香りのするワイン

香りのするワインはいいワインだと思います。

大きなグラスに注いだ良い香りのするピノは中～々口の中に入りません。

ビールの最初の一パイのノド越しのようで、...一度液体を口に含むと、もうこの最初の香り遊びは出来ません。

ボトルの首の辺りのせまっくるしいところに閉じ込められた液体が広口の大きなグラスに注がれたということは、何年も土の中で生きてきたミンミンゼミの羽化に似ています。

液体を揺すりながら、鼻腔よりグラスに溜まった気体を吸い込みます。２、３回吸い込んだら、１回ぐらい空気を吐きましょう。やり方は、ネットで「ラマーズ法」を検索してみてください。

色が濃く、すみれ＜カシスという感じ。おフランスでもかりフォルニアでもない、オーストラリアのピノ。イチゴもキノコもありやせん。夜中にそっとシラーズを５パーぐらい混ぜてるんじゃナカロウカて感じ。ちょっとユーカリぽいので、コアラのマーチに合わせます。

酸素ばっちりのそこそこハヤノミですが、ボディがしっかりしてるので熟成させたい。08買っとくか？。でも、どんどん若いうちに飲んじゃうだろね。

逆にこういうキュベはビンテが変わった時に若すぎて大暴れしてる若蔵にも注意しましょ。

ちょっと冷やすと良いなんてこと無いと思います。蓋開いて20度近くまで上がって羽開きます。

おいしいくせに安いワインなので、レストランでぼったくられないようにねー。

（ピノでぼったくるならこれだぜー）