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私の本は重たいと言っている彼女。My books are heavy.Mes livres sont lourds.Gli libiri sono pesanti.Buona settimana!
2014年10月31日
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今朝のニュースで「フィアット・クライスラー、フェラーリ分離・上場へ」と報じられました。なるほどやはり、という印象です。かつてフィアットが経営危機で苦しんでいたころより、フェラーリの上場話は立っては消え、消えては立っていたものですから、今になって特段驚くことではありません。しかし、今回ばかりは経営体制がこれまでと異なっており、肝心のフェラーリの社長もFCAの社長が兼任している体制ですので、フィアットの意向によって動いていることが明白です。また、フィアットがNYSEに上場した今、もうひとつの稼ぎ頭のフェラーリを別に上場させることは、それぞれ独立採算性を強化するということでもあり、狙い通り上手くいけば株主資本の最大化、もし上手くいかなければ倒産も止む無し、というドライな関係になるということです。さらに裏側を邪推すると、つい先日まで23年間もの間フェラーリ再建に成功したルーカ・コルデロ・ディ・モンテツェーモロ会長がF1レースの成績不振を理由に解任されたことは、裏返して考えれば、これまでフェラーリのF1活動にフィアットが相当程度以上の支援をしていたと推測され、フィアットが上場したことにより、会計のガラス張り化が求められた訳ですから、それを推し進めて今後は独立採算制とF1も会計のガラス張り化が求められるということになります。ということは、風が吹けば桶屋が影響を受けますので、歴代最古参チームの21世紀化に伴い、F1の世界も今後は変化をせざるを得なくなるでしょう。20世紀から綿々と続いてきたヨーロッパ世界独特のカルチャーは2014年をもって終わることになったわけです。感謝!
2014年10月30日
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少し前になりますが、ヱビスビールに青い色のパッケージが登場しました。エビス・ロイヤル・セレクションという名前が付けられたもので、コンビニ限定&期間限定販売だったそうです。ヱビスビールといえば、昨年秋あたりから積極的なバリエーション展開を見せており、赤い缶やら白い缶やらフランス料理のシェフの名前を付けたものやら、それぞれまあまあ同一のクオリティレベルで横展開をしていて楽しかったのですが、ところがこの青いヱビスは一頭抜きん出て美味しく驚きました。五種の厳選麦芽の奥深いコクと説明されていますけれども、少なくとも一種類は焦がした麦芽が使われていることは間違いなく、残りの4種類も香りだったり甘味だったり、どれか一つ尖ることなく、バランスよくボリュームたっぷりな麦汁ができていたことが想像できます。ちょっとネットで調べてみたら、某客船内限定で提供されていたものだそうで、それのせいか限定流通・限定期間での販売だったのでしょうか。できれば通年で販売してくれないかと思ったのですが、コンビニのように流通を限定せねば価格競争に巻き込まれ、コンビニに並び続けるには販売数量が稼げない高級品だということではないかと思います。サッポロ・ビールさんには海の上だけでなく、陸の上でも流通限定で提供してくれないかなと思います。ガーデンプレイスだけとかどうでしょう?感謝!
2014年10月29日
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大相撲の力士番付をもじって、いろいろなもので番付表をこしらえていたりして、見ると楽しいものですが、温泉の番付表ならぬ一覧表も見ていて楽しく「今度は何処へ行こうかな」などと思うものです。これも以前から非常に興味があって、どこかで売られていたら一枚欲しいななどと思っていたものなのですが、なかなか見られるものではなく、また買っても仕舞い込んで二度と見そうもなく(笑)、眺めるからこそ良いものです。また見たければこの場所へ来るのが正解というものでしょう。よく診ると横綱がありません。横綱は頂点に立つもので平易に言えば一番というわけですが、一番を決めてしまうと他所からクレームがつくとこうことも予想されますから、初めから横綱を書かないあたりは製作者の気遣いというものではないでしょうか。それにしても、東の方の大関一枚目は上州草津の湯で、西の方の大関一枚目は播州有馬の湯だそうです。両方ともまだ行ったことがありませんので、ぜひとも行きたいですね。ちなみに、箱根の湯本は前頭11枚目です。まだまだ上に上がる余地があるようで、とはいっても西も東も関係なく何処でも行きたくなるのが、この番付表ならぬ一覧表の面白さですね!感謝!
