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さて、スコットランドのメインランドから一つ島を渡って、アイラ島の手前にやってきます。その名はジュラ島。ジュラ島は、アラン島と同じく島には一つしかウィスキー蒸溜所がないため、蒸溜所の名前には島の名前がつけられています。その名もジュラ蒸溜所。そのジュラですが、アイラ島と本当にすぐ近くで、アイラ島のカリラ蒸溜所に行くと真正面に見える島ですが、ウィスキーの個性はアイラと明確に異なり、アイラのウィスキーはクセの強さが特徴であるところ、ジュラは同じクセがあるとしてもより穏やかなテイストが特徴です。この特徴により、クセの強さが特徴として挙げられるアイランズモルトのなかでさらにアイラの隣りと解説されるためか、多くの日本人の期待を裏切ってしまっているのでしょうか。どうも正当な評価がなされていないように感じます。しかしながら、ジュラのウィスキーは枯れて落ち着いた臭みとも言うべきマイルドなテイストを持っており、これは他のアイランズモルトにはない唯一無二の特徴ですから、例えばマイルドなアイラモルトが飲みたいなどというときには、アイラではなくジュラを選んでみると正解ということがよくあります。そういう意味で、ジュラは隠れた秘宝ではないでしょうか。このカスクも安心して飲める、モルトの会の良心のようなウィスキーでした。テイストは、スモーキーでかつフルーティー。シュガーの甘さと塩っぽさがありアルコールドライ。塩飴を舐めながらオランジーナを飲んでいるような午後の紅茶。1989年4月蒸溜、2010年6月瓶詰、49.3%感謝!
2014年04月30日
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サントリーの最高傑作これはハッキリ言って事件だと思う。サントリー白州蒸溜所の15年カスクストレングスだが、リフィルホッグズヘッド&ウェアハウス中段とまで裏ラベルに印字されている。しかも、それが極上の美味しさなのだ。昨今のウィスキー飲料市場は、ハイボール人気を受けて市場が成長し、会社は山崎/白州ともに追加投資を決定しているが、同じウィスキーでもこの追い風を受けている種類ものとは異なる、いわば「純モルト」製品の方が美味しく本物なのである。例えば、国内でライバル視されているニッカ・ウヰスキーの製品には、ホッグズヘッド新樽のバニリックな個性が認められるけれども、一般に樽の風味を色濃く出したければバーボン樽を使うことが一般的であるし、ホッグズヘッドは熟成にばらつきが大きいから、当たればカスクで陽の目を浴びるけれども、外れればブレンド原酒として姿を見せることはなくなってしまうことが多い。そういうなかで、リフィルホッグズヘッドを中段で熟成させたとラベルに印字することは、サントリーの製造技術に対する自信の裏付け以外のなにものでもないだろう。これこそ国内トップメーカのプライドというものだろう。素晴らしい!肝心の味の方も充実していて、程よく樽香が出ながらも熟成感がそれを上回り、ピートを思わせるようなクセの強いドライなアルコールとソルティなジリジリ感が、ストレートパンチを応酬しながらフィニッシュしていく、じつに味わい深くブレンドとは異なるバランスの良さを構築している。もし、これが完全に生産技術として管理されて、再現性を保証できるのであれば、白州蒸溜所だけ独立して別ブランドを立ち上げるべき、あるいは既存の白州の竹炭濾過を廃止して、真正面から白州の実力を世に問うべき事態だと思われる。なぜ、この素晴らしい商品を、もっと世に知らしめないのだろう?本当にコンテストに出品する製品というのは、むしろこれではないのだろうか?そういう奇跡の一本だと思う。願わくば、メーカの意思決定者が本当に正しいディレクションを、勇気を持って下してほしいと願わんばかりだ。感謝!
2014年04月28日
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日本のウィスキーに触れたので、ではそのまま場面が変わって続けようという趣向です。前回は同じ山奥の八ヶ岳でしたが、今回は少し手前の白州です。サントリーでは珍しいカスクストレングス。たしか蒸溜所限定だったのではないかと思います。私自身はサントリーのウィスキーに対して、ひそかに山崎より白州の方が美味しい(というか、白州の方がスコッチに近くて自分好み)と思っているのですが、それを証明するかのようなシェリーとホッグズヘッドのそれぞれ12年物をバッティングしたカスクストレングスです。アルコール度は57度ですから、熟成年数から考えるとウェアハウスの中段から下段あたりにあった樽ではないかと思います。その推理が当たるかのように、12年にしてはニューポットのピリピリ感が残る刺激の強いウィスキーで、サントリーのモルト製品ポートフォリオのうちでは唯一の個性かもしれません。そういう意味で、白州蒸溜所の実力を嘘偽りなく正直に表現している貴重な一本だと思います。ウィスキーメーカとしてのサントリーの秘密に触れたい方に、静かに小さな扉を開けてくれている、モルトファンだけの特権として大切にしたい製品ですね。感謝!
