代わりに薬品を分捕って、もう動機もないのに最期にお医者さんごっこ多弘に背を向け、留希は言った「感動する要素なんてない、養護教諭になった理由も、この医院を始めた理由も」しかも…留希は続ける昨日あった元彼からは、あと4日しかないのにやり直そうだって…多弘には留希の深酒の理由が分かった気がした、今目の前にいるのは多弘のようなガキを斜に見、世界の終わりさえ笑い飛ばす普段の留希ではなく、一人の女性だった次の瞬間多弘の手が彼女の体を包み込んでいた「どうした少年、君は今いけないことをしているぞ」…留希が多弘をたしなめる同時に、そのぬくもりに救われたような気分になっていた「離れないと、先生勘違いするぞ」、あくまで大人な対応をする留希勘違いじゃないと思う、そう答えた多弘に。それは錯覚だよと意地悪にも留希は笑った「じゃあ、もう知らないからね」、留希の中で何かが吹っ切れた気がした木曜日いつもの診療だが、多弘の様子はことあるごとにおかしかった失敗だったか…留希は小声でひとりごちた無理もない、まだ少年の彼には体を交わした相手とどう接したらいいのかわからないのだろう昨日のせいで心地よい関係が壊れてしまうのは辛かった一時の感情に流されたとはいえ、留希だって多弘の事は好きだ…残り3日をぎこちなく過ごすのは厭だまぁ、なるようになるさ…どうせ3日経てばすべては消えてしまうのだから、深く考えないことにした放課後、多弘は知裕と共に児童公園のブランコに腰掛けていた児童の姿も浮浪者の姿もない公園は、一足先に終末を迎えた世界に感じられた留希先生に惚れたかもしれない…多弘の相談はそれだった意識しすぎて普段どおりに接することができないそんな多弘に自分がどうしたいのか尋ねる知裕恋愛相談なんてそんなものだ、占いと一緒でいい相談相手なんて相手の言って欲しいことを引き出すのがうまいだけのこと多弘にしても、すでに自分なりの答えは胸に秘めているはずだったどうせ3日経てば全て終わる…悔いの残らないようにすればいい、当たって砕けろだ、そう励ます知裕に、砕ける気はないって!と返す多弘やっぱし自分の気持ちは決まってるんじゃないか…知裕の笑いが公園に響いた【今日の感想】はぅ、これを書いている時点(決してアップしている現在ではない)で結構風邪気味です(汗)こんな日に日記を書こうとするんじゃなかったしかも、何だかこのルートの山場だし(汗)結局あらすじも無駄に長くなったし…てかあらすじって要約しようとまとめるほど短くなるけど書くのがしんどいっすね今回のこのゲームはすごく短いので正直あらすじというか、ほとんど内容そのままって感じなので長くなっても実はそれほど書くのはしんどくなかったりしますおかげで毎回感想のほうは書くことがイマヒトツなくて困るんだけどねと、感想部分も水増ししたことだし、肝心のゲームの感想ですが結構二人ともドロドロしたもの抱えてるんですねぇ自分に行動に憧れている若者を前にして、自己嫌悪に陥っている留希は結構共感できるところがありますだ現実でもたまに、ジコチューな理由でやったことがヒトに感謝されたりして、いい人の振りをしてしまって自己嫌悪とかあるんですよねぇかといって「そんな自分なんです」とあけっぴろげに話してしまうのも何だかネガティブなヒトと取られてしまって、それはそれでいいんだけど場がきまずくなるんだよねぇネガティブ発言って本人はいいけど、周囲としては反応に困っちゃうコマッタちゃんだからねぇ(笑)ちなみに木曜日の知裕との会話で選択肢があって、多弘を励まさないと、またしても土曜日にバッドエンドを迎えるハメになるのですよ~
2011.12.24
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さて今日から最後のサブキャラルート留希と多弘の物語でこのゲームは締めくくろうと思います【本日のあらすじ】月曜日保健室には「特設!大塚医務医院、開店セェル、お気軽に」との看板がかかっていた養護教諭の大塚留希は何処からか集めてきた薬を利用したこの医院、気楽なちょっとした医者付きの薬屋ってトコである終末の混乱で閉院する病院が多い中、それなりの客があるのだった滅亡すると分かっていても病気にはなるし、死ぬまでは苦しいということなのだろう今日の診療も終わり、煙草をくゆらせながら助手をしている少年こと竹岡多弘に休憩の声をかける留希薬のダンボールを整理していた多弘は、その中に一般には手に入らない薬を多く見つけ、留希にどこから手に入れたのか探りを入れる「さっすが、医者のムスコ」軽口を叩く留希に少し嫌な顔を見せる多弘多弘は開業医の息子なのだ、今更な反抗期で父の側を離れるべく学校に来ているのだそのくせ医療の手伝いをしたいというのは、彼の中での父の存在が大きいのであろう適当なことを言って薬の入手先をはぐらかす留希逆になぜ保健室の手伝いをしようと思ったのか聞いてみる口ごもる多弘に、留希は自分の美貌が目的だなぁと突っ込んでみるここ一ヶ月で留希の軽口にも鍛えられた多弘はサラッと流すのだった火曜日いつもより多い客を捌いて営業終了した保健室こと大塚医務医院今日は留希が夕方から用事があるということでいつもより早めの終了であるいつもより客が多いのは、医薬品の供給不足から緊急時に備え周囲の医院が閉鎖してるからかもしれないそう言う多弘に、皆死ぬのに緊急も何もあるかねぇと嘯く留希国の指導とはいえまともな医者がすることじゃないね、と続ける留希の言葉に多弘の表情が曇る多弘の父親はそんな無意味な国の指導を守っている医者なのだだが、それは薬品不足ではなく、自分の体面を守るためのもの…嫌悪感丸出しに父親を非難する多弘鬱屈とする多弘をキャッチボールに誘う留希、体でも動かせば少しでも気分が晴れるだろう一年前のこと…サッカーの授業で顔面キャッチを決めた運動神経0な多弘うっすらと戻ってきた意識の中で、そこが自分が避けていた保健室だと気付いた保健室なのに妙に煙草くさい上、患者がいるのにカーテンすら閉めないデリカシーもあったもんじゃない…多弘はついそう呟くその声を聞きつけ、多弘の様子を伺う保健医留希「有機水銀たっぷりの赤チンを鼻の頭に塗ったげようかしら、煙草臭さも気にならなくてよ~」邪悪な笑みを浮かべて多弘に近づく留希「ごめんなさい~」がばっと起き上がった多弘そこは体育館だった…呆れたように見下ろす留希…そう、キャッチボールでまたも顔面キャッチしたのだ「赤チン塗る?」そう聞く留希に先程の夢を思い出し笑う多弘彼氏とのデート前にありがとう、そう話す多弘の言葉に意表を突かれた留希まぁ昔付き合ってた事はあるヒトだけど…そう答える留希の態度は、普段の不敵な保健医のものとは少し違ったすぐに元の雰囲気に戻った留希は、ソイツの家に私物を取りに行くんだわと笑うソイツの家…その言葉に気持ちが引っかかる多弘、そんな彼を残し留希は体育館を去っていく終末だからだろうか…そうでなければ留希が私生活を垣間見せることはなかったろう幾らさばけてるとはいえ「先生」なのだから終末、死の前に誰もが平等な世界…だがそれは平和とは違う、増加する暴動、略奪といった犯罪…平等が生んだ不幸だが、同時に「立場の対等」を生み出していたかつてなら立場が邪魔したであろうことも話せる…留希の態度はただそれだけのことわかってはいたが多弘の心はなぜかざわついた昔の男の所に行く…おそらくこれからシャワーを浴び服を着替えて…何となく面白くなかった体育館の床は冷たかった【今日の感想】保健医の留希と医者の息子の多弘のラブストーリーです何だか留希ってイメージが女版重久ってポジションな感じですね悩み多き若者の千恵子や多弘とそれを導く年増達の話って感じで(笑)でもって、こっちのルートはちょっと展開が速い感じでして、早くも多弘クンは悶々としてるわけですね~父親コンプレックスな多弘と、何となく元カレに未練のありそうな留希どっちがどっちを癒す感じで話が進んで行くのかってところに自分的には興味ありありですちなみにこういった感じの先生って結構好きですねぇ(*^-')b
2011.12.20
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千恵子と重久編もおわり~結ばれた後の二人のお話はどう〆られるんでしょう【本日のあらすじ】金曜日半月前のこと…グラウンドで練習を終えた千恵子は木の下にいる男に話しかけた2,3日前からなぜそこでいるのかと、邪魔だからどこかに言って欲しいとニマァと笑ってその男は、「なるほどキツイ子だ」と返すその男は千恵子のことを知っていた。陸上のホープだったこと、そして大会で転倒し期待を裏切ったことを他の連中は終末まで人生を満喫するのにねぇ…と皮肉げに言う男に、それは自分の勝手だと千恵子はそっぽを向いたそう、練習するのも勝手なら見るのも勝手、そういってパンを差し出すその男、重久を冷めた目で見る千恵子勝手に居座るその男をわき目に、その日は帰ってしまった「何考えてた」…そんな重久の問いに我に帰った千恵子初めて逢った時のこと、そう答えた千恵子に第一印象は最悪だったろと笑う重久自分が他人に認められるには陸上しかなかったこと、そして大会でミスしてからその傾向に拍車がかかったことずっと抱いていたコンプレックス、様々な事を話した重久は黙って聞き、必要な時は必要な言葉をかけてくれた長年染み付いた強迫観念から、こうして話していることすら罪悪感を覚えたが、重久が隣にいるとそれも耐えられた明日どうするの?千恵子の問いに、パンも手に入らないし空でも眺めるかと笑う重久一緒にいてくれないか…そう聞く重久に、千恵子は自分が必要とされている感覚を感じ嬉しかった最期くらい好きになった男と一緒にいるのも悪くないパンでも焼いてこようか?そういった千恵子に大感激する重久、彼女をおぶって夕焼けを駆け抜けていった揺れながらもその背中に少し感動を覚える千恵子、そこには陸上以外の世界があったぴょこぴょこ揺れる自分の髪を気にしながら、千恵子は自分が笑っていることに気がついた土曜日…おしまいの日幼い頃から勉強、運動、容姿、性格…全てにおいて姉より劣っていた何より傷ついたのは親すら、自分を姉のお下がりだと思っていることを知った時千恵子の出生は親にとってもアクシデントだったこと故に、無力感と空虚を感じて生きてきた3年前、中学で陸上の才能を見出した先生…最初は厭だった、陸上も、先生の声も、その陽気で無責任な褒める声もある日、陸上には邪魔だろと先生がくれた髪を束ねる髪飾りそんな時の優しい声も最初は嫌いだった…だがその声が自分の価値を認めてくれた「おい!」