2014年10月28日
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湯本の駅から奥箱根へは路線バスが運行されているのですが、これだけ著名な観光地ですので、30分に1本の路線バスではキャパが足りません。一大観光地になると、自家用車やバスはもちろんのこと、鉄道やタクシーなどでもやってきますので、施設直行のバスもあれば、各温泉施設が共同で運行するバスもあって賑やかです。泊りの場合はパーソナルな手段がいいですが、ちょっと来てちょっと帰る日帰りの場合には、温泉組合の貸切バスなんてのもいいですね。といいますか、こんなに近くにいながら温泉組合がバスを走らせているなんて知りませんでした。で、このバスがすごいんです。なにがすごいって運転が!奥箱根に向かう道は、いわゆる旧街道というところで天下の険で有名な一本道ですが、温泉旅館が立ち並ぶ奥箱根まではクネクネの細い路地という感じなんですね。そこをベテランよろしく歩行者をかわしながらグングン踏んでいくので、ちょっとしたラリー・ドライヴィングなのです。むかしポルトガルのシントラという山の中の街へ出掛けて、対向車とすれ違いできない狭い道を転がす大型路線バスに乗ってビックリしたことがありますが、それに匹敵するラリーっぷりです。さらに驚いたのが、運転手さんが女性だったことで、さぞ手慣れた道で庭同然なのでしょう。これなら多少ダイヤから遅れても回復運転もなんのそのではないかと思いました。ちょっと有意義なドライヴ体験ができて、楽しい温泉ツアーになること請け合いです。運賃は1回100円で路線バスの約半額ですから、ぜひ皆さまもお乗りになってみてください♪感謝!
2014年10月27日
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奥箱根にある温泉で、脱衣所(!)に面白いポスターが貼ってあって以前から気になっていたのですが、たまさか他に人がいなかったので、スマホでぱしゃり。ようやく記録することができました。見てご覧のとおり、「山うなぎ」と「川うなぎ」は分かりますが、それが一体何なのか、よく目を凝らさないと分かりません。しかし、その場では原則として全裸でいる訳ですから、全裸でポスターを覗き込むのは奇妙な光景になってしまい、ちょっと人目を憚れる状況ですので、なかなか実現しませんでした(笑)。それぞれの能書きを読むと、山うなぎは「山堀り野性自然薯入荷し始めました」。川うなぎは「備長炭焼 うな重始めました」とあって、食指をそそられる秀逸なポスターです。ここは日帰り施設で、いつもクルマでひょいと行ってしまいますので、こういう美味しいものを食べるのならと呑むことになりますので、結局食事をすることがないのですが、数年越しにようやく積年の疑問の中身が判明しましたので、ぜひ次に行くときにはチャレンジしてみたいと思います。そういえば、玄関のところにも「風 颯々 湯 蕩々」という外灯があって、これなども「風 颯々 水 冷々」を洒落たものだろうと思いますから、分かる通人だけ分かってくれたら嬉しいという遊び心ですね。そろそろ木枯らし吹いて晩秋がやってきます。次の山うなぎは紅葉と共にかな?感謝!
2014年10月24日
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本日10月23日は霜降(そうこう 霜が降りるほどに寒くなる日です。もちろん太陽暦と太陰暦ではカレンダーがズレますから、現代の10月23日と太陰暦の10月23日は、実際には別の日となりますが、季節を感じるに二十四節季は大切ですね。今日の東京は「暦通りかのように」寒い日となりました。さて、こうして暖かい日が去り、冬に向かっていくわけですが、商店の店頭にも秋を告げる商品が並んでいます。今年も発売されたストレートのトマトジュースもそのひとつ。業界最大手のカゴメとデルモンテが、意を競うようにフレッシュストーレート・トマトジュースを発売しましたので、さっそく買ってきてテストしてみました。両者とも今年採れた完熟トマトをストレートでしぼったことが売りとなっています。カゴメは100%、デルモンテは食塩が少しだけ入っているようです。ワインやウィスキーなどと同じように、香りを嗅いでから飲んで観たのですが、違いはほとんど分かりません。もちろん、デルモンテには塩が入っていますので、ごく若干塩味が効いていますけれども、それも本当にごく若干ですので、塩味がするというほど塩っぽくはありません。むしろ、塩が入っていることで味のバランスがいいとさえ思いますまら、それが目的なのでしょう。美味しいものをより美味しくということだろうと思います。ということで、トマトジュース秋場所の千秋楽は、見事な引き分けで終わりましたとさ♪めでたしめでたし。感謝!