2014年04月25日
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美味しい中熟、長塾のモルトが並ぶなかで、蒸溜所開設第1号のボトルがあるというのは、奇異なことに違いないのですが、されど、それが我らが日本の蒸留所となれば例外も許されるものでしょう。ご存知ベンチャーウィスキー秩父蒸溜所の第1号モルトです。だから比較をすることが野暮なことを承知で、あえて比較してみましょう。なぜなら比較することが、いちばんよく理解できる近道だからです。このウィスキーは2008年蒸溜で2011年に瓶詰されたものです。秩父のウィスキーは、そのポットスチルの小ささから、よく蒸溜された味がする素晴らしいものですが、これはいやはやどうしてもアルコールがピリピリし、熟成感より蒸溜感の方が強い荒削りなウィスキーです。しかし、これは悪いことではなく、わずか3年でニューポットの味ではなくウィスキーの味に進化しているということですから、しっかりと丁寧に作っていることの証左といってもいいのではないでしょうか。創業当初の秩父では、ノンピートのバレル仕込みばかりだったはずですので、我々飲み手はいわば素のウィスキーを作って実力を高める、そのプロセスに立ち会う歴史の証人になっているということです。これから時間が経過して、あの頃の秩父は荒削りでさぁ、という話ができるようになったら、それはそれで我々みんなの人生が豊かだということになります。だって、それがウィスキーを飲む理由じゃないですか。感謝!
2014年04月24日
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2本目はAlutmore。Alutmoreと書いて「オルトモア」と読みます。なんとなく想像がつくと思われますが、オルトモアとは大きな小川という意味だそうで、蒸溜所近くにはオーヒンデラン川という川が流れているからのようです。このボトルは、アルコール度51.6%の20年物。典型的なスペイサイドよろしくバレル仕込みの、ナッティでバニリックな味が全体を構成していますが、アップノートはとてもフルーティでジャスミンやレンゲの爽やかな風味が同時に流れる、まさに「大きな小川」の味がします。バレル仕込みという点では、とうもろこしの甘みも感じられて、麦が原料だということを一瞬忘れますが、辛めに長く続くフィーリングは、間違いなくモルト原酒だということを主張します。スペイサイドのカスクにしては、バニラが強すぎないため、どんな食事にも合う万能酒といってもいいでしょう。ちょっと気合を入れた夕食が食べたい、といったときに最適なパートナーとなってくれると思います。アナザーサイドのスペイサイドを覗いてみたい方におすすめです。感謝!
2014年04月23日
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春のモルト会1杯目は、さてどうしよう?と少し思案した挙句、BUNNAHABHAINにしました。BUNNAHABHAINと書いてブナハーブンと読みます。アイラ島です。熟成年数は40年、アルコール40度のシングルカスク。アイラ島ですが、一般に認識されているアイラらしいピーティでスモーキーなテイストはほとんどありません。この蒸溜所はノン・ピーテッドが基本だからです。これに決める前にノージングはしませんでしたが、蒸溜所の名を冠して40年の長期熟成を売りにしているのならば、ノンピートだろうという読みがあったからでもあります。そしてアルコール度も40度とスタートには丁度良いと判断しました。結果として大当たりで、メロウで麦の味がしっかり伝わってくる本来の意味での「ウィスキー」でした。ウィスキーというと、クセの強さがウリだったり、シェリー熟成を高級化の指標に使ったり、はたまたハイボールがなんとかとか、オヤジの酒とか、素人がいろいろ言う雑音があるわけですが、密造酒の物語で出てくる洞窟に隠した密造酒を飲んでみたら熟成が進んでまろやかになっていた、というウィスキーの美味しさはここにあるわけです。それが、今や雑音の象徴のようになってしまったアイラモルトのなかから本当の本物が静かに姿を現したことに感謝して、モルトの会が始まりました。感謝!