驚いた重久の声に我に返った千恵子そこにはトレードマークの髪飾りをはずし、髪を切った彼女の姿があった変かな?そういう彼女にかなりいいよと重久はいつもの笑みを浮かべる焼いてきたパン、二人がそれを食べるのはいつもの木の下だったそれと…千恵子は話を続ける「あなたの名字も知らないけど」「教えるよ、話す事はたくさんあるんだ」終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】さて、結ばれた二人の後日談ですねぇ思ったよりもいい雰囲気の二人(笑)、何だか初々しいカップルさんみたいですなぁ~でも、実は木曜日に千恵子の説得に失敗すると、いい感じのカップルさんにはならないんだよねその場合、千恵子は土曜日に重久と過ごすのではなく、走り続けることを選んじゃうんだよねまぁパンは焼いてきてくれるんだけどさ(笑)最後の髪飾りのくだりは「陸上」って縛りから自分を解き放った象徴なんでしょうね他のルートもまぁ各ヒロインは幸せなんでしょうけど、何だか千恵子は結構幸せっぷりが強く描かれている気がしますねまぁ後日談が二日に続いているからかもしれないけどでも終末だからいいけどさ陸上の話の回想だと、認められて嬉しくて、それが自分を縛りつけた結果になっているんだったら、このまま世界が滅亡せずに続けば、陸上と同じようにいつか重久との恋愛に縛られていきそうな気がするなぁ、この娘( ̄~ ̄;)あと話とは関係ないけど、重久って一体何者だったんだろ千恵子も名字知らないとか言ってるけど、なんでこの時期に学校にきたのか、そして千恵子に目をつけたのか、千恵子の過去まで知ってたのかう~ん、すごく気になるんだけどなぁマニュアルによると重久の苗字は「松原」回想シーンで千恵子の指導をしていた昔の陸上のコーチも苗字は「松原」重久の兄は教師で教え子と自殺したと本編中で出てくるつまりはそういうことなんでしょうかね…でもマニュアル読んで名字に気付かないとわからないよねぇ、コレってちょっと気付いた自分が嬉しかったりします(笑)
2011.12.17
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陸上に生きる女、千恵子。どうやってその生き方を変えていくんでしょうか【本日のあらすじ】水曜日今日も走る…自分にはそれしかないからと、校門をくぐった千恵子は、突如口に何か押し込まれたパンだった…あっけに取られる千恵子にニカッと笑う重久駅前のパン屋で最後の品と言って配っていたと言う重久、訳の分からないことする重久に千恵子は冷ややかな視線を浴びせた千恵子にも食べさせてやろうと思ってなと人懐っこく笑う彼に、あまりパンは好きではないと言う気もうせてしまったついでに練習サボってどっか行かないと提案する重久を振り払う千恵子だった練習も一段落し休憩する千恵子、だがいつもいる重久の姿はなかった朝の出来事もあり、少し心配になるが、すぐに重久はやってきた明日からのパンの調達に走っていたのだという…少し心配して損した気分だった木曜日練習やめる気ないの?…いつものように休憩していると重久が声をかけてきた今までも、この状況下で自主トレすることを色々な人に言われてきた「なんでそんなこと言うの…そんなコト言う人とは思わなかったわ」そう冷たく言い返す千恵子に重久はいらだったように言った「毎日苦しそうだぜ、なぜそんなに自分を痛めつけるんだ」そうやって生きるのは苦しいだろ、辛いだろ…次々とはなたれる重久の言葉に動揺する千恵子何から逃げてるんだ…重久はいつもと違う寂しげな笑い方をした走ることで考えることから逃げてる、自分で穴を掘ってその中に逃げていると…そして、出られなくなる前にそこから出るべきだと走ることしかできないの!…強く反発する千恵子走るのは苦しい、辛い、痛い…楽しい事は何もない。けどそれが自分にできる唯一のことなのだ「違うな…」重久は簡単にそれを否定したそれは自分を催眠術にかけているだけ、他にできる事はいっぱいあるじゃあ、何ができるのか…そう尋ねる千恵子に重久は彼女の手を取った気付いたとき、千恵子は部室で重久に抱きしめられていたどういうこと…警戒と驚愕に満ちた千恵子の問いに、重久は走ることの関心のちょっとででいいから俺に関心を向けて欲しいと提案する千恵子はそれ以降の事ははっきりと覚えていなかった自分でも驚くほど簡単にこの気安い男にそれを許したことだけが心に残った【今日の感想】ついに木曜日に変化が訪れたんですねぇ結局、このルートでは心の中の穴がテーマってところなんでしょうかね陸上に逃げる生き方は、緑ルートで本に逃げる緑と同じような構図だけど、こっちは自力でなく重久に救出してもらう重症っぷりだったわけですねでもちょっと説得が思いのほか、簡単で拍子抜け(笑)まぁ、そうそう感動的なシーンってのは作れないでしょうけどさ重久の話の切り出し方とか、説得の中身とかがどれも唐突な感じで…何だか体から始まる愛の物語って雰囲気が( ̄□ ̄;)結構シニカルでチャラいが色々含蓄ある男って感じの描かれ方をしてただけにちょっぴり残念だったのですう~ん、感想短いけど、まぁ実際のここのプレイ時間って10分程度だもんなぁしゃーないか(笑)
2011.12.15
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メインヒロインの攻略は終わったけど、このゲームにはサブキャラ同士の恋愛譚も本編中で語られてるんだよねぇ今まで省略してたけど、ここでご紹介しておくのだ(*^-')b【本日のあらすじ】月曜日グラウンド、そこで陸上のトレーニングを終えた千恵子練習を眺めていた重久がタオルを投げ入れた精が出るねぇ~、軽いノリの重久に暇そうにしてるよりもマシよ…と冷たく返す千恵子昼寝やパンの調達の合間に暇そうに見せるのも大変なのさとにっと笑う重久いつもパンを食べて昼寝してるようにしか見えない重久のそんな発言に笑う千恵子このご時世パンの調達が大変だと力説する重久のパン好きに呆れるのだった「随分愛想が良くなったねぇ、最初はスゲェ冷たかったのに」そうからかう重久に少し顔を赤らめ、千恵子は重久を無視して練習に戻るのだったそんな千恵子を楽しそうに眺めて重久は再びゴロッと横になった火曜日いつものようにグラウンドで千恵子の練習を眺める重久の目に知裕の姿が入った知裕にとって重久は理解の範疇を超えた不思議な男だった飄々とした言動、憎めないがそのくせ時々鋭い観察眼、そんな彼に知裕はふと疑問をぶつけてみた「確実に死ぬとわかっててそれに対して何もしないのは自殺になると思う」重久はパンを食べる手を止め、知裕を見上げた「今の俺たちか…」頷く知裕に重久は答えた「今この状況を生きてる全員が自殺だとは思わないな」中には自殺もいるってことか、続けて聞く知裕に重久はいつになく真剣な表情を浮かべた終末を救いだと考えれば自殺と変わらない、死に救いを見出すと人は深い穴を掘るんだ自分の兄がそうだった…重久は続けた職場で不祥事を起こし、6階から飛び降りた、死ねるギリギリの高さから、臆病者らしくね飛び降りはラクな死に方とは思えないけど、そう疑問を呈す知裕に重久は苦々しく笑った「無理心中だったのさ、自分の生徒の少女を道連れにしてな」人は自分の中に深い穴を掘り自分で出られなくなる雨が降れば溺れてしまうくせに、羨ましそうにそこから空を見上げる…それを見てきたからこそ、自分は逃げるのはごめんだ怯えている理由が分かるからこそ、耐えられるんだと思う知裕にはよくわからなかった、だが重久はわからなければそれで構わないさ、若さってものだから…とシニカルに笑った知裕の去った後、千恵子が戻ってきたチラッと見た知裕が面識はないがかつて陸上の先輩だったはずだと話す千恵子怪我ですでに辞めてしまっていると聞き、知裕といい千恵子といい運が悪いのが多いなと呟く重久僅かに表情が固くなる千恵子、軽口を謝る重久に「…いいの」と力なく笑いトラックへと戻っていったそれを見つめながら重久は少しつらそうな表情を浮かべ呟いた「逃げちまえば自殺と同じ…か…」【今日の感想】てことで、サブキャラ編最初は「千恵子と重久」の物語となっておりますもうひとつ「留希と多弘」の物語もあるんだけどねぇ、それはまた次回に本編の物語の最中にところどころ、サブキャラのエピソードもはめ込まれる形になってるんですね~で、千恵子と重久ですが…何となく、現実逃避で陸上に打ち込んでる千恵子を重久がかっぱらうような形になりそうな予感がビシバシ(笑)一見おちゃらけキャラな感じの重久だけど、火曜日の知裕とのやり取りを見てると意外とシリアス…きっと、自分の兄と同じように陸上と言う穴を掘っている千恵子を何とかしたいってのが最後のセリフで何となく伝わってきますよねぇ千恵子も重久も週末を控え、自分なりに終末の迎え方の考えがあるんでしょねで、千恵子の選んだ逃避の道を、重久が変えていきたいと願っているってところかなぁただ走り続けてるだけの千恵子、あんまし生き方変えるようなとっかかりはなさそうだけどなぁ…どうなるんでしょ
2011.12.13