2014年10月23日
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本日は脱力系で、ノンアルコール飲料です。モルト表記に見事に引っかかってしまってテストしました(笑)改めて読めば当たり前なのですが、モルト以前にアップルと書かれており、当然リンゴ味の炭酸飲料です。ただ、リンゴはジュースもそうですけれど、炭酸飲料だととくに後に引く感じに好き嫌いがあると思いますので、後に長く残る甘味を断ち切るために、同じような甘味がありながらも、後に引かずあっさりしている麦芽をスパイスとして採用したということでしょう。本来ならば、隠し味として表では語らないようなことでしょうが、マーケティング上の理由で特徴として謳った方がプラスという判断で、モルトという言葉が表に出てきたものだと思います。肝心の味の方ですが、私のように甘いものが苦手で、いつまでも口の中に甘味が残るのが気になるタイプには最高です。すっきりとした炭酸入りで爽やかに甘く後も引かないとなれば、ちょっと思い出したときには飲みたいな、と思ってしまいます。私は今回初めて飲みましたが、できれば長く売れ続ける商品に育っていってくれることを期待したいと思います。感謝!
2014年10月22日
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食べものも飲みものも同じだと思いますが、吊るしというかお仕着せの味ばかり食べていると、違う味覚を求めるようになりまして、それに飽きっぽい性格が加わると、取扱いの面倒な奴が生まれます。はい、私のことです(笑)。そうして、かれこれ6~7年くらい自分が飲みたいと思う味のウィスキーを作る(ブレンドする)とかいう、もう殆どアホな趣味をもっていまして、どの世界でもよく言われるビギナーズ・ラックで一番最初やその次くらいは出来たのですが、少し物事が分かってくると、プロが言うように、ただレシピ通り混ぜたって決して美味いものは作れないことに気づくようになります。そうして5まで進んだあと、暫くぶりだと思って調べてみたら、なんと5年ぶりでした。No.6です。あるとき、思い立ってニッカの余市とメルシャンの軽井沢を混ぜて飲みたくなったのですが、余市はヘヴィ・ピーテッドのホッグズヘッド20年、軽井沢はゴールデン・プロミスのシェリー樽20年ですから、どちらかといえば正反対の方向を向いた2つ(だけ!)を混ぜてみようという、清水の舞台から飛び降りるような試みです。最初に頭の中にあったイメージから、軽井沢4:余市6でブレンドしてみましたら、かなり余市のピートが強く軽井沢がグレーン原酒のように感じられてしまって失敗。2回目は5:5で混ぜてみましたら、今度はシェリーが強く余市が霞んでしまうくらいシェリーシェリーなウィスキーになってしまいました。そこで、3回目に両者の中間を取り、軽井沢45%:余市55%でブレンドしてみたら、非常に香り高く熟成感も豊かで、いわゆる「芳醇」というポイントを見つけることができました!おそらくは1%刻みでチューニングしていくと、この両者のベストマッチのポイントが見つかると思います。ただ、両者ともシングルカスク原酒ですので、アルコール度は60度くらいあり、フルに3杯飲んで酔いが回りましたので、この日はこれでお開きということにして。ベストマッチは、またそのうちということになりました♪My Whisky No.6メルシャン軽井沢20yo 樽番号2321 45%ニッカ余市20yo 樽番号121910 55%感謝!
