辛いわ義理母のお言葉

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2007年11月27日

カテゴリ：国際結婚

嫁と姑

このブログを放置していた２ヶ月間、様々な出来事が私を襲った。
書きたいことを書いてすっきりしたかったけど、とにかく
忙しくてそれどころじゃなかったけど。

まず、義理母＆その夫のハワイ来訪２週間。
このくそ忙しいときに２週間も？と不安だったけど、
とにかく家のダンナが全部やる（観光、食事、ＥＴＣ）というから
ＯＫした。

義理母は私にいつも優しいし、私が何かダンナの愚痴を言っても
決して彼側に立たず、いつも私側に立ってアドバイスをくれる人。

頭の良い女性なんだと思う。

＜そして義理母達到着＞

ダンナがいきなり休みが取れないと言ってきた。
毎日残業が続く＋４日間の出張だと。

その頃の私の生活と言えば荒れていた。
来年受かるはずだったのに、今年幸運にも入れてもらえたのは
ラッキーだったけれど、その分まだ取っていないクラスが他にもあって
結局数えたら７クラスも取らなきゃいけない状態だった。

無理かも、、、と思ったけどやっぱり崩れてきた。

私のは普通に授業を一日数時間取って終わりじゃなくて、長～いラボがある。
クラスが終わっても残って勉強と一日が長くて

日に日に顔がやつれていくのが目に見えた。
そして夕方の渋滞を避けて図書館で勉強して家に夜８時～１０時の間に帰り
それから翌朝まであと何時間眠れるかを指折り数えながら勉強。

朝は５時におきて６時に出る。
ハワイの朝は大渋滞で８時半の授業に間に合う為には

一日の平均睡眠は４時間で、子どもの顔も寝顔しか見れなかった。
食事もまともにとらなかったから、体重が急激に減って過去最高記録。

スリムというよりは“やせこけた”“老けた”という言葉が
ぴったりだった。
実際、自分の顔を鏡を見るたびにがっくりきてた。
５歳は完全に老け顔になったと自覚したから。

寝不足が悪化してくると今までぷっくりとしていた私のまぶたが
だんだんと弾力を失い、くぼみができたような感じになり、
「この鏡の中のオババはいったい誰？」状態。

おまけにダンナの出張で、子どもはお手伝いさん任せ。
（お手伝いさんと言っても家はお金持ちじゃありませんがどうしても必要でした）
先生から、息子の態度が最近急に悪くなったとも言われた。
以前は毎朝私が学校まで送って、「今日も先生の言うことをきちんと
聞くのよ」とか話をしていたのに、そんなこともなくなったことが
原因だったと思う。

そうするうちに心臓の動きがなんかおかしいと思って病院に行ったら
「ストレスからくる不整脈」だった。
幸い、心臓病ではなかったからよかったけど。

こうして少しづつ平穏だった家庭は崩れていったの。

話は戻って、そんな荒れ果てた息子の家庭を目の当たりにした
義母は私の前で耐え切れず泣いたの。

それも夜中の３時までしゃべり続けて。
私は５時おきで、次の日はテストだから勉強中だったけど。

それでもその時はてっきり私の辛い生活、体のことを考えてくれてるからだー
って、ポジティブ思考の私は一緒に義理母と号泣した。
だって、私も本当は辛かったから、ピーンと張り詰めていた糸が切れたんだと思う。

「私の母だって、きっと貴方と同じ事を言うと思うわ、ありがとう～」
「でも、母には心配をかけたくないから言えないから意見してくれる
貴方にとても感謝よ～～」って義理母に抱きついて泣いた。

後から落ち着いて考えると、義理母は愛する孫と息子が私に放置されてるから
辛かったんだと思う。

事実、放置状態だったし。

言われたことを後から思い返してみると、ちょっと矛盾してた。
そこまで究極の選択を与えることはないでしょ、私の痛いとこ突きすぎ
って感じで。たとえば、一番ぐさりと私の胸に刺さった言葉は、

「貴方は死ぬときに彼女は良い母親だった、妻だったって家族や友人達に
言われて死にたいの？それとも、良い○○○（私の目指す職業）だったって
言われて死にたいの？　どちらを選ぶの？」