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さぁ、緑ルートもついに最終日エピローグはどんな感じなんでしょう【本日のあらすじ】土曜日…おしまいの日校庭…さすがにこの日を学校で迎えている者は少なかったふと、校庭にいつものようにトレーニングする千恵子とそれを眺める重久の姿を見つける声をかけようとする知裕を緑は制した「あの二人好き同士だよ、邪魔しないほうがいい」そんなのがわかるのかよと振り返る知裕に緑は言った「好きでもない人と今日一緒にいると思う?」図書室に移動した二人母親はいいのかとと聞く知裕に最後くらい知裕といてもいいじゃないかと緑は話す煙に巻いたが知裕も同じ想いだった、二人きりの図書室で…あんまし寝てないんだよ…そう話し知裕は机に突っ伏す勝手に寝ろ!!、緑の声が図書室の静寂を破った終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】何だかこれといった出来事のないエピローグ(土曜日)だったなぁって感じです正直図書室でのやり取りはあんまし心に残るものではなかったですその代わり、図書室に行く前の校庭の千恵子と重久を見た二人の会話が何となく終末感を誘っていてこちらはいい感じ(*≧▽≦)ノノそら最期の日って言われたら、好きな人とか家族とかと過ごすってヒトがほとんどなんでしょうねぇ…千恵子と重久って誰よってのは突っ込まないでください(汗)オープニングに出てくるから一応紹介してますよまぁ本編中でもこの二人はサブキャラとして恋愛関係の話が展開されるんだけど、それはまた次回以降にご紹介なのでパスあとは、ラストが図書室で昼寝してる知裕にキスする緑の一枚絵で締めくくられてるんだよ。文章ではこのシーン全く説明がないけどこのゲームのラストシーンとしては一番の余韻が残りますねぇ勝手に寝てろとか言いつつ、さり気に寝ている彼に口付けする彼女家族愛ではないけど、口では何やかや文句いいながらも、さりげない本当の愛情とかを表現してるように感じられるシーンでしたということで、緑ルートは話としてはそれほどインパクトとかはなかったものの、ラストシーンは意外と印象に残ったので、終わりよければ全てヨシって感じで結構いいなぁって感じでしたかねぇさて、次回は千恵子と重久って誰よの紹介をする予定です(笑)
2011.12.10
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緑ルートも一気にクライマックスであります、多分【本日のあらすじ】木曜日いつもどおりの授業、知裕にはそれが心地よい反面落ち着かない感じがした終末は迫っている、既にかつての日常に自分が馴染めなくなっているのかもしれないどこか気分の悪さを感じ、教室を出た今日も図書室で本を読んでいた緑香織とのことをからかう緑に、本が恋人かよと知裕もやり返すまたも文字とヒトの持論を展開する緑でも、文字だけでなくヒトはそれを実践する、本を読むだけじゃ何もわかったことにならないと反論する知裕実際に体験することでしか得られない経験緑の反論はなかった、「ウソだって突き通せば最期には真実になるでしょ」苦しい事は知らなくていい、終末に臨んで緑が選択した生き方今までの平穏な生活+終末から気をそらす適度な書物、最期までウソをつこうと決めていた「放っておければいいけどな」ケンカばっかしても芸がない、あと3日の付き合いだし仲良くやろう、腐れ縁だしなそう意外な提案をする知裕に緑は微笑んだ金曜日図書室で緑と話す知裕ふと話題は知裕のメガネの話になった嫌いだけどな…そういう知裕に私は知裕のメガネ姿好きだよとメガネに手をかける緑二人の顔が間近に迫る…メガネに憧れて暗い所で本を読んでいたと話す緑にメガネなんて邪魔なだけさと放す知裕バカじゃないかと返す知裕、普段なら噛み付きそうなそんな答えにも穏やかな表情で話し続ける緑やけに素直な緑をからかってみる知裕、そんな会話も心地よく思えた昔に戻ったみたい…目を伏せた緑が呟いた昔知裕の家に本を読みに行ってたのは知裕が目的だったと長く一緒にいられるように本を読むのも遅くして…一緒にいたのに本読む振りしてたなんてバカみたい二人を沈黙が包む知裕は妹と思っていた緑に異性を感じて戸惑い、緑は異性を感じつつ何もできなかった自分を鼓舞するために黙する最後の日まであと二日…だからちゃんと素直にならないと後悔する緑の小さく悲痛な声…それは失う悲しみでなく何も手に入れられない悲しみだから…二日間だけ、知裕を頂戴緑の声に知裕は頷いた【今日の感想】緑ルートも大詰め、ついに二人は結ばれるのでした…と何とか金曜日に間に合った感じですねまず思ったのは、本好きとかメガネ好きとか本読むの遅いとか、全部伏線だったのですね(汗)いやぁ、全く気がつきませんでしたてか、メガネっ子ばっかりの妙にフェチな属性のげーむだけど、シナリオでメガネに言及されたのは初めてで、メガネ属性のないオイラもなんとなく「おぉ~」って感じ(笑)メガネに手をかけてる緑のグラフィックとか、微妙に雰囲気があっていい感じだし、やっぱしメガネに力を入れてますなぁ、このゲーム(≧∀≦*)と、伏線とメガネで結構満喫してるんだけど、シナリオとしては素直になれた普通の幼馴染のやり取りって感じで他のゲームとかでもよくある設定みたいで、あんましこのゲームの雰囲気を生かしたシナリオって感じはしませんだかといって雰囲気が悪いわけじゃないし、香織ルートだってそう言われれば同じように他のゲームでも見かける設定だもんなぁコレはきっとこのゲームに慣れてきて感動が減ってきたってことですかねぇやっぱし全体的に短編の話なのはなれる前に終わりましょうってことかな(笑)
2011.12.08
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現在までの総ゲーム時間はきっと3時間に満たない気もするけど、18回も稼いでいる(笑)どんだけ小分けしてんだかって感じですよねぇ【本日のあらすじ】火曜日今日も気だるい授業が続いていた今ここにいる人達は生き方、死に方が不器用なのだそうでなければ、家族や愛する人と共に孤独でない死を選べばいいそれができないからこそ、「学校」というかつての日常にしがみついているのだ知裕はそう思っていた…そんな授業を抜け出した知裕は人気の少ない校舎を歩いていたふと襲う世界に自分ひとりしかいないような感覚…夜の校舎の不気味さは暗闇ではなく静寂の恐怖なのだろう学校と言う存在は基本的に孤独や静寂を放つようにできていないのだから故に昼間でも静寂を放つ校舎は悲しかった図書室へと足を向けた知裕、そこには緑しかいなかった珍しい…と言う緑に「静寂を求めてね」と答える知裕勝手に自分に逢いに来たのだと思ってる様子の緑は、知裕を再度自宅へ来るよう誘うさらっと拒否する知裕だったが、どうしても緑と話すとついつい語尾を捕らえて喧嘩になってしまう結局母親の伝言を伝えた緑は読書へと戻ってしまい、静寂が戻ってきたのだった水曜日今日も退屈な授業は続く、だが一人家で終末を待つよりは遥かにマシだ完全な孤独を避けるために学校に来る者には、干渉されない教室での孤独は心地よかったそんな授業を抜け出し、図書室へと向かった知裕緑のことだ、きっと本を読んでるんだろう、なんだかんだと口論になるのは目に見えていた図書室に入った知裕を見て、憎まれ口をかける緑だったがすぐに本へと目を戻す昔から本の好きな子だった小さかった頃も知裕の部屋に上がりこんでは部屋にある本を読み漁っていた読み尽くせば、以前読んだ本を繰り返し読む毎日のように知裕の部屋にいた彼女は妹のような存在だった特に会話もせずに本を読む緑の側にいても落ち着けるのはそのせいかもしれない「このご時世に本なんて読むか、フツー」そんな知裕の言葉に緑の表情が冷めていくヒトがヒトであるために必要だったのは文字なのよ…いつもの緑の持論が展開される文字があったからこそヒトは他の動物とは違っているのだそんな人類の叡智すら、終末後は紙切れになってしまうのだ、だからこそ今読むべきだとどんどん読まないと間に合わない…読書好きなのに緑の本を読む速度は遅い何となく分からんでもないが…そう話す知裕に笑顔を見せる緑つられて一緒に読書を始めた知裕だった【今日の感想】てことで反省して今日は一気に二日分を紹介なのですだって3時間もしてないのに、遥かに長いゲームだった「秋桜の空に」の攻略回数を早くも超えつつあるんだもん(笑)あらすじももはやあらすじと言うか、本文ほとんど全部って感じの紹介になってきてるし要約する技術がないというか、面倒くさくなってましてで、今日の感想ですがようやく水曜日になって二人の間が仲良しオーラが出てきましたねぇてか幼馴染のよくあるケンカと言うか言い合いって感じみたいで仲悪さってのは全然感じられないんだけどねぇ家族とかと似たような感じなんでしょうかねぇ知裕も妹みたいな存在とか言ってるし、ここは緑ちゃんに早く素直になってバシバシ攻めてもらわないと金曜に間に合わないような気がしますね~緑の言う「文字があるからこそヒトは他の動物と違う」ってのはまぁ間違いないよねと思うけど、だから本を読み漁らなくてはってのはあんまし理由に繋がってないような気がするんだけどねぇ、ちょっと無理があるような気がするな
2011.12.06
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さて、「終末の過ごし方」もいよいよヒロイン残すところ一人まぁサブヒロインが二人いるからまだしばらくこのネタを引っ張るんだけどね【本日のあらすじ】月曜日気だるい授業が終わった後、教室で知裕はある少女に呼び止められた宮森香織…かつて告白し僅かな間付き合った甘く苦い過去の女性「毎日来てるよね」、そう真面目な生徒でもなかった知裕が、こんなときに学校に来ているのが不思議だったのだろう世界が終末を迎える今、それでもずるずると暇な教師や生徒が集まり、普段の日常を演じているだけの学校それでもかつての何事もなかった生活を追体験するのは心休まる行為だった「することもないしね」そう答えて、逆に香織になぜ学校に来るのか聞いてみたその答えが返ってくる前に、教室の扉が開き、緑が入って来た香織と話しているのを見て僅かに表情を冷たくする緑…邪魔だった?…とひねた口調で聞く緑に、邪魔だよと軽く返す知裕「そう…なんでもないよ」と踵を返し教室を出て行く緑相変わらず取っ付き難い性格だ…と思う知裕だったが、香織は兄妹みたいだねと笑う「だったらあんな駄々っ子殴ってるさ」と苦笑いしながら、知裕はやっぱり緑を放っておけない気がし席を立った緑は図書室にいた、終末が判明してからはほとんどここだ「何勝手に怒ってんだよ」知裕の問いかけに緑は香織との会話に気を利かせただけだとひねた答えを返す緑が教室に来た用事は、緑の母から知裕に家に来ないかということだった緑の母と知裕の母は親友同士、だからこそ緑とも幼馴染なのだが、両親共に海外で連絡の付かない知裕を気にしているのだ一人で死ぬ覚悟はできている…今までにも散々繰り返されてる申し出を断る知裕に、緑までもが、来ればいいのにと噛み付く素っ気無く断る知裕に、カチンときたのか緑はバカと言い残して図書室を去っていった【今日の感想】いよいよ最後のヒロインの緑の攻略ですどっかひねくれて扱いにくそうな口の悪い幼馴染って感じですねきっとお友達が少ないタイプ(笑)幼馴染でもなきゃ、あんまし係わり合いにありそうにないなぁ、オイラだったらそんな感じの彼女です多分、自分だけだと思うけど、微妙にオバサンチックなイメージするんは何故でしょう(笑)まぁ話の流れとしては、きっと幼馴染の抱えていた秘めた淡い恋心を打ち明けるようなストーリー展開なんでしょうねぇ今日の段階で早くも昔の彼女の香織に嫉妬してる感じ丸出しだもんなぁ今日の流れを見る限りではとても素直になれそうにもない彼女だけど、こういう娘に限って結構デレる時はあっけなかったりしそうです(笑)