2014年10月21日
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サントリーがコアなウィスキー・ファン(マニア?)向けに提供している樽買いのサービスが、オーナーズ・カスクと呼ばれるもの。山崎蒸溜所と白州蒸溜所のお好きなウィスキーが樽で購入できます。価格は150万円とか。当初は100万円未満だったのですが、ウィスキーブームの高まりとともに価格も上昇基調にあり、そのうち200万円になるのではないでしょうか。バットかシェリー樽ならアリだと思いますが、バレルやホッグズヘッドではどうでしょう。買ったはいいですが、その後数百本のボトルをどうするか?という話になりますから、蔵をもつお金持ちか流通をもつ業者か、あるいはチェーン店の呑み屋などに限られてしまうのではないでしょうか。私の価格感からすると、正直なところ高いと思っています。さて、そんな下世話な話はどうでもよいとして、チルフィルター処理前の白州が飲みたかったのでオーダーしたのですが、これまた若干イメージとは異なりました。写真背景に写っている能書きを転記すると「スコットランドの精麦メーカー(筆者注:ディアジオ・ポートエレンか?)に特注した『ヘビリー・ピーテッド麦芽』を使用したと思う結構ピーティーなタイプ。アイラ党はぜひお試し下さい。」とあり、大雑把な印象としては、同じくヘヴィ・ピーテッドのカリラに近いです。それこそカリラが大雑把なウィスキーになってきているので、こちらの方が洗練度が高く、カリラだと思って飲めば美味しいでしょう。白州だと思って飲むと明確に「違う」ということになりそうです。10年ホッグズヘッド熟成の62度。ピーティで荒っぽい白州を珍しいといって好む、個性を楽しみたい人向けだと思います。感謝!
2014年10月20日
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秋の夜長を感じるにはまだ少し早いけれども、今月から始まったNHKの「マッサン」のおかげか、僕の周囲はウィスキー・ブーム到来の様相です。今回の連続テレビ小説で面白いのは、このシリーズは「若い女の子がさまざまな艱難辛苦を乗り越えて成長する物語」なのにも拘らず、もちろんエリーという女性が主役とはいえ、伴侶である政春が主人公となっている、いわば脱線路線にあります(笑)視聴者にそういう可笑しさを感じさせないのは、脚本も演出もキャスティングも、もちろん俳優さんの演技も素晴らしく、あっという間に感情移入してしまって楽しんでいるからに他ならないのですが、当方は竹鶴政孝の人生物語だと思って観ているため、興味関心は幸か不幸かウィスキーのことばかりです。とはいっても、ブームにはあまり関心がなく、いま目の前の一杯が美味しければそれでOKですので、飲みたいものを飲んで美味しければハッピーという能天気ぶりでおります。さて、今回は1989年のハイランド・パーク。「ウィスキーがお好きでしょ」という石川さゆりさんが流れてくるような気分のときにはハイランド・パークが間違いないのですが、今回はそれよりも1989年の方が大切です。なんといっても1989年はウィスキーだけでなく、ワインもクルマも経済も何もかも良かった年ですので、そのヴィンテージが目の前にあるというのは、何かの幸運を感じられずにはいられません。しかも、信濃屋さんが樽買いしてボトリングしたINSTRU-MENTAL SOLO SELECTIONと呼ばれる、いわゆる楽器シリーズの一本。昔懐かしいといえば爺臭くなりますが、素材の品質と作りの良さが熟成を経てマリッジする、往年のウィスキーの味わいが残っていて微笑ましいです。19年熟成で、アルコールは55.6度。幸いなことに、まだあちらこちらのBARで見かけることがありますので、「間違いないのが欲しい方」も「芸の肥やしに勉強します」というプロも、間口広く優しいいつものハイランド・パークでした。やっぱり秋の夜長はこれかな、と思います。感謝!
2014年10月17日
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ローズバンク、リトルミルのローランド・メロウからエントリーしたので、次は何にしようかと思いを巡らして、もう少し塩っぽいものがよいということで、色々と探してもらったのですが、イメージ通りのものがなく、スプリングバンクに落ち着きました。モルトウィスキーの本場はスコットランドですが、当地の人は個性の強い、ハッキリとした味わいが好みで、日本人ほど味覚は繊細ではありません。少々乱暴な例えでいうと、日本人がボクシングを好むとすれば、スコットランド人はプロレスが好みです。そういう意味で、このスプリングバンクのシングルカスクは、ちょっとらしくないというか、バッティングして作られるオフィシャルのボトルとそんなに大きく違わない個性の持ち主でした。しかし、私がイメージした「もう少し塩っぽい」というのは、例えばフィッシュ・アンド・チップスの塩鱈のような海の塩っぽさでしたので、いささか役不足。キングズバリー社が胸を張ってラベルに印字した「ゴールドで、海、シルク、塩、甘味、長く、美しい」というテイスティング・ノートは、若干的外れだったことを告白しなければなりません。ただし、予断なく楽しむには素晴らしいウィスキーと言ってよく、オフィシャルのスプリングバンクを卒業するくらいお飲みの方には最適の、囲炉裏で炙った烏賊でもなめながら飲むには最高のウィスキーです。こういう一見穏やかでも、その実深い味わいを残しているウィスキーがあることにこそ、本場の底力を見せられたような気がしました。感謝!