2014年04月22日
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いつも仲良くさせていただいているDJ TOKYOさんにお声掛けいただきまして、春のモルト会に参加してきました。今回は、フルーティなタイプを中心にアイラ島のモルトが多く、前回よりもスペイサイドが少なくなりました。オーナー曰く「好みが変わってきたかなあ」とのこと。これだけのボトル数があるので、味の順番を考えて飲まないともし濃い味のあとで薄い味あるいは強力なパンチのあるあとでマイルドなものを飲んだりすると、細かい味わいが分からなくなってしまいます。しかし美味しいことが分かっていると、酔ってしまわないように気をつけなくてはいけないと思いながらも、ついつい多めに注いでしまいまして、今回はすっかり飲みすぎてしまいました。とはいえ、今回も十種類以上テイスティングしてきましたので、これからノートをご披露させていただきます♪感謝!
2014年04月21日
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スコットランド・グラスゴーからプロペラ機で西へ1時間弱。ISLAYと書いてアイラと読む島唯一の空港に着陸する。空港は島の西端にあり、海風を受けながらのランディングはエキサイティングを通り越して若干恐怖でもある。しかし、一度降り立って空港ビル(本当にビルか?笑)に入ると、雰囲気は正反対で、穏やかで時間が止まったかのような村の集会所の様子そのままだ。なんだ?ここはスーパー銭湯か?出掛けていく前に日本でいろいろ調べたら、島の面積は日本の淡路島とほぼ同じ。交通手段は郵便配達を兼ねたバスだそうで、一日1本だけ。いざとなったらヒッチハイクでもするかな?と思えば、島の人口より牛や羊の方が多いとの記述をみつけて、十勝の大地のイメージが脳裏をよぎる。これは、何があっても素直にレンタカーを借りた方がよさそうだ。そのレンタカー屋さんは、空港内に出店していた。といってもカウンターだけ(笑)。名前を言ってライセンスを提示したら、キミのクルマはこれだよ、といって案内してくれた。ポロの5MT。十分十分。5ナンバーのマニュアルなら楽勝楽勝と思うけど、そこは、やはり勝手の違う外国だからとちょっと緊張する。と思ったら、心配が必要だったのは公道に出るまでのわずか20mだった。なにしろ目の前の道路は一直線。前にも後ろにもクルマは影一台も見られないのだから!どこから行こうか?と思いつつ、見学の予約を入れてあるブルックラディに向かう。なんだ、無意識のうちに遠いところから攻めてたんじゃないか(笑)。プリントした地図を見ながらドライブするけど、あまりにも道がないので、思わず通り過ぎたのではないか?と疑心暗鬼になる。まだ多少テンパってるらしい。走りながら深呼吸してから、落ち着いて周囲を見渡すと、何もないと思っていた土地がヘザーの草原だということに気がついた。よくみると、ところどころがピートベッドになっていて、ピートの手掘りをしてクルマに積み込んでいる。クルマから降りて写真を1枚収め、改めて新鮮な空気を吸ってみると、ピートの炭臭い匂いが鼻腔から脳天まで突き抜けた。そうだ、ここはアイラ島だったんだ。そして、自分は確かにアイラ島に立っていたのだった。
2014年04月18日
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実話の段階から有名だった、オペラ歌手ポール・ポッツのストーリー。ポール・ポッツ/ワン・チャンスどこにでもいるような、小さいころから冴えない男が、携帯販売店員となり不遇の日々を送っていて、TV番組での注目からプロデビューし成功を掴んでいく話ですが、観るべきはストーリーではなく、本作の映画としての品質の高さです。例えば、LIFE!は典型的なハリウッド作品で、アメリカ特有の外向的というか、画面としても明るい印象の映像が続くわけですが、こちらは英国特有の曇り空下から繰り広げられる、内向的というか、画面が狭くて小さくてほのかに薄暗い印象の映像が続きます。がしかし、本作はアメリカ人が監督をしており、流れるような画面割りは見事の一言としか言いようがありません。途中から完全な典型的イギリス映画だと思って銀幕を眺めていたこちらが、もちろんいい意味でコテンパンに期待を裏切られました。あっぱれです。映画としては、あるいは脚本としては、いかにも「らしさ」が数多く散見されるのに、「らしくない」ところは完全に裏側に隠されて姿を表さないのです。これを評して「あっぱれ」以外の言葉はあるでしょうか。この抑制の効いた制作ぶりは、おそらくは実話であることと、その主人公のポール・ポッツ氏が現存の現役歌手であることを差し引いてなお、尊敬の念があったからであろうと推測します。久しぶりに、心が洗われるような出来事でした。素晴らしかったです。感謝!
