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【楽天ブックスならいつでも送料無料】亀戸妖犬伝 [ 五十嵐ひろみ ]五十嵐ひろみ廣済堂モノノケ文庫☆☆☆☆☆ この本もさくっと読めてしまった。タイトルの通り江戸時代の亀戸にあるお寺が舞台。神通力を生まれた少女、お聡と大きな犬で実は犬神の阿刀丸が妖異な事件を解決していく。しかし、このタイトル阿刀丸が見たら「俺は妖犬か!#!?」と怒りそうなんだけど。犬好きな人間には阿刀丸の活躍はたまらないと思う。私もその一人だが。また、登場人物もヒロインのお聡だけでなく、寺男(?)の竹蔵やその息子英吾、そしてお聡のいる蓮光寺の住職浄観も魅力的なキャラ設定だ。まだ最大の敵、化け物は退治されていないし、シリーズ化されたらいいなぁ。ただちょっと欲を言えば、ウチの近所が舞台なので、もう少し沢山亀戸周辺の当時の地名が出してもらえたらいいのに。特に砂村とか。
July 29, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】奈良当世ふしぎ話 [ 縣藻ほろろ ]縣藻ほろろ 京阪奈情報教育出版 大和路ろまん文庫☆☆☆☆☆ かなりさくっと読めてしまう。この本、奈良の観光案内所で見かけた記憶がある。奈良からの帰途に電車の中で読むにはちょうどいいかも。奈良旅行には当分行けそうもないので借りてきた。奈良市内(かな?)を舞台に奈良の民話を題材にした短編集。男性一人称で割りと淡淡とした文体なので、新耳袋みたいな趣きがある。また、奈良観光リピーターなら、場所が分かるのでそれも楽しい。奈良の雰囲気はこの小説に良く合っていると思う。町のどこかでこんなちょっと不気味で不思議な話が起こっていてもありそうだと思う雰囲気が奈良にはると思うのだ。旅行にいけたら、このスーパーの裏でこんな事件が起こっているかも、などと思ってしまいそうだ。
July 29, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】化学探偵Mr.キュリー [ 喜多喜久 ]喜多喜久中公文庫☆☆☆☆☆ ちょっとライトノベルっぽい。あっという間に軽く読めてしまう。でも、探偵役の准教授Mr.キュリーこと沖田と大学庶務の事務員舞衣のコンビ。舞衣がちょっと暑苦しいキャラだが、化学を用いた謎解きが楽しめる。ちょっとガリレオシリーズみたいだが、こちらの方がライト。警察沙汰にはならない日常の謎系のストーリーだ。まだ第一作目だが、続巻も図書館に予約済みなので楽しみ。舞衣はともかく、彼女の上司猫柳がいい味。謎めいた調査能力のある今後の活躍に期待。そして1巻のラストで出てきた枚衣の高校時代の同級生のアイドル剣也が準レギュラーくらいになってくれると楽しいけど、どうなるかな?
July 29, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】カレイドスコープの箱庭 [ 海堂尊 ]海堂尊宝島社 四六上製☆☆☆☆☆ 桜ノ宮シリーズ。前作でこのシリーズ終わりかと思っていたら、こちらが出ていた。Aiセンター崩壊後の東城大学医学部付属病院。相変わらずグッチー先生は色々と腹黒タヌキ院長から無理難題を丸投げされている。というかそこから話は始まる。今回はAIの国際会議。グッチー先生は予行演習の後、見事にその任務を遣り遂げる。それと並行して病理検査用の検体取り違えか診断ミスかで患者が死亡。その調査が行われる。そして、そこでは東城大の病理への手薄さから慢性的な人材不足が露呈されている。そちらは現場の混乱の元凶は取り除かれた。でもちょっと含みのある終わり方だったけど。つまりアウトソーシングになっちゃったってことだとは思うが。 Aiの国際会議とはいってもあのメンツ日本人ばっかりなんだけどいいのかなぁと読後思いはしているが、まあ第一作目の桐生先生も登場し、おそらくシリーズ屈指の人気キャラジェネラルルージュと対面しているので、ファンとしては嬉しい。でも折角なら、真面目な議論場面終了後の桐生・ジェネラルルージュ・真琴さんの鼎呑みの場面の詳しい描写も読みたかったなぁ。ドラマのキャストで思い浮かべてもやっぱり見たい。
July 27, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】七夕の雨闇 [ 高田崇史 ]高田崇史新潮社 四六並製☆☆☆☆☆ タイトル通り、京都の旧家に起きた密室殺人を軸に七夕の謎について薀蓄が展開される。これも牽牛と織姫の悲恋の裏に潜む陰惨な歴史の暗示が隠れている。そして、京都の神社の一家に起こった密室殺人。ラストで全貌が判明するが、ちょっとやりすぎの感がなきにしもあらず。作中出てきた猛毒は他の本でも見たことがあったけれど、こんな言い伝えがあったのかなぁ。だとしたらものすごく怖い。そういえば、作中はまだ今より10年以上前の時代だ。地下鉄南北線の開通の話が始めの方に出てくる。これが今へとどう繋がっていくのだろうか。また、時々QEDの読者にはニヤリとできる登場人物への言及がある。個人的にはQEDのヒロイン本人じゃなくて、彼女が勤めていた薬局の店主にご登場願いたいけどね。同じ著者の「神の時空」シリーズの新刊も発売されたか発売間近だし、楽しみだ。また、QEDシリーズは読んでしばらく経っているからまた読み直そうかな。