2014年10月16日
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ローズバンクに続いてローランドの一本。信濃屋さんの楽器シリーズです。ローランドの蒸溜所といえば数えるほどしかなく、アイラ島よりも少なかったりするわけですが、これまでもっぱらローズバンクばかりを追いかけ、オーヘントッシャンはアレなので、このリトルミルを飲むのは、なんと初めて(だったか?2度目だったか?)でした。このスコットランド最古と言われる蒸留所ですが、残念ながら1994年に操業を休止しており、現在では蒸留設備も取り外されて、建物も売却されたとのことですから、もう復活の見込みはないでしょう。同じように希少なウィスキーということになりますが、ローランドでウィスキーが作られなくなりつつあるのは、何故なのでしょうか。グラスゴーやエディンバラといった大都市に近く、流通も便利な土地にも拘らず、日本でいう山崎と同じように順風満帆とならないのは、そのメロウな特徴をして市場に通じず、市場でもてはやされるのは、もっぱらピーティだったり、シェリーだったりするものだからなのでしょうか。だとしたら、それは重大な資産の損失であり、多様性というモルトウィスキーの胆力を失う大事件ということになります。このリトルミルをみると、ローズバンク同様もはやオフィシャルは幻となってきて、ごく限られたボトラーズのみご縁があれば、ということになってきました。限られたご縁に感謝しつつ、ありがたく味わうことにいたしました。250本のうちの1本でアルコール度は55.1度でした。感謝!
2014年10月15日
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クライスラーを合併したフィアットの企業連合、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が10月13日米ニューヨークのNYSEへ株式を上場しました。イタリアでイタリアと呼ばれながらも、欧州ではドイツの強豪メーカの前に弱小自動車メーカだったフィアットが、リーマン・ショック時のクライスラー救済から規模の経済を得て、いよいよグローバル自動車メーカとして名乗りを上げた形です。過去数十年に亘る、フィアットの経営危機を知っている人々からすれば、絶世の感があり感慨深く、他方でいろいろと複雑な感情も生まれる出来事となりました。まずは、上場した企業連合の本社は親会社の本拠地イタリア・トリノではなく、子会社の本拠地デトロイトでもなく、オランダであること。株式を上場したのも、イタリアはなく、新本拠地のオランダでもなく、米ニューヨークであること。これらの2点からしても、グローバル企業として全世界を市場に資本の論理を最大限に活かして、今後企業活動を行っていくことが透けて見えます。もっと複雑なのは、この企業連合下に並ぶ自動車ブランドでしょう。フィアット下には、フィアット、アウトビアンキ、アルファロメオ、フェラーリ、マセラティ、ランチアが並び、クライスラー下には、クライスラー、ジープ、ダッジ、モーパーのブランドが並びます。いくら世界で販売するとしても、自動車に乗るのは人間一種類だけですから、各市場での認知拡大と販売拡大との掛け算で相乗効果の見込めるものには積極投資、見込めないものは統合や消滅が予想されるというものです。前者として考えられるのは、フィアット、アルファロメオ、フェラーリ、マセラティ、クライスラー、ジープ、ダッジであり、後者として考えられるのは、アウトビアンキ、ランチア、モーパーです。一方、自動車を製造するメーカとして考えた場合、VWやトヨタといったグローバル・ビッグ・プレーヤーは既にフロアとエンジンと周辺部品の統合化が進んでおり、ひとつのフロアから8~10車種作り出すことも当たり前になりました。この点FCAに関しては、2~3周ほど開発競争から遅れを取っており、欧州と米大陸とでは補完車種の相互供給程度しか行われていません。今回の上場は、ここでの資金調達を元に、相互開発・生産を一段と進め、モジュラー型の自動車製造競争に参画することになるでしょう。この開発生産の合理化とブランドの合理化を進めていったときに、どのような姿になるのか?というところが最大の焦点になりますが、例えばVWグループを手本とするならば、フェラーリを頂点にフィアットとクライスラーまで並べるラインナップが予想できます。他方、既存ブランドの販売力を最大限に活かそうとするならば、フェラーリはポルシェのように1万台売り、フィアットとクライスラーは合わせて数百万台売り、マセラティとダッジで数十万台売り、スポーティ・カーとして中途半端なアルファロメオは売却?