その時の私は「良い母親、妻だって言われて死にたいわ～～」
と号泣だったけど、まだ殺さないでよ、
まだまだ死なないから“良い妻＆母親”を取り戻せる時間はあるはずだから。

その後、義理母に夜中の３時まで繰り返し言われたことは

「私は子どものためにお金を遣ってきたわ」　

「子どもの人生の方が長い」

「何年のキャリアが貴方に残っているというの？　
これから子どもの一番大切な時期なのに」

義理母の言うことはもっともだったけど、
後から思い返すと人生半分も生きた私の教育に息子の稼いだお金を遣わないで
未来のある子どもに使えよーって事ですよね。

でも、私としてはまだ「半分も」じゃなくて「半分しか生きてないし
、残りの半分もまだかなり長い」
というポジティブ思考だったからここまで頑張ってこれたと思う。

それで私がなぜ主婦業放置で勉強してるかの理由を話したとき、
ものすごい「失言」を彼女にしてしまった。
すっかり彼女が家の夫の母親だと忘れていたかのように。

「アメリカじゃ、離婚は珍しくないでしょ。
立場の弱い外国人の私としてはこの国で生きていくための英語と職業を
夫がいるうちにしっかり身につけて、離婚とかどんな状況になってもちゃんと
生活していけるだけの強さを持っていたいのね。」って、

まるで
女友達に話すかのごとく言ってしまったの

当たり前だけど、義理母にしてみれば息子は離婚した時のために
嫁の高い学費を支払っているということになるから

「そのことを息子は知っているの？」 と顔色を変えた。

そこで凝りもせずに言ってしまった。

「もちろんよ、私は貴方の息子に言ったわ。
私がお金もない弱弱しい外国人妻だから決して離婚されるわけないと
思って好き勝手なことしたり、偉そうな態度を取ったら
捨てられるのは自分の方だって思いなさいよ。
私が大学を卒業してお金を稼ぐまでよ、
貴方がせいぜい偉そうな口を私に聞けるのって。」

・・・・・

義理母、もう開いた口ふさがらない状態。

実際はこの台詞はダンナと喧嘩したときに言っちゃったことだった
んだけど、（君のどこが弱弱しい外国人なんだとダンナに言い返された）
本当のことだもの。
強いアメリカ人女性の義理母には外国人嫁の気持ちを
理解するのは難しいと思う。

この１２年間のアメリカ生活で、一体何人の立場の弱い外国人妻が
アメリカ人夫に離婚を言い渡されたり、浮気されたりして、
辛い目にあっているのを見たり、聞いたりしたことか。
彼女達にアメリカで即お金が稼げて子どもを育てる準備が
あれば悔しい思いをすることもなかったはず。

それにそれだけじゃなくて、この学費の高いアメリカで、
子どもの学費を稼ぐために私が保障された職業に就くことだって
計画のひとつ。

おまけにダンナが失業したら、誰が働くの？
お義母様が、私の代わりに働いて家族を養ってくださるわけ？

以上のことはもちろん言えなかったけれど。

でも、私にとってママ、妻、学生を優先順位に並べてみると、
１．ママ　２．妻　３．学生で、独身で自分のことだけやっていればいい
状態ではないのは事実だから、よく考えた結果、卒業を一年遅らせる
ペースで進めることにした。

義理母は帰った後に手紙に「市場は大学をこれからも続けるの？」と
書いてきたけれど、返事は「もちろんよ」と書くつもり。
でも、自分の事だけに突っ走りすぎていた私に立ち止まる機会を
与えてくれた義理母には感謝したいと思う。

最近、私の体重は元にもどり、まぶたも元通りぷっくりして４歳くらいは
元にもどったような気がする。
私がそんなこんなで落ち込んでいる時、お友達が、
「どんな状況でもいつも貴方の見方だから頑張って」
と言ってくれた。都合のいい時しか会わない私を理解してくれて
本当に嬉しかったです。

また時間を見て書きます。

その次は義理母滞在中に仕事を辞めてエムネムのボディガードなんぞを
やったというマントをひるがえす男（コンテンツに彼のこと書いてあります）が
突然家に来た。
それもダンナのクレジットカードでしっかり自分の航空券を買って。
（キ～～～ッ！またか）

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