2011.12.03
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今日で歌奈ルートもおしまい脳天気娘の物語の〆かたはどういった感じなのでしょうか【本日のあらすじ】土曜日…おしまいの日「歌奈ちゃんは色んなものにお別れとか、もういいの?」いつもの屋上で知裕は歌奈にそう問いかけていた「何だかお別れしちゃうと本当にもう二度と会えない気がして…」何だか歌奈が少し泣きそうに見えたでもわかる気がした、歌奈とももうすぐお別れなのにまだ逢えるような気もしていた怖いけど怖くない気もする歌奈も同じだと言うわからなくていい。死にたくない、だから死ぬのは怖くて悲しい歌奈はバカだからそれでいいと思うと話したなるほど、分からないなら分からないで、意味を持たせようとするから何かがズレるのだ歌奈の言葉に少し救われた気がした「大事なのは何故死ぬかでなく、どう死ぬかって事か」そう結論を出し歌奈に教えられてばかりだと言う知裕に、人生最後までずっと勉強ですよと歌奈は笑ったその笑顔にはあれほど死を恐れて泣いていた子と同じとは思えない元気さがあったいや違う、彼女は自分の死を恐れてたのではなく、大好きなものが消えていく恐怖に怯えていたのだ俺よりずっと強いよな…知裕はそう感じていた「お願いがあるんです、今夜…」いつになくしおらしく切り出した歌奈に少しドキッとする知裕「星を一緒に見てくれませんか?」拍子抜けしつつ、嬉しく思う知裕に歌奈の喜びのタックルが炸裂した知裕、終末を目の前にして悶絶…終末の日終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】ようやく歌奈ルートも終わりです「分からないならそれでいい」確かにもう終末という時に何か答えを見つけないといけない訳でもないですからねぇ悶々と考えすぎるよりも、やりたいこと、することをパスッと決めて歌奈みたいに生きるほうが楽しいのかもしれないですよねぇ現実の世界でも、あれこれ考えすぎてるよりもその場を楽しんだ方がお得なことって覆いですもんねこのゲームはどっちかと言うと、自分がこういった終末に挑んだ場合にどう考え行動するのか…そういったことを考えさせるようなゲームって気がしますなので、ちょうど頭が煮詰まってきた頃に歌奈のような考え方のルートを読んだりすると、それはそれで正しい方向と言うか理論に落ち込んでいかなくてすみますねぇでもこういった同じ題材で複数のルートとか考えるのって結構大変なんでしょうねぇ
2011.12.01
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さぁ、いよいよ歌奈ルートもクライマックス元気いっぱいの彼女は終末を迎えてもそのままのか、それとも…【本日のあらすじ】金曜日歌奈のことがふと頭をよぎる知裕屋上であった歌奈は笑顔でこう話し出した「本当は怖くてたまらないんです」知裕を含め、大好きな人や場所やモノ…それが全部なくなっちゃうことが街を眺めながらそう話す彼女の背はいつもより小さく見えた彼女は続けたでも悲しくて泣きたいのは自分だけじゃなくてみんなそうだと思うんです…と最後に泣いたのはいつのことだったろう…知裕は歌奈の言葉を聴きながらそんなことを考えていた小さい頃、知裕も泣き虫だった、ほんの少しの心の傷で泣いていたなのにいつから泣かなくなったのだろう痛みに耐性ができたのだろうか…なら何故人は苦しみ悲しむのか泣かなくなったのか、泣けなくなったのか歌奈に知裕はこう答えた自分でもビックリするくらい怖いと。全部がゼロになる、でも何故怖いか悲しいか答えが出ないんだと歌奈もそれに強く頷いたそして不意に知裕に抱きついてきた…今までの甘え方とは違う真剣みを帯びた抱擁「怖いです、大好きな人も物もみんな無くなっちゃう…」知裕には慰めの言葉もなかった、ただ彼女の肩を抱き頭を撫でてやるだけだった歌奈の体はあたたかかった、「あったかい…」そう先に言われドキッとする知裕そして二人は互いの暖かさを確かめ合うことを望んだ【今日の感想】う~ん、一応歌奈ちゃんも怖い事は怖かったのねそらそうでしょうけど、それ以上のものもなく、結構あっさりと山場は終了(汗)知裕の「泣かなくなったのか、泣けなくなったのか」のくだりはちょっと考えちゃうところだけど、それに対して何か回答が示されるわけでもなくあっさりとお互いのあたたかさに堕ちちゃう二人(*≧▽≦)ノノ多分、知裕や他のキャラクター達が、終末に臨んで人生について色々考え悩んでいることを、歌奈は自分なりに答えを出しているから明るく振舞えていたんじゃないかなこういった時はウダウダ考えているよりもバカみたいに深く考えないほうがいいのかもしれないそういうことをライターは言いたいのかもしれないと思った次第でありますでもまぁ、お話としてはちょっとオチが足りないよねぇ…( ̄~ ̄;)
2011.11.29
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三人目のお相手はこのゲームでは異色な元気いっぱいキャラの歌奈はて、本当に元気いっぱいキャラなのか、裏に何かありそうな気もしますけどね【本日のあらすじ】水曜日今日も退屈な授業は続く、だが一人家で終末を待つよりは遥かにマシだ完全な孤独を避けるために学校に来る者には、干渉されない教室での孤独は心地よかったそんな授業を抜け出し、昼寝でもしようと保健室へと向かった知裕と、聞き覚えのある足音が聞こえてきたまるでほのぼのアニメの小さな子供のような足音…この足音は…嫌な予感も時既に遅し、振り向いた知裕のみぞおちに歌奈のタックルが決まる歌奈は疎開する友人の見送りに行き、最後のお別れをしたのだと話し朗らかに笑った彼女がいれば別れの場も闇に覆われる事はないだろう疎開…「どこにいても死ぬときは死ぬのにな」そう嘯く知裕に同調する歌奈歌奈は死ぬなら大好きなみんなとくっついて死にたいそうな…一人は寂しいから抱きついたままの歌奈に困りつつ、知裕はこれでも落ち込んでいるらしき歌奈の頭を撫で続けた陽だまりで子犬を抱いているような感覚…確かにこうして死ねれば幸せかもしれない木曜日いつもどおりの授業、知裕にはそれが心地よい反面落ち着かない感じがした終末は迫っている、既にかつての日常に自分が馴染めなくなっているのかもしれないどこか気分の悪さを感じ、教室を出たふと、歌奈の顔が思い浮かび屋上に向かった交錯する光…闇…歌奈、彼女がどちらかというならば光、絶望へと向かう人々の中、彼女の明るさは特筆に値するだが、光は闇なくしては存在しない…光が強ければ強いほど闇も濃い彼女の闇はどのくらい深いのか…ふと知裕は目が覚めた…その視線の先には顔を覗き込む歌奈がいたそう、屋上に誰もいなくてつい眠ってしまったのだ、交錯する闇と光は歌奈が覗き込んでいたのだ先輩の寝顔が見れて嬉しいです~、大したことでもないのに呑気に喜ぶ歌奈だった【今日の感想】いよいよ歌奈ルートも独自の個別ルートって感じになってきました主人公も言ってるけど、このゲームの寂滅感漂うテキストとかに、全く合わない元気キャラ(笑)友達と別れて落ち込んでいる状態でも全然朗らか100%って感じだもんねぇでもどことなくその元気の裏には何か深い闇が隠されていることを予感させるような描写もあって、次回の金曜日には何かありそうな予感がヒシヒシこれまで比較的終末を考え込んでいるキャラ達ばかりだったけど、少し毛色の違う歌奈のルートが最後まで明るいままなのか、落差のある何か裏があるのか…ちょっと興味ありますにしても、歌奈ってまぁ愛玩動物みたいで楽しそうだけど、実際に毎日周囲にいたら結構ウザイんだろうなぁ裏がなくてひたすら明るいならいいけど、設定的に裏があったりするんだったらなおのことウザイんだろうな(笑)クラスに一人いるといいけど、終末でもない限りあんまし深く付き合うと色々疲れそうだよね
2011.11.26
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さていよいよ3人目の攻略にうつる終末の過ごし方続いては誰をしようかな【本日のあらすじ】月曜日…気だるい授業が終わった後、知裕は屋上へと向かった向かう階段に刻まれていたカップルの名前の文字…終末が知れてから増えたものだ希望を胸にしてか絶望を抱いてか屋上に出ると「おかえり」という声が知裕を待っていた声を変えたのはショートカットの1年下の女生徒大村いろは、天文学部所属だ同じく天文学部の元気少女、稲穂歌奈と間違えられたようだったこの二人とは終末が迫ってからこの屋上で知り合った、彼女達が観測に使う望遠鏡を運ぶのを手伝ったのがきっかけだったその望遠鏡を覗きながら、星についての会話を交わす二人普段はどちらかというと無表情ないろはもこの話題の時は生き生きして見えたと、突然屋上に大きな声が響いた…「ただいま~」その声の主、歌奈は知裕を発見するや、その胸向けて頭からロケットダイブ!!