ということも予想の範囲内となるでしょう。もしフェラーリが1万台売れれば、その販売価格から莫大な利益をもたらしますが、アウトビアンキ、ランチア、モーパーが1万台売れても利益はありません。これらはどこかに消滅してしまうかもしれません。要するに何が言いたいかといえば、金融危機後にフィアットがクライスラーを救済したのも事件ならば、今回の株式上場も同じくらいインパクトのある事件だということです。先週までのフィアットと今週からのフィアットは、見た目も中身も似ていますが、今後進む先ははっきりと違うということが分かります。もっとはっきり言えることは、我々がこれまで知っていた会社ではなくなるということでしょう。
2014年10月14日
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ローランドの至宝ローズバンク。惜しまれつつも道路計画策定の影響により1993年に閉鎖。もう20年以上前になるのですね。当時は、花と動物シリーズの人気が高騰し、その後ときどきロットが本邦に入ってきて、心あるモルト・バーが割当分をストックする、という状況が続きましたが、もうそろそろそういったこともなくなり、ごくごく限られた入荷を争奪するような状況だそうです。ちなみに現在では1本5万円になっているとか。閉鎖した蒸溜所ですから、もともと残された在庫を手に入れる段階で争奪戦が起こることは想像に難くないわけですけれども、折りからの全世界的金融緩和によるグローバル・インフレ経済の環境では、その価格にプレミアムがついているようです。ローランドのモルト・ウィスキーは3回蒸溜が特徴ですが、一般的なウィスキー蒸溜に比べて1回多い蒸溜回数によって、より高度に洗練された風味と早期熟成の軽やかな華やかさとが魅力となって、またバラの丘という魅力的な地名も相乗しているに違いありませんが、それはアイラやシェリー樽が脚光を浴びるモルト界にあって月見草のような魅力を湛えていたと思います。こういう一見地味なウィスキーですが、いわゆる通という御仁は事情をよくご存知ですから、これからますます希少になるでしょう。残りの人生で、あと何回飲めるかと思わずにはいられませんが、諸行無常で飲めば消えてなくなるからこそ酒だとも言えるかもしれません。感謝しかありません。
2014年10月10日
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1988年4月蒸溜、2006年9月瓶詰めのラフロイグ18年物。先日まで書いていたシリーズの最後の酉を飾るアイラモルトだったのですが、細かいディーテイルは忘却の彼方となってきております。ご期待いただいた諸兄には、本当に申し訳ないです。しかし最後の酉と書くくらいですから、非常に良い印象をもった記憶がありまして、18年物という微妙な年数に比してバランスのよい熟成度だったと記憶しています。ラベルをみると6か月間ラムカスクでマリッジさせてフィニッシュとあり、それが奏功してラフロイグの尖がったピートとバニラを中和させる効果があったのではなかったかと思いました。決して珍しいものではなく、アイラ島南岸の3蒸溜所こそモルトのドン・ペリニョンと確信する皆さまには、白とロゼくらいの違いがあると言ってよいでしょう。もし見つけることがありましたら、ぜひお試しください。アルコール度は50度でした。感謝!
2014年10月09日
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私は毎日人生をカウントダウンしています。人生80年と言われますので、80歳の誕生日を基準日として、残りの日数は何日かという考え方です。この考え方で計算すると、私の残りの人生はあと14000日となりました。年数で考えれば長いですが、日数で考えれば短いと感じます。諸行無常です。この日数の管理を、オリジナルの手帳を用いることで行っておりまして、毎日新しい日を新しい言葉で迎えつつ減っていく数字を眺めてもいます。この増える喜びと失う悲しみとが同居しているものが人生かなと思うようになりました。両者をできるだけ沢山感じることが生きる豊かさであり他方切なさでもあり、一方でバランスも重要ということでしょう。限界を設けることだけは行わないと決めて、許された時間を生き切ることが大切だと思います。色々と思うところはありますが、暗黙知に留めておくことで噛み締めるのも、また大切なことでしょう。感謝!