July 22, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】緑衣の女 [ アーナルデュル・インドリダソン ]アーナルデュル・インドリダソン東京創元社 四六並製☆☆☆☆☆ アイスランドを舞台にしたミステリ。レイキャヴィク郊外の宅地で古い人骨の一部が見つかるところから始まる。そして、捜査官エーレンデュルの携帯に操作中に疎遠で良好な関係とはいえない娘、エヴァ・リンドから助けて、と緊迫した電話が入る。さらに、壮絶なDVを受ける家族の描写も織り込まれる。このDVの描写については、書き方から古い人骨に関係した記述で古い時代のことだろうというのは割りとすぐ分かる。 人骨は専門のチームに任せたら、丁寧に発掘されすぎて、なかなかその全体が分からない。その間にエーレンデュルの娘は意識不明で眠り続け、彼女を見舞うエーレンデュルの家族関係や過去が出てくる。そして、人骨についても調査が進められる。しかし、第二次大戦中のことらしい人骨については、長い時間が経ちすぎていて、捜査は二転三転する。しかもほぼ歴史の捜査に近いため、一部の捜査員の士気はあがらない。でもアイスランドって人口30万の小さな国だから殺人事件も年に2~3回しか起こらないらしい。 実際のシリーズではこの本は4作目かそのくらいらしいが、日本では2作目。前作よりも更にアイスランドの様子が分かる。作中の描写も現在・過去とも面白かったが、訳者の方の後書きでもアイスランドの人々の気質が紹介されていて、霊能者が割と身の回りにいたり、夢の話に重きを置いていたりと私はちょっと沖縄と似てるんじゃないかと思ってしまった。そういえば、アイスランドのニュースで「妖精の仕業?」みたいなのが紹介されているのも読んだことがある。また、主人公のエーレンデュルは「エイリアン=異邦人」という意味だそうで、彼はほんの60年くらい前までは漁業が主産業の地方の小さな島国だったアイスランドの変わりようについていけないでいる。作中でアイスランドの生活の描写がとても面白い。次作が近いうちに発売されるので、それも読むのが楽しみだ。翻訳小説なので読むのに時間がかかると思ったが、事件の二転三転ぶりとアイスランドの風土の描写がとても面白く結構ページターナーの本だ。各国でミステリ系の文学賞を受賞しているのもうなずける。
July 15, 2015
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孤独の絆 探偵・竹花藤田宜永文藝春秋 四六上製☆☆☆☆◎ 短編集。20年位前にちょっとハードボイルドっぽい探偵物だったのが、震災後復活して現代の世相を織り込みつつの探偵物になった。現代の世相は高齢化。竹花も既に還暦だ。知り合いの弁護士からそういう世代の人間じゃないと理解できないだろうから、と事件を回されたりしているが、仕事量は減っている。そこここに老いの陰が忍び寄っていて、ちょっと読んでいて気が重くなった。でも派手なアクションもないが、じっくり読ませるストーリーのこのシリーズは結構スキだ。
July 15, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】警視庁文書捜査官 [ 麻見和史 ]麻見和史KADOKAWA 四六並製☆☆☆☆◎ 人の残した文書からその事件をプロファイリングしていく役目を負ったのが表題の文書捜査官。でも、いつもはほぼ倉庫の書類整理係。主人公は心理学を専攻し、手書き文字フリークといえる鳴海理沙捜査官。その部下として配属された矢代とともに捜査一課に協力して現場に残された文書やメモをもとに犯人を割り出していく。 鳴海の文書プロファイルはちょっとこじつけの感がなきにしもあらずだが、結構興味深い。捜査一課十一係シリーズが気に入ったのでこちらも読んでみたが、ヒロインの性格は11係の方が好きかな。専門分野以外役立たずの設定って女性の場合個人的にあんまり好きじゃないのだ。あと名探偵役は11係の方が好き。 今回は殺人事件から始まるが、その背後には別の事件が隠れていた。現場に残されたアルファベットカードやメモ書きからそれを割り出していくのは面白い。そして結構無茶した挙句、ヒロイン達が危険な目に遭うのはこの著者の特徴だろう。内容からしてシリーズ化されそうなので、次も読んでみたい。
July 15, 2015
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鮎川哲也コレクション 挑戦篇2白馬館九号室/鮎川哲也【後払いOK】【1000円以上送料無料】鮎川哲也出版文化社 四六上製☆☆☆☆ 短編集で、事件編と解決編が別ページになっている。でも、犯人は割合分かりやすく、寧ろ分かっている犯人の動機やトリックの解説が主な印象。にしても、どうしてこんなに読むのに時間がかかったんだろう。というか、鮎川を完読できたのこれが初めてかもしれない。かなり前に上梓された作品のせいか、内容もミステリというより昭和50年代くらいまでの風俗小説のようで、そう読む方が楽しく感じる。そこは松本清張にも通じるかな。ただ著者が音楽に造詣が深かったのは以前から知っていたので、もう少しそのあたりが沢山記述されているとよかったのだが、この本はそんなに多いわけではなかった。
July 3, 2015
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