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「プロダクトデザインをどう感じるかは個々人の嗜好の問題だから、良し悪しを論じるのはナンセンスで正解はない」
というあたりに着地することが多いです。
ちなみにエンゾーはどう思っているかというと、モノの姿形を見て、触れて、どう感じるかの80%くらいは「脳ミソの仕組み」に左右されているのではないかと。
例えば、
「先端が尖っている→痛そう→落ち着かない」
「滑らか→触り心地がいい→和む」
「縦の線と横の線の交わり方が直角→安心感がある」
など。
こういう、左脳が直感的に感じる快・不快に、
「重量があるから長時間持ってると疲れるだろうな」
「出っ張ったグリップは持ちやすそうだ」
「ずいぶん大柄だから嵩張りそうだな」
などといった理性(右脳)で感じる部分が複雑に絡み合って、トータルで一つの印象を形成するのではないかと考えています。
で、この直感的な部分と理性的な部分がバランスよく高度に洗練されているものは、やっぱりおしなべて好意的に評価され評判がいいです。逆に、どちらかに偏っていてバランスが悪いものは、実際に賛否両論で意見が割れるものが多いように思います。
そう考えていくと、やっぱりデザインの良し悪しのボーダーラインって、歴然と存在すると思うんですね。
で、何でも検索して答えが見つけられてしまう現代においては、今まで以上にソースだとか統計だとか数値だとかに判断の基準を置きがちで、直感と理性のバランスをとることが軽視されているように感じます。それが、プロダクトデザインという分野にも現れているんじゃないかなあと。
そんなこんなで、発表されたPENTAXのミラーレスですが。
マーク・ニューソンに丸投げしちゃったK-01。
K-5マンセーなエンゾー的には、社内で練った方が良かったように感じました。
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