2014年10月08日
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F1日本グランプリが行われて、メルセデスチームが1-2Winを決め、チャンピオンシップが佳境を迎えてきました。が、各方面で報道された通り、今回の日本グランプリは1976年に富士で開催されたF1世界選手権イン・ジャパンを髣髴とさせる悪天候に加え、翌年発生した大事故を想起させる戦慄ともいえるレース事故が発生して、マルーシャ・チームのジュール・ビアンキ選手が四日市市にある三重県立総合医療センターに搬送される事態となりました(レースは赤旗中断後44週目をもって終了)。テレビ放送では事故の映像は放映されず、その後も非公開とされていたようですが、一般観客がネットにアップロードした映像が流通しています。F1の動画に関する著作権はFOAが権利を留保しており、法的に根拠をもって削除を要請しているようですが、いわゆるイタチごっこの状態です。そもそもの現場となったザウバー・チームのエイドリアン・スーティル選手は、ビアンキ選手が事故現場手前でスピンして突っ込んできたと証言していますので、ここで調査中の事故原因に触れることは避けるべきとして、タイヤバリアの内側にクレーン車が入っており、当該車両との接触によって事故の被害が大きくなってしまったと思われます。ビアンキ選手は「びまん性軸索損傷」と診断され、重篤だが安定した状態と報道されました。モータースポーツは、車両がいくら軽いとはいえ高速度で移動する物体を扱う競技ですので、オウンリスクを前提としているにせよ、事故防止にできる措置がまだまだ沢山あることを示唆しているものとして、謙虚に対応できる対策はすべて対処することが必要でしょう。折りから、今年の車両ルール改正等もあって観客、TV視聴者等も減少傾向が顕著になっていますので、しっかりとした対応こそが、グローバルなスポーツとして人気を回復する王道だろうと思います。最後になりますが、事故で負傷したジュール・ビアンキ選手の早期の回復をお祈り申しあげます。Bon courages Jules !!
2014年10月07日
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たまたま南武線を利用する機会がありましたら、駅に新型電車が投入されるポスターが掲示されていました。南武線は、旧南部鉄道が国鉄に接収された歴史的経緯がありますが、そのせいかどうなのか、始点で接続する東海道本線や終点で接続する中央本線に比べ、冷遇といっても差し支えないような格差があることは、今でも目に見えて分かります。新型電車が導入されることは、鉄道にとってニュースに特筆される事項ですが、このことによって期待されることは、座席の7人掛けが守られることと、ボディ拡大によるドア部の定員増化によって、実質1.1割の輸送力増加です。ただ、東急東横線や横須賀線に接続する武蔵小杉とその周辺の開発ピッチという、南武線を取り巻く環境変化に対して必要かつ十分なイノベーションであるかといえば、時期は遅く規模も小さいという評価になるのではないでしょうか。歴史的経緯から路線のキャパシティの問題も目に見える現状ですが、JR路線にしてはイレギュラーな6両編成を増結することによる混雑緩和とか、運行本数の増加によるサービス向上とか、費用対効果を見込みつつ、収益性をも向上させる施策はあろうかと思います。首都圏ネットワークを構成するから、という消極的な理由ではなく、10年程度の長期収支をベースとした特甲線としての設備投資をぜひ路面強化から行っていただき、7両編成+5分間隔運転をお願いしたいと思い、まずは初めの一手として新型電車導入のお慶びを申し上げます。
2014年10月06日
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ボウモアらしいボウモアってなんだろう?例えば、マッカランなどは時代によって味わいが大きくことなるから、あれだけの巨大ブランドになると、どの時代が一番美味しいという議論が自然発生する。それと同じ理屈が、このボウモアにも当てはまるのではないか。今では誰でも知るところとなっているけれども、モリソン=ボウモア・ディスティルリーはサントリーの子会社だ。聞くところによれば、サントリー傘下となったときに、かなりの生産管理技術が導入されたらしい。味わいが変わったのが同時期であったことで首肯できるだろう。その味わいの変化が良いか悪いかは人の好みの問題である。だから、ボウモアらしいボウモアとは、人によって違う味わいを意味することとなり、BARのように仕入れた商品を提供するだけのサービスの場合、顧客の趣味趣向に合わせるのは大変で、とりわけ日本人にはアイラ好き、ボウモア・ファンが沢山いるので本当に神経をすり減らすようなことになる。それでも、こうして色々なボウモアがボトラーズでリリースされるというのは、素人のクレームというリスクを乗り越えてなお、市場性が高いからだろう。私にとってのボウモアとは、恐ろしいことにかれこれ20年近く前のボウモアで、フロアモルティングのピーテッド麦芽に、バーボン・ホッグズヘッドをリッチに使いつつも、シェリー樽原酒を隠し味程度に混ぜ、全体として田舎家の囲炉裏の前にでも佇んで、たき火を眺めているような味である。大変ありがたいことに、今回のボトルはそのイメージにとても近かった。つくづくウィスキーとはご縁だと思う。感謝!