2014年04月17日
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鬼才と言ってもいいでしょう!ベン・スティラーの主演監督作品。この映画には「!」があるというキャッチとともに絶賛公開中です。自分に対する自己認識と他者から見た印象とに、大きな違いがあるというのは有名な話ですが、この主人公もそういう意味でどこにでもいる人なのだろうと思います。それで人々の大きな共感を得て作品の大成功に繋がっているのでしょう。それにしても、何といっても素晴らしいのは、ベン・スティラーの監督としてのこだわりであり、脚本であり、演技であり、映画が進む2時間の中で人生のらせん階段を登っているような感覚を、オーディエンスの胸の奥で想起させる力があります。繊細でありながら偉大、緻密でありながら大冒険、画面がパンするごとに、人生が着実に前進するということを思い知らしめてくれる素晴らしい作品です。こういう作品に出会うのが今だとしたら、それがそれぞれの人の人生と化学反応を起こすのが今だということです。作品外で語られることの素晴らしさと、作品中で成し遂げられた膨大な仕事量に最大限の敬意を表したいと思います。ひとりでも多くの方に観ていただきたい作品です。感謝!
2014年04月16日
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ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、映画「エージェント・ライアン」をみました。スパイ映画大好きですので、劇場で予告編を見た時から見ようと思っていましたが、公式にはアクション・スリラー映画ということになっているそうです。定義はどうであっても、スパイ映画には公式とも言えるようなフォーマットがあり、本作もそれに倣っていると思われることから、スパイ映画でいいのではないかと思います。その前提で本作をみると、まあ一般的によくある内容で、可もなく不可もなくといったところ、主役が新人俳優だというところを差し引いても、脚本か演出か撮影に新規性が欲しかったのではないでしょうか。歌舞伎のようなスパイ映画に慣れているこちらとしては、安心して見ていられて、またふたたびこういう作品をみて安心する部分も認められますが(笑)、せめてロケーションはまだ誰も訪れたことがないような場所など、新しい切り口が欲しいわけです。最近の映画界は、続編やリバイバルものが多い傾向にありますけれども、ちょっと保守的に過ぎないか心配になります。次の機会に期待ですね。感謝!
2014年04月15日
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季節はすっかり春となり、散歩がてらに外出するのも気持ちのいい陽気となりました。一方、食べもののほうで春といえば貝ですので、蛤の蕎麦をいただきました。温かいそばですが、蛤の出汁が程よく出ていてバランスのいい味。とても美味しかったです♪感謝!
2014年04月14日
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季節はすっかり春で、憂鬱な花粉の時期も過ぎつつあり、お昼はドネルケバブにしました。最近の都内では、ケバブの屋台売りを結構見かけますが、肝心要の味の方は、やはり日本人がやっているお店より、ご当地からいらした方がやっているお店の方が、一枚上手のような気がします。ケバブって、味付けした肉をグリルする料理ですが、ドネルケバブのように串を縦にしてグリルすると、脂肪や油は下に落ちてしまいますから、タンパク質だけ残ったダイエット食なんですよね。それで、ボクサーがよくダイエットメニューでケバブを食べると言われます。また、イギリス映画などをみると、よくケバブを店頭で買ってテイクアウトして食べるシーンが出てきますが、あれはやはりイギリスの食事がアレだからでしょう。そういう意味合いからすると、ケバブの印象ってどちらかというと「どうなんだろうか?」と思ってしまいますが、食はやはり本場に限りますので、ご当地の人がやっているお店だと味わいが違いますね。ここは職場から徒歩数分ですので、いつでも食べられます。また天気のいい日は、手軽で美味しいダイエットメニューにしましょう(笑)。感謝!