その石頭には何度も煮え湯を飲まされているものの、せっかくの彼女なりの好意の表現を裏切るのはよくない、この救われない時期に知り合った友達だからこそみぞおちに走る衝撃…純粋に喜ぶ歌奈と対照的に知裕は複雑な気分であった火曜日今日も気だるい授業が続いていた今ここにいる人達は生き方、死に方が不器用なのだそうでなければ、家族や愛する人と共に孤独でない死を選べばいいそれができないからこそ、「学校」というかつての日常にしがみついているのだ知裕はそう思っていた…終末に澱んだ校舎を離れ、新鮮空気を求めて知裕は屋上へと向かった屋上への17段の階段を昇りつつ、階段に纏わる学園七不思議とかをふと思い出していた屋上ではいろはと歌奈が肩を並べて仲良く寝ていたその子犬たちのような姿に心和むと同時に胸の詰まるような思いも感じてたそんなことを思うのは死が約束された世界だからだろうかいや違う、いつか必ず死は訪れる、その期限が切られたというだけなのだ残り5日間というのは何か考えるには短すぎ、何も考えないにしては長すぎたふと先程の七不思議を考えてみる人類が滅亡しても霊は消滅しないのだろうか語る相手も祟る相手もなく自分を認識してくれる者のない世界で霊は存在し続けるのかそれははじめから存在しないのと何が違うのか、今の自分達も同じなのではそんなことをぼんやり考えながら望遠鏡で月を眺める知裕そこに目覚めたいろはが声をかけた…さっきまで考えていたとりとめのないことを話してみる「月の誕生には色んな説があるんだよ」いろははふとそんなことを話し出した親子説、兄弟説、他人説、出産説…途中でおきてきた歌奈も話に加わった「結局どれが正しいのか、全部間違っているのか解らずじまい、人は月がそこにある理由すら知らずに消えちゃうんだね」いろはは続ける…理由や原因なんて重要なものじゃない、知ったって月の輝きは変わらないからその言葉は何の因果かもはっきりしないまま滅亡の事実だけある自分達とダブって見えた知裕の気持ちは少し軽くなった気がした【今日の感想】今日のあらすじはこのゲームにしては結構長いですなぁ何だか、前のいろはルートの月曜日と全く一緒のような内容ですが(笑)こちらはいろはと一緒にいる歌奈ちゃんのルートなのです沈着冷静そうないろはとは違って、このゲームらしからぬ元気いっぱいキャラ(ちょっとおバカな感じすらする)異色の娘ですねぇさて違ってるのは、月曜最後の歌奈の突進を受け止めるかどうかだけの違いですねぇそれ以外、特に火曜日は全く一緒というか、両者で共通となってますてことで、それ以外に違いがないので、改めて感想と言われても特には…(汗)しいて言えば、一見余り人と積極的に触れ合わなさそうな知裕が殊勝な考え方で歌奈の攻撃を受け止めたのが意外だわぁ…ってとこでしょうかコピペで手抜きなプレイ日記だと自覚してます、ハイ(  ̄з ̄)y-まぁだから何って感じだけどさ
2011.11.24
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山場は過ぎたけどいろはルートのエンディングですどうやって締めくくるんでしょうか【本日のあらすじ】土曜日…おしまいの日昨日二人で破壊したドアノブを握り屋上に出るといろはがいつものように待っていた二人でぼぉーと空を眺める「流星群って知ってる?」いろはが話しかけてきた流星の元はミリ単位の宇宙の塵、ゴミなんだそうだ…知裕は夢想する、多くの流星が一瞬燃えて輝く夜、人類の死滅した真の闇の中に輝くシャワーだが、その多くはただのガラクタなのだ二人並んで座る、知裕の肩に頭をもたれさせるいろは「耕野君、もし世界が終わらなかったら…一緒にラーメン食べにいかん?」「んー、オレ、ソバ」…「うん…」終末の日終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】はい、いろはルートも終わりです実質的なエンディングっぽい話は前回の金曜日に出てたんで、最後の土曜日はどうやって二人過ごすのかなぁと興味があったんだけど、すごく落ち着いた雰囲気で時間を過ごして終わりって感じでしたね前の香織ルートでは、知裕も香織もお互いが手に入れられなかった何かを最後の最後で手に入れるという、ある意味達成感のあるお話だったと思います。一方、今回のいろはルートは達成感があるって話ではないけど、お互いに安心感というか落ち着きを手に入れて心の安息を手に入れたってイメージの静的な締めくくりで少し対照的だなぁと感じましたね最後の流星群を夢想する知裕とか、これから最期を迎える人って感じではなくて死の恐怖からは安息の境地に達してしまってるように見えちゃいました穏やかに幸せにこの二人は過ごすんだろうなぁと思える最後だったけど、この後人類は滅亡するんですよねぇ…ホントこのゲームは終末の日常を描くのに徹してますよねぇ中身的にはそこまで印象に残らないような気がするけど、こういった雰囲気の二人っていうのはなかなかいいもんだなぁと思えるいろはルートでした
2011.11.22
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いろはルートもいよいよ佳境とはいえ、佳境というほど緊迫した展開はこのゲームではなさそうだけど…【本日のあらすじ】金曜日屋上へと向かった知裕、だがそこには誰もいなかった何も変わらないように見える街を眺める知裕、急に後ろでドアが閉まり鍵をかける音がしたいろはだった…彼女は鍵をフェンスの外へと投げ捨てた「世界に…二人しかいないみたいでしょ」その笑顔があまりに無心で知裕は声も出なかったいろは自分の病気を話し出した運動も寝不足も、お腹をすかすのもダメ、感情を高ぶらせるのもダメ…まるで呼吸してる人形だが、ペースメーカーによって普通の生活を手に入れた友達と遊んだり、夜更かししてTVを見たり、なんでもないことが嬉しかったでも動作不良でしばらく療養した…そしてそれによる電池交換だが、断った…嫌だったから、友達に気を使われることもだから転校して先生以外にはペースメーカーの事は黙っていた空を見上げた彼女のメガネの奥には何が見えているんだろう、ふと知裕はそう思った彼女は続ける、何が生きていることかわからなくなった。最後に人は死ぬ、なのに皆笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり…死んじゃえば一緒なのに「でも生きてる時は一緒じゃないだろ」知裕も昔、靭帯を切って陸上ができなくなった時同じように思ったたとえ一生懸命生き努力し成功しても死ねば無に還る、それから今まで考えることをやめて楽に生きてきた「結果じゃなくて過程が大事なんだと思う、結果は他人に見せるもの、過程は自分が確認するためのものだから」大村いろはにしかできない人生があるなら、大村いろはにしかできない死に方もある「道は一本じゃないから迷うんだ、でもゴールがあるから泣いたり笑いながら歩く…大概は一人で、幸せな人は複数で」そう答える知裕にいろはは聞いた「じゃあ耕野君は歩いてくれる?…私と」突然服を脱ぎだすいろは…その胸には大きな傷跡が見えたお互い好き…どうなのだろう、だが知裕にとっても今誰かと歩いてみる努力は必要な気がした体を重ねる二人、すべてが終わった後、互いに沈黙が続いた彼女の体にどれだけの負担を与えたのだろう…今何かが起きたらどうするんだろう息も継がず逃げ出すのだろう、いつもそうしてきたように怖くて目を開けることができなかった「私決めたの…」いろはの声が聞こえた、不意に知裕の頭が彼女の膝に乗せられたのがわかった「私が君を守ってあげる、この残酷な世界の全てから。私の最期の約束」彼女の心臓の鼓動が感じられた、なぜか母親の膝枕を思い出した小さい頃に母の膝で泣いた記憶…滅びる世界は残酷なのだろうか、優しいのだろうかやはり目を開けられなかった、さっきとは違う理由で最後に泣いたのはいつだったろう【今日の感想】あらすじ長いですねぇ今回のゲームはゲーム自体が短いので、結構あらすじも抑え目になっているんですが、今日はあらすじというよりも、ほとんど中身そのままって感じです(笑)で、どうやら今日がいろはルートの山場のようなんだけど、結構好みな展開でした前半のいろはの考え方とそれに対する知裕の答え方は、そんなに捻ったものではなくわりとありがちかなぁと思う中身だったんだけどね個人的にはエッチの後の展開が、このゲームにしては意外なヒロイックな展開でちょっと印象深かったですやってることは、何だか少年漫画のような膝枕で守ってあげるわ的なんだけどねぇ最初主人公がいろはが死んだりしてたらどうしようと怖くて目が開けれなかったのが、最後は涙を気付かれないために目を開けれないっていう対比が妙に気にいっちゃいました(*^-')bいろはが悩みを打ち明けるときの一枚絵や、膝枕してる一枚絵も結構自分好みな感じで、淡々としたこのゲームらしい雰囲気が出ててナイスでしたねぇ
2011.11.19
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いよいよいろはルートも折り返し地点そろそろいろは本人の抱えている問題やら事件とが出てきてもいい頃だよねぇ【本日のあらすじ】水曜日今日も退屈な授業は続く、だが一人家で終末を待つよりは遥かにマシだ完全な孤独を避けるために学校に来る者には、干渉されない教室での孤独は心地よかったそんな授業を抜け出し屋上へと向かった知裕そこではいろはが一人で昼寝をしていた、歌奈は疎開する友達を見送りに行きいないと言う話をしている最中に、知裕は指に逆むけができていることに気付いた親不孝とビタミン不足だねと笑ういろは…両親共に海外で連絡すら付かない状態、そんな中の自炊ではビタミン不足にもなるな、どっちも当てはまると苦笑する知裕と、知裕の指を掴み口に含むいろはその思いがけない行動に顔を赤らめる知裕、何事もないように消毒代わりと言ういろは彼女にとってはなんてことのないスキンシップなのだろうどういった態度をとればいいかわからない知裕だった木曜日いつもどおりの授業、知裕にはそれが心地よい反面落ち着かない感じがした終末は迫っている、既にかつての日常に自分が馴染めなくなっているのかもしれないどこか気分の悪さを感じ、教室を出たふと、いろはの顔が思い浮かび屋上に向かった冷たい風が吹いた…7月ではあるが、異常気象で秋口に近づいている「おかえり」先にいたいろはが声をかける「ただいま」そう答えるのに特に違和感はなかった座らない?…そう勧めたいろはの体が急に崩れ落ちた慌てて駆け寄り、彼女の体を支える「心臓が…」一言だけ答え、力が抜けるいろは救急車もないこの状況で、どうするか…焦る知裕はとりあえず彼女を保健室へ運んだ保健医の留希の処置で、いろはの容態は落ち着いた心臓にペースメーカーが入っている…留希からいろはのことを聞いた知裕はショックを受けるさらに、2年前からペースメーカーの電池交換を拒絶してるのだというなぜ…そんな問いに「それは彼女自身の問題」と留希は答えたただ、いつ再発作が起きるかわからないので心臓への負担は避けたほうがいい目を覚ましたいろはにも同じような忠告をする留希面会した知裕にいろはは「明日も屋上にいる…」と伝えた【今日の感想】さて、水曜が短かったんで木曜とセットでアップですいよいよいろはの抱えている問題とかが出てきましたねぇ心臓の病気を抱えてたんですな、しかも自ら電池交換を拒否してるとか…ここら辺が彼女の抱える問題点なんでしょうねこういったゲームではよく重い病気を抱えたヒロインとか出てきて倒れたりするけど、このゲームだと、そんな時に救急車も呼べないし、病院も機能してないしと、結構焦っている主人公が案外と新鮮(笑)にしても、こういう時、学園物のゲームは必ず保健室ですよねぇ…しかも養護教諭の治療で何とかなっちゃってることが多いし…現実だとなかなかそんなことはないよね~( ̄▽ ̄;)!さてさてこのゲームは一応恋愛ゲームですからねぇ何気に指をなめられたりとスキンシップにも励んでいることですし、ただいま~とか言ってるし急速に仲良くなってる感じですねお邪魔者の歌奈もすっかり出てこなくなっちゃったし(笑)前の香織ルートでは金曜に急接近だったけど、今回はどうなることでしょうかね