2014年10月03日
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これまた難読蒸溜所のひとつですね。グレン・ギリーと読みます。あるハイランドのウィスキーを頼んだのですが、残念ながら在庫がなかったので、じゃあ別のものをと言ってお願いした1本です。豊かに干し草の風味が広がり、モルトの甘味、ローズの香り、そういえばローズともリリーともつかない、いわゆる花の蜜のテイストが流れるように味わえる「美味しい」という感想が思わずもれてしまうウィスキーでした。個人的には、もう少し辛いか、もう少しメロウか、どちらかに振った個性が好みですが、例えばふだんスペイサイドのウィスキーを好んでお飲みの方でしたら、ちょっと違った風合いのお酒、ということで楽しいのではないでしょうか。一応ラベルのスペックを転記しておくと、1990年10月24日蒸溜、2013年10月4日瓶詰めの22年物。リフィル・シェリー・ホッグズヘッドとあります。色、フィルタリングの処理をしていないため、樽内堆積物の小さな形跡が混ざっている可能性ありと、親切に書かれているのは時代でしょうか。アルコール度は58度でした。感謝!
2014年10月02日
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記念の書籍が多数発刊され、新聞やTVニュースなどでも取り上げられていますが、本日10月1日は東海道新幹線の開業日だそうで今年で50周年とのことです。なにしろ、東海道新幹線の沿線で育ったものですから、ガキの頃から色々と庭というか、遊び場の範囲を白と青の電車が走っていたわけです。とはいえ、駅と駅のちょうど中間あたりに住むということは、いざ新幹線に乗るにはどちらの駅にしたとしても1時間くらいの時間はかかるもので、そう易々と乗ることはありませんでした。そうすると、乗ったり乗らなかったりの付き合いだったということになりますでしょうか。憶えている一番古い記憶は、もちろん新幹線を見に行ったことで、叔父鬼のチャリンコの後ろに乗ってサイクリングというところだと思います。次は、なんと博多から東京までの弾丸6時間45分が、小学校の1年だか2年だかのとき。折りからのブルートレイン・ブームで親父にせがみ、行きは「寝台特急あさかぜ」に乗り、終着博多でトイレと駅弁購入だけの見学・観光皆無でとんぼ返り。帰りはその日の夜遅くという、とんでもない行程でしたが、今思えば無理をして連れて行ってくれたのだろうと思います。感謝しないとですね。その後は、もう中学校の修学旅行。さらにその後は高校生の夏休みに青春18きっぷで出掛け、帰りの東海道線が台風による強風の影響で根府川鉄橋で通行止め。その時点では、動きそうな気配のアナウンスだったので熱海まで来ましたが着いてみれば全然ダメ。青春18なら沼津から御殿場線もできたのに、仕方なく熱海ー小田原の1区間だけ別料金を払って乗車。時間は変わらず、という痛い経験もしております。さらにさらにその後は、高校の修学旅行を見送って乗車しなかった伝説事件があり、そういうあれこれを経て成人したわけです。先日、久しぶりに乗りましたら、驚いたことに700系の電車はすれ違い時の風圧がよく抑えられており、快適性能の向上に目を見張りました。このあたりは台車とダンパーの走り装置の進歩でしょう。素晴らしいです。もっぱら時代はリニアモーターカーに世間の注目が移りつつありますが、リニア新幹線開業後には、実家近くに駅ができることを期待しております。この度はおめでとうございました。感謝!
2014年10月01日
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