2014年04月11日
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先日横浜で、ライフネット生命の出口治明会長のお話をお聞きする機会がありました。ライフネット生命は、業界の常識を打ち破って生命保険のディスカウントと創業5年での株式公開を実現した、現代日本経済における注目の成長企業です。出口会長は60歳で起業されたそうで、その成功の秘密にみな興味を掻き立てられて集まっていたと推察されますが、私もその一人でありました。通例のベンチャー企業とは、本業まっしぐらで他に何かをする余裕などなく、外部に出ていくということは稀ですが、出口会長は勉強会や講演、書籍の出版など、会社経営以外にも精力的にご活動されていて、どんなにパワフルな方なのか?と思っておりました。その出口会長ご自身は、ベンチャー企業の創業者によくある熱血漢や大きな態度をとるようなことは一切なく、爽やかな笑顔で他者とコミュニケーションを取られる学校の先生のような印象さえ抱かせる魅力的な方でした。肝心のお話の方は、企業経営者にとって非常に示唆に富む内容であり、いわゆる経営大学院MBAで使われるフレームワーク思考とは別の、独自の視点を展開したお話に引き込まれました。これは、おそらくはご自身がマニアだとおっしゃる歴史からの影響かと思われます。非常に膨大な蓄積の歴史に関する知見、歴史観といったものが、新しいスタイルの生命保険会社の起業と上場のなかに脈々と生きているはずです。ということは、換言すれば、他者がライフネット生命を真似して同じビジネスモデルを導入して物量を投入したからといって、簡単に追いついたり追い越したりはできないだろうということでもあります。けだし強さの源泉はソフトパワーだからです。その非常に強力なソフトパワーを、優しい爽やかな笑顔で包んで社会に出てくるところなど、ちょっと他にこのような素晴らしい方はお見かけしたことがありません。またお目に掛かって色々と学ばせていただきたいと思いました。感謝!
2014年04月10日
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昨年開かれた同窓会の折りに、中学校の美術を担当していた水野先生が2年前にお亡くなりになったと伺いました。サブちゃんの愛称で親しまれお人柄も絵もやさしい素晴らしい先生で、美術の先生なのに毎日体育館でバスケをしていました。その水野先生が、晩年に闘病しながら絵本を手作りされていて、その手作り絵本が図書館に寄贈された旨の新聞記事を、同じく同窓会に来ていた同級生に教えてもらい、最終日の終了ギリギリに訪問することができました。場所は、藤沢市総合市民図書館というところで、駅から徒歩で10分程度の住宅地のなかにあります。その児童書の貸し出しカウンターにコーナーが作られていました。さっそく手に取って奥付をみると、2008年から毎年作っていたことが分かります。すべてのページが絵と文章で構成されており、本を一冊作るためには見開きページ分だけ絵を描かなければなりません。すべての見開きページに、水野先生の撫でるような優しいタッチの水彩画が載っています。その絵を視て、バスケだけでなく時折り花をスケッチしていた先生の情景をフラッシュバックのように思い出しました。授業の際にも、生徒に絵を描かせながら同時に先生も一緒になって絵を描いていたことを思い出します。おそらく、この絵の制作も同じように、文章と並行して行われたのでしょう。早すぎず遅すぎない、丁度良いところで制作を止めるバランスの良い絵が並んでいました。鬼籍に入られてもなおこうして作品が残るのは、先生のお人柄があったからこそのことだと思います。手作り絵本は、本文を担当された星野先生が寄贈され、今後は同図書館で閲覧できるとのこと。担当係の方のお話によれば、私と同じように、水野先生を偲んでいらした方があったそうです。帰り際、隣接する中学校の正門前を通りがかったら、ちょうど桜が満開でした。都内はもう葉桜ですが、今年最後のお花見になりました。※図書館内は、本来撮影厳禁ですが許可申請書に一筆書き、特別に許可をいただいて記録のために撮影させていただきました。感謝!