2011.11.15
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終末の過ごし方二人目のヒロインの、大村いろは攻略中とはいえ、まだどんな娘なのかイマヒトツ掴めていないんだけどね【本日のあらすじ】火曜日今日も気だるい授業が続いていた今ここにいる人達は生き方、死に方が不器用なのだそうでなければ、家族や愛する人と共に孤独でない死を選べばいいそれができないからこそ、「学校」というかつての日常にしがみついているのだ知裕はそう思っていた…終末に澱んだ校舎を離れ、新鮮な空気を求めて知裕は屋上へと向かった屋上への17段の階段を昇りつつ、階段に纏わる学園七不思議とかをふと思い出していた屋上ではいろはと歌奈が肩を並べて仲良く寝ていたその子犬たちのような姿に心和むと同時に、胸の詰まるような思いも感じてたそんなことを思うのは、死が約束された世界だからだろうかいや違う、いつか必ず死は訪れる、その期限が切られたというだけなのだ残り5日間というのは何か考えるには短すぎ、何も考えないにしては長すぎたふと先程の七不思議を考えてみる人類が滅亡しても霊は消滅しないのだろうか語る相手も祟る相手もなく自分を認識してくれる者のない世界で、霊は存在し続けるのかそれははじめから存在しないのと何が違うのか、今の自分達も同じなのではそんなことをぼんやり考えながら、望遠鏡で月を眺める知裕そこに目覚めたいろはが声をかけた…さっきまで考えていたとりとめのないことを話してみる「月の誕生には色んな説があるんだよ」いろははふとそんなことを話し出した親子説、兄弟説、他人説、出産説…途中でおきてきた歌奈も話に加わった「結局どれが正しいのか、全部間違っているのか解らずじまい、人は月がそこにある理由すら知らずに消えちゃうんだね」いろはは続ける…理由や原因なんて重要なものじゃない、知ったって月の輝きは変わらないからその言葉は何の因果かもはっきりしないまま滅亡の事実だけある自分達とダブって見えた知裕の気持ちは少し軽くなった気がした【今日の感想】さて、今日の大村いろはですが(笑)イメージとしては大人しいけど、しっかりした考えの持ったというか、理知的な芯のある女の子って雰囲気ですかねぇでも、月に例えてある今日のメインの話ですが、まぁいろはの考えというよりは、書いているライターの考え方ってことなんでしょうねそりゃすんごく当たり前の話なんだけど、他のキャラ以上にいろはのセリフとかが妙にライターさんの影がちらついて見えるような気がしちゃって…「ふむふむ、なるほど~」とは思うんだけど、それ以上ではない知裕といろはの関係に繋がるような話でもないし、「終末の過ごし方」というゲームのテーマというか、終末感を堪能できるエピソードって感じでしたね結構出てくるキャラは、色々終末を迎えて自分のこととか哲学的に考えてるみたいなんだけど、いろはと一緒にいる歌奈とかが、妙に一人元気で浮いてる感じ(笑)きっと彼女のシナリオとかでは、そこらへんのギャップが出てくるのかと、いろはとは関係ないところで期待しちゃってみたりね
2011.11.12
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いきなりメインヒロインを攻略した「終末の過ごし方」はてさて、次は誰を攻略しましょうかね…みんなメガネっ娘ばっかしだけどさ(笑)【本日のあらすじ】月曜日気だるい授業が終わった後、知裕は屋上へと向かった向かう階段に刻まれていたカップルの名前の文字…終末が知れてから増えたものだ希望を胸にしてか絶望を抱いてか屋上に出ると「おかえり」という声が知裕を待っていた声をかけたのはショートカットの1年下の女生徒大村いろは、天文学部所属だ同じく天文学部の元気少女、稲穂歌奈と間違えられたようだったこの二人とは終末が迫ってからこの屋上で知り合った、彼女達が観測に使う望遠鏡を運ぶのを手伝ったのがきっかけだったその望遠鏡を覗きながら、星についての会話を交わす二人普段はどちらかというと無表情ないろはもこの話題の時は生き生きして見えたと、突然屋上に大きな声が響いた…「ただいま~」その声の主、歌奈は知裕を発見するや、その胸向けて頭からロケットダイブ!!その石頭には何度も煮え湯を飲まされている知裕は、さらっとその攻撃をかわす避けられたことに不満な歌奈のご機嫌取りにしばらく謝り続ける知裕だった【今日の感想】終末の過ごし方も2周目です今回は、一年年下の「大村いろは」を攻略してきたいと思います~天文学部のどっちかというとつかみどころのない感じの大人しそうな娘なんだけど…正直、今日のこの段階ではどんな娘かはっきりとわかりません(笑)結構自分の好みっぽい気はしますけど…(≧∀≦*)ただ、知り合ったのは終末がわかってからということなんで、残り僅か一週間でどうやってくっついていくんだろうかちょっと気になりますねぇ
2011.11.10
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いよいよ香織ルートも最終回結構自分と似てる感じの二人の最期はどういったものになるんだろう【本日のあらすじ】土曜日…おしまいの日さすがに終末の前日となると来ている生徒も少なかった。そして、香織の姿もなかったそのことに落ち着かない知裕そんな彼に緑が「なぜここにいるのか」と問いかける緑によれば香織は家族でシェルターに避難することが決まり、今頃出発するのだというその瞬間、知裕は走り出していた息が切れそうだった…走るのは随分と久しぶりだった体が悲鳴を上げる、かつて陸上をあきらめた時のように足の腱がブチッと切れてしまう恐怖がこみ上げてくるだが、走るのを止めるつもりはなかった…もう傷付くのは怖くないはずむしろ困るのは4年前に言うべきだった言葉を伝えられなくなること香織の家の前、まさに彼女ら家族は車に乗り込もうとするところだった絵に描いたような幸せ一家の中、一人香織は浮かない顔をしている…知裕にはそう見えた大きな声で香織を呼び止める、困惑する彼女、そして迷惑気な家族の顔4年前、そして昨日も言えなかった言葉「好きだよ、死ぬなら一緒に…ダメかな」4年前いつも言いたかった言葉、それが言えてれば違っていたかもしれないもう一度勇気を出して声にした「週末さぁ…空いてる?」終末の日終末の過ごし方…人間は…俺達はいつも泣いていたんだと思う言葉というものを見つけ生きる意味と死ぬ意味に大きな差異のないことに気付いたときからそんな俺達に降りかかる終焉は罪深いのか慈悲深いのか…それとも深くもない浅いものなのか人生に何らかの意味を見出すのは幸せなことだと思うゾンビという映画では死者が生前の習慣故にデパートをうろついていた、そこに日常があるから…俺達はそんな死者と同じなんだ、細々とした日常の残渣にしがみつくしかない心は変わらない、わかっているようで自分のことはあまりに何も知らない今日、人類は滅びる…これから俺達はその苛烈さを味わうのだろうでも、二人だから何とかなると思うごきげんよう、さようなら…良い終末を…【今日の感想】最後は、何だか急にドラマチックな展開に…急に熱血になった知裕君が、簡単に言うと香織を攫いに行くというお話何だか、映画「卒業」の結婚式から花嫁を奪い去るシーンを思い出しちゃった(笑)自分の殻を打ち破ったって意味でこういった展開も悪くはないと思うんだけど、それまでの寂滅としたゲームの雰囲気から言うとちょっと雰囲気破りって感じでね~最後まで諦めを通そうとした香織と、それを打ち破ろうとした知裕いえてなかった言葉を前日に言っていたら香織のこの日の行動も変わっていたんだろうか…大切な言葉なんだと思うけど、ここまで引っ張ったわりにはインパクトにかけていたような気も(笑)ラストの言葉がとんちの聞いたせりふなのもちょっと軽すぎな気が…でもその後のエピローグも含め、全体として凄く「終末」の雰囲気というか空気は出ていたような気がして、プレイしてよかったなといった印象でした文章もそうですが、絵柄とかBGMもゲームの雰囲気にぴったりでより「終末」感が盛り上がるというか、盛り上がらないけどヒシヒシと終末を感じられるというか、説明が難しい(笑)さて、残りのヒロインは別に主人公が恋焦がれている相手って訳でもなさそうだけど、どういった展開になるんでしょ次回は次なるヒロイン攻略にチャレンジなのです
2011.11.08
