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ポイントは、GRレンズではなくRICOHレンズである点。つまり、光学性能を追い込んだ高級レンズではなく、普及クラスのものになるということです。
今までリリースされたAPS-Cサイズの素子を使ったユニットはすべて大口径でしたので、それがRICOH内でのルールなんだろうと勝手に思い込んでいたのですが、そうではないようです。APS-CベースでズームをF2.8あたりで作ると大型化が免れませんので、おそらく無難なF値に抑えてくるでしょう。
だったら、既存のS10ユニット(24-72mm)と焦点域がかぶりすぎなので妙だなと思ったあと、一瞬遅れて、ああ、ひょっとしてこれはS10の後継レンズなのか?と遅まきながら気が付いた次第。
「Caplio GX100の時代から使い続けている古い(しかもあまり評判の良くない)レンズを、何で最高級機であるGXRのユニットにそのまま移植したんだ。せっかくボディを大きくしたんだから、素子も大型化すればよかったのに…」
そう文句を言っていたのは、他でもない自分自身だったことを思い出しました。
ただ、登場するタイミングがあまりにも遅かったので、まさか今になってS10をリニューアルするとは思わなかったという(^_^;)。
さて、写りに関しては満足していなかったものの、実はS10を装着したGXRのフォルムは、かなり気に入っていました。なにしろGXRを最もコンパクトに使える組み合わせであり、沈胴させた時の薄さが、自分の中では十分持ち運べる許容範囲内だったのです。
そういう意味で、新ズームの全長がどのくらいになるかはかなり気になっています。距離も欲張っていますので、あまり短くはならないだろうなと思うものの、出来れば沈胴式でコンパクト設計をお願いしたいところです。
もっとも、その後の展開として銀塩換算20mmと35mmの大口径GRレンズはぜひラインナップに加えて欲しいところ(欲を言えば90mmまで)。そこまで揃って、ようやくコンパクトなシステムカメラとしての価値が完成するような気がします。
似た土俵にいるSONYのNEXシリースに欠けているのは、まさに「信頼のおけるコンパクトな単焦点レンズ群」なので。
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