2014年04月09日
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私が教員を務めるSBI大学院は、4月22日に事業承継をテーマとする公開セミナーを開催します。参加費無料ですので、ご興味・ご関心のある方はぜひお申込みください。講師は、日本における中国古典の第一人者であり、SBI大学院一の人気講師でもある、守屋洋教授による「後継経営者の帝王学」と題した、後継者づくりの秘訣や、成功する後継者に共通する行動原理を第1講とし、第2講では、僭越ながら私が「実例から学ぶ~成功する事業承継」と題して、事業承継・M&A成功のポイントや、トラブル回避法などの、事業承継における実務面をお話させていただきます。さらに第3講では、私の教え子でもある7期生の一桝靖人さんが、創業350年を超える家業を継いだ体験談を披露します。事業承継は、企業存続のために後継経営者に代変わりする一大経営計画の実行であり、中長期に亘る準備と確実な実行が求められます。特に会社法や相続に関連する各種法律の知識、および実行ノウハウなど、法律や税務だけではなく、経営と有機的に統合した事業存続の計画を策定しなければならず、企業経営に関する深い理解と主体的な行動が欠かせません。ときどき、中小企業の経営者の方のなかに「ウチは顧問の先生に任せてあるから大丈夫」と仰る方を見かけますが、自社の存続を他者に任せるのでは、変化が早く時間の経過とともに競争が激化する現代のグローバル社会で永続的に勝ち残ることは難しく、ご自分で確実に実行すべき自社マターです。特に、相続増税によって自社株と個人資産の両方を確実に管理したい中小企業やオーナー社長にとっては、焦眉の急にあたる最重要課題であり、いち早く情報不足を解消し計画を策定して、実行に移行していただきたいと願っています。SBI大学院は、円滑な事業承継と更なる企業発展のため、後継者の育成と経営改善の取り組みをサポートしており、次代の経営者は自分自身でビジネスモデルや事業計画を創造する力が必要であり、事業承継=新たなビジネスモデル構築のチャンスと考えて、これまで培ってきたノウハウや人的資産を最大限に活用し、イノベーションを起こすことができる次世代経営者を、一人でも多く育成・輩出していく取り組みを行っています。今回の公開セミナーは、私が毎月開催しているビジネスLIVEとの併催となりますので、いつもお読みいただいている読者の皆さまには、次世代への事業承継と相続対策に成功して、安定した事業の継続を実現していただきたいと思います。もし事業承継問題について、事業の上手な承継ノウハウや後継者育成に関してご興味がおありでしたら、絶好の機会となりますので、ぜひふるってご参加いただければ幸いです。■セミナー概要・SBI大学院「事業承継」公開セミナー日時 2014年4月22日(火)19:00~21:00場所 SBIマネープラザ新宿中央支店 セミナールーム (東京都新宿区西新宿1-19-5 第二明宝ビル2F)地図 http://goo.gl/YKhxY5参加費 無料お申込み WEBサイトからお申込みください。http://goo.gl/FvndkR定員 60名締め切りはございませんが、お申込み先着順となります。定員に達しましたら予告なくお申込み終了となりますので、ご参加希望の方は、お早めに上記SBI大学院のお申込みページよりお申込み手続をお願いします。感謝!
2014年04月08日
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旧国鉄に関する博物館といえば、東は東京・神田の交通博物館、西は大阪・弁天町の交通科学館でした。田舎の山奥で育った私にとって、東京の交通博物館は秋葉原から徒歩3分、御茶ノ水から徒歩5分とはいえ、複数の駅からアクセスがあるというだけで大都会の混沌に飲み込まれてしまうのではないかという恐怖感にも似た感情があり、初めて出掛けたのは小学校1年生の頃のバス遠足、その後の2回目は、なんと閉館直前の大の大人になってからという有様でした。そういう具合ですから、大阪の交通科学館などというところはいくら弁天町駅前徒歩1分とはいえ、幻の彼方のような場所であり、いつか大阪に行くことがあれば行かれるかな?と思っていたのですが、その大の大人になっても、大阪にはなかなかご縁がなく、気がついてみれば当の交通科学館は交通博物館の閉館後に交通科学博物館と名を変え、それも半世紀の歴史に幕を下ろすことになってようやく訪問することができました。交通科学館は、鉄道だけでなく船や飛行機、自動車も展示の対象ですが、私が興味があるのはもっぱら蒸気機関車のみで、とりわけナメクジの愛称で親しまれたD51 2でした。1号機は梅小路にありますが、あちらは扇形庫のなかの1両ですからディーティルの観察は難しく、四方八方からゆっくり観察するには、こちらの方が向いているわけです。ナメクジと呼ばれたD51の初期型は、当時流行していた流線型の影響によるものですが、煙突の前に通常型の前照灯があることやその他部位は一般型と同型であること、そもそも空気抵抗が問題になるような速度で走行することはほとんどないことから、単純に形だけの問題であったと知るのは、これも大の大人になってからのことです。今回の鉄道科学博物館の閉館によって、基本的に展示物は梅小路にできる新博物館に移転するそうですが、あちらには上記のとおり1号機がありますので、2号機はどうなるのでしょうか。C62に至っては既に2両あるわけです。ともあれ、C62と同じように2両(そのうち1両は動態)、あわよくば4両とも動態になってくれると嬉しいのですが。夢は持ち続けていたいものですね。感謝!