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いよいよ世界の滅亡まであと3日…このゲーム的には滅亡が回避されたりとかはしないんだろうな(笑)【本日のあらすじ】金曜日昨日の続きで話の弾む二人ふと話題が付き合っていた4年前のことに遡り、気まずい雰囲気が流れる「もう時効だろ、やり直しが効いてもいいかもな」思わずそう口を滑らせた知裕に、「いいね、それ」と返した香織何となく二人の間に伝わった感覚、だが昔はそれで失敗したのだ、きちんと確認しあわず想いを抱えたまま離れたちゃんと伝えなくては…そう思いつつ言葉が出ない知裕「仲直りなのかな」と香織が差し出した手に、想いとは裏腹に視線を外しながらぶっきらぼうに自分の手を差し出してしまうそれでも香織はその手を握り返してくれた…初めて手をつないだ二人、4年目にして初めて手に入れた温もり黙って手をつないだままの二人「耕野君ってわたしと一緒だね」…香織が呟くいつも何かに怯えているのに、何に怯えているか自分でもわからない怯えることに慣れすぎて、そうでない自分が信じられない誰かを好きになったりなられたり…そんな状況が信じられない人は他人のことをわかってるつもりでもわかっていない言葉は口に出すほど薄くなっていくのに、それ以外に自分を伝える術を知らないだから決定的に何かがずれてしまう…私達が互いを傷つけまいとして傷つけあったようにそうかもしれない…知裕もそう感じていた互いを傷つけたくなかったから、もしくは自分が傷つきたくなかったから「傷つけあいながら、互いをぶつけ合うことが大事だったのかもしれないな」ヤマアラシのジレンマ、身を寄せたくても互いの棘で傷つけてしまう悲劇でもヤマアラシにも傷付けあってでも身を寄せねばならない理由があるのだだが、血を流してつかの間の幸せを享受しても、世界は終わる…「もっと早く気付いていれば、もう少しマシな終末が過ごせたのになぁ」そういう知裕に香織は答えた「まだ、金曜日だよ」小さな声で香織は囁いた「このまま耕野君の部屋に行きたい…」そのまま二人は知裕の部屋で時間を過ごしたのだった【今日の感想】いよいよ終末の過ごし方も終盤です4年間お互いに伝えられなかったことが半分伝えられた一日ってとこですね残り半分は最終回に伝えるって感じですかねちなみに二人はこの後、主人公のお部屋でイチャイチャするのです(笑)さて、今回の感想だけど香織の言う「相手を傷つけたくない」ってのもわかるけど、それ以上に知裕の言う「自分が傷付きたくなかった」という気持ちの方が遥かにしっくりきました自分はここの二人よりもさらにワンランク下の臆病な人間ってことなんだろうなぁ…あぁ自己嫌悪(T-T)「誰かを好きになったりなられたりが信じられない」というフレーズも自分としてはわかるわかる~ってトコです何やかやでこの二人を見てるとちょっと臆病な自分と似ているなぁと思えてきますどおりで、これまでの言動や行動も結構納得だったわけだ(笑)二人にとっては、そんな状況を打ち破って進むきっかけだったのが「終末」という状況だったんでしょうねじゃあ、そんな状況にない自分にとって、何が自分の殻を打ち破るきっかけになるんだろう…う~ん、前回に続いて色々考えちゃうお年頃なのであった…
2011.11.05
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香織ルートも中盤戦!そろそろ二人の仲も急接近してもいいと思うんだけどなぁ【本日のあらすじ】木曜日いつもどおりの授業、知裕にはそれが心地よい反面落ち着かない感じがした終末は迫っている、既にかつての日常に自分が馴染めなくなっているのかもしれないどこか気分の悪さを感じていた授業が終わった「さすがにマトモに受けると辛いな」そう愚痴る知裕に、香織は普段どおりだからねと返すこの学校は終末を忘れるために来ている不幸な人がほとんどだから…そう話す香織に幸せじゃないのかと問い返す知裕「ここにしか居場所がないから…自分はみんなが言うように真面目じゃないから」自虐的な笑みを浮かべ香織は話し出した何をすれば皆が私を嫌いにならないか、そしたらマジメって肩書きがついてた自分もそれになれちゃって、いいこじゃないと落ち着かないつまらない人間になってただから自分がマジメなのを確認するためだけに学校に来ている…それって幸せではないふと変なことを話してしまったと赤らむ香織それが昔の彼女の印象とは違っていて知裕には楽しく思えた「もう少し話に付き合ってくれない?」自然とそう口に出た知裕にうなずいた香織今日は一日気分よく過ごせそうだった【今日の感想】今日も変わらず学校で授業を受けてる二人きっとゲーム中の背景も学校のしか用意されていないのだろうと勝手に推測(笑)多分間違えてないんだろうけどさでも、本日はヒロイン香織の心の闇…というか澱みが語られたりしてますよね実はこのゲームマニュアル機能がついてて、そこに各キャラのプロフィールが載ってるんだけど、香織のところを見ると>いい子に見られるのがずっとコンプレックスだった。>そこらへんもあってさりげに援交経験者(10人20回程度)。>ただし基本的にカラダ無しの方で。とか書いている…援交経験者(10人20回程度)なんだ( ̄□ ̄;)でも、この設定はゲーム中では全く触れられずなんですよねぇてか、このゲームのキャラ紹介ちょっと突っ込み過ぎでゲーム後に見たほうが身の為のような気がする(笑)やっぱし終末が近いとなると、みんなこういった自分の今までの生き方とかそういったことを考え出したりするのかなぁ考えない人ってのは結構充実した人生を過ごしてるってことなんだろうなぁオイラなんか終末でもないのにそんなことをしょっちゅう考えたりしてますわ(笑)明日くらいからもうちょっとマトモな生き方とかしてみようかななどと、エロゲをやりながら考えてみたりする今日この頃でした
2011.11.03
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さて、香織ルート二日目です、何か進展はあるんでしょうか【本日のあらすじ】火曜日今日も気だるい授業が続いていた今ここにいる人達は生き方、死に方が不器用なのだそうでなければ、家族や愛する人と共に孤独でない死を選べばいいそれができないからこそ、「学校」というかつての日常にしがみついているのだ知裕はそう思っていた…だがそうではなさそうな人もいる…宮森香織…彼女が孤独を背負っているとは思えない何を自分は考えているんだ…かつての彼女というだけで無意味な詮索をしている自分が少し嫌になり、知裕は頬杖をついて眠りについた「耕野君…起きて…」人類が滅亡する夢を見た気がした…そんな有り得ないような夢をだが、香織と緑に起こされた知裕はすぐにそれが現実に迫っていることだと思い出したその後やっぱし言葉尻をとらえて緑と喧嘩になる知裕教室を出て行った緑、香織は自分が緑に気に障ったのではと話すそんな訳ないよと答える知裕に、「鈍感なんだね…」と話す香織だが、どうしても緑のことを女性とは見れない知裕だった水曜日今日も退屈な授業は続く、だが一人家で終末を待つよりは遥かにマシだ完全な孤独を避けるために学校に来る者には、干渉されない教室での孤独は心地よかったそんな授業も終わり、窓から景色を眺めると街は何も起きていないかのように普段どおりだった…所々、何かの煙が見える以外は「遠くから見てると平和そうなのにね」いつの間にかそばに来ていた香織がつぶやく二人に流れる沈黙の間、それがそのまま二人の距離を縮めているように思えたふと、香織がグラウンドで走る女生徒を見かけ知裕にも「もう陸上しないの?」と尋ねたその昔は期待された陸上選手だった…だが知裕はこう答えた「今さら体育会系のノリにはね、それに終末が来る…手遅れさ」、冷たい風が吹いた【今日の感想】短いゲームにもかかわらずゲーム中の一日を一回分の日記にしようと思ったんだけどねぇさすがに短いので今日はちょっと二日分を書いちゃいました。正直ゲームでは、主人公と香織との間にこれといった進展は見られないんでちょっとこのまま終末を迎えて大丈夫かと思ったりしちゃうんだけどさ毎日の授業を受けながら、今の自分や周囲の同じような連中のことを考える主人公の心の声に結構納得もうすぐ世界の終末が来るというのに、今までと変わらぬ日常…というよりも今まで以上に日常らしく敢えて過ごすっての、つい自分も同じような環境だったらやってしまいそうな気がする要は滅亡ということを受け入れて、もう何もしない、することもないどこか冷めた諦めをしている人達の物語なんですねてっきり「終末の過ごし方」とか言うので、もっと派手というか、波乱万丈というかパニックになったりする人や暴れる人といった世紀末的な話が入ってくるのかなぁと思ってたんだけど、淡々と達観してるというか諦めた人達の最期の話なんですね~実際の所、こんな時に映画や漫画のように派手に超人的に世界を救う!みたいに動き回る人のほうがいないんでしょうね(笑)このゲームの主人公ももう何もしたいことがないと諦めたようで、逆にそんな自分でいいんだろうかと思ってる節もあって、ちょっと等身大というかそんなもんだよねぇとシンクロしちゃいますねさて、もう色々諦めている主人公、最後に彼女とヨリを戻せるのか…ちょいと楽しみですね
2011.11.01
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いよいよ本編に突入の「終末の過ごし方」まず最初はどのヒロインから攻めるとしますかねぇ【本日のあらすじ】月曜日気だるい授業が終わった後、教室で知裕はある少女に呼び止められた宮森香織…かつて告白し僅かな間付き合った甘く苦い過去の女性大切な者の扱い方がわからなかったあの頃、自分をさらけ出して嫌われることが怖くて、互いに打ち解けあう前に自然消滅してしまったそんな香織に話しかけられて思わずどきりとする知裕「毎日来てるよね」、そう真面目な生徒でもなかった知裕が、こんなときに学校に来ているのが不思議だったのだろう世界が終末を迎える今、それでもずるずると暇な教師や生徒が集まり、普段の日常を演じているだけの学校それでもかつての何事もなかった生活を追体験するのは心休まる行為だった「することもないしね」そう答えて、逆に香織になぜ学校に来るのか聞いてみたその答えが返ってくる前に、教室の扉が開き、緑が入って来た香織と話しているのを見て僅かに表情を冷たくする緑…邪魔だった?…とひねた口調で聞く緑に、邪魔だよと軽く返す知裕「そう…なんでもないよ」と踵を返し教室を出て行く緑相変わらず取っ付き難い性格だ…と思う知裕だったが、香織は追いかけなくてもいいの?と不安げに声をかけた「いつものことさ」と知裕は香織との会話を再開した少しぎこちない、でも悪くはない雰囲気の会話同じ学校にいながらクラスが違い、今まで話すことさえなかった二人都合のいい解釈かもしれないが、距離が一気に縮まった気がしたように知裕には思えた【今日の感想】「終末の過ごし方」最初のプレイはおそらくメインヒロインの宮森香織を攻めてみることにしました~この物語は世界が滅ぶ前の一週間を描いた物語なんですねで、月曜から、一日一日順番に過ごしていくと…選択肢的には結構簡単で割とあっさりと狙い目のヒロインのルートに入れる感じなのですっごくラクチンまぁ、ゲーム的には簡単すぎて、ただでさえ、紙芝居的なゲームなのに単なるルート辿りになっちゃうので個人的にはもう少しややこしくてもいいかなとは思うんだけどね今回のヒロインの香織さんですが、優等生的な雰囲気バリバリの子ですね~何だか、昔に主人公とお付き合いしてた感じだけど、いまだにどっちも未練がありそうなのがアリアリとわかります(笑)まぁ、一週間で行く所まで行かないとダメな訳だからそうでないと困っちゃうんだけどねぇ今のところはこれといった出来事もなく、普通に会話を楽しんでるだけって感じだし、正直感想に書くようなことも思いつかないけどなんせ、この時点で多分ゲームはじめて10分程度でしょうか(笑)このゲーム、音声も入ってないからホント文章読み終えたらサクサク進んで行くから早いっすしかも、まだ月曜だけだけど多分この調子だと1ルート終わるのに30分強もあれば十分な短さ(笑)ヒロインは4人らしいから2時間…サブヒロイン達のルートも含めても3時間もあれば終わっちゃいそう(汗)中古で5000円もするんですよ、コレ今回は借りモノだったからえらそうなことは言えないけど高いのに短いよなぁまぁこれだけ感想書けばノルマ達成かな…って何のノルマ何だか
2011.10.29
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ということで早速「終末の過ごし方」をプレイなのだタイトル画面からして時代を感じさせる古臭い感じ(笑)あれっ、このコメント「秋桜の空に」の最初と全く同じだ…【本日のあらすじ】私立緑山校 3-A今や意味のない気だるい授業を受けながら、耕野知裕はぼーっと外を眺めていた。少し前の席には宮森香織が真摯に授業を受けている…窓の外には青い空、赤い服の幼い女の子が町を歩いていく屋上…フェンス越しに地上を見下ろす少女、大村いろは「今日は星がよく見えそうですね」その脇には1年生の稲穂歌菜が嬉しそうに彼女を見上げていたこの状況が信じられなくなりそうな笑顔につられていろはも微笑むグラウンドでは瑞沢千絵子が一人靴紐を結びなおしていた「疾走るか!」と走り出した彼女を少し離れた木の下でパンを食べながら見つめる男、松原重久「よく走るねぇ、彼女」口元にはのんびりとひねくれた笑みを浮かべている保健室、咥え煙草で老人を診察する保健医、大塚留希「少年、テキトーに風邪薬出しといて」テキトーな声に、奥から薬の入ったダンオールを抱えた少年こと竹岡多弘がヨロヨロと出てきた「頼りないなぁ、少年…」と留希のからかいが始まり、多弘は辟易するのだった図書室、誰もいないその部屋で本を開く少女、敷島緑だが、その意識は本ではなく時計に向かっていた…時刻を確かめた彼女は本を閉じ席を立った町の中心部、心なし荒廃した町並み行きかう車もなく、あちこちに略奪の跡が残る、主人を失ったビルの谷間を赤い服の女子が歩いていくこの週末に、世界は終末を迎える…【今日の感想】ということで、今日は物語のプロローグのご紹介まぁ、プロローグというか、簡単な登場人物一覧って感じですねぇつらつらと、登場人物の紹介が続いてるんだけど、早くもそこかしこに、終末を迎える世界をどこか人事のように眺める人達って雰囲気がバンバン!!というか、大体エロゲというか、ノベルゲームって主人公の視点で物語は語られることが多いんだけど、主人公視点ではあるものの、全体的に客観的で直接的な心情があんまし表現されていない気がするんだよねぇだからか、一歩引いたような感じで「終末」を迎えてる雰囲気が出ていてグッジョブそれと、今までまだキャラの立ち絵が出てきてない(*≧▽≦)ノノずっと一枚絵で語られているんだけど、結構すご~いまぁこの後すぐに立ち絵に切り替わるんだけど、「てっきり立ち絵がないゲームか!」とか思っちゃった絵柄もどことなくゲームにあってる感じがしていいですねぇこの非日常な設定の中で、何となく無理して日常生活を過ごしているように思える登場人物たちこれからどういった形で終末を迎えようとするのか、ちょっと気になってきました
2011.10.27
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今日からは久々のエロゲ…ゲフンゲフン、もといノベルゲームにチャレンジするのだぁてことで、そのゲームの名前だけど「終末の過ごし方」なるゲームですさりげにタイトルが捻りが効いてるというか、単なる駄洒落というか(笑)でも、何となく気になっちゃうタイトルですよねぇどのようなゲームかというのはこちらなのです1999年アボガドパワーズ発売となってます、もう10年以上前のゲームなんですねぇまぁ、今回プレイするのは2003年発売のDVD版なんだけどねぇ中身を簡単に言うと、来週末に人類が滅亡するという世界で、あきらめたように普段と変わらぬ日常を過ごす主人公の恋愛物ってことですなぁ最後の最後まで恋愛ごとにうつつを抜かすのがいいのかどうかはさておき、巷の評判では短いながらも終末をあきらめている寂滅感が漂う雰囲気のあるゲームとのことなのですう~ん、雰囲気がいいってのはあらすじとか書いてても伝わらないんだよねぇ(汗)てことで、今回もステキなプレイ日記にはならず「意味わかんねーよ」といったお叱りの声がきそうなのです(T-T)あとは、どことなく水彩画っぽい絵柄も注目ですねぇついでに言うと、ヒロインどころか野郎どももメガネばっかりなのです(笑)おいらはメガネ属性はないけど、ある人にはたまらないですなでは、早速あらすじを公式サイトから転載してみます――次の週末に人類は滅亡だ。国家非常事態宣言が発令されてから7週間が過ぎた。「日本」を保存するために東京・大阪・名古屋にそれぞれ臨時政府が立てられたが、どうせどれもムダだろうというのが大方の予想だ。世界の主な政府、研究機関、学者たちがここまで意見を一致させた事はない。それでもまだ、未来に希望を託す人は少なくない。彼らは万が一の希望の為に日々、忙しく働いている。対照的に、この事実に収まりがつかず自暴自棄に終末を迎える人も…もちろん少なくはない。人が多くの場面で驚くほど残酷になれる事は、歴史も知っている。この1ヶ月で様々な事が世界に起きた。日本も例外じゃぁない。でも…結局、あと一週間で何が出来る?何もできない。逃げようったって逃げる場所が無いのだ。世界規模の災害の前では、シェルターで生き延びる事すら無意味。それならいっそ、苦しまずに死ねた方が幸せだ。だから、混乱の1ヶ月が過ぎたあとは、何処も比較的静かになった。あまりにどうしようもない状況なので逆に、各国の政府機関も軍隊も、ただ崩壊するしかなかっ たのだ。いくつかの国の宗教・民族紛争は激化したけれど、どうやら終末前に核で人類滅亡、という事態 にはならない様子。最初は各地で暴動が頻発し、世界はかなり混乱したけれど…。結局、人々の生活は徐々に元に戻った。ただ静かに、世界は死を迎える。まぁそれでも生にしがみつくのが人間というか、生物の根性らしいけれど。なんだかんだ言っても緊急用のサバイバルキットはものすごく売れているし、ミネラルウォーターやカンヅメ類も凄い勢いで消えている。奪いあって殺しあう、本末転倒な連中までいるのだ。僕にはそれが、誰もが生き残る為の努力を放棄し、生き残った後の心配をしている様にしか見えない。死者の蘇りを信じていた古代のエジプトでは、ミイラが蘇った後、生活に困らないように金銀財宝を共に埋葬したそうだが…。果たして本当に、備えがあれば憂いは無いのだろうか。結局…死者は生き返らなかったのに?あとには盗掘者に荒らされ、没薬で欺かれたカビの臭いと、その発生源であるミイラ、そして巨大な墓銘碑――ピラミッド――が残されただけだ。――それと何が違うんだろう。僕たちの行為は?交通機関はほとんどが死んだ。飛行機も電車も、新幹線も、一部の例外を除いてすべてがその機能を停止した。テクノロジーは結局、根底を支える人間がいなければビックリするくらい脆い。その構造上、特に安全性が重視された設計の原子力発電所なんかはすでに運転を停止しているそうだし、電気自体がいつまでもつか怪しい状態だ。電話はまだ使えるが、国外への通話はほとんどつながらない。おかげで海外にいる親父の動向がわからない。母さんは、毎日泣いている。都内の電車は比較的生きている。山の手線でも2~30分待たなきゃ乗れなくなったけど、なんでも国鉄とかいう時代のおじいさんたちや有志の人たちが、自力で動かしているとか。鉄道マンの誇り? 国鉄?…なんだかよく知らないけど万歳。テレビもワリと普通にやっている。最後まで放送は止めないと、スタッフがみんなでテレビに出て泣いていた。視聴率を気にしなくてもいいのが救いだろうか。ある芸人は、あのお昼休みのうきうきウォッチングを世界の終焉まで続けるんだと笑っていた。とにかくトモダチの輪は、ジンルイ滅亡まで続くのだ。最後のゲストだけ、ちょっと気になる。ラジオは無法者のおもちゃだ。このご時勢に、音声だけのメディアというのは厳しいのか。それでも天下の公営放送は頑張っているが、他の放送局は丸ごとある宗教団体に買収されたり、ちょっとした馬鹿グループに占拠されたりして、受信コードネームを『F・U・C・K放送』とかに変えたりして一日中ロックを流したりしている。そんなこんなで緊張感はあんまり無い。警察も完全に機能してないから犯罪は増えてるけど、一部の警察官はそれでも交番にいてくれてるし、さっき言ったように終末まで一週間の今の状態では、かえって凶悪な事件は起きづらいような気もする。気がするだけで当然事件は増えているが、まだマシな状態だ。一部の責任感の強い人たちのおかげで、思ったよりも日常が動いている。でもそれはもしかすると責任感でさえなく、目の前の現実からの逃避にすぎないのかもしれない。目の前の危機から目をそらし、かつての日常にしがみつく。底無し沼に、黙々と石を積み上げる行為にすぎないのかもしれない。その行為で何が出来る?バベルの塔だろうか? 賽の河原の小石の塔だろうか?それとも…ピラミッドだろうか?結局、ヒトはあまり進歩していないのだろう――………長い…しかも、あらすじじゃなくてプレストーリーって書いてあるし(笑)これではどんなゲームかわかったようなわからないようなよくわからないので、ついでにニコ動に転がっていた販促ムービーをペタッでは早速次回からレッツプレイなのだ
2011.10.25
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