2014年04月07日
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埼玉県川口市といえば、むかしから鋳物で有名です。1964年の東京オリンピック聖火台も川口の鋳物で作られたそうです。現在の川口市とくに川口駅周辺は、高層マンションが立ち並ぶいわゆるベッドタウンの様相を呈していて、荒川を挟んで南下すればすぐ東京23区に入れる地の利のよさが人口約56万もの巨大都市に発展した人気の秘密でしょう。その川口駅前の広場は、キュポラ広場と名付けられ、川口の歴史と伝統と技術を今後も末永く伝えようとオブジェが設置されていました。ものづくり大好きな私にとっては、とても大切に感じられましたので、写真を撮影してきました。公園に向かって建てられているのは、鉄を溶かすその名も公園につけられたキュポラ(キューポラ)です。近くには、構造を解説したプレートが設置されていました。「キュポラ(Cupola furnace)広くキューポラと呼ばれています。コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かす炉のことです。耐火物を内張りした筒状の炉体に、コークスをある高さまで積み(ベッドコークス)、その上に地金(銑鉄、鋼屑、戻り材、古銑)とコークスとを一定比率で順に装入し、下部の羽口から空気を送って燃焼させ、その熱によって地金を溶解します。各地金は炉の中央の溶解帯で溶解され、溶滴となって下部の高温のベッドコークス層を滴下する間により高温度に加熱されます。解けた湯(溶解炉で原材料を溶かした物)の温度は、約1500℃になります。加熱された溶湯は、最下部の出湯口から連続的に出湯し、前炉に溜め、必要に応じて取鍋に受け出し、鋳型に流し込まれ製品となります。鋳物工場では、屋根の上にキュポラの巨大な煙突部が見られます。」つづいて、公園から駅前広場に向かって取鍋を持つ鋳物職人の像が建っています。この像には「働く歓び」という名前が付けられています。昨今は、勤労が尊ばれなくなる風潮があるように感じますが、それは社会が高度なシステムとなっているからで、上手くいくシステムを作ったのは人の手だということを忘れてはいけません。いつも原点を忘れずにいたいものですね。感謝!
2014年04月04日
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埼玉県の川口市。人口は約56万人ととても大きな街です。その川口市に初めて訪れました。川口駅は京浜東北線の駅で、普段は併走する東北本線に乗ることが多いため、駅があるのは知っていましたが、通過するばかりでした。そのため初めての下車となったわけです。地図を調べてみると、川口市はドイツと同じような形をしており、鉄道は南端を北西方向に通る京浜東北線の他は、市の最北端を武蔵野線が東西に通って東川口駅があるだけなんですね。一方道路は発達していて、首都高速の川口線と東京外環自動車道が市の中央部で十字に接続していますから、完全な自動車社会だということが伺えます。56万人もの人口を要する東京隣接の市としては珍しいのではないかなと思いました。それを物語るように、川口駅前は静かな様相で落ち着いており、横浜の鶴見駅で降りたような印象を受けましたが、鶴見と違うのは街の空気や時間がゆっくりしていること。人々はせかせかすることなく下町情緒たっぷりで、私が新宿から出掛けていったら「遠いところをありがとうございました」と言われてしまうほど、ちょっと遠くの街へ出掛けたような錯覚に陥りました(笑)。近くて遠い国という言葉がありますが、私にとって川口はまさにその言葉が当てはまったような気がしました。今回ご縁をいただいたので、今後も何度かは訪れることになると思います。なにしろ、新宿から僅か30分ですから!感謝!
2014年04月03日
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数年前から羽田空港に伊勢丹が出店しています。先日久しぶりに羽田を利用した際に、ショーウィンドウが目を引いて、出発時刻まで多少の時間がありましたので、思わず立ち止まってしまいました。その素敵なショーウィンドウには、花々祭というネーミングが付けられていました。桜を意識したものでしょう。花をモチーフに春の訪れを告げ、新鮮な装いを丁寧に演出しているところは、流石だと唸りました。思いがけずシャツやネクタイが欲しくなってしまいました。春ですね。感謝!
2014年04月02日
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今日は4月1日新年度の始まりです。エイプリル・フールでヨーロッパに行くと4月の魚なんていいますが、気持ちのよい春らしい素晴らしい天気です。元気を出していきましょう。ハイサイ!とは、沖縄のあいさつ言葉のひとつで、「おはよう」「こんにちわ」「こんばんわ」の替りに いつでも気軽に声をかけましょう、ハイサイ!とね。感謝!
2014年04月01日
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